JP2006298084A - ワイヤハーネスへの電子制御ユニット取付構造 - Google Patents

ワイヤハーネスへの電子制御ユニット取付構造 Download PDF

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宏之 片岡
Mitsuo Takemura
満夫 竹村
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文雄 前田
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Abstract

【課題】 ECUとワイヤハーネスの車両への取り付け作業性を高める。
【解決手段】 車両に搭載される電子制御ユニット(ECU)10の基板11を、所要回路形状に形成した導電箔12を可撓性を有する絶縁樹脂シート14、15で挟んだ形状として構成し、該ECU10の回路体13と接続する電線群31を集束しているワイヤハーネス30の外周面に、前記ECU10を粘着テープTで巻きつけて固定していることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ワイヤハーネスへの電子制御ユニット取付構造を示し、詳しくは、車両に搭載される電子制御ユニットの固定構造を改良して、電子制御ユニットと該電子制御ユニットに接続されるワイヤハーネスの車両への組み付け作業性の向上を図るものである。
自動車などの車両には、動力源となるエンジンを制御するエンジン電子制御ユニット(ECU)のほか、多数のECUが搭載されている。特に、近年、自動車の高付加価値化により電装品が急増し、かつ、オプションの電装品も多数あり、これら電装品を制御するためのECUも増加している。
これらのECUは、ワイヤハーネスを介して他の回路基板等と電気接続される。特開2003−324824号(特許文献1)は、ECUとワイヤハーネスとの接続構造の一例を示しており、図10に示すように、ワイヤハーネス1a、1b、1cの端末にコネクタ2(2a、2b、2c)を接続するとともに、表面に回路体を形成したECU基板(図示せず)にもコネクタ4を実装し、ワイヤハーネス側コネクタ2を収容したコネクタホルダー3を、前記ECU基板を収容した筐体5のコネクタ挿入口6に結合して、ワイヤハーネス1側のコネクタ2をECU側コネクタ4と嵌合接続させている。
しかしながら、前述のとおり、近年の車両には多数のECUが搭載されるため、図11に示すように、ワイヤハーネス幹線1からは各ECUと接続する多数の支線1a、1b等が分岐され、該ワイヤハーネス1を車両に組み付ける際にこれら支線1a、1bが引っ掛かるなどして支障となり、組み付け作業性が低下するという問題がある。また、一般に、ECUは車両に固定されるが、そのECUが増加傾向にあるため、固定工数も増加するうえ、固定用の金具コストが嵩むという問題がある。
特開2003−324824号公報
本発明は前記問題に鑑みてなされたもので、車両に搭載されるワイヤハーネスとECUの取り付け作業性を向上させることができる、ワイヤハーネスへの電子制御ユニット(ECU)取付構造の提供を課題としている。
前記課題を解決するために、本発明は、車両に搭載される電子制御ユニット(ECU)の基板を、所要回路形状に形成した導電箔を可撓性を有する絶縁樹脂シートで挟んだフレキシブル基板として構成し、
前記ECUの回路と接続する電線群を集束しているワイヤハーネスの外周面に、前記ECUをテープ巻きあるいは結束バンドで固定していることを特徴とするワイヤハーネスの電子制御ユニット取付構造を提供している。
このようにECUをフレキシブルなものとしてFPC化することにより、その可撓性を利用して、ECUをワイヤハーネスの外周面の湾曲に沿わせ、密着固定できる。従って、ECUを車両に固定する作業が不要となり、工数と金具コストを削減できる。また、ECUを薄型化することにより、ワイヤハーネスの徒太化を極力抑制できる。さらに、ECUに接続される電線群を、ワイヤハーネス幹線から分岐して外方に引き出す必要がなく、支線が幹線から飛び出さないため、ワイヤハーネスの組み付け作業において支線が邪魔になることなく、作業性も向上する。
前記ECUの導電箔からなる回路端末を前記ワイヤハーネスの電線端末から露出した芯線と半田付け、抵抗溶接あるいは超音波溶接で固着し、
あるいは、前記ECUの回路端末に実装したコネクタを介して前記ワイヤハーネスの電線を接続している。
