JP5480968B2 - 移動通信システム、基地局及び移動通信方法 - Google Patents

移動通信システム、基地局及び移動通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、基地局が形成するセルに移動局が在圏するか否かを決定する入離圏受信レベルを制御する移動通信システム、基地局及び移動通信方法に関する。
従来、移動通信システムでは、移動局(ユーザ)から規則性なく発生する通信要求の内容に応じたサービス品質を確保する必要がある。そこで、移動通信事業者は、基地局の設置に際して、サービスエリアの大きさや、当該サービスエリア内で発生するトラフィックを予測した上で、基地局の設置場所や構成、基地局から送信される下り方向の共通制御チャネルの送信レベルなどの無線パラメータを、シミュレーションなどの手段を用いて設計することが一般的である。
また、このような基地局の設計においては、基地局が形成するセルに移動局が在圏するか否かの受信レベルとなる入離圏受信レベルが決定される。例えば、W−CDMAシステムの場合、移動局は、測定したRSCPが最高となるセルから報知されるQrxlevminに基づいて、測定したRSCPがQrxlevminよりを上回る場合、当該セルに在圏する。一方、当該セルに在圏後、定期的に測定するRSCPがQrxlevmin以下となった場合、移動局は、他のセルへの在圏を試みる。
さらに、近年では、上述したような移動通信事業者によって設置される公衆通信向けの基地局に加え、移動局のユーザが自宅などに設置する小型基地局(Home NodeB)が増加している。このような小型基地局では、公衆通信向けの基地局と比較してユーザが限定され、小セル化が図れるため、スループットの増大が期待できる(非特許文献1参照)。
3GPP TS 22.220, Service requirements for Home NodeBs (UMTS) and Home eNodeBs (LTE)
Home NodeBなどの小型基地局は、移動局のユーザなどによって自由に設置され得るため、上述したようなシミュレーションなどの手段を用いた基地局の設計は適用できず、小型基地局などが自律的に無線パラメータを設定するSelf Configurationが必要となる。
しかしながら、集合住宅などでは、小型基地局が密集して設置される可能性が高く、必ずしもユーザが設置した小型基地局が形成するセルに当該ユーザの移動局を在圏させることができず、他のセルに在圏してしまう可能性がある。この結果、移動局は、小型基地局によるスループットの増大のメリットを享受できなくなる。
そこで、本発明は、小型基地局によるスループットの増大のメリットを移動局が確実に享受し得る移動通信システム、基地局及び移動通信方法の提供を目的とする。
本発明の特徴は、基地局(例えば、基地局200)が形成するセルに、移動局(移動局300)が在圏するか否かを決定する入離圏受信レベル(Qrxlevmin)を制御する移動通信システムに係り、前記基地局のうち、前記移動局が在圏する基地局が形成するセルの周辺に位置する周辺セル(例えば、セル251)の無線通信状態を取得する取得部(無線情報取得部110)と、前記取得部による前記無線通信状態の取得結果に基づいて、前記入離圏受信レベルを決定するレベル決定部(入離圏受信レベル決定部130)とを備える。前記取得部は、前記周辺セルによって送信される無線チャネルの前記基地局における受信レベルを取得するとともに、前記周辺セルによって送信される前記無線チャネルの送信レベルとを取得し、前記レベル決定部は、前記周辺セルによって送信される無線チャネルの前記基地局における受信レベルのうち、最高の受信レベルと、前記最高の受信レベルの無線チャネルを送信する対象基地局における前記無線チャネルの送信レベルとに基づいて、前記基地局と前記対象基地局との推定距離を算出し、算出した前記推定距離に基づいて、前記基地局によって送信される無線チャネルの受信レベルと、前記対象基地局によって送信される無線チャネルの受信レベルとがほぼ同一となる受信レベル拮抗地点における前記無線チャネルの推定受信レベルを算出し、算出した前記推定受信レベルに基づいて、前記入離圏受信レベルを決定する。
