JP6279846B2 - 電気コネクタ、およびスクイブの接続装置 - Google Patents

電気コネクタ、およびスクイブの接続装置 Download PDF

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Description

本発明は電気コネクタの技術分野に属し、インフレータハウジング、スクイブ、およびリテーナを有する相手装置に接続する電気コネクタと、上記相手装置と上記電気コネクタとを備えたスクイブの接続装置とに関する。
特許文献1は、ハウジングに付勢手段を介して組み付けられたスライダを押圧する係止アームの変形を抑えることのできるコネクタを開示している。このコネクタは、イニシエータとハウジングとを備えている。上記イニシエータのシャントには、係止アームが備えられている。上記ハウジングがハウジング本体に備えた端子収容部には、バネを介してスライダが組み付けられている。上記イニシエータに対する上記ハウジングの装着時、上記係止アームは、上記ハウジングに乗り上げた後で上記スライダのアーム受部に当接し、上記バネの付勢に抗して上記スライダを押圧した後、復原して上記端子収容部に係止する。上記係止アームと当接する上記スライダの端面には、上記係止アームの復原方向に上記係止アームを案内するテーパが設けられている。
特開2012−22990号公報
上記特許文献1のコネクタは、上記ハウジングと上記イニシエータとが嵌合する前に上記ハウジングを後方に移動させる力が解かれると、上記バネの付勢力で上記スライダが後方へ移動して、上記係止アームがテーパ部で後方に押圧され、上記ハウジングと上記イニシエータとが離間する(同文献の段落0021を参照)。これによって上記ハウジングと上記イニシエータとが不完全嵌合することが防止される。
しかし、上記特許文献1のコネクタは、上記シャントに上記係止アームが設けられているので、上記シャントの形状が複雑である。また、上記ハウジングが上記イニシエータに嵌合し、この嵌合長さが所定長さに至って上記スライダの受部の上記テーパ部が上記バネに当たるまでは上記バネが圧縮されない。このように上記嵌合長さが上記所定長さに至るまでは上記バネの弾性復原力が発生しないので、上記ハウジングと上記イニシエータとを離間させる力が作用せず、上記ハウジングと上記イニシエータとが不完全嵌合であるにもかかわらず嵌合作業を終えてしまう作業ミスが起こり得る。しかも、上記嵌合長さが上記所定長さに至るまでに既にピンが端子に接触している(同文献の図4、図5を参照)。そのため、上記ハウジングと上記イニシエータとが不完全嵌合であるにもかかわらず上記ピンが上記端子に導通することが生じる。もっとも、上記シャントの収容凹部に嵌められた短絡金具によって上記両ピンが短絡されているので、上記ハウジングと上記イニシエータとが不完全嵌合していても上記短絡金具が上記両ピンに弾接している限りは上記両ピンに電流が流れることはない。しかし、上記短絡金具を備えていないときには、上記ハウジングと上記イニシエータとが不完全嵌合であるにもかかわらず上記ピンが端子に導通して上記両ピンに電流が流れてしまう。
本発明は、このような点に着目してなされたものであり、その目的とするところは、コネクタハウジングが上記シャントのハウジングに相当するリテーナに嵌合されるときに、上記コネクタハウジングに設けた片持ち梁状の支持具が上記リテーナ又はインフレータハウジングの受け面に突き当たって片持ち梁状に撓み、さらには上記受け面から外れるようにして、上記コネクタハウジングが嵌合側へ押されて上記リテーナへ所定の深さまで挿入される前に放されると上記コネクタハウジングが反嵌合方向へ押し戻され、上記コネクタハウジングが上記嵌合側へ押されて上記リテーナへ上記所定の深さまで挿入されると上記コネクタハウジングが上記リテーナへ上記所定の深さ以上に挿入されて上記電気端子と上記スクイブ端子が電気的に接続されるように構成することで、不完全嵌合を防止することができると共に、上記リテーナに上記特許文献1の上記係止アームに相当する部材を設ける必要性をなくして上記リテーナを比較的簡単な構造にすることができ、さらに上記コネクタハウジングを反嵌合側へ移動することで電気コネクタを上記リテーナから抜くことができる電気コネクタ、およびスクイブの接続装置を提供することにある。さらに、上記電気コネクタの上記電気端子と上記スクイブ端子とが接触し始めたときには上記復原力が作用するようにすることで、上記電気コネクタと上記イニシエータに相当する相手部材とが嵌合していないにもかかわらず上記電気端子と上記スクイブ端子とが導通することを防止することができる上記電気コネクタ、および上記スクイブの接続装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明の第1の電気コネクタは、
嵌合側の表面から反嵌合側に向かって凹むソケットが設けられたインフレータハウジング、スクイブ端子が上記ソケットの底部から上記嵌合側に向かって立ち上がるように上記インフレータハウジングの上記反嵌合側に設けられたスクイブ、および上記ソケットに装着されたリテーナを有する相手装置に嵌合する電気コネクタであって、
上記リテーナに嵌合することになるコネクタハウジングと、
上記コネクタハウジングに設けられ、上記スクイブ端子に接触することになる電気端子と、
上記コネクタハウジングに片持ち梁状に設けられ、その固定端と反対側の端部である上記嵌合側の端部に、反嵌合方向に押圧されると上記コネクタハウジングに対して嵌合方向に交差する突き当て解除方向および上記反嵌合方向に変位する突き当て部が設けられ、上記突き当て部の上記変位により片持ち梁状に撓むことで復原力を生じる支持具とを備え、
上記支持具の上記突き当て部が上記リテーナ又は上記インフレータハウジングにおける、端縁が上記反嵌合側へ向かって落ち込む受け面に突き当てられた状態で、上記コネクタハウジングが上記嵌合側へ押されて上記リテーナへ所定の深さまで挿入される前に放されると、上記コネクタハウジングが上記支持具に生じる復原力により上記反嵌合方向へ押し戻され、上記コネクタハウジングが上記嵌合側へ押されて上記リテーナへ上記所定の深さまで挿入されると上記突き当て部が上記突き当て解除方向に変位して上記受け面から外れることで上記コネクタハウジングが上記リテーナへ上記所定の深さ以上に挿入されて上記リテーナに嵌合すると共に上記電気端子が上記スクイブ端子に接触するように構成されており、
上記コネクタハウジングが上記リテーナに嵌合した状態で上記コネクタハウジングが上記反嵌合側へ引き抜かれると、上記支持具の上記突き当て部が上記受け面の上記端縁を乗り越えてから上記支持具の復原力により上記受け面に乗り、上記受け面に突き当たるように構成されている電気コネクタである。
上記支持具の上記突き当て部が上記リテーナ又は上記インフレータハウジングの上記受け面に突き当てられた状態で、上記コネクタハウジングが上記嵌合側へ押されて上記リテーナへ上記所定の深さまで挿入される前に放されると、上記コネクタハウジングが上記支持具に生じる復原力により上記反嵌合方向へ押し戻される。上記支持具の上記突き当て部が上記リテーナ又は上記インフレータハウジングの上記受け面に突き当てられた状態で、上記コネクタハウジングが上記嵌合側へ押されて上記リテーナへ上記所定の深さまで挿入されると上記突き当て部が上記突き当て解除方向に変位して上記受け面から外れることで上記コネクタハウジングが上記リテーナへ上記所定の深さ以上に挿入されて上記リテーナに嵌合すると共に上記電気端子が上記スクイブ端子に接触する。よって、上記コネクタハウジングが上記リテーナに対して上記反嵌合方向へ押し戻された位置にあれば両者は嵌合しておらず、上記コネクタハウジングが上記リテーナへ上記所定の深さ以上に挿入された位置にあれば両者は嵌合している。しかも、押し込み力が作用していない上記コネクタハウジングが上記両位置の間に位置することがない。そのため、上記コネクタハウジングの上記リテーナに対する位置により、上記電気コネクタが上記リテーナに嵌合しているか否かが確認されるので、上記電気コネクタが上記リテーナに不完全嵌合することが容易に防止される。また、上記リテーナには上記特許文献1の上記係止アームに相当する部材がないので、上記リテーナが比較的簡単な構造になる。
上記電気コネクタを上記リテーナに嵌合するときには、上記コネクタハウジングを上記嵌合側へ押すだけでよい。そのため、例えば上記コネクタハウジングを上記嵌合側へ押し込んでから例えばロック部材などの附属部材を上記嵌合側へ押し込む、上記附属部材を上記嵌合側へ押し込んでから上記コネクタハウジングを上記嵌合側へ押し込む、両方を同時に押し込む、など複数のパターンから作業者が作業内容を選択するということがない。その結果、作業内容の差異から不完全嵌合が発生する、というおそれが少ない。
