JP5604178B2 - 複合低域遮断フィルタ、およびそれを用いた撮像装置 - Google Patents

複合低域遮断フィルタ、およびそれを用いた撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5604178B2
JP5604178B2 JP2010116358A JP2010116358A JP5604178B2 JP 5604178 B2 JP5604178 B2 JP 5604178B2 JP 2010116358 A JP2010116358 A JP 2010116358A JP 2010116358 A JP2010116358 A JP 2010116358A JP 5604178 B2 JP5604178 B2 JP 5604178B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
low
cutoff filter
frequency cutoff
frequency
camera shake
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2010116358A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011010285A (ja
Inventor
隆之 干野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2010116358A priority Critical patent/JP5604178B2/ja
Publication of JP2011010285A publication Critical patent/JP2011010285A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5604178B2 publication Critical patent/JP5604178B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03HIMPEDANCE NETWORKS, e.g. RESONANT CIRCUITS; RESONATORS
    • H03H11/00Networks using active elements
    • H03H11/02Multiple-port networks
    • H03H11/04Frequency selective two-port networks
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • H04N23/681Motion detection
    • H04N23/6812Motion detection based on additional sensors, e.g. acceleration sensors
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • H04N23/682Vibration or motion blur correction
    • H04N23/685Vibration or motion blur correction performed by mechanical compensation
    • H04N23/687Vibration or motion blur correction performed by mechanical compensation by shifting the lens or sensor position

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)

