JP5838366B2 - 淡水化方法 - Google Patents
淡水化方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5838366B2 JP5838366B2 JP2015506595A JP2015506595A JP5838366B2 JP 5838366 B2 JP5838366 B2 JP 5838366B2 JP 2015506595 A JP2015506595 A JP 2015506595A JP 2015506595 A JP2015506595 A JP 2015506595A JP 5838366 B2 JP5838366 B2 JP 5838366B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- liquid
- layer
- particle layer
- desalination
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F1/00—Treatment of water, waste water, or sewage
- C02F1/02—Treatment of water, waste water, or sewage by heating
- C02F1/04—Treatment of water, waste water, or sewage by heating by distillation or evaporation
- C02F1/043—Details
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01D—SEPARATION
- B01D1/00—Evaporating
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F1/00—Treatment of water, waste water, or sewage
- C02F1/02—Treatment of water, waste water, or sewage by heating
- C02F1/04—Treatment of water, waste water, or sewage by heating by distillation or evaporation
- C02F1/042—Prevention of deposits
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C02—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F—TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
- C02F2103/00—Nature of the water, waste water, sewage or sludge to be treated
- C02F2103/08—Seawater, e.g. for desalination
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A20/00—Water conservation; Efficient water supply; Efficient water use
- Y02A20/124—Water desalination
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Hydrology & Water Resources (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Environmental & Geological Engineering (AREA)
- Water Supply & Treatment (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
- Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)
Description
本発明は、液体から淡水を得る淡水化装置、それを備える淡水化システム及び淡水化方法に関する。
真水を得ることが困難な立地において真水を作り出す技術として、海水から淡水を作り出す技術が知られている。例えば、特許文献1には、撥水粒子を用いた淡水化方法が開示されている。
しかしながら、このような方法では、時間が経過するにしたがって撥水粒子層の表層に不純物が析出することにより、単位時間当たりに生成する淡水の量を示す淡水化効率が低下するという課題がある。
そこで、本発明の目的は、上記課題に鑑みてなされたものであって、淡水化効率の低下を抑制する淡水化装置、それを備える淡水化システム、及び、淡水化方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る淡水化装置は、不純物が溶解した液体から淡水を得る淡水化装置であって、前記液体を貯める空間である貯液層の下に位置し、かつ、複数の撥水粒子を含み、前記貯液層に貯められた液体が気化することにより発生する水蒸気を通過させる撥水粒子層と、前記撥水粒子層の下に位置し、前記撥水粒子層を通過した水蒸気を液化することにより前記淡水を得る液化層と、前記撥水粒子層に設けられた、通水性を有するシートとを備える。
なお、これらの包括的または一部の具体的な態様は、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムまたはコンピュータ読み取り可能なCD−ROMなどの記録媒体で実現されてもよく、システム、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
本発明の淡水化装置、それを備える淡水化システム及び淡水化方法は、淡水化効率の低下を抑制できる。
本明細書で「撥水性」とは、水を弾く性質を意味する。
(本発明に至った知見)
実施形態に係る淡水化装置について説明する前に、まず、本発明に至った知見について、比較例に係る淡水化装置を用いて説明する。
実施形態に係る淡水化装置について説明する前に、まず、本発明に至った知見について、比較例に係る淡水化装置を用いて説明する。
図1は、比較例に係る淡水化装置の構成を示す断面図である。
比較例に係る淡水化装置70は、液体から淡水を得る淡水化装置であって、上側側壁72a、下側側壁72b及び底板72cからなる容器72と、容器72の内部に上から下に向かって次の順で位置する、水槽71、撥水粒子層73、及び、液化層74を備える。この淡水化装置70は、水槽71に貯められた液体(液体層75)が気化することにより発生した水蒸気が撥水粒子層73を通過し、通過した水蒸気が液化層74で液化することにより水となることにより淡水を得る。
ここで、撥水粒子層73は、多数の撥水粒子が密集することにより構成されており、1つの撥水粒子の表面は、複数の他の撥水粒子の表面に接している。各撥水粒子は、粒子と粒子表面を被覆している撥水膜とを備え、撥水性を有する。また、撥水粒子層73は、互いに接触している撥水粒子間に、液体から気化した水蒸気が通過可能な隙間を有する。
本発明者らは、このような淡水化装置において、時間が経過するにしたがって、つまり水槽の液体から水蒸気が蒸発するにしたがって撥水粒子層の表層に不純物が析出し、この析出した不純物によって、淡水化効率が低下するという知見を見出した。具体的には、撥水粒子層の表層に析出した不純物によって、水槽と撥水粒子層との界面の少なくとも一部が不純物で覆われる。その結果、水槽から撥水粒子層内部への水蒸気の通気性が低下し、淡水化効率が低下するという知見を見出した。
したがって、比較例に係る淡水化装置70において、淡水化効率を維持しようとするならば、析出した不純物を除去する必要がある。
しかしながら、不純物は撥水粒子層73の表層のほぼ全体にわたって析出しているために、析出している不純物を効率良く除去することが、次のような理由により困難である。すなわち、析出している不純物は、これら不純物と接している撥水粒子に固着しているために、撥水粒子も共に取り除く必要がある。しかしながら、撥水粒子は容易にバラけてしまうために、析出している不純物と撥水粒子とを取り除く際に、バラけて淡水化装置70に残留したままの撥水粒子に固着している不純物も淡水化装置70に残留してしまう。
このように、比較例に係る淡水化装置70では、析出した不純物を効率良く除去することが困難であり、その結果、淡水化効率が低下するという問題がある。
そこで、本発明者らは、析出した不純物を効率良く除去することにより、液体層75から撥水粒子層内部への通気性の低下を低減し、淡水化効率の低下を抑制できる発明を創作するに至った。
