JP6222017B2 - 液体用紙容器 - Google Patents

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Description

本発明は、液体用紙容器に関するものである。
食品や非食品の液体の内容物に使用される液体用紙容器は、果汁飲料、ジュース、お茶、コーヒー、乳飲料、スープ等の液体飲料、日本酒、焼酎等の酒類に広く用いられている。この液体用紙容器は、紙層の内面に熱可塑性樹脂によるシーラント層が設けられた積層材料からなり、紙層とシーラント層の間にアルミ箔やアルミ蒸着フィルム、あるいは、無機酸化物蒸着フィルムなどのバリア性のある層を設けたものなどがある(例えば、特許文献1)。
近年、環境保全の問題から使用後の空容器の分別収集や、廃棄物の減容化が行われるようにより、廃棄の際に空容器を解体することが行われている。また、切妻屋根形の屋根板に、口栓を設けたものがあるが、口栓が強固に溶着しているため、廃棄するために、この口栓を分離するには、トップシール部を開口して、ハサミ等で口栓の周りを切って分離する以外には難しかった。
しかしながら、前述した従来の液体用紙容器は、トップシール部の熱融着による封鎖が強固であるため、使用後の空容器を解体するときに、手でトップシール部を開口して容器を解体するのが難しいことがあった。
これは、液体用紙容器のトップシール部は、折り曲がった積層体が突き当たった状態でシールするため隙間が生じ易いので、液体用紙容器の裏面のシーラント層には、溶融時の流動性の良いポリエチレン樹脂が用いられ、高い温度と強い押圧でシールして、隙間を埋めて完全密封するようにしてある。
このようなことから、シール強度が強くなっているためである。シール強度を弱くするために、シールする温度を下げたり、押圧を弱くしたりすると、密封が不完全になり、液漏れが生じてしまう危険性がある。
そのため、トップシール部を開口するのではなく、口栓の開口部からハサミで切り込んでいって、空容器を解体することが推奨されているが、ハサミで硬い口栓を切ることは極めて困難であり、一般に行われている状況にはない。
この改良として、胴部の側面板を切り破って、それをきっかけとして容易に解体できるようにした液体用紙容器がある。
例えば、紙層の表裏に合成樹脂層を設けた複合シートの両端部を互いに重ね合わせ、シールした胴部貼り合せ部の重ね合わせた外面側の複合シートの端部に、プルタブが設けられており、プルタブは易剥離性のテープ状フィルムによる剥離層を介して剥離可能に設けられている液体用紙容器がある(特許文献2)。
そして、このテープ状フィルムは、四方の側面板の内面に沿って連続して設けられていて、テープ状フィルムの幅方向両端縁に沿って、複合シートの紙層に切り込み線、ハーフカット、ミシン目などのカッテングラインが刻設されている。
公知文献を以下に示す。
特開2003−335362号公報 特許第3843510号公報
しかし、特許文献2の液体用紙容器では、易剥離性のテープ状フィルムが必要であり、また、胴部貼り合せ部のシールが、易剥離性のテープ状フィルムのため不安定になる恐れもあり、更なる改良が望まれている。
本発明は係る課題に鑑みなされたものであり、容易に解体でき、シール性も安定して壊れにくい液体用紙容器を提供することを課題とする。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、本発明の請求項1の発明は、外層
側から内層側に向かって、熱可塑性樹脂層、紙基材、接着樹脂層、バリア層、シーラント層が、順次積層された積層体から構成され、筒状の胴部と、該胴部の上端を塞ぐ頂部と、前記胴部の下端を塞ぐ底部とからなる液体用紙容器であって、
前記紙基材に、あるいは、熱可塑性樹脂層から前記紙基材に渡って、傷加工Aが施され、前記バリア層の基材フィルムに傷加工Bが施され、前記傷加工Bは、前記傷加工Aの設けられた前記積層体の位置と略同一の位置に設けられており、前記接着樹脂層および前記シーラント層を貫通する傷加工が設けられていないことを特徴とする液体用紙容器である。
本発明の請求項2の発明は、前記バリア層と前記シーラント層との間に接着層が設けられており、前記接着層を貫通する傷加工が設けられていないことを特徴とする請求項1に記載の液体用紙容器である。
本発明の請求項3の発明は、前記傷加工Aが、前記液体用紙容器の前記胴部、または、前記頂部を略1周するように、周方向に線状に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の液体用紙容器である。
本発明の請求項4の発明は、前記傷加工Aが、刃型を用いた抜き加工または半抜き加工により設けられ、前記傷加工Bが、レーザーにより設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の液体用紙容器である。
本発明の請求項5の発明は、前記バリア層が、前記基材フィルムに蒸着層を設けた蒸着フィルム、あるいは、前記基材フィルムに金属箔を積層した積層フィルムであり、
前記基材フィルムがポリエチレンテレフタレートの延伸フィルムであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の液体用紙容器である。
本発明の液体用紙容器は、紙基材に、あるいは、熱可塑性樹脂層から前記紙基材に渡って、傷加工Aが施され、バリア層の基材フィルムに傷加工Bが施され、傷加工Bは、前記傷加工Aの設けられた前記積層体の位置と略同一の位置に設けられているので、傷加工Aの部分から容易に破って解体することができ、シール性も安定して壊れにくい。
加工Aが、前記液体用紙容器の前記胴部、または、前記頂部を略1周するように、周方向に線状に上下2本設けられているので、胴部を上下に、帯状に切り取ることができ、解体しやすい。
紙基材に施された傷加工Aが、刃型を用いた抜き加工または半抜き加工により設けられ、基材フィルムの傷加工Bが、レーザーにより設けられているので、容易に加工することができる。
バリア層が、基材フィルムに蒸着層を設けた蒸着フィルムである場合には、傷加工部分の加工範囲はわずかである為、バリア性に影響はない。あるいは、基材フィルムに金属箔を積層したバリア層の場合には、金属箔はレーザーにより加工されないので、バリア性が落ちることがない。
基材フィルムがポリエチレンテレフタレートの延伸フィルムであるので、耐熱性や機械的物性に優れ、また、炭酸ガスレーザーで傷加工が容易にできる。
本発明の液体用紙容器の一例に用いる積層体を模式的に断面で示した説明図である。 本発明の液体用紙容器の一例に用いる積層体の他の例を模式的に断面で示した説明図である。 本発明の液体用紙容器の一例に用いる積層体の更に他の例を模式的に断面で示した説明図である。 (a)本発明の液体用紙容器の一例を模式的に斜視で示した説明図である。(b)本発明の液体用紙容器の他の例を模式的に斜視で示した説明図である。 本発明の液体用紙容器の一例のブランクを模式的に示した説明図である。 本発明の液体用紙容器の一例のブランクで胴部に設けた傷加工の位置を模式的に示した説明図である。(a)基材層などに施された傷加工Aの位置である。(b)バリア層の基材フィルムに施された傷加工Bの位置である。(c)バリア層の基材フィルムに施された傷加工Bの他の例の位置である。 本発明の液体用紙容器の一例のブランクで頂部に設けた傷加工の位置を模式的に示した説明図である。(a)基材層などに施された傷加工Aの位置である。(b)バリア層の基材フィルムに施された傷加工Bの位置である。 (a)〜(e)本発明の液体用紙容器の一例に設ける傷加工の形状を例示した説明図である。 本発明の液体用紙容器の一例で傷加工を胴部に設けたときの切断・解体の方法を説明する模式図である。 本発明の液体用紙容器の一例で傷加工を頂部に設けたときの切断・解体の方法を説明する模式図である。 実施例7の液体用紙容器のブランクで傷加工の位置を模式的に示した説明図である。(a)基材層などに施された傷加工Aと傷加工Cの位置である。(b)バリア層の基材フィルムに施された傷加工Bの位置である。
以下、本発明を実施するための形態につき説明する。
図1は、本発明の液体用紙容器の一例に用いる積層体を模式的に断面で示した説明図、図2は、本発明の液体用紙容器の一例に用いる積層体の他の例を模式的に断面で示した説明図、図3は、本発明の液体用紙容器の一例に用いる積層体の更に他の例を模式的に断面で示した説明図、図4(a)は、本発明の液体用紙容器の一例を模式的に斜視で示した説明図、(b)は、本発明の液体用紙容器の他の例を模式的に斜視で示した説明図である。
本例の液体用紙容器100に用いる積層体101aは、図1のように、液体用紙容器100の外層側から内層側に向かって、熱可塑性樹脂層1、紙基材2、接着樹脂層3、バリア層4、接着層5、シーラント層6が、順次積層され、バリア層4は、蒸着層4aと、基材フィルム4cからなっている。また、必要に応じて、熱可塑性樹脂層1の外面に印刷層を設けてもよい。
そして、紙基材2に傷加工Aが施され、また、基材フィルム4cに傷加工Bが施され、傷加工Bは、前記傷加工Aの設けられた前記積層体の位置と略同一の位置に設けられている。また、傷加工Aは、紙基材2のみではなく、熱可塑性樹脂層1から加工して、図2の積層体101bのように、熱可塑性樹脂層1と紙基材2に施してもよい。
また、図3のようにバリア層として、金属箔4bと基材フィルム4cを貼り合せたものを使用する場合には、基材フィルムを内側にすることで、基材フィルムのみに傷加工を施すことができる。
本例の液体用紙容器100に用いる積層体101aや積層体101b、積層体101cを構成する外層側の熱可塑性樹脂層1に用いる樹脂には、低密度ポリエチレン樹脂や、直鎖状低密度ポリエチレン樹脂などの熱可塑性樹脂が好ましく使用することができる。
この熱可塑性樹脂を用いて、紙基材2の外面に押出しラミネーションにより設けることができる。尚、熱可塑性樹脂層1の外面に設けられる印刷層は、周知のインキを用いてグラビア印刷やオフセット印刷等の方法で施される、絵柄や商品情報などを含む層である。コロナ処理などの易接着処理を行って、印刷層との接着性を高めることが好ましい。印刷層上には耐摩耗性向上の為にオーバーコート層を設けても良い。
紙基材2としては、通常、ミルクカートン原紙等の板紙が用いられる。坪量と密度は容器の容量やデザインにより適宜選定されるが、通常は坪量200〜500g/mの範囲で密度0.6〜1.1g/cmの紙が好適に用いられる。
接着樹脂層3は、紙基材2とバリア層4を接着させるためのサンドイッチラミネーションに用いるポリオレフィン系樹脂からなる層である。厚みは10μmから60μmの範囲が通常用いられる。10μm未満では十分な接着強度が得られない。
具体的には、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンなどのエチレン系樹脂やポリプロピレン、あるいは、エチレン・アクリル酸共重合体やエチレン・メタクリル酸共重合体などのエチレン・α,β不飽和カルボン酸共重合体、エチレン・アクリル酸メチルやエチレン・アクリル酸エチルやエチレン・メタクリル酸メチルやエチレン・メタクリル酸エチルなどのエチレン・α,β不飽和カルボン酸共重合体のエステル化物、カルボン酸部位をナトリウムイオン、あるいは、亜鉛イオンで架橋した、エチレン・α,β不飽和カルボン酸共重合体のイオン架橋物、エチレン・無水マレイン酸グラフト共重合体やエチレン・アクリル酸エチル・無水マレイン酸のような三元共重合体に代表される酸無水物変性ポリオレフィン、エチレン・グリシジルメタクリレート共重合体などのエポキシ化合物変性ポリオレフィン、エチレン・酢酸ビニル共重合体から選ばれる樹脂の単体、あるいは、これらから選ばれる2種以上の混合物などにより設けられる。
接着強度を高めるために、紙基材2やバリア層4の面に、コロナ処理、オゾン処理、アンカーコートなどの易接着処理を行うことができる。
バリア層4は、アルミニウムやスズなどの金属や、シリカやアルミナなどの金属酸化物などの蒸着層4aを設けた蒸着フィルムを用いることができる。蒸着層4aの厚みは、5〜100nmが好ましい。
蒸着フィルムに用いる基材フィルム4cには、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリプロピレンなどの樹脂フィルムが用いられる。特にポリエチレンテレフタレートの2軸延伸フィルムが、蒸着加工時や貼り合わせ加工時に、伸縮が少ないので好ましく用いられる。厚さは、6〜25μmのものが好ましく用いられる。
また、バリア層4としてアルミニウムなどの金属箔4bに基材フィルム4cを積層した積層フィルムを用いることができる。積層はドライラミネーションによって行うことができる。金属箔4bの厚さは、5〜15μmが好ましく用いられる。
金属箔4bに積層する基材フィルム4cには、蒸着フィルムの基材フィルム4cと同様な樹脂フィルムが用いられる。特にポリエチレンテレフタレートの2軸延伸フィルムが、貼り合わせ加工時に、伸縮が少ないので好ましく用いられる。その厚さも同様である。
バリア層として金属の蒸着層4aを用いる場合には、蒸着層4aは基材フィルム4cより紙基材側でもシーラント層側でも良いが、金属箔4bを用いる場合には、基材フィルム4cより、紙基材2側に設ける。このようにすることにより、紙基材2との積層した後に、基材フィルム4cにレーザー加工により傷加工を行っても、金属箔4bがレーザーを遮断することなく、行うことができる。
接着層5は、押し出し樹脂層であってもよいし、また、ラミネート用接着剤であってもよい。押し出し樹脂層に用いる樹脂としては、接着樹脂層3と同様に、ポリエチレン系樹脂などの熱可塑性樹脂を用いることができる。厚みは5μmから20μmの範囲が通常用いられる。また、ラミネート用接着剤としては、ウレタン系2液硬化型のドライラミネート用接着剤(無溶剤型接着剤を含む)を用いることができる。乾燥塗布量は、0.5〜7.0g/mが好ましい。
シーラント層6には、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレンなどが使用できる。また、一部ポリブテンを含む層があってもよい。特に直鎖状低密度ポリエチレンが好ましく用いることができる。また、シール部の開封を容易にさせる目的で、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレンなどのポリエチレン樹脂と熱可塑性エラストマーとのブレンド樹脂としても良い。内容物の低吸着や、接着剤成分の低溶出を目的として環状オレフィン樹脂を使用しても良い。
用いる直鎖状低密度ポリエチレンとしては、密度が0.925以下、MIが4以上であるものが好ましく用いられる。シーラント層6の厚みは、30〜100μmが好ましく、Tダイ法やインフレーション法で製膜された無延伸フィルムが好ましく用いられる。
以上、本例の液体用紙容器100に用いる積層体101aや積層体101b、積層体101cについて説明したが、液体用紙容器としての用途を考慮し、液体用紙容器として要求される剛性や耐久性などを向上する目的で、上記の層構成に、さらに他の層を介在させた構成であってもよい。
本例の液体用紙容器100は、図4(a)のような、胴部貼り合せ部を設けて筒状にした胴部20と、該胴部の上端を塞ぐ頂部10と、前記胴部の下端を塞ぐ底部30とからなる液体用紙容器であって、頂部がゲーベルトップ型(屋根型)の液体用紙容器100である。
また、本発明の液体用紙容器は、図3(b)のような、頂部10の前方が傾斜部で後方が平らな液体用紙容器200であっても良い。また、図には示さないが、頂部も平らなブ