また、上記コネクタハウジングが上記リテーナに嵌合した状態で上記コネクタハウジングが上記反嵌合側へ引き抜かれると、上記支持具の上記突き当て部が上記受け面の上記端縁を乗り越えてから上記支持具の復原力により上記受け面に乗り、上記受け面に突き当たるように構成されているので、上記コネクタハウジングを上記反嵌合側へ引き抜くことで上記電気コネクタが上記リテーナから抜ける。
本発明の第2の電気コネクタは、上記第1の電気コネクタにおいて、
上記支持具の上記突き当て部が上記受け面に突き当てられた状態で、上記コネクタハウジングが上記嵌合側へ押されていないときは、上記電気端子が上記スクイブ端子に接触するに至っていないように構成されている。
このようにすれば、上記コネクタハウジングが上記支持具に生じる復原力により上記反嵌合方向へ押し戻されたときに、上記電気端子の上記接触部と上記スクイブ端子とが接触するに至っていないので、上記スクイブが不用意に上記電気コネクタから電気エネルギを受けることが回避される。よって、上記リテーナ等に上記短絡片を設けないことも可能となる。
本発明の第3の電気コネクタは、上記第1又は上記第2の電気コネクタにおいて、
上記コネクタハウジングから、可撓性のあるロックアームが上記反嵌合方向又は上記嵌合方向へ延びており、
上記ロックアームに、上記コネクタハウジングを上記リテーナに嵌めていくと上記ソケット又は上記リテーナの壁に乗り上げてから上記ソケット又は上記リテーナの段差部に掛かり、上記ロックアームが撓むことで上記段差部から外れる突出部が設けられており、
上記コネクタハウジングが上記リテーナに嵌合すると上記突出部が上記段差部に掛かるように構成されている。
このようにすれば、上記コネクタハウジングが上記リテーナに嵌合すると上記突出部が上記段差部に掛かり、上記コネクタハウジングが上記リテーナに嵌合した状態が保持される。
本発明のスクイブの接続装置は、
嵌合側の表面から反嵌合側に向かって凹むソケットが設けられたインフレータハウジング、スクイブ端子が上記ソケットの底部から上記嵌合側に向かって立ち上がるように上記インフレータハウジングの上記反嵌合側に設けられたスクイブ、および上記ソケットに装着されたリテーナを有する相手装置と、
上記相手装置に嵌合することになる電気コネクタとを備え、
上記電気コネクタは、
上記リテーナに嵌合することになるコネクタハウジングと、
上記コネクタハウジングに設けられ、上記スクイブ端子に接触することになる電気端子と、
上記コネクタハウジングに片持ち梁状に設けられ、その固定端と反対側の端部である上記嵌合側の端部に、反嵌合方向に押圧されると上記コネクタハウジングに対して嵌合方向に交差する突き当て解除方向および上記反嵌合方向に変位する突き当て部が設けられ、上記突き当て部の上記変位により片持ち梁状に撓むことで復原力を生じる支持具とを備え、
上記支持具の上記突き当て部が上記リテーナ又は上記インフレータハウジングにおける、端縁が上記反嵌合側へ向かって落ち込む受け面に突き当てられた状態で、上記コネクタハウジングが上記嵌合側へ押されて上記リテーナへ所定の深さまで挿入される前に放されると、上記コネクタハウジングが上記支持具に生じる復原力により上記反嵌合方向へ押し戻され、上記コネクタハウジングが上記嵌合側へ押されて上記リテーナへ上記所定の深さまで挿入されると上記突き当て部が上記突き当て解除方向に変位して上記受け面から外れることで上記コネクタハウジングが上記リテーナへ上記所定の深さ以上に挿入されて上記リテーナに嵌合すると共に上記電気端子が上記スクイブ端子に接触するように構成されており、
上記コネクタハウジングが上記リテーナに嵌合した状態で上記コネクタハウジングが上記反嵌合側へ引き抜かれると、上記支持具の上記突き当て部が上記受け面の上記端縁を乗り越えてから上記支持具の復原力により上記受け面に乗り、上記受け面に突き当たるように構成されている。
上記支持具の上記突き当て部が上記リテーナ又は上記インフレータハウジングの上記受け面に突き当てられた状態で、上記コネクタハウジングが上記嵌合側へ押されて上記リテーナへ上記所定の深さまで挿入される前に放されると、上記コネクタハウジングが上記支持具に生じる復原力により上記反嵌合方向へ押し戻される。上記支持具の上記突き当て部が上記リテーナ又は上記インフレータハウジングの上記受け面に突き当てられた状態で、上記コネクタハウジングが上記嵌合側へ押されて上記リテーナへ上記所定の深さまで挿入されると上記突き当て部が上記突き当て解除方向に変位して上記受け面から外れることで上記コネクタハウジングが上記リテーナへ上記所定の深さ以上に挿入されて上記リテーナに嵌合すると共に上記電気端子が上記スクイブ端子に接触する。よって、上記コネクタハウジングが上記リテーナに対して上記反嵌合方向へ押し戻された位置にあれば両者は嵌合しておらず、上記コネクタハウジングが上記リテーナへ上記所定の深さ以上に挿入された位置にあれば両者は嵌合している。しかも、押し込み力が作用していない上記コネクタハウジングが上記両位置の間に位置することがない。そのため、上記コネクタハウジングの上記リテーナに対する位置により、上記電気コネクタが上記リテーナに嵌合しているか否かが確認されるので、上記電気コネクタが上記リテーナに不完全嵌合することが容易に防止される。また、上記リテーナには上記特許文献1の上記係止アームに相当する部材がないので、上記リテーナが比較的簡単な構造になる。
上記電気コネクタを上記リテーナに嵌合するときには、上記コネクタハウジングを上記嵌合側へ押すだけでよい。そのため、例えば上記コネクタハウジングを上記嵌合側へ押し込んでから例えばロック部材などの附属部材を上記嵌合側へ押し込む、上記附属部材を上記嵌合側へ押し込んでから上記コネクタハウジングを上記嵌合側へ押し込む、両方を同時に押し込む、など複数のパターンから作業者が作業内容を選択するということがない。その結果、作業内容の差異から不完全嵌合が発生する、というおそれが少ない。
また、上記コネクタハウジングが上記リテーナに嵌合した状態で上記コネクタハウジングが上記反嵌合側へ引き抜かれると、上記支持具の上記突き当て部が上記受け面の上記端縁を乗り越えてから上記支持具の復原力により上記受け面に乗り、上記受け面に突き当たるように構成されているので、上記コネクタハウジングを上記反嵌合側へ引き抜くことで上記電気コネクタが上記リテーナから抜ける。
本発明の上記第1の電気コネクタは、上記コネクタハウジングが上記リテーナに嵌合されるときに、上記コネクタハウジングが上記嵌合側へ押されて上記リテーナへ上記所定の深さまで挿入される前に放されると上記コネクタハウジングが上記反嵌合方向へ押し戻され、上記コネクタハウジングが上記嵌合側へ押されて上記リテーナへ上記所定の深さまで挿入されると上記コネクタハウジングが上記リテーナへ上記所定の深さ以上に挿入されて上記電気端子と上記スクイブ端子が電気的に接続されるように構成したので、不完全嵌合を防止することができると共に、上記リテーナに上記特許文献1の上記係止アームに相当する部材を設ける必要性をなくして上記リテーナを比較的簡単な構造にすることができ、さらに上記コネクタハウジングを上記反嵌合側へ移動することで上記電気コネクタを上記リテーナから抜くことができる電気コネクタを提供することができた。
本発明の上記第2の電気コネクタは、上記第1の電気コネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、上記電気コネクタと上記リテーナとが不完全嵌合であるにもかかわらず上記電気端子と上記スクイブ端子とが導通することを防止することができる。
本発明の上記第3の電気コネクタは、上記第1又は上記第2の電気コネクタにより得られる効果が得られることに加え、さらに、上記コネクタハウジングが上記リテーナに嵌合すると上記突出部が上記段差部に掛かり、上記コネクタハウジングが上記リテーナに嵌合した状態を保持することができる。
本発明の上記スクイブの接続装置は、上記コネクタハウジングが上記リテーナに嵌合されるときに、上記コネクタハウジングが上記嵌合側へ押されて上記リテーナへ上記所定の深さまで挿入される前に放されると上記コネクタハウジングが上記反嵌合方向へ押し戻され、上記コネクタハウジングが上記嵌合側へ押されて上記リテーナへ上記所定の深さまで挿入されると上記コネクタハウジングが上記リテーナへ上記所定の深さ以上に挿入されて上記電気端子と上記スクイブ端子が電気的に接続されるように構成したので、不完全嵌合を防止することができると共に、上記リテーナに上記特許文献1の上記係止アームに相当する部材を設ける必要性をなくして上記リテーナを比較的簡単な構造にすることができ、さらに上記コネクタハウジングを上記反嵌合側へ移動することで上記電気コネクタを上記リテーナから抜くことができるスクイブの接続装置を提供することができた。
図1は、本発明の上記電気コネクタ、および上記スクイブの接続装置の実施形態を示す斜視図である。 図2は、上記実施形態の電気コネクタを反対側からみた斜視図である。 図3は、上記実施形態の電気コネクタの分解斜視図である。 図4は、上記実施形態のスクイブの接続装置の分解斜視図である。 図5は、上記実施形態のスクイブの接続装置と、これに嵌合しようとする電気コネクタを嵌合方向に沿ってみた平面図である。 図6は、上記実施形態のスクイブの接続装置と、これに嵌合しようとする電気コネクタの斜視図である。 図7は、図6の状態にある上記実施形態のスクイブの接続装置、および電気コネクタの図5におけるC−C線断面図である。 図8は、図6の状態にある上記実施形態のスクイブの接続装置、および電気コネクタの図5におけるD−D線断面図である。 図9は、上記実施形態のスクイブの接続装置と、これに嵌合しようとする電気コネクタの斜視図である。図6の状態よりも上記電気コネクタの上記スクイブの接続装置への挿入深さが大きくなっている。 図10は、図9の状態にある上記実施形態のスクイブの接続装置、および電気コネクタの図5におけるC−C線断面図である。 図11は、図9の状態にある上記実施形態のスクイブの接続装置、および電気コネクタの図5におけるD−D線断面図である。 図12は、上記実施形態のスクイブの接続装置と、これに嵌合しようとする電気コネクタの斜視図である。図9の状態よりも上記電気コネクタの上記スクイブの接続装置への挿入深さが大きくなっている。 図13は、図12の状態にある上記実施形態のスクイブの接続装置、および電気コネクタの図5におけるC−C線断面図である。 図14は、図12の状態にある上記実施形態のスクイブの接続装置、および電気コネクタの図5におけるD−D線断面図である。 図15は、上記実施形態のスクイブの接続装置と、これに嵌合した電気コネクタの斜視図である。図12の状態よりも上記電気コネクタの上記スクイブの接続装置への挿入深さが大きくなって上記電気コネクタが上記スクイブに嵌合している。 図16は、図15の状態にある上記実施形態のスクイブの接続装置、および電気コネクタの図5におけるC−C線断面図である。 図17は、図15の状態にある上記実施形態のスクイブの接続装置、および電気コネクタの図5におけるD−D線断面図である。 図18は、変形例の電気コネクタを示す斜視図である。 図19は、別の変形例の電気コネクタを示す斜視図である。 図20は、上記別の変形例の電気コネクタを示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1ないし図17は、本発明の電気コネクタと、上記電気コネクタを含むスクイブの接続装置の一つの実施形態を示す。上記電気コネクタ、および上記スクイブの接続装置は、エアバッグを膨らませる装置であるインフレータを構成する要素である。図1に示すように、上記スクイブの接続装置は、インフレータハウジング200、スクイブ300、およびリテーナ400を有する相手装置Aと、上記相手装置Aに嵌合することになる上記電気コネクタ100とを備えている。このように嵌合することになる上記電気コネクタ100および上記相手装置Aにおいて、一方における他方に対して嵌合する側を嵌合側とし、上記電気コネクタ100および上記相手装置Aで上記嵌合側同士を対向させたときに一方における他方へ向かう方向を嵌合方向とする。上記嵌合側の反対側を反嵌合側とし、上記嵌合方向の反対方向を反嵌合方向とする。以下、部材又は部分に対して単に上記嵌合側若しくは上記嵌合方向又は上記反嵌合側若しくは上記反嵌合方向というときは、その部材又は部分が上記電気コネクタ100に設けられているときは当該電気コネクタ100の上記嵌合側若しくは上記嵌合方向又は上記反嵌合側若しくは上記反嵌合方向のことであり、その部材又は部分が上記相手装置Aに設けられているときは当該相手装置Aの上記嵌合側若しくは上記嵌合方向又は上記反嵌合側若しくは上記反嵌合方向のことである。したがって、図7を符号が正しく読める向きに置くと、上記電気コネクタ100の上記嵌合側は図の上記電気コネクタ100の下側を指し、上記嵌合方向は図の上記電気コネクタ100の下方向を指し、上記反嵌合側は図の上記電気コネクタ100の上側を指し、上記反嵌合方向は図の上記電気コネクタ100の上方向を指す。また同じ図で、上記相手装置Aの上記嵌合側は図の上記相手装置Aの上側を指し、上記嵌合方向は図の上記相手装置Aの上方向を指し、上記反嵌合側は図の上記相手装置Aの下側を指し、上記反嵌合方向は図の上記相手装置Aの下方向を指す。
上記インフレータハウジング200はアルミ合金で形成されているが、このような導電性の材料により形成してもよいし、例えば絶縁性の材料又はその他の材料により形成してもよい。図1、および図4ないし図17に示すように、上記インフレータハウジング200には、上記嵌合側の表面から上記反嵌合側に向かって凹むソケット210が設けられている。上記ソケット210は内部空間が円柱状になるように形成されているが、例えば上記内部空間が角柱状又はその他の形状になるように形成してもよい。
図1、図4、図7、および図8などに示すように、上記スクイブ300の上記嵌合側には、上記嵌合側に向かって立ち上がる一対のスクイブ端子310が設けられている。このスクイブ端子310は、導電性材料により棒状に形成されているが、例えば筒状、板状、又はその他の形状に形成してもよい。上記スクイブ端子310はピンと呼ばれることもある。上記スクイブ300に上記一対のスクイブ端子310を介して電流を流すと、その電気エネルギを受けて上記スクイブ300が発熱する。上記インフレータハウジング200が導電性の材料により形成されているので、上記スクイブ端子310の周囲には絶縁性の部材が設けられていて、上記スクイブ端子310と上記インフレータハウジング200とを絶縁している。例えば接地の取り方などにより、上記スクイブ端子が単極になることがあるし、三極以上になることもある。そして、上記スクイブ300は、上記インフレータハウジング200の上記反嵌合側に、上記スクイブ端子310が上記ソケット210の底部から上記嵌合側に向かって立ち上がるように設けられている。上記スクイブ300の周囲には点火剤およびガス発生剤が配設されている。上記インフレータハウジング200の上記反嵌合側には収縮したエアバッグが納められている。よって、スクイブ300が電気エネルギを受けて発熱すると上記点火剤が点火し、これによってガス発生剤がガスを発生し、このガスが上記エアバッグを展開させるようになっている。
上記リテーナ400は、合成樹脂により形成されているが、このような絶縁性の材料により形成してもよいし、例えば上記スクイブ端子310又は後述する電気端子120と絶縁する構成を採用するときには、例えば導電性の材料又はその他の材料により形成してもよい。図1、図4、図7、および図8などに示すように、上記リテーナ400は、外形が上記ソケット210の内部空間に対応する形状に形成されているので、この実施形態の場合、上記リテーナ400の横断面の外周がほぼ円状になるように形成されているが、上記ソケット210の内部空間に含まれる形状であれば例えば上記リテーナの横断面の外周が多角形又はその他の形状になるように形成してもよい。上記リテーナ400は、内部に、上記嵌合方向に貫通して上記反嵌合側から上記スクイブ端子310を導入する空洞が形成されるように設けられている。上記リテーナ400は上記ソケット210に装着されている。上記リテーナ400と上記ソケット210との係合力を確保するため、上記リテーナ400に装着用凸部410が設けられ、この装着用凸部410が、上記ソケット210に設けられた溝212に嵌まっている。上記装着用凸部410は、上記リテーナ400の周囲において外側へ突き出て設けられている。上記外側とは、上記嵌合方向からみて上記リテーナ400の央部から離れた側であり、その反対側が内側である。上記溝212は、上記インフレータハウジング200の上記ソケット210を構成する壁211から外側へ凹んで設けられている。上記ソケット210の外側とは、上記リテーナ400において、上記嵌合方向からみて上記ソケット210の央部から離れた側であり、その反対側が内側である。そして、上記リテーナ400を上記ソケット210に押し込むと、上記装着用凸部410が上記壁211に押されて上記内側へ弾性変形することで上記リテーナ400の上記ソケット210への挿入が可能となり、上記装着用凸部410が上記溝212の位置にくると上記装着用凸部410が復原して上記溝212に嵌まり、これによって上記リテーナ400と上記ソケット210とが係合する。上記装着用凸部に代えて、例えば上記リテーナの周囲において上記嵌合方向へ延びて一端が上記リテーナに固定され他端に上記外側へ突き出た上記突起が設けられた装着用アームを設け、上記装着用アームの弾性変形により上記突起を上記溝に嵌めることによって上記リテーナと上記ソケットとを係合させるように構成するなどしてもよい。
