JP5585445B2 - ラウロラクタムの製造方法 - Google Patents
ラウロラクタムの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5585445B2 JP5585445B2 JP2010513027A JP2010513027A JP5585445B2 JP 5585445 B2 JP5585445 B2 JP 5585445B2 JP 2010513027 A JP2010513027 A JP 2010513027A JP 2010513027 A JP2010513027 A JP 2010513027A JP 5585445 B2 JP5585445 B2 JP 5585445B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reaction
- rearrangement
- cyclododecanone oxime
- water
- trichlorotriazine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D201/00—Preparation, separation, purification or stabilisation of unsubstituted lactams
- C07D201/02—Preparation of lactams
- C07D201/04—Preparation of lactams from or via oximes by Beckmann rearrangement
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D225/00—Heterocyclic compounds containing rings of more than seven members having one nitrogen atom as the only ring hetero atom
- C07D225/02—Heterocyclic compounds containing rings of more than seven members having one nitrogen atom as the only ring hetero atom not condensed with other rings
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Other In-Based Heterocyclic Compounds (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
特許文献4、5及び6は、非特許文献1において非極性溶媒を用いた場合、転位収率が低い点に着目し、これを改良して使用可能な溶媒の範囲を非極性溶媒まで拡大している。一般的に非極性溶媒は極性溶媒に比べ熱的、化学的に安定であり、沸点が低く、蒸発潜熱も小さいため、溶媒の回収・リサイクルが容易である一方、極性の高い有機物や無機物を溶かし難い。
従って、転位反応に供されるシクロドデカノンオキシム溶液中の水を完全に除去すれば、少量のトリクロロトリアジン添加においても転位反応を完結することは可能と推測される。しかし、シクロドデカノンオキシムは親水性のオキシム基を有するため水を吸着しやすく、シクロドデカノンオキシム溶液を絶乾することは容易ではない。
内部が4室に分割され、各室毎に攪拌翼が設けられた液相部容積30Lの枕型オキシム化第1反応器に、ヒドロキシルアミン硫酸塩(和光純薬工業社製)の15重量%水溶液を1.5kg/h及びオキシム化第2反応器から送液される油相をフィードした。反応温度を95℃に設定し、各室に25重量%アンモニア水を32g/hでフィードしオキシム化反応を行った。反応液には0.5kg/hでトルエンを加えた後分液し、シクロドデカノンオキシムとトルエンからなる油相を得た。水相はオキシム化第2反応器へフィードした。オキシム化第2反応器は15Lで内部が4室に分割された枕型反応器で、前記オキシム化反応液水相と25重量%のシクロドデカノンのトルエン溶液2kg/h(第1反応器へのヒドロキシルアミン硫酸塩と等モル量)を同反応器にフィードし、反応温度を95℃に設定し、各室に25重量%アンモニア水を16g/hでフィードしオキシム化反応を行った。得られた反応液は分液し、油相はオキシム化第1反応器にフィードした。水相には325g/hでトルエンを加え、向流抽出で水中に溶解しているシクロドデカノンオキシムを回収し、第1反応器から取得した油相に合した。同油相をカールフィッシャー型水分測定器(平沼AQ−2100型微量水分測定装置)を用いて測定した結果、4000重量ppmの水分を含有していた。なお、以下の参考例、実施例、比較例においては特にことわりのない限りppmは重量ppmを示し、成分比はモル比を示す。
[参考例2:シクロドデカノンオキシムの乾燥]
実施例1〜27及び比較例1〜13に用いるシクロドデカノンオキシムを以下のように調製した。
