JP5560740B2 - ワイヤハーネスへの電子制御ユニット取付構造 - Google Patents

ワイヤハーネスへの電子制御ユニット取付構造 Download PDF

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本発明は、ワイヤハーネスへの電子制御ユニット取付構造に関し、詳しくは、車両組立ラインで車両に配索されるワイヤハーネスに、該車両配索前にワイヤハーネスに予め電子制御ユニットを取り付けているものであり、特に、ワイヤハーネスと電子制御ユニットとの接続を簡単にしているものである。
車両に配索されるワイヤハーネスは、各種電気機器に接続されると共に、これら電気機器を制御するための電子制御ユニットに接続される。電子制御ユニットとワイヤハーネスとの接続は、従来、車体に固定した電子制御ユニットにワイヤハーネスを接続している場合が多く、その場合、電子制御ユニットと接続するためにワイヤハーネスを取り回す必要があった。
そのため、ワイヤハーネスの取り回しを無くして低コスト化を図ると共にユニット全体の小型化を図るために、ワイヤハーネス側に電子制御ユニットを予め組み付けた電子制御ユニット付きワイヤハーネスが要望されている。
前記要望を満たすものとして、特開2000−251966号公報(特許文献1)に、図17に示すワイヤハーネス装着用電子制御ユニットが提案されている。
詳しくは、電子制御ユニット2は、基板3に電子部品4を搭載していると共に、該基板3の導体に接続した圧接端子5を配置し、この圧接端子5とワイヤハーネス1の電線1aを圧接接続してワイヤハーネス1と電子制御ユニット2とを電気的に接続し、この電子制御ユニット2とワイヤハーネス1とを熱収縮チューブ等の被覆部材6で一体に被覆して、ワイヤハーネス1に電子制御ユニット2を予め組み付けている。
しかしながら、前記電子制御ユニット2は、圧接端子5を介してワイヤハーネス1の電線1aと圧接接続しているため、電子制御ユニット2とワイヤハーネス1との組み付け作業性が悪く、手間がかかる点に課題がある。
また、前記電子制御ユニット2は被覆部材6で被覆されているにすぎないため、振動や衝撃に弱い点にも問題がある。
また、従来のワイヤハーネスは、ワイヤハーネスを構成する電線の一部を電子制御ユニットと接続し、他の一部の電線を互いにジョイント接続する場合、ジョイント接続する電線の端末にジョイントコネクタを接続する、あるいは、該電線の端末を溶接接続して絶縁樹脂製のキャップで被覆する等の作業が必要であった。そのため、作業工数および部品数が増えるうえ、ワイヤハーネス全体が肥大化する問題があった。
特開2000−251966号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたものであり、車両配索前のワイヤハーネスに電子制御ユニットを予め装着するワイヤハーネスへの電子制御ユニット取付構造において、電子制御ユニットとワイヤハーネスとの組付性を向上させると共に、電子制御ユニットの耐振動性および耐衝撃性を向上させ、かつ、ワイヤハーネスの一層の小型化を図ることを課題としている。
前記課題を解決するために、本発明は、 車両に配索されるワイヤハーネスに予め電子制御ユニットを取り付けている構造であって
前記電子制御ユニットは、ケースの内部にプリント基板を備え、該プリント基板の導体と接続した基板端子および前記導体と接続されていないジョイント端子が配置されたコネクタ部を前記ケースの少なくとも一端に備え、
記ワイヤハーネスの幹線から分岐する分岐線に接続したコネクタを前記電子制御ユニットの前記コネクタ部と嵌合接続して、記ワイヤハーネスの分岐線を前記プリント基板の導体と接続すると共に、前記ジョイント端子を介して前記ワイヤハーネスの幹線から分岐した分岐線同士をジョイントし、
前記ワイヤハーネスの幹線上に前記電子制御ユニットを搭載し、粘着テープを巻き付け又は締結バンドを巻き付けて、前記ワイヤハーネス上に前記電子制御ユニットを固定していることを特徴とするワイヤハーネスへの電子制御ユニット取付構造を提供している。