Description

本発明は、ディジタルスチルカメラやディジタルビデオカメラなどの撮像装置における手振れ補正に使用される、低域遮断フィルタに関する。
ディジタルスチルカメラやディジタルビデオカメラなどの撮像装置において、手振れ補正機能を有するものがある。そのような撮像装置は手振れ補正システムを有し、それにより、角速度センサで検出した角速度を積分演算して手振れ角度を算出し、その手振れ角度に応じて、補正レンズまたは撮像素子を駆動することによって、手振れをキャンセルしている(例えば、特許文献1参照)。角速度センサの検出出力は、検出したい手振れ角速度の成分以外に、極低域の変動成分を含んでいる。このため、手振れ補正システムにおいて、積分演算処理を行う前段で直流成分を遮断するための低域遮断フィルタが設けられている。
また、手振れ補正システムにおいて、角速度センサが検出する角速度を角度に変換するために、積分器が設けられている。積分器は、理想的には、手振れ補正機能を実行する周波数領域である手振れ補正帯域(略1〜20Hz)において、完全積分の特性を有することが望ましい。しかし、極低域まで完全積分の特性を持たせると、角速度センサの極低域の変動成分まで増幅してしまい、良好な手振れ補正性能を得ることができなくなる。そのために、積分器は、極低域ではゲインが上がらないように帯域を制限した1次遅れ系の特性を有し、手振れ補正帯域の下限1Hzにおいて位相進み量を有する。
一方、従来、位相補償を行なうフィルタの技術について種々開発されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2によれば、基本フィルタ部と2次以上のフィルタによって、通過帯域の位相特性が最良になるようにする手段が開示されている。
特開2007−324929号公報 特開2006−340190号公報
前述のように、従来の撮像装置では、角速度センサの出力信号に含まれる角速度以外の極低域の変動成分を低減するために、積分器の積分帯域に制限を設け、さらに低域遮断フィルタを設けていた。これらの積分器の積分帯域制限および低域遮断フィルタは、手振れ補正帯域の低域側で位相を進ませてしまい、このため、実際の手振れ角度と補正角度の位相が合わないため、補正残差が大きく、十分な抑圧効果が確保できないという課題を有していた。
またフィルタの次数を上げて位相を合わせ込む方法も別途存在するが、フィルタ次数増加によって演算アルゴリズムが複雑になること、またハードウェアで構成した場合、回路が複雑になる等の課題を有していた。
本発明は、これらの課題を解決するためになされたものであり、容易な演算アルゴリズムで通過帯域における位相特性を最良にできる低域遮断フィルタを提供することを目的とする。また、本発明は、手振れ補正帯域の低域側において良好な手振れ補正性能を得ることができる撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様において、第一の低域遮断フィルタと、第二の低域遮断フィルタと、加減算器と、を備えた複合低域遮断フィルタが提供される。複合低域遮断フィルタにおいて、第二の低域遮断フィルタは、第一の低域遮断フィルタの出力を入力する。加減算器は、複合低域遮断フィルタの入力から、第二の低域遮断フィルタの出力を減算し、その減算結果を第一の低域遮断フィルタに出力する。第一の低域遮断フィルタの出力が、複合低域遮断フィルタの出力として出力される。第二の低域遮断フィルタのカットオフ周波数は、第一の低域遮断フィルタのカットオフ周波数よりも高い。
本発明の第2の態様において、手振れ補正機能を有する撮像装置が提供される。撮像装置は、光学系と、手振れ補正を行なうために光学系の光軸と垂直な面内を移動可能な手振れ補正部材と、撮像装置の動きを検出する動き検出手段と、動き検出手段の出力を入力する複合低域遮断フィルタと、複合低域遮断フィルタの出力に基づいて手振れ補正部材を駆動する制御手段と、を備える。複合低域遮断フィルタは、第一の低域遮断フィルタと、第二の低域遮断フィルタと、加減算器とを備える。第二の低域遮断フィルタは、第一の低域遮断フィルタの出力を入力する。加減算器は、複合低域遮断フィルタの入力から、第二の低域遮断フィルタの出力を減算し、その減算結果を第一の低域遮断フィルタに出力する。第一の低域遮断フィルタの出力が、複合低域遮断フィルタの出力として出力される。
本発明によれば、低域遮断フィルタを複数の低域遮断フィルタを組み合わせて構成することにより、容易な演算アルゴリズムで通過帯域において位相特性を最良にできる低域遮断フィルタを実現できる。また、本発明に係る撮像装置によれば、手振れ補正帯域の低域側において手振れ補正システムの位相変動をゼロにすることができるため、実際の手振れと、手振れ補正レンズの動きの位相差がなく、良好な手振れ補正性能を得ることができる。
本発明の実施の形態における手振れ補正光学系を有する撮像装置の概略構成図 本発明の実施の形態における手振れ補正システムの信号処理に関するブロック図 本発明の実施の形態における低域遮断フィルタの構成例を説明する図 積分器の周波数特性を説明する図 従来の低域遮断フィルタの構成例を説明する図 従来の低域遮断フィルタの周波数特性を説明する図 本発明の実施の形態における低域遮断フィルタの周波数特性を説明する図 従来の手振れ補正システムの周波数特性を説明する図 本発明の実施の形態における手振れ補正システムの周波数特性を説明する図 手振れ補正残差を求めるためのブロック図 従来の手振れ角度と手振れ補正残差の周波数特性を説明する図 本発明の実施の形態における手振れ角度と手振れ補正残差の周波数特性を説明する図 低域遮断フィルタのパラメータを変化させた場合の周波数特性を説明する図
以下、添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の実施形態の手振れ補正光学系を有する撮像装置の概略構成図である。撮像装置200は光学系201を含む。光学系201は、対物レンズ202、ズームレンズ203、絞り204、手振れ補正レンズ205、及びフォーカスレンズ206を含む。
撮像装置200はさらに、光学系201を介して入射した光学信号から画像データを生成するCCD(電荷結合素子)207、画像検出部208、及びCCD207を駆動するCCD駆動制御部209を含む。
撮像装置200はさらに角速度センサ210、角速度センサ210の出力信号を増幅するための増幅回路211、アナログ信号である増幅回路211出力信号をディジタル信号に変換するA/D変換器212、及び、A/D変換器212で変換されたディジタルデータに基づき手振れ補正レンズ205を駆動するための制御信号を生成するマイクロコンピュータ213を備える。
撮像装置200はさらにマイクロコンピュータ213のディジタル出力をアナログ信号に変換するD/A変換器214、手振れ補正レンズ205を移動させるための駆動制御部215、手振れ補正レンズ205の位置を検出する位置検出部216を備える。
撮像装置200の手振れ角速度は、角速度センサ210によって検出され、増幅回路211、A/D変換器212を経てマイクロコンピュータ213に入力される。マイクロコンピュータ213は、角速度センサ210の出力に含まれる不要な直流成分を遮断する低域遮断処理と、角速度を角度に変換するための積分処理などを行って、手振れ補正レンズ205の位置指令信号を生成する。このため、マイクロコンピュータ213は低域遮断フィルタと積分器を有する(これらの詳細は後述)。位置指令信号はD/A変換器214によりアナログ信号に変換され、駆動制御部215に入力される。駆動制御部215と位置検出部216は、位置フィードバック系を構成しており、位置指令信号に基づいて手振れ補正レンズ205の位置決めを行う。
図2は、撮像装置200の手振れ補正システムの信号処理に関するブロック図である。手振れ補正システム100は、角速度変換ブロック101、角速度変換係数102、増幅回路211の増幅率103、低域遮断フィルタ104の伝達特性、積分器105の伝達特性、ゲイン調整係数106、駆動回路係数107、アクチュエータ変換係数108、及び角度変換係数109で表現される。
角速度変換ブロック101および角速度変換係数102は、図1に示す角速度センサ210で実現される。低域遮断フィルタ104、積分器105及びゲイン調整106の演算は、図1で示したマイクロコンピュータ213で行われる。アクチュエータ108は、図1で説明した駆動制御部215と位置検出部216で構成される位置フィードバック系で構成され、入力信号に応じて手振れ補正レンズ205の位置を変化させる。手振れ補正レンズ205の位置と、手振れ角度をキャンセルするための補正角度は光学的に決まっているため、ブロック図上に角度変換係数109を配置している。
図3に、本実施形態の撮像装置のマイクロコンピュータ213に含まれる低域遮断フィルタ104の具体的な構成例を示す。低域遮断フィルタ104は、複数の1次低域遮断フィルタで構成される複合低域遮断フィルタである。具体的には、低域遮断フィルタ104は、第一の1次低域遮断フィルタ104aと、第二の1次低域遮断フィルタ104bと、1つの加減算器120とを含む。第一の1次低域遮断フィルタ104aに対して、第二の1次低域遮断フィルタ104bの出力が負帰還される構成となっている。図3において、fhdは第1の1次低域遮断フィルタ104aのカットオフ周波数であり、fhbは第2の1次低域遮断フィルタ104bのカットオフ周波数である。低域遮断フィルタ104の伝達特性は式(1)の通りである。
Figure 0005604178
さらに一般化すると式(2)が得られる。
Figure 0005604178
Gは低域遮断フィルタ104の伝達特性であり、Kは比例ゲインであり、sはラプラス演算子であり、ζはダンピング係数であり、ωnは第一の角周波数であり、ω0は第二の角周波数である。
図4は、積分器105の周波数特性のシミュレーション結果を示した図である。角速度センサ102が検出する角速度が角度に変換されることから、手振れ補正帯域において、完全積分の特性を有することが望ましい。しかし、極低域まで完全積分の特性を持たせると、角速度センサ210の極低域の変動成分まで増幅してしまい、良好な手振れ補正性能を得ることができなくなる。そのために、積分器105は、極低域ではゲインが上がらないように帯域を制限した1次遅れ系の特性を有し、そのカットオフ周波数ficは手振れ補正帯域の下限1Hzの1/20に選択される。1Hzにおける位相φI(at1Hz)は式(3)の通りである。
