JP5584189B2 - 船外機の冷却/吸気装置 - Google Patents
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Description
電装ボックスに導かれた空気は電装ボックス内の電装部品を冷却し、電装部品を冷却した空気がエンジンの吸気口を経てスロットルボディに吸い込まれる(例えば、特許文献1参照。)。
よって、空気取入口からエンジンカバー内に吸い込まれた空気は、エンジンカバー内の上空間を経てエンジンの吸気口に吸い込まれる。すなわち、空気取入口から吸い込まれた空気をエンジンカバー内の全域に亘って循環させることが難しい。
このため、空気取入口からエンジンカバー内に吸い込まれた空気でエンジンカバー内の全域、すなわち、エンジンの全体を空気で冷却する工夫が求められる。
第1吸気通路に吸い込まれた空気が第1出口からエンジンカバーの上前端部側に導出される。
上前端部側に導出された空気が隔壁でエンジンカバーの下方に案内される。
エンジンカバーの下方に案内された空気が、後方の第2吸気通路側に導かれ、第2吸気通路を経てスロットルボディまで吸引される。
また、スロットルボディは、エンジンカバーの後側内部のうち上方空間に連通されている。
よって、エンジンカバーの下方に案内された空気を、エンジンカバーの後側内部の下方に導き、後側内部の下方に導いた空気を第2吸気通路を経て上方空間に導くことができる。
すなわち、吸気用の開口部から吸い込んだ空気を、エンジンカバー内の全域に亘って循環させることで、エンジンカバー内の空気を全域に亘って攪拌させることができる。
したがって、エンジンカバー内の全域において空気の温度が平均化され、エンジンカバー内のエンジンなどを効率よく冷却することができる。
このように、燃焼室に導く吸気温度の上昇を抑制することで、エンジンの出力を向上させることができる。
これにより、エンジンカバー内を簡単な構成で冷却することができる。
ここで、吸気用の開口部から吸い込んだ空気をエンジンカバー内に導入する第1出口がエンジンカバーの上前端部の近傍に設けられている。
これにより、吸気用の開口部から吸い込んだ空気を、エンジンカバー内の全域に亘って良好に循環させ、循環させた空気でエンジンカバー内の全域、すなわちエンジン全体を好適に冷却することができる。
ここで、第1出口からエンジンカバーの上前端部に導出された空気は、隔壁でエンジンカバーの下方に案内される。
よって、第1出口からエンジンカバーの上前端部に導出された空気を発電機に向けて導くことができる。
これにより、発電機に向けて導かれた空気で発電機を冷却することができる。
ここで、第2吸気通路の第2入口がエンジンカバーの後壁に隣接する下側内部に連通されている。
よって、発電機を冷却した空気は、第2入口に向けてエンジンカバーの後下方に導かれる。これにより、発電機を冷却した空気を電装部品に向けて導くことができ、電装部品に導かれた空気で電装部品を冷却することができる。
図1に示すように、船外機10は、船外機本体12と、船外機本体12に設けられて船体14(具体的には、船尾15)に着脱可能な取付手段16とを備えている。
取付手段16は、船外機本体12を左右方向(水平方向)に揺動可能なスイベル軸17と、船外機本体12を上下方向に揺動可能なチルト軸18とを備えている。
ギヤ機構29およびプロペラ軸31は、エクステンションケース33の下側に設けられたギヤケース34で覆われている。
上両側部24aの吸気開口部25のうち、他方の吸気開口部(奥側の吸気開口部)25は図5に示す。
吸気開口部25および冷却開口部26については後で詳しく説明する。
従動プーリ47、駆動プーリ48および駆動ベルト49の上方がベルトカバー46で覆われている。
ベルトカバー46は、サイレンサ57の前端部57dに設けられている。
さらに、発電機43は、隔壁81の前方で、かつ第1冷却吸気通路63の第1出口65下方に設けられている。
一方の電装部品44は、エンジンカバー24の内部40において、エンジン23の右前側部23aに設けられている。
これにより、一方の電装部品44は、発電機43の右側後方(後方)で、かつ隔壁81の鉛直方向下方に設けられている。
これにより、他方の電装部品45は、発電機43の左側後方(後方)で、かつ隔壁81の鉛直方向下方に設けられている。
この冷却/吸気装置50は、吸気手段51でエンジン23の燃焼室に空気を導く機能と、冷却手段52でエンジンカバー24内に空気を導いてエンジンカバー24内を冷却する機能とを備えている。
この吸気通路55は、エンジンカバー24、エアガイド61およびリヤダクト62などで形成され、矢印で示すように一対の吸気通路部55A,55B(一方の吸気通路部55Aおよび他方の吸気通路部55B)の二系統の通路部を備えている。
一方の吸気通路55Aおよび他方の吸気通路55Bのうち一体に形成された下流側吸気通路55Cで、サイレンサ57およびスロットルボディ42間が連通されている。
また、他方の吸気通路部55Bは、エンジンカバー24の他方の吸気開口部25から導入した空気をサイレンサ57を経てスロットルボディ42まで案内する通路部である。
第1冷却吸気通路63については後で詳しく説明する。
第1出口65は、第1冷却吸気通路63の出口を形成する部位である。
側壁66は、第1冷却吸気通路63の側壁を形成する部位である。
また、第1冷却吸気通路63に第1、第2の案内板67,68を設けることで、冷却開口部26から第1冷却吸気通路63内に導かれた空気を各案内板67,68で第1出口65に向けて円滑に案内できる。
複数のガイドプレート72は、図5に示すように、上両側の吸気開口部25に対応する部位に設けられ、吸気開口部25から吸い込まれた空気から水を分離する部位である。
この吸気ガイド部71は、ガイド底部64の後端部に縦方向に向けて設けられた略矩形筒状の通路である。
吸気ガイド部71は、エンジンカバー24の後側内部40aのうち上方の空間40bに設けられている。
以下、ガイド下空間40dを上方空間40dとして説明する。
すなわち、上方空間40dは、エンジンカバー24の後側内部40aのうち上方に設けられた空間である。
吸気ガイド部71でガイド上空間40cが上方空間40dに連通されている。
よって、吸気開口部25からガイド上空間40cに吸い込まれた空気を、吸気ガイド部71を経て上方空間40dに下向きに案内することができる。
リヤダクト62は、吸気ガイド部71の下流側で、かつ、エンジンカバー24の後壁24c側に設けられている。
すなわち、一方の吸気通路部55Aの途中にサイレンサ57が連通されている。
すなわち、他方の吸気通路部55Bの途中にサイレンサ57が連通されている。
よって、一方の吸気通路部55Aおよび他方の吸気通路部55Bの両方の通路部にサイレンサ57が兼用されている。
サイレンサ57のサイレンサ室58は、一方の入口57aが一方の吸気通路部55Aの途中に連通され、かつ、他方の入口57bが他方の吸気通路部55Bの途中に連通されている。
一方の吸気通路部55Aの途中および他方の吸気通路部55Bの途中は、エンジンカバー24の後側内部40aのうち上方空間40dに設けられている。
よって、サイレンサ57のサイレンサ室58は、エンジンカバー24内の上方空間40dに連通されている。
また、サイレンサ57のサイレンサ室58は、出口57cが下流側吸気通路55Cを経てスロットルボディ42に連通されている。
また、他方の吸気通路部55Bで案内された空気は、他方の入口57bを経てサイレンサ室58に矢印の如く導かれる。
サイレンサ57は、エンジン23の駆動時に吸気脈動や衝撃波にともなって吸気音が発生した際に、発生した吸気音を低減する機能を備えている。
また、スロットルボディ42は、上流側の端部42aがサイレンサ57を経てエンジンカバー24内の上方空間40dに連通されている。
さらに、第1出口65は、一対の電装部品44,45(他方の電装部品45は図4に示す)の間で、かつ、一対の電装部品44,45の上方に配置されている。
よって、第1出口65の後下方に隣接した位置において、ガイド底部64およびベルトカバー46間の空間40gが、隔壁81で発電機43側の空間40hから仕切られている(図4も参照)。
発電機43側の空間40hは、第1出口65に対向する空間である。
これにより、第1出口65から導出された空気を、隔壁81でエンジンカバー24下方の発電機43や一対の電装部品44,45に向けて案内することができる。
この第2冷却吸気通路83の第2出口85は、図4に示すように、一方のサイドガイド部75の前上面75aに対峙され、かつ他方のサイドガイド部76の前上面76aに対峙されることにより上方空間40dに設けられている。
よって、第2冷却吸気通路83の第2出口85は、一方の吸気通路部55Aの途中に連通され、かつ他方の吸気通路部55Bの途中に連通されている。
さらに、第2出口85は、他方の吸気通路部55Bおよびサイレンサ57を経てスロットルボディ42に連通されている。
換言すれば、図3に示すように、スロットルボディ42に連通可能な第2出口85は、エンジンカバー24の後側内部40aのうち上方空間40dに設けられている。
第2冷却吸気通路83の第2入口84は、後壁24cの下部24eに配置されることで、エンジンカバー24の下側内部40eのうち、後壁24cに隣接する下後側内部(下側内部)40fに連通されている。
下後側内部40fは、発電機43や一対の電装部品44,45に対して後方の位置で、かつ下方の位置に配置されている。
なお、図8〜図9において空気の流れ方向を矢印(実線)で示す。
同時に、エンジンカバー24の他方の吸気開口部25からエアガイド61の左側部に向けて空気が矢印ALの如く導かれる。
以下、一方の吸気開口部25から矢印ARの如く導かれた空気の流れについて詳しく説明する。
一方の吸気通路部55Aに導かれた空気は、吸気ガイド部71内に向けて矢印BRの如く下向きに導かれる。
一方のサイドガイド部75に導かれた空気は、一方のサイドガイド部75を経てサイレンサ57の一方の入口57aに向けて矢印DRの如く導かれる。
サイレンサ57の出口57cまで導かれた空気は、下流側吸気通路55Cからスロットルボディ42に矢印GRの如く導かれ、さらにスロットルボディ42を経てエンジン23の燃焼室に導かれる。