前記構成のワイヤハーネスへの電子制御ユニット取付構造は、電子制御ユニットをケースに収容しているため、電子制御ユニットの耐振動性および耐衝撃性を向上させることができる。また、ケースの少なくとも一端にコネクタ部を備え、該コネクタ部にワイヤハーネスの端末に接続したコネクタを嵌合接続させる構造であるため、ワイヤハーネスと電子制御ユニットとの組み付け作業性も向上させることができる。
また、前記電子制御ユニットには、プリント基板の導体と接続されていないジョイント端子も配置しているため、1回のコネクタ嵌合作業で、電線とプリント基板の導体との接続と電線同士のジョイント接続の両方を行うことができる。よって、前記ワイヤハーネスを構成する電線同士をジョイントするために、別の位置にジョイントコネクタを設けてジョイントする必要はなく、部品数の削減、および接続作業の軽減を図ることができると共に、ワイヤハーネス全体の肥大化を抑制することができる。
前記電子制御ユニットは、前記ケースの両端に前記コネクタ部を備え、前記ワイヤハーネスの幹線から分岐する第1分岐線と第2分岐線の端末にそれぞれ接続した前記コネクタを前記電子制御ユニットのコネクタ部にそれぞれ嵌合接続していることが好ましい。
これにより、ワイヤハーネス側の2カ所のジョイントを1つの電子制御ユニットの両側で効率よく行うことができるワイヤハーネスの構成を簡単にできる。
詳しくは、前記電子制御ユニットのケースは、ケース本体部の一側部に前記プリント基板の一端側に配置された前記基板端子および前記ジョイント端子を突出させるコネクタ嵌合凹部を形成している一方、
前記ケース本体部の他側部は開口とし、該開口より前記プリント基板が挿入された後にコネクタ嵌合凹部を設けたコネクタハウジングを前記ケース本体部に連結し、該コネクタハウジングに前記プリント基板の他端側に配置された前記基板端子および前記ジョイント端子を突出させた構成とすることが好ましい。
前記のように、ワイヤハーネスは、幹線上に前記電子制御ユニットを搭載し、粘着テープを巻き付け又は締結バンドを巻き付けて、前記ワイヤハーネス上に前記電子制御ユニットを固定している。さらに、ゴムシートや発泡樹脂シート等の保護部材を巻き付けてもよい。
前記電子制御ユニットのケースの外面には、前記ワイヤハーネスの幹線の位置決め保持部を設けていることが好ましい。これにより、ワイヤハーネスの幹線を電子制御ユニットの所望位置に位置決め固定しやすくなり、作業性が一層向上する。
具体的には、ケースの外面に、ワイヤハーネスの幹線を嵌合させる溝状凹部を形成する、あるいは、ワイヤハーネスの幹線を保持する断面三日月状の受け部を突設する、あるいは、ワイヤハーネスの幹線を挟持して仮固定できるクリップ部を突設する等が考えられる。
なお、前記ケースの外面に、ワイヤハーネスの幹線を収容して固定できる枠状の構造を設けてもよいことはいうまでもない。この場合、ワイヤハーネスの幹線と電子制御ユニットとを固定するための前記粘着テープや締結バンド等が不要となり、さらなる低コスト化を図ることができる。
前記電子制御ユニットのケースの外面には、車体パネルへの係止用クランプを突設してもよい。これにより、ワイヤハーネスに車体固定用のクランプを取り付ける手間が省け、作業性を向上させることができる。
上述したように、本発明によれば、電子制御ユニットを収容したケースの少なくとも一端にコネクタ部を設け、ワイヤハーネスの端末に接続したコネクタを電子制御ユニットのコネクタ部に嵌合接続することによって電子制御ユニットとワイヤハーネスとを組み付けているため、組み付けの作業性が向上する。また、電子制御ユニットをケースに収容していることにより、該電子制御ユニットの耐振動性および耐衝撃性も高めることができる。
さらに、電子制御ユニットのケース内に、プリント基板の導体と接続されていないジョイント端子も配置していることにより、一つのケース内において、プリント基板の導体との接続と、電線同士のジョイント接続の両方を行うことができるため、部品数の削減および接続作業の軽減を図ることができると共に、ワイヤハーネス全体の小型化も図ることができる。
