JP5776721B2 - 駆動対象スイッチング素子の駆動回路 - Google Patents

駆動対象スイッチング素子の駆動回路 Download PDF

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Description

本発明は、駆動対象スイッチング素子の駆動回路に関する。
この種の駆動回路としては、直流電源に並列接続された高電位側スイッチング素子及び低電位側スイッチング素子(例えばIGBT)の直列接続体を備える電力変換回路(例えば3相インバータ)に適用されるものが知られている。ここで、高電位側スイッチング及び低電位側スイッチング素子のうち一方がショート故障する状況下、他方がオン状態に切り替えられる上下アーム短絡が生じる場合、これらスイッチング素子に過電流(短絡電流)が流れることとなる。
ここで、スイッチング素子に流れる過電流を抑制すべく、例えば下記特許文献1に見られるように、スイッチング素子の過電流保護回路を備える駆動回路が知られている。詳しくは、この駆動回路は、スイッチング素子のゲート及びエミッタ間に接続されたバイポーラトランジスタ及びツェナーダイオードの直列接続体を備えている。こうした構成によれば、スイッチング素子に過電流が流れる場合においてバイポーラトランジスタがオン状態に切り替えられる。これにより、ゲート電圧を低下させ、スイッチング素子に流れる過電流の抑制を図っている。
特開平5−218836号公報
ところで、本発明者らは、高電位側スイッチング素子及び低電位側スイッチング素子のうち一方がフルオン状態とされる状況下において、他方がショート故障する上下アーム短絡が生じると、これらスイッチング素子に流れる過電流を抑制できず、これらスイッチング素子の信頼性が低下する事態に直面した。詳しくは、例えば、低電位側スイッチング素子がオン状態とされる状況下において高電位側スイッチング素子がショート故障すると、短絡電流の流通によって低電位側スイッチング素子のコレクタ及びエミッタ間電圧が上昇する。その結果、低電位側スイッチング素子の帰還容量を介して低電位側スイッチング素子のコレクタからゲートへと電流が流れ込み、ゲート電圧が上昇する現象が生じる。この現象が生じると、過電流が更に増大し、高電位側スイッチング素子及び低電位側スイッチング素子の信頼性が低下する。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、駆動対象スイッチング素子の信頼性の低下を好適に回避することのできる駆動対象スイッチング素子の駆動回路を提供することにある。
上記課題を解決すべく、発明は、駆動対象スイッチング素子(S¥#)の開閉制御端子及び駆動用電源(TW,20,22,24,25)を接続し、該開閉制御端子に電荷を充電するための充電経路(Lα)と、前記開閉制御端子及び前記駆動用電源を接続するバイパス経路(Lβ;Lγ)と、前記バイパス経路に一端が接続されてかつ他端が前記駆動用電源の出力電位とは異なる基準電位を有する部位に接続され、電荷を蓄積可能な蓄電手段(54a,54b)と、を備えることを特徴とする。
上記発明は、バイパス経路及び蓄電手段を備えている。このため、駆動対象スイッチング素子がフルオン状態とされてかつ駆動対象スイッチング素子に過電流が流れる状況下において、駆動対象スイッチング素子の帰還容量を介して駆動対象スイッチング素子の入力端子から開閉制御端子へと電流が流れ込む場合であっても、流れ込む電流をバイパス経路を介して蓄電手段へと導くことができる。これにより、過電流が流れる状況下における開閉制御端子の電圧の上昇を抑制することができる。したがって、上記発明によれば、駆動対象スイッチング素子に流れる過電流を抑制でき、ひいては駆動対象スイッチング素子の信頼性の低下を好適に回避することができる。
第1の実施形態にかかるモータ制御システムの構成図。 同実施形態にかかるドライブユニット等の構成図。 上下アーム短絡時のコレクタ電流等の推移を示すタイムチャート。 IGBTの帰還容量を示す図。 第1の実施形態にかかるバイパス経路にダイオードを設置した効果を示すタイムチャート。 第2の実施形態にかかるドライブユニット等の構成図。 同実施形態にかかるゲートバイパス処理の手順を示すフローチャート。 第3の実施形態にかかるドライブユニット等の構成図。 第4の実施形態にかかるドライブユニット等の構成図。 第5の実施形態にかかるソフト遮断処理の手順を示すフローチャート。 同実施形態にかかるソフト遮断処理を示すタイムチャート。 同実施形態にかかるソフト遮断処理を示すタイムチャート。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる駆動対象スイッチング素子の駆動回路を車載主機として回転機及び内燃機関を備えるハイブリッド車両に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、モータジェネレータ10は、車載主機であり、図示しない駆動輪に連結されている。モータジェネレータ10は、インバータIVを介して「直流電源」としての高電圧バッテリ12に接続されている。高電圧バッテリ12の出力電圧は、例えば百V以上である。なお、高電圧バッテリ12及びインバータIVの間には、高電圧バッテリ12の出力電圧を昇圧してインバータIVに印加する図示しない昇圧コンバータが備えられている。
インバータIVは、高電位側(上アーム側)のスイッチング素子S¥p(¥=u,v,w)及び低電位側(下アーム側)のスイッチング素子S¥nの直列接続体を備えている。詳しくは、インバータIVは、3組のスイッチング素子S¥p,S¥nの直列接続体を備え、スイッチング素子S¥p,S¥nの接続点は、モータジェネレータ10の¥相に接続されている。ちなみに、本実施形態では、上記スイッチング素子S¥#(#=p,n)として、電圧制御形の半導体スイッチング素子が用いられ、より具体的には、IGBTが用いられている。そして、スイッチング素子S¥#には、フリーホイールダイオードD¥#が逆並列に接続されている。なお、本実施形態において、スイッチング素子S¥#が「駆動対象スイッチング素子」に相当する。
制御装置14は、低電圧バッテリ16を電源し、マイコンを主体として構成されている。制御装置14は、モータジェネレータ10の制御量(例えばトルク)をその指令値に制御すべく、インバータIVを操作する。詳しくは、制御装置14は、インバータIVを構成するスイッチング素子S¥#を操作すべく、操作信号g¥#を生成してドライブユニットDUに出力する。ここで、高電位側の操作信号g¥pと、対応する低電位側の操作信号g¥nとは、互いに相補的な信号となっている。すなわち、高電位側のスイッチング素子S¥pと、対応する低電位側のスイッチング素子S¥nとは、交互にオン状態とされる。
インターフェース18は、高電圧バッテリ12、インバータIV及びモータジェネレータ10を備える高電圧システムと、低電圧バッテリ16及び制御装置14を備える低電圧システムとの間を電気的に絶縁しつつ、これらシステム間の信号の伝達を行う機能を有する。本実施形態において、インターフェース18は、光絶縁素子(フォトカプラ)を備えている。
各スイッチング素子S¥#に対応するドライブユニットDUには、絶縁電源を構成する図示しないトランスを介して低電圧バッテリ16から電力が供給される。本実施形態では、U,V,W相の上アームのドライブユニットDUのそれぞれに対応してトランスが備えられ、これらドライブユニットDUのそれぞれには、対応するトランスを介して低電圧バッテリ16から電力が供給される。一方、下アームについては、1相のみにトランスが備えられ、このトランスを介して低電圧バッテリ16からU,V,W相の下アームのドライブユニットDUのそれぞれに電力が供給される。以下、絶縁電源及びドライブユニットDUの構成について、図2を用いて詳述する。
図2に示すように、絶縁電源は、1次側コイル19a及び2次側コイル19bを有するトランスTW、NチャネルMOSFET(以下、電圧制御用スイッチング素子20)、電源用ダイオード22、電源用コンデンサ24、並びに電源IC25を備えるフライバック式のスイッチング電源である。詳しくは、低電圧バッテリ16の両端同士は、1次側コイル19a及び電圧制御用スイッチング素子20を介して接続されている。一方、2次側コイル19bの両端同士は、電源用ダイオード22及び電源用コンデンサ24の直列接続体を介して接続されている。また、2次側コイル19b及び電源用コンデンサ24の接続点は、スイッチング素子S¥#の出力端子(エミッタ)に接続され、電源用ダイオード22及び電源用コンデンサ24の接続点は、ドライブユニットDUが備えるドライブIC26の第1の端子T1に接続されている。なお、本実施形態では、電源用コンデンサ24として電解コンデンサを用いている。
電圧制御用スイッチング素子20は、電源IC25によってオンオフ操作される。詳しくは、電源IC25は、絶縁電源の出力電圧を目標電圧(例えば15V)に制御すべく、電圧制御用スイッチング素子20をオンオフ操作する。なお、本実施形態において、電圧制御用スイッチング素子20、トランスTW、電源用ダイオード22、電源用コンデンサ24及び電源IC25を備える絶縁電源が「駆動用電源」に相当する。
ドライブIC26は、1チップ化された単一の半導体集積回路である。ドライブIC26の第1の端子T1の電圧は、絶縁電源の出力電圧が印加されることにより、所定の電圧Vom(例えば15V)に維持されている。第1の端子T1は、PチャネルMOSFET(以下、充電用スイッチング素子28)を介してドライブIC26の第2の端子T2に接続されている。第2の端子T2は、充電用抵抗体30を介してスイッチング素子S¥#の開閉制御端子(ゲート)に接続されている。また、スイッチング素子S¥#のゲートは、放電用抵抗体32を介してドライブIC26の第3の端子T3に接続され、第3の端子T3は、NチャネルMOSFET(以下、放電用スイッチング素子34)を介してスイッチング素子S¥#のエミッタに接続されている。なお、本実施形態において、絶縁電源の出力側(電源用ダイオード22及び電源用コンデンサ24の接続点)から、第1の端子T1、充電用スイッチング素子28、第2の端子T2及び充電用抵抗体30を介してゲートに至る電気経路が「充電経路Lα」に相当する。また、本実施形態において、スイッチング素子S¥#のエミッタが「駆動用電源の出力電位とは異なる基準電位を有する部位」に相当する。
スイッチング素子S¥#のゲートは、また、ドライブIC26の第5の端子T5及びNチャネルMOSFET(以下、クランプ用スイッチング素子36)を介してエミッタに接続されている。クランプ用スイッチング素子36及び第5の端子T5の接続点は、クランプ用オペアンプ38の非反転入力端子に接続され、クランプ用オペアンプ38の反転入力端子は、第1の電源40の正極側に接続されている。
ここで、第1の電源40の出力電圧(以下、クランプ電圧Vclamp)は、例えば、スイッチング素子S¥#の信頼性が短時間で過度に低下するような電流が流れない程度の電圧(例えば12.5V)にスイッチング素子S¥#の開閉制御端子の印加電圧(ゲート電圧)を制限する値に設定されている。本実施形態において、クランプ電圧Vclampは、具体的には、スイッチング素子S¥#がオン状態に切り替わるスレッショルド電圧Vth以上の電圧であってかつ絶縁電源の出力電圧(第1の端子T1の電圧Vom)未満の電圧に設定されている。
スイッチング素子S¥#のゲートは、さらに、ドライブIC26の第6の端子T6、ソフト遮断用抵抗体42及びNチャネルMOSFET(以下、ソフト遮断用スイッチング素子44)を介してエミッタに接続されている。
スイッチング素子S¥#は、その入力端子(コレクタ)及びエミッタ間に流れる電流(以下、コレクタ電流Ic)と相関を有する微少電流(例えば、コレクタ電流Icの「1/10000」)を出力するセンス端子Stを備えている。センス端子Stは、抵抗体(センス抵抗46)を介してエミッタに接続されている。これにより、センス端子Stから出力される微少電流によってセンス抵抗46に電圧降下が生じるため、センス抵抗46のうちセンス端子St側の電位(以下、センス電圧Vse)を、コレクタ電流Icと相関を有する電気的な状態量とすることができる。なお、本実施形態において、センス抵抗46の両端のうちセンス端子St側の電位がエミッタの電位よりも高い場合のセンス電圧Vseを正と定義する。また、エミッタの電位を「0」とする。また、本実施形態において、センス端子St及びセンス抵抗46が「電流検出手段」を構成する。
センス抵抗46の両端のうちセンス端子St側は、ドライブIC26の第7の端子T7を介してコンパレータ48の非反転入力端子に接続され、コンパレータ48の反転入力端子は、第2の電源50の正極側に接続されている。本実施形態において、第2の電源50の出力電圧(以下、短絡閾値SC)は、上下アーム短絡が生じる場合のコレクタ電流Icに対応するセンス電圧Vseに設定されている。なお、コンパレータ48の出力信号Sigは、ドライブIC26内の駆動制御部52に入力される。また、本実施形態において、ソフト遮断用抵抗体42、ソフト遮断用スイッチング素子44、コンパレータ48、第2の電源50及び駆動制御部52が「強制オフ手段」を構成する。
ここで、本実施形態において、短絡閾値SCを設定する場合の上下アーム短絡とは、高電位側のスイッチング素子S¥p及び低電位側のスイッチング素子S¥nのうち一方がショート故障する状況下において、他方がオフ状態からオン状態に切り替えられることでこれらスイッチング素子S¥p,スイッチング素子S¥nの双方がオン状態とされ、スイッチング素子S¥#の過電流(短絡電流)の流通経路が形成されることをいう。以下、この上下アーム短絡を「Type1」の上下アーム短絡と称すこととする。
絶縁電源の出力側及びゲートは、バイパス経路Lβによって接続されている。また、バイパス経路Lβとスイッチング素子S¥#のエミッタとは、第1のコンデンサ54a及び第2のコンデンサ54bのそれぞれによって短絡されている。ここで、本実施形態において、第1のコンデンサ54a及び第2のコンデンサ54bとして、積層セラミックコンデンサが用いられている。なお、本実施形態において、第1のコンデンサ54a及び第2のコンデンサ54bが「蓄電手段」に相当する。また、本実施形態では、充電経路Lα及びバイパス経路Lβの一部が共通化されている。
バイパス経路Lβのうち第1,第2のコンデンサ54a,54bとの接続点からゲートまでの間には、「接続手段」及び「整流素子」としてのダイオード56が設けられている。詳しくは、バイパス経路Lβにおいて、ダイオード56のアノードはゲート側に接続され、カソードは第1,第2のコンデンサ54a,54b側に接続されている。
ちなみに、本実施形態では、上述したように、充電経路Lαに充電用抵抗体30が設けられている。このため、バイパス経路LβのインピーダンスRLβが、充電経路LαのインピーダンスRLαよりも低く設定されている。
駆動制御部52は、ドライブIC26の第8の端子T8を介して入力される上記操作信号g¥#に基づき、充電用スイッチング素子28及び放電用スイッチング素子34の操作による充電処理及び放電処理を交互に行うことでスイッチング素子S¥#を駆動する。詳しくは、充電処理は、操作信号g¥#がオン操作指令になったと判断された場合、放電用スイッチング素子34をオフ操作し、また、充電用スイッチング素子28をオン操作する処理である。一方、放電処理は、操作信号g¥#がオフ操作指令になったと判断された場合、放電用スイッチング素子34をオン操作に切り替え、また、充電用スイッチング素子28をオフ操作に切り替える処理である。なお、本実施形態において、駆動制御部52が「充電操作手段」を構成する。
駆動制御部52は、さらに、ゲート電圧Vgeや、コンパレータ48の出力信号Sig等に基づき、過電流保護処理を行う。この処理は、クランプ処理と、ソフト遮断処理とを含む処理である。
まず、クランプ処理について説明すると、この処理は、充電処理が行われる場合において、ゲート電圧Vgeが所定電圧Vα(例えば、ミラー電圧よりも低い電圧)に到達するタイミングからクランプフィルタ時間Tclamp(例えば、固定時間)に渡って、クランプ用オペアンプ38にイネーブル信号を出力することでクランプ用スイッチング素子36を操作する処理である。すなわち、クランプ処理は、ゲート電圧Vgeが第1の端子T1の電圧Vomに到達する以前にゲート電圧Vgeをクランプ電圧Vclampで制限する処理である。この処理によれば、例えば、Type1の上下アーム短絡が生じる場合において、後述するソフト遮断処理によってスイッチング素子S¥#がオフ状態に切り替えられるまでにスイッチング素子S¥#に流れるコレクタ電流Icを制限することができる。ちなみに、クランプフィルタ時間Tclampは、例えば、Type1の上下アーム短絡が生じる場合において、ゲート電圧Vgeが所定電圧Vαに到達してからセンス電圧Vseが短絡閾値SCを超えるまでの時間の最大値と、後述するソフト遮断処理で用いられる短絡フィルタ時間Tscとの加算値よりもやや長い時間に設定すればよい。
続いて、ソフト遮断処理について説明すると、この処理は、コンパレータ48の出力信号Sigの論理が短絡フィルタ時間Tsc(「規定時間」に相当)継続して「H」になっていると判断された場合、充電用スイッチング素子28及び放電用スイッチング素子34をオフ操作してかつ、ソフト遮断用スイッチング素子44をオン操作する処理である。上記ソフト遮断処理の実行により、スイッチング素子S¥#が強制的にオフ状態に切り替えられる。
なお、短絡フィルタ時間Tscは、コンパレータ48の出力信号Sigにノイズが混入すること等によってソフト遮断処理が誤って実行されるのを回避するために設定されている。また、上記ソフト遮断用抵抗体42は、ゲート電荷の放電経路の抵抗値を高抵抗とするために設けられる。より具体的には、ソフト遮断用抵抗体42の抵抗値Raは、放電用抵抗体32の抵抗値Rbよりも高く設定されている。これは、コレクタ電流Icが過大である状況下にあっては、スイッチング素子S¥#をオン状態からオフ状態へと切り替える速度を高くすると、サージ電圧が過大となるおそれがあることに鑑みた設定である。
ちなみに、ソフト遮断処理が行われた場合、駆動制御部52は、フェール信号FLを出力する処理と、充電用スイッチング素子28及び放電用スイッチング素子34の駆動を禁止する処理とを併せて行う。上記フェール信号FLは、ドライブIC26の第9の端子T9を介して低電圧システム(制御装置14)に出力される。このフェール信号FLによって、インバータIVのシャットダウンが行われる。
ところで、上下アーム短絡は、上述したメカニズムとは異なり、以下に説明するメカニズムによっても生じる。詳しくは、高電位側のスイッチング素子S¥p及び低電位側のスイッチング素子S¥nのうち一方がフルオン状態とされる状況下において、他方がショート故障することによっても上下アーム短絡が生じる。以下、この上下アーム短絡を「Type2」の上下アーム短絡と称すこととする。
なお、スイッチング素子S¥#のフルオン状態とは、ゲート電圧Vgeがスレッショルド電圧Vthよりも十分高い電圧となる状態のことであり、より具体的には、ゲート電圧Vgeがクランプ電圧Vclampよりも高い電圧となる状態のことである。特に本実施形態では、フルオン状態を、ゲート電圧Vgeが絶縁電源の出力電圧(第1の端子T1の電圧Vom)近傍となる状態、又はゲート電圧Vgeが上記電圧Vom以上となる状態とする。
続いて、図3及び図4を用いて、Type2の上下アーム短絡について説明する。
まず、図3に、ゲート電圧Vge、コレクタ電流Ic、コレクタ及びエミッタ間電圧Vce、並びにセンス電圧Vseの推移を示す。なお、図3では、低電位側のスイッチング素子S¥nがフルオン状態とされる状況下、高電位側のスイッチング素子S¥pがショート故障することでType2の上下アーム短絡が生じる場合を例示している。
図示されるように、時刻t1において高電位側のスイッチング素子S¥pがショート故障すると、高電位側,低電位側のスイッチング素子S¥p,S¥nに短絡電流が流れ始める。短絡電流の流通により、低電位側のスイッチング素子S¥nのコレクタ及びエミッタ間電圧Vceが上昇する。その結果、低電位側のスイッチング素子S¥nの帰還容量Cres(図4参照)を介して低電位側のスイッチング素子S¥nのコレクタからゲートへと電流が流れ込み、低電位側のスイッチング素子S¥nのゲート電圧Vgeが上昇する現象が生じる。この現象が生じると、コレクタ電流Icが更に増大し、高電位側のスイッチング素子S¥p及び低電位側のスイッチング素子S¥nの信頼性が低下する。なお、図3では、コレクタ電流Icの更なる増大により、時刻t2において低電位側のスイッチング素子S¥nもショート故障することを示した。
こうした問題に対処すべく、本実施形態では、先の図2に示したように、バイパス経路Lβ及びダイオード56をドライブユニットDUに備えた。こうした構成によれば、図5に示すように、時刻t1においてType2の上下アーム短絡が生じる場合であっても、ゲート電圧Vgeが第1の端子T1の電圧Vom及びダイオード56の順方向電圧降下量Vfの加算値以上となる場合において、ゲートから第1,第2のコンデンサ54a,54bへとバイパス経路Lβを介して電流を流すことができる。このため、低電位側のスイッチング素子S¥nのゲート電圧Vgeの上昇を抑制することができる。そして、ゲート電圧Vgeの上昇を抑制しつつ、その後、ソフト遮断処理によって高電位側,低電位側のスイッチング素子S¥p,S¥nを強制的にオフ状態に切り替えることができる。なお、図5は、先の図3に対応している。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)絶縁電源の出力側及びスイッチング素子S¥#のゲートをバイパス経路Lβによって接続するとともに、バイパス経路Lβにダイオード56を設けた。そして、バイパス経路Lβのうちダイオード56よりも絶縁電源の出力側に第1,第2のコンデンサ54a,54bの一端を接続し、これらコンデンサ54a,54bの他端をエミッタに接続した。こうした構成によれば、Type2の上下アーム短絡が生じる場合であっても、フルオン状態とされたスイッチング素子のゲート電圧Vgeの上昇を好適に抑制することができる。これにより、スイッチング素子S¥#の信頼性の低下を回避することができる。
特に、本実施形態では、バイパス経路Lβにおいて絶縁電源の出力側からゲートへと向かう方向の電流の流通をダイオード56によって阻止することができる。このため、ゲートの充電処理が行われる場合において、バイパス経路Lβによってゲートが充電される事態を回避できる。これにより、ゲート電荷の充電速度が高くなることを回避でき、スイッチング素子S¥#のオン状態への切り替えに伴い生じるサージ電圧が増大することを回避することもできる。
さらに、本実施形態では、ダイオード56を用いることにより、駆動制御部52による通電操作なしでType2の上下アーム短絡が生じる場合におけるゲート電圧Vgeの上昇を抑制することができる。
(2)バイパス経路LβのインピーダンスRLβを、充電経路LαのインピーダンスRLαよりも低く設定した。こうした構成によれば、帰還容量を介してゲートに流れ込んだ電流がバイパス経路Lβを流れる場合において、バイパス経路Lβにおける電圧降下量を小さくすることができる。このため、Type2の上下アーム短絡が生じる場合におけるゲート電圧Vgeの上昇量をより好適に抑制することができる。
(3)ドライブユニットDUにおいて、ドライブIC26の外部にバイパス経路Lβを備えた。こうした構成によれば、バイパス経路Lβに電流が流通することによる発熱に起因して、ドライブIC26の信頼性が低下することを回避できる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図6に示すように、本実施形態では、ダイオードに代えて、PチャネルMOSFET(以下、接続用スイッチング素子58)をバイパス経路Lβに設ける。接続用スイッチング素子58は、駆動制御部52によってオンオフ操作される。ここで、図6は、本実施形態にかかるドライブユニットDU等の構成図である。なお、図6において、先の図2に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
続いて、本実施形態にかかるゲートバイパス処理について説明する。この処理は、スイッチング素子S¥#がフルオン状態とされる場合のみにおいて、バイパス経路Lβによってゲート及び第1,第2のコンデンサ54a,54bを接続するための処理である。
図7に、ゲートバイパス処理の手順を示す。この処理は、駆動制御部52によって例えば所定周期で繰り返し実行される。なお、本実施形態にかかる駆動制御部52は、ハードウェアであるため、図7に示す処理は、実際にはロジック回路によって実行される。
この一連の処理では、まずステップS10において、操作信号g¥#がオン操作指令であるか否かを判断する。
ステップS10において肯定判断された場合には、ステップS12に進み、ゲート電圧Vgeが規定電圧Vβ以上であるか否かを判断する。ここで、本実施形態において、規定電圧Vβは、第1の端子T1の電圧Vomよりもやや低い電圧(例えば13〜14V)に設定されている。この処理は、スイッチング素子S¥#がフルオン状態とされているか否かを判断するための処理である。
ステップS12においてフルオン状態とされていないと判断された場合や、上記ステップS10において操作信号g¥#がオフ操作指令であると判断された場合には、ステップS14に進み、接続用スイッチング素子58をオフ操作する。これにより、バイパス経路Lβにおいて、第1,第2のコンデンサ54a,54b及びゲートの間がオフされる(開状態とされる)。
一方、上記ステップS12において肯定判断された場合には、ステップS16に進み、接続用スイッチング素子58をオン操作する。これにより、バイパス経路Lβにおいて、第1,第2のコンデンサ54a,54b及びゲートの間がオンされる(閉状態とされる)。
なお、ステップS14、S16の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
ちなみに、本実施形態において、接続用スイッチング素子58をオンオフ操作する駆動制御部52が「接続操作手段」を構成する。
以上説明した本実施形態では、接続用スイッチング素子58のオン抵抗がダイオードの順方向電圧降下量よりも低い。このため、上記第1の実施形態の構成と比較して、バイパス経路Lβにおける電圧降下量をより小さくすることができる。これにより、Type2の上下アーム短絡が生じる場合におけるゲート電圧Vgeの上昇量をいっそう抑制することができる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について、先の第2の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、バイパス経路の一部をドライブIC26内に備える構成を採用する。
図8に、本実施形態にかかるドライブユニットDU等の構成を示す。なお、図8において、先の図6に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、絶縁電源の出力側は、充電用抵抗体60を介して第1の端子T1に接続されている。第1の端子T1は、PチャネルMOSFET(以下、充電用スイッチング素子62)及び第2の端子T2を介してスイッチング素子S¥#のゲートに接続されている。また、絶縁電源の出力側及び充電用抵抗体60の接続点は、ドライブIC26の第10の端子T10を介して抵抗体64の一端に接続されている。抵抗体64の他端は、定電流電源66を介してスイッチング素子S¥#のエミッタに接続されている。なお、本実施形態において、絶縁電源の出力側から、充電用抵抗体60、第1の端子T1、充電用スイッチング素子62及び第2の端子T2を介してゲートに至る電気経路が「充電経路Lα」に相当する。
定電流電源66及び抵抗体64の接続点は、定電流用オペアンプ68の非反転入力端子に接続され、定電流用オペアンプ68の反転入力端子は、第1の端子T1に接続されている。また、定電流用オペアンプ68の出力端子は、充電用スイッチング素子62のゲートに接続されている。こうした構成によれば、第1の端子T1の電位を、定電流電源66及び抵抗体64の接続点の電位に保持することができ、ゲートの充電電流を一定値とすることができる。すなわち、スイッチング素子S¥#のゲートの充電を定電流制御にて行うことができる。
本実施形態では、ドライブIC26内において、第2の端子T2及び第11の端子T11が「接続手段」としての接続用スイッチング素子70によって接続されている。第11の端子T11は、充電経路Lαのうち充電用抵抗体60よりも絶縁電源の出力側に接続されている。ここで、本実施形態において、ゲートから第2の端子T2、接続用スイッチング素子70及び第11の端子T11を介して絶縁電源の出力側に至る電気経路が「バイパス経路Lγ」を構成する。また、本実施形態では、充電経路Lα及びバイパス経路Lγの一部が共通化されている。
ちなみに、本実施形態では、上述したように、充電経路Lαに充電用抵抗体60が設けられている。このため、バイパス経路LγのインピーダンスRLγが、充電経路LαのインピーダンスRLαよりも低く設定されている。
駆動制御部52の充電処理は、操作信号g¥#がオン操作指令になったと判断された場合、放電用スイッチング素子34をオフ操作し、また、定電流用オペアンプ68に対してイネーブル信号を出力することで充電用スイッチング素子62を操作する処理である。一方、放電処理は、操作信号g¥#がオフ操作指令になったと判断された場合、放電用スイッチング素子34をオン操作に切り替え、また、上記イネーブル信号の出力を停止させることで充電用スイッチング素子62をオフ操作に切り替える処理である。
なお、本実施形態にかかるゲートバイパス処理は、上記第2の実施形態の図7に示した処理と同様の処理により、接続用スイッチング素子70をオンオフ操作することで行うことができる。
以上説明した本実施形態によれば、上記第1の実施形態で説明した(1),(2)の効果に加えて、以下の効果が得られるようになる。
(4)バイパス経路Lγの一部をドライブIC26内に備えた。このため、ドライブIC26の外部に素子を設ける必要がなくなる。これにより、ドライブユニットDUの省スペース化を図ることができ、ひいてはドライブユニットDUのコストの増大を回避することができる。
(第4の実施形態)
以下、第4の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、絶縁電源にシリーズレギュレータを備える。
図9に、本実施形態にかかるドライブユニットDU等の構成を示す。なお、図9において、先の図2に示した部材と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
図示されるように、絶縁電源は、シリーズレギュレータ72を備えている。シリーズレギュレータ72は、バイポーラトランジスタ72aを備えている。詳しくは、バイポーラトランジスタ72aのコレクタは、電源用ダイオード22及び電源用コンデンサ24の接続点に接続され、バイポーラトランジスタ72aのエミッタは、バイパス経路Lβの一端に接続されている。なお、本実施形態において、絶縁電源の出力側とは、絶縁電源においてバイポーラトランジスタ72aのコレクタ側のことである。
バイポーラトランジスタ72aは、駆動制御部52によって操作される。駆動制御部52は、シリーズレギュレータ72の出力電圧を目標電圧(例えば15V)に制御すべく、バイポーラトランジスタ72aを操作する。
続いて、シリーズレギュレータ72を設けた技術的意義について説明する。
絶縁電源の出力電圧は変動し得る。この場合、ゲート電圧Vgeも変動する。ここで、Type2の上下アーム短絡が生じる場合においてゲート電圧Vgeの変動によってゲート電圧Vgeが高くなると、短絡電流が更に増大することとなる。これに対し、シリーズレギュレータ72を絶縁電源に備えることで、絶縁電源の出力電圧の変動を抑制することができる。このため、Type2の上下アーム短絡が生じる場合において、スイッチング素子S¥#の信頼性の低下をより好適に回避することができる。
(第5の実施形態)
以下、第5の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
本実施形態では、ソフト遮断処理における短絡フィルタ時間Tscを可変設定する。
図10に、本実施形態にかかるソフト遮断処理の手順を示す。この処理は、駆動制御部52によって例えば所定周期で繰り返し実行される。なお、本実施形態にかかる駆動制御部52は、ハードウェアであるため、図10に示す処理は、実際にはロジック回路によって実行される。
この一連の処理では、まずステップS20において、ゲート電圧Vgeが規定電圧Vβ以上であるか否かを判断する。この処理は、スイッチング素子S¥#がフルオン状態とされているか否かを判断するための処理である。
ステップS20において否定判断された場合には、ステップS22に進み、短絡フィルタ時間Tscを第1の時間Tsc1に設定する。
一方、上記ステップS20において肯定判断された場合には、ステップS24に進み、短絡フィルタ時間Tscを、第1の時間Tsc1よりも短い第2の時間Tsc2に設定する。
ステップS22、S24の処理が完了した場合には、ステップS26に進み、コンパレータ48の出力信号Sigの論理が短絡フィルタ時間Tsc継続して「H」となったか否かを判断する。ステップS26において肯定判断された場合には、ステップS28に進み、ソフト遮断用スイッチング素子44をオン操作に切り替えてかつ、充電用スイッチング素子28、放電用スイッチング素子34及びクランプ用スイッチング素子36をオフ操作に切り替える。また、フェール信号FLを出力する処理も行う。ちなみに、クランプ処理が終了している場合、本ステップにおいてクランプ用スイッチング素子36をオフ操作に切り替える処理を行うことを要しない。
なお、上記ステップS26において否定判断された場合や、ステップS28の処理が完了した場合には、この一連の処理を一旦終了する。
続いて、図11及び図12に、本実施形態にかかるソフト遮断処理の一例を示す。ここで、図11及び図12において、(a)はゲート電圧Vgeの推移を示し、(b)はセンス電圧Vseの推移を示し、(c)はソフト遮断用スイッチング素子44の操作状態の推移を示す。
まず、図11を用いて、Type1の上下アーム短絡が生じる場合におけるソフト遮断処理について説明する。
図示されるように、時刻t1において、充電処理によってゲート電圧Vgeが上昇し始める。これにより、その後、コレクタ電流Icが上昇し始め、センス電圧Vseも上昇し始める。
その後、時刻t2において、ゲート電圧Vgeが短絡閾値SCに到達したと判断されることで、コンパレータ48の出力信号Sigの論理が「H」になったと判断される。その後、上記出力信号Sigの論理が第1の時間Tsc1継続して「H」になっていると判断される時刻t3において、ソフト遮断用スイッチング素子44がオン操作に切り替えられる。これにより、スイッチング素子S*#が強制的にオフ状態に切り替えられる。
続いて、図12を用いて、Type2の上下アーム短絡が生じる場合におけるソフト遮断処理について説明する。
図示されるように、時刻t1において、充電処理によってゲート電圧Vgeが上昇し始める。その後、時刻t2において、ゲート電圧Vgeが所定電圧Vαに到達したと判断されることで、クランプ処理が開始される。クランク処理は、その後時刻t3まで実行される。
クランプ処理が完了すると、スイッチング素子S¥#がその後フルオン状態とされる。その後、時刻t4において、ゲート電圧Vgeが短絡閾値SCに到達したと判断されることで、コンパレータ48の出力信号Sigの論理が「H」になったと判断される。その後、上記出力信号Sigの論理が第2の時間Tsc2継続して「H」になっていると判断される時刻t5において、ソフト遮断用スイッチング素子44がオン操作に切り替えられる。これにより、スイッチング素子S*#が強制的にオフ状態に切り替えられる。
以上説明したように、本実施形態では、スイッチング素子S¥#がフルオン状態とされる場合、短絡フィルタ時間Tscを第1の時間Tsc1から第2の時間Tsc2に短縮した。このため、短絡電流が検出されてから極力早期にスイッチング素子S¥#をオフ状態に切り替えることができる。これにより、スイッチング素子S¥#の信頼性の低下をいっそう好適に回避することができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・「接続用スイッチング素子」の操作手法としては、上記第2の実施形態に例示したものに限らない。例えば、駆動制御部52に入力された操作信号g¥#がオン操作指令に切り替わってから一定時間経過後に接続用スイッチング素子58をオン操作する手法を採用してもよい。
・上記第2,第3の実施形態において、「接続用スイッチング素子」としては、MOSFETに限らず、例えばバイポーラトランジスタであってもよい。
・「電流検出手段」としては、上記各実施形態に例示したものに限らない。例えば、コレクタ及びエミッタ間電圧Vceを検出する電圧検出手段(電圧センサ)をドライブユニットに備え、電圧センサの検出値に基づきコレクタ電流を検出するものであってもよい。
・上記第1の実施形態において、「整流素子」としては、ダイオードに限らない。要は、ダイオードと同様の機能を有する素子であれば、他の素子であってもよい。
・「蓄電手段」としてのコンデンサの一端が接続される「基準電位を有する部位」としては、エミッタに限らない。例えば、駆動用電源の出力電位(第1の端子T1の電圧Vom)よりも高い電位を有する部位であってもよい。この場合であっても、基準電位の安定によってコンデンサの端子間電位差が安定していれば、Type2の上下アーム短絡が生じる場合におけるゲート電圧Vgeの上昇を抑制することができる。
