JP5977032B2 - ポリオレフィン系積層成形用フィルム - Google Patents
ポリオレフィン系積層成形用フィルム Download PDFInfo
- Publication number
- JP5977032B2 JP5977032B2 JP2012018172A JP2012018172A JP5977032B2 JP 5977032 B2 JP5977032 B2 JP 5977032B2 JP 2012018172 A JP2012018172 A JP 2012018172A JP 2012018172 A JP2012018172 A JP 2012018172A JP 5977032 B2 JP5977032 B2 JP 5977032B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- density polyethylene
- polyethylene
- film
- low density
- resin composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
(1)少なくとも表層と中間層とを有する積層構成であって、当該表層は、直鎖状低密度ポリエチレン(a1)と、メタロセン系ポリエチレン(a2)及び/又は低密度ポリエチレン(a3)とを含む樹脂組成物(A)からなるポリオレフィン層であり、当該中間層は、直鎖状低密度ポリエチレン(a1)と、メタロセン系ポリエチレン(a2)及び/又は低密度ポリエチレン(a3)と、顔料(b)とを含む樹脂組成物(B)からなるポリオレフィン層であるポリオレフィン系積層成形用フィルム、
(2)前記樹脂組成物(A)及び前記樹脂組成物(B)は、いずれも、直鎖状低密度ポリエチレン(a1)とメタロセン系ポリエチレン(a2)及び/又は低密度ポリエチレン(a3)との質量比が0.1:9.9〜9.9:0.1である(1)に記載のポリオレフィン系積層成形用フィルム、
(3)前記樹脂組成物(A)と前記樹脂組成物(B)とは、それぞれ、直鎖状低密度ポリエチレン(a1)とメタロセン系ポリエチレン(a2)及び/又は低密度ポリエチレン(a3)との質量比が異なる(1)又は(2)に記載のポリオレフィン系積層成形用フィルム、及び
(4)前記樹脂組成物(B)におけるメタロセン系ポリエチレン(a2)及び/又は低密度ポリエチレン(a3)の質量割合が、前記樹脂組成物(A)におけるメタロセン系ポリエチレン(a2)及び/又は低密度ポリエチレン(a3)の質量割合よりも多い(3)に記載のポリオレフィン系積層成形用フィルム、
を提供するものである。
本発明において、表層は、少なくとも直鎖状低密度ポリエチレン(a1)と、メタロセン系ポリエチレン(a2)及び/又は低密度ポリエチレン(a3)とを含む樹脂組成物(A)からなるポリオレフィン層である。
本発明においては、直鎖状低密度ポリエチレン(a1)としては、密度が0.90〜0.95g/cm3、融点が110〜130℃、好ましく115〜125℃であるものを用いるのが好ましい。商業的に入手できるものとしては、例えば、日本ポリエチレン製ノバテックLL、プライムポリマー製ウルトゼックス、ネオゼックス、モアテック等が挙げられる。
本発明におけるメタロセン系ポリエチレン(a2)とは、メタロセン系触媒を用いて重合して得られたエチレンを主成分とするエチレンとα−オレフィン等の共重合可能な他の単量体との共重合体を意味する。α−オレフィンとしては、プロピレン、1−ブテン、3−メチル−1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、4,4−ジメチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、1−テトラデセン、1−オクタデセン等の炭素数3〜18程度のα−オレフィンが挙げられる。本発明におけるメタロセン系ポリエチレン(a2)としては、密度が0.86〜0.92g/cm3、融点が60〜125℃、好ましく80〜120℃であるものを用いるのが好ましい。商業的に入手できるものとしては、例えば、日本ポリエチレン製カーネル、プライムポリマー製エボリュー等が挙げられる。
本発明における低密度ポリエチレン(a3)とは、高圧法で重合した低密度ポリエチレンを意味する。密度は0.90〜0.95g/cm3、融点が100〜125℃、好ましく105〜120℃であるものを用いるのが好ましい。商業的に入手できるものとしては、例えば、日本ポリエチレン製ノバテックLDが挙げられる。
本発明において、中間層は、直鎖状低密度ポリエチレン(a1)と、メタロセン系ポリエチレン(a2)及び/又は低密度ポリエチレン(a3)と、顔料(b)とを含む樹脂組成物(B)からなるポリオレフィン層である。
本発明の樹脂組成物(B)は顔料(b)を含む。顔料(B)としては、酸化チタン、酸化鉄、酸化マグネシウム、酸化アンチモン、酸化クロム、酸化ニッケル、酸化タングステン、酸化亜鉛、カーボンブラック等の無機顔料、イソインドリノン、キノフタロン、イソインドリン、アントラキノン、アントロン、キサンテン、ジケトピロロピロール、ペリレン、ペリノン、キナクリドン、インジゴイド、ジオキサジン、フタロシアニン、アゾメチン等の有機顔料のもの等を用いることができる。本発明において中間層に顔料(B)を含ませる理由は、表層に顔料を添加すると製膜時に目やにの原因になりやすいためである。通常、顔料マスターバッチを添加して含有させることができる。
本発明においては、ポリオレフィン系積層成形用フィルムは、表層/中間層の2層構成とすることができるが、さらに裏層を設けて、表層/中間層/裏層の3層構成とすることが好ましい。この理由は両面にフィラーや顔料の添加量が少ない層を積層する事で製膜時の目やにの発生を有効に抑制でき、さらには、フィルムに対して印刷を施したり、他のフィルムや接着層などを積層させる等の二次加工を行う際に、フィルム表面の印刷適性や密着性を向上でき、また、低分子量成分のブリードアウトを防止できることによって、前記の効果を経時的に安定して得ることができるからである。