さらにまた、前記コネクタ部をケースの両端に設けることにより、ワイヤハーネスの幹線から分岐した第1分岐線と第2分岐線を、それぞれ特別に取り回すことなく電子制御ユニットに接続することが可能となるため、多様な配索設計にもハーネスの取り回しを少なくして対応することができる。
(A)は本発明の第一実施形態の一部透視斜視図、(B)は電子制御ユニット内の構造を示す説明断面図である。 図1に示す電子制御ユニットの分解斜視図である。 図2に示すプリント基板とジョイント端子の反対側面の斜視図である。 図1に示す電子制御ユニットとワイヤハーネスに粘着テープを巻き付けた状態の概略断面図である。 第1実施形態の変形例1を示す概略断面図である。 第1実施形態の変形例2を示し、(A)は正面図、(B)は概略断面図である。 第1実施形態の変形例3を示す概略断面図である。 第1実施形態の変形例4を示す概略断面図である。 第1実施形態の変形例5を示す概略断面図である。 本発明の第2実施形態に係る電子制御ユニット付きワイヤハーネスを示し、(A)は斜視図、(B)は概略側面図である。 図10に示す電子制御ユニットにワイヤハーネスの大径の幹線を固定した状態を示す概略側面図である。 第2実施形態の変形例1を示す概略側面図である。 第2実施形態の変形例2を示す概略側面図である。 第2実施形態の変形例3を示す概略側面図である。 本発明の第3実施形態の一部透視斜視図である。 本発明の第4実施形態の斜視図である。 従来例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4に本発明の第1実施形態を示す。
ワイヤハーネス10は、車両に配索されて車載機器と接続される電線で構成されている。該ワイヤハーネス10は、図1(A)に示すように、幹線11から第1分岐線12と第2分岐線13とを分岐させ、第1分岐線12の端末に第1コネクタ14を接続し、第2分岐線13の端末に第2コネクタ15を接続している。各分岐線12、13は、電子制御ユニット21のプリント基板22の導体に接続される電線と、互いにジョイント接続される電線とでそれぞれ構成されている。
前記電子制御ユニット21は、図2に示すように、樹脂成形品からなるケース30の内部にプリント基板22を収容している。該プリント基板22は、その一面側に、図3に示すように、各種電子部品23を搭載していると共に、導体からなる配線パターン(図示せず)を設けている。該プリント基板22の長さ方向の両端から、前記導体と接続した複数の基板端子24をL形状に屈曲して突設している。
前記ケース30は、長さ方向の一側部を開口したボックス形状のケース本体部31と、該ケース本体部31の前記開口33に被せて取り付けられる別体のコネクタハウジング部32とから形成している。
前記ケース本体部31の長さ方向の他側部は、図1(B)および図2に示すように、前記基板端子24を貫通させる貫通穴35を設けた底壁34で閉鎖され、該底壁34の外側に前記第1コネクタ14を嵌合するコネクタ嵌合凹部36を形成している。
前記ケース本体部31の長さ方向両側部の内部には、プリント基板22の導体と接続されていないジョイント端子25を底壁34に圧入またはインサート成形し、該ジョイント端子25を前記コネクタ嵌合凹部36内に突出させている。
ケース本体部31の対向する一対の周壁の外面には、前記開口33寄りの位置にロック爪40を突設している。
前記コネクタハウジング部32は、図1(B)および図2に示すように、ワイヤハーネスに接続する第2コネクタ15を嵌合させるコネクタ嵌合凹部37を形成した雌型ハウジングからなる。該コネクタ嵌合凹部37の底部は、各基板端子24を貫通させる貫通穴39を設けた底壁38で閉鎖されている。また、該底壁38にジョイント端子25を圧入またはインサート成形し、コネクタ嵌合凹部37に突出している。
コネクタハウジング部32の一対の側壁の外面には、ケース本体部31の前記ロック爪40を係止するロック枠部41を突設している。
次に、前記電子制御ユニット21の組み立て工程を説明する。
