JP6155585B2 - 定着装置 - Google Patents

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Description

本発明は、接地電極を備えた定着装置に関する。
現像剤像が形成された記録シートを定着するため、加熱ローラと、加熱ローラに押圧される加圧ローラとを含む定着装置を備えた画像形成装置が知られている。
定着装置では、記録シートの搬送により加熱ローラと加圧ローラに電荷が蓄積されることがある。加熱ローラと加圧ローラに蓄積された電荷は、記録シートに放電されると現像剤像を劣化させる原因となるため、これらを接地することが必要となる。
例えば、特許文献1には、加熱ローラと加圧ローラを含む定着装置が開示されており、加圧ローラの両端を回転可能に支持する一対のアームがフレームに揺動可能に支持され、このアームの先端部とフレームとの間に引張コイルバネが設けられることで、加圧ローラを加熱ローラに押圧させる構成が開示されている。
そして、このような定着装置において、加圧ローラの接地は、引張コイルバネの先端のフックに、接地された他のコイルバネが接触することで行われている。
特開2009−134130号公報
しかしながら、特許文献1に開示された構成では、加圧ローラの移動に伴い引張コイルバネが動きかねないことから、引張コイルバネのフックとコイルバネの接触は非常に不安定であり、加圧ローラの接地を安定して行うことができない虞があった。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、加圧ローラ等の加圧部材を安定して接地することができる接地電極を備えた定着装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る定着装置は、画像形成装置本体に装着されるように構成され、加熱部材と、前記加熱部材に押圧されるように構成される加圧部材と、前記加熱部材を支持するフレームと、前記フレームに対して回動自在に支持される回動部を有し、前記加圧部材の各端部をそれぞれ支持する金属製の一対のアームと、前記一対のアームと前記フレームとの間に介在して、前記加圧部材を前記加熱部材に対して押圧させるように構成される一対のバネと、前記画像形成装置本体に設けられた接点と接続されるように構成される接地電極と、を含む。
そして、前記接地電極は、一端部が一方のアームの回動部の外周面に弾性的に接触する第1接地電極を含み、当該第1接地電極を介して、前記加圧部材を接地することを特徴とする。
このような構成によれば、加圧部材を接地する第1接地電極の一端部が、アームの回動中心となる回動部の外周面に弾性的に接触しているので、アームの回動に起因する接触圧の変化を小さくすることが可能となり、加圧部材を安定して接地することができる。
前記した定着装置において、前記第1接地電極と接触する前記回動部の外周面は、当該回動部の回転中心と同心円状に延びる円弧面を有することが好ましい。
これによれば、第1接地電極の一端部は、回動部の回転中心と同心円状に延びる円弧面となる外周面と弾性的に接触するので、アームの回動位置にかかわらず、接触圧を略一定にすることが可能となり、加圧部材をより安定して接地することができる。
前記した定着装置において、前記接地電極は、前記加熱部材を接地する第2接地電極を含み、当該第2接地電極と前記第1接地電極が接続されていることが好ましい。
これによれば、加熱部材を接地する第2接地電極と、加圧部材を接地する第1接地電極とを接続して、画像形成装置本体に設けられた接点と接続することで、接地電極をコンパクトで単純な構成とすることができる。
前記した定着装置は、前記加熱部材に対向して設けられる温度検知部材をさらに備え、前記接地電極は、当該温度検知部材を接地する金属製の第3接地電極を含み、当該第3接地電極は前記第1接地電極と接続されることで、当該温度検知部材が前記第1接地電極を介して接地されるように構成されることが好ましい。
これによれば、温度検知部材を接地する第3接地電極と、加圧部材を接地する第1接地電極とを接続して、画像形成装置本体に設けられた接点と接続することで、接地電極をコンパクトで単純な構成とすることができる。
前記した定着装置は、前記加熱部材と前記加圧部材とのニップ圧を調整するように構成されるニップ圧調整機構をさらに備え、当該ニップ圧調整機構は、前記一対のアームを前記各アームの回動部を回動中心として回動させるように構成されることが好ましい。
