JP5750077B2 - 熱交換器用アルミニウム合金ブレージングシート - Google Patents
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Description
前記のとおり、材料の薄肉化のために薄肉化分の高強度化、高耐食化等が図られている。しかしながら、薄肉化に伴いチューブ材の電縫加工時に溶接欠陥が増加し、さらには突発的な溶接欠陥の多量発生が起きる問題が生じる。そのため、電縫溶接時の造管性(すなわち電縫溶接性)の向上が必要となる。
このような構成によれば、心材が所定量のTi,Cr,Mgを含有することで耐食性やろう付後強度が向上する。
図1に示すように、本発明に係る熱交換器用アルミニウム合金ブレージングシート(以下、適宜、ブレージングシートという)1は、心材2の一面側に犠牲材3を備え、心材2の他面側にろう材4を備えたものである。そして、ブレージングシート1の加工硬化指数n値を0.05以上としたものである。
以下、各構成について説明する。
心材2は、Si:0.1〜1.0質量%、Cu:0.5〜1.2質量%、Mn:0.5〜2.0質量%を含有し、残部がAlおよび不可避的不純物からなるアルミニウム合金である。さらに、任意成分として、Ti:0.05〜0.25質量%、Cr:0.25質量%以下、Mg:0.05〜0.5質量%から選択される少なくとも1種を含有してもよい。
SiはAl、Mnと共に金属間化合物を形成し、結晶粒の粒内に微細に分布して分散強化に寄与し、ろう付後強度を向上させる。Siの含有量が0.1質量%未満では、ろう付後強度が低下する。一方、1.0質量%を超えると、心材2の固相線温度が低下するため、ろう付加熱時に心材2が溶融する。したがって、Siの含有量は、0.1〜1.0質量%とする。好ましくは0.2〜0.4質量%である。
Cuはろう付後強度を向上させる効果があり、また、Cu添加により電位が貴化し、犠牲材3との電位差が大きくなるため、耐食性を向上させる。Cuの含有量が0.5質量%未満では、ろう付後強度が低下し、また、犠牲材3との電位差を確保することができず、内面耐食性が低下する。一方、1.2質量%を超えると、心材2の固相線温度が低下するため、ろう付加熱時に心材2が溶融する。したがって、Cuの含有量は、0.5〜1.2質量%とする。好ましくは0.7質量%を超え1.1質量以下である。
Mnは、ろう付後強度を向上させる効果がある。Mnの含有量が0.5質量%未満では、Al、Siと形成する金属間化合物数が低下するため、金属間化合物による分散強化が向上せず、ろう付後強度が低下する。一方、2.0質量%を超えると、粗大な金属間化合物が多数生成し、圧延自体が困難となり、ブレージングシート1の製造が困難となる。したがって、Mnの含有量は、0.5〜2.0質量%とする。好ましくは0.8〜1.7質量%である。
Tiは、心材2中に層状に分布し、内面および外面の耐食性を大幅に向上させる。Tiを添加する場合、Tiの含有量が0.05質量%未満では、Tiが心材2中に層状に分布せず、腐食が顕著な孔食形態となり、耐食性が低下する。一方、0.25質量%を超えると、鋳造中に粗大な金属間化合物を形成し、耐食性が低下する。したがって、Tiを添加する場合には、Tiの含有量は、0.05〜0.25質量%とする。好ましくは0.1〜0.20質量%である。
Crは、心材2内で金属間化合物を形成し、ろう付後強度を向上させる効果がある。Crの含有量が0.25質量%を超えると、鋳造中に粗大な金属間化合物を形成し、耐食性が低下する。したがって、Crを添加する場合は、Crの含有量は、0.25質量%以下とする。好ましくは0.15質量%以下である。
Mgは、Siと共にMg2Siの微細な析出相を形成し、ろう付後強度を向上させる効果がある。Mgの含有量が0.05質量%未満では、ろう付後強度が十分に向上しない。一方、0.5質量%を超えると、非腐食性フラックスを用いたろう付をする場合にフラックスとMgが反応し、ろう付が出来なくなる。したがって、Mgを添加する場合には、Mgの含有量は、0.05〜0.5質量%とする。好ましくは0.05〜0.30質量%である。