すなわち、本発明の一態様に係る淡水化装置は、不純物が溶解した液体から淡水を得る淡水化装置であって、前記液体を貯める空間である貯液層の下に位置し、かつ、複数の撥水粒子を含み、前記貯液層に貯められた液体が気化することにより発生する水蒸気を通過させる撥水粒子層と、前記撥水粒子層の下に位置し、前記撥水粒子層を通過した水蒸気を液化することにより前記淡水を得る液化層と、前記撥水粒子層に設けられた、通水性を有するシートとを備える。
これにより、淡水化装置からシートを取り出すことにより、析出した不純物を効率良く回収することができる。その結果、淡水化効率の低下を抑制できる。
また、例えば、前記シートは、厚み方向に貫通する貫通孔を有する格子状に形成され、当該貫通孔の大きさは、100μmより大きく、10mmより小さい。
これにより、シートを設けることにより生じる淡水化効率の低下を抑制し、かつ、析出した不純物を効率良く取り除くことができる。
また、例えば、前記シートは、前記撥水粒子層の前記貯液層側の表層以外の層に設けられている。
これにより、不純物が付着した撥水粒子が淡水化装置に残留するのを抑制できるので、淡水化効率の低下を一層抑制できる。
また、例えば、前記シートの比重は、前記不純物の濃度が飽和濃度の場合における前記液体の比重以下であり、前記淡水化装置は、さらに、前記シートの周縁部の少なくとも一部の動きを制限する制限部材を備えるとしてもよく、前記シートの比重は、前記不純物の濃度が飽和濃度の場合における前記液体の比重より大きいとしてもよい。
これにより、貯液層に不純物が析出している場合、すなわち、貯液層に貯められた液体に溶解している不純物の濃度が飽和濃度の場合であっても、貯液層に貯められた液体中にシートが浮かび上がるのを抑制できる。
なお、これらの包括的または具体的な態様は、上記淡水化装置を備える淡水化システムとして実現されてもよい。
すなわち、本発明の一態様に係る淡水化システムは、上記態様のいずれかの淡水化装置と、前記撥水粒子層の表面に前記不純物が析出したか否かを判定する判定部とを備える。
このように不純物が析出したことを判定することにより、シートを取り出すタイミングを検知することができる。したがって、適切なタイミングでシートを回収することが可能となり、淡水化効率の低下を抑制できる。
また、例えば、さらに、前記撥水粒子層の表面を撮像する撮像部を備え、前記判定部は、前記撮像部で撮像された画像を用いて、前記撥水粒子層の表面に前記不純物が析出したか否かを判定する。
また、これらの包括的または具体的な態様は、上記淡水化装置を用いて液体から淡水を得る淡水化方法として実現されてもよい。
以下、各実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施形態は、いずれも包括的または具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(第1実施形態)
[淡水化装置]
以下、図面を参照しながら、実施形態に係る淡水化システムを説明する前に、基本構成の淡水化装置10及びその淡水化処理を説明する。図3は、淡水化装置10の構成を示す断面図である。
[淡水化装置]
以下、図面を参照しながら、実施形態に係る淡水化システムを説明する前に、基本構成の淡水化装置10及びその淡水化処理を説明する。図3は、淡水化装置10の構成を示す断面図である。
図3に示す淡水化装置10は、水槽(water tank)11と、撥水粒子層(water−repellent particle layer)13と、液化層(depoliticizing layer)14とを備えている。水槽11、撥水粒子層13、及び液化層14は、上から下に向かって順に位置している。ここで、水槽11は、側面が容器12の上側側壁12aによって囲まれ、底面が撥水粒子層13によって覆われた、液体を貯める空間(貯液層)を有する。
<水槽11>
水槽11は、平面視(上面視)において矩形又は円形など任意の形状でよい。水槽11は、側面が容器12の上側側壁12aで形成され、底面が撥水粒子層13の上面で形成されている。
水槽11は、平面視(上面視)において矩形又は円形など任意の形状でよい。水槽11は、側面が容器12の上側側壁12aで形成され、底面が撥水粒子層13の上面で形成されている。
ここで、容器12について説明する。図3に示す容器12は、鉛直方向に沿って立設された下側側壁12bと、下側側壁12bと接続され、かつ、上向きに広がるように傾斜した上側側壁12aと、下側側壁12bと接続された底板12cとを有する。上側側壁12aは上向きに広がるように傾斜することは必須ではなく、下側側壁12bと同様に、鉛直方向に沿って立設されてもよい。ただし、上側側壁12aは、水槽11に液体を導入する場合の液体の流路にも相当する場合があり、水槽11に導入される液体のエネルギーを低減するためには、上向きに広がるように傾斜していることが望ましい。
容器12は、水槽11の上面以外の面を、上側側壁12aと下側側壁12bと底板12cとで囲むように形成されている。
容器12の下部は、後述する撥水粒子層13と液化層14との側部を下側側壁12bですべて囲こむとともに、液化層14の底面を底板12cで保持する。容器12は、液化層14中に淡水化された淡水を保持可能としている。
下側側壁12b及び上側側壁12aは、それぞれ、撥水性を有する材料で構成されている。下側側壁12b及び上側側壁12aの例は、それぞれ、金属板コンクリート、防水シート、又は、粘土などである。
このように、容器12は、有底筒体形状であって、下側の開口と比べて上側の開口が大きい筒体形状の上側側壁12aと、上側の開口が上側側壁12aの下側の開口に当接する筒体形状の下側側壁12bと、下側側壁12bの下側の開口を塞ぐ底板12cとを備え、内部に、水槽11、撥水粒子層13及び液化層14が位置している。なお、容器12は、有底筒体形状に限らず、例えば、地面に掘られた凹部であって、この凹部に、水槽11、撥水粒子層13及び液化層14が位置する構成であってもよい。また、下側側壁12b及び上側側壁12aは、撥水性に限らず、防水性であってもよい。
水槽11に注がれた(導入された)液体は、水槽11に液体層15を形成する。つまり、撥水粒子層13の上面でかつ容器12の内部(上側側壁12aの空間)に液体層15を形成する。
なお、淡水化装置10は、水槽11に液体を導入するための導入通路を有していてもよい。一方、淡水化装置10が導入通路を有さない場合には、水槽11の開口(容器12の開口)から、液体が水槽11内に導入されていてもよい。ここで、水槽11に導入される液体は、一例として透明又は透光性を有している。
水槽11に注がれて液体層15を形成している液体は、撥水粒子層13及び上側側壁12aが撥水性を有するため、液化層14に流れ落ちない。すなわち、水槽11に注がれた液体は、液体層15として、周囲が上側側壁12aで囲まれた撥水粒子層13の上面上に積み重ねられて維持されている。液体層15の高さ(液体層15の液面の高さ)の例は、1mmから50cmである。液体層15の高さが高すぎると(例えば、15cmよりも高いと)、後述するように液体を加熱するのに時間がかかり、大きな熱容量が必要となり、液体の淡水化の効率が悪くなる。一方、低すぎると(例えば、50cmよりも低いと)、液体の淡水化の効率が悪すぎる。このため、この数値範囲内であれば、淡水化の効率を良好な状態で保つことができる。
このように、水槽11は、側面が容器の上側側壁12aで形成され、底面が撥水粒子層13で形成され、淡水化装置10の外部から導入された液体を液体層15として保持する。
なお、水槽11は、水槽11の液体層15を加熱するヒーターを有していてもよい。その場合、例えば、ヒーターは、水槽11の上側側壁12aに配置される。
<撥水粒子層13>
撥水粒子層13は、水槽11の下に位置している。撥水粒子層13の上面が水槽11の底面を形成する。水槽11に液体が注がれた場合、撥水粒子層13は、液体層15の下面に接して位置する。図3に示すように、撥水粒子層13の側面は下側側壁12bで囲まれていてもよい。
撥水粒子層13は、水槽11の下に位置している。撥水粒子層13の上面が水槽11の底面を形成する。水槽11に液体が注がれた場合、撥水粒子層13は、液体層15の下面に接して位置する。図3に示すように、撥水粒子層13の側面は下側側壁12bで囲まれていてもよい。
撥水粒子層13は、少なくとも複数の撥水粒子を含む。各撥水粒子は、粒子と粒子表面を被覆している撥水膜とを備える。撥水粒子とは、粒子表面が撥水性を有する粒子である。
撥水粒子層13は、多数の撥水粒子が密集することで形成されている。すなわち、1つの撥水粒子の表面は、複数の他の撥水粒子の表面に接している。このとき、撥水粒子層13は、互いに接触している撥水粒子間に、液体から加熱により蒸発した水蒸気が通過可能な隙間を有する。撥水粒子層13は、複数の撥水粒子を含むため、撥水粒子層13の内部に、液体の浸入を低減することができる。
撥水粒子層13の側面は、下側側壁12bで全周囲が囲まれていてもよい。下側側壁12bで囲まれることにより、液体が撥水粒子層13の内部へ浸入するのを低減できる。撥水粒子層13を形成する複数の撥水粒子も撥水性を有するため、液体が撥水粒子層13の内部への浸入を低減できるため、下側側壁12bは必須の構成ではない。
粒子とは、礫、砂、シルト、及び、粘土を含む。礫とは、2mmより大きく75mm以下の粒子径を有する粒子である。砂とは、0.075mmより大きく2mm以下の粒子径を有する粒子である。シルトとは、0.005mmより大きく0.075mm以下の粒子径を有する粒子である。粘土とは、0.005mm以下の粒子径を有する粒子である。
撥水膜は、各粒子の表面を被覆している。撥水膜は、化学式−(CF2)n−によって表されるフッ化炭素基を具備することが望ましい。nは自然数である。望ましいnは2以上20以下である。
撥水膜は、共有結合により粒子と結合していることが望ましい。以下の化学式(I)は、望ましい撥水膜を表す。
ここで、Qは水素又はフッ素である。m1及びm2は、それぞれ、独立して、0又は1以上の自然数である。nは2以上20以下である。
撥水粒子を製造する方法の一例が以下、説明される。
まず、化学式CX3−(CH2)m1−(CF2)n−(CH2)m2−SiX3によって表される界面活性剤が、非水系溶媒に溶解され、界面活性剤溶液を調製する。Xはハロゲンであり、好ましくは塩素である。
次に、乾燥雰囲気下において、界面活性剤溶液に複数の粒子が浸漬され、複数の撥水粒子を得る(特許文献;米国特許第5270080号明細書(特公平07−063670号公報に対応)参照)。
また、撥水膜の材料の例は、クロロシラン系材料、又は、アルコキシシラン系材料などである。クロロシラン系材料の例は、ペプタデカフルオロ−1,1,2,2−テトラハイドロデシルトリクロロシラン、又はノルマルオクタデシルジメチルクロロシランである。アルコキシシラン系材料の例は、ノルマルオクタデシルトリメトキシシラン、又はノナフルオロヘキシルトリエトキシシランである。
撥水粒子層13は、水槽11及び液化層14の間で熱伝導を低減するように、低い熱伝導性を有することが望ましい。水槽11では液体を加熱することにより水蒸気化するため、水槽11は所定の温度以上(例えば、40℃以上80℃以下)を有する。液化層14は水蒸気を液化するため、液化層14は所定の温度以下(例えば、30℃以下)を有する。少なくとも水槽11の温度と液化層14の温度との差が10℃以上である。水槽11の温度と液化層14の温度は大きく異なり、水槽11と液化層14との間の熱伝導性が高い場合には、淡水化の効率が下がる場合がある。
撥水粒子層13は複数の撥水粒子が密集して形成されているため、複数の粒子間に空気などが存在する。よって、撥水粒子層13は、一様な素材で形成された膜などよりも、低い熱伝導を有する。
撥水粒子層13の厚みの例は、5mm以上30cm以下である。
撥水粒子層13があまりにも薄いと(厚みが1cm未満であると)、水槽11に注がれた水が液化層5に流れ落ち得る。一方、撥水粒子層13があまりにも分厚いと(厚みが30cmを越えると)、後述する水蒸気が撥水粒子層13の隙間を通過しづらくなる。
<液化層14>
液化層14は、撥水粒子層13の下に位置している。液化層14は、撥水処理をしていない粒子を含む複数の粒子で形成してもよい。又は、液化層14は、下側側壁12b及び底板12cで囲われた空間としてもよい。
液化層14は、撥水粒子層13の下に位置している。液化層14は、撥水処理をしていない粒子を含む複数の粒子で形成してもよい。又は、液化層14は、下側側壁12b及び底板12cで囲われた空間としてもよい。
液化層14は、下側側壁12bで側部の全周囲が囲まれているとともに、底部は底板12cで覆われて、容器12により、淡水16を保持可能としてもよい。
撥水粒子層13から撥水粒子層13の隙間を通過して液化層14に到達した水蒸気は、液化層14で液化し、液体の水(淡水16)となる。詳細は後述する。
液化層14は、必要に応じて冷却されている。
冷却の例としては、以下のような方法が考えられる。液化層14の少なくとも一部が土壌中(地中)に配置されることにより、液化層14が冷却されている。例えば、液化層14と撥水粒子層13との界面の高さを地表の高さと同じにして、液化層14を撥水粒子層13よりも低い温度にする。
また、液化層14が冷却部を有していてもよい。
このように、液化層14は、撥水粒子層13の直下に位置し、撥水粒子層13を通過した水蒸気を冷却することにより液化する。ここで、液化層14は所定の温度以下(例えば、15℃以下)である。
なお、淡水化装置10は、液化層14と撥水粒子層13との界面には、撥水粒子層の撥水粒子が液化層14へと落ちにくくするための、例えばメッシュ等の支持層を有してもよい。
[淡水化装置の特徴構成]
以下、本実施形態に係る淡水化装置の特徴的な構成について、図2〜図4Bを用いて説明する。
以下、本実施形態に係る淡水化装置の特徴的な構成について、図2〜図4Bを用いて説明する。
図2に示すように、本実施形態に係る淡水化装置10において、撥水粒子層13は、詳細には、粒子層13aと不純物回収シート13bとから構成される。
図3は、第1実施形態に係る淡水化装置10の詳細な構成を示す図であり、(a)は撥水粒子層13の平面図であり、(b)は(a)のA−A’断面における撥水粒子層13の断面図であり、(c)は不純物回収シート13bの一部拡大平面図である。なお、図3の(b)には、水槽11の一部及び液化層14の一部も図示されている。
図2及び図3に示すように、粒子層13aは、撥水粒子層13のうちの下側に位置し、複数の撥水粒子からなる。つまり、隣り合う複数の撥水粒子間には水蒸気が通過し、液体が通過しない隙間が形成されている。これにより、液体は通過させず、液体が蒸発したことにより生成された水蒸気は通過させる。
不純物回収シート13bは、撥水粒子層13の表層に設けられ、通水性を有する。
ここで、通水性とは、例えば、液体及び水蒸気を通過する性質である。このような不純物回収シート13bを設けることにより、本実施形態に係る淡水化装置10は、析出した不純物を効率良く回収することができる。なお、不純物回収シート13bを設けることにより、析出した不純物を効率よく回収できる理由については後述する。
この不純物回収シート13bは、淡水化装置10から取り外し可能な構成であり、具体的には、図3の(c)に示すように、厚み方向に貫通する貫通孔13hを有する格子状に形成され、貫通孔13hの大きさは、100[μm]より大きく、10[mm]より小さい。具体的には、貫通孔13hの大きさが縦p1×横p2の場合、100[μm]<p1<10[mm]、かつ、100[μm]<p2<10[mm]である。
また、不純物回収シート13bは、粒子層13a上に設けられている。なお、粒子層13aを構成する各撥水粒子の粒子径と、不純物回収シート13bの貫通孔13hの大きさとの大小関係により、不純物回収シート13bの貫通孔13h内に撥水粒子が位置してもよい。
次に、不純物回収シート13bを設けることにより、析出した不純物を効率良く回収できる理由について説明する。
図4Aは、本実施形態に係る淡水化装置10において、不純物が析出する過程、及び、不純物を回収する過程を説明するための図である。なお、同図は、淡水化装置10のうち、水槽11と撥水粒子層13との界面付近の拡大断面図である。
まず、図4Aの(a)に示すように、液体層15の不純物濃度が飽和濃度以下の場合、不純物は析出していない。例えば、淡水化装置10の水槽11に液体を導入することにより液体層15を形成したときには、液体層15の不純物濃度が飽和濃度以下であるので、不純物が析出していない。
その後、時間が経過するにつれ、図4Aの(b)に示すように、不純物回収シート13bの貫通孔13h(開口部)に不純物16aが析出する。具体的には、淡水化処理が進むにつれ、液体層15の水分が撥水粒子層13を通過することにより、液体層15の不純物濃度が高くなる。また、液体層15の水分が上方へ蒸発することによっても、液体層15の不純物濃度が高くなる。そして、液体層15の不純物濃度が飽和濃度を超えた場合に、不純物16aが析出する。
その後、さらに時間が経過すると、図4Aの(c)に示すように、不純物回収シート13bを覆うように不純物16bが析出する。さらに時間が経過するにつれ、不純物回収シート13bを覆うように析出した不純物16bの厚みが厚くなっていく。
そこで、図4Aの(c)の後、図4Aの(d)に示すように、不純物回収シート13bを取り出すことにより、この不純物回収シート13bを覆うように析出した不純物16cも併せて取り出すことができる。すなわち、不純物16cを回収することができる。