まず、ケース本体部31の前記開口33からプリント基板22を挿入し、該プリント基板22の一端側に配置された基板端子24を前記底壁34の貫通穴35に通してコネクタ嵌合凹部36内に突出させ、既にケース本体部31内に固定されてコネクタ嵌合凹部36内に突出している前記ジョイント端子25と共に第1コネクタ部43を形成する。
次いで、ケース本体部31の前記開口33に前記コネクタハウジング部32を取り付け、プリント基板22の他端側に配置された基板端子24をコネクタハウジング部32の底壁38の貫通穴39に通しコネクタ嵌合凹部37内に突出させて第2コネクタ部44を形成する。底壁38にはジョイント端子25を前記のように圧入またはインサート成形している。
最後に ケース本体部31の前記ロック爪40とコネクタハウジング部32のロック枠部41とをロック係止して、ケース本体部31とコネクタハウジング部32とを結合させる。
次に、前記電子制御ユニット21をワイヤハーネス10に組み付ける作業を説明する。 まず、電子制御ユニット21をワイヤハーネス10の幹線11上に配置し、第1分岐線12の端末に接続した第1コネクタ14を電子制御ユニット21の第1コネクタ部43に嵌合する。また、第2分岐線13の端末に接続した第2コネクタ15を電子制御ユニット21の第2コネクタ部44に嵌合する。
前記第1分岐線12の一部の電線と第2分岐線13の一部の電線をプリント基板22の導体に接続すると共に、第1分岐線12の他の電線と第2分岐線13の他の電線をそれぞれジョイント端子25を介してジョイント接続する。
次に、図4に示すように、電子制御ユニット21の幅方向中央にワイヤハーネス10の幹線11を配置した状態で、該電子制御ユニット21と幹線11の外周に粘着テープ51を巻きつけて、ワイヤハーネス10上に電子制御ユニット21を固定する。なお、粘着テープ51にかえて、締結バンドを巻きつけて固定してもよい。
前記構成からなるワイヤハーネス10に電子制御ユニット21を接続した構造において、電子制御ユニット21は各電子部品23や基板端子24を固定したプリント基板22をケース30内に収容して構成し、該ケース30の両端に第1コネクタ部43および第2コネクタ部44を形成している。これら第1、第2コネクタ部43、44に、ワイヤハーネス10の各分岐線12、13の端末に接続した第1コネクタ14と第2コネクタ15をそれぞれ嵌合することによって、電子制御ユニット21とワイヤハーネス10との接続作業を容易に完了させることができる。よって、電子制御ユニットの端子をワイヤハーネスの電線に圧接接続する従来例に比しても、電子制御ユニット21とワイヤハーネス10の組み付け作業性を大幅に向上させることができる。
また、前記プリント基板22をケース30内に収容することにより、電子制御ユニット21の耐振動性および耐衝撃性を向上させることができる。
さらに、前記電子制御ユニット21のケース30内には、プリント基板22の導体と接続されていないジョイント端子25も配置しているため、互いにジョイント接続する電線とプリント基板22の導体に接続する電線とを一つのコネクタ14(15)に接続し、該コネクタ14(15)をコネクタ部43(44)へ嵌合することによって、プリント基板22の導体と電線との接続と、他の電線同士のジョイント接続の両方を完了させることができる。よって、ワイヤハーネス端末のコネクタとは別体のジョイントコネクタが不要となるうえ、従来のような溶接接続等の特別なジョイント接続作業および絶縁処理も不要となるため、部品点数および作業工数を削減できると共に、ワイヤハーネス10全体の小型化を図ることができる。
前記電子制御ユニット21とワイヤハーネス10の幹線11には、図5に示す前記第1実施形態の変形例1のように、粘着テープ51の外周にさらにゴムシート等からなる保護部材52を巻きつけてもよい。
前記ワイヤハーネス10の幹線11に車体固定用クランプ53を取り付ける場合は、図6(A)(B)に示す第1実施形態の変形例2のように、幹線11に沿ってクランプ53の基板部53aを配置し、電子制御ユニット21と幹線11との固定に用いる前記粘着テープ51を前記基板部53aにも巻きつけて、電子制御ユニット21と幹線11とクランプ53とを一体に固定してもよい。
