JP6097491B2 - サブシートの吊り装置 - Google Patents

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Description

本発明は、サブシートの吊り装置に関するものである。
フォークリフト等が通行できるような開口の大きな工場の出入口などにおいて、工場内の冷気や暖気が工場外へ流出するのを防止し、また風雨、塵埃、或いは虫や鳥などが工場外から工場内へ侵入するのを防止するために、樹脂シート等により形成されたカーテンを開閉自在に設置することは知られている。この種のカーテンでは、空気等の流通を可及的に遮断するためのものであるため、カーテンの上縁と、このカーテンを吊すカーテンレールとの上下間に生じる隙間を塞ぐのが有益とされている。
そこで、カーテンレールの側面に接着剤や両面テープを用いて隙間塞ぎ用の丈の短い垂れ幕(以下、「サブシート」と言う)を貼り付け、カーテンに並行させるように吊り下げることにより、カーテンの上縁と、このカーテンを吊すカーテンレールとの上下間に生じる隙間を塞ぐことがあった。
なお、隙間塞ぎに用いるためのものではないが、従来、レールの側面に対し、レール長手方向に沿わせて横向き(水平方向)に開口する側面レール部を一体に備えたカーテンレールが提案されている(例えば、特許文献1等参照)。
特開平8−215029号公報
カーテンレールの側面に接着剤を用いてサブシートを吊り下げる場合には、接着剤の乾燥及び硬化に長い時間が必要で、取り付けの作業性が悪いという問題があった。また、接着剤を用いる場合だけでなく、両面テープを用いる場合も、満足した強い接着強度を得にくいことがあり、また接着強度の経年劣化も生じることから、サブシートの剥離や落下の問題があった。更には、接着剤や両面テープを用いてサブシートをカーテンレールの側面に一旦貼り付けてしまうと、貼り直しが簡単には行えないという問題もあった。
なお、側面レール部を一体に備えた前記従来公知のカーテンレールを利用して、側面レール部によってサブシートを吊り下げることが考えられる。しかし、この側面レール部付
きのカーテンレールは特殊な用途に用いるためのものであることから、一般型(汎用)のカーテンレールに比べて高コストになる。またサブシートについても、その上縁部には側面レール部に吊り下げるための構造が必要で、専用のサブシートを製作しなければならないため、高コスト化を益々助長するものとなっていた。加えて、側面レール部付きの特殊カーテンレールは、既設のカーテンレールを取り外したうえで、同じ場所へ取り付け直すという面倒な作業が必要であった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、カーテンに並行させるようにしてサブシートを吊り下げるに際して、高コストを伴うような特殊カーテンレールや専用のサブシートを必要とせず、既設のカーテンレールに対する取り付け及び取り外しが簡単に行えるようにしたサブシートの吊り装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明は次の手段を講じた。
即ち、本発明に係るサブシートの吊り装置は、カーテンレールの両側面間距離に対応して配置された一対の挟持部とこれら一対の挟持部間を前記カーテンレールの上部側で連結する上板部とを備えてコ字状に形成されていると共に前記挟持部のうち少なくとも一方から前記カーテンレールの下斜め外方へ向けてクリップ取付用の嵌合口部が形成されたブラケットと、前記ブラケットの嵌合口部に嵌る被嵌合部とこの被嵌合部から二股状に突出して開閉自在とされた一対のシート挟持片とが設けられたクリップと、を有し、前記クリップにおいて、前記被嵌合部は前記ブラケットの嵌合口部へ未嵌合時には前記一対のシート挟持片を互いに股開きさせた状態に支持しており、前記嵌合口部へ嵌合時には一対のシート挟持片を弾発力に抗しながら弾性変形して相互接近させる構成となっていることを特徴とする。
前記クリップの被嵌合部は前記ブラケットの嵌合口部と同等長さに形成されていると共に前記一対のシート挟持片は前記ブラケットの嵌合口部よりも小幅に形成されていることにより、前記被嵌合部には一対のシート挟持片の両脇で幅方向外方へ延出して嵌合口部への嵌合時に嵌合口部内に係合する抜止部が形成されているものとするのが好適である。
前記クリップには、前記ブラケットの嵌合口部へ嵌合時に前記カーテンレールのレール長手方向に沿って一方向のみの脱出を許容し逆方向への脱出を阻止するズレ止め突起が前記被嵌合部の一端側で突出して設けられたものとすることができる。
また、前記クリップには、前記ブラケットの嵌合口部へ嵌合時に前記カーテンレールのレール長手方向に沿った双方向の移動を阻止する一対のズレ止め突起が前記被嵌合部の両端側で突出して設けられたものとしてもよい。
本発明に係るサブシートの吊り装置では、カーテンに並行させるようにしてサブシートを吊り下げるに際して、高コストを伴うような特殊カーテンレールや専用のサブシートは不要であり、既設のカーテンレールに対する取り付け及び取り外しを簡単に行えるものとなっている。
図2のA−A線断面図(正面断面図)である。 本発明に係るサブシートの吊り装置を示した側面図である。 カーテンレールにブラケットを取り付ける様子を示した正面断面図である。 カーテンレールにブラケットを取り付けた状態の正面断面図である。 ブラケットにクリップを介してサブシートを取り付ける様子を示した正面断面図である。 クリップを示したものであって(A)は正面図であり(B)は側面図である。 クリップを示したものであって(A)は被嵌合部側から見た斜視図であり(B)はシート挟持片側から見た斜視図である。 ズレ止め突起が両側に設けられたクリップ(第2実施形態)を被嵌合部側から示した斜視図である。 ズレ止め突起を備えないクリップ(第3実施形態)を被嵌合部側から示した斜視図である。 サブシート用の滑り止めを強化したクリップ(第4実施形態)を示した側面図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
図1乃至図7は、本発明に係るサブシートの吊り装置1を示している。使用状態を示した図1及び図2から明らかなように、本発明に係る吊り装置1はブラケット2とクリップ3とを有したものであって、一般的なカーテンレール5を利用して、このカーテンレール5で吊り下げるカーテン6に並行させるようにサブシート7の吊り下げを可能にしたものである。この際、取付手順の一例を示した図3乃至図5から明らかなように、ブラケット2をカーテンレール5に取り付ける一方で、サブシート7にクリップ3を取り付け、このクリップ3を、サブシート7と一緒にブラケット2に保持させるようにする。
この吊り装置1では、既設のカーテンレール5をいちいち取り外さなくとも、そのまま取り付けや取り外しが行える構造となっている。なお、このカーテンレール5は、工場の建物躯体などに対して既設であることが限定されるものではなく、サブシート7の吊り下げを行うに際して新たに取り付けるものであってもよい。また、言うまでもなく、カーテンレール5には、側面レール部を備えたような従来公知の特殊カーテンレール(前記特許文献1等)をわざわざ用いる必要はない。
まず、ブラケット2について説明する。ブラケット2は、カーテンレール5のレール長手方向で短く(例えば3cm前後)形成されたもので、1本のカーテンレール5につきそのレール長手方向に沿って互いに所定間隔を離しながら複数個を用いるようにする。このブラケット2は、例えば、金属(アルミ合金、鉄、バネ板材、ステンレス等)により形成するのが好適である。また、樹脂により形成することもできる。
ブラケット2は、カーテンレール5に対してその上方から被せるようにすることで、このカーテンレール5の両側面を挟持する状態に保持させるものである。そのため、このブラケット2は、カーテンレール5の上面を横切るように用いる上板部15と、この上板部15の一端部に下向き折返し状(Uターン状)に設けられたフック部16と、上板部15の他端部に下方屈曲状に設けられた無理嵌め部17とを有してコ字状に形成されたものとなっている。
上板部15は上方へ、無理嵌め部17はフック部16から離す方向へ、それぞれそれらの板面を反らすようにして若干の弾性変形が可能に形成されている。従って、このブラケット2は、これら上板部15や無理嵌め部17の弾性変形により、フック部16と無理嵌め部17との相互間隔を拡大させたり、拡大させた相互間隔を収縮(復元)させたりできるように弾性変形可能となっている。
このような弾性変形により、カーテンレール5の両側面に設けられた一対の取付用挟持溝5aに、フック部16を係合させ且つ無理嵌め部17を押圧させるようにして、カーテンレール5に対するブラケット2の挟持作用を生じさせる。すなわち、ブラケット2は、カーテンレール5の両側面間距離に対応して配置された一対の挟持部(フック部16及び無理嵌め部17)を有したものであり、上板部15は、これら一対の挟持部(16,17)間をカーテンレール5の上部側で連結するものであると言える。
そのうえで、このブラケット2は、フック部16又は無理嵌め部17に対して嵌合口部18が設けられ、また、この嵌合口部18の下側開口縁に対してシート支持部19が設けられている。
嵌合口部18は、クリップ3の上縁部(後述の被嵌合部30)を差し込んで保持できるように設けられたものである。本実施形態では、無理嵌め部17に対し、その下方側へ延長される配置で嵌合口部18が設けられたものとしてある。
この嵌合口部18は、カーテン6に対して下方ほど遠ざかるように下斜め外方(図1の右斜め下方)へ向けて開口したものとなっている。この嵌合口部18には、上部側の開口縁(即ち、上部開口縁)に沿うようにして上縁係止部23が設けられており、また下部側
の開口縁(即ち、下部開口縁)に沿うようにして下縁係止部24が設けられている。
これら上縁係止部23及び下縁係止部24は、嵌合口部18における上下方向の開口を絞る(狭くする)ように、当該嵌合口部18の上部開口縁及び下部開口縁からそれぞれ相互近接方向(対向方向)へ段差状に屈曲することで形成されたものとなっている。
シート支持部19は、ブラケット2の嵌合口部18に対し、その下側開口縁から下斜め外方(図1の右斜め下方)へ向けて突出するようにして設けられている。本実施形態では、嵌合口部18の下縁係止部24により嵌合口部18の開口が絞られた状態を維持させるように、下縁係止部24の上面と面一に繋がるようにしてある。しかし、下縁係止部24との連続性を生じさせなければならない理由は特になく、嵌合口部18の下側などから別途(下縁係止部24とは分離して)、突出させるように設けてもよい。
ブラケット2は、このような嵌合口部18及びシート支持部19を備える構成であるため、嵌合口部18へクリップ3を取り付け、このクリップ3でサブシート7を垂下保持させたときには、このサブシート7を、シート下端ほどカーテン6から離反するように保持することができる。更に言えば、この状態に保持されたサブシート7は、カーテン6に対して下方ほど遠ざかるように突出しているシート支持部19で、シート下面(カーテン6を向く面)を当接保持されるので、サブシート7がカーテン6から離反する状態は物理的に保持されたものとなる。
次に、クリップ3について説明する。クリップ3は、図6及び図7に示すように、ブラケット2の嵌合口部18に嵌る被嵌合部30と、この被嵌合部30から二股状に突出して開閉自在とされた一対のシート挟持片32,33とを有している。
このクリップ3は、例えばPOM(ポリアセタール)などの樹脂材により一体形成されている。形成素材とする樹脂材はPOMに限定されるものではないが、POMであればその特性である「機械的強度に優れ(引張りや曲げに強く、耐磨耗性があり且つ強靭)、吸振性や防音性、弾性、低摩擦性が豊富であり、耐候性(耐熱性や耐寒性、耐薬品性、低吸湿性等)にも優れている」点をフルに活かせることになる。
被嵌合部30は鞍形(U字状)に形成されており、一対のシート挟持片32,33を、それらの突出端側ほど離反させるように互いに股開きさせた状態で連結している。この被嵌合部30は、一対のシート挟持片32,33を対向押圧することで、弾発力に抗しながら弾性変形を起こすようになって、一対のシート挟持片32,33を相互接近させることができる構成である。一対のシート挟持片32,33を相互接近させた後、対向押圧を解除すれば、被嵌合部30は一対のシート挟持片32,33を元の股開き状態に戻し、再び対向押圧しない限りこの股開き状態を維持する。
被嵌合部30が呈している鞍形は、一対のシート挟持片32,33が股開きしている状態のままではブラケット2の嵌合口部18よりも若干大きいが、一対のシート挟持片32,33を相互接近させた状態で嵌合口部18へ押し付けることで、嵌合口部18に無理嵌め状に入り込む大きさとされている。
すなわち、このクリップ3において被嵌合部30をブラケット2の嵌合口部18へ押し込むようにすることで、互いに股開き状態となっている一対のシート挟持片32,33が弾発力に抗しながら弾性変形しつつ相互接近し、嵌合口部18に嵌合するようになっている。
本実施形態では、ブラケット2における嵌合口部18の長さ(カーテンレール5の長手方向)に対し、クリップ3における被嵌合部30の長さLを同等の寸法に形成してある。そのうえで、ブラケット2における嵌合口部18の長さ(即ち、被嵌合部30の長さLと略同じ)に対し、一対のシート挟持片32,33の幅寸法Wを小幅に形成してある。その結果、被嵌合部30は、シート挟持片32,33の幅方向両脇へ向けて延出される形状とした。この延出部分を抜止部34としてある。また、被嵌合部30には、シート挟持片32,33の幅寸法Wに対応させた位置(抜止部34を区画する位置)にスリット35を形成させてある。
このような被嵌合部30では、一対のシート挟持片32,33を相互近接させても抜止部34まで弾性変形が及び難くなっているので、この被嵌合部30をブラケット2の嵌合
口部18に嵌合したとき、抜止部34が嵌合口部18内で上縁係止部23及び下縁係止部24と係合するようになる。これにより、嵌合口部18へ一旦嵌合させた被嵌合部30が嵌合方向と逆向きに抜け出すことが防止されるようになる。また、嵌合口部18に被嵌合部30が嵌合しているとき、抜止部34による係合作用で被嵌合部30がガタツキを生じないという作用も得られるようになっている。
なお、スリット35は、被嵌合部30において一対のシート挟持片32,33に対応する部分での弾性変形(相互接近)を生じ易くさせ、且つ一対のシート挟持片32,33を股開き状態へ復帰させ、以後この状態に維持させる作用を確実にする利点もある。
被嵌合部30には、更に、長さ方向の一端側(一方の抜止片34)に対してズレ止め突起37がフランジ状に突出して設けられている。そのため、ブラケット2の嵌合口部18へクリップ3の被嵌合部30を嵌合時に、カーテンレール5のレール長手方向に沿ってクリップ3を一方向に移動させることが許容され、逆方向の移動は、ズレ止め突起37が嵌合口部18の端面に衝突することで阻止されるものとなる。すなわち、嵌合口部18に対する被嵌合部30の脱出方向が一方向に限定されることになる。
ズレ止め突起37は、ブラケット2の嵌合口部18に対し、クリップ3の被嵌合部30を位置決めするうえでも大きな効果を生じるものである。
一対のシート挟持片32,33において、本実施形態では、一方のシート挟持片32に対して、その突出端に、他方のシート挟持片33の突出端と噛合するように屈曲した嘴片38が形成されたものとしてある。この嘴片38が形成されていることで、一対のシート挟持片32,33でサブシート7を挟持したときに、嘴片38がサブシート7の片面に食い込むようになって挟持面圧を高くし、滑り止め作用(サブシート7のズレ下がりや落下を防止する作用)を生じさせることができる。
次に、サブシート7について説明する。サブシート7は、カーテンレール5に吊り下げられるカーテン6と、カーテンレール5との上下間に生ずる隙間Sを閉鎖することのできる高さを有しつつ、カーテンレール5のレール長手方向に長い帯状に形成されたものである。このサブシート7は、前記したように、カーテンレール5のレール長手方向に設けられる複数のブラケット2により、クリップ3を介してカーテンレール5に沿いつつ垂下されるように保持される。
このサブシート7は、シート上縁部に殊更特別な吊り下げ構造を要しない。そのため、カーテン6の切れ端などをはじめとして、適宜のシート材をサブシート7としてそのまま利用することも可能である。
なお、カーテン6とカーテンレール5との上下間に生ずる隙間S(図1参照)は、カーテンレール5に沿って走行自在に保持されるランナー40の相互隣接間に形成される。すなわち、ランナー40は、レール溝41内に嵌るベアリング部42(シュー等の場合もある)からカーテン吊り用のスナップ部43(リングやフック等の場合もある)が下突出状に設けられた構造となっており、このスナップ部43に対して、カーテン6の上縁部に所定間隔で設けられた吊り孔部44(ハトメ部)を係止させるようにする。
そのため、吊り孔部44の相互間隔に応じて配置されることとなるランナー40とランナー40との隣接間では、カーテン6の上縁部が真っ直ぐに延びたり撓んだり(折りヒダを生じて畳まれたり)しつつも、殊に真っ直ぐに延びたときに前記した隙間Sが形成されるので、サブシート7を設けない場合には、この隙間Sが空気流通の起こる原因となっている。
以上、詳説したところから明らかなように、本発明に係るサブシートの吊り装置1では、まず、工場の建物躯体などに既設状態となっているカーテンレール5に対し、図3及び図4に示すように、レール長手方向に所定間隔をおいてブラケット2を上から被せるように取り付ける。ブラケット2は、カーテンレール5の両側面に設けられた一対の取付用挟持溝5aに、フック部16を係合させ且つ無理嵌め部17を押圧させるようにして、弾性力を伴った挟持作用を生じ、ガタツキや位置ズレなどを生じることなく、不動に保持される。
そして、図5に示すように、クリップ3における一対のシート挟持片32,33によっ
てサブシート7の上縁部を挟持させた状態にし、このクリップ3の被嵌合部30を各ブラケット2の嵌合口部18に嵌め込むようにする。ただこれだけの操作で、ブラケット2(カーテンレール5)に対するサブシート7の垂下保持が完了する。
サブシート7は、カーテン6に対して下方ほど遠ざかるように突出しているシート支持部19で、シート下面(カーテン6を向く面)を当接保持されるので、サブシート7は、カーテン6から離反する状態が保持される。そのため、カーテン6を開閉させる場合でも、このカーテン6が、開閉せずに常に吊り下げ状態とされているサブシート7と接触するといったことはなく、カーテン6の開閉が重くなる(操作し難くなる)といった問題も生じない。
また、カーテン6とサブシート7とが接触しないので、カーテン6及びサブシート7のいずれにも、擦り傷や折れ、欠け、裂傷などが生じることがない。従って、カーテン6及びサブシート7が擦り傷等によって色的な濁りを生じたり、カビの発生で外観劣化したりすることも防止できる利点がある。
なお、サブシート7が経年劣化や破損などを起こした場合などにあって、新品のサブシート7と交換するには、各ブラケット2ごとに、クリップ3をカーテンレール5の長手方向(抜止片37が邪魔しない方向)に沿って移動させ、各ブラケット2の嵌合口部18からクリップ3の被嵌合部30を脱出させるようにすればよい。その後、新品のサブシート7にクリップ3を付け直して、このクリップ3を再びブラケット2に保持させればよい。
勿論、カーテンレール5から各ブラケット2を外した後、サブシート7の交換を行って、ブラケット2をカーテンレール5へ付け直すといった手順を採用してもよい。
図8は、クリップ3の第2実施形態を示している。この第2実施形態のクリップ3は、被嵌合部30の両端側に対してズレ止め突起37が突出して設けられたものとなっている。従って、ブラケット2の嵌合口部18に対し、クリップ3の被嵌合部30を一義的に位置決めできる利点がある。また、ブラケット2の嵌合口部18へクリップ3の被嵌合部30を一旦嵌合すれば、カーテンレール5のレール長手方向に沿ってクリップ3が移動することはないので、使用中にサブシート7の位置ズレするようなことも決して起こらない。
図9は、クリップ3の第3実施形態を示している。この第3実施形態のクリップ3は、被嵌合部30にズレ止め突起37が設けられていないものである。従って、ブラケット2の嵌合口部18へ被嵌合部30を嵌合した後でも、カーテンレール5のレール長手方向に沿ってクリップ3を双方向へ自在に移動させることができる。それ故、カーテンレール5に対するブラケット2の配置と、サブシート7に対するクリップ3の配置とを完全に一致させることがでないような場合(場所的な制限による干渉があったとき等)でも、ブラケット2とクリップ3とを多少ずらしたまま、嵌合保持させることができる利点がある。
図10は、クリップ3の第4実施形態を示している。この第4実施形態のクリップ3は、一方のシート挟持片32に対して、その内面側に滑り止め作用を得るための波状歯部50が設けられたものとなっている。従って、嘴片38による滑り止め作用を一層高める利点がある。なお、この波状歯部50を設ける場合、嘴片38を省略することも可能である。また、波状歯部50は、両方のシート挟持片32,33に対してそれらの内面に設けるようにしてもよい。
ところで、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、実施の形態に応じて適宜変更可能である。
例えば、ブラケット2において、フック部16及び無理嵌め部17の両方に、嵌合口部18を設けるようにしてもよいし、フック部16のみに嵌合口部18を設けるようにしてもよい。
また、ブラケット2においてシート支持部19は省略することも可能である。
ブラケット2は、フック部16と無理嵌め部17との間で弾性力を伴ってカーテンレール5を挟持するような構造に限定されるものではなく、ネジ式のクランプ構造にしたり、或いはネジ止め構造や接着構造などを採用して、カーテンレール5へ取り付ける構造にしたりしてもよい。
クリップ3は、被嵌合部30をブラケット2の嵌合口部18に対して嵌合させることで
、一対のシート挟持片32,33が相互接近(サブシート7の挟持)することが限定されるものではない。すなわち、被嵌合部30がトグルジョイント構造やバネなどを備えたものとして、これらで一対のシート挟持片32,33が相互接近状態(サブシート7の挟持状態)を発生できるものとしてもよい。
本発明は、工場などで採用される大型のカーテンを対象とすることが限定されるものではなく、一般用の標準サイズのカーテンを対象として実施することも可能である。
カーテン6やサブシート7は、それぞれ布地製とすることも可能である。
カーテンレール5に対してサブシート7を保持させる手順は、特に限定されるものではない。例えば、取り外したカーテンレール5、又は新品のカーテンレール5に対し、予めブラケット2を取り付けておき、その後、カーテンレール5を建物躯体などへ取り付ける手順としてもよい。
1 吊り装置
2 ブラケット
3 クリップ
5 カーテンレール
5a 取付用挟持溝
6 カーテン
7 サブシート
15 上板部
16 フック部
17 無理嵌め部
18 嵌合口部
19 シート支持部
23 上縁係止部
24 下縁係止部
30 被嵌合部
32,33 シート挟持片
34 抜止部
35 スリット
37 ズレ止め突起
38 嘴片
40 ランナー
41 レール溝
42 ベアリング部
43 スナップ部
44 吊り孔部
50 波状歯部
S 隙間

Claims (4)

  1. カーテンレールの両側面間距離に対応して配置された一対の挟持部とこれら一対の挟持部間を前記カーテンレールの上部側で連結する上板部とを備えてコ字状 に形成されていると共に前記挟持部のうち少なくとも一方から前記カーテンレールの下斜め外方へ向けて
    クリップ取付用の嵌合口部が形成されたブラケットと、
    前記ブラケットの嵌合口部に嵌る被嵌合部とこの被嵌合部から二股状に突出して開閉自在とされた一対のシート挟持片とが設けられたクリップ と、を有し
    前記クリップにおいて、前記被嵌合部は前記ブラケットの嵌合口部へ未嵌合時には前記一対のシート挟持片を互いに股開きさせた状態に支持しており、前記嵌合口部へ嵌合時には一対のシート挟持片を弾発力に抗しながら弾性変形して相互接近させる構成となっていることを特徴とするサブシートの吊り装置。
  2. 前記クリップの被嵌合部は前記ブラケットの嵌合口部と同等長さに形成されていると共に前記一対のシート挟持片は前記ブラケットの嵌合口部よりも小幅に形成されていることにより、前記被嵌合部には一対のシート挟持片の両脇で幅方向外方へ延出して嵌合口部への嵌合時に嵌合口部内に係合する抜止部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のサブシートの吊り装置。
  3. 前記クリップには、前記ブラケットの嵌合口部へ嵌合時に前記カーテンレールのレール長手方向に沿って一方向のみの脱出を許容し逆方向への脱出を阻止するズレ止め突起が前記被嵌合部の一端側で突出して設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のサブシートの吊り装置。
  4. 前記クリップには、前記ブラケットの嵌合口部へ嵌合時に前記カーテンレールのレール長手方向に沿った双方向の移動を阻止する一対のズレ止め突起が前記被嵌合部の両端側で突出して設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のサブシートの吊り装置。
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