前記ECUの回路には電子部品を実装し、かつ、前記基板と該基板上の電子部品を囲む可撓性を有するカバーを設けている。これにより、ECUのみでなく前記カバーも、ワイヤハーネス外周面に沿わせて湾曲させることができるため、テープ巻き等によりワイヤハーネスと一体化させて巻きつけ固定できる。前記カバーの材料としてもフレキシブルな絶縁樹脂材が好適に用いられる。
前記ECUの導電箔からなる回路の一端あるいは両端末に前記ワイヤハーネスの電線を接続している。
1つのECUの幅が、取り付けるワイヤハーネスの外周よりも大きい場合は、該ECUを複数個数に分割し、ワイヤハーネスの長さ方向に間隔をあけて取り付け、分割されたECUの回路はワイヤハーネスの電線を介して接続してもよい。
なお、大きな面積を必要とするECUや多数のコネクタを必要とするECUでも、そのECUの幅がワイヤハーネスの外周よりも小さい場合は、該ECUを複数の小幅のECUに分割し、これら小幅のECUをワイヤハーネスの周方向に並置して簀巻き状に巻きつけることにより、ワイヤハーネスの外周面に沿わせて密着固定できる。
上述したように、本発明によれば、ECUは、該ECUと接続する電線群を集束するワイヤハーネスの外周に巻きつけ固定されるため、ECUの車両への固定作業や固定金具コストを削減できる。また、各ECUと接続する電線群を、ワイヤハーネス幹線から引き出す必要がないため、幹線から支線が飛び出すこともなく、ワイヤハーネス組み付けの作業性を向上させることができる。
さらに、ECUに電子部品を実装している場合でも、可撓性を有するカバーを取り付けることにより、ワイヤハーネス外周に密着させて巻きつけ固定することができる。さらにまた、ECUが大きな面積を有する場合や、多数のコネクタを必要とする場合でも、ECUを複数の小幅のECUに分割してワイヤハーネス外周上に間隔をあけて並置し、各ECUをワイヤハーネスの電線を介して接続することにより、ワイヤハーネスの外周に巻きつけ固定することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4は、本発明の第1実施形態に係るワイヤハーネスへの電子制御ユニット(ECU)の取付構造を示しており、自動車に搭載されるECU10を、ワイヤハーネス30の支線である電線群31と接続している。
前記ECU10の基板11は、図2に示すように、導電箔12を所要回路形状にパターン形成してなる回路体13の表裏両面を、ポリエチレンテレフタレート等の可撓性を有する絶縁樹脂シート14、15で挟み固着して形成している。この基板11は、幅W1が短く、長さL1が長い、長方形状としている。
前記導電箔12からなる回路体13の長さL1方向の一端では、図2に示すように、前記表側絶縁樹脂シート14を剥離して回路体13を露出し、この回路体13の端末にコネクタ16のコネクタ端子17を半田付けHで固着している。また、表側絶縁樹脂シート14は、チップ等の電子部品18の実装箇所でも剥離されて内部の回路体13を露出し、そこに電子部品18を半田付けHで実装している。
前記ECU10には、図3(A)(B)に示すように、ECU基板11と実装された前記電子部品18とを囲み、内包するように、絶縁樹脂からなる可撓性を有する筐体のカバー21を取り付けている。該カバー21は、ECU基板11に実装された前記コネクタ16までは内包しないが、該コネクタ16の首下まで、即ち、前記コネクタ端子17と半田接続された回路体13の端末露出部分まで覆うように取り付けられる。
前記ECU10の前記ワイヤハーネス30への取付作業は、まず、図3(A)(B)に示すように、前記電線群31の端末に接続したメス端子20をコネクタ19に嵌合接続し、該コネクタ19を前記ECU側コネクタ16に嵌合接続して、ECU10の回路体13と電線群31とを接続する。次に、前記カバー21が取り付けられたECU10を、長さL1方向がワイヤハーネス幹線30の長さ方向と平行となるように、該ワイヤハーネス幹線30の外周上に載置し、図4に示すように、ワイヤハーネス幹線30の外周面に沿うように撓らせて密着させ、図1に示すように、該ECU10と電線群31の上から粘着テープTを巻きつけて、ECU10をワイヤハーネス幹線30の外周面に巻きつけ固定する。
上記ECU取付構造により、ECU10を車体側に固定する必要がなくなるため、固定金具と車体固定作業が不要となり、作業性が向上するとともにコスト削減を図ることができる。また、ECU10とともに、該ECU10に接続される電線群31(支線)も、前記粘着テープTでワイヤハーネス幹線30に巻きつけられるため、電線群31がワイヤハーネス幹線30から飛び出して他の車載部品等に引っ掛かるなどの支障がなくなり、ワイヤハーネス30の組み付け作業性も向上する。