リック型(レンガ型)の液体用紙容器や、頂部や底部に頂部材や底部材を設けて、環状脚部などを設けた液体用紙容器であっても良い。また、頂部10に口栓15を設けた口栓付きの液体用紙容器であっても良い。
そして、傷加工Aが紙基材2に、あるいは、熱可塑性樹脂層1から前記紙基材2に渡って施され、傷加工Bが前記バリア層4の基材フィルム4cに施されている。傷加工Bは、積層体101aや積層体101b、積層体101cの傷加工Aの設けられた積層体の位置と略同一の位置に設けられている。
紙基材2に、あるいは、熱可塑性樹脂層1から前記紙基材2に渡って施された傷加工Aは、刃型を用いた抜き加工または半抜き加工により設けられる。そして、前記基材フィルム4cの傷加工Bは、レーザーにより設けられている。用いるレーザーとしては、特に限定しないが、炭酸ガスレーザーを用いることが好ましい。
炭酸ガスレーザーは、周波数が880から1090cm−1で、対象物の吸収ピーク値と合致するとエネルギーを与えて切断したりすることができる。このため、シーラント層6側から炭酸ガスレーザーを照射すると、シーラント層6はエネルギーを吸収せず、ポリエチレンテレフタレートの基材フィルム4cが吸収し、基材フィルム4cに傷加工Bを施すことができる。
図5は、本発明の液体用紙容器の一例のブランクを模式的に示した説明図、図6は、本発明の液体用紙容器の一例のブランクで胴部に設けた傷加工の位置を模式的に示した説明図で、(a)は、基材層に施された傷加工Aの位置、(b)は、バリア層の基材フィルムに施された傷加工Bの位置、(c)は、バリア層の基材フィルムに施された傷加工Bの他の例の位置、図7は、本発明の液体用紙容器の一例のブランクで頂部に設けた傷加工の位置を模式的に示した説明図で、(a)は、基材層に施された傷加工Aの位置、(b)は、バリア層の基材フィルムに施された傷加工Bの位置、図8(a)〜(e)は、本発明の液体用紙容器の一例に設ける傷加工の形状を例示した説明図である。
本例の液体用紙容器100は、積層体101aや積層体101b、積層体101cなどの本発明の液体用紙容器に用いる積層体を、一点鎖線で示す折罫を押圧して設けると同時に打ち抜いて、図5のような、本例の液体用紙容器100用のブランク102を作成する。このブランク102を折罫に沿って折曲げ、組み立てて必要な部分を加熱融着することによって本例の液体用紙容器100が製造される。
液体用紙容器100のブランク102は、図5に示すように、胴部20を形成する、左側面板21、正面板22、右側面板23、背面板24の四枚の四角形状の面板が順次設けられ、左側面板21の左側端縁には、貼着板25が設けられている。貼着板25は頂部10から底部30まで、それぞれ延設されている。
胴部20の上方の頂部10には、正面板22、背面板24の上方に長方形状の屋根板11、11がそれぞれ連設されていて、正面板22の上方の屋根板11には、口栓15に連通して内容物を注ぎ出すための、口栓孔16が設けられている。
左側面板21、右側面板23の上方には、三角形状の折り込み片12、12がそれぞれ連設されている。左側面板21、右側面板23から折り込み片12、12の三角形の頂点までの長さは、正面板22、背面板24の横幅の半分より長く、折りこんだときに、屋根板11、11が平面にならず、傾斜した切妻屋根型になるように形成されている。
三角形状の折り込み片12、12の上の2辺には、折り返し片13、13、13、13
が連設されていて、折り返し片13、13、13、13は、それぞれ、屋根板11、11に接続するようになっている。更に、屋根板11、11と折り返し片13、13、13、13の上方には、トップシール部14が設けられている。
屋根板11、11の上方のトップシール部14の高さは、折り返し片13、13、13、13の上方のトップシール部14の高さより高く形成されていて、製函したときにその高い部分では、屋根板11、11の上方のトップシール部14どうしが直接シールされるようになっている。
胴部20の下方の底部30は、頂部10と類似の形状をしていて、正面板22、背面板24の下方に底板31、31がそれぞれ連設されていて、左側面板21、右側面板23の下方には、三角形状の底部折り込み片32、32が三角形の頂点を下にして、それぞれ連設されている。
左側面板21、右側面板23から底部折り込み片32、32の逆三角形の頂点までの長さは、正面板22、背面板24の横幅の半分と略等しく、折りこんだときに、底板31、31が略平面になるように形成されている。
三角形状の底部折り込み片32、32の下の2辺には、底部折り返し片33、33、33、33が連設されていて、底部折り返し片33、33、33、33は、それぞれ、底板31、31あるいは貼着板25に接続している。更に、底板31、31と底部折り返し片33、33、33、33の下方には、ボトムシール部34が設けられている。
そして、胴部20に傷加工Aを設けた場合は、例えば、図6(a)のように、傷加工Aが、頂部10の近傍の胴部20に水平に2本、液体用紙容器100に製函した時に胴部20を1周するように、紙基材2に施されている。また、図6(b)のように、傷加工Bが、頂部10の近傍の胴部20に水平に2本、基材フィルム4cに施され、傷加工Aと傷加工Bは、積層体のほぼ同一の位置に設けられている。
また、傷加工Bは、必ずしも、傷加工Aのように、胴部20を1周するように設けなくてもよい。図5(c)のように、製函した時に貼着板25の外側に貼着され、側端部が外側に出る面板である背面板24に設けるだけでもよい。解体するために切断を開始するときに、傷加工Bが傷加工Aと同一の位置にあればよく、切断を開始するときの抵抗が抑えられればよい。また図示しないが、傷加工Bは、線状ではなく、面状に傷加工Aの位置に重ねるように設けてもよい。
傷加工Aを、胴部20ではなく頂部10に設けることもできる。頂部10に傷加工Aを設けた場合は、例えば、図7(a)のように、傷加工Aが、胴部20の近傍の頂部10に水平に1本、液体用紙容器100に製函した時に頂部10を1周するように、紙基材2に、あるいは、熱可塑性樹脂層1から前記紙基材2に渡って施されている。そして、図7(b)のように、傷加工Bが、胴部20の近傍の頂部10に水平に1本、基材フィルム4cに施され、傷加工Aと傷加工Bは、積層体のほぼ同一の位置に設けられている。
また、傷加工Bは、前述のように必ずしも、胴部20を1周するように設けなくてもよい。解体するために切断を開始するときに、傷加工Bが傷加工Aと同一の位置にあればよく、切断を開始するときの抵抗が抑えられればよい。
紙基材2の傷加工Aは、積層体を貼り合わせた後に、刃型を用いた半抜き加工により、図2の積層体101bのように設けることができる。また、外層側の熱可塑性樹脂層1を積層する前に、刃型を用いた半抜き加工により設けて、その後に、熱可塑性樹脂層1を押
出しラミネーションにより設け、図1の積層体101aのようにすることもできる。
積層体101aの場合、紙基材2に施された傷加工Aが外側表面に露出することがなく、外からの水や汚れなどが紙基材2の傷加工Aに進入することが無く好ましい。この方法では、傷加工Aと印刷との見当をあわせるために、あらかじめ紙基材2に印刷を施しておくか、または、傷加工時に1色、ガイドラインや見当マークを設けておき、これに合わせて、熱可塑性樹脂層1の外面に印刷を行う。
積層体101bの場合は、貼り合わせや印刷を行った後で、印刷に合わせて傷加工Aを施すことができるので、工程が簡略であり、加工が容易である。
基材フィルム4cの傷加工Bは、積層体を貼り合わせた後に、内層側のシーラント層6を通して、炭酸ガスレーザーなどを用いて設けることができる。このようにレーザーで設けることにより、シーラント層6や、蒸着層4aまたは金属箔4bに傷加工が施されないので、内容物が紙基材2に浸透することも無く、また、バリア性も保たれる。基材フィルム4cへの傷加工は積層体を貼り合わせる前に行っても良い。
傷加工Aや、傷加工Bの形状を図8に示す。傷加工A、Bの形状は、図8の(a)のように、直線状の2本の傷加工を設けても良いし、(b)のような破線状に設けることもできる。さらには、(c)のような直線の先端が、2本の傷加工の間方向へ斜めに折り曲がった折れ線状にしても良い。
また、(d)のように、2本の短い線分が、先端側が閉じるように斜めに傾斜していて、それが、2列で2本の傷加工を形成するようにしてもよい。またさらには、(e)のように、水平方向の短い線分が、上下に交互に水平位置をずらして並び、それが、2列で2本の傷加工を形成するようにしてもよい。また、帯状に切り取れるように2本の傷加工を設ければ、これらの形状に限定するものではない。
このブランク102を用いて、液体用紙容器100を成形するには、左側面板21と正面板22の間の折罫、及び、右側面板23と背面板24の間の折罫を山折りする。このとき、折罫の延長上の頂部10、底部30における折罫も同時に山折りする。
そして、貼着板25の表側を、背面板24、及び、背面板24の上下に位置する頂部10と底部30の裏側にシールさせる。尚、あらかじめ貼着板25の端縁部は、紙基材2が内容物に触れないように、端面保護をおこなうことが望ましい。
端面保護の方法は、内層のシーラント層6を残して、紙基材2から外層側を削り取って、削り残された内層のシーラント層6側を外層側に折り返すスカイブヘミング法や、エッジプロテープを端面が覆われるように貼る方法など、いずれの方法でも構わない。
貼着板25をシールさせたら、正面板22と右側面板23の間の折罫およびその延長線状の折罫を山折りし、背面板24に貼着している貼着板25と左側面板21の間の折罫およびその延長線状の折罫を山折りし、左側面板21、正面板22、右側面板23、背面板24の四枚の面板からなる四角筒状の胴部20を形成する。
次に、底部30を成形する。まず、底部折り込み片32、32を左側面板21や、右側面板23との間の折罫で内方に折り込み、底部折り返し片33、33、33、33を底部折り込み片32、32との折罫で外側に折り返し、底板31、31を正面板22、背面板24との間の折罫で山折りして、底部折り返し片33、33、33、33の裏面をそれぞれ底板31、31の裏面に対向して接触するようにし、ボトムシール部34をシールして
、底部30を形成する。
胴部20と底部30が形成された液体用紙容器100の口栓孔16に口栓15を溶着し、内容物を充填する。続いて、折り込み片12、12を左側面板21、右側面板23との間の折罫で内方に折り込み、折り返し片13、13、13、13を折り込み片12、12との間の折罫で外側に折り返し、屋根板11、11を正面板22、背面板24との間の折罫で山折りして、折り返し片13、13、13、13の裏面をそれぞれ屋根板11、11の裏面に対向して接触するようにし、トップシール部14をシールして、頂部10を形成して、内容物が充填された、図3(a)のような、頂部10が切り妻屋根型の本例の液体用紙容器100が完成する。
図9(a)(b)は、本発明の液体用紙容器の一例で傷加工を胴部に設けたときの切断・解体の方法を説明する模式図、図10(a)(b)は、本発明の液体用紙容器の一例で傷加工を頂部に設けたときの切断・解体の方法を説明する模式図である。
液体用紙容器100を、内容物を使用した後、廃棄するには、貼着板25の上に重なって貼着されている背面板24や屋根板11の側端部から、2本の傷加工Aの間を引っ張って帯状に切断して切り取る。
図6(a)のように、傷加工Aを胴部20に設けた場合は、傷加工Aの間を帯状に切り取ると、図9(a)のように、傷加工Aの上の部分と下の部分を分離することができる。そして、分離した液体紙容器100の上の部分を、下から鋏を入れて、図9(b)のように、口栓15を取り付けた部分を切り取ることができる。口栓周縁部にU字状の傷加工を、胴部に設けた傷加工と接続するように設けておくことで、鋏を用いずに口栓を切り取ることができるようにしても良い。
そして、傷加工Aの下の部分は、上端が開口されているので、上端より鋏を入れて、切り開いて平坦にし、減容化して廃棄することができる。また、胴部に上下に傷加工を施し、かつ底部近傍に胴部の1周するような傷加工を施しておき、鋏を用いずに切り開いて平坦にし、減容化して廃棄することができる。バリア層4に金属箔を用いなかった場合では、紙パックなどとしてリサイクルすることも可能となる。
また、図7(a)のように、傷加工Aを頂部10に設けた場合では、頂部を折畳んでから切り取ることができる。切り取ると、図10(a)のように、傷加工Aの上の部分と下の部分が分離することができる。そして、分離した液体紙容器100の上の部分を、下から鋏を入れて、図9(b)のように、口栓15を取り付けた部分を切り取ることができる。口栓周縁部にU字状の傷加工を、頂部に設けた傷加工と接続するように設けておくことで、鋏を用いずに口栓を切り取ることができるようにしても良い。
そして、傷加工Aの下の部分は、同様に、上端より鋏を入れて、切り開いて平坦にし、減容化して廃棄することができる。また、胴部に上下に傷加工を施し、かつ底部近傍に胴部の1周するような傷加工を施しておき、鋏を用いずに切り開いて平坦にし、減容化して廃棄することができる。バリア層4に金属箔を用いなかった場合では、同様に、紙パックなどとしてリサイクルすることも可能となる。
また、図示しないが、傷加工Aを頂部の口栓15より上に設けた場合でも、傷加工Aから切り取り、傷加工Aの上の部分と下の部分が分離することができる。そして、分離した液体紙容器100の下の部分に口栓15がついているので、上から鋏を入れて、口栓15を取り付けた部分を切り取ることができる。口栓周縁部にU字状の傷加工を、頂部に設けた傷加工と接続するように設けておくことで、鋏を用いずに口栓を切り取ることができる
ようにしても良い。そして、同様に、減容化して廃棄したり、あるいは、リサイクルにまわしたりすることができる。
以下に、本発明の具体的実施例について説明する。
<実施例1>
バリア層4のアルミナ蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム12μmのポリエチレンテレフタレートの蒸着層4a面と、シーラント層6を、接着層5のドライラミネート用ウレタン系2液硬化型接着剤を介してドライラミネーションによって積層して内装フィルムを作成した。シーラント層6には、直鎖状低密度ポリエチレンの55μmの無延伸フィルムを用いた。
紙基材2として、板紙(坪量400g/m2)を用意し、紙基材2の片面に接着樹脂層3のエチレン・メタクリル酸共重合樹脂をTダイから押し出して30μmの厚さで設け、内装フィルムのバリア層4の基材フィルム層4c側の面を接着樹脂層3の溶融樹脂面に圧着して積層し、続いて、紙基材2の反対面に熱可塑性樹脂層1の低密度ポリエチレンをTダイから押し出して厚さ18μmで設けて、液体用紙容器に用いる積層体を製造した。
また、熱可塑性樹脂層1の積層時、積層直後に熱可塑性樹脂層1の外面にコロナ処理を行った。そして、印刷機で、熱可塑性樹脂層1のコロナ処理面に絵柄となる印刷層を設けた。
この積層体に外面側から、刃型を設けたロールを用いて半抜き加工で傷加工Aを設け、さらに、内面側のシーラント層6側から、炭酸ガスレーザーを用いて傷加工Bを設け積層体101bを作成した。
傷加工Aは、図8(c)の形状で、水平な直線部分が7mmで、斜めに折り曲がった部分の長さが2mmの切れ目を連続して水平方向に並べ、上下2本の傷加工Aの幅を15mmになるように設けた。
傷加工Bは、図8(a)の直線状で、上下2本の傷加工Bの幅を15mmになるように設けた。そして、図4のようなブランクにし、製函し、口栓を取り付け、容量2000mlの液体用紙容器を作成し、実施例1の液体用紙容器とした。
<実施例2>
傷加工Aを、図8(d)に示す形状で、長さ5mmの線分の両端が上下差で2mm傾斜するようにした2本の線分を先端側が閉じる方向に上下に並べてこれを水平方向に連続させて傷加工Aとし、これを2列上下に15mm離して設けた。この傷加工Aの形状以外は、実施例1と同様にして、実施例2の液体用紙容器を作成した。
<実施例3>
傷加工Aを、図8(e)に示す形状で、長さ5mmの水平方向の線分状の切れ目を、上下に交互に水平位置を1mmずらして並べ、これを2列、上下に15mmの間隔を開けて設けた。この傷加工Aの形状以外は、実施例1と同様にして、実施例3の液体用紙容器を作成した。
<実施例4>
バリア層4をアルミニウム箔7μmとポリエチレンテレフタレートフィルム12μmの積層フィルムとし、このポリエチレンテレフタレートフィルムの基材フィルム4c面と、シ
ーラント層6を、接着層5のドライラミネート用ウレタン系2液硬化型接着剤を介してドライラミネーションによって積層して内装フィルムを作成した。
そして、紙基材2と接着樹脂層3を介して、内装フィルムのバリア層4の金属箔4bのアルミニウム箔の面と積層した。これ以外は、実施例1と同様にして、実施例4の液体用紙容器を作成した。
<実施例5>
紙基材2に熱可塑性樹脂層1を設ける前に、刃型を設けたロールを用いて半抜き加工で傷加工Aを設け、この傷加工Aを施した面に、熱可塑性樹脂層1をTダイから押し出して設け、しかる後、傷加工Bを設けて、図1のような積層体101aを作成して用いた以外は、実施例1と同様にし、実施例5の液体用紙容器を作成した。
<実施例6>
シーラント層6の直鎖状低密度ポリエチレンの厚さを60μmとし、傷加工Aを図8の(a)の直線状とした以外は、実施例1と同様にし、実施例6の液体用紙容器を作成した。
<実施例7>
バリア層4として、アルミニウム箔7μmを基材フィルム4cのポリエチレンテレフタレートフィルム12μmに積層したフィルムを用い、傷加工Aを、図11(a)のように、頂部の口栓取り付け部より下の位置に、図8(b)のような、切れ目が8mmでつなぎ部が1mmのミシン目状として、熱可塑性樹脂層1から紙基材2の厚さの3/4まで達するように、2本設けた。
また、傷加工Aを、底部に近い胴部にも周方向に線状に1本設け、さらに、熱可塑性樹脂層1と紙基材2に縦方向の傷加工Cを右側面板23と背面板24の間の折罫の位置から頂部に設けた傷加工と交差する位置まで設けた。
また、傷加工Bは、炭酸ガスレーザーを用いて、同様な形状のミシン目で、図10(b)のように、傷加工Aの頂部の口栓取り付け部より下の位置と同一の位置、および、底部に近い胴部の傷加工Aの位置と同一の位置に設けた。但し、傷加工Cの位置には、傷加工Bは設けなかった。そして、容量900mlの液体用紙容器を作成した。それ以外は、実施例1と同様にし、実施例7の液体用紙容器を作成した。
<実施例8>
バリア層4のアルミナ蒸着ポリエチレンテレフタレートフィルム12μmのポリエチレンテレフタレートの蒸着層4a面と、シーラント層6を、接着層5のドライラミネート用ウレタン系2液硬化型接着剤を介してドライラミネーションによって積層して内装フィルムを作成した。シーラント層6には、直鎖状低密度ポリエチレンの55μmの無延伸フィルムを用いた。
内装フィルムのバリア層側から炭酸ガスレーザーを用いて傷加工Bを設けた。
紙基材2として、板紙(坪量400g/m2)を用意し、紙基材2の片面に接着樹脂層3のエチレン・メタクリル酸共重合樹脂をTダイから押し出して30μmの厚さで設け、内装フィルムのバリア層4の基材フィルム層4c側の面を接着樹脂層3の溶融樹脂面に圧着して積層し、続いて、紙基材2の反対面に熱可塑性樹脂層1の低密度ポリエチレンをTダイから押し出して厚さ18μmで設けて、液体用紙容器に用いる積層体を製造した。
また、熱可塑性樹脂層1の積層時、積層直後に熱可塑性樹脂層1の外面にコロナ処理を
行った。そして、印刷機で、熱可塑性樹脂層1のコロナ処理面に絵柄となる印刷層を設けた。
この積層体に外面側から、刃型を設けたロールを用いて半抜き加工で傷加工Aを設け積層体101bを作成した。
傷加工Aは、図8(c)の形状で、水平な直線部分が7mmで、斜めに折り曲がった部分の長さが2mmの切れ目を連続して水平方向に並べ、上下2本の傷加工Aの幅を15mmになるように設けた。
傷加工Bは、図8(a)の直線状で、上下2本の傷加工Bの幅を15mmになるように設けた。そして、図4のようなブランクにし、製函し、口栓を取り付け、容量2000mlの液体用紙容器を作成し、実施例1の液体用紙容器とした。
以下に、本発明の比較例について説明する。
<比較例1>
傷加工Aおよび傷加工Bを設けなかった以外は、実施例1と同様にして、比較例1の液体用紙容器を作成した。
<比較例2>
傷加工Aを設けなかった以外は、実施例1と同様にして、比較例2の液体用紙容器を作成した。
<比較例3>
傷加工Bを設けなかった以外は、実施例1と同様にして、比較例3の液体用紙容器を作成した。
<比較例4>
刃型を設けたロールを用いて半抜き加工で傷加工Bを設けた以外は、実施例1と同様にして、比較例4の液体用紙容器を作成した。
<試験方法>
実施例と比較例について、下記の方法で試験し、比較評価した。
<解体性評価>
手で解体を行い、開けやすいか、否かを官能で評価した。実施例については、胴部あるいは頂部の貼り合せ部で、傷加工A、Bが上下に2本並んでいる間に指を掛けて行った。比較例については、胴部の貼り合せ部に指を掛けて、同様に行った。
評価は、成人男性・成人女性各々30で行い、8割以上の人が容易に解体できたものを○とし、解体できたのが8割未満であったものを×とし、8割以上の人が解体できたが、解体がしにくかったものを△として評価した。その結果を表1にまとめた。
<落下衝撃試験>
水を充填した実施例と比較例の液体用紙容器を、正立の状態で高さ80cmよりコンクリートの床面に落下させ、液漏れの状態を確認した。
落下は各5回行い、落下後、浸透液で漏れをチェックした。特に実施例の液体用紙容器では、傷加工した部分を詳しく観察した。各々10個試験して、1つも漏れの無いものを
○とした。1つでも漏れのあった場合を、×として評価した。その結果を表1にまとめた。
Figure 0006222017
以下に、実施例と比較例との比較結果について説明する。
<比較結果>
実施例1と実施例2、及び、実施例4から実施例8の液体用紙容器は、解体性評価でいずれも容易に解体でき、また落下試験でも液漏れを生じたものが無く良好であった。
特に、実施例7では、傷加工Aと傷加工Bを、頂部の口栓取り付け部より下の位置(1)に2本設け、さらに、底部に近い胴部の位置(2)にも周方向に線状に1本設け、そして、傷加工Bを設けず、傷加工Aと同様に、外層の熱可塑性樹脂層1と紙基材2に半抜き加工により、傷加工Cを右側面板23と背面板24の間の位置(3)に縦方向に設けてある。
そのため、解体するときに、まず、位置(1)の2本設けた傷加工Aの間を帯状に切り取り、次に、位置(3)の縦方向の傷加工Cで胴部を開く。これにより位置(2)の傷加工Aに達するので、これを切断して、底部30側を切離すことができた。そのため、胴部のほとんどが平坦な1枚の積層体になり、鋏を用いることなく、胴部を平坦することができ、解体性に優れていた。
実施例3の液体用紙容器では、解体性評価で傷加工を設けた部分を帯状に切り取るようにしても、傷加工Aとして、水平方向の線分状の切れ目を1mmずらして並べたため、切断が線分状の切れ目間でつながらず、紙基材のみが剥がれてしまう場合があった。しかし、一応解体は出来た。
一方、比較例1の液体用紙容器は、落下試験で漏れるものは無かったが、解体性評価では、胴部の貼り合せ部に指を掛けても、シール部を剥がすことができず、解体できなかった。特に比較例4の液体用紙容器では傷加工Bを刃型による半抜き加工で設けたので、シーラント層にも傷加工が施されてしまい、落下試験で液漏れが生じてしまった。
100・・・液体用紙容器
101a、101b・・・積層体
102・・・ブランク
1・・・熱可塑性樹脂層
2・・・紙基材
3・・・接着樹脂層
4・・・バリア層
4a・・・蒸着層
4b・・・金属箔
4c・・・基材フィルム
5・・・接着層
6・・・シーラント層
A、B、C・・・傷加工
10・・・頂部
11、11・・・屋根板
12、12・・・折り込み片
13、13、13、13・・・折り返し片
14・・・トップシール部
15・・・口栓
16・・・口栓孔
20・・・胴部
21・・・左側面板
22・・・正面板
23・・・右側面板
24・・・背面板
25・・・貼着板
30・・・底部
31、31・・・底板
32、32・・・底部折り込み片
33、33、33、33・・・底部折り返し片
34・・・ボトムシール部

Claims (5)

  1. 外層側から内層側に向かって、熱可塑性樹脂層、紙基材、接着樹脂層、バリア層、シーラント層が、順次積層された積層体から構成され、筒状の胴部と、該胴部の上端を塞ぐ頂部と、前記胴部の下端を塞ぐ底部とからなる液体用紙容器であって、
    前記紙基材に、あるいは、熱可塑性樹脂層から前記紙基材に渡って、傷加工Aが施され、前記バリア層の基材フィルムに傷加工Bが施され、前記傷加工Bは、前記傷加工Aの設けられた前記積層体の位置と略同一の位置に設けられており、前記接着樹脂層および前記シーラント層を貫通する傷加工が設けられていないことを特徴とする液体用紙容器。
  2. 前記バリア層と前記シーラント層との間に接着層が設けられており、前記接着層を貫通する傷加工が設けられていないことを特徴とする請求項1に記載の液体用紙容器。
  3. 前記傷加工Aが、前記液体用紙容器の前記胴部、または、前記頂部を略1周するように、周方向に線状に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の液体用紙容器。
  4. 前記傷加工Aが、刃型を用いた抜き加工または半抜き加工により設けられ、前記傷加工Bが、レーザーにより設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の液体用紙容器。
  5. 前記バリア層が、前記基材フィルムに蒸着層を設けた蒸着フィルム、あるいは、前記基材フィルムに金属箔を積層した積層フィルムであり、
    前記基材フィルムがポリエチレンテレフタレートの延伸フィルムであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の液体用紙容器。
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