JP5586874B2 - アイロン台 - Google Patents

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Description

本発明はアイロン仕上げをする際に衣類を載せてアイロン掛けすることが出来る台に関するものである。
ワイシャツやスーツなどの衣類をアイロン掛けて仕上げる場合、アイロン台が使用される。すなわち、衣類をアイロン台に載せて上からアイロンを押し当てて滑らすことでシワが伸びて除去される。又、衣類が半乾きの状態であるならば、アイロンを掛けることで乾燥することが出来る。
一般的に使用されているアイロン台にも、単なる平板状のアイロン台から脚付きのアイロン台まで色々のものがあり、最近は作業性の点で優れた脚付きアイロン台が主に使用されている。図4は従来から一般的に使用されているアイロン台であり、このアイロン台は、長方形の本体(イ)を有し、その表面にやや弾力性のあるクッション部材を設け、更に本体(イ)は脚(ロ)、(ロ)・・・に載って支持されている。そこで衣類をアイロン掛けする場合は、本体(イ)の上に載せてアイロンをスムーズに移動してアイロン掛けがけ出来る。
そして、本体(イ)の他方端には熱いアイロンを一時的に載せる台(ハ)が設けられている。ところで、このような長方形の本体(イ)に衣類を載せる場合、ワイシャツやスーツなどはボタンを外して開くことで一重に成るが、ズボンやワンピース、スカートなどは全体が筒形形状をしていることでアイロン掛けは二重の状態と成る。その為に、二重に重なり合う生地を同時にアイロン掛けすることに成り、アイロン仕上げが綺麗になり難く、しかもアイロン掛けに時間がかかる。
一方、アイロン掛け作業は、霧吹きで水を掛けるなどして衣類の表面に水分を含ませた状態で行われたり、又はアイロンから蒸気を噴出してアイロン掛けを行う。従って、熱いアイロンを衣類の表面に載せて移動するならば、水分を含んだ衣類のシワは引き伸ばされると共に水分は蒸発する。しかし、生地に滲み込んだ水分が十分に蒸発して除去されるには時間がかかり、ひいてはアイロン掛け作業に長時間を要すことになる。
シワを伸ばすためには湿気が必要であるが、まだ湿気が残った状態でアイロン掛けを終了するならば、再びシワが発生したり、又形成した折り目が崩れたりする。従って、扇風機で風を当てながらアイロン掛けするのも一つの方法であるが、加熱しているアイロン自体を冷やすことになり、熱効率が悪くなる。しかも、扇風機では広範囲に風が当るだけで、移動するアイロンに追従して局部的に風を当てることは出来ない。
一方、何度もアイロン掛けすると衣類の表面にテカリが発生する。特に男性用のスーツで紺色や黒色の場合、テカリが生じてアイロン跡が形成される。これは熱く加熱したアイロンによって生地の表面繊維が押し潰されることが原因であり、このテカリを解消するには衣類の上に別の当て布を敷いた状態でアイロン掛けしなくてはならない。又は、アイロン掛けした後でブラシを掛けると発生したテカリを除去することも出来るが、作業的には面倒である。
このように、アイロン掛けには上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこれら問題点であり、スカート、ズボン、ワンピースなどの筒形衣類、特にウエディングドレス、パーティドレスのように長い衣類であっても手軽にアイロン掛けを行うことが出来、また生地に生じているシワを素早く取ることが出来るアイロン台を提供する。
本発明に係るアイロン台は本体と脚ボックスで構成され、従来のアイロン台に比較して大型(大きなサイズ)と成っている。上記本体は脚ボックスの上に載置して取付けられ、しかも該脚ボックスから一方側へ大きくの延び、先端側は細く成っている。そして他方端には熱いアイロンを一時的に載せることが出来る台を設けている。本体は基部を有し、該基部の上に複数層が積層された構造と成っている。
上記脚ボックスは本体を支持する為の台として機能するだけでなく、内部にはエアーや蒸気を吸い込むことが出来るバキューム装置を備え、又加熱した熱風及び蒸気を送り出す装置を内蔵している。そして、本体内部は空洞化し、該空洞は本体表面と小さな複数の穴や隙間を介して連通している。従って、表面の外気を小さな穴や隙間を通して吸い込むことが出来、逆に表面のカバー生地から熱風や蒸気を噴出すことが出来る構造と成っている。
本発明に係るアイロン台は衣類を載せて上からアイロンを掛けることが出来るもので、基本的な使い方は従来のアイロン台と共通している。しかし、そのサイズは大きく、長いワンピース、ズボン、スカート、特にウエディングドレスやパーティドレスであっても向きを変えることなく、細長く延びているアイロン台を内部に通してアイロン掛けをすることが出来、その作業性は良くなる。
そして、アイロン掛けをする際に発生する熱及び蒸気はバキューム装置が作動することで本体表面から吸込むことが出来る為に、衣類のシワの伸びが速く、しかも水分が衣類に残らない為にシワが後で発生することもない。一方、バキューム装置を逆駆動させると共にヒーターにより、熱風及び蒸気を穴から噴出することが出来るが、そうすることでシワが伸びると共に衣類表面にテカリは発生しない。
本発明に係るアイロン台を示す外観図。 アイロン台を構成する基部と脚ボックスの具体例。 本体の基部の上に積層される各シート。 従来のアイロン台。
図1は本発明に係るアイロン台を示す実施例であり、同図の1は本体、2は脚ボックスを表しており、本体1は脚ボックス2の上に載って取付けられている。そして、本体1はその一方側が脚ボックス2から大きくはみ出して延び、先端側は細く成っており、先端は丸みを形成している。そして、本発明のアイロン台は大型とし、本体1の長さLは1500mm以上とし、幅Mは500mm以上としている。
ここで、該本体1の具体的な構造並びに材質は限定しないが、下層は硬質合成樹脂又はアルミ合金などからなる基部4と上層はウレタンなどの弾性部で構成し、さらに本体1の表面には木綿又は化学繊維の生地で構成しているカバー生地が被覆されている。アイロン掛けされる衣類は上記本体1の上に載せて行われるが、スカートやワンピースなどの筒状衣類は長く延びている本体1を挿入した状態でアイロン掛けが成される。
脚ボックス2から延びている本体1は長い為に、特に長いウエディングドレスやパーティドレスであっても向きを変えることなく連続してアイロン掛けを効率よく行うことが出来る。そして、先端側は細く成って延びている為に、殆どの衣類の内部へ挿入することが出来る。又、本体1の他端側には加熱して熱く成っているアイロンを一時的に載せることが出来る台3を設けている。
ところで、本体1は脚ボックス2の一方側へ大きく延びているが、先端部にてアイロン掛けを行う場合、バランスが崩れて転倒しないように、脚ボックス2は重く成っている。又は、該脚ボックス2が浮上しないように床面に底を固定して取付けるようにしている。
本体1の上でアイロン掛けを行うことは従来通りであるが、本発明では該本体1の表面から熱風並びに蒸気を吸い込むことが出来、又、逆に表面から蒸気並びに熱風を噴出すことが出来るように構成している。その為に、上記脚ボックス2の内部にはバキューム装置が内蔵され、又バキューム装置のエアーの流れ方向を切り換える切替弁を備え、さらに蒸気発生器を設けている。
ところで、バキューム装置、切替弁、蒸気発生器に関しては従来から市販されている機器を用いることが出来る為に、ここでの具体的な構造の説明は省略する。図2は上記本体1の基部4と脚ボックス2を表している。上記基部4は硬質樹脂やアルミ合金などの軽くて丈夫な材質から成り、該基部4の上部には金網、ウレタン層、ガラスウールなどのフェルト、カバー生地が敷設された積層構造としている。ただし、これら積層される材質や種類は限定しない。
そして、基部4は脚ボックス2に取着されて一方側へ大きく延び、基部4の中央部底には上部を開口したテーパーボックス5を設け、このテーパーボックス5の一方には吸引口6を設け、吸引口6は脚ボックス内のバキューム装置と連通している。ここで、基部4は外周縁7を起立し、この外周縁7の内部に複数の桟を一定間隔で配列したフレームを収容している。