さらに、ECU基板11に実装された電子部品18を覆うカバー21も可撓性を備えているため、ECU10とカバー21とをワイヤハーネス幹線30の外周面の湾曲に沿わせて密着させることができ、ワイヤハーネス30の徒太化を抑制することができる。
図5および図6は、本発明の第2実施形態を示し、ECU10の回路体13の両端に電線群31、32を接続している。
詳しくは、前記ECU10の基板11の長さL2の一端側では、露出させた回路体13にコネクタ16−1を実装し、他端では回路体13にコネクタ16−2を実装し、それぞれコネクタ端子17−1、17−2と回路体13とを半田付けで接続している。このECU10をワイヤハーネス幹線30の外周面上に配置するときは、前記ECU基板11の長さL2方向が、ワイヤハーネス幹線30の長さ方向と平行となるように配置する。
電線群31の端末にはコネクタ19−1を、電線群32の端末にはコネクタ19−2を接続し、コネクタ19−1を前記ECU側コネクタ16−1に、コネクタ19−2を前記ECU10側コネクタ16−2に、それぞれ嵌合接続したうえで、該ECU10と電線群31、32の上から粘着テープTを巻きつけ、ワイヤハーネス30と一体化させて固定する。なお、図5中、ECU10に巻き付けて被覆する粘着テープTの図示は省略して示している。
図7および図8は本発明の第三実施形態を示し、幅の広いFPC基板22上にECU10の一端側に5束の電線群31〜35を接続している。
前記FPC基板22の幅W3で、ワイヤハーネス幹線30の外周よりも小さく、このFPC基板22上に、5つの小幅の小ブロックECU10−1〜10−2を設けている。各ECU10−1〜10−5の一端側には、図8にも示すように、コネクタ16−1〜16−5を一つずつ実装し、それぞれのコネクタ端子17−1〜17−5を各回路体13の端末に半田付けで接続している。また、各ECU10−1〜10−5には、電子部品18を覆うためのカバー21−1〜21−5が取り付けられている。このように夫々カバー21−1〜21−5が取り付けられた小ブロックECU10−1〜10−5を、コネクタ16−1〜16−5が同一側に位置するように1枚のFPC基板22上に並設している。
前記電線群31〜35の端末にはコネクタ19−1〜19−5を接続しておくと共に、連結された前記小ブロックECU10−1〜10−5を、図7(A)(B)に示すように、ワイヤハーネス幹線30の外周面に簀巻き状に巻きつけ、各コネクタ16−1〜16−5に、前記電線側コネクタ19−1〜19−5を嵌合接続して、電線群31〜35をECU10(10−1〜10−5)の回路体13に接続する。最後に、ECU10(10−1〜10−5)と電線群31〜35の上から粘着テープTを巻きつけ、該ECU10をワイヤハーネス30と一体化させて固定する。
なお、図9においては小ブロックECU10−1〜10−5に巻き付ける粘着テープTの図示は省略している。
このように、ECU10の面積が大きい場合や、一つのFPC基板上に小幅の小ブロックECU10−1〜10−5を並設して夫々コネクタ16−1〜16−5を取り付ける必要がある場合でも、ECU10を設けるFPC基板22の幅W3がワイヤハーネス30の外周よりも小さい場合は、ワイヤハーネス30の外周に無理なく沿わせて巻きつけ固定することができ、作業性も向上する。
図9は本発明の第四実施形態を示し、異なる通信プロトコル間の信号を変換するゲートウエイECUに本発明を適用したもので、該ゲートウエイECU10’を複数のECU10A〜10Dに分割し、ワイヤハーネス40の外周面に長さ方向に間隔をあけて取り付けている。
詳しくは、前記ゲートウエイECU10’は、ワイヤハーネス幹線40の全周に巻きつけられないほどの面積を必要とし、これを4つの小ブロックECU10A〜10D、即ち、電源回路用ECU10A、信号レベル変換回路1用ECU10B、プロトコル変換回路用ECU10C、信号レベル変換回路2用ECU10Dに分割している。
前記電源回路用ECU10Aには、電源入力電線41が接続されるとともに、信号レベル変換回路1用ECU10B、プロトコル変換回路用ECU10C、信号レベル変換回路2用ECU10Dそれぞれへの電源出力電線42、43、44も接続されている。また、信号レベル変換回路1用ECU10Bには、プロトコル変換回路10Cと接続する電線45と、他の回路基板と接続する電線16が接続され、信号レベル変換回路2用ECU10Dには、プロトコル変換回路10Cと接続する電線47と、他の回路基板と接続する電線48が接続されている。
