JP6085268B2 - イオン濃縮装置 - Google Patents
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Description
しかし、簡素な構造ではあるが、電極表面にイオン水溶液原液が直接、触れることから電極反応により酸化あるいは還元された副産物が生成し、目的の濃縮イオン溶液中に混入するおそれがある。
さらに、全体の装置構成がイオン水溶液をイオン交換膜で仕切った構成であるから電極間に必要とする電流量を流すためには、単位面積当たりに印加する電圧を高くする必要があり、高電界、高電流を要する装置のため、より電力効率の改善された装置が要望される。
<本発明の装置基本形>
(A)両電極間の容器空間にイオン交換膜で仕切られた3室からなる内部ゾーンと
(a1)前記ゾーンの中の一端部が陰極室ゾーンであり、陰極電極側に接して液体透過性を付与した陽イオン交換膜で、隣接する中央の濃縮室ゾーン側に陰イオン交換膜で仕切り、前記仕切られた空間内に陰イオン交換樹脂を充填し、前記空間の上部に設置された濃縮対象陰イオンを含む溶液または純水、陰イオン源溶液を注入する入口1からなる
(a2)前記ゾーンの中の他端部が陽極室ゾーンであり、陽極電極側に接して液体透過性を付与した陽イオン交換膜と液体透過性を付与した陰イオン交換膜を重ねて、隣接する中央の濃縮室ゾーン側に陽イオン交換膜で仕切り、前記仕切られた空間内に陽イオン交換樹脂を充填し、前記空間の上部に設置された濃縮対象陽イオンを含む溶液または純水、陽イオン源溶液を注入する入口3からなる
(a3)前記ゾーンの中の中央部が濃縮室ゾーンであり、前記陰極室側と陰イオン交換膜でおよび前記陽極室側と陽イオン交換膜で仕切られた空間内に陰極側に陰イオン交換樹脂を陽極側に陽イオン交換樹脂を、中央縦断面を挟んで充填し、前記空間の上部又は下部に設置された陰イオン交換樹脂層側に純水を注入する入口21若しくは陽イオン交換樹脂層側に純水を注入する入口22と、さらに前記空間の下部又は上部に設置された陽イオン交換樹脂層側に入口21に対応して液の排出口22若しくは陰イオン交換樹脂層側に入口22に対応して液の排出口21からなる
(B)両電極を囲む2室からなる外部ゾーンと
(b1)前記ゾーンが陰極電極を囲む外部ゾーンであり、前記陰極電極に接する液体透過性を付与した陽イオン交換膜で仕切られ、電極を囲む空間の一部に設置された水と水素ガスを排出する出口1からなる
(b2)前記ゾーンが陽極電極を囲む外部ゾーンであり、前記陽極電極に接する液体透過性を付与した陽イオン交換膜と液体透過性を付与した陰イオン交換膜を重ねて仕切られ、電極を囲む空間の一部に設置された水と酸素ガスを排出する出口3からなる
(c)上記電極を結ぶ外部電源と
を備えるイオン濃縮装置
を提案している。
すなわち、本発明の装置概要は両電極で挟んで液体透過性を付与したイオン交換膜と通常のイオン交換膜で仕切った3室からなる内部ゾーンを形成した本体と両電極を囲む2室からなる外部ゾーンと電極を結ぶ外部電源を備えるイオン濃縮装置である。そして、装置の基本形は上記に記載した内容で構成され、その他変形として、前記装置基本形の一部の構成要件である前記(a3)記載の中央部濃縮室ゾーンについてのみ変更し、他の構成要件は同じであるイオン濃縮装置の変形例を5例挙げている。
本発明の詳細は実施例を交えて後述することとして、複雑な本発明の把握を容易にするために、ここでは先ず本発明の基本形を述べ、陽イオン濃縮の例を挙げて、その濃縮が進行する様子を上記の装置、図4を使って説明する。
ここで用いる液体透過性イオン交換膜とは、通常のイオン交換膜にスリット等を入れて液体透過性を付与したものである。通常のイオン交換膜では有孔径が小さく、イオンの選択透過性はあるが、液体を透過しにくい性質を有しているので、スリット等の液体を透過しうる透過孔を付与する加工が必要である。
また、電極面に接する液体透過性のイオン交換膜に陽イオン交換膜が使用されているのは
フッソ系の材質ですぐれた耐酸、耐塩基性、機械的強度を有し電極反応による損耗に充分に耐えられるからである。
中央部の濃縮室には極性の異なるイオン交換樹脂が中央断面を挟んで陽極側に陽イオン交換樹脂を陰極側に陰イオン交換樹脂が充填されている。そして、前記濃縮室の陽イオン交換樹脂上部又は下部にある入口22より純水を注入し、図4に示すように点線に沿って前記中央断面を通って陰イオン交換樹脂側の出口21より界面に集まった陽イオンと共に排出される。
そのほか、この電極反応で生じた水素イオンは前記二層構造に重ね合わせた膜の陰イオン交換膜側の極性から静電反発を受けて濃縮装置本体側に移動することができない。
従って仕切り膜の外側から系内に電極反応生成物ほか不純物イオンが入り込む余地はない。
このように陽イオンサンプル溶液を濃縮する過程において電極反応で生ずる副産物等不純物イオンが系内に入らないように工夫されている。
その電極反応で生成したHイオンに代えて、前記陰イオン交換膜と陽イオン交換樹脂の界面、これをイオン界面と呼ぶことにするがこのイオン界面には水の解離平衡からのズレからHイオンとOHイオンが生ずる。すなわち、イオン界面に注入される水由来のOHイオンが陰イオン交換膜側に、Hイオンが陽イオン交換樹脂側に生成する。OHイオンは陰イオン交換膜を介して陽極電極側に水と共に移動し、Hイオンは陽イオン交換樹脂にイオン吸着され電気泳動により陰極電極側へ向かって電気泳動して移動する。中央部濃縮室に向けて陽イオン交換膜を通過して、さらに陽イオン交換樹脂の中を電気泳動して中央断面部界面に到達する。
さらに、陽イオン交換樹脂にイオン吸着した陽イオンは両電極から電界の力をうけて陰極電極側へ向かって電気泳動して移動する。中央濃縮室に向けて陽イオン交換膜を通過して、さらに陽イオン交換樹脂の中を電気泳動して中央断面部界面に到達する。
濃縮室の中央断面部界面まで電気泳動してきた陽イオンは極性の異なる陰イオン交換樹脂の静電反発壁により移動を停止し、イオン吸着していた樹脂から脱離して、前記した電気浸透流さらには濃縮室の入口22から注入された水により押し流され出口21から陽イオンの濃縮された水溶液が排出される。
ここで、注意すべきことは濃縮室の入口22から水が注入されなくても陽イオンは前記した電気浸透流で押し流され出口21から陽イオンの濃縮された水溶液が排出されるのである。また、界面で陽イオンを水で溶出して外部に排出しているので水で溶出すると表現する。さらに陰イオン源溶液を純水に代えて入口1から使用する場合は上記の説明に加え、陰イオン源溶液中の陰イオンが陰極室ゾーンで陰イオン交換樹脂にイオン吸着し、さらに電気泳動で仕切り膜の陰イオン交換膜を透過し、濃縮室ゾーンに入って、なお陰イオン交換樹脂の中を移動して濃縮室の中央断面部界面まで移動してくることになる。界面を挟んで反対方向から移動してきたHイオンと酸を形成するものと推察される。
この生成される酸で陽イオンを溶出することになるので、前記水で溶出するという表現と便宜的に区別するため、酸で溶出すると表現する。この詳細はさらに遷移金属イオンの濃縮に特有の効果を発揮するので後述することとする。
陽極室ゾーンに供給するサンプル液中の陽イオンは充填した陽イオン交換樹脂にイオン吸着し、その後、ほぼ100%回収され、サンプル溶液中の大部分の水は陽極室ゾーンに設けている出口から系外に選別排出される。陽イオン交換樹脂にイオン吸着したイオンは中央部の濃縮室へ電気泳動により移動し、界面付近で微量な電気浸透流と、あるいは濃縮室の入口22から注入された水で溶出されることになるので主に、濃縮室の入口22から注入される水の量を制御してイオンは濃縮率を変えて濃縮されることになる。
<変形例1>
前記請求項1記載のイオン濃縮装置であって、構成要件の一部である前記(a3)記載の濃縮室ゾーンに代えて、
前記ゾーンの中の中央部が濃縮室ゾーンであり、前記陰極室側と陰イオン交換膜でおよび前記陽極室側と陽イオン交換膜で仕切られた空間内に陰極側に陰イオン交換樹脂を陽極側に陽イオン交換樹脂を、液体透過性を付与された陽イオン交換膜からなる中央縦断面部を挟んで充填し、前記空間の上部又は下部に設置された陰イオン交換樹脂層側に純水を注入する入口21若しくは陽イオン交換樹脂層側に純水を注入する入口22と、さらに前記空間の下部又は上部に設置された陽イオン交換樹脂層側に入口21に対応して液の排出口22若しくは陰イオン交換樹脂層側に入口22に対応して液の排出口21からなる
として他の構成要件を同一としたイオン濃縮装置である。
濃縮室中央断面は液体透過性を付与した陽イオン交換膜で仕切られており、陽イオン交換樹脂層と陰イオン交換樹脂層の界面をより強固にサポートするためである。
この陽イオン交換膜に液透過性が付与されているのは純水を入口22から注入して中央の液体透過性陽イオン交換膜を通過して出口21から排出、または入口21から注入して中央の液体透過性陽イオン交換膜を通過して出口22から排出されるように図7〜図13に実線と点線で示される水の流れを必要とするためである。
この変形例1を使って、陽イオンを含むサンプル溶液、実施例には2価鉄イオンの希薄溶液を示しているが遷移金属イオン溶液の代表例を挙げて説明する。
金属イオンのうちOHイオンの存在下でアルカリ金属、アルカリ土類金属は強くイオンに解離して水溶液中に溶解するが多くの金属イオンは水酸化物を形成して沈殿する。
これら沈殿する性質を有する水酸化物金属イオンの中にあっても工業的に特に重要である遷移金属イオンを本発明の濃縮対象イオンとしている。
ここで陰イオン源溶液とは、本目的に必要な陰イオンが含まれた溶液であり、その陰イオンはOHイオンを除く本願明細書の段落番号0004欄に記載されたものと同じである。
また、陰イオンの濃縮で出てくる陽イオン源溶液とは、本目的に必要な陽イオンが含まれた溶液であり、その陽イオンはHイオンを除く本願明細書の段落番号0003欄に記載されたものと同じである。
従って、通常、陰イオン源溶液としては各種酸性溶液や各種塩水溶液を指し、陽イオン源溶液としては各種塩基性溶液や各種塩水溶液を指す。
前記請求項1記載のイオン濃縮装置であって、構成要件の一部である前記(a3)記載の濃縮室ゾーンに代えて、
前記ゾーンの中の中央部が濃縮室ゾーンであり、前記陰極室側と陰イオン交換膜でおよび前記陽極室側と陽イオン交換膜で仕切られた空間内に陰極側に陰イオン交換樹脂を陽極側に陽イオン交換樹脂を、液体透過性を付与された陰イオン交換膜からなる中央縦断面部を挟んで充填し、前記空間の上部又は下部に設置された陰イオン交換樹脂層側に純水を注入する入口21若しくは陽イオン交換樹脂層側に純水を注入する入口22と、さらに前記空間の下部又は上部に設置された陽イオン交換樹脂層側に入口21に対応して液の排出口22若しくは陰イオン交換樹脂層側に入口22に対応して液の排出口21からなる
として他の構成要件を同一としたイオン濃縮装置である。
これは、前記変形例1における界面部分の液体透過性を付与された陽イオン交換膜に代えて
液体透過性を付与された陰イオン交換膜とした以外は同じである。
前記請求項1記載のイオン濃縮装置であって、構成要件の一部である前記(a3)記載の濃縮室ゾーンに代えて、
前記ゾーンの中の中央部が濃縮室ゾーンであり、前記陰極室側と陰イオン交換膜でおよび前記陽極室側と陽イオン交換膜で仕切られた空間内に陰極側に陰イオン交換樹脂を、陽極側に前記濃縮室ゾーンの中心軸に略直角に積層した陽イオン交換膜層を、中央縦断面を挟んで充填し、前記空間の上部又は下部に設置された陰イオン交換樹脂層側に純水を注入する入口21若しくは陽イオン交換膜層側に純水を注入する入口22と、さらに前記空間の下部又は上部に設置された陽イオン交換膜層側に入口21に対応して液の排出口22若しくは陰イオン交換樹脂層側に入口22に対応して液の排出口21からなる
として他の構成要件を同一としたイオン濃縮装置である。
これは濃縮室に陽イオン交換樹脂に代えて積層した陽イオン交換膜を充填したもの以外は同じである。積層したイオン交換膜はイオンの選択的透過性にすぐれ、電気泳動により同極性のイオンをよく透過させる。また、膜内で発生する電気浸透流の流れとその他の液体
の流れを分離する効果にもすぐれ、界面の安定性もよい。イオン濃縮装置として、前記装置の基本形と同じ機能を有する。
前記請求項1記載のイオン濃縮装置であって、構成要件の一部である前記(a3)記載の濃縮室ゾーンに代えて、
前記ゾーンの中の中央部が濃縮室ゾーンであり、前記陰極室側と陰イオン交換膜でおよび前記陽極室側と陽イオン交換膜で仕切られた空間内に陰極側に前記濃縮室ゾーンの中心軸に略直角に積層した陰イオン交換膜層を、陽極側に陽イオン交換樹脂を、中央縦断面を挟んで充填し、前記空間の上部又は下部に設置された陰イオン交換膜層側に純水を注入する入口21若しくは陽イオン交換樹脂層側に純水を注入する入口22と、さらに前記空間の下部又は上部に設置された陽イオン交換樹脂層側に入口21に対応して液の排出口22若しくは陰イオン交換膜層側に入口22に対応して液の排出口21からなる
として他の構成要件を同一としたイオン濃縮装置である。
これは前記変形例3に使用したケースと同様に、濃縮室において陰極側に陰イオン交換樹脂に代えて積層した陰イオン交換膜を充填したものでそれ以外は同じである。その機能および効用については前記変形例3と同様である。
前記請求項1記載のイオン濃縮装置であって、構成要件の一部である前記(a3)記載の濃縮室ゾーンに代えて、
前記ゾーンの中の中央部が濃縮室ゾーンであり、前記陰極室側と陰イオン交換膜でおよび前記陽極室側と陽イオン交換膜で仕切られた空間内に陰極側に前記濃縮室ゾーンの中心軸に略直角に積層した陰イオン交換膜層を、陽極側に陽前記濃縮室ゾーンの中心軸に略直角に積層した陽イオン交換膜層を、中央縦断面を挟んで充填し、前記空間の上部又は下部に設置された陰イオン交換膜層側に純水を注入する入口21若しくは陽イオン交換膜層側に純水を注入する入口22と、さらに前記空間の下部又は上部に設置された陽イオン交換膜層側に入口21に対応して液の排出口22若しくは陰イオン交換膜層側に入口22に対応して液の排出口21からなる
として他の構成要件を同一としたイオン濃縮装置である。
これは濃縮室内の両、イオン交換樹脂に代えて積層したイオン交換膜を充填したもので、それ以外は同じである。その機能および効用について前記変形例3、4で示した内容と同じである。
本発明の装置を使った濃縮方法には連続法と間欠法があり、それぞれの詳細は後述することとしてそれらの代表ケースを取り上げ、以下説明する。
濃縮対象イオンが陰イオンである場合には、
電極間に電流を流し、濃縮対象イオンである陰イオンを含む溶液を入口1より注入し、純水を入口3から注入し、さらに純水を入口21より注入して出口22より濃縮イオンを含む溶液を排出するか又は純水を入口21に注入することなく出口22から濃縮イオンを含む溶液を排出する前記請求項1から4のいずれかに記載のイオン濃縮装置を使用する陰イオン連続イオン濃縮方法である。
電極間に電流を流し、濃縮対象イオンである陰イオンを含む溶液を入口1より注入し、純水を入口3から注入し、さらに純水を入口21より注入して出口22より濃縮イオンを含む溶液を排出するか若しくは入口22より注入して出口21より濃縮イオンを含む溶液を排出するか又は前記純水を注入することなく出口21若しくは出口22から濃縮イオンを含む溶液を排出する前記請求項5と6のいずれかに記載のイオン濃縮装置を使用する陰イオン連続イオン濃縮方法である。
電極間に電流を流し、濃縮対象イオンである陰イオンを含む溶液を入口1より注入し、陽イオン源溶液を入口3から注入し、さらに純水を入口21より注入して出口22より濃縮イオンを含む溶液を排出するか若しくは入口22より注入して出口21より濃縮イオンを含む溶液を排出するか又は前記純水を注入することなく出口21若しくは出口22から濃縮イオンを含む溶液を排出する前記請求項1から6のいずれかに記載のイオン濃縮装置を使用する陰イオン連続イオン濃縮方法である。
電極間に電流を流し、濃縮対象イオンである陽イオンを含む溶液を入口3より注入し、純水を入口1から注入し、さらに純水を入口22より注入して出口21より濃縮イオンを含む溶液を排出するか又は純水を入口22に注入することなく出口21から濃縮イオンを含む溶液を排出する前記請求項1、2、3、5のいずれかに記載のイオン濃縮装置を使用する陽イオン連続イオン濃縮方法である。
電極間に電流を流し、濃縮対象イオンである陽イオンを含む溶液を入口3より注入し、純水を入口1から注入し、さらに純水を入口21より注入して出口22より濃縮イオンを含む溶液を排出するか若しくは入口22より注入して出口21より濃縮イオンを含む溶液を排出するか又は前記純水を注入することなく出口21若しくは出口22から濃縮イオンを含む溶液を排出する前記請求項4,6のいずれかに記載のイオン濃縮装置を使用する陽イオン連続イオン濃縮方法である。
電極間に電流を流し、濃縮対象イオンである陽イオンを含む溶液を入口3より注入し、陰イオン源溶液を入口1から注入し、さらに純水を入口21より注入して出口22より濃縮イオンを含む溶液を排出するか若しくは入口22より注入して出口21より濃縮イオンを含む溶液を排出するか又は前記純水を注入することなく出口21若しくは出口22から濃縮イオンを含む溶液を排出する前記請求項1から6のいずれかに記載のイオン濃縮装置を使用する陽イオン連続イオン濃縮方法である。
電極間に電流を流し、濃縮対象イオンである遷移金属イオンを含む溶液を入口3より注入し、強酸または硼酸および炭酸を除き蟻酸、酢酸を含む弱酸を入口1から注入し、さらに純水を入口21より注入して出口22より濃縮イオンを含む溶液を排出するか若しくは入口22より注入して出口21より濃縮イオンを含む溶液を排出するか又は前記純水を注入することなく出口21若しくは出口22から濃縮イオンを含む溶液を排出する前記請求項1から6のいずれかに記載のイオン濃縮装置を使用する遷移金属イオン連続イオン濃縮方法である。
イオンの濃縮率について詳細は後述することにして、前記の濃縮方法では主に濃縮率の調整に純水の入口21または入口22から注入する流量調整が使用される。純水の注入量が少なければ濃縮率が増大し、反対に注入量が多ければ濃縮率が減少する。
濃縮対象イオンが陰イオンである場合には
電極間に電流を流していない状態において、濃縮対象イオンである陰イオンを含む溶液を入口1より注入して処理目標量を溜め、純水を入口3から注入して陽極室ゾーンを満たし、次いで、電極間に電流を流し、入口1、3より純水を連続して注入しつつ、純水を入口21より連続して注入して出口22より濃縮イオンを含む溶液を排出するか又は純水を入口21に注入することなく出口22から濃縮イオンを含む溶液を排出する前記請求項1から4のいずれかに記載のイオン濃縮装置を使用する陰イオン間欠イオン濃縮方法である。
電極間に電流を流していない状態において、濃縮対象イオンである陰イオンを含む溶液を入口1より注入して処理目標量を溜め、純水を入口3から注入して陽極室ゾーンを満たし、次いで、電極間に電流を流し、入口1、3より純水を連続して注入しつつ、純水を入口21より注入して出口22より濃縮イオンを含む溶液を排出するか若しくは入口22より注入して出口21より濃縮イオンを含む溶液を排出するか又は前記純水を注入することなく出口21若しくは出口22から濃縮イオンを含む溶液を排出する前記請求項5と6のいずれかに記載のイオン濃縮装置を使用する陰イオン間欠イオン濃縮方法である。
電極間に電流を流していない状態において、濃縮対象イオンである陰イオンを含む溶液を入口1より注入して処理目標量を溜め、陽イオン源溶液を入口3から注入して陽極室ゾーンを満たし、次いで、電極間に電流を流し、入口1より純水を、入口3から陽イオン源溶液を連続して注入し、純水を入口21より連続して注入して出口22より濃縮イオンを含む溶液を排出するか若しくは入口22より連続して注入して出口21より濃縮イオンを含む溶液を排出するか又は前記純水を入口21若しくは22より注入することなく出口21若しくは出口22から濃縮イオンを含む溶液を排出する前記請求項1から6のいずれかに記載のイオン濃縮装置を使用する陰イオン間欠イオン濃縮方法である。
電極間に電流を流していない状態において、濃縮対象イオンである陽イオンを含む溶液を入口3より注入して処理目標量を溜め、純水を入口1から注入して陰極室ゾーンを満たし、次いで、電極間に電流を流し、入口1、3より純水を連続して注入しつつ、純水を入口22より連続して注入して出口21より濃縮イオンを含む溶液を排出するか又は純水を入口22に注入することなく出口21から濃縮イオンを含む溶液を排出する前記請求項1,2,3,5のいずれかに記載のイオン濃縮装置を使用する陽イオン間欠イオン濃縮方法である。
電極間に電流を流していない状態において、濃縮対象イオンである陽イオンを含む溶液を入口3より注入して処理目標量を溜め、純水を入口1から注入して陰極室ゾーンを満たし、次いで、電極間に電流を流し、入口1、3より純水を連続して注入しつつ、純水を入口21より注入して出口22より濃縮イオンを含む溶液を排出するか若しくは入口22より注入して出口21より濃縮イオンを含む溶液を排出するか又は前記純水を注入することなく出口21若しくは出口22から濃縮イオンを含む溶液を排出する前記請求項4と6のいずれかに記載のイオン濃縮装置を使用する陽イオン間欠イオン濃縮方法である。
電極間に電流を流していない状態において、濃縮対象イオンである陽イオンを含む溶液を入口3より注入して処理目標量を溜め、陰イオン源溶液入口1から注入して陰極室ゾーンを満たし、次いで、電極間に電流を流し、入口3より純水を、入口1から陰イオン源溶液を連続して注入し、純水を入口21より連続して注入して出口22より濃縮イオンを含む溶液を排出するか若しくは入口22より連続して注入して出口21より濃縮イオンを含む溶液を排出するか又は前記純水を入口21または22より注入することなく出口21若しくは出口22から濃縮イオンを含む溶液を排出する前記請求項1から6のいずれかに記載のイオン濃縮装置を使用する陽イオン間欠イオン濃縮方法である。
電極間に電流を流していない状態において、濃縮対象イオンである遷移金属イオンを含む溶液を入口3より注入し、強酸または硼酸および炭酸を除き蟻酸、酢酸を含む弱酸を入口1から注入し、次いで、電極間に電流を流し、純水を入口21より注入して出口22より濃縮イオンを含む溶液を排出するか若しくは入口22より注入して出口21より濃縮イオンを含む溶液を排出するか又は前記純水を注入することなく出口21若しくは出口22から濃縮イオンを含む溶液を排出する前記請求項1から6のいずれかに記載のイオン濃縮装置を使用する遷移金属イオン間欠イオン濃縮方法である。
本発明の濃縮装置で図7から図13に示す変形例1、図14から図21に示す変形例3、図22から図29に示す変形例4さらに図30から図37に示す変形例5を使用してセシウムイオン、2価鉄イオン、サンプル陰イオンを濃縮し、イオンクロマトグラフ装置にかけてイオンクロマトグラムを求め、さらに濃縮率を求め、濃縮装置内に注入する純水の流れ方の影響有無について実施例に示す。また、濃縮目的イオンを濃縮部界面において純水で溶出する場合のほか陽イオン源溶液または陰イオン源溶液で溶出する場合を示す。
実施例1から3、14で、変形例1タイプ濃縮装置(図10、図11、図12、図13)を使用してCsイオンを純水または陰イオン源溶液の酸で溶出することが可能であることを示す。ただし、中央濃縮部に注入する純水の流し方(点線か実線か)に純水で溶出する場合には溶出時間が長くなって好ましくないという意味での制限があるが陰イオン源溶液ではその制限がないことを示す。
上記で説明した中央濃縮部に注入する純水の流し方(点線か実線か)に純水で溶出する場合には制限があるのは本発明の基本形タイプと変形タイプ1、変形3の図15、変形4の
図27の濃縮装置であるが他の変形例タイプの濃縮装置ではこのような制限はない。それ
は濃縮部のイオン交換樹脂に代えてイオン交換膜積層体で構成され、界面を介してイオン交換膜積層体側に水が中に透過せず、表面を流れるからである。従って、界面のCsイオンが押し戻されてイオン交換膜積層体の内側に取り込まれるということがないからである。
実施例4から10では変形例3タイプ濃縮装置を使用してCsイオンを純水で溶出する場合も陰イオン源溶液の酸で溶出する場合も濃縮が可能であることを示す。
さらに、陰イオンの濃縮も可能であることを示す。
また、Feイオンについて純水で溶出する場合にはFeイオンの沈殿がおきて濃縮が不充分であるが陰イオン源溶液の酸で溶出する場合には沈殿が回避されるため、ほぼ100%外部に排出、回収される。
実施例11から12では変形例4タイプ濃縮装置について間欠濃縮方法および陰イオンの濃縮に、陽イオン源溶液として塩溶液で溶出する場合について示す。
本発明の間欠濃縮方法により、希薄濃度の陰イオンサンプル溶液を一旦、所定の液量分を陰極室ゾーンに溜めた後、通電して純水で溶出していく実施例を示す。
実施例15では変形例5タイプ濃縮装置について陰イオンの濃縮が可能であることを示す。
実施例16では本発明の装置が電力効率にすぐれた性能を有する実験例を示す。
本装置の濃縮装置は、前記との重複記載を避けつつ、以下詳細に述べる。
濃縮装置本体容器はPEEK樹脂ほか耐酸、塩基性にすぐれ、機械的強度、電気絶縁性にもすぐれたエンジニアリグ樹脂が好ましい。
<イオン交換樹脂>
陽イオン交換樹脂、陰イオン交換樹脂は通常、特に不溶性高分子化合物にイオン交換基をもつイオン交換樹脂で、ビーズ状のものが入手性にすぐれ好ましいがイオン交換性があればよく、フレーク状、繊維状、不織布状ほかに形成されたものでもよい。また、イオン交換樹脂層全体として陽イオン又は陰イオンの交換機能を有するならばこれらに二種以上のイオン交換樹脂を適宜、交互に積層、混層してもよい。
内部の仕切り膜に使う陽イオン交換膜、陰イオン交換膜は、通常、特に不溶性高分子化合物にイオン交換基をもつイオン交換樹脂を膜状に成形したものであり、イオンの選択透過性はあるが液体透過性は小さく、ほとんど無しに等しい。従って、液体透過性を付与したイオン交換膜は膜にスリット加工等を施し、液体透過性を確保したものである。
とりわけ、耐酸、塩基性にすぐれ、機械的強度にもすぐれる陽イオン交換膜としてテフロン(登録商標)系のナフィオン(登録商標)NRE−212、115,117,324,424、551やネオセプタ(登録商標)C66などを用いることが出来る。
また、陰イオン交換膜としてはスチレン系のネオセプタ(登録商標)AHA(商品名:アトムズ社製)、AMX、ACM、ACS、AFN、AFXなどを用いることが出来る。
また濃縮室に用いるイオン交換膜層は通常、膜状積層体であるが前記イオン交換樹脂と同様に、イオン交換性があればよく、フレーク状、繊維状、不織布状ほかに形成されたものでもよい。また、イオン交換膜層全体として陽イオン又は陰イオンの交換機能を有するならば、これらに二種以上のイオン交換膜を適宜、交互に積層、混層してもよい。
電極は電極反応に耐える耐食性のすぐれた白金等が好ましいが、形状については特に限定されるものでなく、網目状、環状、棒状、板状、メッシュ状、フリッツ状等とすることができる。
<電源>
通常、外部電源として直流電源が好ましく用いられるが、正のバイアスあるいは低周波のパルス型交流電源でもよい。
濃縮部がイオン交換樹脂で充填されており、その上部に入口が設けられた構造については容器本体部に注入孔が設けられ、その注入孔内側に通常、フィルターが装着された構造となっている。外部配管から純水が注入孔に注入され、フィルターを介してイオン交換樹脂を通過して界面を通って反対側のイオン交換樹脂充填層に入り、または反対側のイオン交換膜層の界面に沿って、その下部に前記入口と同様な構造を有する排出孔から外部に排出される。前記入口、出口について上部と下部が逆の関係の場合でもよい。基本形装置および変形例1、2、3、4タイプ装置に該当する。
濃縮部がイオン交換膜積層体で充填されており、その上部に入口が設けられた構造については、注入孔、排出孔周りは同様であるが、容器本体の内径より僅かに小さい径のイオン交換膜積層体で充填しており、その僅かに空いた空隙に純水を注入して界面を挟んで反対側の樹脂充填層やイオン交換膜積層体の下部隙間から外部に排出する構造である。前記入口、出口について上部と下部が逆の関係の場合でもよい。変形例3,4,5タイプ装置に該当する。
給し、ECに純水を点線のように流し、ポンプ2の流速を0.1、0.2、0.5、1.0mL/分で変化させたときのCsイオンのイオンクロマトグラムを示す。
図中、(a)1mL/分、(b)0.5mL/分、(c)0.2mL/分、(d)0.1 mL/分である。図41からポンプ2の流速が遅くすることで、Csイオンのピークが大きくなり、出口21から溶出される濃縮液中のCsイオンの濃縮率が高くなることが確認できた。
符合■はポンプ1の流速をポンプ2の流速で割った比から求めた濃縮率、符合●は出口21から溶出された濃縮液中のCsイオンのピーク面積を、濃縮装置を利用しなかった時のCsのピーク面積で割った比から求めた濃縮率である。
濃縮装置の後にカチオンクロ用サプレッサーを接続した理由は入口1に硝酸溶液を供給した場合、出口21から溶出される濃縮液中には高濃度の硝酸イオンが含まれることになり、高濃度の陰イオンがカチオンクロマトグラフに流れ込むと、サンプルの溶出時間が大きく変化してしまうため、濃縮液中の陰イオンを除去する必要があった。
陰イオンが除去された濃縮液がカチオンクロマトグラフへ送られる。陽イオンの分析に用いたカチオンクロマトグラフは、溶離液に2mMメタンスルホン酸溶液を使用し、分離カラムにTSKgel super IC CR(東ソー製)を使用した。2mMメタンスルホン酸溶液は0.7mL/分で流し、分離カラムは40℃に設定したカラム恒温槽に入れて用いた。
図中、(a)1mL/分、(b)0.5mL/分、(c)0.2mL/分、(d)0.1 mL/分である。
濃縮率をポンプ流速比から求めた時の検量線は傾き1の直線となり、濃縮率をCsイオンのピーク面積比から求めた時の検量線は傾き0.9089で、その時の、相関係数Rは0.999であった。
図中、(a)1mL/分、(b)0.5mL/分、(c)0.2mL/分、(d)0.1 mL/分である。
濃縮率をポンプ流速比から求めた時の検量線は傾き1の直線となり、濃縮率をCsイオンのピーク面積比から求めた時の検量線は傾き0.9007で、その時の、相関係数Rは0.998であった。
図中、(a)1mL/分、(b)0.5mL/分、(c)0.2mL/分、(d)0.1 mL/分である。
図中、(a)1mL/分、(b)0.5mL/分、(c)0.2mL/分、(d)0.1 mL/分である。
濃縮率をポンプ流速比から求めた時の検量線は傾き1の直線となり、濃縮率をCsイオンのピーク面積比から求めた時の検量線は傾き1.0724で、その時の、相関係数Rは0.9983であった。
濃縮率をポンプ流速比から求めた時の検量線は傾き1の直線となり、濃縮率をCsイオンのピーク面積比から求めた時の検量線は傾き1.0845で、その時の、相関係数Rは0.996であった。
図中、(a)1mL/分、(b)0.5mL/分、(c)0.2mL/分、(d)0.1 mL/分である。
濃縮率をポンプ流速比から求めた時の検量線は傾き1の直線となり、濃縮率をCsイオンのピーク面積比から求めた時の検量線は傾き1.246で、その時の、相関係数Rは0.977であった。
図中、(a)と(c)は入口1に純水を流したときで、(b)と(d)は入口1に陰イオン源溶液としてMSA溶液を流したときである。
出口21、22は2価Feイオンを測定することが可能なフェナントリン分析システムに接続している。出口21、22から溶出される濃縮液中のFeイオンは、外気と触れることなく分析システムへ送られる。Feイオンの分析に用いた検出器はUV−8020(510nm, 東ソー製)で、キャリアー溶液にフェナントロリン溶液(0.5 mM phenanthroline + 10 mM NH2OH in 100 mM acetate buffer)を使用した。フェナントロリン溶液は0.5mL/分で流した。
図中、(a)はECに点線のように純水を流したとき(b)はECに実線のように純水を流した時である。
図54から、(a)と(b)は、ほとんど同じ吸光度をしており、ECに実線また点線のようにどちらの方向に純水をながしても、出口21、22から溶出される濃縮液の濃縮率に差が表れないことが確認できた。
出口21は2価Feイオンを測定することが可能なフェナントリン分析システムに接続している。出口21から溶出される濃縮液中のFeイオンは、外気と触れることなく分析システムへ送られる。Feイオンの分析に用いた検出器はUV−8020(510nm, 東ソー製)で、キャリアー溶液にフェナントロリン溶液(0.5 mM phenanthroline + 10 mM NH2OH in 100 mM acetate buffer)を使用した。フェナントロリン溶液は0.5mL/分で流した。
図中、(a)は変形例3タイプ濃縮装置を通過する前の2価Feイオンの吸光度、(b)は上述した条件下で、変形例3タイプ濃縮装置を通過した後の2価Feイオンの吸光度である。図55から、(a)と(b)の吸光度の値がほぼ同じであることが確認でき、このことから、ACに供給した2価Feイオンは、出口21から溶出される濃縮液中に100%回収できていることが確認できた。
出口21は2価Feイオンを測定することが可能なフェナントリン分析システムに接続している。出口21から溶出される濃縮液中のFeイオンは、外気と触れることなく分析システムへ送られる。Feイオンの分析に用いた検出器はUV−8020(510nm, 東ソー製)で、キャリアー溶液にフェナントロリン溶液(0.5 mM phenanthroline + 10 mM NH2OH in 100 mM acetate buffer)を使用した。フェナントロリン溶液は0.5mL/分で流した。
図中、(a)10mA、(b)20mA、(c)30mA、(d)40mAである。
図56から電極間に印加する電流を高くすることで、ACに入った2価Feイオンが出口21から溶出されるまでの時間が速くなることが確認できた。また、(a)〜(d)の電流条件下において、一定時間経過後の吸光度は、約60mV付近に収束ことが分かった。入口3に入ったサンプルイオンが100%、ECに運べる電流条件下で、図40の装置を使用して濃縮を行う場合、出口21から溶出される濃縮液の濃縮率は、印加電流に依存しないことが確認できた。
(1) 2μM NaF、(2)2μM NaBr、(3)5μM Na2HPO4、(4)2μM Na2SO4であり、(a)1mL/分、(b)0.5mL/分、(c)0.2mL/分、(d)0.1mL/分、(e)0.01mL/分である。
図58からポンプ2の流速が遅くすることで、各陰イオンのピークが大きくなり、出口22から溶出される濃縮液中の各陰イオンの濃縮率が高くなることが確認できた。
濃縮率をポンプ流速比から求めた時の検量線は傾き1の直線となり、濃縮率をPO4イオンのピーク高さ比から求めた時の検量線は傾き1.108で、その時の、相関係数Rは0.999であった。このことから、ポンプの流速比から求めた濃縮率と実測したPO4イオンのピーク高さ比から求めた濃縮率がほぼ同じ値となり、ほぼ100%の回収率で、ACに供給されたPO4イオンを回収できた結果となった。そして、陽イオンの濃縮同様に、陰イオンもまた、ポンプ3と出口22から溶出される濃縮液の流速比を調整することで陰イオンの希釈・濃縮が容易に行えることが確認できた。
図60からCCに供給したサンプル溶液の量が増えることで、出口22から溶出される濃縮液中の各陰イオンのピーク高さが高くなることが確認できた。
Brイオンの検量線は相関係数Rが0.995であり、PO4イオンの検量線は相関係数Rが0.993であった。このことから、液量比から求めた濃縮率と実測したBrイオンとPO4イオンのピーク高さの関係に直線性が成り立つことが分かる。
図25の濃縮装置を定電流30mAの条件で使用し、入口3に供給する純水に代えて200mM炭酸ナトリウム溶液を供給した時、ECの入口22に純水を点線のように流し、その純水の流速を0.01〜1.0mL/分で変化させた時の出口21から溶出される濃縮液中のPO4イオンの濃縮率を測定した。測定に使用した装置の概略図を図62に示す。図62の装置のAC,EC,CCに供給するポンプ1、2、3にはCCPM(東ソー製)を使用し、ポンプ1は0.3 mL/分で炭酸ナトリウム溶液(20mM)を送り、ポンプ2は、0.01〜1.0mL/分で純水を送り、ポンプ3は1.0mL/分でサンプル溶液(5μM Na2HPO4)を送った。出口21とアニオン分析用イオンクロマトシステムのインジェクター(20μL、ICA-2000に搭載、東亜製)との間にはアニオンクロ用のサプレッサーが接続されており、出口21から溶出される濃縮液中の陽イオンは、サプレッサーで除去される。陽イオンが除去された濃縮液がアニオンクロマトグラフへ送られる。陰イオンの分析に用いたアニオンクロマトグラフは、溶離液に炭酸溶液(12mM NaHCO3+0.6mM Na2CO3in H2O)を使用し、分離カラムにPCI−205(東亜製)を使用した。炭酸溶液は1.0mL/分で流し、分離カラムは40℃に設定したカラム恒温槽に入れて用いた。
なお、濃縮装置の後にアニオンクロ用サプレッサーを接続したのは以下の理由である。
入口3に塩溶液を供給した場合、出口21から溶出される濃縮液中には高濃度の陽イオンが含まれることになり、高濃度の陽イオンがアニオンクロマトグラフに流れ込むと、サンプルの溶出時間が大きく変化してしまうため、濃縮液中の陽イオンを除去する必要があった。
図19の濃縮装置を定電流30mAの条件で使用し、入口1に純水を供給し、ECの入口21に純水を実線のように流し、その純水の流速を0.1〜1mL/分で変化させた時の出口22から溶出される濃縮液中のCsイオンの濃縮率を測定した。測定に使用した装置の概略図を図71に示す。図19の装置のAC,EC,CCに供給するポンプ1、2、3にはCCPM(東ソー製)を使用し、ポンプ1は1mL/分でサンプル溶液(10μMCsCl)を送り、ポンプ2は、0.1〜1.0mL/分で純水を送り、ポンプ3は0.1mL/分で純水を送った。出口2はカチオン分析用イオンクロマトシステムのインジェクター(20μL、ICA-2000に搭載、東亜製)と接続されており、出口2の溶出液は、外気に触れることなく、カチオンクロマトグラフへ送られる。陽イオンの分析に用いたカチオンクロマトグラフはICA−2000(東亜製)で、溶離液に2.5mMメタンスルホン酸溶液を使用し、分離カラムにShim pack IC- C4(島津製)を使用した。2.5mMメタンスルホン酸溶液は1mL/分で流し、分離カラムは40度に設定したカラム恒温槽に入れて用いた。
この結果から、陽イオンを濃縮する場合、ECの出口の場所が重要で、陽イオン交換樹脂上に設けることができないことが分かった。反対に陰イオンを濃縮する場合は、ECの出口を陰イオン交換樹脂上に設けることができないことになる。
図30の変形例5タイプ濃縮装置を定電流40mAの条件で使用し、入口3に純水を供給した時、ECの入口21に純水を流し、その純水の流速を0.01−1mL/分で変化させた時の出口22から溶出される濃縮液中のPO4イオンの濃縮率を測定した。測定に使用した装置の概略図を図68に示す。図68の装置のAC,EC,CCに供給するポンプ1、2、3にはCCPM(東ソー製)を使用し、ポンプ1は1mL/分で純水を送り、ポンプ2は、0.01〜1.0mL/分で純水を送り、ポンプ3は1.0mL/分でサンプル溶液(5μM Na2HPO4)を送った。出口2はアニオン分析用イオンクロマトシステムのインジェクター(20μL、ICA-2000に搭載、東亜製)と接続されており、出口22の溶出液は、外気に触れることなく、アニオンクロマトグラフへ送られる。陰イオンの分析に用いたアニオンクロマトグラフは、溶離液に炭酸溶液(12mM NaHCO3+0.6mM Na2CO3in H2O)を使用し、分離カラムにPCI−205(東亜製)を使用した。炭酸溶液は1.0mL/分で流し、分離カラムは40℃に設定したカラム恒温槽に入れて用いた。
この結果は、実施例11に示すように図22の変形例4タイプ濃縮装置を使用して陰イオンの濃縮をした図60、61の結果とほとんど同じ結果であり、したがって、図30の装置においても陰イオンの濃縮が可能であることが確認できた。また、この結果から図30の装置は、陽イオンの濃縮にも利用できる。
陽イオン交換樹脂があるとき、電流20mA、電圧100V、電気抵抗5kオームであり、陽イオン交換樹脂がないとき、電流0.3mA,電圧100V、電気抵抗333kオームであった。このようにEC内に陽イオン交換体層を有することで、単にイオン溶液が存在する構造よりも電極間の電気抵抗を下げることができることを確認できた。
従って、本発明の濃縮装置が電力効率の面ですぐれていることを示している。
さらに産業用洗浄、再生、分離、溶解ほか各種処理用高濃度強酸、強塩基の使用後の再処理に高濃縮性を生かした再処理装置として利用することが出来る。
2 陽イオン交換樹脂、イオン交換基固定基極性のマイナスで示す。
3 陰イオン交換膜
4 陽イオン交換膜
5 液体透過性を付与した陽イオン交換膜
6 液体透過性を付与した陰イオン交換膜
7 液体透過性を付与した陽イオン交換膜
8 陰極電極
9 陽極電極
Claims (20)
- (A) 両電極間の容器空間にイオン交換膜で仕切られた3室からなる内部ゾーンと
(a1)前記内部ゾーンの中の一端部が陰極室ゾーンであり、陰極電極側に接して液体透過性を付与した陽イオン交換膜で、隣接する中央の濃縮室ゾーン側に陰イオン交換膜で仕切られた前記陰極室ゾーン内に陰イオン交換樹脂を充填し、前記陰極室ゾーンの上部に設置された濃縮対象陰イオンを含む溶液または純水、陰イオン源溶液を注入する入口1からなる
(a2)前記内部ゾーンの中の他端部が陽極室ゾーンであり、陽極電極側に接して液体透過性を付与した陽イオン交換膜と液体透過性を付与した陰イオン交換膜を重ねて、隣接する中央の濃縮室ゾーン側に陽イオン交換膜で仕切られた前記陽極室ゾーン内に陽イオン交換樹脂を充填し、前記陽極室ゾーンの上部に設置された濃縮対象陽イオンを含む溶液または純水、陽イオン源溶液を注入する入口3からなる
(a3)前記内部ゾーンの中の中央部が濃縮室ゾーンであり、前記陰極室ゾーン側と陰イオン交換膜でおよび前記陽極室ゾーン側と陽イオン交換膜で仕切られた前記濃縮室ゾーン内に陰極側に陰イオン交換樹脂を陽極側に陽イオン交換樹脂を、前記濃縮室ゾーンの中央縦断面を挟んで充填し、前記濃縮室ゾーンの上部又は下部に設置された陰イオン交換樹脂層側に純水を注入する入口21若しくは陽イオン交換樹脂層側に純水を注入する入口22と、さらに前記濃縮室ゾーンの下部又は上部に設置された陽イオン交換樹脂層側に入口21に対応して液の排出口22若しくは陰イオン交換樹脂層側に入口22に対応して液の排出口21からなる
(B) 両電極をそれぞれ別個に囲む2室からなる外部ゾーンと
(b1)前記外部ゾーンが陰極電極を囲む外部ゾーンであり、前記陰極電極に接する液体透過性を付与した陽イオン交換膜で仕切られ、電極を囲む空間の一部に設置された水と水素ガスを排出する出口1からなる
(b2) )前記外部ゾーンが陽極電極を囲む外部ゾーンであり、前記陽極電極に接する液体透過性を付与した陽イオン交換膜と液体透過性を付与した陰イオン交換膜を重ねて仕切られ、電極を囲む空間の一部に設置された水と酸素ガスを排出する出口3からなる
(C)上記電極を結ぶ外部電源と
を備えるイオン濃縮装置。 - 前記請求項1記載のイオン濃縮装置であって、構成要件の一部である前記(a3)記載の
濃縮室ゾーンに代えて、
前記内部ゾーンの中の中央部が濃縮室ゾーンであり、前記陰極室ゾーン側と陰イオン交換膜でおよび前記陽極室ゾーン側と陽イオン交換膜で仕切られた前記濃縮室ゾーン内に陰極側に陰イオン交換樹脂を陽極側に陽イオン交換樹脂を、前記濃縮室ゾーンの中央縦断面に液体透過性を付与された陽イオン交換膜からなる中央縦断面部を挟んで充填し、前記濃縮室ゾーンの上部又は下部に設置された陰イオン交換樹脂層側に純水を注入する入口21若しくは陽イオン交換樹脂層側に純水を注入する入口22と、さらに前記濃縮室ゾーンの下部又は上部に設置された陽イオン交換樹脂層側に入口21に対応して液の排出口22若しくは陰イオン交換樹脂層側に入口22に対応して液の排出口21からなる
として他の構成要件を同一としたイオン濃縮装置。 - 前記請求項1記載のイオン濃縮装置であって、構成要件の一部である前記(a3)記載の
濃縮室ゾーンに代えて、
前記内部ゾーンの中の中央部が濃縮室ゾーンであり、前記陰極室ゾーン側と陰イオン交換膜でおよび前記陽極室ゾーン側と陽イオン交換膜で仕切られた前記濃縮室ゾーン内に陰極側に陰イオン交換樹脂を陽極側に陽イオン交換樹脂を、前記濃縮室ゾーンの中央縦断面に液体透過性を付与された陰イオン交換膜からなる中央縦断面部を挟んで充填し、前記濃縮室ゾーンの上部又は下部に設置された陰イオン交換樹脂層側に純水を注入する入口21若しくは陽イオン交換樹脂層側に純水を注入する入口22と、さらに前記濃縮室ゾーンの下部又は上部に設置された陽イオン交換樹脂層側に入口21に対応して液の排出口22若しくは陰イオン交換樹脂層側に入口22に対応して液の排出口21からなる
として他の構成要件を同一としたイオン濃縮装置。 - 前記請求項1記載のイオン濃縮装置であって、構成要件の一部である前記(a3)記載の
濃縮室ゾーンに代えて、
前記内部ゾーンの中の中央部が濃縮室ゾーンであり、前記陰極室ゾーン側と陰イオン交換膜でおよび前記陽極室ゾーン側と陽イオン交換膜で仕切られた前記濃縮室ゾーン内に陰極側に陰イオン交換樹脂を、陽極側に前記濃縮室ゾーンの中心軸に略直角に積層した陽イオン交換膜層を、前記濃縮室ゾーンの中央縦断面を挟んで充填し、前記濃縮室ゾーンの上部又は下部に設置された陰イオン交換樹脂層側に純水を注入する入口21若しくは陽イオン交換膜層側に純水を注入する入口22と、さらに前記濃縮室ゾーンの下部又は上部に設置された陽イオン交換膜層側に入口21に対応して液の排出口22若しくは陰イオン交換樹脂層側に入口22に対応して液の排出口21からなる
として他の構成要件を同一としたイオン濃縮装置。 - 前記請求項1記載のイオン濃縮装置であって、構成要件の一部である前記(a3)記載の
濃縮室ゾーンに代えて、
前記内部ゾーンの中の中央部が濃縮室ゾーンであり、前記陰極室ゾーン側と陰イオン交換膜でおよび前記陽極室ゾーン側と陽イオン交換膜で仕切られた前記濃縮室ゾーン内に陰極側に前記濃縮室ゾーンの中心軸に略直角に積層した陰イオン交換膜層を、陽極側に陽イオン交換樹脂を、前記濃縮室ゾーンの中央縦断面を挟んで充填し、前記濃縮室ゾーンの上部又は下部に設置された陰イオン交換膜層側に純水を注入する入口21若しくは陽イオン交換樹脂層側に純水を注入する入口22と、さらに前記濃縮室ゾーンの下部又は上部に設置された陽イオン交換樹脂層側に入口21に対応して液の排出口22若しくは陰イオン交換膜層側に入口22に対応して液の排出口21からなる
として他の構成要件を同一としたイオン濃縮装置。 - 前記請求項1記載のイオン濃縮装置であって、構成要件の一部である前記(a3)記載の
濃縮室ゾーンに代えて、
前記内部ゾーンの中の中央部が濃縮室ゾーンであり、前記陰極室ゾーン側と陰イオン交換膜でおよび前記陽極室ゾーン側と陽イオン交換膜で仕切られた前記濃縮室ゾーン内に陰極側に前記濃縮室ゾーンの中心軸に略直角に積層した陰イオン交換膜層を、陽極側に前記濃縮室ゾーンの中心軸に略直角に積層した陽イオン交換膜層を、前記濃縮室ゾーンの中央縦断面を挟んで充填し、前記濃縮室ゾーンの上部又は下部に設置された陰イオン交換膜層側に純水を注入する入口21若しくは陽イオン交換膜層側に純水を注入する入口22と、さらに前記濃縮室ゾーンの下部又は上部に設置された陽イオン交換膜層側に入口21に対応して液の排出口22若しくは陰イオン交換膜層側に入口22に対応して液の排出口21からなる
として他の構成要件を同一としたイオン濃縮装置。 - 電極間に電流を流し、濃縮対象イオンである陰イオンを含む溶液を入口1より注入し、純水を入口3から注入し、さらに純水を入口21より注入して出口22より濃縮イオンを含む溶液を排出するか又は純水を入口21に注入することなく出口22から濃縮イオンを含む溶液を排出する前記請求項1から4のいずれかに記載のイオン濃縮装置を使用する陰イオン連続イオン濃縮方法。
- 電極間に電流を流し、濃縮対象イオンである陰イオンを含む溶液を入口1より注入し、純水を入口3から注入し、さらに純水を入口21より注入して出口22より濃縮イオンを含む溶液を排出するか若しくは入口22より注入して出口21より濃縮イオンを含む溶液を排出するか又は前記純水を注入することなく出口21若しくは出口22から濃縮イオンを含む溶液を排出する前記請求項5と6のいずれかに記載のイオン濃縮装置を使用する陰イオン連続イオン濃縮方法。
- 電極間に電流を流し、濃縮対象イオンである陰イオンを含む溶液を入口1より注入し、陽イオン源溶液を入口3から注入し、さらに純水を入口21より注入して出口22より濃縮イオンを含む溶液を排出するか若しくは入口22より注入して出口21より濃縮イオンを含む溶液を排出するか又は前記純水を注入することなく出口21若しくは出口22から濃縮イオンを含む溶液を排出する前記請求項1から6のいずれかに記載のイオン濃縮装置を使用する陰イオン連続イオン濃縮方法。
- 電極間に電流を流し、濃縮対象イオンである陽イオンを含む溶液を入口3より注入し、純水を入口1から注入し、さらに純水を入口22より注入して出口21より濃縮イオンを含む溶液を排出するか又は純水を入口22に注入することなく出口21から濃縮イオンを含む溶液を排出する前記請求項1、2、3、5のいずれかに記載のイオン濃縮装置を使用する陽イオン連続イオン濃縮方法。
- 電極間に電流を流し、濃縮対象イオンである陽イオンを含む溶液を入口3より注入し、純水を入口1から注入し、さらに純水を入口21より注入して出口22より濃縮イオンを含む溶液を排出するか若しくは入口22より注入して出口21より濃縮イオンを含む溶液を排出するか又は前記純水を注入することなく出口21若しくは出口22から濃縮イオンを含む溶液を排出する前記請求項4,6のいずれかに記載のイオン濃縮装置を使用する陽イオン連続イオン濃縮方法。
- 電極間に電流を流し、濃縮対象イオンである陽イオンを含む溶液を入口3より注入し、陰イオン源溶液を入口1から注入し、さらに純水を入口21より注入して出口22より濃縮イオンを含む溶液を排出するか若しくは入口22より注入して出口21より濃縮イオンを含む溶液を排出するか又は前記純水を注入することなく出口21若しくは出口22から濃縮イオンを含む溶液を排出する前記請求項1から6のいずれかに記載のイオン濃縮装置を使用する陽イオン連続イオン濃縮方法。
- 電極間に電流を流していない状態において、濃縮対象イオンである陰イオンを含む溶液を入口1より注入して処理目標量を溜め、純水を入口3から注入して陽極室ゾーンを満たし、次いで、電極間に電流を流し、入口1、3より純水を連続して注入しつつ、純水を入口21より連続して注入して出口22より濃縮イオンを含む溶液を排出するか又は純水を入口21に注入することなく出口22から濃縮イオンを含む溶液を排出する前記請求項1から4のいずれかに記載のイオン濃縮装置を使用する陰イオン間欠イオン濃縮方法。
- 電極間に電流を流していない状態において、濃縮対象イオンである陰イオンを含む溶液を入口1より注入して処理目標量を溜め、純水を入口3から注入して陽極室ゾーンを満たし、次いで、電極間に電流を流し、入口1、3より純水を連続して注入しつつ、純水を入口21より注入して出口22より濃縮イオンを含む溶液を排出するか若しくは入口22より注入して出口21より濃縮イオンを含む溶液を排出するか又は前記純水を注入することなく出口21若しくは出口22から濃縮イオンを含む溶液を排出する前記請求項5と6のいずれかに記載のイオン濃縮装置を使用する陰イオン間欠イオン濃縮方法。
- 電極間に電流を流していない状態において、濃縮対象イオンである陰イオンを含む溶液を入口1より注入して処理目標量を溜め、陽イオン源溶液を入口3から注入して陽極室ゾーンを満たし、次いで、電極間に電流を流し、入口1より純水を、入口3から陽イオン源溶液を連続して注入し、純水を入口21より連続して注入して出口22より濃縮イオンを含む溶液を排出するか若しくは入口22より連続して注入して出口21より濃縮イオンを含む溶液を排出するか又は前記純水を入口21若しくは22より注入することなく出口21若しくは出口22から濃縮イオンを含む溶液を排出する前記請求項1から6のいずれかに記載のイオン濃縮装置を使用する陰イオン間欠イオン濃縮方法。
- 電極間に電流を流していない状態において、濃縮対象イオンである陽イオンを含む溶液を入口3より注入して処理目標量を溜め、純水を入口1から注入して陰極室ゾーンを満たし、次いで、電極間に電流を流し、入口1、3より純水を連続して注入しつつ、純水を入口22より連続して注入して出口21より濃縮イオンを含む溶液を排出するか又は純水を入口22に注入することなく出口21から濃縮イオンを含む溶液を排出する前記請求項1,2,3,5のいずれかに記載のイオン濃縮装置を使用する陽イオン間欠イオン濃縮方法。
- 電極間に電流を流していない状態において、濃縮対象イオンである陽イオンを含む溶液を入口3より注入して処理目標量を溜め、純水を入口1から注入して陰極室ゾーンを満たし、次いで、電極間に電流を流し、入口1、3より純水を連続して注入しつつ、純水を入口21より注入して出口22より濃縮イオンを含む溶液を排出するか若しくは入口22より注入して出口21より濃縮イオンを含む溶液を排出するか又は前記純水を注入することなく出口21若しくは出口22から濃縮イオンを含む溶液を排出する前記請求項4と6のいずれかに記載のイオン濃縮装置を使用する陽イオン間欠イオン濃縮方法。
- 電極間に電流を流していない状態において、濃縮対象イオンである陽イオンを含む溶液を入口3より注入して処理目標量を溜め、陰イオン源溶液入口1から注入して陰極室ゾーンを満たし、次いで、電極間に電流を流し、入口3より純水を、入口1から陰イオン源溶液を連続して注入し、純水を入口21より連続して注入して出口22より濃縮イオンを含む溶液を排出するか若しくは入口22より連続して注入して出口21より濃縮イオンを含む溶液を排出するか又は前記純水を入口21または22より注入することなく出口21若しくは出口22から濃縮イオンを含む溶液を排出する前記請求項1から6のいずれかに記載のイオン濃縮装置を使用する陽イオン間欠イオン濃縮方法。
- 電極間に電流を流し、濃縮対象イオンである遷移金属イオンを含む溶液を入口3より注入し、入口1から強酸を注入するか、あるいは硼酸と炭酸が含まれておらず、かつ蟻酸と酢酸を含んでいる弱酸を注入し、さらに純水を入口21より注入して出口22より濃縮イオンを含む溶液を排出するか若しくは入口22より注入して出口21より濃縮イオンを含む溶液を排出するか又は前記純水を注入することなく出口21若しくは出口22から濃縮イオンを含む溶液を排出する前記請求項1から6のいずれかに記載のイオン濃縮装置を使用する遷移金属イオン連続イオン濃縮方法。
- 電極間に電流を流していない状態において、濃縮対象イオンである遷移金属イオンを含む溶液を入口3より注入し、入口1から強酸を注入するか、あるいは硼酸と炭酸が含まれておらず、かつ蟻酸と酢酸を含んでいる弱酸を注入し、次いで、電極間に電流を流し、純水を入口21より注入して出口22より濃縮イオンを含む溶液を排出するか若しくは入口22より注入して出口21より濃縮イオンを含む溶液を排出するか又は前記純水を注入することなく出口21若しくは出口22から濃縮イオンを含む溶液を排出する前記請求項1から6のいずれかに記載のイオン濃縮装置を使用する遷移金属イオン間欠イオン濃縮方法。
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