アセトニトリル(和光純薬工業社製)50gに参考例2で得た乾燥シクロドデカノンオキシム10g、トリクロロトリアジン(和光純薬工業社製)0.467g(シクロドデカノンオキシム濃度16.6重量%、トリクロロトリアジン/シクロドデカノンオキシム(モル/モル);0.05)を溶かし反応原料液を調整した。アセトニトリル中の水分を測定した結果450ppmの水分を含有しており、反応原料液中の水分量は375ppmとなった。反応原料液中の水/トリクロロトリアジン比は0.50であった。なお、反応原料液の調整及び溶媒中の水分測定はドライボックス中で行った。密閉した反応原料液をドライボックスから取り出し、窒素雰囲気下油浴中で攪拌しながら昇温し、80℃にて2時間反応を行い、ガスクロマトグラフィー分析を行った結果(以下、実施例、比較例おいて同様に分析を行った)、シクロドデカノンオキシムの転化率は100%、ラウロラクタム収率は98.0%であった。なお、シクロドデカノンオキシムの加水分解により生成したと思われるシクロドデカノン収率は0.7%であった。反応条件及び結果を表1に示す。以下実施例2〜26、比較例1〜12の反応結果も表1に示す。
反応溶媒を水250ppmを含むベンゾニトリル(和光純薬工業社製)に変え、トリクロロトリアジン添加量を0.093gに減量した以外は実施例1と同様に反応をおこなった。
反応溶媒を実施例1で用いたアセトニトリル(水分含有量450ppm)に変え、反応時間を4時間に延長した以外は実施例2と同様に反応を行った。
比較例1で用いたアセトニトリルに焼成した(300℃、8時間)モレキュラーシブス4A(和光純薬工業社製)を加え24時間乾燥した。水分含有量は60ppmまで低下した。この乾燥アセトニトリルを用い、反応時間を2時間として比較例1と同様に反応を行った。表1に示したとおり、シクロドデカノン収率が低下した。
反応溶媒をトルエン(水分含有量310ppm)に変え、反応時間を3.5時間とした以外は実施例1と同様に反応を行った。
トリクロロトリアジンの添加量を0.28gに減量した以外は実施例4と同様に反応を行った。
トリクロロトリアジンの添加量を0.065gに減量し、反応時間を6時間とした以外は実施例4と同様に反応を行った。
シクロドデカノンオキシム10gとトリクロロトリアジン0.093gのほかに助触媒として塩化亜鉛0.069gを加え、実施例3の乾燥アセトニトリルと同様にして乾燥させたトルエン(水分含有量40ppm)50gを溶媒に用いて、95℃で1時間反応を行った。
実施例6で用いた乾燥トルエンに水を添加して水分含有量336ppmのトルエンを調整した。この調整トルエンを溶媒に用いた以外は実施例6と同様に反応をおこなった。
実施例6で用いた乾燥トルエンに水を添加して水分含有量825ppmのトルエンを調整した。この調整トルエンを溶媒に用いた以外は実施例6と同様に反応をおこなった。
実施例6で用いた乾燥トルエンに水を添加して水分含有量1000ppmのトルエンを調整した。この調整トルエンを溶媒に用いたこと及びトリクロロトリアジンを0.262g、塩化亜鉛を0.194gに増量したこと以外は実施例6と同様に反応をおこなった。
シクロドデカノンオキシム20g、トリクロロトリアジン0.187g、塩化亜鉛0.138gを、実施例3の乾燥アセトニトリルと同様にして乾燥したトルエン(水分含有量34ppm)46.3gに加え、反応を行った。
実施例9で用いた乾燥トルエンに水を添加して水分含有量390ppmのトルエンを調整した。この調整トルエンを溶媒に用いた以外は実施例9と同様に反応をおこなった。
実施例9で用いた乾燥トルエンに水を添加して水分含有量770ppmのトルエンを調整した。この調整トルエンを溶媒に用いた以外は実施例9と同様に反応をおこなった。
実施例9で用いた乾燥トルエンに水を添加して水分含有量1020ppmのトルエンを調整した。この調整トルエンを溶媒に用いた以外は実施例9と同様に反応をおこなった。
実施例9で用いた乾燥トルエンに水を添加して水分含有量1910ppmのトルエンを調整した。この調整トルエンを溶媒に用いた以外は実施例9と同様に反応をおこなった。
シクロドデカノンオキシム50g、トリクロロトリアジン0.467g、塩化亜鉛0.346gを、実施例3と同様にして乾燥したトルエン(水分含有量35ppm)51gに加え、反応を行った。
実施例12で用いた乾燥トルエンに水を添加して水分含有量1600ppmのトルエンを調整した。この調整トルエンを溶媒に用いた以外は実施例12と同様に反応をおこなった。
実施例12で用いた乾燥トルエンに水を添加して水分含有量2500ppmのトルエンを調整した。この調整トルエンを溶媒に用いた以外は実施例12と同様に反応をおこなった。
実施例9で用いた乾燥トルエンのかわりにモレキュラーシブス4Aで乾燥したメチルシクロヘキサン(水分濃度45ppm)を溶媒に用いた以外は実施例9と同様(に反応をおこなった。
実施例14で用いた乾燥メチルシクロヘキサンに水を添加して水分含有量620ppmのメチルシクロヘキサンを調整した。この調整メチルシクロヘキサンを溶媒に用いた以外は実施例14と同様に反応をおこなった。
実施例14で用いた乾燥メチルシクロヘキサンに水を添加して水分含有量890ppmのメチルシクロヘキサンを調整した。この調整メチルシクロヘキサンを溶媒に用いた以外は実施例14と同様(反応原料溶液中の水分濃度622ppm、水/トリクロロトリアジン;2.27)に反応をおこなった。