これら各小ブロックECU10A〜10Dには、それぞれ長さ方向の両端にコネクタ16が実装され、各小ブロックECU10A〜10Dをワイヤハーネス40の外周面上に長さ方向に間隔をあけて配置し、前記各電線41〜48の端末に接続されたコネクタ19を前記ECU側コネクタ16に嵌合して、各小ブロックECU10A〜10Dを電線41〜48を介して互いに接続している。
各小ブロックECU10A〜10Dにカバー21A〜21Dが取り付けられていることと、該ECU10A〜10Dと電線41〜48の上から粘着テープが巻きつけられてワイヤハーネス40の外周面に各ECU10A〜10Dが固定される構造については、前記各実施形態と同じである。
本実施形態のように、ゲートウエイECU10’の面積が大きすぎて、ワイヤハーネス40の外周に1周で巻きつけられない場合でも、該ECU10’を、小幅の小ブロックECU10A〜10Dに分割し、それをワイヤハーネス40の長さ方向に間隔をあけて並置すると共に、各小ブロックECU10A〜10Dを、ワイヤハーネス40を構成する電線41〜48を介して接続することにより、ワイヤハーネス40の外周にゲートウエイECU10’を密着させて巻きつけ固定できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。特に、電線群の端末とECUの回路体との接続は、コネクタを介した接続に限らず、半田付け、抵抗溶接あるいは超音波溶接により直接的に固着してもよい。また、ワイヤハーネス幹線にECUや支線を巻きつけ固定するものとして、粘着テープに替えて結束バンドを用いても良い。
本発明の第一実施形態に係るワイヤハーネスへの電子制御ユニット(ECU)の取付構造を示す透視斜視図である。 ECUの構成を示す説明図である。 ECUと電線群との接続構造を示す説明図であり、(A)は平面図であり、(B)は側面図である。 図1のIV−IV線断面図である。 本発明の第2実施形態を示す概略斜視図(粘着テープ部分省略)である。 図5に示すECUと電線群との接続構造を示す平面図である。 本発明の第3実施形態を示し、(A)が概略斜視図(粘着テープ省略)であり、(B)がB−B線断面図である。 図7に示すECUの分割構造を示す平面図である。 本発明の第4実施形態とそのシステムを示す説明図(粘着テープ省略)である。 従来例の図である。 従来例の問題点を示す説明図である。
符号の説明
10 ECU
10−1〜10−5 小ブロックECU
10’ゲートウェイECU
11 基板
13 回路体
14、15 絶縁樹脂シート
16、16−1〜16−5 (ECU側)コネクタ
19、19−1〜19−5 (電線側)コネクタ
21 カバー
30、40 ワイヤハーネス(幹線)
31〜35 電線群

Claims (5)

  1. 車両に搭載される電子制御ユニット(ECU)の基板を、所要回路形状に形成した導電箔を可撓性を有する絶縁樹脂シートで挟んだフレキシブル基板として構成し、
    前記ECUの回路と接続する電線群を集束しているワイヤハーネスの外周面に、前記ECUをテープ巻きあるいは結束バンドで固定していることを特徴とするワイヤハーネスの電子制御ユニット取付構造。
  2. 前記ECUの導電箔からなる回路端末を前記ワイヤハーネスの電線端末から露出した芯線と半田付け、抵抗溶接あるいは超音波溶接で固着し、
    あるいは、前記ECUの回路端末に実装したコネクタを介して前記ワイヤハーネスの電線を接続している請求項1に記載のワイヤハーネスへの電子制御ユニット取付構造。
  3. 前記ECUの回路には電子部品を実装し、かつ、前記基板と該基板上の電子部品を囲む可撓性を有するカバーを設けている請求項1または請求項2に記載のワイヤハーネスへの電子制御ユニット取付構造。
  4. 前記ECUの導電箔からなる回路の一端あるいは両端末に前記ワイヤハーネスの電線を接続している請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のワイヤハーネスへの電子制御ユニット取付構造。
  5. 1つのECUの幅が、取り付けるワイヤハーネスの外周よりも大きい場合は、該ECUを複数個数に分割し、ワイヤハーネスの長さ方向に間隔をあけて取り付け、分割されたECUの回路はワイヤハーネスの電線を介して接続している請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のワイヤハーネスへの電子制御ユニット取付構造。
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