Figure 0005604178
よって、−90degを基準とした位相進み量Δφ(at1Hz)は、2.86degとなる。この位相進みは、実際の手振れ角度と補正角度の不一致を招き、手ぶれの抑圧効果の低減を招く。
そこで、本実施形態では、図3に示すように、2つの1次低域遮断フィルタ104a、104bを用い、一方の1次低域遮断フィルタ104aに他方の1次低域遮断フィルタ104bの出力を負帰還させて複合低域遮断フィルタ104を構成する。これにより、後述するように一部の帯域で位相を遅らせることが可能となり、後段の積分器105の位相進みをキャンセルすることが可能となる。
以下、本実施形態の撮像装置の低域遮断フィルタ104及び手振れ補正システム100の特性について従来の場合と比較しながら説明する。なお、従来の撮像装置に使用される低域遮断フィルタの構成は図5に示すような1次の低域遮断フィルタである。ここでは、3mHzの周波数において必要な低減率を1/10とし、従来の低域遮断フィルタ1041のカットオフ周波数fhを30mHzとしている。
(1)低域遮断フィルタの周波数特性
図6は、従来の低域遮断フィルタ1041の周波数特性をシミュレーションした結果を示した図である。3mHzにおいて、必要低減率1/10(−20dB)を確保している。手振れ補正帯域の下限1Hzにおける位相φ(at1Hz)は式(4)の通りである。
Figure 0005604178
手振れ補正帯域の下限1Hzにおいて1.72degの位相進み量がある。このように、従来の低域遮断フィルタ1041では、手振れ補正帯域の下限近傍領域において位相進みが生じている。
図7は、第一の1次低域遮断フィルタ104aのカットオフ周波数fhdを60mHz、第二の1次低域遮断フィルタ104bのカットオフ周波数fhbを270mHzとした場合の、本実施形態の低域遮断フィルタ104の周波数特性を示した図である。図6に示す従来の低域遮断フィルタ1041との違いは、0.15Hz〜10Hzの帯域において、位相が負の値であり、位相遅れが生じている点である。積分器105の1Hzでの位相2.86degをキャンセルできるように、1Hzにおける位相は−2.86degになるように設計されている。また角速度センサ210の出力に含まれる手振れ角速度以外の極低域の変動成分の周波数3mHzにおいては、従来の低域遮断フィルタと同様、1/10の低減率を確保している。
このように、手振れ補正帯域の低域側において、低域遮断フィルタ104が位相遅れ量を有することで、後段の積分器105における位相進み量をキャンセルできる。
(2)手振れ補正システムの周波数特性
図8に、従来の低域遮断フィルタ1041を図2に示す手振れ補正システム100の構成に適用した場合(すなわち、図2の構成において低域遮断フィルタ104を低域遮断フィルタ1041で置換した構成)の周波数特性のシミュレーション結果を示す。図9に、本実施形態における、低域遮断フィルタ104を含む手振れ補正システム100の周波数特性のシミュレーション結果を示す。
一般に手振れ補正帯域においてゲインが0dB、位相が0degとなることが好ましい。従来の低域遮断フィルタ1041を用いた場合、図8に示すように、手振れ補正帯域においてゲインはほぼ0dBとなっているが、低域遮断フィルタ1041による位相進み量φと、積分器105の帯域制約による位相進み量Δφとの影響によって、1Hz近傍の位相が0degになっていない。すなわち、1Hzにおける位相進み量は、φとΔφの合計値である4.58degとなる。
これに対して、本実施形態の低域遮断フィルタ104を用いた手振れ補正システム100の場合、図9に示すように、1Hz近傍の位相がほぼ0degになっている。すなわち、1Hzの場合、積分器105による位相進み量ΔφI(at1Hz)=2.86degと低域遮断フィルタ104による位相φ(at1Hz)=−2.86degが相殺されて、0degになっている。
(3)手振れ補正残差の周波数特性
図10は、手振れ補正残差を求めるためのブロック図である。実際の手振れ角度Rから、手振れ補正システム100で得られた補正角度Xを減算したものが手振れ補正残差Eである。手振れ補正性能は手振れ補正帯域(略1〜20Hz)における手振れ補正残差で評価できる。すなわち、手振れ補正残差が小さい方がより性能が高いと評価できる。
図11に、従来の低域遮断フィルタ1041を用いた場合の、手振れ角度と手振れ補正残差の周波数特性のシミュレーション結果を示す。なお、ゲイン0dBは、手振れ角度Rと手振れ補正残差Eが等しく、手振れ補正システム100による手振れ抑圧効果が全くないことを意味する。言うまでもなく、手振れ補正帯域において、このゲインが小さいことが望ましい(抑圧率については、ゲインの逆数であるため、大きいことが望ましい)。図11において、手振れ補正帯域の下限である1Hzにおいて最も抑圧率は低く(ゲインは高く)、周波数が高くなる程、抑圧率が高くなる(ゲインは低くなる)傾向がある。図8で説明した位相進みに起因して、1Hzの抑圧率は18dBである。