これによれば、ニップ圧調整機構により加熱部材と加圧部材とのニップ圧を調整する場合、アームの回動部を回動中心として一対のアームが回動することでニップ圧の調整が行われるが、ニップ圧にかかわらず、第1接地電極とアームとの接触圧を略一定にすることが可能となり、加圧部材を安定して接地することができる。
前記した定着装置において、前記第1接地電極は金属板から形成してもよい。
これによれば、金属板から形成することにより、第1接地電極を容易に製造することができる。
本発明によれば、加圧部材を接地する第1接地電極の一端部が、アームの回動中心となる回動部の外周面に弾性的に接触しているので、アームの回動に起因する接触圧の変化を小さくすることが可能となり、加圧部材を安定して接地することができる。
本発明の実施形態に係るカラープリンタの概略構成を示す断面図である。 定着装置の構成を示す断面図である。 フレームを取り外した状態での定着装置の斜視図である。 第1接地電極の斜視図(a)と、第2接地電極の斜視図(b)を示す。 第1接地電極および第2接地電極を示す定着装置の断面斜視図である。
次に、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明において、方向は、画像形成装置の一例としてのカラープリンタ1を使用するユーザを基準にした方向で説明する。すなわち、図1における右側を「前」、左側を「後」とし、手前側を「左」、奥側を「右」とする。また、図1における上下方向を「上下」とする。
<カラープリンタの概略構成>
図1に示すように、カラープリンタ1は、装置本体の一例としての本体筐体10内に、給紙部20と、画像形成部30とを主に備えている。本体筐体10の上側には、後側を回動中心として上下に開閉可能に構成されたアッパーカバー12が設けられている。
給紙部20は、本体筐体10内の下部に設けられ、記録シートの一例としての記録紙Pを収容する給紙トレイ21と、用紙押圧板22と、給紙ローラ23と、記録紙Pの搬送経路24上に設けられた分離ローラ25、分離パッド26、紙粉取りローラ27およびレジストローラ28とを主に備えている。給紙トレイ21内の記録紙Pは、用紙押圧板22によって給紙ローラ23に寄せられ、給紙ローラ23によって送り出される。送り出された記録紙Pは、分離ローラ25と分離パッド26によって1枚ずつ分離され、紙粉取りローラ27によってある程度紙粉が回収された後、レジストローラ28によって画像形成部30に供給される。
画像形成部30は、4つのLEDユニット40と、4つのプロセスカートリッジ50と、転写ユニット70と、定着装置100とから主に構成されている。
LEDユニット40は、感光体ドラム53の上方に配置され、その下端に左右方向に配列された図示しない複数のLED(発光ダイオード)を備えている。このLEDユニット40は、画像データに基づいてLEDが明滅することで、感光体ドラム53の表面を露光する。また、LEDユニット40は、アッパーカバー12に保持されており、アッパーカバー12を開くことで感光体ドラム53から離間する。
プロセスカートリッジ50は、アッパーカバー12と給紙トレイ21との間で前後方向に沿って複数並んで配置されており、アッパーカバー12が開かれた状態において本体筐体10に対し交換可能に装着される構成となっている。各プロセスカートリッジ50は、それぞれ、感光体カートリッジ51と、感光体カートリッジ51に対して着脱自在な現像カートリッジ61とを備えている。
各感光体カートリッジ51は、それぞれ、感光体ドラム53と、帯電器54と、回収ローラ55とを主に有して構成されている。回収ローラ55は、感光体ドラム53上に付着した転写残トナーを回収するためのローラである。また、各現像カートリッジ61は、それぞれ、現像ローラ63と、供給ローラ64と、層厚規制ブレード65と、アジテータ66と、現像剤の一例としての正帯電性のトナーが収容される収容部67とを主に有して構成されている。
転写ユニット70は、給紙トレイ21とプロセスカートリッジ50との間に設けられ、駆動ローラ71と、従動ローラ72と、無端状の搬送ベルト73と、4つの転写ローラ74とを主に備えている。搬送ベルト73は、駆動ローラ71と従動ローラ72との間に張設され、外側の面が配列された感光体ドラム53に対向して配置されており、その内側には転写ローラ74が対応する感光体ドラム53との間で搬送ベルト73を挟持するように配置されている。
定着装置100は、プロセスカートリッジ50および転写ユニット70の後方に設けられ、加熱ローラ110と、加熱ローラ110と対向配置されて加熱ローラ110を押圧する加圧ローラ120とを主に備えている。
なお、定着装置100の詳細については後述する。
画像形成部30では、感光体ドラム53の表面が、帯電器54により一様に正帯電された後、LEDユニット40によって露光されることで、感光体ドラム53上に画像データに基づく静電潜像が形成される。また、収容部67内のトナーは、アジテータ66によって撹拌されつつ、供給ローラ64を介して現像バイアスが印加された現像ローラ63に供給され、現像ローラ63と層厚規制ブレード65の間に進入して一定厚さの薄層として現像ローラ63上に担持される。そして、現像ローラ63が感光体ドラム53に接触するときにトナーが現像ローラ63から感光体ドラム53に供給されることで、静電潜像が可視像化され、感光体ドラム53上に現像剤像としてのトナー像が形成される。
その後、画像形成部30に供給された記録紙Pが、感光体ドラム53と搬送ベルト73の間を搬送されることで、感光体ドラム53上に形成されたトナー像が記録紙P上に転写される。
トナー像が転写された記録紙Pは、定着装置100に搬送され、加熱ローラ110と加圧ローラ120の間を通過する間にトナー像が熱定着され、これによって、記録紙P上に画像が形成される。
その後、記録紙Pは、搬送ローラ90や排出ローラ95により、排紙経路14に沿って搬送され、本体筐体10の排出口15を通って、本体筐体10内から排紙トレイ13上に排出される。
<定着装置の構成>
図2および図3に示すように、定着装置100は、フレーム101を備え、加熱部材の一例としての加熱ローラ110と、加圧部材の一例としての加圧ローラ120が、フレーム101にそれぞれ回転可能に支持されている。
加熱ローラ110は、左右一対の軸受140を介してフレーム101に支持されている。加圧ローラ120は、一対のアームの一例である左右2つの揺動アーム130を介してフレーム101に装着されている。
フレーム101は、絶縁性の樹脂から構成され、加熱ローラ110および加圧ローラ120の軸方向に沿って左右方向(記録紙Pの幅方向)に延びている。図2に示すように、フレーム101は、加熱ローラ110を上から覆い、上面部101Uと、前面部101Fと、前面傾斜部101Sとを有している。
上面部101Uには、左側の端部に、後述する接地電極を固定するためのネジ用の穴108および位置決めピン109が形成されている。前面部101Fには、後述する固定フレーム145を取り付けるためのネジ用の穴106および位置決めピン107が形成されている。
また、前面部101Fの下方には、揺動アーム130を回動可能に支持する支軸部102が形成されている。
フレーム101の下面中央には、加熱ローラ110の軸受140が固定される軸受固定部103が形成されている。そして、フレーム101の上部後方には、後述するバネ135の一端が固定されるフック部104が形成されている。
なお、支軸部102、軸受固定部103、フック部104、穴106および位置決めピン107は、定着装置100の左右両端部に対称的に設けられているが、図2においては片側(左側)のみを示す。
加熱ローラ110は、内部にハロゲンヒータ115を有する円筒状に形成された金属管からなる。加熱ローラ110は、両端の回転軸部112が軸受140を介してフレーム101に回転可能に支持されている。
図3に示すように、加熱ローラ110の中央部には、温度検知部材の一例としてのサーミスタ143が加熱ローラ110と対向して設けられている。サーミスタ143は、フレーム101の内側で、加熱ローラ110の表面から離間した状態で配置されている。
サーミスタ143は、後述する第3接地電極を構成する金属製の固定フレーム145にネジ144で固定されている。
加熱ローラ110を回転可能に支持する軸受140は、導電性樹脂から構成される。軸受140は、加熱ローラ110の両端部に設けられた円筒形の回転軸部112を回転可能に支持している。
図3に示すように、軸受140は、2枚のプレート部材141をその円周方向における複数個所で相互に接続したものであり、上端に位置する接続リブ142には、後述する第2接地電極170の一端が弾性的に接触する。
加圧ローラ120は、その中央部に設けた芯金122(図1参照)の周囲をウレタンゴム等で被覆することで構成される。加圧ローラ120は、芯金122の両端が外側に突出しており、その突出した両端部が軸受125を介して揺動アーム130に回転可能に支持されている。
図2および図3に示すように、軸受125は、導電性樹脂から構成され、揺動アーム130の中央部に固定されている。
揺動アーム130は、鋼板から構成された側面視略L字形状の部材である。
図2および図3に示すように、揺動アーム130は、支軸部102に対して回動自在に支持される回動部131が一端に形成されている。回動部131の外周面132は、回動部131の回転中心RCと同心円状に延びる円弧面を形成している。
揺動アーム130は、軸受125が固定される中央部を挟んで、回動部131が形成された一端とは反対側の他端にフック部133が形成されている。
フック部133が形成された他端には、後述するニップ圧調整機構150の操作レバー152を回動可能に支持する支軸部材134が固定されている。
揺動アーム130のフック部133は、フレーム101のフック部104と対向する位置に配置され、これらの間にバネ135が介在する。バネ135は、一端136が揺動アーム130のフック部133に係合され、他端137がフレーム101のフック部104に係合されることで、常時引きバネとして機能し、揺動アーム130を、回動部131を中心として上方へ付勢させる。このバネ135の引張力により、加圧ローラ120が加熱ローラ110に対して、所定のニップ圧で押圧されることになる。
図2および図3に示すように、ニップ圧調整機構150は、記録紙Pの幅方向に左右一対設けられており、揺動アーム130の他端に固定された支軸部材134により回動可能に軸支された操作レバー152を操作することで、所定のニップ圧に調整することができる。このための構成は、公知の機構を採用することができるので詳細な説明は省略する。
ニップ圧調整機構150は、例えば、通常印刷時における通常ニップモードと、コシの弱い薄紙や、封筒のように2枚の紙を同時に搬送するのに適した封筒モードと、加熱ローラ110と加圧ローラ120との間で紙詰まりが発生した際に、ニップ圧を解除するニップ圧解除モードとの間で、ニップ圧を調整することができる。この調整の際に、操作レバー152がバネ135の引張力に抗して揺動アーム130を上下に移動させるようになっている。
<定着装置の接地回路>
次に、図2から図5を参照して、定着装置100の接地回路について説明する。
定着装置100の加熱ローラ110および加圧ローラ120は、定着装置100の左側端部に設けた接地電極を介して、カラープリンタ1の本体筐体10に設けられた接点GEP(図2参照)と電気的に接続される。
具体的には、接地電極は、加圧ローラ120を接地するための第1接地電極160と、加熱ローラ110を接地するための第2接地電極170と、サーミスタ143を接地するための第3接地電極である固定フレーム145を含む。
図4(a)に示すように、第1接地電極160は、金属板を折り曲げることで形成されている。
第1接地電極160は、フレーム101の上面部101Uに接触して配置される第1固定基部163と、フレーム101の前面部101Fに接触して配置される第2固定基部166と、第1固定基部163の一端と第2固定基部166の一端とを接続し、フレーム101の前面傾斜部101Sに沿って延びる折り曲げ傾斜部167と、第2固定基部166の他端から下方に延びる板バネ接点部168とを有している。板バネ接点部168は、組み付け時に定着装置100の各部品を傷つけないように先端部169が折り曲げられている。
第1固定基部163には、フレーム101の上面部101Uに設けた穴108および位置決めピン109(図2参照)に対応して、貫通孔161およびピン挿入孔162が形成されている。
第2固定基部166には、フレーム101の前面部101Fに設けた穴106および位置決めピン107に対応して、左右に長い長孔形状の貫通孔164およびピン挿入孔165が形成されている。
このような構成の第1接地電極160は、図2に示すように、板バネ接点部168が撓んだ状態で組み付けられることで、揺動アーム130の回動部131の外周面132と弾性的に接触するようになっている。
図4(b)に示すように、第2接地電極170は、第1接地電極160と同様に金属板を折り曲げることで形成されている。
第2接地電極170は、第1接地電極160の第1固定基部163に重なる第1固定基部173と、第1固定基部173の一端から前方の斜め下に向けて延びる接点部174と、第1固定基部173の他端から下方に延びる板バネ接点部175とを有している。
第1固定基部173には、第1接地電極160の貫通孔161およびピン挿入孔162に対応して、貫通孔171およびピン挿入孔172が形成されている。
このような構成の第2接地電極170は、図2に示すように、接点部174が本体筐体10に設けられた接点GEPと電気的に接続され、板バネ接点部175が、撓んだ状態で組み付けられることで、加熱ローラ110の軸受140の接続リブ142と弾性的に接触するようになっている(図3参照)。
図2および図3に示すように、第3接地電極である固定フレーム145は、鋼板を曲げ加工することで構成され、フレーム101の前面部101Fに設けた穴106および位置決めピン107に対応して、貫通孔148およびピン挿入孔146が左右に一対ずつ形成されている。
以上のように構成された各接地電極は、図5に示すように、第1接地電極160、第2接地電極170および固定フレーム(第3接地電極)145を重ねた状態で、フレーム101の左側端部に固定される。
詳細には、第1接地電極160の第1固定基部163と第2接地電極170の第1固定基部173を重ねて、ピン挿入孔162,172に、フレーム101の上面部101Uに設けた位置決めピン109を挿入することで、第1接地電極160と第2接地電極170がフレーム101に仮止めされる。同時に、固定フレーム145の左側端部と第1接地電極160の第2固定基部166を重ねて、ピン挿入孔146,165に、フレーム101の前面部101Fに設けた位置決めピン107を挿入することで、第1接地電極160と固定フレーム145がフレーム101に仮止めされる。この状態では、第2接地電極170の貫通孔171および第1接地電極160の貫通孔161がフレーム101に設けた穴108と合致し、第1接地電極160の貫通孔164および固定フレーム145の貫通孔148がフレーム101に設けた穴106と合致している。
その後、第2接地電極170の貫通孔171と第1接地電極160の貫通孔161に上方からネジ179を通して、フレーム101のネジ用の穴108にネジ179を螺合させることで、第1接地電極160と第2接地電極170をフレーム101に対して共締めする。同様に、第1接地電極160の貫通孔164と固定フレーム145の貫通孔148に前方からネジ149を通して、フレーム101のネジ用の穴106にネジ149を螺合させることで、第1接地電極160と固定フレーム145をフレーム101に対して共締めする。
なお、第1接地電極160の貫通孔164が長孔であるため、各部に寸法誤差があったり、フレーム101や固定フレーム145が温度変化により左右に伸縮したりした場合でも、第1接地電極160を取り付けることができる。
以上のように構成された接地電極によると、加圧ローラ120の芯金122と、導電性樹脂から構成された軸受125と、鋼板から構成された揺動アーム130が電気的に接続され、さらに、揺動アーム130の回動部131の外周面132が、第1接地電極160の板バネ接点部168と電気的に接続される。そして、第1接地電極160と第2接地電極170が電気的に接続され、第2接地電極170の接点部174が、カラープリンタ1の本体筐体10に設けられた接点GEP(図2参照)と電気的に接続されることで、本体筐体10を介して加圧ローラ120を接地することができる。
また、金属管からなる加熱ローラ110の回転軸部112と、導電性樹脂から構成された軸受140が電気的に接続され、さらに、軸受140の接続リブ142が、第2接地電極170の板バネ接点部175と電気的に接続される。そして、第2接地電極170の接点部174が、カラープリンタ1の本体筐体10に設けられた接点GEP(図2参照)と電気的に接続されることで、本体筐体10を介して加熱ローラ110を接地することができる。
さらに、サーミスタ143は、第3接地電極である金属製の固定フレーム145と電気的に接続され、固定フレーム145の左側端部が、第1接地電極160の第2固定基部166と電気的に接続される。そして、第1接地電極160と第2接地電極170が電気的に接続され、第2接地電極170の接点部174が、カラープリンタ1の本体筐体10に設けられた接点GEP(図2参照)と電気的に接続されることで、本体筐体10を介してサーミスタ143を接地することができる。
以上によれば、本実施形態において以下のような効果を得ることができる。
加圧ローラ120を接地する第1接地電極160の一端部(板バネ接点部168)が、揺動アーム130の回動中心となる回動部131の外周面132に弾性的に接触しているので、揺動アーム130の回動に起因する接触圧の変化を小さくすることが可能となり、加圧ローラ120を安定して接地することができる。
第1接地電極160の一端部(板バネ接点部168)は、回動部131の回転中心RCと同心円状に延びる円弧面となる外周面132と弾性的に接触するので、揺動アーム130の回動位置にかかわらず、接触圧を略一定にすることが可能となり、加圧ローラ120をより安定して接地することができる。
加熱ローラ110を接地する第2接地電極170と、加圧ローラ120を接地する第1接地電極160とを接続して、カラープリンタ1の本体筐体10に設けられた接点GEPと接続することで、接地電極をコンパクトで単純な構成とすることができる。
サーミスタ143を接地する第3接地電極(固定フレーム145)と、加圧ローラ120を接地する第1接地電極160とを接続して、カラープリンタ1の本体筐体10に設けられた接点GEPと接続することで、接地電極をコンパクトで単純な構成とすることができる。
左右一対のニップ圧調整機構150が、一対の揺動アーム130を各揺動アーム130の回動部131を回動中心として回動させるように構成されるので、ニップ圧調整機構150により加熱ローラ110と加圧ローラ120とのニップ圧を調整することができ、しかも、ニップ圧にかかわらず、第1接地電極160と揺動アーム130との接触圧を略一定にすることが可能となり、加圧ローラ120を安定して接地することができる。
第1接地電極160が金属板から形成されることで、第1接地電極160を容易に製造することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではない。具体的な構成については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
前記実施形態では、加熱ローラ110と加圧ローラ120を備えた定着装置100を一例として説明したが、例えば、加熱ローラに加えて定着ローラを設け、これらの間に無端状のベルトを張設した加熱部材を構成することもできる。この場合、加熱ローラおよび/または定着ローラの一端部または両端部で導電性の部材に第2接地電極を電気的に接続することができる。
また、無端状の定着フィルムを加熱部材の周囲で回転駆動させるフィルム式の加熱部材を構成することもできる。この場合、加熱部材の周囲を覆う導電性の部材に第2接地電極を電気的に接続することができる。
さらに、加熱部材に押圧される加圧部材は、必ずしも回転可能なローラである必要はなく、回動自在の一対のアームに固定された非回転式の加圧部材とすることもできる。
1 カラープリンタ
10 本体筐体
100 定着装置
101 フレーム
110 加熱ローラ
120 加圧ローラ
130 揺動アーム
131 回動部
132 外周面
135 バネ
GEP 接点
RC 回転中心
143 サーミスタ
145 固定フレーム(第3接地電極)
150 ニップ圧調整機構
160 第1接地電極
168 板バネ接点部
170 第2接地電極

Claims (7)

  1. 画像形成装置本体に装着されるように構成される定着装置であって、
    加熱部材と、
    前記加熱部材に押圧されるように構成される加圧部材と、
    前記加熱部材を支持するフレームと、
    前記フレームに対して回動自在に支持される回動部を有し、前記加圧部材の各端部をそれぞれ支持する金属製の一対のアームと、
    前記一対のアームと前記フレームとの間に介在して、前記加圧部材を前記加熱部材に対して押圧させるように構成される一対のバネと、
    前記画像形成装置本体に設けられた接点と接続されるように構成される接地電極と、を含み、
    前記フレームは、ピンと、ネジ用の穴と、が形成され、
    前記接地電極は、一端部が一方のアームの回動部の外周面に弾性的に接触する第1接地電極を含み、当該第1接地電極を介して、前記加圧部材を接地し、
    前記加熱部材に対向して設けられる温度検知部材をさらに備え、
    前記接地電極は、当該温度検知部材を固定する金属製の第3接地電極を含み、
    前記第1接地電極は、前記穴に対応する第1貫通孔および前記ピンに対応する第1ピン挿入孔が形成され、
    前記第3接地電極は、前記穴に対応する第2貫通孔および前記ピンに対応する第2ピン挿入孔が形成され、
    前記ピンは、前記第1ピン挿入孔および前記第2ピン挿入孔に入り、
    前記第1貫通孔、前記第2貫通孔および前記ネジ用の穴に入り、前記第1接地電極および前記第3接地電極を前記フレームに固定するネジをさらに備えることを特徴とする定着装置。
  2. 前記第1接地電極と接触する前記回動部の外周面は、当該回動部の回転中心と同心円状に延びる円弧面を有することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 画像形成装置本体に装着されるように構成される定着装置であって、
    加熱部材と、
    前記加熱部材に押圧されるように構成される加圧部材と、
    前記加熱部材を支持するフレームと、
    前記フレームに対して回動自在に支持される回動部を有し、前記加圧部材の各端部をそれぞれ支持する金属製の一対のアームと、
    前記一対のアームと前記フレームとの間に介在して、前記加圧部材を前記加熱部材に対して押圧させるように構成される一対のバネと、
    前記画像形成装置本体に設けられた接点と接続されるように構成される接地電極と、を含み、
    前記接地電極は、一端部が一方のアームの回動部の外周面に弾性的に接触する第1接地電極を含み、当該第1接地電極を介して、前記加圧部材を接地し、
    前記第1接地電極と接触する前記回動部の外周面は、当該回動部の回転中心と同心円状に延びる円弧面を有し、
    前記第1接地電極は、前記円弧面と接触し、
    前記一端部は、前記アームから離れる方向に先端部が折れ曲がっていることを特徴とする定着装置。
  4. 画像形成装置本体に装着されるように構成される定着装置であって、
    加熱部材と、
    前記加熱部材に押圧されるように構成される加圧部材と、
    前記加熱部材を支持するフレームと、
    前記フレームに対して回動自在に支持される回動部を有し、前記加圧部材の各端部をそれぞれ支持する金属製の一対のアームと、
    前記一対のアームと前記フレームとの間に介在して、前記加圧部材を前記加熱部材に対して押圧させるように構成される一対のバネと、
    前記画像形成装置本体に設けられた接点と接続されるように構成される接地電極と、を含み、
    前記接地電極は、一端部が一方のアームの回動部の外周面に弾性的に接触する第1接地電極を含み、当該第1接地電極を介して、前記加圧部材を接地し、
    前記第1接地電極と接触する前記回動部の外周面は、当該回動部の回転中心と同心円状に延びる円弧面を有し、
    前記第1接地電極は、前記円弧面と接触する接点部を有し、
    前記円弧面と前記接点部は、前記加圧部材と前記加熱部材が並ぶ方向に並び、
    前記円弧面は、前記加熱部材と前記加圧部材の並び方向における前記加熱部材側を向き、
    前記接点部は、前記並び方向における前記加圧部材側を向くことを特徴とする定着装置。
  5. 前記接地電極は、前記加熱部材を接地する第2接地電極を含み、当該第2接地電極と前記第1接地電極が接続されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の定着装置。
  6. 前記加熱部材と前記加圧部材とのニップ圧を調整するように構成されるニップ圧調整機構をさらに備え、
    当該ニップ圧調整機構は、前記一対のアームを前記各アームの回動部を回動中心として回動させるように構成されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の定着装置。
  7. 前記第1接地電極が金属板から形成されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の定着装置。
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