JP6232244B2 - タイヤ空気充填用安全柵 - Google Patents

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本発明は、タイヤ空気充填用安全柵に関する。
従来技術のタイヤ空気充填用安全柵は、たとえば特許文献1に記載されている。この従来技術では、長手方向に延びる水平なベース板と、ベース板の長手方向片側に偏った位置に、収容されるタイヤの幅よりも大きな間隔をあけて立設される一対の側枠と、各側枠間に収納されたタイヤのホイールの軸穴を貫通して各側枠に止着される紐部材とを備え、ベース板の一方の側枠が立設される側とは反対側のベース板上に、自動車の車輪が乗り上げることができる乗り上げ部が設けられる。
特開2013− 71490号公報
前述の従来技術では、ベース板に一対の側枠が立設されるので、大きな占有空間を要し、可搬性が悪いという問題がある。
本発明の目的は、小形で可搬性の向上されたタイヤ空気充填用安全柵を提供することである。
本発明は、タイヤを起立させた状態で乗載可能な矩形のベース部と、
前記ベース部の長辺側一側部に、前記長辺に平行な第1軸線まわりに回動可能に連結され、前記ベース部に対して垂直に起立させた状態で、前記ベース部に乗載されたタイヤを一側方から覆う第1柵体と、
前記ベース部の長辺側他側部に、前記長辺に平行な第2軸線まわりに回動可能に連結され、前記ベース部に対して垂直に起立させた状態で、前記ベース部に乗載されたタイヤを他側方から覆う第2柵体と、を含み、
前記第1柵体は、前記第1軸線まわりに回動させて前記ベース部に平行に展開された状態で、前記ベース部の短辺側一側部の延長線上に延びる第1フレーム部分を備える第1フレームを有し、
前記第2柵体は、前記ベース部と同一平面上に展開された状態で、前記ベース部の短辺側一側部の延長線上に延びる第2フレーム部分を備える第2フレームを有し、
前記第1フレーム部分の前記ベース部に連結される一端部には、該第1フレーム部分から外側方へ突出して転動可能な第1補助車輪が設けられ、
前記第2フレーム部分の、前記ベース部に連結される一端部とは反対側の他端部には、該第2フレーム部分から外側方へ突出して転動可能な第2補助車輪が設けられることを特徴とするタイヤ空気充填用安全柵である。
また本発明は、前記ベース部の前記長辺側一側部と前記ベース部の短辺側一側部との交差部に設けられ、前記第1軸線に平行な回転軸線まわりに回転自在な第1車輪と、
前記ベース部の前記長辺側一側部と前記ベース部の短辺側他側部との交差部に設けられ、前記第1軸線に平行な回転軸線まわりに回転自在な第2車輪と、をさらに含むことを特徴とする。
また本発明は、前記第1柵体の前記ベース部に連結される部分とは反対側の部分と、前記第2柵体の前記ベース部に連結される部分とは反対側の部分とを、前記第1柵体と前記第2柵体とが前記ベース部に垂直に起立させた状態で連結して保持する保持手段を、さらに含むことを特徴とする。
本発明によれば、ベース部の長辺側一側部に第1柵体が第1軸線まわりに回動可能に連結され、ベース部の長辺側他側部に第2柵体が第2軸線まわりに回動可能に連結されるとともに、第1フレーム部分から外側方へ突出して転動可能な第1補助車輪と、第2フレーム部分から外側方へ突出して転動可能な第2補助車輪とが設けられるので、第1および第2柵体を折畳んでタイヤ空気充填用安全柵を容易に移動させることでき、小形で占有空間が小さく、可搬性に優れたタイヤ空気充填用安全柵を実現することができる。
本発明の一実施形態のタイヤ空気充填用安全柵1を示す正面図である。 タイヤ空気充填用安全柵1の右側面図である。 タイヤ空気充填用安全柵1の左側面図である。 タイヤ空気充填用安全柵1の平面図である。 第1車輪5および第1補助車輪9付近の拡大斜視図である。 ロック手段20によるロック状態が解除された状態を示す断面図である。 ロック手段20によるロック状態を示す断面図である。 第1柵体3および第2柵体4をベース部2に対して垂直に起立させた状態を示す斜視図である。 第2柵体4を片側へ横倒しした状態を示す斜視図である。 第1および第2柵体3,4の双方を片側へ横倒しした状態を示す斜視図である。
図1は、本発明の一実施形態のタイヤ空気充填用安全柵1を示す正面図であり、図2はタイヤ空気充填用安全柵1の右側面図であり、図3はタイヤ空気充填用安全柵1の左側面図であり、図4はタイヤ空気充填用安全柵1の平面図である。本実施形態のタイヤ空気充填用安全柵1は、たとえばタイヤ交換機などを搭載したサービスカーとも呼ばれる修理用作業車、タイヤ販売店、自動車修理工場、給油所などにおいて、ホイールに装着されたタイヤに空気を充填する際に、タイヤの損傷などに起因してタイヤが破裂したときの歯片およびホイールの飛散を防止するために用いられる。
本実施形態のタイヤ空気充填用安全柵1は、タイヤTを起立させた状態で乗載可能な矩形のベース部2と、ベース部2の長辺側一側部に、前記長辺に平行な第1軸線L1まわりに回動可能に連結され、前記ベース部2に対して垂直に起立させた状態で、前記ベース部2に乗載されたタイヤTを一側方から覆う第1柵体3と、ベース部2の長辺側他側部に、前記長辺に平行な第2軸線L2まわりに回動可能に連結され、前記ベース部2に対して垂直に起立させた状態で、前記ベース部2に乗載されたタイヤTを他側方から覆う第2柵体4とを含む。
タイヤ空気充填用安全柵1は、ベース部2の前記長辺側一側部と前記ベース部2の短辺側一側部との交差部に設けられ、前記第1軸線L1に平行な回転軸線L11まわりに回転自在な第1車輪5と、ベース部2の前記長辺側一側部と前記ベース部2の短辺側他側部との交差部に設けられ、前記第1軸線L1に平行な回転軸線L12まわりに回転自在な第2車輪6とをさらに含む。
前記第1柵体3は、前記第1軸線L1まわりに回動させてベース部2に平行に展開された状態で、ベース部2の短辺側一側部の延長線上に延びる第1フレーム部分7aを備える第1フレーム7を有する。
第1フレーム7は、第1フレーム部分7a、第2フレーム部分7b、第3フレーム部分7c、第4フレーム部分7d、第5フレーム部分7eおよび第1フレーム部分7fを有する。
これらの第1〜第6フレーム部分7a〜7fは、たとえばL型鋼から成り、長手方向の各端部が互いに隣接するフレーム部分に溶接され、枠状に連結される。このような第1フレーム7には、面内側開口を覆うように、金網13の周縁部が溶接されて接合され、タイヤが破裂した際に、そのタイヤの破片およびホイールの飛散が防がれる。
第2柵体4は、ベース部2と平行に展開された状態で、ベース部2の短辺側一側部の延長線上に延びる第2フレーム部分8aを備える第2フレーム8を有する。第2フレーム8は、第1フレーム部分8a、第2フレーム部分8b、第3フレーム部分8c、第4フレーム部分8d、第5フレーム部分8eおよび第6フレーム部分8fを有する。
これらの第1〜第6フレーム部分8a〜8fは、たとえばL形鋼から成り、長手方向の各端部が互いに隣接するフレーム部分に溶接され、枠状に連結される。このような第2フレーム8には、面内側開口を覆うように、金網14の周縁部が溶接されて接合され、タイヤが破裂した際に、そのタイヤの破片およびホイールの飛散が防がれる。
第1および第2フレーム7,8の内側には、金網13,14が張架されるので、タイヤ破裂時のタイヤ破片やホイールの飛散を防止できるとともに、風圧を受けにくく、タイヤ空気充填用安全柵1が風による転倒を抑制することができる。
第1フレーム部分7aのベース部2に連結される一端部には、該第1フレーム部分7aから外側方へ突出して転動可能な第1補助車輪9が設けられる。また、第1フレーム部分8aのベース部2に連結される一端部とは反対側の他端部には、該第1フレーム部分8aから外側方へ突出して転動可能な第2補助車輪10が設けられる。
ベース部2は、ベース板2a、第1補強部材2b、第2補強部材2c、第3補強部材2d、第4補強部材2e、第5補強部材2fおよび第6補強部材2gを有する。ベース板2aは、打抜き鋼板から成る。第1〜第6補強部材2b〜2gは、たとえばL形鋼から成り、ベース板2aに溶接されて接合される。第1補強部材2bと第2補強部材2cとは平行に配設され、第3〜6補強部材2d〜2gは平行に配設される。
ベース板2aの第1〜第6補強部材2b〜2gが接合される一方の主面において、第1補強部材2bの長手方向一端部と第3補強部材2dの長手方向一端部との間、第1補強部材2aの長手方向他端部と第4補強部材2eの長手方向一端部との間、第4補強部材2eの長手方向他端部と第2補強部材2cの長手方向一端部との間、および第2補強部材2cの長手方向他端部と第3補強部材2dの長手方向他端部との間には、四角筒状の支柱21が前記主面に垂直に溶接してそれぞれ接合される。
第1および第2フレーム7,8の下部の両端部には、図5に示すように、各一対のリブ22が設けられる。一対のリブ22の間には、支柱21が挿入され、各リブ22と支柱21とに第1および第2軸線L1,L2と同一軸線を成してピン23がそれぞれ挿通される。各一方のリブ22には、ロック手段20が設けられる。各支柱21には、第1および第2軸線L1,L2と平行な軸線方向に貫通するロック用貫通孔24がそれぞれ形成される。
タイヤ空気充填用安全柵1は、第1柵体3のベース部2に連結される部分とは反対側の部分と、第2柵体4のベース部2に連結される部分とは反対側の部分とを、第1柵体3と第2柵体4とがベース部2に垂直に起立させた状態で連結して保持する保持手段11をさらに含む。
保持手段11は、第1および第2フレーム7,8の上部にそれぞれ設けられる四角筒状の形鋼またはパイプから成る受け筒部材25a,25bと、ベース部2に垂直に起立した状態の第1および第2フレーム7,8間に垂直に掛け渡され、四角筒状の形鋼またはパイプから成る連結部材25cと、連結部材25cの長手方向両端部に垂直に溶接して接合され、各受け筒部材25a,25bに挿脱可能に嵌合する一対の嵌合部材25d,25eと、連結部材25cの長手方向中央部の各嵌合部材25d,25eとは反対側の表面に溶接して接合される取付け筒体25fとを有する。各嵌合部材25d,25eおよび取付け筒体25fもまた、四角筒状の形鋼パイプから成る。

各受け筒部材25a,25bには、前記ロック手段20と同様なロック手段26,27が設けられる。なお、これらのロック手段20、26,27の詳細な構成は、後述する。取付け筒体25fには、タイヤTへの圧縮空気を充填するための空気圧縮機を備える空気充填装置をオン/オフ操作するための操作装置28が搭載される。
図5は、第1車輪5および第1補助車輪9付近の拡大斜視図である。図6Aは、ロック手段20によるロック状態が解除された状態を示す断面図であり、図6Bはロック手段20によるロック状態を示す断面図である。前述のロック手段20は、ロックピン30と、ロックピン30の軸線方向一端部に同軸に固定される操作部31と、ロックピン30を一方向へばね付勢する図示しないばねが内蔵され、リブ22に形成されるねじ孔に螺着されるホルダ部32とを有する。
ロックピン30および操作部31は、ホルダ部32内のばねによって操作部31がホルダ部32に近接する方向へばね付勢されている。図6Aに示すように、ロックピン30の軸線方向他端部がロック用貫通孔24に臨んだ位置に配置されると、ロックピン30は前記ばねのばね力によって同方向へ変位され、図6Bに示すように、ロックピン30の軸線方向他端部がロック用貫通孔24に挿入される。これによって、第1および第2柵体3,4をベース部2に垂直に起立させた位置でロックされる。
ピン23は、ボルト23aと、それに螺着されるナット23bとによって構成される。ボルト23aは、軸部を有し、この軸部はリブ22に形成される長孔34および支柱21に形成される挿通孔35に挿通され、ナット23bが螺着される。長孔34によって、第1および第2柵体3,4を長孔23bに沿ってベース部2に対して変位させることができる。
図7Aは、第1柵体3および第2柵体4をベース部2に対して垂直に起立させた状態を示す斜視図であり、図7Bは第2柵体3を片側へ横倒しした状態を示す斜視図であり、図7Cは第1および第2柵体3,4の双方を片側へ横倒しした状態を示す斜視図である。
タイヤ空気充填用安全柵1の設置場所を変更するため、あるいはサービスカーとも呼ばれるタイヤ着脱装置を搭載した車両に対する上げ下ろしを行う際には、図7Aに示すように、第1および第2柵体3,4をベース部2に垂直に起立させた状態から、図7Bに示すように、ロック手段20による第2柵体4のロック状態を解除した後、第2柵体4を横倒しし、さらに図7Cに示すように、ロック手段20による第1柵体3のロック状態を解除し、第1柵体3を第2柵体4と同方向へ横倒しする。
こうして第1および第2柵体3,4をベース部2に平行に折畳んだ状態とし、第1および第2車輪5,6によって、あるいは第1および第2補助車輪9,10によって、容易に移動させることができる。
第1および第2柵体3,4がベース部2に平行に折畳まれた状態では、前記従来技術の立体構造に比べて占有体積が少なく、保管に大きなスペースを要しない、また第1および第2柵体3,4には第1および第2車輪5,6および第1および第2補助車輪9,10が設けられるので、第1および第2柵体3,4を進行方向に略垂直な横方向の移動およおび第1および第2柵体3,4を進行方向と略平行な縦方向の移動が容易であり、高い可搬性を達成することができる。
本発明の他の実施形態として、タイヤ空気充填用安全柵は、第1および第2柵体3,4がベース部2に対して垂直に固定的に連結された構成、すなわちタイヤを起立させた状態で乗載可能な矩形のベース部と、前記ベース部の長辺側一側部に着脱可能に設けられ、前記ベース部に対して垂直に起立させた状態で、前記ベース部に乗載されたタイヤを一側方から覆う第1柵体と、前記ベース部の長辺側他側部に隣接して配置される第2基部を有し、前記ベース部に対して垂直に起立させた状態で、前記ベース部に乗載されたタイヤを他側方から覆う第2柵体とを含んで構成されてもよい。
このような構成においても、軽量でかつ薄型であり、可搬性の高いタイヤ空気充填用安全柵を実現することができる。
1 タイヤ空気充填用安全柵
2 ベース部
3 第1柵体
4 第2柵体
5 第1車輪
6 第2車輪
7 第1フレーム
7a 第1フレーム部分
8 第2フレーム
8a 第2フレーム部分
9 第1補助車輪
10 第2補助車輪
11 保持手段
13,14 金網
20,26,27 ロック手段
21 支柱
22 リブ
24 ロック用貫通孔
28 操作装置
L1 第1軸線
L2 第2軸線
T タイヤ

Claims (3)

  1. タイヤを起立させた状態で乗載可能な矩形のベース部と、
    前記ベース部の長辺側一側部に、前記長辺に平行な第1軸線まわりに回動可能に連結され、前記ベース部に対して垂直に起立させた状態で、前記ベース部に乗載されたタイヤを一側方から覆う第1柵体と、
    前記ベース部の長辺側他側部に、前記長辺に平行な第2軸線まわりに回動可能に連結され、前記ベース部に対して垂直に起立させた状態で、前記ベース部に乗載されたタイヤを他側方から覆う第2柵体と、を含み、
    前記第1柵体は、前記第1軸線まわりに回動させて前記ベース部に平行に展開された状態で、前記ベース部の短辺側一側部の延長線上に延びる第1フレーム部分を備える第1フレームを有し、
    前記第2柵体は、前記ベース部と同一平面上に展開された状態で、前記ベース部の短辺側一側部の延長線上に延びる第2フレーム部分を備える第2フレームを有し、
    前記第1フレーム部分の前記ベース部に連結される一端部には、該第1フレーム部分から外側方へ突出して転動可能な第1補助車輪が設けられ、
    前記第2フレーム部分の、前記ベース部に連結される一端部とは反対側の他端部には、該第2フレーム部分から外側方へ突出して転動可能な第2補助車輪が設けられることを特徴とするタイヤ空気充填用安全柵。
  2. 前記ベース部の前記長辺側一側部と前記ベース部の短辺側一側部との交差部に設けられ、前記第1軸線に平行な回転軸線まわりに回転自在な第1車輪と、
    前記ベース部の前記長辺側一側部と前記ベース部の短辺側他側部との交差部に設けられ、前記第1軸線に平行な回転軸線まわりに回転自在な第2車輪と、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のタイヤ空気充填用安全柵。
  3. 前記第1柵体の前記ベース部に連結される部分とは反対側の部分と、前記第2柵体の前記ベース部に連結される部分とは反対側の部分とを、前記第1柵体と前記第2柵体とが前記ベース部に垂直に起立させた状態で連結して保持する保持手段を、さらに含むことを特徴とする請求項1または2に記載のタイヤ空気充填用安全柵。
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