前記ケース30の周壁のうちワイヤハーネス10の幹線11と当接する周壁30aには、幹線11を位置決め保持する構造を設けてもよい。具体的には、下記のいずれかの構成としている。
即ち、図7に示す第1実施形態の変形例3のように、断面三日月形状をケース30の長さ方向に延在させてなる受け部45Aを周壁30aの幅方向中央線に沿って一体に突設する。
あるいは、図8に示す第1実施形態の変形例4のように、前記周壁30aに幹線11を嵌合させる溝状凹部45Bを該周壁30aの幅方向中央線に沿って凹設する。
あるいは、図9に示す第1実施形態の変形例5のように、幹線11を幅方向両側から挟持する1個または複数個のクリップ部45Cを周壁30aの幅方向中央部から一体に突設する。
このようにケース30に幹線11の位置決め保持構造を設けることにより、ワイヤハーネス10の幹線11をケース30の幅方向中央位置に仮固定することができるため、粘着テープ51による幹線11と電子制御ユニット21との巻き付け固定の作業性を向上させることができる。
図10および図11に本発明の第2実施形態を示す。
本実施形態では、電子制御ユニット21のケース30に、ワイヤハーネス10の幹線11を位置決め保持する幹線固定部46と車体固定用クランプ部49とを設けている。
前記幹線固定部46は、ケース30のうち前記幹線11と当接する周壁30aより突設したコ字形状の収容枠部47と、該収容枠部47の内側より突設した一対のバネ保持片48とからなる。
前記収容枠部47は、図10(A)(B)に示すように、周壁30aから対向して突設された一対の側壁47a、47bと、一方の側壁47aの先端にヒンジ部47cを介して開閉自在に連結された固定片47dとを備えている。該固定片47dの自由端側に設けた係止部47eを前記他方の側壁47bの先端に設けた被係止部47fに係止することによって、収容枠部47を閉鎖状態でロックできる構造としている。
前記一対のバネ保持片48は、前記固定片47dの内側より突設され、自由端側である先端部は互いに近接方向に付勢されている。
前記車体固定用クランプ部49は、ケース30の前記周壁30aと対向する周壁30bの外面から軸部49aを突設している。該軸部49aの先端から、車体の係止穴(図示せず)に挿入係止される係止羽根部49bを折り返して突設している。
ワイヤハーネス10の幹線11を前記幹線固定部46に固定するときは、図10(B)に示すように、前記固定片47dを開いて前記収容枠部47内に幹線11を入れ、該幹線11を電子制御ユニット21のケース30の周壁30aの幅方向中央に沿って配置し、そのまま固定片47dを閉じて前記係止部47eと被係止部47fとを係止する。
これにより、幹線11は前記一対のバネ保持片48の間に入り込み、該バネ保持片48のバネ力によってケース30の周壁30aに押しつけられて、該バネ保持片48とケース30の周壁30aとで上下左右から挟持されて位置ズレしないように固定される。
また、前記バネ保持片48は、挟み込む幹線11の径に応じて開閉するため、例えば幹線11が大径である場合は、図11に示すように、左右のバネ保持片48が開くことに因って幹線11の収容空間を拡大できる等、多様な径の幹線の固定に対応できる。
このように、多様な径の幹線に対応できる幹線固定部46をケース30に一体に設けることにより、電子制御ユニット21と幹線11とを簡単に固定でき、作業性が向上すると共に、粘着テープや保護部材が不要となるためコスト削減も図ることができる。
また、ケース30に前記車体固定用クランプ部49を一体に設けているため、車体固定用に別体のクランプを取り付ける手間も省け、この点からも作業性の向上および部品点数の削減を図ることができる。
なお、下記の構成としてもよい。
図12に示す第2実施形態の変形例1のように、前記第1実施形態の変形例3に前記幹線固定部46と前記車体固定用クランプ部49を加えて設ける。
あるいは、図13に示す第2実施形態の変形例2のように、前記第1実施形態の変形例4に前記幹線固定部46と前記車体固定用クランプ部49を加えて設ける。