ここで、必要抑圧率について簡単に述べる。CCD207の画素ピッチを1.5μmとし、手振れによる画素振れを3画素許容すると、CCD207の像面位置換算では4.5μmの許容振れとなる。手振れ角度θと、CCD207の像面位置xの関係は式(5)の通りである。
Figure 0005604178
fは焦点距離である。f=15mmとすると、手振れ補正残差は、0.0172degとなる。0.3deg程度の手振れが発生するものとすると、これを0.0172degに抑圧する必要があるので、必要抑圧率は、約25dBとなる。従って、図11に示した18dBの値では十分な手振れ抑圧効果が得られない。
図12に、本実施形態における低域遮断フィルタ104を用いた場合の、手振れ角度と手振れ補正残差の周波数特性のシミュレーション結果を示す。手振れ補正システム100に含まれる低域遮断フィルタ104は図3に示す構成を有する。図12において、手振れ補正帯域において、その下限である1Hzにおいて最も抑圧率は低く(ゲインは高く)、周波数が高くなる程、抑圧率が高くなる傾向は、図11に示す従来の場合と同様である。しかし、1Hzの抑圧率が32dBであり、従来の場合の18dBと比較して、十分な手振れ抑圧効果が得られている。
(4)カットオフ周波数を変化させた場合の周波数特性
図13は、第二の1次低域遮断フィルタ104bのカットオフ周波数fhbを変化させた場合の低域遮断フィルタ104の周波数特性のシミュレーション結果を示した図である。なお、図13において、比較のために、従来の低域遮断フィルタ1041の特性も示している。位相特性、ゲイン特性が最も緩やかな特性Aが、従来の低域遮断フィルタ1041の特性である。
図13において、0.1Hzから1Hzの帯域において、最も位相が負方向(位相遅れの方向)にふれており、かつピークゲインが最も高い特性Bが、カットオフ周波数fhbが270mHzの場合の特性である。カットオフ周波数fhbをより小さくしていくと、ゲインのピークがより下がり、位相が負方向にふれなく、すなわち、位相が遅れなくなっていく。
なお、低域遮断フィルタ104の第一の1次低域遮断フィルタ104aのカットオフ周波数fhdと第二の1次低域遮断フィルタ104bのカットオフ周波数fhbを同じ60mHzに設定すると、位相は負方向にふれなくなる。fhb=fhdの場合、位相は負方向(位相遅れの方向)にふれないので、積分器105の帯域制限による位相進みをキャンセルできない。よって、位相進みをキャンセルするために位相を負方向(位相遅れの方向)にふれさせるためには、fhb>fhdである必要がある。
角速度センサ210の出力に含まれる手振れ角速度成分以外の極低域の変動成分は、前述の通り、角速度センサ210の性能に起因するが、将来的に性能が改善され、極低域の変動成分が小さくなると、積分器105のカットオフ周波数を小さくすることも可能となる。その場合でも、本実施形態の低域遮断フィルタ104の第二の1次低域遮断フィルタ104bのカットオフ周波数fhbをコントロールすることによって、特定の周波数で位相を0degにする設計が可能である。
以上説明した例は一つの実施形態である。積分器105や低域遮断フィルタ104について、ソフトウェアで演算する以外にも演算増幅器などのハードウェアによっても実施可能である。
また、ズームレンズ203の移動によって光学系201の焦点距離が変化することから、焦点距離が長いほど第二の1次低域遮断フィルタ104bのカットオフ周波数fhbを高く設定し、焦点距離が短いほど第二の1次低域遮断フィルタ104bのカットオフ周波数fhbを低く設定することが望ましい。焦点距離が短い場合、手振れ補正角は小さくなる。手振れ補正角が小さいと、アクチュエータの摩擦などの影響を受けやすくなり位相が遅れる。この時、第二の1次低域遮断フィルタ104bのカットオフ周波数fhbを下げると、位相が進むので、位相遅れをキャンセルすることができる。
また、本実施の形態では、手振れ補正レンズ205を移動させる、いわゆるレンズシフト方式の手振れ補正システムを備えた撮像装置を例示したが、CCD207を移動させる、いわゆるCCD(撮像素子)シフト方式の手振れ補正システムを備えた撮像装置であっても本実施の形態の思想を適用することができる。加えて、高屈折率液体を蛇腹部に封入した可変頂角プリズムを用いた手振れ補正システムを備えた撮像装置に対しても、本実施の形態の思想を適用することができる。
また、本実施形態で示した低域遮断フィルタ104は、手振れ補正の検出以外にも適用可能であり、例えば、加速度センサ出力を用いた衝撃検知技術に対しても適用できる。
本発明によれば、手振れ補正レンズの動きの位相差がなく、良好な手振れ補正性能を得ることができるので、ディジタルスチルカメラやディジタルビデオカメラなどの撮像装置に適用することができる。また、本発明の複合低域遮断フィルタは、低域成分を遮断しながらも位相のずれを許容しがたい用途に幅広く応用することができる。
100 手振れ補正システム
104 低域遮断フィルタ(伝達特性)
104a 第1の一次低域遮断フィルタ
104b 第2の一次低域遮断フィルタ
105 積分器(伝達特性)
200 撮像装置
201 光学系
205 手振れ補正レンズ
207 CCD
210 角速度センサ
213 マイクロコンピュータ

