JP6009846B2 - 弁および弁付き配管 - Google Patents
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Description
ここでは、本発明の一実施形態に係る弁として、下水道システムに取り付けられた逆流防止弁を例示する。図1は、弁1が取り付けられた下水道システムの構成を示す平面図である。
図3は弁1の斜視図である。弁1は、図3に示すように、弁体20と、ベース部材30とを備えている。図4は弁体20の正面図であり、図5は弁体20の背面図である。つまり、弁体20は、図2に示すように、下流管11に配置された際に、下流管11の下流側に向いた面を正面とし、その反対側(上流側)に向いた面を背面とする。また、図6は、図4のVI−VI断面矢視図である。図7は、図4に示された弁体20のVII−VII断面矢視図である。図8は、図4に示された弁体20のVII−VII断面矢視図について、弁体20が屈曲した状態を示している。
弁体20は、略板形状の部材である。この実施形態では、弁体20は、より具体的には、長軸c(図4参照)の一端を、長軸cと直交する方向に沿って切り欠いた略楕円形状である。なお、弁体20は、下流管11の内部形状に概ね沿った形状であればよく、略円板形状や略長円形状などでもよい。当該弁体20の周縁部には、ヒンジ22が設けられている。この実施形態では、弁体20は、図3および図4に示すように、長軸cの一端を切り欠いた略楕円形状のうち、長軸cの一端を切り欠いた部位を上に向け、他端を下に向けて配設される。ヒンジ22は、当該弁体20の長軸c上に設定されており、長軸cと直交する方向に沿って切り欠いた弁体20の上縁中央部に設けられている。
この実施形態では、2つの屈曲線L1、L2は、中央部24bと両側部24a、24cの境界に設けられている。2つの屈曲線L1、L2のそれぞれの一端A1、A2は、図4に示すように、弁体20の周縁部のうちヒンジ22の両側に設けられている。また、2つの屈曲線L1、L2のそれぞれの他端B1、B2は、弁体20の周縁部のうち、2つの屈曲線L1、L2の一端A1、A2とヒンジ22との距離よりも、ヒンジ22から離れた領域に設けられている。また、2つの屈曲線L1、L2の他端B1、B2同士の距離d2は、2つの屈曲線L1、L2の一端A1、A2同士の距離d1よりも短くなるように設定されている。さらに、2つの屈曲線L1、L2は、互いに交わらないように、一端A1、A2から他端B1、B2に至る直線に沿って設けられている。
この弁体20は、図4および図5に示すように、リップ28を有している。リップ28は、中央部24bおよび両側部24a、24cの周縁部から外方に延びている。この実施形態では、弁体20の中央部24bの上縁を除いて、凡そ弁体20の周縁にリップ28が設けられている。リップ28は、中央部24bおよび両側部24a、24cの周縁部の少なくとも一部から外方に延びている。例えば、この実施形態では、弁体20の周縁部は、図2に示すように、弁体20が配管内(この実施形態では、ます12の接続口12a内)に配設された場合に、接続口12aの内周面に密接して対向する。リップ28は、かかる弁体20の周縁部に設けられている。リップ28は、弁体20が閉じられた状態において、弁体20の周縁部と接続口12aの内周面との隙間を塞ぐ。このため、リップ28は、中央部24bおよび両側部24a、24cの周縁部のうち、接続口12aの内周面に密接して対向する部位に設けられているとよい。
次にベース部材30を説明する。ベース部材30は、図2に示すように、弁体20を接続口12a内で支持する部材である。図9は、ベース部材30の斜視図である。ここで、ベース部材30には、弁体20、止水部材36(図2参照)および滑り止め37(図2参照)が取り付けられていない。図3および図9に示すように、ベース部材30は、基部32と、ヒンジ支持部33と、弁座34と、連結部35と、止水部材36と、滑り止め37とを備えている。基部32と、ヒンジ支持部33と、弁座34と、連結部35とは、例えば、射出成形で一体成形することができる。以下、基部32、ヒンジ支持部33、弁座34、止水部材36、滑り止め37、連結部35を順に説明する。
基部32は、図2に示すように、ベース部材30のうち接続口12aに取り付けられる部位である。この実施形態では、ベース部材30は、図2に示すように、ます12のうち、下流管11が接続される接続口12aに取り付けられる。
かかる基部32には、ヒンジ支持部33が設けられている。ヒンジ支持部33は、図10および図11に示すように、基部32の円弧状の内側上部に、基部32の下流側(正面側)の端面に沿って、基部32の上部を塞ぐように設けられた壁32aに設けられている。この実施形態では、ヒンジ支持部33は、当該壁32aの下流側の面(正面側)に突出した2つの突起33b、33bを有している。当該突起33b、33bには、シャフト挿通孔33aがそれぞれ設けられている。当該突起33b、33bは、弁体20の上部に設けられたヒンジ22の両側の切り欠き22b、22b(図4参照)に収まる。突起33b、33bに設けられたシャフト挿通孔33aは、切り欠き22b、22bに設けられたシャフト挿通孔22aに合うように形成されている。つまり、ヒンジ支持部33の突起33b、33bが、弁体20の切り欠き22b、22bに収められたときに、当該弁体20のシャフト挿通孔22aと、ヒンジ支持部33のシャフト挿通孔33aとに、シャフトが挿通できるように構成されている。
次に、弁座34を説明する。弁座34は、弁体20が閉じられたときに、弁体20を支持する部位である。この実施形態では、弁座34は、基部32のうち、配管(ここでは、ます12の接続口12a)の内周面に沿って延びた部位(弾性部分32b、32b)に設けられている。つまり、この実施形態では、基部32は、接続口12aに取り付けられた状態で、接続口12aの周方向の両側に沿って延びた弾性部分32b、32bを備えている。弁座34は、図9から図11に示すように、当該弾性部分32b、32bにおいて、ます12の接続口12aの下流側に向く端面に設けられている。
この実施形態では、ベース部材30の基部32には、止水部材36が配置されている。止水部材36は、基部32の外周面に配置され、弁1が接続口12aに取り付けられた際に、基部32と接続口12aとの隙間を塞ぐ部材である。
次に、滑り止め37を説明する。滑り止め37は、基部32の外周面に、接続口12aの内周面との滑りを止める機能を有する部材である。滑り止め37は、接続口12aの内周面に沿って延びた基部32の弾性部分32b、32bの下端(基部32の先端)に取り付けられている。基部32の弾性部分32b、32bは、図11に示すように、接続口12aの内周面に沿って延びている。図9に示すように、基部32の弾性部分32b、32bの下端には、滑り止め37を取り付ける取付部42が設けられている。この実施形態では、取付部42として、入り口が狭く、奥が広くなった切り欠き42aが形成されている。切り欠き42aの狭くなった入り口部分42bは、滑り止め37の抜け止めとして機能する。
また、この実施形態では、例えば、図2および図3に示すように、基部32には、ます12内で弁1を固定するための連結部35が設けられている。連結部35は、基部32の後端(ます12側の端部)に設けられている。この実施形態では、連結部35は、基部32の後端(ます12側の端部)において、ます12内に突出するフック35aを備えている。このフック35aには、支持パイプ50の先端に設けられた把持部52が揺動可能に組み付けられている。
この実施形態では、弁1は、図2に示すように、弁体20を下流側に向けて、ます12の接続口12aに取り付けられている。以下に、ます12の接続口12aに弁1を取り付ける手順を説明する。
次に、弁1の弁体20の動作について説明する。
例えば、上述した実施形態では、弁体20は、ベース部材30を介して、接続口12aに取り付けられている。弁体20を取り付ける構造は、かかる形態に限定されない。例えば、図17に示すように、接続口12aの内周面にヒンジ支持部62と、弁座64を設けて、接続口12a自体に弁体20を支持させてもよい。この場合、ヒンジ支持部62は、接続口12aの上部に突出させた突起62bと、突起62bに形成したシャフト挿通孔62aとで構成するとよい。かかる突起62bとシャフト挿通孔62aは、上述した弁体20のヒンジ22に合わせて、基部32の突起33b、33bおよびシャフト挿通孔33aに準じた形状にするとよい。
例えば、上述した実施形態では、弁1は、下流管11が接続されるます12の接続口12aに設置されている。しかし、弁1の設置位置は上記のものに限られない。例えば、上流管13(図2参照)が接続されるます12の接続口に、弁体20がます12内に向くように配設してもよい。また、上述した実施形態では、弁体20は、周縁部にリップ28を有していた。しかし、弁体20はリップ28を有しない構造であってもよい。弁体20に設けられたヒンジ22の構造も上記に限定されず、ヒンジ22は、トーションヒンジ(トーションバー)などでもよい。
22 ヒンジ
22a シャフト挿通孔
22b 切り欠き
24a、24c 両側部
24b 中央部
26 段差
28 リップ
30 ベース部材
32 基部
32a 壁
32b 基部の弾性部分
33 ヒンジ支持部
33a シャフト挿通孔
33b 突起
34 弁座
35 連結部
35a フック
36 止水部材
36a 突起
36b 突条部
37 滑り止め
37a 軸部
37b 滑り止め部
37c 抜け止め部
37d 突起
39 傾斜
40 テーパ
41 取付部
41a 段差
41b 取付穴
42 取付部
42a 切り欠き
42b 入り口部分
50 支持パイプ
52 把持部
62 ヒンジ支持部
62a シャフト挿通孔
62b 突起
64 弁座
121 中央板
122、123 両側板
124 ゴムシート
L1、L2 屈曲線
c 長軸(対称軸)
Claims (13)
- 板形状の弁体と、
前記弁体の周縁部に設けられたヒンジと
を備え、
前記弁体は、
前記ヒンジを含む中央部と、
前記中央部を挟んで両側に配置された両側部と、
前記中央部と前記両側部との境界において、前記両側部が、前記中央部に対して、それぞれ弁体の一方の面側に向けて折れ曲がるように設定された2つの屈曲線と
を有し、
前記2つの屈曲線のそれぞれの一端は、前記弁体の周縁部において、前記ヒンジの両側に配置され、
前記2つの屈曲線のそれぞれの他端は、前記弁体の周縁部のうち、前記2つの屈曲線のそれぞれ一端と前記ヒンジとの距離よりも、前記ヒンジから離れた領域に設けられ、
前記2つの屈曲線の他端同士の距離は、前記2つの屈曲線の一端同士の距離よりも短く、
前記2つの屈曲線は、前記弁体上で互いに交わらないように、前記一端から前記他端に至る直線に沿って設けられており、
前記2つの屈曲線を仮想的に延長した延長線は、当該弁体の外周縁よりも外方に交点を有し、前記交点において前記2つの屈曲線を延ばした直線が交差した角度は15度以上である、
弁。 - 前記弁体は、前記ヒンジを含む対称軸に対して、線対称な形状を有しており、前記2つの屈曲線は、当該対称軸の両側にそれぞれ対称に配置されている、請求項1に記載された弁。
- 前記中央部と前記両側部とは、前記2つの屈曲線を含めて一体成形されている、請求項1または2に記載された弁。
- 前記弁体は、前記中央部および前記両側部の周縁部の周縁部に段差が設けられており、当該段差に前記弁体の前記中央部および前記両側部よりも硬度が低いリップを有している、請求項1から3までの何れか一項に記載された弁。
- 前記リップは、前記中央部および前記両側部の周縁部から外方に4mm以上15mm以下の幅で延びた、請求項4に記載された弁。
- 配管に取り付けられるベース部材を備え、
前記ベース部材は、
取り付けられる配管の内周面に沿って延びる基部と、
前記基部に設けられ、前記ヒンジを支持するヒンジ支持部と、
前記基部のうち、前記配管の内周面に沿って延びる部位に設けられ、前記弁体が閉じられたときに、前記弁体を支持する弁座と
を有する、請求項1から5までの何れか一項に記載された弁。 - 前記ベース部材が取り付けられる前記配管は、円筒形状の配管であり、
前記基部は、
取り付けられる前記配管の内径よりも大きい曲率半径を有する円弧に沿って延びた、略円弧状の弾性部材である、請求項6に記載された弁。 - 前記配管の内周面に沿って延びる前記基部の外周面の先端に、前記配管の内周面との滑りを止める滑り止めが配置されている、請求項7に記載された弁。
- 板形状の弁体と、
前記弁体の周縁部に設けられたヒンジと、
配管に取り付けられるベース部材と
を備え、
前記弁体は、
前記ヒンジを含む中央部と、
前記中央部を挟んで両側に配置された両側部と、
前記中央部と前記両側部との境界において、前記両側部が、前記中央部に対して、それぞれ弁体の一方の面側に向けて折れ曲がるように設定された2つの屈曲線と
を有し、
前記2つの屈曲線のそれぞれの一端は、前記弁体の周縁部において、前記ヒンジの両側に配置され、
前記2つの屈曲線のそれぞれの他端は、前記弁体の周縁部のうち、前記2つの屈曲線のそれぞれ一端と前記ヒンジとの距離よりも、前記ヒンジから離れた領域に設けられ、
前記2つの屈曲線の他端同士の距離は、前記2つの屈曲線の一端同士の距離よりも短く、
前記2つの屈曲線は、互いに交わらないように、前記一端から前記他端に至る直線に沿って設けられており、
前記ベース部材は、
取り付けられる配管の内周面に沿って延びる基部と、
前記基部に設けられ、前記ヒンジを支持するヒンジ支持部と、
前記基部のうち、前記配管の内周面に沿って延びる部位に設けられ、前記弁体が閉じられたときに、前記弁体を支持する弁座と
を有し、
前記ベース部材が取り付けられる前記配管は、円筒形状の配管であり、
前記基部は、
取り付けられる前記配管の内径よりも大きい曲率半径を有する円弧に沿って延びた、略円弧状の弾性部材であり、
前記基部の外周面の先端に、前記配管の内周面との滑りを止める滑り止めが配置されている、
弁。 - 前記基部の外周面に、前記配管の内周面との間の隙間を塞ぐ止水部材が配置された、請求項7から9までの何れか一項に記載された弁。
- 前記弁座は、前記基部の円弧状に延びた部位において、前記取り付けられる配管の軸方向の端面に設けられた、請求項7から10までの何れか一項に記載された弁。
- 配管と、
請求項6から11までの何れか一項に記載された弁と
を備え、
前記ヒンジ支持部が前記配管の上部に配置されるように、前記ベース部材が前記配管に取り付けられた、弁付き配管。 - 配管と、
請求項1から5までの何れか一項に記載された弁と
を備え、
前記配管は、
当該配管内の上部に設けられ、前記弁体が前記配管の流路に沿って揺動するように、前記ヒンジを支持するヒンジ支持部と、
前記配管の内周面から突出した弁座と
を備えた、弁付き配管。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012160560A JP6009846B2 (ja) | 2012-07-19 | 2012-07-19 | 弁および弁付き配管 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2012160560A JP6009846B2 (ja) | 2012-07-19 | 2012-07-19 | 弁および弁付き配管 |
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|---|---|
| JP2014020134A JP2014020134A (ja) | 2014-02-03 |
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