この場合、裏層は表層と同様の樹脂組成物(A)から構成することができる。
尚、以下の実施例及び比較例で使用した材料、評価した特性の測定方法等は、次の通りである。
直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE):UF961(日本ポリエチレン製、融点:125℃、密度:0.935g/cm3)
メタロセン系ポリエチレン(MePE):SP0540(プライムポリマー製、融点:93℃、密度:0.903g/cm3)
低密度ポリエチレン(LDPE):LC500(日本ポリエチレン製、融点:108℃、密度:0.918g/cm3)
高密度ポリエチレン(HDPE):HF560(日本ポリエチレン製、融点:135℃、
密度:0.96g/cm3)
顔料MB:LDPE 30%、酸化チタン70%の顔料マスターバッチ
Tダイ押出成形機を用いて製膜時に、良好な外観のフィルムを製膜できるかについて、下記の基準で評価を行った。
◎:より安定して製膜可能
○:製膜可能(実用範囲内)
△:目やにが発生してロングラン適性がない
×:外観が良好なフィルムを製膜できない
三和興業株式会社製PLAVAC(型式TV44)にて、フィルム温度が80℃になるように加熱して真空成形性を実施して真空成形性を評価した。
◎:更に均一に加工が可能
○:均一に加工が可能
×:穴が空く
各々表1に記載されている配合により、ペレット状態でドライブレンドし、3台の東芝機械製単軸押出機(表層及び裏層用:30φmm、L/D=28、中間層用:50φmm、L/D=32)のホッパーに、ブレンドした原料を投入し、表層及び裏層用、中間層用押出機温度をC1:190℃、C2:200℃、C3:210℃、C4:210℃、C5:210℃のように設定し、セレクターを通し、フィードブロック部(温度設定 210℃)にて、表層/中間層/裏層の2種3層構成に合流させ、650mm幅Tダイ(温度設定210℃ リップ開度 0.7mm)から押出した。厚み構成は、10μm/80μm/10μmになるよう各押出機回転数を設定した。押出された溶融樹脂は、冷却ロールを備えた巻き取り機(冷却ロール700mm幅×φ350mm、ロール温度23℃)にて冷却固化、巻取りし、0.1mmの実施例1〜4および比較例1〜4のポリオレフィン系積層成形用フィルムを各々得た。得られた各フィルムについて、製膜性及び真空成形性を評価した結果を表1に示す。
このように、本発明により、優れた低温成形性を保持しながら、製膜性にも優れ、メンブレンプレス成形、真空プレス成形及び圧空プレス成形に好適に使用することができる成形用フィルムを提供することができる。
Claims (3)
- 少なくとも表層と中間層とを有する積層構成であって、当該表層は、直鎖状低密度ポリエチレン(a1)と、メタロセン系ポリエチレン(a2)及び/又は低密度ポリエチレン(a3)とを含む樹脂組成物(A)からなるポリオレフィン層であり、当該中間層は、直鎖状低密度ポリエチレン(a1)と、メタロセン系ポリエチレン(a2)及び/又は低密度ポリエチレン(a3)と、顔料(b)とを含む樹脂組成物(B)からなるポリオレフィン層であり、前記樹脂組成物(B)におけるメタロセン系ポリエチレン(a2)及び/又は低密度ポリエチレン(a3)の質量割合が、前記樹脂組成物(A)におけるメタロセン系ポリエチレン(a2)及び/又は低密度ポリエチレン(a3)の質量割合よりも多く、前記樹脂組成物(A)における直鎖状低密度ポリエチレン(a1)とメタロセン系ポリエチレン(a2)及び/又は低密度ポリエチレン(a3)との質量比が2:8〜8:2であり、前記樹脂組成物(B)における直鎖状低密度ポリエチレン(a1)とメタロセン系ポリエチレン(a2)及び/又は低密度ポリエチレン(a3)との質量比が2:8〜8:2であり、直鎖状低密度ポリエチレン(a1)の融点が110〜130℃である、ポリオレフィン系積層成形用フィルム。
- 低密度ポリエチレン(a3)の融点が105〜120℃である、請求項1に記載のポリオレフィン系積層成形用フィルム。
- メタロセン系ポリエチレン(a2)の融点が60〜125℃である、請求項1又は2に記載のポリオレフィン系積層成形用フィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012018172A JP5977032B2 (ja) | 2012-01-31 | 2012-01-31 | ポリオレフィン系積層成形用フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012018172A JP5977032B2 (ja) | 2012-01-31 | 2012-01-31 | ポリオレフィン系積層成形用フィルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2013154585A JP2013154585A (ja) | 2013-08-15 |
| JP5977032B2 true JP5977032B2 (ja) | 2016-08-24 |
Family
ID=49050262
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2012018172A Active JP5977032B2 (ja) | 2012-01-31 | 2012-01-31 | ポリオレフィン系積層成形用フィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP5977032B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3345963B1 (en) | 2015-08-31 | 2021-06-16 | Toyo Aluminium Kabushiki Kaisha | Resin composition for decoration and multilayered direct blow bottle comprising metallic layer formed using same |