上述した本発明の特徴において、前記レベル決定部は、前記基地局が送信する前記無線チャネルの送信レベルと、伝播損失式とに基づいて第1推定受信レベルを算出し、前記対象基地局が送信する前記無線チャネルの送信レベルと、伝播損失式とに基づいて第2推定受信レベルを算出し、前記第1推定受信レベルと前記第2推定受信レベルとが同一となるように、前記受信レベル拮抗地点を算出し、算出した前記第1推定受信レベルを前記入離圏受信レベルとして決定してもよい。
上述した本発明の特徴において、前記レベル決定部は、算出した前記第1推定受信レベルに第1のオフセット値を加算することによって、前記入離圏受信レベルを算出してもよい。
上述した本発明の特徴において、前記レベル決定部は、前記基地局によって送信される無線チャネルの受信レベルに第2のオフセット値を加算した補正受信レベルに基づいて、前記受信レベル拮抗地点における前記推定受信レベルを算出してもよい。
図1は、本発明の実施形態に係る移動通信システムの全体概略構成図である。 図2は、本発明の実施形態に係る無線制御装置100の機能ブロック構成図である。 図3は、本発明の実施形態に係る基地局200の機能ブロック構成図である。 図4は、入離圏受信レベルの決定に係る移動通信システム内でのシーケンスを示す図である。 図5は、無線制御装置100がデータベース500に格納されている受信レベルのデータに基づいて入離圏受信レベルを決定するフローを示す図である。 図6は、受信レベル及び送信レベルが格納されたデータベース500の一例を示す図である。 図7は、基地局200と基地局202とが送信する共通制御チャネル(無線チャネル)の受信レベルと距離の関係とを示す図である。
次に、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(1)移動通信システムの全体概略構成
図1は、本実施形態に係る移動通信システムの全体概略構成図である。具体的には、図1は、移動通信システムにおける代表的な無線アクセスネットワークの構成例を示す。
図1に示す移動通信システムは、W-CDMA方式に準拠しており、基地局200〜203は、無線制御装置100と通信可能に接続されている。無線制御装置100は、基地局200〜203に対し、当該基地局が移動局300と無線通信を実行するために必要な無線パラメータの割り当てや、その管理などを実行する。
特に、本実施形態に係る移動通信システムは、移動通信事業者または移動通信事業者が提供する通信サービスのユーザが設置する基地局(例えば、基地局200)が形成するセル(セル250)に、移動局300が在圏するか否かを決定する入離圏受信レベル(Qrxlevmin)を制御する。
基地局200及び基地局201は、移動通信事業者が提供する通信サービスのユーザが管理する小型基地局(Home eNodeB)である。基地局200及び基地局201は、当該ユーザが管理するLocal Area Network(LAN)に共に設置され、FTTHやADSLを提供するアクセス回線事業者ネットワーク20を介して、移動通信事業者ネットワーク10上に設けられた無線制御装置100と接続される。
移動通信事業者ネットワーク10とアクセス回線事業者ネットワーク20との境界には、Security Gateway(SGW)400が設置される。SGW400は、他の通信ネットワークからの不正なアクセスに対して、移動通信事業者ネットワーク10を保護するためにゲートウェイである。SGW400は、所定の認証手順によって正規と認められた移動通信事業者ネットワーク10へのアクセスのみを許可する。
本実施形態では、基地局200及び基地局201は、各々異なるユーザが所有しているものとする。このため、一方の基地局を管理するユーザの移動局は、他方の基地局に対する接続許可が与えられていない。一方、基地局202及び基地局203は、公衆通信向けの基地局であり、移動通信事業者ネットワーク10上に設置されている。移動通信事業者のユーザの移動局であれば、特に制限なく基地局202及び基地局203に接続することができる。
(2)無線制御装置100の機能ブロック構成