実施例9で用いた乾燥トルエンのかわりにモレキュラーシブス4Aで乾燥したイソプロピルシクロヘキサン(水分濃度55ppm)を溶媒に用いた以外は実施例9と同様に反応をおこなった。
実施例16で用いた乾燥イソプロピルシクロヘキサンに水を添加して水分含有量700ppmのイソプロピルシクロヘキサンを調整した。この調整イソプロピルシクロヘキサンを溶媒に用いた以外は実施例16と同様に反応をおこなった。
実施例16で用いた乾燥イソプロピルシクロヘキサンに水を添加して水分含有量1100ppmのイソプロピルシクロヘキサンを調整した。この調整イソプロピルシクロヘキサンを溶媒に用いた以外は実施例16と同様に反応をおこなった。
実施例9で用いた乾燥トルエンのかわりにモレキュラーシブス4Aで乾燥したシクロオクタン(水分濃度35ppm)を溶媒に用いた以外は実施例9と同様に反応をおこなった。
実施例18で用いた乾燥シクロオクタンに水を添加して水分含有量770ppmのシクロオクタンを調整した。この調整シクロオクタンを溶媒に用いた以外は実施例18と同様に反応をおこなった。
実施例18で用いた乾燥シクロオクタンに水を添加して水分含有量920ppmのシクロオクタンを調整した。この調整シクロオクタンを溶媒に用いた以外は実施例18と同様に反応をおこなった。
実施例9で用いた乾燥トルエンのかわりにモレキュラーシブス4Aで乾燥したデカリン(水分濃度30ppm)を溶媒に用いた以外は実施例9と同様に反応をおこなった。
実施例20で用いた乾燥デカリンに水を添加して水分含有量685ppmのデカリンを調整した。この調整デカリンを溶媒に用いた以外は実施例20と同様に反応をおこなった。
実施例20で用いた乾燥デカリンに水を添加して水分含有量1020ppmのデカリンを調整した。この調整デカリンを溶媒に用いた以外は実施例20と同様に反応をおこなった。
実施例9で用いた乾燥トルエンのかわりに溶融状態でモレキュラーシブス4Aを加えて乾燥したシクロドデカン(水分濃度55ppm)を溶媒に用いた以外は実施例9と同様に反応をおこなった。
実施例22で用いた乾燥シクロドデカンを溶融し、水を添加して水分含有量650ppmのシクロドデカンを調整した。この調整シクロドデカンを溶媒に用いた以外は実施例22と同様に反応をおこなった。
実施例22で用いた乾燥シクロドデカンを溶融し、水を添加して水分含有量1050ppmのシクロドデカンを調整した。この調整シクロドデカンを溶媒に用いた以外は実施例22と同様に反応をおこなった。
実施例12で用いたシクロドデカノンオキシム(水分濃度15ppm)、トルエン(水分濃度35ppm)を用い、シクロドデカノンオキシム30g、トリクロロトリアジン0.072g、塩化亜鉛0.419g、トルエン57.83gを加え反応原料を調整し、100℃で1時間反応を行った。
トリクロロトリアジンを0.034g、トルエンを35.25gに変えた以外は実施例24と同様に反応を行った。
実施例24に用いたトルエンに水を添加し水分濃度440ppmのトルエンを調整した。シクロドデカノンオキシム30g、トリクロロトリアジン0.102g、塩化亜鉛0.635g、調整トルエン45.88gを加え反応原料を調整し、100℃で1時間反応を行った。
トリクロロトリアジンを0.225gに増量した以外は比較例12と同様に反応を行った。
参考例1で得たシクロドデカノンオキシムのトルエン溶液に溶解している水をトルエンと共に留去し、脱水した。脱水後のシクロドデカノンオキシムのトルエン溶液中の水分は135ppmであり、シクロドデカノンオキシムの濃度は46重量%であった。このシクロドデカノンオキシム溶液を1.5Lの攪拌翼のついた槽型反応器を3槽直列に連結した転位反応器に1.17kg/hの速度でフィードした。また、転位反応器第1槽には5重量%のトリクロロトリアジンのトルエン溶液を0.1kg/h、5重量%の塩化亜鉛のトルエン、ラウロラクタム溶液(トルエン/ラウロラクタムの重量比は1/1)0.075kg/hでフィードした。なお、トリクロロトリアジン溶液および塩化亜鉛溶液中の水分はそれぞれ80ppm、800ppmであった。従って、転位反応槽にフィードされる水/トリクロロトリアジン比は0.46であった。転位反応は95℃にコントロールして行い第3反応槽出口液についてガスクロマトグラフィー分析を行った結果、シクロドデカノンオキシムは検出されず、ラウロラクタムの収率(塩化亜鉛の溶解に用いたラウロラクタム分は補正)は96.6%、シクロドデカノン収率は0.3%であった。
シクロドデカノンオキシムのトルエン溶液の脱水を行わなかった以外は実施例27と同様に転位反応を行った。転位反応槽にフィードされる水/トリクロロトリアジン比は9.70であった。反応槽出口液についてガスクロマトグラフィー分析を行った結果、シクロドデカノンオキシムの転化率は42.0%、ラウロラクタム収率は35.7%、シクロドデカノン収率は0.3%であった。また、各槽には白色の沈殿物が付着しており、マススペクトル分析の結果、トリオキシトリアジン(シアヌル酸)であった。
[参考例3:シクロドデカノンオキシム溶液の脱水]
実施例28〜30及び比較例14〜17に用いるシクロドデカノンオキシムを下記のように調製した。