| JP6859324B2 (ja) * | 2016-04-08 | 2021-04-14 | 株式会社トクヤマ | 延伸多孔性フィルム及びその製造方法 |
| CN110370764B (zh) * | 2019-04-15 | 2022-06-28 | 永生运佳(宣城)薄膜科技有限公司 | 一种pe基材膜及其制备方法 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5715963A (en) * | 1980-07-04 | 1982-01-27 | Denki Kagaku Kogyo Kk | Multilayer sheet |
| JP3804183B2 (ja) * | 1997-05-26 | 2006-08-02 | 東ソー株式会社 | 貼合用共押出多層フィルムおよびその製造方法 |
| JPH11198292A (ja) * | 1998-01-12 | 1999-07-27 | Mitsubishi Chem Mkv Co | 顔料入り樹脂シート積層体およびその製造方法ならびに建材用化粧シート |
| JP2000169598A (ja) * | 1998-12-04 | 2000-06-20 | Daiya Plastic Kk | 包装用フィルムおよびその製造方法 |
| JP2002127333A (ja) * | 2000-10-30 | 2002-05-08 | Ube Ind Ltd | 多層フィルム及び積層体 |
| JP2005246878A (ja) * | 2004-03-05 | 2005-09-15 | Tosoh Corp | エチレン系樹脂積層体 |
| JP4720562B2 (ja) * | 2006-03-17 | 2011-07-13 | Dic株式会社 | 共押出多層フィルム及び該フィルムを用いた包装材 |
-
2012
- 2012-01-31 JP JP2012018172A patent/JP5977032B2/ja active Active
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2013154585A (ja) | 2013-08-15 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN102119178B (zh) | 相容的聚丙烯和聚乳酸掺混物及其制备方法和使用方法 | |
| CN102481766B (zh) | 多层聚丙烯薄膜及其制备和使用方法 | |
| KR102299068B1 (ko) | 내스커프성, 투명성 및 순응성이 개선된 필름 | |
| JPH0985824A (ja) | エンボスシート、それを用いた積層体およびその製造法 | |
| TWI622609B (zh) | 含空洞聚丙烯膜 | |
| JP2009507958A5 (ja) | ||
| JP6540524B2 (ja) | 半透明性木目調延伸フィルム | |
| JP6221304B2 (ja) | 発泡シート、発泡積層シート及びそれらの製造方法 | |
| CN116997597A (zh) | 层压用拉伸聚乙烯膜 | |
| JP5977032B2 (ja) | ポリオレフィン系積層成形用フィルム | |
| JP2019001139A (ja) | 多層二軸延伸フィルムおよび転写フィルム | |
| JP5398174B2 (ja) | 樹脂発泡シート、該樹脂発泡シートを備えた積層樹脂シートおよびその製造方法 | |
| JP6702068B2 (ja) | 半透明性延伸フィルム | |
| JP2008255191A (ja) | 発泡用ポリプロピレン系樹脂組成物およびそれからなる発泡成形体 | |
| JP6540325B2 (ja) | 半透明性延伸フィルム | |
| JP6700616B2 (ja) | 半透明性延伸フィルム | |
| JP3345896B2 (ja) | 積層フィルム | |
| JP6846898B2 (ja) | 加飾用シートおよび加飾用積層シート | |
| JP6870525B2 (ja) | 加飾フィルムおよびそれを用いた加飾成形体の製造方法 | |
| JP6503629B2 (ja) | 積層シート及び発泡積層シート並びにそれらの製造方法 | |
| JP4687308B2 (ja) | 延伸成形体 | |
| TWI631165B (zh) | 含空洞聚丙烯膜 | |
| JP2018144351A (ja) | 多層二軸延伸フィルム | |
| JP2017213868A (ja) | 半透明性延伸フィルム | |
| JP7599360B2 (ja) | 離型フィルム |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140825 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150423 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150512 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150710 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20151222 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160203 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160712 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160721 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5977032 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