図2は、無線制御装置100の機能ブロック構成図である。図2に示すように、無線制御装置100は、無線情報取得部110、無線情報保持部120、入離圏受信レベル決定部130及び入離圏受信レベル通知部140を備える。
無線情報取得部110は、基地局200〜203のうち、移動局300が在圏する基地局(例えば、基地局200)が形成するセル(セル250)の周辺に位置する周辺セル(例えば、セル251)の無線通信状態を取得する。具体的には、無線情報取得部110は、周辺セルによって送信される無線チャネルの当該基地局における受信レベルを取得する。具体的には、無線情報取得部110は、複数の移動局300に対して共通に用いられる共通制御チャネルの当該基地局における受信レベルを取得する。
また、無線情報取得部110は、当該周辺セルによって送信される共通制御チャネルの送信レベルを取得する。なお、共通制御チャネルとしては、例えば、共通パイロットチャネル(CPICH)など、周辺セルにおいて受信可能な制御用のチャネルを用いることができる。
無線情報保持部120は、無線情報取得部110によって取得された周辺セル(基地局)の無線通信状態を示す情報(受信レベル)を保持する。具体的には、無線情報保持部120は、図6に示すデータベース500のような形式の情報を保持する。
入離圏受信レベル決定部130は、無線情報取得部110による無線通信状態の取得結果に基づいて、入離圏受信レベル(Qrxlevmin)を決定する。
具体的には、入離圏受信レベル決定部130は、無線情報取得部110によって取得された周辺セルの共通制御チャネルの受信レベル及び送信レベルに基づいて、特定の基地局(例えば、基地局200)と対象となる周辺の基地局(例えば、基地局202、以下、対象基地局という)との距離DA(推定距離)を算出する。また、入離圏受信レベル決定部130は、特定の基地局(基地局200)によって送信される共通制御チャネルの受信レベルと、対象基地局(基地局202)によって送信される共通制御チャネルの受信レベルとがほぼ同一となる受信レベル拮抗地点Pと、基地局200との距離DBを算出する。
入離圏受信レベル決定部130は、受信レベル拮抗地点Pにおける共通制御チャネルの推定受信レベルを算出し、算出した推定受信レベルに基づいて、入離圏受信レベルを決定する。なお、入離圏受信レベル決定部130の動作の詳細については、後述する。
入離圏受信レベル通知部140は、入離圏受信レベル決定部130において決定された入離圏受信レベルを該当する基地局(例えば、基地局200)に送信する。
(3)基地局200の機能ブロック構成
図3は、基地局200の機能ブロック構成図である。基地局200は、基地局200が形成するセルに、移動局300が在圏するか否かを決定する入離圏受信レベル(Qrxlevmin)を制御することができる。図3に示すように、基地局200は、無線チャネルスキャン部211、無線チャネル受信部213、受信レベル測定部215、報知情報受信部217、送信レベル取得部219及びレベル通知部221を備える。
無線チャネルスキャン部211は、基地局200〜203のうち、移動局300が在圏する基地局200が形成するセル250の周辺に位置する周辺セル(例えば、セル251)の共通制御チャネル(無線チャネル)のスキャンを実行する。具体的には、無線チャネルスキャン部211は、予め定められた所定の周波数帯域においてスキャンし、共通制御チャネルが送信されているか否かを判定する。
無線チャネル受信部213は、無線チャネルスキャン部211による共通制御チャネルのスキャン結果に基づいて、周辺セルの無線チャネルを受信する。受信レベル測定部215は、無線チャネル受信部220が受信した周辺セルの共通制御チャネルの受信レベルを測定する。
報知情報受信部217は、周辺セルを形成する基地局201〜203が当該セル全体に報知している報知情報を受信する。送信レベル取得部219は、報知情報受信部217が受信した報知情報に含まれている、当該セルにおける共通制御チャネルの送信レベルを取得する。
レベル通知部221は、受信レベル測定部215によって測定された共通制御チャネルの受信レベル、及び送信レベル取得部219によって取得された共通制御チャネルの送信レベルを無線制御装置100に通知する。