プロペラ型攪拌装置の付いた0.17Lのガラス製攪拌槽型反応装置(槽内部に邪魔板及び加熱・冷却用ジャケット付)を3槽直列に連結し、参考例3で得られたシクロドデカノンオキシムのトルエン溶液(以下、a液)0.256kg/h、5重量%トリクロロトリアジンのトルエン溶液(以下、b液)0.016kg/h、塩化亜鉛5重量%、ラウロラクタム47.5重量%、トルエン47.5重量%からなる塩化亜鉛溶液(以下、c液)0.011kg/hを第1槽にフィードし、オーバーフローにて順次後段の反応槽にフィードした。各槽の温度は全て80℃、攪拌機の回転数は500rpmで反応を行った。また、転位反応槽フィード液中の水分は472ppm、水分/トリクロロトリアジンのフィードモル比は1.66であった。反応が定常状態になった後、各槽出口液を採取し、ガスクロマトグラフィー分析(参考例2と同一カラム使用)を行った結果、1,2,3槽のシクロドデカノンオキシム転化率は、順に、43.2%、76.8%、97.8%であり、ラウロラクタム収率は42.8%、76.4%、96.8%であった。第3反応槽から排出された反応液は0.17Lの後加熱槽に送られた。後加熱槽には錨型攪拌翼にテフロン(登録商標)製スクレイパーを取付け30rpmの低速で回転させながら不活性析出物を掻き取ると共に、下部の排出口より反応液を排出し、フィルターを通して析出物をろ別した後、ポンプアップし、後加熱槽に循環させた。一方、後処理槽の中段にはオーバーフローによる排出口を設け、排出された反応液は0.2Lの触媒除去槽に送られ0.03L/hの水で水洗後、油水分離され、油相を取得した。これを粗ラウロラクタム溶液という。なお、後加熱槽、触媒除去槽の温度は90℃であった。粗ラウロラクタム溶液のガスクロマトグラフィー分析を行った結果、シクロドデカノンオキシムの転化率は99.9%、ラウロラクタム収率は99.4%であった。また、反応槽1〜3槽及び後加熱槽には、析出物の付着、沈積は認められなかった。フィルターを熱水で洗浄し、溶解したトリオキシトリアジンを自動波長選択機能付吸光光度計(HACH社製DR890型)で定量した結果、転位工程にフィードしたトリクロロトリアジンに対し10.3mol%が検出された。同様に洗浄水中のトリオキシトリアジンを定量した結果、転位工程にフィードしたトリクロロトリアジンに対し、88.5mol%が検出された。一方、粗ラウロラクタム中のトリオキシトリアジン、トリクロロトリアジンは液体クロマトグラフィー分析で測定したが検出されなかった。
表2に示した条件で実施例28と同様に反応を行った。反応槽及び後加熱槽には、析出物の付着、沈積は認められなかった。また、フィルターで捕集されたトリオキシトリアジンは転位工程にフィードしたトリクロロトリアジンに対し1.4mol%、洗浄水に溶解したトリオキシトリアジンは転位工程にフィードしたトリクロロトリアジンに対し97.5mol%であり、粗ラウロラクタムからはトリオキシトリアジン及びトリクロロトリアジンは検出されなかった。
表2に示した条件で実施例29と同様に反応を行った。転位反応第1槽、第2槽には析出物の付着、沈積は認められなかったが、第3槽には器壁に固体の付着が観測された。第3槽付着物、及びフィルター捕集物を熱水で溶解し、トリオキシトリアジンを分析した結果、フィードしたトリクロロトリアジンに対し5.6%(第3槽付着物)、4.8%(フィルター捕集物)であった。
表2に示した条件で比較例14と同様に反応をおこなった。析出物の付着が認められなかったのは第1槽のみで、第2、第3槽には固体の付着が観測された。第2槽付着物、第3槽付着物、及びフィルター捕集物を熱水で溶解し、トリオキシトリアジンを分析した結果、フィードしたトリクロロトリアジンに対し4.0%(第2槽付着物)、8.9%(第3槽付着物)、1.0%(フィルター捕集物)であった。
。
参考例1で得られたシクロドデカノンオキシムのトルエン溶液に無水硫酸ナトリウムを加え乾燥した結果、水分濃度が1200ppmまで低下した。このシクロドデカノンオキシムのトルエン溶液を用いて比較例15と同様に反応を行った。また、第3槽でトリオキシトリアジンの析出が見られた。
a液から、さらにトルエンを留去し、シクロドデカノンオキシムを濃縮した。この溶液に塩化亜鉛を加え、シクロドデカノンオキシム49.8重量%、塩化亜鉛0.34重量%を含有するトルエン溶液(以下、d液)を調整し、 0.58kg/hで転位反応槽にフィードした。同時に0.039kg/hの速度でb液を転位反応槽にフィードした。各反応槽及び後加熱槽の温度を90,90,80,100℃に設定し、反応を行った。ジャケットに流通している熱媒の温度は80、81.5、76.1、100.2℃であり、1〜3反応槽は冷却することによって、設定温度に保ったが、後加熱槽は加熱・冷却の必要がなく、温度コントロールは容易であった。結果を表2に示す。反応槽及び後加熱槽には、析出物の付着、沈積は認められなかった。また、フィルターで捕集されたトリオキシトリアジンは転位工程にフィードしたトリクロロトリアジンに対し0.9mol%、洗浄水に溶解したトリオキシトリアジンは転位工程にフィードしたトリクロロトリアジンに対し98.0mol%であり、粗ラウロラクタムからはトリオキシトリアジン及びトリクロロトリアジンは検出されなかった。
転位反応槽へのd液、及びb液のフィード量を0.70kg/h、0.040kg/hとした以外は実施例30と同様に反応を行った。各反応槽及び後加熱槽の設定温度が90、90、80、100℃であるのに対し、ジャケットに流通している熱媒の温度は82.7、84.7、77.4、95.1℃であり、後加熱槽でも除熱のための冷却が必要であった。