・バイパス経路に接続される「蓄電手段」としてのコンデンサの数は、2個に限らず、それ以外の個数であってもよい。また、「蓄電手段」としては、コンデンサに限らない。要は、電荷を蓄積可能であり、コンデンサと同様な機能を有する手段であれば、他の手段であってもよい。
・「駆動対象スイッチング素子」としては、IGBTに限らず、例えばMOSFETであってもよい。また、「駆動用電源」としては、絶縁電源に限らず、他の電源であってもよい。
20…電圧制御用スイッチング素子、22…電源用ダイオード、24…電源用コンデンサ、TW…トランス、S¥#…スイッチング素子、Lα…充電経路、Lβ…バイパス経路、54a,54b…第1,第2のコンデンサ、56…ダイオード。

Claims (8)

  1. 駆動対象スイッチング素子(S¥#)の開閉制御端子及び駆動用電源(TW,20,22,24,25)を接続し、該開閉制御端子に電荷を充電するための充電経路(Lα)と、
    前記開閉制御端子及び前記駆動用電源を接続するバイパス経路(Lβ;Lγ)と、
    前記バイパス経路に一端が接続されてかつ他端が前記駆動用電源の出力電位とは異なる基準電位を有する部位に接続され、電荷を蓄積可能な蓄電手段(54a,54b)と、
    前記バイパス経路に設けられ、前記バイパス経路をオンオフする接続用スイッチング素子(58;70)と、
    前記駆動対象スイッチング素子がフルオン状態とされる場合に前記接続用スイッチング素子をオン操作する接続操作手段(52)と、
    を備えることを特徴とする駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  2. 前記駆動対象スイッチング素子を操作する操作信号がオン操作指令になったと判断した場合、前記駆動対象スイッチング素子をフルオン状態に切り替えるべく、前記充電経路を介して前記開閉制御端子に電荷を充電する充電処理を行い、前記操作信号がオフ操作指令になったと判断した場合、前記駆動対象スイッチング素子をオフ状態に切り替えるべく、前記開閉制御端子の電荷を放電する放電処理を行う充放電操作手段を更に備え、
    前記接続操作手段は、前記操作信号が前記オン操作指令であってかつ前記駆動対象スイッチング素子がフルオン状態とされていると判断した場合、前記接続用スイッチング素子をオン操作し、前記操作信号が前記オフ操作指令であると判断した場合、又は前記操作信号が前記オン操作指令であってかつ前記駆動対象スイッチング素子がフルオン状態とされていないと判断した場合、前記接続用スイッチング素子をオフ操作することを特徴とする請求項1記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  3. 前記バイパス経路のインピーダンスは、前記充電経路のインピーダンスよりも低く設定されていることを特徴とする請求項1又は2記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  4. 前記充電経路に設けられ、該充電経路をオンオフする充電用スイッチング素子(28)と、
    前記充電用スイッチング素子を操作する充電操作手段(52)と、
    前記充電用スイッチング素子及び前記充電操作手段を有する集積回路(26)と、
    を更に備え、
    前記バイパス経路(Lβ)は、前記集積回路の外部に備えられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  5. 前記充電経路に設けられ、該充電経路をオンオフする充電用スイッチング素子(62)と、
    前記充電用スイッチング素子を操作する充電操作手段(52)と、
    前記充電用スイッチング素子及び前記充電操作手段を有する集積回路(26)と、
    を更に備え、
    前記バイパス経路(Lγ)の一部は、前記集積回路内に備えられることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  6. 前記駆動用電源は、シリーズレギュレータ(72)を更に備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  7. 前記駆動対象スイッチング素子の入出力端子間に流れる電流を検出する電流検出手段(St,46)と、
    前記電流検出手段によって検出された電流が閾値を規定時間継続して超えたことを条件として、前記駆動対象スイッチング素子を強制的にオフ状態に切り替える強制オフ手段(42,44,48,50,52)と、
    を更に備え、
    前記強制オフ手段は、前記駆動対象スイッチング素子がフルオン状態とされる場合、前記規定時間を短縮することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
  8. 前記駆動対象スイッチング素子は、直流電源(12)に並列接続された高電位側のスイッチング素子(S¥p)及び低電位側のスイッチング素子(S¥n)の直列接続体を備えることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の駆動対象スイッチング素子の駆動回路。
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