(4)移動通信システムの動作
次に、上述した移動通信システムの動作、具体的には、無線制御装置100による入離圏受信レベル(Qrxlevmin)の決定動作について説明する。図4は、入離圏受信レベルの決定に係る移動通信システム内でのシーケンスを示す。
ここでは、既に運用中である基地局201〜203のサービスエリアと隣接する場所に基地局200が新たに設置された場合における基地局200の入離圏受信レベルの決定動作について説明する。なお、図4は、基地局が新たに設置された場合のシーケンスを示しているが、運用中の基地局が入離圏受信レベルを自動的に更新する場合も同様である。
図4に示すように、新たに設置された基地局200(Home eNodeB)は、周辺セル(基地局201〜203)が送信している共通制御チャネルのスキャンを実行し、当該共通制御チャネルの受信を試みる(ステップS1000)。ここでは、基地局200は、基地局201〜203が送信している共通制御チャネルを受信する(ステップS1001)。
基地局200は、基地局201〜203が送信する共通制御チャネルの受信レベルを測定する(ステップS1002)。また、基地局200は、基地局201〜203がセル全体に報知している報知情報を受信する(ステップS1003)。
基地局200は、受信した報知情報に含まれている共通制御チャネルの送信レベルを取得する。具体的には、基地局201〜203が送信する共通制御チャネルの送信レベルを取得する(ステップS1004)。基地局200は、基地局201〜203が送信する共通制御チャネルの基地局200における受信レベルの測定値と、基地局201〜203が送信する共通制御チャネルの送信レベルとを無線制御装置100に通知する(ステップS1005)。
無線制御装置100は、基地局200から通知された受信レベル及び送信レベルをデータベース500に格納する(ステップS1006)。図6は、受信レベル及び送信レベルが格納されたデータベース500の一例を示す。図6に示すように、データベース500は、基地局200の周辺基地局の識別子と、セクタと、共通制御チャネルの受信レベルと、共通制御チャネルの送信レベルとによって構成される。なお、本実施形態では、セクタとは、周波数とサービスエリア(電波の放射方向)との組み合わせによって規定され、セクタ毎に共通制御チャネルの受信レベルが取得される。また、セルは、カバーするサービスエリアが異なる複数の同一周波数を使用するセクタによって構成される。なお、本実施形態では、説明の便宜上、各セクタが同一の周波数を使用するものとして説明する。
無線制御装置100は、データベース500を参照し、基地局200において用いられる入離圏受信レベルを決定する(ステップS1007)。なお、入離圏受信レベルの決定方法については、後述する。
無線制御装置100は、決定した入離圏受信レベルを基地局200に通知する(ステップS1008)。基地局200は、通知された入離圏受信レベルを移動局300に向けて報知する(ステップS1009)。
図5は、無線制御装置100、具体的には、入離圏受信レベル決定部130がデータベース500に格納されている受信レベルのデータに基づいて入離圏受信レベルを決定するフローを示す。
無線制御装置100は、データベース500に格納されている基地局201〜203の共通制御チャネルの受信レベルが最高である基地局を抽出する(ステップS2001)。具体的には、無線制御装置100は、基地局202(セクタ1)の「−90dBm」を抽出する。さらに、無線制御装置100は、データベース500に格納されている当該基地局(基地局202)の共通制御チャネルの送信レベル(40dBm)を抽出する(ステップS2002)。
無線制御装置100は、周辺セル(基地局)によって送信される共通制御チャネルの基地局200における受信レベルのうち、最高の受信レベル(−90dBm)と、当該最高の受信レベルの共通制御チャネルを送信する対象基地局(基地局202)における共通制御チャネルの送信レベル(40dBm)とに基づいて、基地局200と基地局202との距離DA(図7参照)を算出する。
具体的には、無線制御装置100は、取得した受信レベル及び送信レベルの値と、伝播損失式とを用いて距離DAを算出する(ステップS2003)。伝播損失式については、自由空間損失式や屋内伝播損失式などがあり、基地局200の設置状況によって適切な式を選択すればよい。なお、各伝播損失式は、以下のとおりである。
Figure 0005480968
Figure 0005480968
パラメータNは、1.8〜2.0GHzの周波数において、住宅:28、オフィス:30、商業施設:22となる。パラメータL(n)については、1.8〜2.0GHzの周波数において、住宅:4n,オフィス:15+4*(n−1)、商業施設:6+3*(n−1)となる。なお、nは、基地局−移動局間で電波が貫通する壁の数である。
無線制御装置100は、基地局200によって送信される共通制御チャネルの受信レベルと、基地局202(対象基地局)によって送信される共通制御チャネルの受信レベルとがほぼ同一となる受信レベル拮抗地点Pにおける共通制御チャネルの推定受信レベルを算出する。さらに、無線制御装置100は、算出した推定受信レベルに基づいて、入離圏受信レベルを決定する。
図7は、基地局200と基地局202とが送信する共通制御チャネルの受信レベルと距離の関係とを示す図である。基地局200では、自局(基地局200)から基地局202の方向に行くに連れて、自局の共通制御チャネルの受信レベルは低下し、基地局202の共通制御チャネルの受信レベルは上昇する。
無線制御装置100は、基地局200(自局、つまり、入離圏受信レベルが決定される基地局)と、基地局202の共通制御チャネルの受信レベルが拮抗する受信レベル拮抗地点Pにおける共通制御チャネルの推定受信レベルを算出する。無線制御装置100は、算出した推定受信レベルに第1のオフセット値を加算した値を、基地局200の入離圏受信レベルとなるように制御する。
具体的には、無線制御装置100は、上述した伝播損失式に、受信レベルと送信レベルとの差から求められる伝播損失を代入し、基地局200と基地局202の共通制御チャネルの受信レベルが拮抗する受信レベル拮抗地点Pと基地局200との距離DBを算出する(ステップS2004)。
さらに、無線制御装置100は、基地局200が送信する共通制御チャネルの送信レベルと、上述した伝播損失式とに基づいて、基地局200から距離DB離れた受信レベル拮抗地点Pでの受信レベルである推定受信レベルα(第1推定受信レベル)を算出する。同様に、無線制御装置100は、基地局202が送信する共通制御チャネルの送信レベルと、上述した伝播損失式とに基づいて、基地局202が(距離DA−距離DB)離れた受信レベル拮抗地点Pでの受信レベルである推定受信レベルβ(第2推定受信レベル)を算出する(ステップS2005)。
無線制御装置100は、推定受信レベルαと推定受信レベルβとが同一となるように、受信レベル拮抗地点Pを算出し、算出した推定受信レベルαを入離圏受信レベルとして決定する(ステップS2006)。
ここで、本実施形態では、無線制御装置100は、算出した推定受信レベルαに第1のオフセット値(例えば、3dB)を加算することによって、入離圏受信レベル(Qrxlevmin)を算出する。
(5)作用・効果
以上説明した本実施形態に係る無線制御装置100によれば、周辺セル(基地局)が送信する共通制御チャネルの最高の受信レベルと、当該最高の受信レベルの共通制御チャネルを送信する基地局202における共通制御チャネルの送信レベルとに基づいて、基地局200〜基地局202間の距離DAが算出される。
さらに、算出された距離DAに基づいて、基地局200によって送信される共通制御チャネルの受信レベルと、基地局202によって送信される共通制御チャネルの受信レベルとがほぼ同一となる受信レベル拮抗地点Pにおける共通制御チャネルの推定受信レベルに基づいて入離圏受信レベル(Qrxlevmin)が決定される。
このため、ユーザが設置した小型基地局である基地局200が形成するセル250に当該ユーザの移動局300をより確実に在圏させることができる。すなわち、無線制御装置100によれば、移動局300が他のセルに在圏してしまう可能性が低減し、移動局300のユーザは、基地局200によるスループットの増大のメリットを確実に享受し得る。
本実施形態では、基地局200からの推定受信レベルαと、基地局202からの推定受信レベルβとが同一となるように、受信レベル拮抗地点Pが算出される。このため、さらに正確に受信レベル拮抗地点Pにおける推定受信レベルを算出できる。この結果、基地局200が形成するセル250に移動局300をさらに確実に在圏させることができる。
本実施形態では、算出した推定受信レベルαに第1のオフセット値が加算される。このため、基地局200が形成するセル250に移動局300をさらに確実に在圏させることができる。
(6)変更例
無線制御装置100(入離圏受信レベル決定部130)は、基地局200によって送信される共通制御チャネルの受信レベルに第2のオフセット値を加算した補正受信レベルに基づいて、受信レベル拮抗地点Pにおける推定受信レベルαを算出してもよい。このような変更例によれば、基地局200が形成するセル250に移動局300をさらに確実に在圏させることができる。
(7)その他の実施形態
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。
例えば、上述した本発明の実施形態では、W-CDMA方式に準拠した移動通信システムを例として説明したが、W-CDMAの次世代システムであるLTE(Long Term Evolution)システムの場合、基地局200〜203が無線制御装置100の機能を具備してもよい。具体的には、基地局200〜203は、無線制御装置100の無線情報取得部110、無線情報保持部120、入離圏受信レベル決定部130及び入離圏受信レベル通知部140の機能を具備することができる。なお、基地局200〜203は、それぞれの基地局が取得した無線通信状態を相互に共有してもよい。
さらに、無線制御装置100の各機能ブロックのうち、一部の機能を基地局において実行するようにしてもよい。
また、上述した実施形態では、第1のオフセット値や第2のオフセット値が用いられていたが、このようなオフセット値は、必ずしも用いられなくても構わない。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
なお、日本国特許出願第2010−130535号(2010年6月7日出願)の全内容が、参照により、本願明細書に組み込まれている。
本発明によれば、小型基地局によるスループットの増大のメリットを移動局が確実に享受し得る移動通信システム、基地局及び移動通信方法を提供することができるため、無線通信などにおいて有用である。
10…移動通信事業者ネットワーク
20…アクセス回線事業者ネットワーク
100…無線制御装置
110…無線情報取得部
120…無線情報保持部
130…入離圏受信レベル決定部
140…入離圏閾値通知部
200〜203…基地局
211…無線チャネルスキャン部
213…無線チャネル受信部
215…受信レベル測定部
217…報知情報受信部
219…送信レベル取得部
221…レベル通知部
250,251…セル
300…移動局
400…SGW
500…データベース

Claims (6)

  1. 基地局が形成するセルに、移動局が在圏するか否かを決定する入離圏受信レベルを制御する移動通信システムであって、
    前記基地局のうち、前記移動局が在圏する基地局が形成するセルの周辺に位置する周辺セルの無線通信状態を取得する取得部と、
    前記取得部による前記無線通信状態の取得結果に基づいて、前記入離圏受信レベルを決定するレベル決定部と
    を備え、
    前記取得部は、前記周辺セルによって送信される無線チャネルの前記基地局における受信レベルを取得するとともに、前記周辺セルによって送信される前記無線チャネルの送信レベルとを取得し、
    前記レベル決定部は、
    前記周辺セルによって送信される無線チャネルの前記基地局における受信レベルのうち、最高の受信レベルと、前記最高の受信レベルの無線チャネルを送信する対象基地局における前記無線チャネルの送信レベルとに基づいて、前記基地局と前記対象基地局との推定距離を算出し、
    算出した前記推定距離に基づいて、前記基地局と前記対象基地局とを結ぶ線分上の地点であって、前記基地局によって送信される無線チャネルの受信レベルと、前記対象基地局によって送信される無線チャネルの受信レベルとがほぼ同一となる受信レベル拮抗地点における前記無線チャネルの推定受信レベルを算出し、