図8(b)〜図9(a),(b)に示すように、他方の吸気通路55Bに導かれた空気は、一方の吸気通路55Aに導かれた空気と同様に、矢印CL、矢印DL、矢印EL、矢印FLおよび矢印GLの如くスロットルボディ42を経てエンジン23の燃焼室に導かれる。
なお、図9(b)において吸気音の伝達方向を矢印(破線)で示す。
ここで、サイレンサ室58に導かれた空気は膨張して流速が遅くなっている。
よって、サイレンサ室58に伝えられた吸気音の音圧が低下し、吸気音が減衰されて低減する。
図10(a)に示すように、スロットルボディ42は、サイレンサ57のサイレンサ室58およびエンジンカバー24の上方空間40dを介して第2冷却吸気通路83に連通されている。
これにより、エンジンカバー24(内部40)の空気が、第2冷却吸気通路83の第2入口84から第2冷却吸気通路83および上方空間40dを経てスロットルボディ42に導かれる。
第1入口69に導かれた空気は第1冷却吸気通路63を経て第1出口65に矢印Jの如く導かれる。
第1出口65に導かれた空気は第1出口65を通過し、エンジンカバー24の内部40のうち上前端部24d側の空間に向けて矢印Kの如く下向きに導かれる。
すなわち、内部40の上前端部24d側の空間に導かれた空気は、隔壁81によって上前端部24d側の空間40hに向けて矢印Lの如く下方に案内される。
よって、下方に案内された空気のうち、一部の空気が発電機43に向けて矢印Lの如く導かれるとともに、残りの空気が一対の電装部品44,45に向けて矢印Mの如く導かれる。
これにより、発電機43に向けて矢印Lの如く導かれた空気で発電機43を冷却することができる。
また、第2冷却吸気通路83の第2入口84が、第1出口65の略対角線上に配置されている。さらに、第2入口84が、エンジンカバー24の後壁24c(具体的には、下部24e)に隣接する下後側内部40fに連通されている。
これにより、一対の電装部品44,45まで導かれた空気で一対の電装部品44,45を冷却することができる。
下後側内部40fに導かれた空気は、第2入口84を経て第2冷却吸気通路83に矢印Pの如く導かれる。
第2冷却吸気通路83に導かれた空気は、第2冷却吸気通路83の第2出口85を経て上方空間40dに矢印Qの如く導かれる。
よって、第2出口85から上方空間40dに導かれた空気は、一対の吸気通路部55A,55Bから導かれた空気とともにサイレンサ57のサイレンサ室58に矢印Rの如く導かれる。
サイレンサ室58に導かれた空気は、サイレンサ室58の出口57cおよび下流側吸気通路55Cを経てスロットルボディ42に矢印Sの如く導かれる。
さらに、下後側内部40fに導いた空気を第2冷却吸気通路83を経て上方空間40dに導くことができる。
これにより、エンジンカバー24内の全域において空気の温度が平均化され、エンジンカバー24内のエンジン23などを効率よく冷却することができる。
このように、燃焼室に導く吸気温度の上昇を抑制することで、エンジン23の出力を向上させることができる。
これにより、エンジンカバー24内を簡単な構成で冷却することができる。
例えば、前記実施例で示した船外機10、エンジン23、エンジンカバー24、冷却開口部26、スロットルボディ42、発電機43、一対の電装部品44,45、船外機の冷却/吸気装置50、第1冷却吸気通路63、第1出口65、隔壁81、第2冷却吸気通路83、第2入口84および第2出口85などの形状や構成は例示したものに限定するものではなく適宜変更が可能である。
Claims (3)
- エンジンがエンジンカバーで覆われ、該エンジンカバーの後側内部のうち上方空間にスロットルボディが連通された船外機の冷却/吸気装置であって、
前記エンジンカバーの上部に設けられ、該エンジンカバーの内部に空気を案内可能な吸気用の開口部と、
前記開口部に連通され、前記エンジンカバーの上側内部に沿って前記エンジンカバーの上前端部まで延出され、前記上前端部に開口する第1出口を有する第1吸気通路と、
前記第1出口の下方に略鉛直方向を向いて設けられ、前記第1出口から導出された空気を前記エンジンカバーの下方に案内可能な隔壁と、
前記隔壁の後方において前記エンジンカバーの後壁に沿って略鉛直方向に延出され、上端部の第2出口を前記上方空間に連通可能な第2吸気通路と、
を備えたことを特徴とする船外機の冷却/吸気装置。 - 前記第2吸気通路は、
下端部の第2入口が前記エンジンカバーの後壁に隣接する下側内部に連通されたことを特徴とする請求項1記載の船外機の冷却/吸気装置。 - 前記エンジンカバーの内部において、
前記隔壁の前方で、かつ前記第1出口の下方に設けられた発電機と、
前記発電機の後方で、かつ前記隔壁の鉛直方向下方に設けられた電装部品と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の船外機の冷却/吸気装置。
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