心材2の成分は前記の他、残部がAlおよび不可避的不純物からなるものである。なお、不可避的不純物としては、例えば、Fe、Zr等が挙げられ、これらは、それぞれ0.2質量%以下の含有であれば、本発明の効果を妨げず、心材2に含有することは許容される。
犠牲材3は、Si:0.2質量%を超え0.8質量%以下、Zn:2.0質量%を超え5.0質量%以下、Mg:1.0〜4.5質量%を含有し、残部がAlおよび不可避的不純物からなるアルミニウム合金である。
Siは、ろう付時に心材2へ拡散し、犠牲材3から心材2へ拡散するMgと共に、ろう付後にMg2Siを心材2中に析出させ、ろう付後強度を向上させる効果がある。Siの含有量が0.2質量%以下では、Mg2Siを析出させる効果が少なく、ろう付後強度が低下する。一方、0.8質量%を超えると、固相線温度が低下するため、犠牲材3が溶融する。したがって、Siの含有量は、0.2質量%を超え0.8質量%以下とする。好ましくは0.2質量%を超え0.6質量以下である。
Znは、電位を卑化させる元素であり、犠牲材3へZnを添加することにより、心材2との電位差を確保して内面耐食性を向上させる効果がある。Znの含有量が2.0質量%以下では、心材2との電位差が小さくなり、内面耐食性を確保するには不十分となる。そのため、内面耐食性が低下する。一方、5.0質量%を超えると、固相線温度を低下させ、ろう付中に犠牲材3が溶融し、チューブ材として使用出来なくなる。したがって、Znの含有量は、2.0質量%を超え5.0質量%以下とする。好ましくは3.0質量%を超え4.5質量以下である。
Mgは、Siと共にMg2Siの微細な析出相を形成し、ろう付後強度を向上させる効果がある。Mgの含有量が1.0質量%未満では、Mg2Siを析出させる効果が少なく、ろう付後強度が十分に向上しない。一方、4.5質量%を超えると、圧延加工性が著しく低下するため、ブレージングシート1の製造が困難となる。したがって、Mgの含有量は、1.0〜4.5質量%とする。好ましくは1.5〜4.0質量%である。
犠牲材3の成分は前記の他、残部がAlおよび不可避的不純物からなるものである。なお、不可避的不純物としては、例えば、Mn、Cr、Zr、Fe、In、Sn等が挙げられ、Mnは0.05質量%未満、Cr、Zrはそれぞれ0.2質量%以下、Feは0.25質量%以下、In、Snはそれぞれ0.1質量%以下の含有量であれば、本発明の効果を妨げず、犠牲材3に含有することは許容される。
ろう材4は、Al系合金からなり、Al系合金としては、一般的なJIS合金、例えば4343、4045等が挙げられる。ここで、Al系合金とは、Siを含有した合金の他に、Znを含有した合金も含むものである。すなわち、Al系合金としては、Al−Si系合金、またはAl−Si−Zn系合金が挙げられる。そして、例えば、Si:7〜12質量%を含有したAl−Si系合金を使用することができる。
しかし、ろう材4は、特に限定されるものではなく、通常使用するAl系(Al−Si系、Al−Si−Zn系)合金であれば、どのようなものでもよい。また、真空ろう付用に用いられるAl−Si−Mg系、Al−Si−Mg−Bi系合金を使用することも十分可能である。さらに、例えば、Si、Zn、Mg、Biの他、Fe、Cu、Mn等を含有してもよい。
加工硬化指数n値とは、成形性の目安となる特性値である。加工硬化指数n値が大きいと、歪が伝播しやすく、均一変形しやすいため、局所変形までの伸び(一様伸び)が良くなることが知られている。ただし、アルミニウム合金の加工硬化指数は、歪量によって変化し、特に高歪領域(公称歪0.10以上)では、低下しやすいことが知られている。
本発明では、電縫溶接前のブレージングシート1の加工硬化指数n値が0.05以上であることが重要である。薄肉化に伴うチューブ材の電縫加工時の溶接欠陥増加について鋭意検討を行い、電縫管成形過程を詳細に調べたところ、図2に示すように、溶接欠陥発生時にはフィンパスロールで受ける歪量2%程度の縮管成形時にチューブ材Aのエッジ部Eが座屈することを見出した。そして、その座屈に対して、加工硬化指数n値が大きく影響することを見出した。フィンパスロールで受ける歪量2%程度の塑性加工に対し、ブレージングシート1の加工硬化指数n値を0.05以上とすることにより、塑性加工域での傾きが大きくなり、座屈が発生する歪量の臨界値が増大される。それによって、フィンパスロールでの座屈発生を抑制することが可能となり、電縫溶接時の突合せを安定化させ、薄肉においても良好な電縫溶接チューブが得られる。したがって、ブレージングシート1の加工硬化指数n値は、0.05以上とする。
そして加工硬化指数n値は、後記するブレージングシート1の製造方法で説明するように、仕上冷延率と仕上焼鈍条件により制御する。
まず、心材用アルミニウム合金、犠牲材用アルミニウム合金、および、ろう材用アルミニウム合金を連続鋳造により溶解、鋳造して鋳塊を製造し、この鋳塊に面削(表面平滑化処理)、および、均質化熱処理を行うことで、心材用鋳塊(心材用部材)、犠牲材用鋳塊、ろう材用鋳塊を製造する。そして、犠牲材用鋳塊、および、ろう材用鋳塊は、それぞれ所定厚さに熱間圧延して、犠牲材用部材、ろう材用部材とする。次に、心材用部材の一面側に犠牲材用部材、他面側にろう材用部材を重ね合わせ、この重ね合わせ材に熱処理(再加熱)を行った後、熱間圧延により圧着して板材とする。その後、冷間圧延、中間焼鈍(連続焼鈍)を行い、さらに仕上冷間圧延を行う。その後、仕上焼鈍を行う。あるいは、板材とした後、中間焼鈍を行なわずに冷間圧延のみを行ない、その後、仕上焼鈍を行う。
冷間圧延の途中に中間焼鈍を入れる場合は連続焼鈍炉(CAL)を使用し、温度(最高到達温度)を350〜550℃とする。中間焼鈍の最高到達温度が350℃未満では溶体化処理が不十分であり、その後の仕上冷間加工、仕上焼鈍温度をコントロールしても導入された歪量が過多となり、ろう付時のろう拡散を招きやすくなって、耐エロージョン性が低下する。一方、上限の温度は焼鈍時のろう材溶融を抑制するために、550℃以下とする。なお、連続焼鈍炉を用いた中間焼鈍において、350〜550℃の範囲内の温度での保持時間は特に規定しないが、通常は5分以下(保持なしを含む)とすれば良い。
中間焼鈍を省略する場合は熱間圧延後の冷間加工率を55%以上とし、好ましくは97%以下とする。冷間圧延率が55%未満では、導入される歪量が小さく、加工硬化指数n値が0.05を下回る。一方、97%を超えると、材料の強度が高くなり過ぎ、目標の板厚まで圧延することが困難となる恐れがある。また、仕上冷間圧延後の仕上焼鈍の条件も前記の場合と同様であればよく、250℃を超え400℃以下の範囲内の温度で、好ましくは1〜10時間加熱する条件とすれば良い。なお、材料組織の均一化のため、熱間圧延後に例えば350℃以上で、1時間以上の焼鈍を実施しても良い。
JIS5号試験片に加工した供試材を引張り試験し、JIS Z 2253に規定される2点法により、歪量2%、6%にてブレージングシートの加工硬化指数n値を算出した。
供試材を通常のスリッタ装置を用いて、条材の幅寸法が35mmとなるようにスリット加工を行い、巻き取りコイル状とした。このようにして得られた条材を電縫管製造装置にて、電縫管に加工し、長径16mm、短径2mmの偏平管チューブを得た。電縫溶接性評価は得られた電縫管チューブに対して100m分を外観検査し、長手方向で5mm以上の未溶接部の有無を観察した。5mm以上の未溶接部が無い場合を、電縫溶接性が良好(○)と評価し、5mm以上の未溶接部が1個以上ある場合を不良(×)と評価した。
供試材をドロップ試験方式でろう付した後(露点が−40℃、酸素濃度が200ppm以下の窒素雰囲気中で、600℃の温度で5分間加熱後)、JIS5号試験片に加工(各供試材につき3片作製)した。この試験片を、室温(25℃)で1週間放置した後、引張り試験によりろう付後強度を測定した。3つの試験片のろう付後強度の平均値が170MPa以上のものを良好(○)と評価し、170MPa未満のものを不良(×)と評価した。なお、ろう付後強度の評価は、電縫溶接性の評価が良好なものに関してのみ実施した。
供試材に10%と20%の加工率でそれぞれ冷間圧延を付加したものを作製し、これらをドロップ試験方式でろう付(露点が−40℃、酸素濃度が200ppm以下の窒素雰囲気中で、600℃の温度で5分間加熱)した。その後、それぞれ2cm角に切断して樹脂に埋め込み、切断面を研磨した後、その研磨面を顕微鏡で観察した。それぞれについて健全な心材部が60%以上の場合を耐エロージョン性を良好(○)と評価し、一つ以上が60%未満の場合を不良(×)と評価した。なお、耐エロージョン性の評価は、電縫溶接性、ろう付後強度の評価が全て良好なものに関してのみ実施した。
供試材から幅25mm×長さ60mmのサイズの試験片を切り出し、その試験片のろう材面に非腐食性のフラックスFL−7(森田化学工業株式会社製)を5g/m2塗布して乾燥させた。図3に示すように、フラックスを塗布したろう材面が上向きとなるよう試験片(下板)を載置し、その上にφ2mmのステンレス製の丸棒をスペーサとして挟んで、厚さ1mm、幅25mm×長さ55mmの3003合金板(上板)を試験片に対し鉛直に立ててワイヤで固定した。このとき、スペーサの位置は試験片の一端から50mmの距離とした。これに対し、ろう付(露点が−40℃、酸素濃度が200ppm以下の窒素雰囲気中で、600℃の温度で5分間加熱)を行った。試験片(下板)と3003合金板(上板)とのすき間に充填されたフィレットの長さを測定し、フィレット長さが30mm以上のものをろう付性が良好(○)と評価し、30mm未満のものを不良(×)と評価した。なお、ろう付性の評価は、電縫溶接性、ろう付後強度、および耐エロージョン性の評価が全て良好なものに関してのみ実施した。
供試材をドロップ試験方式でろう付した後(露点が−40℃、酸素濃度が200ppm以下の窒素雰囲気中で、600℃の温度で5分間加熱後)、幅50mm×長さ60mmの大きさに切断した。さらに、幅60mm×長さ70mmの大きさのマスキング用シールにより、ろう材面を全面シールで覆うとともに、当該シールを犠牲材面側に折り返すことで犠牲材の各淵から5mmの部分についてもシールで覆い試験片を作製した。
この試験片を、Na+:118ppm、Cl−:58ppm、SO4 2−:60ppm、Cu2+:1ppm、Fe3+:30ppmを含む試験液に浸漬(88℃×8時間)させ、浸漬後に室温まで自然冷却した後、室温状態で16時間保持するというサイクルを90サイクル行う耐食試験を実施した。腐食状況を目視観察し、試験片の最大腐食深さが50μm以下のものを良好(○)と評価し、50μmを超えたものを不良(×)と評価した。なお、耐食性の評価は、電縫溶接性、ろう付後強度、耐エロージョン性、およびろう付性の評価が全て良好なものに関してのみ実施した。
No.21は、心材のSi含有量が過少なため、ろう付後強度に劣った。No.22は、心材のSi含有量が過剰なため、ろう付加熱時に心材が溶融した。No.23は、心材のCu含有量が過少なため、ろう付後強度に劣った。No.24は、心材のCu含有量が過剰なため、ろう付加熱時に心材が溶融した。
2 心材
3 犠牲材
4 ろう材
A チューブ材
E エッジ部
Claims (2)
- Si:0.1〜1.0質量%、Cu:0.5〜1.2質量%、Mn:0.5〜2.0質量%を含有し、残部がAlおよび不可避的不純物からなるアルミニウム合金を心材とし、前記心材の一面側に、Si:0.2質量%を超え0.8質量%以下、Zn:2.0質量%を超え5.0質量%以下、Mg:1.0〜4.5質量%を含有し、残部がAlおよび不可避的不純物からなるアルミニウム合金を犠牲材として備え、前記心材の他面側に、アルミニウム合金からなるろう材を備えた熱交換器用アルミニウム合金ブレージングシートであって、
前記熱交換器用アルミニウム合金ブレージングシートの加工硬化指数n値が0.05以上であることを特徴とする熱交換器用アルミニウム合金ブレージングシート。 - 前記心材は、さらにTi:0.05〜0.25質量%、Cr:0.25質量%以下、Mg:0.05〜0.5質量%から選択される少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項1に記載の熱交換器用アルミニウム合金ブレージングシート。
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