    算出した前記推定受信レベルに基づいて、前記入離圏受信レベルを決定する移動通信システム。
  2. 前記レベル決定部は、
    前記基地局が送信する前記無線チャネルの送信レベルと、伝播損失式とに基づいて第1推定受信レベルを算出し、
    前記対象基地局が送信する前記無線チャネルの送信レベルと、伝播損失式とに基づいて第2推定受信レベルを算出し、
    前記第1推定受信レベルと前記第2推定受信レベルとが同一となるように、前記受信レベル拮抗地点を算出し、
    算出した前記第1推定受信レベルを前記入離圏受信レベルとして決定する請求項1に記載の移動通信システム。
  3. 前記レベル決定部は、算出した前記第1推定受信レベルに第1のオフセット値を加算することによって、前記入離圏受信レベルを算出する請求項2に記載の移動通信システム。
  4. 前記レベル決定部は、前記基地局によって送信される無線チャネルの受信レベルに第2のオフセット値を加算した補正受信レベルに基づいて、前記受信レベル拮抗地点における前記推定受信レベルを算出する請求項1に記載の移動通信システム。
  5. 基地局が形成するセルに、移動局が在圏するか否かを決定する入離圏受信レベルを制御する無線制御装置であって、
    前記基地局のうち、前記移動局が在圏する基地局が形成するセルの周辺に位置する周辺セルの無線通信状態を取得する取得部と、
    前記取得部による前記無線通信状態の取得結果に基づいて、前記入離圏受信レベルを決定するレベル決定部と
    を備え、
    前記取得部は、前記周辺セルによって送信される無線チャネルの前記基地局における受信レベルを取得するとともに、前記周辺セルによって送信される前記無線チャネルの送信レベルとを取得し、
    前記レベル決定部は、
    前記周辺セルによって送信される無線チャネルの前記基地局における受信レベルのうち、最高の受信レベルと、前記最高の受信レベルの無線チャネルを送信する対象基地局における前記無線チャネルの送信レベルとに基づいて、前記基地局と前記対象基地局との推定距離を算出し、
    算出した前記推定距離に基づいて、前記基地局と前記対象基地局とを結ぶ線分上の地点であって、前記基地局によって送信される無線チャネルの受信レベルと、前記対象基地局によって送信される無線チャネルの受信レベルとがほぼ同一となる受信レベル拮抗地点における前記無線チャネルの推定受信レベルを算出し、
    算出した前記推定受信レベルに基づいて、前記入離圏受信レベルを決定する無線制御装置。
  6. 基地局が形成するセルに、移動局が在圏するか否かを決定する入離圏受信レベルを制御する移動通信方法であって、
    前記基地局のうち、前記移動局が在圏する基地局が形成するセルの周辺に位置する周辺セルの無線通信状態を取得するステップと、
    取得された前記無線通信状態の取得結果に基づいて、前記入離圏受信レベルを決定するステップと
    を備え、
    前記取得するステップでは、前記周辺セルによって送信される無線チャネルの前記基地局における受信レベルを取得するとともに、前記周辺セルによって送信される前記無線チャネルの送信レベルとを取得し、
    前記決定するステップでは、
    前記周辺セルによって送信される無線チャネルの前記基地局における受信レベルのうち、最高の受信レベルと、前記最高の受信レベルの無線チャネルを送信する対象基地局における前記無線チャネルの送信レベルとに基づいて、前記基地局と前記対象基地局との推定距離を算出し、
    算出した前記推定距離に基づいて、前記基地局と前記対象基地局とを結ぶ線分上の地点であって、前記基地局によって送信される無線チャネルの受信レベルと、前記対象基地局によって送信される無線チャネルの受信レベルとがほぼ同一となる受信レベル拮抗地点における前記無線チャネルの推定受信レベルを算出し、
    算出した前記推定受信レベルに基づいて、前記入離圏受信レベルを決定する移動通信方法。
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