図4および図8などに示すように、上記リテーナ400には、端縁が反嵌合側へ向かって落ち込む受け面441が設けられている。これに代えて、或いはこれと共に、例えば上記インフレータハウジング200に、端縁が反嵌合側へ向かって落ち込む受け面を設けてもよい。この実施形態の場合、上記リテーナ400に、上記嵌合方向と直交する方向からみてL字状に形成された角部440が設けられている。この角部440は後述するリテーナ第1筒状部420に設けられているが、上記リテーナ400の他の部位に設けられていてもよい。上記角部は上記インフレータハウジングの上記ソケットに設けてもよい。その場合、上記角部は、例えば上記ソケット210の上記嵌合側の面から上記壁211にかけて設けられる。上記角部440は、上記嵌合側に向いた上記受け面441と、上記受け面441における突き当て解除方向Rの側の端縁から上記反嵌合側へ延びる側面442とを備えている。上記突き当て解除方向Rは、上記嵌合方向と直交する方向であり、図8に左向き矢印で示す方向である。しかし、上記突き当て解除方向は、上記嵌合方向と直交する方向に限定されるものではなく、上記嵌合方向に交差する方向であればよい。上記側面442は、上記嵌合方向に向かうと上記突き当て解除方向Rに寄るように傾斜して設けられている。しかし、上記側面は、どの方向を向いていてもよく、また例えば傾斜させずに上記突き当て解除方向Rを向いていてもよい。
図3に示すように、上記電気コネクタ100は、コネクタハウジング110と、電気端子120と、支持具130とを備えている。
上記コネクタハウジング110は合成樹脂により形成されているが、このような絶縁性の材料により形成してもよいし、例えば上記電気端子120又は上記スクイブ端子310と絶縁する構成を採用するときには、例えば導電性の材料又はその他の材料により形成してもよい。図1ないし図3などに示すように、上記コネクタハウジング110は、ハウジング本体111と、上記ハウジング本体111の上記嵌合側に設けられて上記リテーナ400に嵌合することになる嵌合部112とを備えている。上記ハウジング本体111は、上記嵌合方向と直交する方向に延びており、その一端側から上記嵌合部112が上記嵌合方向へ延びている。しかし、これによって上記ハウジング本体および上記嵌合部の形状が限定解釈されることはない。上記ハウジング本体が、例えば、長手方向をもたない例えば立方体などの形状に形成されていてもよいし、上記ハウジング本体の長手方向が上記嵌合方向に対して零度を越えて180度未満の角度をなすように形成されていてもよい。また、上記嵌合部は上記ハウジング本体の上記嵌合側に設けられておればよく、上記ハウジング本体における上記嵌合方向に向いた面内のどの位置に設けてもよい。上記嵌合部112と上記リテーナ400とは、一方に設けられた凸部を他方に設けられた凹部に挿入することで嵌合し、さらに上記凸部を上記凹部から抜くことで離脱する。変形例として、上記嵌合部と上記リテーナが一旦嵌合すれば嵌合し放しになる、いわゆる嵌め殺しにしてもよい。この実施形態の場合、上記嵌合部112に、凸部としてハウジング凸部112aが設けられ、これに対応して上記リテーナ400には内部に凹部が形成された筒状のリテーナ第1筒状部420が設けられており、上記ハウジング凸部112aが上記リテーナ第1筒状部420の内側の凹部に入ることで上記嵌合を行うようになっている。例えば、これとは逆に、上記リテーナに、凸部としてリテーナ凸部を設け、これに対応して上記嵌合部に内部に凹部が形成された筒状のハウジング筒状部を設け、上記リテーナ凸部が上記ハウジング筒状部の内側の凹部に入ることで上記嵌合を行うようにしてもよい。この実施形態の場合、さらに、上記嵌合部112の上記ハウジング凸部112aの外側に、筒状のハウジング筒状部112bが設けられ、このハウジング筒状部112bが上記リテーナ400の上記リテーナ第1筒状部420の外側に嵌ることで上記嵌合を行うようになっている。上記リテーナ400には上記リテーナ第1筒状部420の外側に、内部に凹部が形成された筒状のリテーナ第2筒状部430が設けられており、上記ハウジング筒状部112bが上記リテーナ第2筒状部430の内側の凹部に入ることで上記嵌合を行うようになっている。しかし、上記嵌合部および上記リテーナのうち一方に少なくとも一つの凸部を設け、他方に少なくとも一つの凹部を設けて、上記嵌合部および上記リテーナの嵌合又は離脱を行うようにしておればよい。そして、上記ハウジング凸部112aの内部に上記電気端子120が配置され、上記リテーナ第1筒状部420の内部が上記空洞になっていて、そこに上記スクイブ端子310を配置している。図3に示すように、上記ハウジング本体111は、上記嵌合側にある第1部材111aと、上記反嵌合側にある第2部材111bとに分割されているが、このように分割せずに一体的に設けてもよい。
図3、図7、および図8などに示すように、上記電気端子120は、上記スクイブ端子310の数に応じた数だけ設けられているが、回路構成によっては数が対応しないこともありうる。この実施形態の場合、一対の上記電気端子120が設けられている。上記電気端子120は、導電性材料により形成され、接触部121と、接続部122とを備えており、上記コネクタハウジング110に設けられている。そして、少なくとも上記コネクタハウジング110の上記嵌合部112が上記リテーナ400に嵌合したときに、上記接触部121が上記スクイブ端子310に接触するように構成されている。上記コネクタハウジング110の上記嵌合部112が上記リテーナ400に嵌合したときよりも嵌合長さが短いときでも上記接触部121が上記スクイブ端子310に接触していてもよく、この実施形態では、そのようになっている。上記コネクタハウジング110の上記嵌合部112が上記リテーナ400に嵌合するとは、上記嵌合部112と上記リテーナ400との嵌合長さが設計目標とした嵌合長さに至り、上記電気端子120が上記スクイブ端子310に接触することであり、図でいえば図15ないし図17に示す状態である。上記電気端子120は板状物により形成されているが、他の形態の材料で形成してもよい。上記接触部121は上記電気端子120の上記嵌合側に設けられているが、上記電気端子の例えば上記反嵌合側又はその他の部位に設けられていてもよい。そして、上記嵌合部112を上記リテーナ400に嵌合すると、上記接触部121が上記スクイブ端子310に接触するように構成されている。上記スクイブ端子310が棒状に形成されているので、上記電気端子120の上記接触部121は、この上記スクイブ端子310に嵌まるように筒状に形成されている。これとは逆に上記スクイブ端子を筒状に形成すると共に、上記電気端子の上記接触部を上記スクイブ端子に嵌まるように棒状に形成してもよい。上記電気端子の上記接触部は、上記スクイブ端子に接触できる形状に形成されておればよく、例えば板状又はその他の形状に形成されていてもよい。上記接続部122は、導体500との接続構造を備えている。この実施形態の場合、上記導体500は、芯線と、この芯線を被覆する絶縁被覆とを備えた電線であるので、上記接続構造はワイヤーバレル、およびインシュレーションバレルにより構成されている。上記ワイヤーバレルは、上記電気端子120における板幅方向から立ち上がる圧着片を備えており、上記導体500の終端から露出する芯線をかしめる。上記インシュレーションバレルは、上記電気端子120における上記ワイヤーバレルに対して上記接触部121から遠い側で上記電気端子120の板幅方向から立ち上がる圧着片を備えており、上記導体500の終端の絶縁被覆をかしめる。上記導体500は、上記電線の他にも例えばシールドケーブル又はその要素を含み、また例えばFFC(フレキシブルフラットケーブル)などの平形柔軟ケーブル又はその要素を含み、さらに、その他の導電体を備えた導電手段を含んでいる。また、上記接続構造は、例えば上記導体を圧接するための構造、上記導体をピアシングするための構造、上記導体をハンダ付けするための構造、又はその他の構造であってもよい。この実施形態の場合、上記接触部121が上記嵌合部112の内部に装着され、上記接続部122が上記ハウジング本体111の内部に装着されるので、上記接触部121が上記嵌合部112の長手方向である上記嵌合方向へ延び、上記接続部122が上記ハウジング本体111の長手方向である、上記嵌合方向と直交する方向に延びていて、上記電気端子120がL字状に形成されているが、上記電気端子は例えばI字状、V字状、又はその他の形状に形成されていてもよく、また上記接触部および上記接続部は上記コネクタハウジングの外部に設けられていてもよい。図18は、上記電気コネクタ100の変形例を示す。この電気コネクタ100の場合、上記一対の上記電気端子120に加えて、さらに、他の電気端子120’が設けられている。その他の構成は、この実施形態の電気コネクタと同様である。上記他の電気端子120’は、上記嵌合側に設けられた上記接触部121’と、他の導体500’との接続構造を有する接続部(図示省略)とを備えている。上記接触部121’は、上記嵌合部112に設けられた開口から外へ出ており、上記嵌合部112が上記リテーナ400に嵌合すると、上記接触部121’が上記ソケット210の上記壁211に接触して上記インフレータハウジング200に導通するようになっている。上記他の導体500’は上記導体500と同様の構成の電線であるが、上記電線の他にも例えばシールドケーブル若しくはその要素、例えばFFCなどの平形柔軟ケーブル若しくはその要素、又はその他の導電体を備えた導電手段を含んでいる。上記他の電気端子120’の上記接続部は上記電気端子120の上記接続部122と同様の構成であり、上記接続部122のときと同様にして上記他の導体500’に接続される。さらに、シールドケーブルを接続するようにした上記電気コネクタ100の変形例がある。この変形例では、例えば上記シールドケーブルの信号線が上記導体500として上記電気端子120の上記接続部122に接続されると共に、上記シールドケーブルの外部導体が上記他の導体500’として上記他の電気端子120’の上記接続部に接続される。上記電気端子は上記接続部を備えていない実施形態を含んでいる。そのなかには、例えば非接触で外部との間で導通を行う上記電気端子の実施形態などがある。
上記支持具130は、上記反嵌合方向に押圧されると上記コネクタハウジング110に対して上記嵌合方向に交差する突き当て解除方向Rおよび上記反嵌合方向に変位する突き当て部131が上記嵌合側の端部に設けられ、上記突き当て部131の上記変位により復原力を生じるように構成されている。この実施形態の場合、上記支持具130は鋼材により形成されている。上記支持具130は棒状の部材により形成されている。上記支持具は、少なくとも一部が弾性を有していて、上記押圧力を受けると上記復原力を生じるように構成されている。したがって、このように上記支持具の全体を例えば鋼材、合成樹脂、又はその他の弾性を有する材料により設けてもよいが、例えば上記支持具の一部のみを例えば鋼材、合成樹脂、又はその他の弾性を有する材料により設け、他の部分を例えばセラミック、又はその他の弾性を有しない材料により設けてもよい。また、上記支持具を、例えば複数の部材を組み立てたり複数の部材を一体的に設けるなどして設けてもよい。上記支持具は、この実施形態のように上記コネクタハウジングと別の部材にしてもよいが、上記支持具を上記コネクタハウジングに一体に設けてもよい。上記支持具は、例えば棒状、板状、若しくはその他の形状の部材、又はこれらを組み合わせた形状に形成してもよい。そして、上記支持具130は上記コネクタハウジング110に設けられている。また、上記支持具130の上記嵌合側の端部に上記突き当て部131が設けられている。ここでは、上記支持具130における上記突き当て部131と異なる側の端部132が、上記第1部材111aと上記第2部材111bとの挟持されることで上記端部132が上記コネクタハウジング110に対して固定されている。これによって上記支持具130が上記端部132を固定端にして上記コネクタハウジング110に片持ち梁状に設けられている。そして、上記突き当て部131が、反嵌合方向に押圧されると上記コネクタハウジング110に対して嵌合方向に交差する突き当て解除方向Rおよび上記反嵌合方向に変位すると共に、上記突き当て部131の上記変位により上記支持具130に復原力が生じるように構成されている。上記支持具における上記端部132を上記コネクタハウジングに一体に設けてもよい。上記支持具130は、上記端部132から上記嵌合方向と直交する方向に延びる第1部130aと、上記第1部130aの上記端部132と反対側の端部から上記嵌合方向へ延びる第2部130bとを備えてL字状に形成されており、上記第2部130bの上記嵌合側の端部に上記突き当て部131が形成されている。しかし、これによって上記支持具の構造が限定解釈されることはなく、本発明の支持具には、例えば上記端部から上記嵌合方向と直交する方向に向かうにつれて上記嵌合方向に延びてその上記嵌合側の端部に上記突き当て部が設けられていて上記第2部が無い変形例などを含んでいる。上記第1部130aは二つ設けられてそれらが平行に延びており、上記第2部130bも二つ設けられてそれらが平行に延びており、上記二つの第1部130aの間隔よりも上記二つの第2部130bの間隔が狭くなり且つ上記二つの第1部130aの間に位置するように設けられている。上記支持具130は、上記嵌合方向と直交する方向からみて、上記嵌合方向と平行な線に対して対称に形成されている。上記突き当て部131は、上記嵌合方向と直交する方向からみてほぼU字状に形成されている。しかし、これによって上記支持具の構造が限定解釈されることはなく、本発明の支持具には、例えば上記第1部又は上記第2部が一つである変形例などを含んでおり、また本発明の支持具には、例えば上記第1部又は上記第2部が非対称である変形例などを含んでおり、上記突き当て部は例えば棒状、板状、又はその他の形状に形成されていてもよい。そして、図8、図11、図14、および図17に示すように、上記支持具130は、上記端部132を固定端にして上記コネクタハウジング110に対して片持ち梁状に撓むことで、上記突き当て部131が、上記コネクタハウジング110に対して上記嵌合方向に交差する突き当て解除方向Rおよび上記反嵌合方向に変位し、上記突き当て部131の上記変位により上記支持具130に復原力を生じるように設けられている。この実施形態の場合、上記支持具130が全体的に撓む、つまり弾性変形することで復原力を生じたが、上記支持具を、例えば棒状、板状、又はその他の形状の構造部材と、上記構造部材同士、又は上記構造部材と上記コネクタハウジングとの間に設けられた例えばコイルスプリングなどの弾性部材とにより構成し、上記弾性部材の弾性により、又はそれに加えて上記構造部材の弾性により上記復原力を発揮するようにしてもよい。
そして、例えば図6ないし図8の状態から、図9ないし図11の状態、図12ないし図14へと進むように、上記電気コネクタ100は、上記支持具130の上記突き当て部131が上記リテーナ400又は上記インフレータハウジング200における、端縁が反嵌合側へ向かって落ち込む受け面441に突き当てられた状態で、上記コネクタハウジング110が上記嵌合側へ押されて上記リテーナ400へ所定の深さまで挿入される前に放されると、上記コネクタハウジング110が上記支持具130に生じる復原力により上記反嵌合方向へ押し戻され、さらに図15ないし図17の状態へ進むように、上記コネクタハウジング110が上記嵌合側へ押されて上記リテーナ400へ上記所定の深さまで挿入されると上記突き当て部131が上記突き当て解除方向Rに変位して上記受け面441から外れることで上記コネクタハウジング110が上記リテーナ400へ上記所定の深さ以上に挿入されて上記リテーナ400に嵌合すると共に上記電気端子120が上記スクイブ端子310に接触するように構成されている。上記突き当て部131が上記突き当て解除方向Rに変位して上記受け面441から外れると、上記突き当て部131が上記受け面441に突き当たらなくなるので、上記支持具130の復原力が開放され、それによって上記コネクタハウジング110が上記リテーナ400へ上記所定の深さ以上に挿入されることになる。上記突き当て部131が上記受け面441から外れた場合、上記突き当て部131又は上記支持具130の他の部分が上記受け面441又は上記角部440に干渉することを回避することが好ましい。そのため、この実施形態の場合、上記突き当て部131が上記受け面441から外れると、上記二つの第2部130bが上記角部440の上記側面442を避けてその両側に位置するようになっており、また上記突き当て部131が上記受け面441から外れると、上記突き当て解除方向Rの逆方向に寄って上記突き当て部131が上記傾斜した上記側面442に当たり又は近付くようになっている。
上記支持具130の上記突き当て部131が上記リテーナ400の上記受け面441に突き当てられた状態で、上記コネクタハウジング110が上記嵌合側へ押されていないときは、上記電気端子120が上記スクイブ端子310に接触するに至っていないように構成されている。すなわち、図7および図8に示すように、上記支持具130の上記突き当て部131が上記リテーナ400の上記受け面441に突き当てられた状態では、上記電気端子120の上記接触部121と上記スクイブ端子310とが離間して配置されている。そして、その状態から上記コネクタハウジング110を上記嵌合側へ押していくと、図10および図11、図13および図14、図16及び図17に示すように、上記電気端子120の上記接触部121と上記スクイブ端子310とが接触することになる。
また、図15ないし図17の状態から、図12ないし図14の状態、図9ないし図11の状態を経て、図6ないし図8の状態へ戻るように、上記コネクタハウジング110が上記リテーナ400に嵌合した状態で上記コネクタハウジング110が上記反嵌合側へ引き抜かれると、上記支持具130の上記突き当て部131が上記受け面441の上記端縁を乗り越えてから上記支持具130の復原力により上記受け面441に乗り、上記受け面441に突き当たるように構成されている。
図1ないし図3などに示すように、上記コネクタハウジング110から、可撓性のあるロックアーム600が上記反嵌合方向へ延びている。上記ロックアームを上記コネクタハウジングから上記嵌合方向へ延ばしてもよい。上記ロックアーム600は上記ハウジング筒状部112bに設けられているが、このように上記嵌合部112に設けてもよいし、上記ハウジング本体に設けてもよい。上記ロックアーム600は二つ設けられているが、設ける上記ロックアーム600の数は一つでも三つ以上であってもよい。上記ロックアーム600は、弾性変形する接続部610を介して上記嵌合方向と直交する方向である軸Xのまわりに傾くことができるように上記コネクタハウジング110に接続されている。上記軸Xは仮想的な軸である。
上記ロックアーム600には突出部620が設けられている。上記突出部620は、上記ロックアーム600における上記接続部610から上記ロックアーム600の先端側へずれた部位に設けられている。上記突出部620は上記ロックアーム600の外側に突き出ている。この外側とは、上記ロックアーム600において、上記嵌合方向にみて上記ハウジング本体111の上記央部から遠い側であり、その反対側が内側である。上記コネクタハウジング110を上記リテーナ400に嵌めていくと、つまり上記嵌合部112を上記リテーナ400に嵌めていくと、上記突出部620が上記ソケット210の上記壁211に乗り上げてから上記ソケット210の段差部に掛かり、上記ロックアーム600が撓むと上記突出部620が上記段差部から外れるように構成されている。この場合、上記ソケット210の段差部は、例えば上記溝212の嵌合側の縁であるが、他に別途に形成してもよい。そして、上記コネクタハウジング110が上記リテーナ400に嵌合すると上記突出部620が上記段差部に掛かるように構成されている。上記ロックアーム600の上記突出部620の上記嵌合側の面は、上記嵌合方向に向かうにつれて上記内側へ寄るように傾斜しており、上記突出部620の上記段差部へスムーズに挿入されるようになっているが、上記面を傾斜させなくてもよい。図19および図20は、上記電気コネクタ100の変形例を示す。この電気コネクタ100の場合、上記突出部620は上記ロックアーム600の上記内側に突き出ている。そして、上記コネクタハウジング110を上記リテーナ400に嵌めていくと、つまり上記嵌合部112を上記リテーナ400に嵌めていくと、上記突出部620が上記リテーナ400の壁に乗り上げてから上記リテーナ400の段差部に掛かり、上記ロックアーム600が撓むと上記突出部620が上記段差部から外れるように構成されている。上記リテーナ400の段差部は、例えば上記リテーナ400に設けた凹部又は孔の上記嵌合側の縁であるが、他に別途に形成してもよい。この変形例の場合、上記ロックアーム600の上記突出部620の上記嵌合側の面は、上記嵌合方向に向かうにつれて上記外側へ寄るように傾斜しており、上記突出部620の上記段差部へスムーズに挿入されるようになっているが、上記面を傾斜させなくてもよい。その他の構成は、この実施形態の電気コネクタと同様である。
したがって、上記支持具130の上記突き当て部131が上記リテーナ400又は上記インフレータハウジングの上記受け面441に突き当てられた状態で、上記コネクタハウジング110が上記嵌合側へ押されて上記リテーナ400へ上記所定の深さまで挿入される前に放されると、上記コネクタハウジング110が上記支持具130に生じる復原力により上記反嵌合方向へ押し戻される。上記支持具130の上記突き当て部131が上記リテーナ400又は上記インフレータハウジングの上記受け面441に突き当てられた状態で、上記コネクタハウジング110が上記嵌合側へ押されて上記リテーナ400へ上記所定の深さまで挿入されると上記突き当て部131が上記突き当て解除方向Rに変位して上記受け面441から外れることで上記コネクタハウジング110が上記リテーナ400へ上記所定の深さ以上に挿入されて上記リテーナ400に嵌合すると共に上記電気端子120が上記スクイブ端子310に接触する。よって、上記コネクタハウジング110が上記リテーナ400に対して上記反嵌合方向へ押し戻された位置にあれば両者は嵌合しておらず、上記コネクタハウジング110が上記リテーナ400へ上記所定の深さ以上に挿入された位置にあれば両者は嵌合している。しかも、押し込み力が作用していない上記コネクタハウジング110が上記両位置の間に位置することがない。そのため、上記コネクタハウジング110の上記リテーナ400に対する位置により、上記電気コネクタ100が上記リテーナ400に嵌合しているか否かが確認されるので、上記電気コネクタ100が上記リテーナ400に不完全嵌合することが容易に防止される。また、上記リテーナ400には上記特許文献1の上記係止アームに相当する部材がないので、上記リテーナ400が比較的簡単な構造になる。
上記電気コネクタ100を上記リテーナ400に嵌合するときには、上記コネクタハウジング110を上記嵌合側へ押すだけでよい。そのため、例えば上記コネクタハウジングを上記嵌合側へ押し込んでから例えばロック部材などの附属部材を上記嵌合側へ押し込む、上記附属部材を上記嵌合側へ押し込んでから上記コネクタハウジングを上記嵌合側へ押し込む、両方を同時に押し込む、など複数のパターンから作業者が作業内容を選択するということがない。その結果、作業内容の差異から不完全嵌合が発生する、というおそれが少ない。
よって、上記コネクタハウジング110が上記リテーナ400に嵌合されるときに、上記コネクタハウジング110が上記嵌合側へ押されて上記リテーナ400へ上記所定の深さまで挿入される前に放されると上記コネクタハウジング110が上記反嵌合方向へ押し戻され、上記コネクタハウジング110が上記嵌合側へ押されて上記リテーナ400へ上記所定の深さまで挿入されると上記コネクタハウジング110が上記リテーナ400へ上記所定の深さ以上に挿入されて上記電気端子120と上記スクイブ端子310が電気的に接続されるように構成したので、不完全嵌合を防止することができると共に、上記リテーナ400に上記特許文献1の上記係止アームに相当する部材を設ける必要性をなくして上記リテーナ400を比較的簡単な構造にすることができる電気コネクタ100を提供することができた。
本発明の上記電気コネクタは、少なくとも上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナに嵌合したときに上記電気端子の上記接触部と上記スクイブ端子とが接触し、上記コネクタハウジングの上記嵌合部が上記リテーナから離間したときに上記電気端子の上記接触部と上記スクイブ端子とが離間すればよい。そのような種々の実施形態のなかで、上記実施形態、および上記変形例の上記電気コネクタ100は、上記支持具130の上記突き当て部131が上記受け面441に突き当てられた状態で、上記コネクタハウジング110が上記嵌合側へ押されていないときは、上記電気端子120が上記スクイブ端子310に接触するに至っていないように構成されている。このようにすれば、上記コネクタハウジング110が上記支持具130に生じる復原力により上記反嵌合方向へ押し戻されたときに、上記電気端子120の上記接触部121と上記スクイブ端子310とが接触するに至っていないので、上記スクイブ300が不用意に上記電気コネクタ100から電気エネルギを受けることが回避される。よって、上記リテーナ等に上記短絡片を設けないことも可能となる。よって、上記電気コネクタ100と上記リテーナ400とが不完全嵌合であるにもかかわらず上記電気端子120と上記スクイブ端子310とが導通することを防止することができる。
本発明の上記電気コネクタで、例えば上記角部の上記側面に係止部を設け、上記コネクタハウジングの上記嵌合部を上記リテーナに嵌合したときに上記支持具が上記係止部に係止するように構成したときには、参考形態になる。このようにすれば、上記コネクタハウジングの上記嵌合部を上記リテーナから引き抜くときに上記支持具を上記係止部から外す作業が必要になる。これに対して、上記実施形態、および上記変形例の上記電気コネクタ100は、上記コネクタハウジング110が上記リテーナ400に嵌合した状態で上記コネクタハウジング110が上記反嵌合側へ引き抜かれると、上記支持具130の上記突き当て部131が上記受け面441の上記端縁を乗り越えてから上記支持具130の復原力により上記受け面441に乗り、上記受け面441に突き当たるように構成されている。このようにすれば、上記コネクタハウジングを上記反嵌合側へ引き抜くことで上記電気コネクタが上記リテーナから抜ける。上記実施形態のように、上記角部440の上記側面442を、上記嵌合方向に向かうと上記突き当て解除方向Rに寄るように傾斜して設けたときには、上記突き当て部131が上記傾斜した上記側面442に案内されて上記受け面441の上記端縁を乗り越えやすくなるので、好ましい。
本発明の上記電気コネクタは、上記ロックアームを備えていない実施形態を含む。そのような種々の実施形態のなかで、上記実施形態、および上記変形例の上記電気コネクタ100は、上記コネクタハウジング110から、可撓性のあるロックアーム600が上記反嵌合方向又は上記嵌合方向へ延びており、上記ロックアーム600に、上記コネクタハウジング110を上記リテーナ400に嵌めていくと上記ソケット210又は上記リテーナ400の壁に乗り上げてから上記ソケット210又は上記リテーナ400の段差部に掛かり、上記ロックアーム600が撓むことで上記段差部から外れる突出部620が設けられており、上記コネクタハウジング110が上記リテーナ400に嵌合すると上記突出部620が上記段差部に掛かるように構成されている。このようにすれば、上記コネクタハウジング110が上記リテーナ400に嵌合すると上記突出部620が上記段差部に掛かり、上記コネクタハウジング110が上記リテーナ400に嵌合した状態が保持される。
本発明の上記電気コネクタに上記角部を設けた場合、上記側面は、どの方向を向いていてもよい。そのような種々の実施形態のなかで、上記実施形態、および上記変形例の上記電気コネクタ100の上記角部440の上記側面442は、上記嵌合方向に向かうと上記突き当て解除方向Rに寄るように傾斜している。このようにすれば、図12ないし図14の状態から図15ないし図17の状態へ進むように、上記突き当て部131が上記突き当て解除方向Rに変位して上記受け面441から外れると、上記突き当て部131は上記支持具130の復原力を受けて上記側面442に押圧力をもって当たり、上記傾斜した側面442に案内されて上記嵌合方向へ進み、上記コネクタハウジング110が上記リテーナ400へ上記所定の深さ以上に挿入されていき、上記リテーナ400に嵌合すると共に上記電気端子120が上記スクイブ端子310に接触する。また、図15ないし図17の状態から、図12ないし図14の状態、図9ないし図11の状態を経て、図6ないし図8の状態へ戻るように、上記コネクタハウジング110を上記リテーナ400から離間させていくと、上記突き当て部131が上記傾斜した上記側面442に案内されてスムーズに上記反嵌合方向へ進み、上記突き当て部131が上記受け面441に突き当たる。
この種の電気コネクタに短絡片が設けられることがある。すなわち、例えば上記電気コネクタを嵌合する前に上記一対のスクイブ端子間に電流等が流れてスクイブが誤作動することなどを防止するため、上記スクイブ端子を短絡する上記短絡片を設けることが行われる。その場合、例えば上記電気コネクタを上記リテーナに嵌合すると上記短絡端子が上記電気コネクタから力を受けて上記外側へ払いのけられ、これによって上記短絡が解除されるように構成する。上記実施形態のスクイブの接続装置では上記短絡片を備えていないが、上記実施形態のスクイブの接続装置において上記短絡片を備えたスクイブの接続装置の実施形態は本発明のスクイブの接続装置に一つの実施形態として含まれる。
本発明の上記電気コネクタ100は、上記コネクタハウジング110の上記反嵌合側の面を、ほぼ平坦に形成することが可能である。そうしたときには、上記コネクタハウジング110の上記反嵌合側にハーネス等が干渉したり、上記コネクタハウジング110が損傷するなどの不具合が起こりにくい。
また、以上の説明により、本発明のスクイブの接続装置も十分に開示された。すなわち、本発明のスクイブの接続装置は、上記嵌合側の表面から上記反嵌合側に向かって凹む上記ソケット210が設けられた上記インフレータハウジング200、上記スクイブ端子310が上記ソケット210の上記底部から上記嵌合側に向かって立ち上がるように上記インフレータハウジング200の上記反嵌合側に設けられた上記スクイブ300、および上記ソケット210に装着された上記リテーナ400を有する上記相手装置Aと、上記相手装置Aに嵌合することになる上記電気コネクタ100とを備えている。そして、上記電気コネクタ100は、上記リテーナ400に嵌合することになる上記コネクタハウジング110と、上記コネクタハウジング110に設けられ、上記スクイブ端子310に接触することになる上記電気端子120と、上記コネクタハウジング110に片持ち梁状に設けられ、その固定端と反対側の端部である上記嵌合側の端部に、上記反嵌合方向に押圧されると上記コネクタハウジング110に対して嵌合方向に交差する突き当て解除方向Rおよび上記反嵌合方向に変位する突き当て部131が設けられ、上記突き当て部131の上記変位により片持ち梁状に撓むことで復原力を生じる支持具130とを備え、上記支持具130の上記突き当て部131が上記リテーナ400又は上記インフレータハウジング200における、上記端縁が上記反嵌合側へ向かって落ち込む上記受け面441に突き当てられた状態で、上記コネクタハウジング110が上記嵌合側へ押されて上記リテーナ400へ所定の深さまで挿入される前に放されると、上記コネクタハウジング110が上記支持具130に生じる復原力により上記反嵌合方向へ押し戻され、上記コネクタハウジング110が上記嵌合側へ押されて上記リテーナ400へ上記所定の深さまで挿入されると上記突き当て部131が上記突き当て解除方向Rに変位して上記受け面441から外れることで上記コネクタハウジング110が上記リテーナ400へ上記所定の深さ以上に挿入されて上記リテーナ400に嵌合すると共に上記電気端子120が上記スクイブ端子310に接触するように構成されており、上記コネクタハウジング110が上記リテーナ400に嵌合した状態で上記コネクタハウジング110が上記反嵌合側へ引き抜かれると、上記支持具130の上記突き当て部131が上記受け面441の上記端縁を乗り越えてから上記支持具130の復原力により上記受け面441に乗り、上記受け面441に突き当たるように構成されている。
上記支持具130の上記突き当て部131が上記リテーナ400又は上記インフレータハウジングの上記受け面441に突き当てられた状態で、上記コネクタハウジング110が上記嵌合側へ押されて上記リテーナ400へ上記所定の深さまで挿入される前に放されると、上記コネクタハウジング110が上記支持具130に生じる復原力により上記反嵌合方向へ押し戻される。上記支持具130の上記突き当て部131が上記リテーナ400又は上記インフレータハウジングの上記受け面441に突き当てられた状態で、上記コネクタハウジング110が上記嵌合側へ押されて上記リテーナ400へ上記所定の深さまで挿入されると上記突き当て部131が上記突き当て解除方向Rに変位して上記受け面441から外れることで上記コネクタハウジング110が上記リテーナ400へ上記所定の深さ以上に挿入されて上記リテーナ400に嵌合すると共に上記電気端子120が上記スクイブ端子310に接触する。よって、上記コネクタハウジング110が上記リテーナ400に対して上記反嵌合方向へ押し戻された位置にあれば両者は嵌合しておらず、上記コネクタハウジング110が上記リテーナ400へ上記所定の深さ以上に挿入された位置にあれば両者は嵌合している。しかも、押し込み力が作用していない上記コネクタハウジング110が上記両位置の間に位置することがない。そのため、上記コネクタハウジング110の上記リテーナ400に対する位置により、上記電気コネクタ100が上記リテーナ400に嵌合しているか否かが確認されるので、上記電気コネクタ100が上記リテーナ400に不完全嵌合することが容易に防止される。また、上記リテーナ400には上記特許文献1の上記係止アームに相当する部材がないので、上記リテーナ400が比較的簡単な構造になる。
上記電気コネクタ100を上記リテーナ400に嵌合するときには、上記コネクタハウジング110を上記嵌合側へ押すだけでよい。そのため、例えば上記コネクタハウジングを上記嵌合側へ押し込んでから例えばロック部材などの附属部材を上記嵌合側へ押し込む、上記附属部材を上記嵌合側へ押し込んでから上記コネクタハウジングを上記嵌合側へ押し込む、両方を同時に押し込む、など複数のパターンから作業者が作業内容を選択するということがない。その結果、作業内容の差異から不完全嵌合が発生する、というおそれが少ない。
よって、上記コネクタハウジング110が上記リテーナ400に嵌合されるときに、上記コネクタハウジング110が上記嵌合側へ押されて上記リテーナ400へ上記所定の深さまで挿入される前に放されると上記コネクタハウジング110が上記反嵌合方向へ押し戻され、上記コネクタハウジング110が上記嵌合側へ押されて上記リテーナ400へ上記所定の深さまで挿入されると上記コネクタハウジング110が上記リテーナ400へ上記所定の深さ以上に挿入されて上記電気端子120と上記スクイブ端子310が電気的に接続されるように構成したので、不完全嵌合を防止することができると共に、上記リテーナ400に上記特許文献1の上記係止アームに相当する部材を設ける必要性をなくして上記リテーナ400を比較的簡単な構造にすることができるスクイブの接続装置を提供することができた。
ここで、本発明の電気コネクタに関連する他の発明を開示する。本発明の電気コネクタの場合、上記支持具を電気コネクタに設けた。これに対して上記他の発明のスクイブの接続装置の場合、上記支持具を上記リテーナ又は上記インフレータハウジングに設ける。すなわち、上記他の発明のスクイブの接続装置は、嵌合側の表面から反嵌合側に向かって凹むソケットが設けられたインフレータハウジング、スクイブ端子が上記ソケットの底部から上記嵌合側に向かって立ち上がるように上記インフレータハウジングの反嵌合側に設けられたスクイブ、および上記ソケットに装着されたリテーナを有する相手装置と、上記相手装置に嵌合することになる電気コネクタとを備えている。そして、上記電気コネクタは、上記リテーナに嵌合することになるコネクタハウジングと、上記コネクタハウジングに設けられ、上記スクイブ端子に接触することになる電気端子とを備えている。また、上記相手装置は、反嵌合方向に押圧されると上記コネクタハウジングに対して嵌合方向に交差する突き当て解除方向および上記反嵌合方向に変位する突き当て部が上記嵌合側の端部に設けられ、上記突き当て部の上記変位により復原力を生じる支持具を備える。そして、上記支持具の上記突き当て部が上記コネクタハウジングにおける、端縁が反嵌合側へ向かって落ち込む受け面に突き当てられた状態で、上記コネクタハウジングが上記嵌合側へ押されて上記リテーナへ所定の深さまで挿入される前に放されると、上記コネクタハウジングが上記支持具に生じる復原力により上記反嵌合方向へ押し戻され、上記コネクタハウジングが上記嵌合側へ押されて上記リテーナへ上記所定の深さまで挿入されると上記突き当て部が上記突き当て解除方向に変位して上記受け面から外れることで上記コネクタハウジングが上記リテーナへ上記所定の深さ以上に挿入されて上記リテーナに嵌合すると共に上記電気端子が上記スクイブ端子に接触するように構成されている。上記他の発明のスクイブの接続装置によっても、本発明のスクイブの接続装置と同様の作用および効果が得られる。
本発明の上記電気コネクタ、および上記スクイブの接続装置は、以上で説明した上記実施形態および上記変形例の特徴を組み合わせた実施形態を含んでいる。さらに、以上で説明した上記実施形態および上記変形例は本発明の上記電気コネクタ、および上記スクイブの接続装置のいくつかの例を示したに過ぎない。したがって、これらの上記実施形態および上記変形例の記載によって本発明の上記電気コネクタ、および上記スクイブの接続装置が限定解釈されることはない。
100 電気コネクタ
110 コネクタハウジング
112 嵌合部
120 電気端子
121 接触部
130 支持具
131 突き当て部
132 端部
A 相手装置
200 インフレータハウジング
210 ソケット
211 壁
212 溝
300 スクイブ
310 スクイブ端子
400 リテーナ
440 角部
441 受け面
442 側面
500 導体
600 ロックアーム
620 突出部
R 突き当て解除方向

Claims (4)

  1. 嵌合側の表面から反嵌合側に向かって凹むソケットが設けられたインフレータハウジング、スクイブ端子が上記ソケットの底部から上記嵌合側に向かって立ち上がるように上記インフレータハウジングの上記反嵌合側に設けられたスクイブ、および上記ソケットに装着されたリテーナを有する相手装置に嵌合する電気コネクタであって、
    上記リテーナに嵌合することになるコネクタハウジングと、
    上記コネクタハウジングに設けられ、上記スクイブ端子に接触することになる電気端子と、
    上記コネクタハウジングに片持ち梁状に設けられ、その固定端と反対側の端部である上記嵌合側の端部に、反嵌合方向に押圧されると上記コネクタハウジングに対して嵌合方向に交差する突き当て解除方向および上記反嵌合方向に変位する突き当て部が設けられ、上記突き当て部の上記変位により片持ち梁状に撓むことで復原力を生じる支持具とを備え、
    上記支持具の上記突き当て部が上記リテーナ又は上記インフレータハウジングにおける、端縁が上記反嵌合側へ向かって落ち込む受け面に突き当てられた状態で、上記コネクタハウジングが上記嵌合側へ押されて上記リテーナへ所定の深さまで挿入される前に放されると、上記コネクタハウジングが上記支持具に生じる復原力により上記反嵌合方向へ押し戻され、上記コネクタハウジングが上記嵌合側へ押されて上記リテーナへ上記所定の深さまで挿入されると上記突き当て部が上記突き当て解除方向に変位して上記受け面から外れることで上記コネクタハウジングが上記リテーナへ上記所定の深さ以上に挿入されて上記リテーナに嵌合すると共に上記電気端子が上記スクイブ端子に接触するように構成されており、
    上記コネクタハウジングが上記リテーナに嵌合した状態で上記コネクタハウジングが上記反嵌合側へ引き抜かれると、上記支持具の上記突き当て部が上記受け面の上記端縁を乗り越えてから上記支持具の復原力により上記受け面に乗り、上記受け面に突き当たるように構成されている電気コネクタ。
  2. 上記支持具の上記突き当て部が上記受け面に突き当てられた状態で、上記コネクタハウジングが上記嵌合側へ押されていないときは、上記電気端子が上記スクイブ端子に接触するに至っていないように構成されている請求項1の電気コネクタ。
  3. 上記コネクタハウジングから、可撓性のあるロックアームが上記反嵌合方向又は上記嵌合方向へ延びており、
    上記ロックアームに、上記コネクタハウジングを上記リテーナに嵌めていくと上記ソケット又は上記リテーナの壁に乗り上げてから上記ソケット又は上記リテーナの段差部に掛かり、上記ロックアームが撓むことで上記段差部から外れる突出部が設けられており、
    上記コネクタハウジングが上記リテーナに嵌合すると上記突出部が上記段差部に掛かるように構成されている請求項1又は請求項2の電気コネクタ。
  4. 嵌合側の表面から反嵌合側に向かって凹むソケットが設けられたインフレータハウジング、スクイブ端子が上記ソケットの底部から上記嵌合側に向かって立ち上がるように上記インフレータハウジングの上記反嵌合側に設けられたスクイブ、および上記ソケットに装着されたリテーナを有する相手装置と、
    上記相手装置に嵌合することになる電気コネクタとを備え、
    上記電気コネクタは、
    上記リテーナに嵌合することになるコネクタハウジングと、
    上記コネクタハウジングに設けられ、上記スクイブ端子に接触することになる電気端子と、
    上記コネクタハウジングに片持ち梁状に設けられ、その固定端と反対側の端部である上記嵌合側の端部に、反嵌合方向に押圧されると上記コネクタハウジングに対して嵌合方向に交差する突き当て解除方向および上記反嵌合方向に変位する突き当て部が設けられ、上記突き当て部の上記変位により片持ち梁状に撓むことで復原力を生じる支持具とを備え、
    上記支持具の上記突き当て部が上記リテーナ又は上記インフレータハウジングにおける、端縁が上記反嵌合側へ向かって落ち込む受け面に突き当てられた状態で、上記コネクタハウジングが上記嵌合側へ押されて上記リテーナへ所定の深さまで挿入される前に放されると、上記コネクタハウジングが上記支持具に生じる復原力により上記反嵌合方向へ押し戻され、上記コネクタハウジングが上記嵌合側へ押されて上記リテーナへ上記所定の深さまで挿入されると上記突き当て部が上記突き当て解除方向に変位して上記受け面から外れることで上記コネクタハウジングが上記リテーナへ上記所定の深さ以上に挿入されて上記リテーナに嵌合すると共に上記電気端子が上記スクイブ端子に接触するように構成されており、
    上記コネクタハウジングが上記リテーナに嵌合した状態で上記コネクタハウジングが上記反嵌合側へ引き抜かれると、上記支持具の上記突き当て部が上記受け面の上記端縁を乗り越えてから上記支持具の復原力により上記受け面に乗り、上記受け面に突き当たるように構成されているスクイブの接続装置。
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