あるいは、図14に示す第2実施形態の変形例3のように、第1実施形態の変形例5に前記幹線固定部46と前記車体固定用クランプ部49を加えて設ける。
これら第2実施形態の変形例1〜3のように、ケース30に幹線11の位置決め保持構造45A〜45Cと前記幹線固定部46とを共に設けることにより、電子制御ユニット21に対する幹線11の位置ズレをより一層確実に防止できると共に、電子制御ユニット21と幹線11との固定作業性を一層向上させることができる。
図15に本発明の第3実施形態を示す。
本実施形態では、ワイヤハーネス10の幹線11からは1束の分岐線13のみを分岐し、電子制御ユニット21のケース30には長さ方向の一側部にのみコネクタ部44を形成している。
具体的には、前記電子制御ユニット21をワイヤハーネス10の幹線11上に配置し、前記コネクタ部44に前記分岐線13の端末に接続された第2コネクタ15を嵌合接続して、幹線11と電子制御ユニット21の外周に粘着テープ51を巻きつけて該電子制御ユニット21を幹線11の上に固定している。
図16に本発明の第4実施形態を示す。
本実施形態では、ワイヤハーネス10の幹線11から分岐線を分岐せず、該幹線11の端末に第2コネクタ15を接続し、電子制御ユニット21のケース30には長さ方向の一側部にのみコネクタ部44を形成し、該コネクタ部44に第2コネクタ15を嵌合接続している。
10 ワイヤハーネス
11 幹線
12 第1分岐線
13 第2分岐線
14 第1コネクタ
15 第2コネクタ
21 電子制御ユニット
22 プリント基板
24 基板端子
25 ジョイント端子
30 ケース
31 ケース本体部
32 コネクタハウジング部
43 第1コネクタ部
44 第2コネクタ部

Claims (4)

  1. 車両に配索されるワイヤハーネスに予め電子制御ユニットを取り付けている構造であって
    前記電子制御ユニットは、ケースの内部にプリント基板を備え、該プリント基板の導体と接続した基板端子および前記導体と接続されていないジョイント端子が配置されたコネクタ部を前記ケースの少なくとも一端に備え、
    記ワイヤハーネスの幹線から分岐する分岐線に接続したコネクタを前記電子制御ユニットの前記コネクタ部と嵌合接続して、前記ワイヤハーネスの分岐線を前記プリント基板の導体と接続すると共に、前記ジョイント端子を介して前記ワイヤハーネスの幹線から分岐した分岐線同士をジョイントし、
    前記ワイヤハーネスの幹線上に前記電子制御ユニットを搭載し、粘着テープを巻き付け又は締結バンドを巻き付けて、前記ワイヤハーネス上に前記電子制御ユニットを固定していることを特徴とするワイヤハーネスへの電子制御ユニット取付構造。
  2. 前記電子制御ユニットは、前記ケースの両端に前記コネクタ部を備え、前記ワイヤハーネスの幹線から分岐する第1分岐線と第2分岐線の端末にそれぞれ接続した前記コネクタを前記電子制御ユニットの前記コネクタ部にそれぞれ嵌合接続している請求項1に記載のワイヤハーネスへの電子制御ユニット取付構造。
  3. 前記電子制御ユニットのケースは、ケース本体部の一側部に前記プリント基板の一端側に配置された前記基板端子および前記ジョイント端子を突出させるコネクタ嵌合凹部を形成している一方、
    前記ケース本体部の他側部は開口とし、該開口より前記プリント基板が挿入された後にコネクタ嵌合凹部を設けたコネクタハウジングを取り付け、該コネクタハウジングに前記プリント基板の他端側に配置された前記基板端子および前記ジョイント端子を突出させ、前記ケースの両端にワイヤハーネス側のコネクタを嵌合するコネクタ部を設けている請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネスへの電子制御ユニット取付構造。
  4. 前記電子制御ユニットのケースの外面に前記ワイヤハーネスの幹線の位置決め保持部を設けている請求項2または請求項3に記載のワイヤハーネスへの電子制御ユニット取付構造。
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