結果を表2に示す。反応槽及び後加熱槽には、析出物の付着、沈積は認められず、フィルターにもトリオキシトリアジンは捕集されなかったが、洗浄水に溶解したトリオキシトリアジンは転位工程にフィードしたトリクロロトリアジンに対し80.1mol%と低かった。
Claims (4)
- 非極性溶媒中、トリクロロトリアジンを転位触媒として用いて、シクロドデカノンオキシムの液相転位反応によりラウロラクタムを製造する方法であって、
シクロドデカノンオキシム溶液中の水分がトリクロロトリアジンの2倍モル以下となる条件で液相転位反応を行い、
(a)シクロドデカノンオキシムを転化率が80%以上、99%未満となるように液相転位させる転位反応工程と、
(b)シクロドデカノンオキシムの転化率が99.8%以上となるように転位反応を完結させる後加熱工程と、
(c)不活性析出物、活性中間体、残存触媒を除去する触媒除去工程
とを有し、
前記転位反応工程に用いる反応装置と、前記後加熱工程に用いる反応装置が異なることを特徴とするラウロラクタムの製造方法。 - 液相転位に用いるシクロドデカノンオキシム溶液中の水分が2000ppm以下であることを特徴とする請求項1に記載の方法。
- 液相転位に用いるシクロドデカノンオキシム溶液中の水分が600ppm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
- 前記触媒除去工程において、水洗工程を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010513027A JP5585445B2 (ja) | 2008-05-20 | 2009-05-19 | ラウロラクタムの製造方法 |
Applications Claiming Priority (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008131425 | 2008-05-20 | ||
| JP2008131425 | 2008-05-20 | ||
| JP2008269262 | 2008-10-20 | ||
| JP2008269262 | 2008-10-20 | ||
| JP2010513027A JP5585445B2 (ja) | 2008-05-20 | 2009-05-19 | ラウロラクタムの製造方法 |
| PCT/JP2009/059197 WO2009142206A1 (ja) | 2008-05-20 | 2009-05-19 | ラウロラクタムの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPWO2009142206A1 JPWO2009142206A1 (ja) | 2011-09-29 |
| JP5585445B2 true JP5585445B2 (ja) | 2014-09-10 |
Family
ID=41340139
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2010513027A Expired - Fee Related JP5585445B2 (ja) | 2008-05-20 | 2009-05-19 | ラウロラクタムの製造方法 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US8338589B2 (ja) |
| EP (1) | EP2292599B1 (ja) |
| JP (1) | JP5585445B2 (ja) |
| ES (1) | ES2562797T3 (ja) |
| WO (1) | WO2009142206A1 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3083158B1 (en) | 2013-12-16 | 2023-03-15 | Massachusetts Institute of Technology | Optimal design of a lower limb exoskeleton or orthosis |
| CN109516941B (zh) * | 2017-09-20 | 2020-08-28 | 万华化学集团股份有限公司 | 一种十二内酰胺的生产方法 |
| KR102551766B1 (ko) * | 2017-12-28 | 2023-07-06 | 한화솔루션 주식회사 | 라우로락탐의 정제 방법 및 이의 정제 장치 |
| KR102560093B1 (ko) * | 2019-12-06 | 2023-07-27 | 한화솔루션 주식회사 | 라우로락탐의 제조방법, 이의 합성장치, 이에 의해 제조된 라우로락탐 조성물, 이를 이용한 폴리라우로락탐의 제조방법 |
| CN117247334B (zh) * | 2022-06-10 | 2026-04-10 | 万华化学集团股份有限公司 | 一种环十二酮肟化的方法 |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001342174A (ja) * | 2000-06-01 | 2001-12-11 | Mitsubishi Chemicals Corp | アミド化合物の製造方法 |