上記テーパーボックス5を基部4の中央部底に設けることで、バキューム装置によって吸引する場合、本体1の上面全体からエアーの吸引を均等に、しかも効率よく行うことが出来る。図3は基部4の上部に積層される各部材を示す具体例であり、展開図をもって表している。
フレーム3は基部4とは一回り小さくて、起立した外周縁7の内部に嵌合し、複数の桟9,9・・・を有している。そして、フレーム8の上には金網10が敷かれ、金網10の上には弾性部となるある程度の厚さを有すウレタンゴム11が積層される。そして、このウレタンゴム11には複数の小さい穴12,12・・・が貫通しており、このウレタンゴム11の上には薄いウレタンメッシュ13が敷かれ、そしてガラスウールのフェルト14、及び綿又は化学繊維のカバー生地15が被覆されている。勿論、本体1の積層構造はあくまでも1具体例に過ぎず、これに限定するものではない。
ところで、衣類は本体1の上に置かれてアイロン掛けされるが、この場合、衣類には霧吹きによって湿気が与えられ、又はアイロンから噴出する蒸気によって衣類には湿気が与えられる。勿論、洗濯して十分に乾燥していない洗濯物をアイロン掛けする時には、改めて湿気を与える必要はないが、水分を与えてアイロン掛けを行うことで、シワが伸び易く、又必要な折り目を形成し易くなる。
このように、水分を与えて湿った衣類にアイロン掛けするならば、熱せられて蒸気が発生する。本発明のアイロン台を使用してアイロン掛けを行うならば、発生した蒸気及び熱風はカバー生地15から積層しているガラスウールのフェルト14、ウレタンメッシュ13、ウレタンゴム11に設けた穴12,12・・・、金網10、及びフレーム8の各桟9,9・・・の隙間からテーパーボックス5を通って吸引される。従って、衣類に残っているシワは素早く引き伸ばされ、又水分が衣類に残されていない為に、アイロン掛け後にシワが再び生じることはない。
一方、本発明ではバキューム装置のエアーの流れを逆にするならば、テーパーボックス5の上部開口からエアーを送り出し、そして上記各層の穴や隙間を通り、カバー生地15からエアーを噴出すことが出来る。このエアーはヒーターによって加熱するならば熱風が噴出し、さらに蒸気を熱風と共に噴出すことが出来る。その為に、脚ボックス2内にヒーターと蒸気発生器を設け、さらにはエアーの切替弁を取付けている。
1 本体
2 脚ボックス
3 台
4 基部
5 テーパーボックス
6 吸引口
7 外周縁
8 フレーム
9 桟
10 金網
11 ウレタンゴム
12 穴
13 ウレタンメッシュ
14 ガラスウールのフェルト
15 カバー生地

Claims (1)

  1. 衣類にアイロン掛けをする場合に使用するアイロン台において、アイロン台は脚ボックス上に本体を取付けた構造とし、該本体は上記脚ボックスから一方側へ大きく延びると共に先端側を細くし、他方端には加熱したアイロンが一時的に載せる台を設け、上記本体を構成する基部はその中央部底に上部を開口したテーパーボックスを設けると共に一方に吸引口を形成し、そして上記脚ボックス内には上記吸引口と連通するバキューム装置、蒸気発生器、及び切替弁を設け、基部外周に起立した外周縁の内部には複数の桟を一定間隔で配列したフレームを嵌合して基部内に空間を形成し、上記フレームの上には金網を敷き、金網の上には弾性部と成るウレタンゴムを積層すると共にウレタンゴムには複数の穴を貫通し、また、該ウレタンゴムの上にはウレタンメッシュ及びガラスウールのフェルトを敷き、さらにその上にカバー生地を被覆し、上記バキューム装置によってカバー生地から蒸気及び熱風を吸い込むと共に、上記切替弁を切り替えることでバキューム装置のエアーの流れを切り替えて、蒸気発生器から発生した蒸気や熱風をカバー生地から噴出するようにしたことを特徴とするアイロン台。

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