JPH11198292A - 顔料入り樹脂シート積層体およびその製造方法ならびに建材用化粧シート - Google Patents

顔料入り樹脂シート積層体およびその製造方法ならびに建材用化粧シート

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JPH11198292A
JPH11198292A JP10016376A JP1637698A JPH11198292A JP H11198292 A JPH11198292 A JP H11198292A JP 10016376 A JP10016376 A JP 10016376A JP 1637698 A JP1637698 A JP 1637698A JP H11198292 A JPH11198292 A JP H11198292A
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JP
Japan
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pigment
sheet laminate
thermoplastic resin
resin
resin sheet
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JP10016376A
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English (en)
Inventor
Kazuya Hori
和也 堀
Satoru Hattori
悟 服部
Kojin Kawamoto
行人 河本
Yoshifumi Hirohata
好文 廣畑
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Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical MKV Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】押出機のダイ・リップ周辺における液状ないし
ゲル状または固形上の噴き出し物(目やに)の発生を抑
制し、従って、製品汚染を起こさず且つ長時間安定運転
することができる様に改良された顔料入り樹脂シート積
層体の製造方法を提供する。 【解決手段】両面の各表層の間に1層以上の内層を有し
且つ少なくとも内層が顔料入り熱可塑性樹脂で構成され
た樹脂シート積層体の共押出法による製造方法であっ
て、表層用熱可塑性樹脂中の顔料濃度を内層用熱可塑性
樹脂中の顔料濃度より低くして共押出を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、顔料入り樹脂シー
ト積層体およびその製造方法ならびに建材用化粧シート
に関する。
【0002】
【従来の技術】顔料入り熱可塑性樹脂シートの押出法に
よる製造においては、押出機のダイ・リップ周辺におけ
る液状ないしゲル状または固形状の噴き出し物(通常
「目やに」と呼ばれることが多いため、以下、この表現
を用いる)が発生・蓄積し、成形品の表面に付着して製
品を汚染することがある。また、ダイリップ内部に目や
にに類するものが付着し樹脂の流動を変化させダイライ
ン・色むら等の外観不良になることがある。これらは、
極性の強い顔料が樹脂との親和性に劣るためダイ内部の
樹脂の層流動からはじき出され機壁へ側流となって流動
しダイ壁の金属面との親和力で凝着し易くなることによ
ると考えられている。また、上記の成形品は、ロールを
介して搬送されるが、この際、ロール表面が顔料の付着
により汚染されることもある。
【0003】そこで、上記の問題に対処するため、目や
に防止剤を用いる方法が知られている。具体的には、ダ
イス内の金属部に凝着し蓄積される前に目やにを削り取
るため、シリカ、無機ケイ酸塩、ゼオライト等の珪酸化
合物を樹脂に配合する方法、シリコン系樹脂、有機燐酸
塩などを樹脂に配合して樹脂表面に滲み出させ金属表面
との間に被膜を形成させ目やにの付着を予防する方法な
どがある。また、この被膜形成法の他の一つとして、予
め有機フッ素化合物でダイス内部の金属表面を被覆する
方法も提案されている。
【0004】しかしながら、添加剤を配合する方法では
添加部数が低いと効果が出ず、特に無機物を添加する場
合はダイス内部の金属表面を削り取ることから金属紛に
よる変色・汚染が生じる恐れがある。また、樹脂と金属
との界面に被膜を形成させる方法では均一な被膜の形成
が困難であるため逆に悪影響を及ぼすことがあり、しか
も、成型品の表面にも膜が形成されることになり、その
結果、表面特性が製品の成形時期によって変動し、ま
た、膜の存在のため印刷インキの乗りが悪化する等の問
題がある。また、金属表面を被覆する方法は、高価であ
るばかりでなく、長期の安定性の点では依然十分とは言
えない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記実情に
鑑みなされたものであり、その目的は、目やにの発生を
抑制し、従って、製品汚染を起こさず且つ長時間安定運
転することができる様に改良された顔料入り樹脂シート
積層体の製造方法を提供することにある。また、本発明
の他の目的は、新規な構造の顔料入り樹脂シート積層体
および建材用化粧シートを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の第1
の要旨は、両面の各表層の間に1層以上の内層を有する
共押出法による顔料入り樹脂シート積層体であって、表
層熱可塑性樹脂中の顔料濃度が内層熱可塑性樹脂中の顔
料濃度より低くくなされていることを特徴とする顔料入
り樹脂シート積層体に存する。
【0007】本発明の第2の要旨は、両面の各表層の間
に1層以上の内層を有し且つ少なくとも内層が顔料入り
熱可塑性樹脂で構成された樹脂シート積層体の共押出法
による製造方法であって、表層用熱可塑性樹脂中の顔料
濃度を内層用熱可塑性樹脂中の顔料濃度より低くして共
押出を行うことを特徴とする顔料入り樹脂シート積層体
の製造方法に存する。
【0008】そして、本発明の第3の要旨は、上記の樹
脂シート積層体から成ることを特徴とする建材用化粧シ
ートに存する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
先ず、説明の便宜上、本発明に係る顔料入り樹脂シート
積層体の製造方法について説明する。本発明において
は、両面の各表層の間に1層以上の内層を有し且つ少な
くとも内層が顔料入り熱可塑性樹脂で構成された樹脂シ
ート積層体を製造する。
【0010】本発明において、熱可塑性樹脂としては、
押出成形法による成形が可能で且つ顔料を含有させるこ
とが出来るものであれば、特に限定はされないが、例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン
系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、スチレン
系樹脂(いずれも主体となる各単量体とこれと共重合可
能な単量体との共重合体および各樹脂と他の樹脂との混
合物を含む)等が挙げられる。なかでも、極性が低くい
ため顔料との相溶性が劣るポリオレフィン系樹脂は、押
出成形時に目やにが発生し易いため、本発明の製造方法
による効果が大きい。上記の熱可塑性樹脂には、可塑
剤、安定剤、滑剤、充填剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤
などの熱可塑性樹脂組成物に通常用いられる配合剤を添
加することが出来る。
【0011】本発明において、顔料としては、例えば、
チタンホワイト、カーボンブラック、チタンイエロー、
酸化鉄、群青などの無機系顔料、シアニングリーン、シ
アニンブルー、ポリアゾ系顔料、イソインドリノン系顔
料、キナクリドン等の有機系顔料が用いられる。
【0012】本発明においては、表層用熱可塑性樹脂中
の顔料濃度を内層用熱可塑性樹脂中の顔料濃度より低く
して共押出を行う。この様に、ダイに触れる層(表層)
中の顔料の濃度をダイに触れない層(内層)よりも低く
することにより、全体に均一な顔料濃度を有する樹脂を
押出す場合に比し、目やにの発生を顕著に抑制すること
が出来る。この際、表層用熱可塑性樹脂中の顔料濃度
は、熱可塑性樹脂100重量部当たり、7重量部以下、
特に5重量部以下とするのが好ましい。顔料濃度が上記
の範囲を超える場合は、目やにが発生し易くなる。一
方、内層用熱可塑性樹脂中の顔料濃度の上限は、特に制
限されないが、熱可塑性樹脂100重量部当たり、通常
40重量部、好ましくは30重量部、更に好ましくは2
0重量部とされる。
【0013】本発明においては、押出成形方法の中で
も、剪断速度が高く、顔料による目ヤニが発生する頻度
の高いTダイ成形に特に好適に適用できる。表層/内層
/表層の厚さの比率は、目やにの発生を効果的に抑制す
る観点から、1/98/1〜25/50/25の範囲が
好ましい。なお、2つの表層の厚さは同じでも異なって
いてもよい。
【0014】次に、本発明の顔料入り樹脂シート積層体
および建材用化粧シートについて説明する。本発明の顔
料入り樹脂シート積層体は、上記の共押出法により得ら
れ、両面の各表層の間に1層以上の内層を有する顔料入
り樹脂シート積層体であって、表層熱可塑性樹脂中の顔
料濃度が内層熱可塑性樹脂中の顔料濃度より低くくなさ
れていることを特徴とする。そして、本発明の顔料入り
樹脂シート積層体は、顔料の添加部数の多い隠蔽性の要
求の厳しい用途、シート表面に印刷やエンボス等の表面
処理をする用途に好適であり、特に、製品に上記のよう
な品質が要求されることが多い建材用途向けの化粧シー
トとして好適に用いられる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明はその要旨を超えない限り、以下の実施
例に限定されるものでない。なお、熱可塑性樹脂として
は、ポリプロピレン系樹脂(ランダムPP、コモノマー:
エチレン、MFR:8g/10分、融点:138℃(昇温
速度10℃/分))を用い、顔料としては、チタンホワ
イト/カーボンブラック/インドリノン/酸化鉄系)を
用いた。
【0016】実施例1〜2及び比較例1三層共押出を行
った。各層に用いるポリプロピレン系樹脂組成物の配合
は、下記の表1に示す通りであり、樹脂100重量部当
たりの顔料の量以外の条件は同一とした。比較例1(標
準サンプル)の場合は、各層に顔料を同量ずつ添加
し、、実施例1の場合は、顔料濃度60重量%のマスタ
ーバッチを使用し、中間層中の顔料配合量を11.25
重量部、表層中の顔料配合量を5重量部とし、また、実
施例2の場合は、顔料濃度60重量%のマスターバッチ
を使用し、中間層中の顔料配合量を12.5重量部、表
層中の顔料配合量を0(無添加)とした。
【0017】上記の様な配合割合のポリプロピレン系樹
脂組成物を原料とし、110mmφ及び75mmφのT
ダイ押出機(Tダイ:2種3層、1750mm巾)を用
い、ダイス温度220℃の条件で、表層/中間層/表層
の厚み比率を1/8/1として、総厚さ100μmの着
色シートを製造した(すなわち、フィルム中の総顔料濃
度は、比較例、実施例とも同じとなっている)。
【0018】上記の押出成形法によるシートの製造過程
において、目やにが発生するまでの時間およびそれまで
に押出処理した熱可塑性樹脂の量を測定した。また、製
造されたシートの巻き取り設備におけるロールへのシー
トの粘着(「ロール取られ」と記す)及びロール汚染の
有無ならびに得られたシートの色調を目視により評価し
た。結果は表1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】表1から明らかなように、全体として同一
の顔料濃度の樹脂シート積層体を製造する場合、表層の
顔料の濃度を低くして、その分を内層の濃度を高くする
ことによって補うならば、目やにの発生を抑制すること
が可能である。
【0021】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、ダイ・リ
ップ部での目やに発生が抑えられ、長時間にわたり安定
した運転が可能となると共に、表面汚染の少ない、高品
質な成形品を製造することが出来る。上記の樹脂シート
積層体が高温でロールに接触するエンボス加工を行う場
合は、ロールの汚染の防止が特に重要であるが、斯かる
場合に本発明方法の効果は特に大きい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 服部 悟 愛知県名古屋市中村区岩塚町大池2番地 三菱化学エムケーブイ株式会社名古屋事業 所内 (72)発明者 河本 行人 兵庫県赤穂郡上郡町楠272 林一ニ株式会 社化成品事業部上郡工場内 (72)発明者 廣畑 好文 兵庫県赤穂郡上郡町楠272 林一ニ株式会 社化成品事業部上郡工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両面の各表層の間に1層以上の内層を有
    する共押出法による顔料入り樹脂シート積層体であっ
    て、表層熱可塑性樹脂中の顔料濃度が内層熱可塑性樹脂
    中の顔料濃度より低くくなされていることを特徴とする
    顔料入り樹脂シート積層体。
  2. 【請求項2】 熱可塑性樹脂がポリオレフィン系樹脂で
    ある請求項1に記載の樹脂シート積層体。
  3. 【請求項3】 表層熱可塑性樹脂中の顔料濃度が熱可塑
    性樹脂100重量部当たり7重量部以下である請求項1
    又は2に記載の樹脂シート積層体。
  4. 【請求項4】 表層/内層/表層の厚さの比率が1/9
    8/1〜25/50/25の範囲にある請求項1〜3の
    何れかに記載の樹脂シート積層体。
  5. 【請求項5】 両面の各表層の間に1層以上の内層を有
    し且つ少なくとも内層が顔料入り熱可塑性樹脂で構成さ
    れた樹脂シート積層体の共押出法による製造方法であっ
    て、表層用熱可塑性樹脂中の顔料濃度を内層用熱可塑性
    樹脂中の顔料濃度より低くして共押出を行うことを特徴
    とする顔料入り樹脂シート積層体の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4の何れかに記載の樹脂シー
    ト積層体から成ることを特徴とする建材用化粧シート。
JP10016376A 1998-01-12 1998-01-12 顔料入り樹脂シート積層体およびその製造方法ならびに建材用化粧シート Pending JPH11198292A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013154585A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Mitsubishi Plastics Inc ポリオレフィン系積層成形用フィルム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013154585A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Mitsubishi Plastics Inc ポリオレフィン系積層成形用フィルム

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