| JP2006219470A (ja) * | 2005-01-14 | 2006-08-24 | Univ Nagoya | オキシム化合物のベックマン転位反応用触媒、及びそれを用いたアミド化合物の製造方法 |
| WO2007125002A1 (en) * | 2006-04-28 | 2007-11-08 | Evonik Degussa Gmbh | Process for preparing amides from ketoximes |
| WO2008096873A1 (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-14 | National University Corporation Nagoya University | ラウロラクタムの製造方法 |
| WO2009133801A1 (ja) * | 2008-05-02 | 2009-11-05 | 宇部興産株式会社 | アミド又はラクタムの製造方法 |
Family Cites Families (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE1545696C3 (de) * | 1965-02-03 | 1973-11-08 | Chemische Werke Huels Ag, 4370 Marl | Verfahren zur kontinuierlichen Her stellung von Launnlactam in flussiger Phase |
| JPS523118B1 (ja) | 1969-03-13 | 1977-01-26 | ||
| JPH054964A (ja) | 1990-11-21 | 1993-01-14 | Ube Ind Ltd | カプロラクタムとラウロラクタムの製造方法 |
| JP2007284415A (ja) | 2006-03-10 | 2007-11-01 | Daicel Chem Ind Ltd | アミド又はラクタムの製造法 |
| JP2008156277A (ja) | 2006-12-22 | 2008-07-10 | Daicel Chem Ind Ltd | ラクタム化合物の製造方法 |
| ES2513826T3 (es) * | 2007-11-29 | 2014-10-27 | Ube Industries, Ltd. | Método para la producción de laurolactama |
-
2009
- 2009-05-19 ES ES09750568.9T patent/ES2562797T3/es active Active
- 2009-05-19 EP EP09750568.9A patent/EP2292599B1/en not_active Not-in-force
- 2009-05-19 JP JP2010513027A patent/JP5585445B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2009-05-19 WO PCT/JP2009/059197 patent/WO2009142206A1/ja not_active Ceased
- 2009-05-19 US US12/993,451 patent/US8338589B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001342174A (ja) * | 2000-06-01 | 2001-12-11 | Mitsubishi Chemicals Corp | アミド化合物の製造方法 |
| JP2006219470A (ja) * | 2005-01-14 | 2006-08-24 | Univ Nagoya | オキシム化合物のベックマン転位反応用触媒、及びそれを用いたアミド化合物の製造方法 |
| WO2007125002A1 (en) * | 2006-04-28 | 2007-11-08 | Evonik Degussa Gmbh | Process for preparing amides from ketoximes |
| WO2008096873A1 (ja) * | 2007-02-09 | 2008-08-14 | National University Corporation Nagoya University | ラウロラクタムの製造方法 |
| WO2009133801A1 (ja) * | 2008-05-02 | 2009-11-05 | 宇部興産株式会社 | アミド又はラクタムの製造方法 |
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| JPN6013038043; Yoshiro FURUYA et al: 'Cyanuric Chloride as a Mild and Active Beckmann Rearrangement Catalyst' J. AM. CHEM. SOC. vol.127, no.32, 20050723, p.11240-11241 * |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US20110065913A1 (en) | 2011-03-17 |
