JP6083405B2 - 自動車のドアウインドウ支持構造 - Google Patents
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Description
なお、ドアウインドウを軽量化するために、当該ドアウインドウの下縁を切欠く構造が知られているが、この場合には、強度の関係上、縁を緩やかな湾曲状にする必要があり、軽量化や固有振動数の調整に限界があった。
また、上記開口部の形成によりドアの軽量化を図ることができ、さらに部品点数の増加を招くことなく、固有振動数の調整も可能となる。
要するに、ドアの軽量化と、ドアウインドウとウインドウレギュレータ間の振動伝達低減との両立を図って、所謂NVHの低減を達成することができる。
この場合、ドアウインドウとキャリアプレートとの固有振動数を変えると、振動が伝わりにくくなり、一方で、ドアウインドウとドア側との固有振動数を変えると、振動が伝わっても、ドア全体の共振を抑制することができる。
つまり、ドアウインドウの支持剛性を確保しつつ、当該ドアウインドウの振動を抑えることができる。
図面は自動車のドアウインドウ支持構造を示し、図1はドアアウタパネルおよびベルトラインレインフォースメントアウタを取外した状態のドア全体の側面図、図2は図1の要部拡大側面図、図3は図2の要部拡大側面図、図4は図1のA−A線に沿う要部拡大断面図、図5は図1のB−B線に沿う要部拡大側面図、図6は図3のC−C線矢視断面図である。
アウタパネル11は車室外側に配置されて自動車のドアの意匠面を形成し、一方、インナパネル12はアウタパネル11よりも車室内側に配置されており、両者11,12間にはドア内部空間13が形成されている。
また、上述のベルトラインBLの直下部において、インナパネル12の車幅方向外側には、図4,図5に示すように、該ベルトラインBLに沿ってベルトラインレインフォースメントインナ16を配設している。
このウインドウレギュレータ18は、インナパネル12側のモジュールプレートに取付けられた上下一対の取付けブラケット19,20と、これら上下の取付けブラケット19,20間に固定されたガイドレール21と、このガイドレール21に案内部材22(図6参照)を介して当該ガイドレール21上を上下移動可能に設けられたキャリアプレート23(いわゆるガラス支持部材)と、を備えている。
上述の取付けブラケット19,20には、それぞれプーリ24,25を設けており、これらのプーリ24,25には、作動ケーブル26が巻回され、該作動ケーブル26はガイドレール21に沿って張設されると共に、その一箇所において、キャリアプレート23に固定される。
ウインドウレギュレータ18を作動させることにより、キャリアプレート23を介して、ドアウインドウ17が上下動して、該ドアウインドウ17はベルトラインBLから出入り可能に構成されている。
図1のA−A線に沿う要部断面を図4に示すように、ドアウインドウ17の下部後方側には受け部材32を固定する一方で、ベルトラインレインフォースメントアウタ14にはクッション部材33を備えたドアウインドウ保持ユニット34を取付け、ベルトラインレインフォースメントインナ16にはクッション部材35を備えたドアウインドウ保持ユニット36を取付けており、上述の各クッション部材33,35でドアウインドウ17を両側から挟持するように保持している。
但し、ドアウインドウ17が図1に仮想線で示す全開位置に下降した時は、クッション部材33,35による両側からの挟持がなくなるので、該ドアウインドウ17は振動しやすくなる。
ドアウインドウ17の下部には、ストッパ取付け孔17bを開口形成し、該ドアウインドウ17の車幅方向内側面に設けたゴム製のストッパ部材39の支軸39aを、上記ストッパ取付け孔17bから車幅方向外側に突設し、ドアウインドウ17の車幅方向外側面にグロメット40を介して保持板41を設け、この保持板41で上述の支軸39aを固定することにより、ドアウインドウ17下部の車幅方向内側面にストッパ部材39を取付けたものである。
このドアインナ側ストッパ38は、図5に示すように、ボルト42、ナット43等の締結部材を用いて、ベルトラインレインフォースメントインナ16とインナパネル12との上端部接合部16aに固定されたL字状の取付け部材44と、この取付け部材44の略水平状の下辺部に一体的に固定されたゴム製のストッパ部材45と、を備えている。
そして、ドアインナ側ストッパ38のストッパ部材45がウインドウ側ストッパ37のストッパ部材39の上側に位置しており、ストッパ部材39がストッパ部材45に当接することで、ドアウインドウ17の上限位置を規制すべく構成している。
支持点51は、ドアウインドウ17とキャリアプレート23の下側前部とを締結し、支持点52は、ドアウインドウ17とキャリアプレート23の前後方向中間における下部とを締結し、支持点52は、ドアウインドウ17とキャリアプレート23の後側上部とを締結している。
また、上述の各支持点51,52,53の構造、および各支持点51〜53によるキャリアプレート23の締結構造は同様に構成されている。
換言すれば、上記各ラインL1,L2,L3で囲繞された不等辺三角形とオーバラップし、かつラインL1から上方にオフセットするように上記ドアウインドウ17に開口部60を形成したものである。
この開口部60は、図3に実線で示す真円形状の開口部60であってもよく、図3に仮想線αで示す楕円形状のものであってもよい。この場合、開口部60の下側頂点60aの部分の曲率半径を大きくすると、応力が集中しにくくなる。
また、部品点数の増加を招くことなく、固有振動数の調整や軽量化が可能になるよう構成したものである。上述の開口部60の開口面積を変化させるとドアウインドウ17の重量が変わるので、固有振動数を調整することができる。
詳しくは、上述の開口部60によりドアウインドウ17とキャリアプレート23との固有振動数を変えると、ドアウインドウ17からキャリアプレート23へ、または、キャリアプレート23からドアウインドウ17へ振動が伝わりにくくなり、一方、開口部60によりドアウインドウ17とドア側との固有振動数を変えると、振動が伝わっても、ドア全体の共振を抑制することができ、ドアウインドウ17の支持剛性を確保しつつ、該ドアウインドウ17の振動を抑えるように構成したものである。
さらに上述の3点の支持点51,52,53のうちドアウインドウ17下縁の2つの支持点51,52間が、ラインL1より下方にオフセットした状態で、上方に曲線状に切欠かれて切欠き部61を形成している。
上述の切欠き部61の頂点61aは、ラインL1を隔てて開口部60の下側頂点60aと対向するよう構成されており、開口部60下側と切欠き部61との略対称的な形状により、異常振動や応力集中を防止し、かつドアウインドウ17の耐久性を落とすことなく、開口部60と切欠き部61との両者によりドアウインドウ17の弾性係数低下を図ると共に、ドアウインドウ17とキャリアプレート23との連結剛性の低下を図るように構成したものである。
なお、図1において、63はドアヒンジブラケット、64はインナパネル12のドア内部空間13側の前部に設けられたヒンジレインフォースメント、65はインナパネル12のドア内部空間13側の後部に設けられたインパクトバーレインフォースメントである。
また、図中、矢印Fは車両前方を示し、矢印Rは車両後方を示し、矢印INは車幅方向内方を示し、矢印OUTは車幅方向外方を示す。
また、上記開口部60の形成によりドアの軽量化を図ることができ、さらに部品点数の増加を招くことなく、固有振動数の調整や軽量化も可能となる。
要するに、ドアの軽量化と、ドアウインドウ17とウインドウレギュレータ18間の振動伝達低減との両立を図って、所謂NVHの低減を達成することができる。
この場合、ドアウインドウ17とキャリアプレート23との固有振動数を変えると、振動が伝わりにくくなり、一方で、ドアウインドウ17とドア側との固有振動数を変えると、振動が伝わっても、ドア全体の共振を抑制することができる。
つまり、ドアウインドウ17の支持剛性を確保しつつ、当該ドアウインドウ17の振動を抑えることができる。
18…ウインドウレギュレータ
23…キャリアプレート
51〜53…支持点
60…開口部
60a…下側頂点
61…切欠き部
61a…頂点
Claims (3)
- 少なくとも3点の支持点でドアウインドウをウインドウレギュレータのキャリアプレートに支持した自動車のドアウインドウ支持構造であって、
上記ドアウインドウの上記各支持点で囲繞される部位と重複するよう該ドアウインドウに開口部が形成された
自動車のドアウインドウ支持構造。 - 上記開口部の大きさは、ドアウインドウの固有振動数がドア側または上記キャリアプレートの固有振動数とずれるように設定された
請求項1記載の自動車のドアウインドウ支持構造。 - 上記少なくとも3点の支持点のうちドアウインドウ下縁の2つの支持点間が、上方に曲線状に切欠かれて切欠き部を形成しており、
該切欠き部の頂点が上記開口部の下側頂点と対向するよう構成された
請求項1または2記載の自動車のドアウインドウ支持構造。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2014056123A JP6083405B2 (ja) | 2014-03-19 | 2014-03-19 | 自動車のドアウインドウ支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014056123A JP6083405B2 (ja) | 2014-03-19 | 2014-03-19 | 自動車のドアウインドウ支持構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2015178724A JP2015178724A (ja) | 2015-10-08 |
| JP6083405B2 true JP6083405B2 (ja) | 2017-02-22 |
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ID=54262954
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2014056123A Expired - Fee Related JP6083405B2 (ja) | 2014-03-19 | 2014-03-19 | 自動車のドアウインドウ支持構造 |
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Family Cites Families (4)
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- 2014-03-19 JP JP2014056123A patent/JP6083405B2/ja not_active Expired - Fee Related
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