Claims (12)

  1. 第一の低域遮断フィルタと、第二の低域遮断フィルタと、加減算器と、を備えた複合低域遮断フィルタであって、
    前記第二の低域遮断フィルタは、前記第一の低域遮断フィルタの出力を入力し、
    前記加減算器は、前記複合低域遮断フィルタの入力から、前記第二の低域遮断フィルタの出力を減算し、その減算結果を前記第一の低域遮断フィルタに出力し、
    前記第一の低域遮断フィルタの出力が、前記複合低域遮断フィルタの出力として出力され、
    前記第二の低域遮断フィルタのカットオフ周波数は、前記第一の低域遮断フィルタのカットオフ周波数よりも高い、
    ことを特徴とする複合低域遮断フィルタ。
  2. 手振れ補正機能を有する撮像装置であって、
    光学系と、
    手振れ補正を行なうために前記光学系の光軸と垂直な面内を移動可能な手振れ補正部材と、
    前記撮像装置の動きを検出する動き検出手段と、
    前記動き検出手段の出力を入力する複合低域遮断フィルタと、
    前記複合低域遮断フィルタの出力に基づいて前記手振れ補正部材を駆動する制御手段と、を備え、
    前記複合低域遮断フィルタは、
    第一の低域遮断フィルタと、第二の低域遮断フィルタと、加減算器と、を備え、
    前記第二の低域遮断フィルタは、前記第一の低域遮断フィルタの出力を入力し、
    前記加減算器は、前記複合低域遮断フィルタの入力から、前記第二の低域遮断フィルタの出力を減算し、その減算結果を前記第一の低域遮断フィルタに出力し、
    前記第一の低域遮断フィルタの出力が、前記複合低域遮断フィルタの出力として出力される、
    ことを特徴とする撮像装置。
  3. 前記第二の低域遮断フィルタのカットオフ周波数は、前記第一の低域遮断フィルタのカットオフ周波数よりも高い、ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  4. 前記手振れ補正部材は、レンズである、ことを特徴とする請求項記載の撮像装置。
  5. 前記手振れ補正部材は、光学信号から画像データを生成する撮像素子である、ことを特徴とする請求項記載の撮像装置。
  6. 前記光学系は変倍機能を有し、
    前記制御手段は、前記光学系の焦点距離が長いほど、前記第二の低域遮断フィルタのカットオフ周波数を高く設定する、
    ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  7. 前記制御手段は、前記複合低域遮断フィルタの出力を積分する積分手段を含む、ことを特徴とする請求項から請求項のいずれか1つに記載の撮像装置。
  8. 前記動き検出手段は、撮像装置の角速度を検出する角速度センサである、ことを特徴とする請求項から請求項のいずれか1つに記載の撮像装置。
  9. 前記制御手段は、所定のプログラムにより機能を実行するマイクロコンピュータである、ことを特徴とする請求項から請求項のいずれか1つに記載の撮像装置。
  10. 前記制御手段は、前記複合低域遮断フィルタの出力を積分する積分器を含み、前記複合低域遮断フィルタと前記積分器は、手振れ補正帯域における動作時において、ゲインが実質的に0dBになり、位相が実質的に0度になるように構成される、請求項記載の撮像装置。
  11. 手振れ補正帯域における動作時において、前記積分器により生成される位相進みが、前記複合低域遮断フィルタの進み位相によって、位相が実質的に0度になるようにキャンセルされる、請求項10記載の撮像装置。
  12. 前記手振れ補正帯域は1Hzから20Hzの範囲である、請求項10記載の撮像装置。
JP2010116358A 2009-05-28 2010-05-20 複合低域遮断フィルタ、およびそれを用いた撮像装置 Active JP5604178B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010116358A JP5604178B2 (ja) 2009-05-28 2010-05-20 複合低域遮断フィルタ、およびそれを用いた撮像装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009128458 2009-05-28
JP2009128458 2009-05-28
JP2010116358A JP5604178B2 (ja) 2009-05-28 2010-05-20 複合低域遮断フィルタ、およびそれを用いた撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011010285A JP2011010285A (ja) 2011-01-13
JP5604178B2 true JP5604178B2 (ja) 2014-10-08