| WO2009142206A1 (ja) | 2009-11-26 |
| EP2292599A4 (en) | 2012-04-04 |
| EP2292599B1 (en) | 2016-01-06 |
| EP2292599A1 (en) | 2011-03-09 |
| US8338589B2 (en) | 2012-12-25 |
| ES2562797T3 (es) | 2016-03-08 |
| JPWO2009142206A1 (ja) | 2011-09-29 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP5462488B2 (ja) | ラウロラクタムの製造方法 | |
| JP5446872B2 (ja) | ラウロラクタムの製造方法 | |
| US6433166B2 (en) | Process for producing ε-caprolactam | |
| JPWO2009142206A1 (ja) | ラウロラクタムの製造方法 | |
| KR20180081795A (ko) | 알칸설폰산의 재가공 방법 | |
| JP5447502B2 (ja) | アミド化合物の製造方法 | |
| US7456322B2 (en) | Process for preparing 1,3-dibromoacetone, 1-3-dichloroacetone and epichlorohydrin | |
| KR102551766B1 (ko) | 라우로락탐의 정제 방법 및 이의 정제 장치 | |
| EP0102297B1 (fr) | Procédé de décomposition d'un complexe d'acide ortho-benzoyl-benzoique, de fluorure d'hydrogène et de trifluorure de bore | |
| US7102028B2 (en) | Method for producing 3,5-di-tert-butyl-4-hydroxybenzoic acid | |
| JP4218277B2 (ja) | アミド化合物の製造方法 | |
| CN118146118B (zh) | 提高异氰酸酯的收率的方法和异氰酸酯的制备方法 | |
| JP5640985B2 (ja) | 新規化合物およびそれを用いたアミド化合物の製造方法 | |
| JP3039600B2 (ja) | 2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチルの製造法 | |
| JP2003238520A (ja) | スルホン酸の製造方法及びそれを利用したアミド化合物の製造方法 | |
| JP2003212810A (ja) | アダマンタノンの製造方法 | |
| WO2026088969A1 (ja) | ビフェナントレン骨格含有ジヒドロキシ化合物の製造方法 | |
| CN118146118A (zh) | 提高异氰酸酯的收率的方法和异氰酸酯的制备方法 | |
| JP2991273B2 (ja) | 2,6−ナフタレンジカルボン酸ジメチルの製造法 | |
| JP2003104969A (ja) | アミド化合物の製造方法 | |
| JP2003104968A (ja) | アミド化合物の製造方法 | |
| ZA200507200B (en) | Process for the recovery of oxazole | |
| JP2004189630A (ja) | レジスト用モノマーを精製する方法 | |
| JPH0393737A (ja) | 4,4’‐ジヒドロキシビフェニルの製造方法 | |
| JP2003128648A (ja) | アミド化合物の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120316 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120316 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130806 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20131004 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140624 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140707 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5585445 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |
