JP5696191B2 - 抗癌幹細胞剤 - Google Patents
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Description
本発明の抗癌幹細胞剤は、抗癌幹細胞作用を有する薬剤であり、有効成分としてアルクチゲニンを含有する。抗癌幹細胞作用とは、癌幹細胞の数を減少させる作用をいう。アルクチゲニンは、後述する実施例において示されるように、癌幹細胞殺傷する効果を有する。
本発明の抗癌幹細胞剤に適したゴボウシ抽出物は、生薬切裁工程、抽出工程(酵素変換工程および有機溶媒による抽出工程)、固液分離工程、濃縮工程および乾燥工程を経て製造される。
生薬切裁工程では、原料とするゴボウシを抽出に適した大きさに切裁する。原料となる生薬は、植物の様々な部位や鉱物、動物など種々の大きさ、形状、固さがあり、その特質に応じた切裁が必要となる。
ゴボウシは、当業者に公知の任意の手段を使用して切裁することができる。たとえば、市販の切裁機を使用することができる。
0.4U/g未満の場合は、加水分解が不十分となり、アルクチゲニンの重量比が下がり、所望のゴボウシ抽出物を効率的に得られなくなる。
抽出工程は、生薬抽出物粉末製造工程中で、品質上最も重要な工程である。この抽出工程により、生薬抽出物粉末の品質が決まる。本発明の抗癌幹細胞剤に用いるのに適したゴボウシ抽出物の製造方法では、ゴボウシ抽出物を抽出するために、酵素変換工程と有機溶媒による抽出工程の2段階に分けて抽出を行う。
酵素変換工程は、本発明に適したゴボウシ抽出物の製造方法において重要な工程である。酵素変換工程は、ゴボウシに内在する酵素であるβ-グルコシダーゼにより、ゴボウシに含まれているアルクチインをアルクチゲニンに酵素変換する工程である。
有機溶媒による抽出工程は、任意の適切な有機溶媒を使用して、ゴボウシからアルクチゲニンおよびアルクチインを抽出する工程である。すなわち、上記の酵素変換工程によりアルクチゲニンが高含量となった状態で、適切な溶媒を添加して、ゴボウシ抽出物を抽出する工程である。たとえば、ゴボウシ抽出物に適切な溶媒を添加して、適切な時間加熱攪拌してゴボウシ抽出物を抽出する。また、加熱攪拌以外にも、加熱還流、ドリップ式抽出、浸漬式抽出または加圧式抽出法などの当業者に公知の任意の抽出法を使用して、ゴボウシ抽出物を抽出することができる。
固液分離工程は、抽出の終わったゴボウシを抽出液から分離する工程である。固液分離は、当業者に公知の任意の方法を使用して行うことができる。固液分離法には、たとえば濾過法、沈降法および遠心分離法などがある。工業的には、遠心分離法が望ましい。
濃縮工程は、乾燥に先立ちゴボウシ抽出液から溶媒を除去する工程である。ゴボウシ抽出液からの溶媒の除去は、当業者に公知の任意の方法を使用して行うことができる。
上記工程によって得られたゴボウシ抽出物を粉末状に仕上げる工程である。乾燥は、当業者に公知の任意の方法を使用して行うことができる。たとえば、乾燥法として、凍結乾燥および噴霧乾燥などが知られているが、実験室レベルであれば前者、量産レベルであれば後者を用いるのが一般的である。
また、本発明は、アルクチゲニンを含有する、抗癌幹細胞作用のために用いる容器詰食品を提供する。本発明の容器詰食品は、抗癌幹細胞作用を有するアルクチゲニンを含有するため、癌幹細胞を減少または根絶させることができ、癌の発症、転移および再発の防止に有用である。本発明の容器詰食品は、病者用食品、健康食品、機能性食品、特定保健用食品、栄養補助食品およびサプリメントなどであることができる。また、本発明の容器詰食品は、癌幹細胞を減少させる旨の表示が付されたものであってもよい。
癌幹細胞様集団(CSCs : Cancer Stem-like cells)に対するアルクチゲニンの効果を調べた。
グルコース含有培地は、4.75gダルベッコ変法イーグル培地2(日水製薬)を水に溶解し、12.5ml 1M HEPES pH7.4(DOJINDO、342-01375)および1g Glucoseを加えて滅菌後、18.5ml 10% NAHCO3、10ml L-glutamine(SIGMA)、5ml Anti-Anti(Life technologies)、5ml MEM NON-ESSENTIAL AMINO ACID SOLUTION(SIGMA)、56℃で30分温浴にて非動化させた50ml FETAL BOVINE SERUM(biowest)および10000x Plasmocin(invivogen)を加え、最終的に500mlにして作製した。
膵臓癌細胞PANC-1(ATCC No. CRL-1469)をグルコース含有培地に播種して一晩インキュベートした後、グルコース含有培地、グルコース阻害培地、3μMアルクチゲニンを含むグルコース含有培地および3μMアルクチゲニンを含むグルコース阻害培地のそれぞれにおいて24時間培養した。細胞を回収した後、定法にしたがってPI染色(死細胞染色)および癌幹細胞マーカー染色を行い、フローサイトメトリー(FACS)にて解析を行った。マーカーとしては、膵臓癌の幹細胞マーカーとして報告のあるCD44、CD24およびESA(CD326)の3重陽性、またはCD44陽性、c−Met強陽性の2重陽性を用いた。
多くの癌幹細胞様集団(CSCs : Cancer Stem-like cells)に共通する高いALDH(aldehyde dehydrogenase)活性を幹細胞マーカーとして用い、アルクチゲニンの幹細胞活性に与える効果を調べた。
グルコース飢餓培地は、3.51gグルコース不含ダルベッコ変法イーグル培地(Sigma)を水に溶解し、12.5ml 1M HEPES pH7.4(DOJINDO、342-01375)、10ml L-glutamine(SIGMA)、5ml Anti-Anti(Life technologies)、5ml MEM NON-ESSENTIAL AMINO ACID SOLUTION(SIGMA)、10 ng/mL bFGF (Militenyi biotech)、20 ng/mL EGF (Militenyi biotech)、1XITS Media Supplement (Sigma)、0.4% BSAおよび10000x Plasmocin(invivogen)を加え、最終的に500mlに調整後に濾過滅菌して作製した。
膵臓癌細胞MiaPaca-2(ATCC No. CRL-1420)をグルコース含有培地に播種して一晩インキュベートした後、グルコース含有培地、グルコース飢餓培地、アルクチゲニンを含むグルコース含有培地およびアルクチゲニンを含むグルコース飢餓培地のそれぞれにおいて24時間培養した。細胞を回収した後、定法にしたがってPI染色(死細胞染色)およびALDEFLUOR KIT(Stemcell Technologies)を使ったBAAによるALDH活性染色を、製品添付のデータシートに従って行いフローサイトメトリー(FACS)にて解析を行った。マーカーの評価は、ALDH阻害剤DEAB併用時のALDH活性を陰性領域とし、ALDH活性陽性細胞の中でも特に高い活性を持つ集団(SSCLow, ALDHbright)を評価に用いた。
膵臓癌においては、Sonic HedgeHog(sHH)経路およびNotch-1,Notch-2経路が、癌細胞の上皮間葉移行や幹細胞化の誘導、および自己複製や癌組織の再構築などの幹細胞特性の維持に重要な役割を果たすことが報告されている (非特許文献:Cancer Res. 2009:69 2400-2407, AntiCancer Res. 2011:31 1105-1114, PLosONE 2011:6 e27306, Int J Cancer 2012:131 30-40)。また、これらの経路によって誘導・制御されるBMI-1は、膵臓癌幹細胞の有効なマーカーとして報告がなされている(非特許文献:Chemotherapy 2011:57 488-496, PLoSONE 2013:8 e55820)。また、これらの経路においては、他の多くの癌においても抗癌幹細胞治療のための創薬ターゲットとして、多くの報告がなされている。そこで、これらの因子の発現に与えるアルクチゲニンの効果を調べた。
グルコース飢餓培地は、3.51gグルコース不含ダルベッコ変法イーグル培地(Sigma)を水に溶解し、12.5ml 1M HEPES pH7.4(DOJINDO、342-01375)、10ml L-glutamine(SIGMA)、5ml Anti-Anti(Life technologies)、5ml MEM NON-ESSENTIAL AMINO ACID SOLUTION(SIGMA)、10 ng/mL bFGF (Militenyi biotech)、20 ng/mL EGF (Militenyi biotech)、1XITS Media Supplement (Sigma)、0.4% BSAおよび10000x Plasmocin(invivogen)を加え、最終的に500mlに調整後に濾過滅菌して作製した。
膵臓癌細胞MiaPaca-2(ATCC No. CRL-1420)をグルコース含有培地に播種して一晩インキュベートした後、グルコース含有培地、グルコース飢餓培地、アルクチゲニンを含むグルコース含有培地およびアルクチゲニンを含むグルコース飢餓培地のそれぞれにおいて24時間培養した。回収した細胞からRNeasy Mini Kit (Qiagen)を用いて全RNAを抽出し、ReverTra Ace qPCR RT Master Mix with gDNA Remover (TOYOBO)を用いて、回収したRNAをcDNAに合成した。各遺伝子の発現定量は、定法に従ってFast SYBR Green Master Mix (ABI)および以下のプライマーを用いて、StepOne Plus(ABI)リアルタイムPCR機を用いて行った。なお、各遺伝子はGAPDHの発現量によって補正した。
BMI-1:5'-GGAGACCAGCAAGTATTGTCCTTTTG-3'(配列番号1)および
5'-CATTGCTGCTGGGCATCGTAAG-3'(配列番号2);
SHH:5'-GGACAGGCTGATGACTCAGA-3'(配列番号3)および
5'-GCCCTCGTAGTGCAGAGACT-3'(配列番号4);
Notch-2:5'-GGTCCCCATTGCCTTAATGGT-3'(配列番号5)および
5'-ATCTGGGGACACACATCGAC-3'(配列番号6);
Notch-1:5'-TTGGGGAGTTCCAGTGCATC-3'(配列番号7)および
5'-AGGCACTTGGCACCATTCTT-3'(配列番号8);
GLI1:5’-AGGGAGGAAAGCAGACTGAC-3’ (配列番号9) および
5-CCAGTCATTTCCACACCACT-3’ (配列番号10);
GAPDH: 5’- GTGAAGGTCGGAGTCAACG-3’ (配列番号11) および
5’- TGAGGTCAATGAAGGGGTC-5’ (配列番号12)
アルクチゲニンと、膵臓癌に対する既存の標準化学療法剤の一つであるゲムシタビンについて、膵臓癌幹細胞に対する殺傷効果の比較を行った。
グルコース飢餓培地は、3.51gグルコース不含ダルベッコ変法イーグル培地(Sigma)を水に溶解し、12.5ml 1M HEPES pH7.4(DOJINDO、342-01375)、10ml L-glutamine(SIGMA)、5ml Anti-Anti(Life technologies)、5ml MEM NON-ESSENTIAL AMINO ACID SOLUTION(SIGMA)、10 ng/mL bFGF (Militenyi biotech)、20 ng/mL EGF (Militenyi biotech)、1XITS Media Supplement (Sigma)、0.4% BSAおよび10000x Plasmocin(invivogen)を加え、最終的に500mlに調整後に濾過滅菌して作製した。
膵臓癌細胞Capan-1(ATCC No. HTB-79)をグルコース含有培養培地に播種して一晩インキュベートした後、グルコース含有培地、グルコース飢餓培地、4μMアルクチゲニンを含むグルコース含有培地および4μMアルクチゲニンを含むグルコース飢餓培地において24時間培養した。またグルコース含有培地、グルコース飢餓培地において、ゲムシタビンの標準的な処理手順に従い4μMゲムシタビン(GEM:Sigma)を含む培地において72時間培養した。細胞を回収した後、定法にしたがってPI染色(死細胞染色)および癌幹細胞マーカーの染色を行い、フローサイトメトリー(FACS)にて解析を行った。マーカーとしては、膵臓癌の幹細胞マーカーとして報告のあるCD44、CD24およびESA(CD326)の3重陽性を用いた。
マウス皮下移植膵臓癌モデルに対する、ゲムシタビンまたは実施例9のゴボウシ抽出物を投与治療後の腫瘍組織内癌細胞の比率を評価した。
5X106/200μlの膵臓癌細胞株Miapaca-2を、BALB/cAJcl nu/nuマウス(日本クレア)の皮下に注入し、約2週間程度飼育した。125mm2程度に腫瘍が増大したマウスを選択した。マウスを未治療群または実施例9のゴボウシ抽出物250mg/kgを連日経口投与する群または100mg/kgのゲムシタビン(イーライリリー)を隔日投与する群の3群に分けた。3週間治療を継続した。治療後のマウス皮下から腫瘍を回収し、細断後、Liberase (商標)(Roche) 13U/mlを加えた。次いで、37℃で20分間インキュベートし単細胞化した。Red blood lysis buffer(sigma)で赤血球を除去後、FACSバッファーに懸濁した。細胞数を調整後、定法に従って死細胞をSytoxRed dead cell stain (invitrogen)で除去し、また腫瘍に浸潤しているマウス由来の細胞を、Mouse H-2Kd, Mouse CD31, Mouse lineage Cocktail (biolegend, 133306, 102422, 116616)で除去後、FcRブロッキング(militenyi)を行い、それぞれのIsotype Control Ig(biolegend)を併用して、膵臓癌幹細胞マーカーCD24, CD44, ESA(CD326)で膵臓癌幹細胞を染色した。次いで、フローサイトメーターで癌幹細胞の比率を評価した。
本発明者らは、簡便かつ安全にアルクチゲニンを得るために、ゴボウシからアルクチゲニンを高含量で含有するゴボウシ抽出物を得ることを試みた。しかし、通常、ゴボウシ中のアルクチゲニン含量は約0.6%と低い。また、水に溶け難い。このため、従来利用されている熱水抽出法では、アルクチゲニンを高含量で含有するゴボウシ抽出物を製造することがきわめて困難であった。
産地やロットが異なるゴボウシをウイレー氏粉砕機により粉砕し、このゴボウシ粉砕品0.1gを10mLの水で希釈し、試料溶液とした。
表1に示すように各ゴボウシの酵素活性が0.12〜8.23U/gであることを確認した。
酵素活性が0.12、0.27、0.40U/g(試料1〜3)である切裁したゴボウシ1gに水7mLを加えて、酵素反応温度15℃、20℃の温度条件でそれぞれの反応温度での反応時間を30分に設定し、反応後エタノールを加え80℃で抽出を行い、得られた抽出物のアルクチゲニン及びアルクチインを定量し、アルクチゲニン/アルクチイン重量比を求めた。
結果を表1の比較例1〜2、実施例1に示す。
酵素活性が4.03U/g(試料5)である切裁したゴボウシ1gに水7mLを加えて、酵素反応温度30℃、40℃、50℃、60℃の温度条件でそれぞれの反応温度での反応時間を15分、30分(30℃と60℃のみ)に設定し、反応後エタノールで抽出を行い、得られた抽出物のアルクチゲニン及びアルクチインを定量し、アルクチゲニン/アルクチイン重量比を求めた。
以上のことから、酵素反応温度は60℃未満が好ましい。
酵素活性が1.42U/g(試料4)である切裁したゴボウシ1gに水を7mL加えて、酵素反応温度25℃の温度条件で反応時間を10分、30分に設定し、反応後エタノールで抽出を行い、得られた抽出物のアルクチゲニン及びアルクチインを定量し、アルクチゲニン/アルクチイン重量比を求めた。
以上のことから酵素活性1.42U/gであっても所望の結果を得ることができた。
酵素活性が7.82U/g(試料6)および8.23U/g(試料7)である切裁したゴボウシ1gそれぞれに水を7mL加えて、酵素反応温度30℃の温度条件で反応時間を30分に設定し、反応後エタノールで抽出を行い、得られた抽出物のアルクチゲニン及びアルクチインを定量し、アルクチゲニン/アルクチイン重量比を求めた。
ゴボウシ(酵素活性8.23U/g)を切裁し、9.5mmの篩を全通するものをさらに0.85mmの篩に通し、75%が残ることを確認した。このゴボウシ細切80kgを29〜33℃に保温した水560Lに加えて30分間攪拌した。次いで、エタノール265Lを加えて85℃に昇温し、さらに60分間加熱還流した。この溶液を遠心分離し、ゴボウシ抽出液を得た。この操作を2回繰り返して得られた抽出液を合わせて、減圧濃縮し、抽出物固形分に対してデキストリン20%を加えて、噴霧乾燥した。アルクチゲニンおよびアルクチイン含量は、それぞれ6.2%および7.1%であり、アルクチゲニン/アルクチイン(重量比)=0.89のゴボウシ抽出物粉末(デキストリン20%含有)が得られた。
ゴボウシ(酵素活性8.23U/g)を切裁し、9.5mmの篩を全通するものをさらに0.85mmの篩に通し、75%が残ることを確認した。このゴボウシ細切80kgを30〜33℃に保温した水560Lに加えて30分間攪拌した後、エタノール265Lを加えて85℃に昇温し、さらに30分間加熱還流した。この溶液を遠心分離し、ゴボウシ抽出液を得た。この操作を2回繰り返して得られた抽出液を合わせて、減圧濃縮し、抽出物固形分に対してデキストリン20%を加えて、噴霧乾燥した。アルクチゲニンおよびアルクチイン含量は、それぞれ6.0%および6.8%であり、アルクチゲニン/アルクチイン(重量比)=0.87のゴボウシ抽出物粉末(デキストリン20%含有)が得られた。
ゴボウシ(酵素活性7.82U/g)を切裁し、9.5mmの篩を全通するものをさらに0.85mmの篩に通し、75%が残ることを確認した。このゴボウシ細切80kgを30〜32℃に保温した水560Lに加えて40分間攪拌した後、60分後にエタノール258Lを加えて85℃に昇温し、さらに30分間加熱還流した。この液を遠心分離し、ゴボウシ抽出液を得た。この操作を2回繰り返して得られた抽出液を合わせて、減圧濃縮し、抽出物固形分に対してデキストリン20%を加えて、噴霧乾燥した。アルクチゲニンおよびアルクチイン含量は、それぞれ6.2%および6.7%であり、アルクチゲニン/アルクチイン(重量比)=0.93のゴボウシ抽出物粉末(デキストリン20%含有)が得られた。
ゴボウシ(酵素活性7.82U/g)を切裁し、9.5mmの篩を全通するものをさらに0.85mmの篩に通し、75%が残ることを確認した。このゴボウシ細切80kgを30〜32℃に保温した水560Lに加えて30分間攪拌した後、エタノール253Lを加えて85℃に昇温し、さらに40分間加熱還流した。この液を遠心分離し、得られた抽出液を得た。この操作を2回繰り返して得られた抽出液を合わせて、減圧濃縮し、抽出物固形分に対してデキストリン25%を加えて、噴霧乾燥した。アルクチゲニンおよびアルクチイン含量は、それぞれ6.4%および7.2%であり、アルクチゲニン/アルクチイン(重量比)=0.89のゴボウシ抽出物粉末(デキストリン25%含有)が得られた。
(1)実施例7のゴボウシ抽出物粉末 33.3%
(2)乳糖 65.2%
(3)ヒドロキシプロピルセルロース 1.5%
合計 100%
「日局」製剤総則、顆粒剤の項に準じて顆粒剤を製造する。すなわち上表に記載の(1)〜(3)までの成分をとり、顆粒状に製した。これを1.5gずつアルミラミネートフィルムに充填し、1包あたりゴボウシ抽出物粉末を0.5g含有する顆粒剤を得た。
(1)実施例7のゴボウシ抽出物粉末 66.7%
(2)乳糖 30.3%
(3)ヒドロキシプロピルセルロース 3.0%
合計 100%
「日局」製剤総則、顆粒剤の項に準じて顆粒剤を製造する。すなわち上表に記載の(1)〜(3)までの成分をとり、顆粒状に製した。これを3.0gずつアルミラミネートフィルムに充填し、1包あたりゴボウシ抽出物粉末を2g含有する顆粒剤を得た。
(1)実施例7のゴボウシ抽出物粉末 37.0%
(2)結晶セルロース 45.1%
(3)カルメロースカルシウム 10.0%
(4)クロスポピドン 3.5%
(5)含水二酸化ケイ素 3.4%
(6)ステアリン酸マグネシウム 1.0%
合計 100%
「日局」製剤総則、錠剤の項に準じて錠剤を製造する。すなわち上表に記載の(1)〜(6)成分をとり、錠剤を得た。
Claims (3)
- アルクチゲニンを含有する、癌の治療後の転移または再発防止剤。
- 前記アルクチゲニンがゴボウ、ゴボウシ、ゴボウスプラウト、若ゴボウまたはレンギョウ由来である、請求項1に記載の転移または再発防止剤。
- アルクチゲニンを1日あたりの摂取量が10mg以上となるように含有する、請求項1または2に記載の転移または再発防止剤。
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