Family

ID=43219785

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010116358A Active JP5604178B2 (ja) 2009-05-28 2010-05-20 複合低域遮断フィルタ、およびそれを用いた撮像装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8432468B2 (ja)
JP (1) JP5604178B2 (ja)
CN (1) CN101902574B (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101989467B1 (ko) * 2011-12-09 2019-06-14 엘지이노텍 주식회사 손떨림 보정장치 및 방법
JP6033673B2 (ja) * 2012-12-28 2016-11-30 株式会社日立製作所 撮像装置
US10171739B2 (en) * 2016-03-02 2019-01-01 Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. Image pickup device
CN107037480B (zh) * 2017-03-31 2019-01-25 中国地震局工程力学研究所 一种滤波通带的低频截止频率的判识方法及装置
JP2019118027A (ja) 2017-12-27 2019-07-18 ルネサスエレクトロニクス株式会社 カメラコントローラ

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5752241A (en) * 1980-09-13 1982-03-27 Sony Corp Noise reducing circuit
JPS6119219A (ja) 1984-07-05 1986-01-28 Fujitsu Ltd アクテイブフイルタ
JP2606508B2 (ja) * 1991-10-29 1997-05-07 日本ビクター株式会社 動画像予測符号化装置及びその復号化装置
JPH0914265A (ja) 1995-06-27 1997-01-14 Shinko Electric Co Ltd 磁気軸受補償回路
JPH1065956A (ja) 1996-08-20 1998-03-06 Sony Corp 角速度検出増幅回路及び画振れ補正サーボ装置
US6132942A (en) * 1998-10-30 2000-10-17 Eastman Kodak Company Imaging base with backside roughness at two frequencies
JP4457639B2 (ja) * 2003-11-04 2010-04-28 沖電気工業株式会社 エコーキャンセラ
JP2006340190A (ja) 2005-06-03 2006-12-14 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands Bv フィルタ回路、及びそれを用いた磁気ディスク装置
JP2007324929A (ja) 2006-05-31 2007-12-13 Victor Co Of Japan Ltd 手振れ補正装置
JP4189768B2 (ja) * 2006-10-16 2008-12-03 ソニー株式会社 撮像レンズ及び撮像装置
JP4915314B2 (ja) * 2007-08-23 2012-04-11 オムロン株式会社 撮像装置および撮像制御方法
JP2009098505A (ja) * 2007-10-18 2009-05-07 Sony Corp 撮像レンズ及び撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011010285A (ja) 2011-01-13
CN101902574B (zh) 2014-08-20
US8432468B2 (en) 2013-04-30
US20100302386A1 (en) 2010-12-02
CN101902574A (zh) 2010-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6124588B2 (ja) 像ブレ補正装置、及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP5409342B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
CN101359147B (zh) 图像模糊补偿装置和图像拾取设备
JP5348881B2 (ja) 振動補償制御回路
JP6478504B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP5604178B2 (ja) 複合低域遮断フィルタ、およびそれを用いた撮像装置
US8310552B2 (en) Imaging apparatus
JP6204807B2 (ja) 像振れ補正装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
CN101470316B (zh) 振动补偿控制电路
US20090160959A1 (en) Image stabilization control circuit for correcting vibration-caused displacement of optical axis, and image pickup apparatus provided with the same
JP6643095B2 (ja) 像ブレ補正装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
JP4507548B2 (ja) ブレ補正装置
JP2012168420A (ja) 撮像装置およびその制御方法
US6473566B2 (en) Lens system and camera system composed of camera provided with lens system
JP2021173843A (ja) 振れ検出装置および振れ検出方法、像ブレ補正装置、撮像装置
JP2013210614A (ja) 撮像装置
KR101116964B1 (ko) 방진 제어 회로
JP2011118073A (ja) 画像振れ補正装置
JP4893813B2 (ja) ブレ補正装置及び撮影装置
JP7374661B2 (ja) 制御装置、撮像装置、および、レンズ装置
US20090160950A1 (en) Image stabilization control circuit for correcting vibration-caused displacement of optical axis, and image pickup apparatus provided with the same
JP5294658B2 (ja) 像振れ補正装置およびそれを備えた光学機器、撮像装置
JP2011013555A (ja) ブレ補正装置及び光学機器
JP2012189925A (ja) 複合高域遮断フィルタ、およびそれを用いた撮像装置
JPH10191153A (ja) 撮像機器の振れ補正方法及び装置並びに記憶媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140311

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140326

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140812

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140825

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5604178

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151