ここで、上述したように、不純物回収シート13bの貫通孔13hの大きさが100[μm]より大きく、10[mm]より小さいことにより、次のような効果がある。具体的には、貫通孔13hの大きさが100[μm]以下の場合、撥水粒子層13の上方からの平面視において、粒子層13aが視認できる領域が著しく少なくなる。つまり、液体と粒子層13aとの界面の面積が著しく少なくなる。つまり、淡水化装置10の淡水化効率が低下する恐れがある。一方、貫通孔13hの大きさが10[mm]以上の場合、析出した不純物の回収時に、析出した不純物が貫通孔13hから粒子層13aへとこぼれ落ちてしまう恐れがある。すなわち、析出した不純物を効率良く取り除くことができない。よって、貫通孔13hの大きさを100[μm]<p<10[mm]とすることにより、不純物回収シート13bを設けることにより生じる淡水化効率の低下を抑制し、かつ、析出した不純物を効率良く取り除くことができる。
ところで、図4Aの(d)に示すように不純物回収シート13bを取り出す際には、析出した不純物16cと併せて、粒子層13aを構成する複数の撥水粒子131の一部が取り出される場合がある。図4Bは、図4Aの(d)に示す不純物回収の過程を詳細に説明するための図であり、不純物回収シート13b及び不純物16cの拡大断面図である。このように、不純物回収シート13bを取り出す際(図4Aの(d))には、析出した不純物16cと併せて、粒子層13aの一部の撥水粒子131も回収される場合があり、特に不純物が潮解性を有する場合(例えば液体が海水等の場合)に顕著である。
また、不純物回収シート13bの比重は、不純物の濃度が飽和濃度の場合における液体の比重より大きい。すなわち、不純物の濃度が飽和濃度の場合における液体層15の比重より大きい。
これにより、図4Aの(b)及び(c)に示すように、水槽11に不純物が析出している場合、すなわち、液体層15の液体に溶解している不純物の濃度が飽和濃度の場合であっても、不純物回収シート13bが液体層15に浮かび上がるのを抑制できる。ここで、不純物回収シート13bの比重とは、この不純物回収シート13bを構成している材料の比重である。
例えば、液体が塩水の場合、飽和食塩水の比重は約1.2であるので、不純物回収シート13bとしては、比重1.2のポリカーボネート樹脂及びポリウレタン樹脂、比重1.4のポリアセタール樹脂、比重1.29〜1.40のPET(polyethylene terephthalate:ポリエチレンテレフタレート)樹脂、比重1.30〜1.58の硬質PVC(polyvinyl chloride:ポリ塩化ビニル)樹脂、比重1.77〜2.20のフッ素樹脂、又は、比重約2.5のガラス材料、比重3.9のアルミナ等のセラミック材料、又は、比重7.7〜8.0のステンレス等の金属材料等を用いることができる。
以上のように、本実施形態に係る淡水化装置10は、不純物が溶解した液体から淡水を得る淡水化装置であって、液体を貯める空間である水槽11(貯液層)の下に位置し、かつ、複数の撥水粒子を含み、水槽11に貯められた液体層15(液体)が気化することにより発生する水蒸気を通過する撥水粒子層13と、撥水粒子層13の下に位置し、撥水粒子層13を通過した水蒸気を液化することにより淡水を得る液化層14と、撥水粒子層13に設けられた、通水性を有する不純物回収シート13bとを備える。
これにより、本実施形態に係る淡水化装置10は、析出した不純物を効率良く回収することができる。その結果、淡水化効率の低下を抑制できる。
なお、上記実施形態では、不純物回収シート13bは格子状であるとしたが、これに限らず、多孔性のシートであればよく、例えば、厚み方向に貫通する貫通孔の平面視形状が略円形、略楕円形、半円形、多角形等のメッシュ形状であってもよいし、不織布であってもよい。
(第1実施形態の変形例)
上記説明では、不純物回収シート13bの比重は、不純物の濃度が飽和濃度の場合における液体の比重より大きい、として説明したが、これに限らない。つまり、不純物回収シート13bの比重は、不純物の濃度が飽和濃度の場合における液体の比重以下であってもよく、淡水化装置は、第1実施形態と比較して、さらに、不純物回収シートの周縁部の少なくとも一部の動きを制限する制限部材を備えてもよい。
上記説明では、不純物回収シート13bの比重は、不純物の濃度が飽和濃度の場合における液体の比重より大きい、として説明したが、これに限らない。つまり、不純物回収シート13bの比重は、不純物の濃度が飽和濃度の場合における液体の比重以下であってもよく、淡水化装置は、第1実施形態と比較して、さらに、不純物回収シートの周縁部の少なくとも一部の動きを制限する制限部材を備えてもよい。
以下、第1実施形態の変形例に係る淡水化装置について、図5を用いて説明する。図5は、本変形例に係る淡水化装置の詳細な構成を示す図であり、(a)は制限部材及び撥水粒子層13の平面図であり、(b)は(a)のB−B’断面における制限部材及び撥水粒子層13の断面図である。なお、図5の(b)には、水槽11の一部及び液化層14の一部も図示されている。
図5に示す本変形例に係る淡水化装置は、第1実施形態に係る淡水化装置10と比較して、不純物回収シート13bの比重が、不純物の濃度が飽和濃度の場合における液体の比重以下であり、さらに、不純物回収シート13bの周縁部の少なくとも一部の動きを制限する制限部材31を備える。この制限部材31は、例えば、不純物回収シート13bの四隅を押さえる重石である。これにより、不純物回収シート13bが液体層15に浮かび上がるのを抑制できる。
このように、不純物の濃度が飽和濃度の場合における液体の比重以下の比重を有する不純物回収シート13bの周縁部を制限部材31で押さえることにより、不純物回収シート13bは、制限部材31で押さえられた箇所以外では液体中に浮いた状態となる。したがって、水槽11に液体が導入された際に、この液体の流速によって不純物回収シート13bが水平方向に僅かに移動する。その結果、析出した不純物をより効率良く不純物回収シート13bに付着させることができる。
なお、制限部材は上記構成に限らず、例えば、図6に示す制限部材32のように、枠体形状であってもよい。図6に示す制限部材32は枠体形状であって、不純物回収シート13bの周縁部を押さえる。
(第2実施形態)
本実施形態に係る淡水化装置は、第1実施形態に係る淡水化装置とほぼ同じであるが、不純物回収シートが撥水粒子層の内層に設けられている点が異なる。このように不純物回収シートが撥水粒子層の内層に設けられていることにより、本実施形態に係る淡水化装置は、不純物が付着した撥水粒子が淡水化装置に残留するのを抑制できるので、淡水化効率の低下を一層抑制できる。以下、図7、図8A及び図8Bを用いて、本実施形態に係る淡水化装置について、第1実施形態に係る淡水化装置と異なる点を中心に詳細に説明する。
本実施形態に係る淡水化装置は、第1実施形態に係る淡水化装置とほぼ同じであるが、不純物回収シートが撥水粒子層の内層に設けられている点が異なる。このように不純物回収シートが撥水粒子層の内層に設けられていることにより、本実施形態に係る淡水化装置は、不純物が付着した撥水粒子が淡水化装置に残留するのを抑制できるので、淡水化効率の低下を一層抑制できる。以下、図7、図8A及び図8Bを用いて、本実施形態に係る淡水化装置について、第1実施形態に係る淡水化装置と異なる点を中心に詳細に説明する。
図7は、本実施形態に係る淡水化装置の構成の一部を拡大して示す拡大断面図である。
同図に示すように、本実施形態に係る淡水化装置では、図3の(a)に示す淡水化装置と比較して、不純物回収シート13bの設けられている位置が異なる。具体的には、本実施形態に係る淡水化装置では、不純物回収シート13bが撥水粒子層213の内層に設けられている。言い換えると、撥水粒子層213の水槽11(貯液層)側の表層以外の層に設けられている。つまり、不純物回収シート13bは、粒子層13a内に設けられている。
詳細には、不純物回収シート13bは、撥水粒子層213の表面からの深さdの位置に設けられており、この深さdは、例えば1mm以上10mm以下である。
図8Aは、本実施形態に係る淡水化装置において、不純物が析出する過程、及び、不純物を回収する過程を説明するための図である。なお、同図は、淡水化装置のうち、水槽11と撥水粒子層213との界面付近の拡大断面図である。
まず、図8Aの(a)に示すように、液体層15の不純物濃度が飽和濃度以下の場合、不純物は析出していない。例えば、淡水化装置の水槽11に液体を導入することにより液体層15を形成したときには、液体層15の不純物濃度が飽和濃度以下であるので、不純物が析出していない。
その後、時間が経過するにつれ、図8Aの(b)に示すように、粒子層13a上に不純物216aが析出する。同図を図4Aの(b)と比較すると、第1実施形態に係る淡水化装置10では、図4Aの(b)に示すように不純物回収シート13bの貫通孔13h(開口部)に不純物16aが析出していたのに対し、本実施形態では、粒子層13a上に不純物216aが析出する点が異なる。
その後、さらに時間が経過すると、図8Aの(c)に示すように、析出した不純物216bの厚みが厚くなっていく。
そこで、図8Aの(c)の後、図8Aの(d)に示すように、不純物回収シート13bを取り出すことにより、粒子層13a上に析出した不純物216cも併せて取り出すことができる。すなわち、不純物216cを回収することができる。
ここで、本実施形態に係る淡水化装置において、不純物回収シート13bが粒子層13a内に設けられていることにより、次のような効果が得られる。
粒子層13aは、多数の撥水粒子が密集することにより構成されているので、本来であれば、上述したように、水蒸気は通過するが、液体は通過しない。しかしながら、水槽11に液体を導入して液体層15を形成してから時間が経過するにしたがって、つまり、粒子層13aの表面が液体で覆われている時間が経過するにしたがって、次第に、粒子層13aの表面から下方向へ向かって液体が浸入する場合がある。
これは、粒子層13aを構成している撥水粒子の撥水膜が劣化することで撥水粒子の撥水性が低下することによるものである。この撥水膜の劣化は、例えば、水槽11への液体の導入によって撥水粒子が動くことによって隣り合う撥水粒子同士の撥水膜が擦れることにより生じたり、淡水化装置が外部に設置されている場合に、撥水粒子に紫外線が照射されることによって生じたりする。
このように、粒子層13aの表面からの液体の浸入により、粒子層13aのうち上層13aaは液体に濡れる場合がある。つまり、粒子層13aのうち上層13aaにおいて、不純物が存在する場合がある。
そこで、本実施形態では、不純物回収シート13bが撥水粒子層213の表層以外の層、つまり、粒子層13aの内層に設けられていることにより、不純物回収シート13bを取り出す際(図8Aの(d))には、析出した不純物216cと併せて、粒子層13aのうち、上層13aa(液体が浸入して濡れた層)も回収される。図8Bは、図8Aの(d)に示す不純物回収の過程を詳細に説明するための図であり、本実施形態に係る淡水化装置から取り出された、析出した不純物216c、粒子層13aの上層13aa、及び、不純物回収シート13bの拡大断面図である。
ところで、第1実施形態で説明したように、水槽11に導入される液体に溶解している不純物が潮解性を有する場合(例えば、液体が海水の場合)、図8Aの(d)に示す不純物回収シート13bを取り出す際には、液体層15の水分を蒸発又は排出して、粒子層13aのうち上層13aaを乾燥させてもよい。これにより、粒子層13aのうち上層13aaの撥水粒子131同士、さらには不純物回収シート13bを、上層13aaに浸入した液体の不純物を介して固めることができ、取り出しが容易になる。
以上のように、本実施形態に係る淡水化装置は、第1実施形態に係る淡水化装置10と比較して、不純物回収シート13bが撥水粒子層213の水槽11側の表層以外の層に設けられている。つまり、不純物回収シート13bが粒子層13aの内層に配置されている。
これにより、本実施形態に係る淡水化装置は、第1実施形態に係る淡水化装置10と比較して、不純物が付着した撥水粒子が淡水化装置に残留するのを抑制できるので、淡水化効率の低下を一層抑制できる。
具体的には、第1実施形態に係る淡水化装置10において不純物回収シート13bを取り出す際には、図4Aの(d)に示すように、不純物回収シート13bを覆うように析出した不純物16cを取り出す。つまり、不純物回収シート13bより下に析出した不純物16cを取り出す。このとき、図4Bに示すように、粒子層13aの一部の撥水粒子131が回収される場合があるが、粒子層13aは不純物回収シート13bよりも下に位置するため、粒子層13aのうち液体に濡れた層を効率よく回収することは困難である。つまり、不純物が付着した撥水粒子131が、不純物回収シート13bの取り出し後の淡水化装置10の粒子層13aに残留してしまう。
また、不純物回収シート13bより下に析出した不純物16cの一部が剥がれて粒子層13aに落ちる場合もある。
このように、粒子層13aに残留し、かつ、不純物の付着した撥水粒子131や、粒子層13aに落ちた不純物は、撥水粒子131が動くことにより粒子層13aの内層へと移動する場合がある。その結果、第1実施形態に係る淡水化装置10では、淡水化効率が低下する恐れがある。
これに対して、本実施形態に係る淡水化装置では、不純物回収シート13bを取り出す際には、図8Aの(d)に示すように、不純物回収シート13bより上に位置し、液体に濡れた粒子層13aである上層13aaと、この上層13aaの表面上に析出した不純物216cとを併せて取り出す。つまり、不純物回収シート13bより上に析出した不純物216cを、撥水粒子層13の上層13aaと併せて取り出す。これにより、不純物が付着した撥水粒子131が、不純物回収シート13bの取り出し後の粒子層13abに残留するのを抑制できる。また、析出した不純物216cが剥がれ落ちるのを抑制できる。
したがって、本実施形態に係る淡水化装置は、第1実施形態に係る淡水化装置10と比較して、淡水化効率の低下を一層抑制できる。
(第3実施形態)
[淡水化システム]
以上のように構成された淡水化装置は、装置として実現できるだけでなく、システムとしても実現することができる。以下、本実施形態における淡水化システムの一例について、図9を用いて説明する。
[淡水化システム]
以上のように構成された淡水化装置は、装置として実現できるだけでなく、システムとしても実現することができる。以下、本実施形態における淡水化システムの一例について、図9を用いて説明する。
図9は、第3実施形態における淡水化システムの構成を示す断面図の一例である。
図9に示す淡水化システム20は、例えば、海水から淡水を得るシステムであり、第1実施形態に係る淡水化装置10と、水門22とを備える。なお、図2と同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
水門22は、開閉することにより、淡水化装置10の外部から水槽11への液体の導入を開始する又は停止する。より具体的には、水門22は、導入通路21に設けられており、導入通路21を介して水槽11に導入する液体の量(導入量)を調整する。
図9に示す例では、水門22は、水槽11と液体が溜められている外部槽23との間の液体の流量を調整する。水門22は、開くことにより、外部槽23から導入通路21を介して水槽11に液体を導入する。水門22は、閉まることにより、外部槽23から導入通路21を介しての水槽11への液体の導入を停止する。なお、水門22は、例えばユーザ等により開閉されてもよいし、例えば水門制御部等により、開閉が制御されるとしてもよい。
外部槽23は、例えば、海、海から導入した海水を溜める前処理槽、又は、別途供給されている塩水が溜められている槽である。
以上のように構成された淡水化システム20では、不純物が析出した場合に不純物回収シート13bを取り出すことにより、淡水化効率の低下を抑制できる。なお、本実施形態に係る淡水化装置は、第1実施形態に係る淡水化装置10を備える構成に限らず、第1実施形態の変形例、又は、第2実施形態に係る淡水化装置を備える構成であってもよい。
[淡水化方法]
以下、本実施形態に係る淡水化システム20による淡水化処理について説明する。
以下、本実施形態に係る淡水化システム20による淡水化処理について説明する。
<淡水化の処理>
図10は、淡水化システム20の淡水化処理の工程を示すフロー図である。なお、以下で説明する淡水化処理は、淡水化システム20の淡水化処理に限らず、第1実施形態、第1実施形態の変形例、又は、第2実施形態に係る淡水化装置の淡水化処理であってもよい。
図10は、淡水化システム20の淡水化処理の工程を示すフロー図である。なお、以下で説明する淡水化処理は、淡水化システム20の淡水化処理に限らず、第1実施形態、第1実施形態の変形例、又は、第2実施形態に係る淡水化装置の淡水化処理であってもよい。
まず、水槽11に液体を導入し、撥水粒子層13の上に液体(液体層15)を配置する(S101)。ここで、液体は、例えば塩水である。
なお、図9に示す淡水化システム20で淡水化処理を行う場合、外部槽23から水門22及び導入通路21を介して水槽11に液体を注ぎ、撥水粒子層13の上面に液体層15を形成する。
次いで、撥水粒子層13の上に配置された液体を加熱することにより蒸発させて水蒸気を生成する(S102)。詳細には、水槽11に貯められた液体(液体層15)を一定以上の温度まで加熱すると、液体は水蒸気となる。
なお、この一定の温度は、液体の種類及び気圧に基づいて、飽和蒸気圧曲線に応じて決まる温度である。例えば液体が塩水の場合、一定の温度は50度以上60度以下である。液体層15の加熱は、例えば太陽光により行われるとしてもよいし、水槽11がヒーターを有する場合には、ヒーターにより行われるとしてもよい。また、加熱された物体を水槽11の液体層15に供給することにより、行われるとしてもよい。
次いで、液化層14で水蒸気を液化することにより、淡水を得る(S103)。
詳細には、水槽11において加熱により液体から蒸発した水蒸気は、上方向だけでなく、下方向にも移動する。下方向に移動する水蒸気は、撥水粒子層13における撥水粒子間の隙間を通り抜け、液化層14に到達すると、液化層14で液化し、液体の水となる。つまり、水槽11において加熱により液体から蒸発した水蒸気は、液化層14において冷却され、液体の水になる。
このようにして、淡水化システム20の淡水化処理は行われる。
なお、液体の水とは、水槽11に注がれた液体に含まれる固体、及び、溶解している不純物が低減された水であり、典型的には淡水(蒸留水)である。液体に溶解している不純物は、例えばイオンである。
(第3実施形態の変形例1)
第3実施形態では、淡水化システムの例として図9を用いて説明したが、淡水化システムは、図9に示す例に限られない。淡水化システムの別の例を、変形例1として説明する。
第3実施形態では、淡水化システムの例として図9を用いて説明したが、淡水化システムは、図9に示す例に限られない。淡水化システムの別の例を、変形例1として説明する。
図11は、第3実施形態の変形例1における淡水化システムの構成を示す断面図の一例である。
図11に示す淡水化システム20Aは、例えば、海水から淡水を得るシステムであり、淡水化装置10Aと、導入通路21と、水門22と、外部槽23と、淡水通路24と、排出管26と、排出弁27と、水門制御部28とを備える。なお、図9と同様の要素には同一の符号を付しており、詳細な説明は省略する。
淡水化装置10Aは、図9に示す淡水化装置10に比較して、フタ17を有している。その他の構成については、淡水化装置10と同様のため、説明を省略する。
フタ17は、水槽11に設けられ、水槽11(上側側壁12a)の開口を覆う。フタ17は、淡水化装置10Aの液体層15を太陽光により加熱する場合には、透明の部材で形成される。淡水化装置10Aはフタ17を有することにより、水槽11から上方向に逃げる水蒸気を低減できるだけでなく、水槽11の開口から混入する不純物を低減できる。
淡水通路24は、液化層14と接続されており、液化層14の淡水(蒸留水)を外部に排出する。なお、淡水通路24には、淡水排出弁(不図示)が設けられているとしてもよい。その場合、淡水排出弁を開けることにより、淡水通路24を介して液化層14の淡水(蒸留水)を外部に排出することができ、淡水排出弁を閉めることにより、液化層14の淡水(蒸留水)の排出を停止することができる。なお、淡水排出弁の開閉は、水門制御部28により制御されるとしてもよい。
排出管26は、水槽11と接続され、液体層15の液体を外部に排出する。
排出弁27は、排出管26に設けられている。排出弁27は、開けられることにより、水槽11から液体層15の液体を排出し、閉められることにより、水槽11から液体層15の液体の排出を停止する。排出弁27の開閉は、水門制御部28により制御されている。
水門制御部28は、入力部(不図示)を利用してユーザ等から入力された情報に応じて、水門22や排出弁27等の開閉を制御してもよい。なお、入力部は、例えばタッチパネル、キーボード、カーソル、マイクなどである。また、入力部に対してユーザ等により入力される情報は、例えば水門22を開ける指示を示す情報、又は、水門22を閉める指示を示す情報である。
図12は、第3実施形態の変形例1における水門制御部28のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
水門制御部28は、図12に示すように、例えばCPU2811、RAM2812、ROM2814、受信部2815、及び、バス2818で構成される。
CPU2811は、RAM2812に格納されているプログラム2813を実行する。プログラム2813には、例えば上述した図10に示される処理手順が記述されている。なお、プログラム2813は、ROM2814に格納されるとしてもよい。
受信部2815は、アンテナ2817と受信回路2816とを有し、水門等の開閉を指示する情報を受信する。例えば、ユーザ等が入力部に情報を入力した場合、入力部が有するアンテナ2817から情報が送信される。その場合、水門制御部28では、送信された情報を、アンテナ2817で受信し、受信回路2816で受け付ける。
受信回路2816とCPU2811とは、互いにバス2818で接続されており、相互にデータの授受できる。受信部2815すなわち受信回路2816で受け付けた情報は、バス2818を経由してCPU2811に送られる。
以上のように構成された淡水化システム20Aは、導入水量(水流)を調整することができるので、水流による撥水粒子層13の決壊を抑制することができる。
(第3実施形態の変形例2)
[淡水化システム]
淡水化システムは、さらに、撥水粒子層13の表面に不純物が析出したか否かを判定する判定部を備えてもよい。
[淡水化システム]
淡水化システムは、さらに、撥水粒子層13の表面に不純物が析出したか否かを判定する判定部を備えてもよい。
図13は、本変形例に係る淡水化システム20Bの構成を示す断面図の一例である。
同図に示すように、本変形例に係る淡水化システム20Bは、淡水化装置10Aの変形例である淡水化装置10Bと、不純物判定部43(判定部)とを備える。淡水化装置10Bは、淡水化装置10Aとほぼ同じであるが、さらに濃度測定部41及び撮像部42を備える点が異なる。不純物判定部43は、濃度測定部41及び撮像部42と、有線又は無線で接続されている。以下、各構成要素について、具体的に説明する。
濃度測定部41は、液体層15の濃度を測定する。濃度測定部41は、時刻を計測する時刻計測部から時刻を取得し、時刻と対応付けて、測定した濃度を不純物判定部43に送信してもよい。
濃度測定部41は、水槽11の内部であり、かつ、液体層15の内部に配置される。図14に、濃度測定部41が液体層15中に配置されている例を示す。液体層15の液体のうち撥水粒子層13に近い部分に位置する液体は、最も不純物濃度が高くなる。よって、撥水粒子層13に近い位置に配置されることが望ましい。例えば、濃度測定部41は、撥水粒子層13に接して配置される。
撮像部42は、撥水粒子層13の表面の画像を撮像する。撮像部42は、時刻を計測する時刻計測部から時刻を取得し、時刻と対応付けて、測定した画像を不純物判定部43に送信してもよい。
撮像部42は、撥水粒子層13の表面の画像を撮像するように、配置される。図15に、撮像部42が液体層15中に配置される例を示す。液体層15の表面において反射する光による影響を低減するために、撮像部42は、液体層15の内部に配置されることが望ましい。
不純物判定部43は、撥水粒子層13上に、液体に溶解する不純物が析出しているか否かを判定する。
不純物判定部43は、濃度測定部41が測定した濃度が所定の濃度範囲に含まれるか否かを判定する。測定した濃度が所定の濃度範囲に含まれる場合には、不純物が析出していると判定し、測定した濃度が所定の濃度範囲に含まれない場合には、不純物が析出していないと判定する。所定の濃度範囲は、飽和濃度以下飽和濃度から所定の量小さい濃度以上である。所定の濃度範囲の例は、飽和濃度から3%低い濃度以上飽和濃度以下である。
また、不純物判定部43は、予め定めた時間以上の間、液体層15の濃度が所定の濃度範囲に含まれる場合には、不純物が析出していると判定してもよい。不純物が析出しているか否かの情報に加えて、予め定めた時間の長さに基づいて、不純物の析出量を判定してもよい。
不純物判定部43は、基準記憶部に記録されている所定の濃度範囲を取得する。不純物判定部43が基準記憶部を有していてもよいし、外部の基準記憶部から所定の濃度範囲を取得してもよい。基準記憶部は、所定の濃度範囲に加えて、予め定められた時間を記憶してもよい。
不純物判定部43は、撮像部42が撮像した画像に基づいて、不純物が析出したか否かを判定する。予め液体に溶解する不純物の色が、撮像した画像に含まれているか否かにより、不純物が析出したか否かを判定する。不純物と撥水粒子の色とが同じ場合には、輝度の情報を用いてもよい。
なお、撮像した画像中の不純物の量に基づいて、不純物の析出量を判定してもよい。撮像した画像中の不純物の量とは、画像中を不純物が占める割合、又は不純物の面積である。
不純物判定部43は、基準記憶部に記録されている所定の不純物の色又は輝度を取得する。不純物判定部43が基準記憶部を有していてもよいし、外部の基準記憶部から所定の画像中の不純物の色又は輝度を取得してもよい。基準記憶部は、所定の不純物の色又は輝度に加えて、予め定めた不純物が占める割合、又は不純物の面積を記憶してもよい。
また、不純物判定部43は、不純物が析出していると判定した場合、不純物が析出していることを示す情報を水門制御部28Bに送信し、水門制御部28Bは、水門22を閉じ、かつ、排出弁27を開くことで、液体(液体層15)を排出させてもよい。これにより、例えば、海水のように、溶解している不純物が潮解性を有する場合であっても、析出した不純物を乾燥させることができ、回収が容易になる。
以上のように、本変形例に係る淡水化システム20Bは、撥水粒子層13の表面に不純物が析出したか否かを判定する不純物判定部43を備える。このように不純物が析出したことを判定することにより、不純物回収シート13bを取り出すタイミングを検知することができる。したがって、適切なタイミングで不純物回収シート13bを回収することが可能となり、淡水化効率の低下を抑制できる。
[不純物回収方法]
このような構成の淡水化システム20Bでは、上述した淡水化処理と平行して、又は、順番に、次に説明するような不純物回収処理を行ってもよい。
このような構成の淡水化システム20Bでは、上述した淡水化処理と平行して、又は、順番に、次に説明するような不純物回収処理を行ってもよい。
図16は、撥水粒子層13上に析出した不純物を回収する不純物回収処理の工程を示すフロー図である。
まず、不純物判定部43は撥水粒子層13上に不純物が析出しているか否かを判定する(S201)。具体的は、濃度測定部41が測定した濃度が所定の濃度範囲に含まれるか否かを判定する、又は、撮像部42が撮像した画像に基づいて、不純物が含まれるか否かを判定する。
不純物判定部43により不純物が析出したと判定された場合(S201でYes)、不純物回収シート13bを回収する(S202)。一方、不純物が析出していないと判定された場合(S201でNo)、不純物回収処理を終了する。
不純物回収シート13bの回収処理(S202)では、人が不純物回収シート13bに取り出し用の治具を取り付けて引き上げることにより、不純物回収シート13bを回収してもよいし、機械によって引き上げることにより回収してもよい。
ここで、本実施形態に係る淡水化システム20Bでは、不純物回収シート13bが撥水粒子層13の表層に設けられている。よって、第1実施形態で図4A及び図4Bを用いて説明したように、この不純物回収シート13bの回収処理(S202)では、不純物回収シート13bと、不純物回収シート13bを内包するように析出した不純物16cとが取り出される。すなわち、不純物回収シート13bの下方に析出した不純物16cが取り出される。
なお、第2実施形態に係る淡水化装置のように、不純物回収シート13bが撥水粒子層213の内層に設けられている場合には、析出した不純物は以下のように回収される。具体的には、第2実施形態で図8A及び図8Bを用いて説明したように、不純物回収シート13bの回収処理(S202)では、不純物回収シート13b、撥水粒子層13のうち不純物回収シート上方に位置する複数の撥水粒子131、及び、撥水粒子層13上に析出した不純物216cが取り出される。
不純物回収処理(S202)の後、回収した、不純物、撥水粒子及び不純物回収シート13bが一体となったものを洗うことにより、各々を分離する(S203)。
その後、不純物が除去された撥水粒子を淡水化装置10Bに戻し(S204)、不純物回収処理を終了する。
このように、本変形例に係る淡水化システム20Bは、不純物が析出したことを判定することにより、不純物回収シート13bを取り出すタイミングを検知することができる。したがって、適切なタイミングで不純物回収シート13bを回収することができ、淡水化効率の低下を抑制できる。
なお、撥水粒子を戻す工程(S204)では、不純物回収処理(S202)で回収された不純物回収シート13bから不純物及び撥水粒子を分離したもの、つまり、不純物及び撥水粒子が付着していない不純物回収シート13bも、淡水化装置10Bに戻してもよい。
以上、一つまたは複数の態様に係る淡水化装置、それを備える淡水化システム、及び、淡水化方法について、実施形態及び変形例に基づいて説明したが、本発明は、これら実施形態及び変形例に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施形態及び変形例に施したものや、異なる実施形態及び変形例における構成要素を組み合わせて構築される形態も、一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
本発明は、液体を淡水化する装置又はシステムなどに利用することができる。
10、10A、10B、70 淡水化装置
11、71 水槽
12、72 容器
12a、72a 上側側壁
12b、72b 下側側壁
12c、72c 底板
13、73、213 撥水粒子層
13a 粒子層
13aa 上層
13ab 取り出し後の粒子層
13h 貫通孔
13b 不純物回収シート
14、74 液化層
15、75 液体層
16 淡水
16a、16b、16c、216a、216b、216c 不純物
17 フタ
20、20A、20B 淡水化システム
21 導入通路
22 水門
23 外部槽
24 淡水通路
26 排出管
27 排出弁
28、28B 水門制御部
31、32 制限部材
41 濃度測定部
42 撮像部
43 不純物判定部
131 撥水粒子
2811 CPU
2812 RAM
2813 プログラム
2814 ROM
2815 受信部
2816 受信回路
2817 アンテナ
2818 バス
11、71 水槽
12、72 容器
12a、72a 上側側壁
12b、72b 下側側壁
12c、72c 底板
13、73、213 撥水粒子層
13a 粒子層
13aa 上層
13ab 取り出し後の粒子層
13h 貫通孔
13b 不純物回収シート
14、74 液化層
15、75 液体層
16 淡水
16a、16b、16c、216a、216b、216c 不純物
17 フタ
20、20A、20B 淡水化システム
21 導入通路
22 水門
23 外部槽
24 淡水通路
26 排出管
27 排出弁
28、28B 水門制御部
31、32 制限部材
41 濃度測定部
42 撮像部
43 不純物判定部
131 撥水粒子
2811 CPU
2812 RAM
2813 プログラム
2814 ROM
2815 受信部
2816 受信回路
2817 アンテナ
2818 バス
Claims (4)
- 不純物が溶解した液体から淡水を得る淡水化装置を用いて液体から淡水を得る淡水化方法であって、
前記淡水化装置は、
前記液体を貯める空間である貯液層の下に位置し、かつ、複数の撥水粒子を含み、前記貯液層に貯められた液体が気化することにより発生する水蒸気を通過させる撥水粒子層と、
前記撥水粒子層の下に位置し、前記撥水粒子層を通過した水蒸気を液化することにより前記淡水を得る液化層と、
前記撥水粒子層の表層に設けられた、通水性を有するシートとを備え、
前記淡水化方法は、
前記貯液層に前記液体を導入し、前記撥水粒子層の上に前記液体を配置する工程と、
前記撥水粒子層の上に配置された前記液体を加熱することにより蒸発させて水蒸気を生成する工程と、
前記液化層で前記水蒸気を液化することにより、前記淡水を得る工程と、
前記シートに前記不純物が析出したか否かを判定する工程と、
前記不純物が析出していると判定された場合、前記シートを前記淡水化装置から取り出す工程とを含む
淡水化方法。 - 不純物が溶解した液体から淡水を得る淡水化装置を用いて液体から淡水を得る淡水化方法であって、
前記淡水化装置は、
前記液体を貯める空間である貯液層の下に位置し、かつ、複数の撥水粒子を含み、前記貯液層に貯められた液体が気化することにより発生する水蒸気を通過させる撥水粒子層と、
前記撥水粒子層の下の位置に設けられた、通水性を有するシートと、
前記シートの下に位置し、かつ、複数の撥水粒子を含み、前記貯液層に貯められた液体が気化することにより発生する水蒸気を通過させる下部撥水粒子層と、
前記下部撥水粒子層の下に位置し、前記撥水粒子層を通過した水蒸気を液化することにより前記淡水を得る液化層と備え、
前記淡水化方法は、
前記貯液層に前記液体を導入し、前記撥水粒子層の上に前記液体を配置する工程と、
前記撥水粒子層の上に配置された前記液体を加熱することにより蒸発させて水蒸気を生成する工程と、
前記液化層で前記水蒸気を液化することにより、前記淡水を得る工程と、
前記シートに前記不純物が析出したか否かを判定する工程と、
前記不純物が析出していると判定された場合、前記シートを前記淡水化装置から取り出す工程とを含む
淡水化方法。 - 前記シートを前記淡水化装置から取り出す工程では、前記シート、及び、当該シート下方に析出した前記不純物を取り出す
請求項1又は2記載の淡水化方法。 - 前記シートを前記淡水化装置から取り出す工程では、前記シート、前記撥水粒子層のうち前記シート上方に位置する複数の撥水粒子、及び、前記撥水粒子層上に析出した前記不純物を取り出す
請求項1又は2記載の淡水化方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015506595A JP5838366B2 (ja) | 2013-03-19 | 2014-03-12 | 淡水化方法 |
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013057199 | 2013-03-19 | ||
| JP2013057199 | 2013-03-19 | ||
| PCT/JP2014/001404 WO2014148009A1 (ja) | 2013-03-19 | 2014-03-12 | 淡水化装置、それを備える淡水化システム及び淡水化方法 |
| JP2015506595A JP5838366B2 (ja) | 2013-03-19 | 2014-03-12 | 淡水化方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP5838366B2 true JP5838366B2 (ja) | 2016-01-06 |
| JPWO2014148009A1 JPWO2014148009A1 (ja) | 2017-02-16 |
Family
ID=51579707
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2015506595A Expired - Fee Related JP5838366B2 (ja) | 2013-03-19 | 2014-03-12 | 淡水化方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US9975785B2 (ja) |
| JP (1) | JP5838366B2 (ja) |
| WO (1) | WO2014148009A1 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9908059B2 (en) * | 2014-08-08 | 2018-03-06 | Michael Henry McGee | Desalination or water purification means, extremely low cost construction and operation |
| JP2019157740A (ja) * | 2018-03-12 | 2019-09-19 | 日本特殊陶業株式会社 | エンジン構成部品 |
| CN117430189B (zh) * | 2022-07-13 | 2025-09-23 | 香港城市大学深圳福田研究院 | 一种用于太阳能海水淡化的蒸发器及其制备方法和应用 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6013206U (ja) * | 1983-07-02 | 1985-01-29 | 石川島播磨重工業株式会社 | 砂濾過器 |
| WO2012060036A1 (ja) * | 2010-11-05 | 2012-05-10 | パナソニック株式会社 | 淡水化装置を用いて塩水を淡水化する方法 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6013206A (ja) | 1983-05-03 | 1985-01-23 | ダンカン・エレクトロニクス | スロットル位置センサ |
| JPH0763670B2 (ja) | 1991-02-06 | 1995-07-12 | 松下電器産業株式会社 | 有機コーティング膜の製造方法 |
| JPH0763670A (ja) | 1993-08-27 | 1995-03-10 | Alps Electric Co Ltd | 分子配向特性測定装置 |
| US20110139600A1 (en) * | 2010-11-29 | 2011-06-16 | King Fahd University Of Petroleum And Minerals | Gaseous density convective desalination and cooling system |
-
2014
- 2014-03-12 WO PCT/JP2014/001404 patent/WO2014148009A1/ja not_active Ceased
- 2014-03-12 JP JP2015506595A patent/JP5838366B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
2015
- 2015-06-23 US US14/746,879 patent/US9975785B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6013206U (ja) * | 1983-07-02 | 1985-01-29 | 石川島播磨重工業株式会社 | 砂濾過器 |
| WO2012060036A1 (ja) * | 2010-11-05 | 2012-05-10 | パナソニック株式会社 | 淡水化装置を用いて塩水を淡水化する方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US9975785B2 (en) | 2018-05-22 |
| US20150291442A1 (en) | 2015-10-15 |
| WO2014148009A1 (ja) | 2014-09-25 |
| JPWO2014148009A1 (ja) | 2017-02-16 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| Tong Zhan et al. | Dependence of gas collection efficiency on leachate level at wet municipal solid waste landfills and its improvement methods in China | |
| JPWO2014148009A1 (ja) | 淡水化方法 | |
| CN102781845B (zh) | 使用淡水化装置淡化盐水的方法 | |
| US9862621B2 (en) | Desalination apparatus and desalination method | |
| JP5689213B2 (ja) | 淡水化システム及び淡水化方法 | |
| Susanto et al. | Investigating the effects of flow rate on pore-scale mass transfer and salt spatial distribution in the drying process of porous media using X-ray microtomography | |
| JP5659331B1 (ja) | 淡水化装置及び淡水化方法 | |
| JP5617064B1 (ja) | 水量制御方法及び淡水化システム | |
| JP2017006812A (ja) | 淡水化装置及び淡水化方法 | |
| JP5621073B1 (ja) | 淡水化システム及び淡水化方法 | |
| JP6740772B2 (ja) | 脱水用床 | |
| JP5799265B2 (ja) | 淡水化システムにおいて用いる測定システム、淡水化システム、及び淡水化方法 | |
| Cash et al. | A 2011 update for the single-layer desulphurised tailings cover completed in 1999 at Detour Gold | |
| JP2014193427A (ja) | 淡水化システム、育成方法、及び、淡水化装置 | |
| CA2877352C (en) | Method and system for hydrocarbon-containing water treatment | |
| JP2005246383A (ja) | 廃棄物埋設構造 | |
| Shahata | Hydrogeochemical Studies on The Groundwater East Gabel El Qalamoon Area, Western Desert, Egypt |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150602 |
|
| R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5838366 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |
