JP6283342B2 - 水中油型ゲル状組成物および水中油型ゲル状組成物の悪臭の除去性を向上させる方法 - Google Patents
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Description
また、その形態としては、液状剤、ゲル状剤、スプレー剤等が挙げられる。
特許文献2には、(a)総炭素数6〜18の炭化水素基を有するグリセリルエーテル、(b)水溶性香料、(c)水溶性電解質0.1〜5質量%、(d)エタノール0.5質量%以上、水80質量%以上を含有し、〔(a)成分+(b)成分〕/(c)成分の質量比が1/99〜50/50である消臭剤組成物を、スプレータイプの容器に充填してなるスプレー式消臭剤が開示されている。
したがって、本発明の目的は上記課題を解決し、従来よりも良好に悪臭を除去又は低減し得る組成物及び該組成物における悪臭の除去性を向上させる方法を提供することにある。
(1)悪臭を除去又は低減するための水中油型ゲル状組成物であって、油性成分、親水性ゲル化剤及び界面活性剤を含有し、波長600nmにおける光透過率が10%以下であることを特徴とする水中油型ゲル状組成物。
(2)前記界面活性剤の含有量が、組成物中0.1〜2質量%であることを特徴とする前記(1)に記載の水中油型ゲル状組成物。
(3)前記油性成分が、油性芳香成分であることを特徴とする前項(1)又は(2)に記載の水中油型ゲル状組成物。
(4)油性成分、親水性ゲル化剤及び界面活性剤を含有する水中油型ゲル状組成物の、波長600nmにおける光透過率を10%以下とすることを特徴とする水中油型ゲル状組成物の悪臭の除去性を向上させる方法。
また、本発明の水中油型ゲル状組成物の悪臭の除去性を向上させる方法により、水中油型ゲル状組成物の悪臭に対する除去又は低減効果をさらに高めることができる。
なお、本発明において、「悪臭の除去又は低減」とは、悪臭の臭気強度が低減又は全くなくなる状態を意味するものであり、消臭の効果やマスキングの効果も含むものである。
非イオン性界面活性剤としては、例えば、脂肪酸グリセリン、脂肪酸ソルビタン、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、モノラウリン酸ポリエチレングリコール、脂肪酸ポリエチレングリコール、脂肪酸ポリオキシエチレンソルビタン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、脂肪酸アルカノールアミド、ポリオキシエチレンセカンダリーアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油エーテル等が挙げられる。
アニオン性界面活性剤としては、例えば、高級脂肪酸石鹸、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸等が挙げられる。
カチオン性界面活性剤としては、例えば、アルキルベタインアミンオキサイド、第四級アンモニウム塩等が挙げられる。
波長600nmの吸光度はLambert−Beerの法則より、下記演算式(1)となり、式(1)より、波長600nmの光透過率は下記演算式(2)より算出できる。
A=−logT ・・・(1)
T=10−A ・・・(2)
(式(1)、(2)中、Aは吸光度、Tは光透過率である。)
(実施例1)
表1に示す配合処方に従い、混合釜に精製水、カラギーナン、ローカストビーンガム及び乳酸カルシウムを加えて50〜90℃で加熱混合し、濃グリセリン、続いて油性芳香成分と界面活性剤(ポリオキシエチレンセカンダリーアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油エーテル)を加えて溶融混合液を得た。その後、溶融混合液を室温で冷却することにより、ゲル状組成物を作製した。
表1に示す配合処方に従い、混合釜に油性芳香成分、界面活性剤(ポリオキシエチレンセカンダリーアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油エーテル)と濃グリセリン、精製水を加えて約50℃で加熱混合し、溶融混合液を得た。
実施例1については光路長10mmのセルにゲル化前の溶融混合液(50℃)を入れ、冷却しゲル化したものを準備し、比較例1については光路長10mmのセルに溶融混合液(常温)を入れたものを準備した。分光光度計(Multiskan G0(商品名、Thermo Scientific社製))を用いて、測定波長600nmにて吸光度を測定した。なお、コントロールはイオン交換水(25℃)を用いた。
波長600nmの吸光度(A)は、Lambert−Beerの法則より、下記演算式(1)となり、式(1)より、波長600nmの光透過率を下記演算式(2)より算出した。
A=−logT ・・・(1)
T=10−A ・・・(2)
(式(1)、(2)中、Aは吸光度、Tは光透過率である。)
JIS染色堅牢度試験用として規定されている布帛(綿、サイズ:10cm×10cm)を準備し、模擬タバコ臭200μLを前記布帛に滴下することにより、布帛に悪臭としてのタバコ臭を付着させた。
45リットルの容積を有する密閉可能な収納容器内に実施例1のゲル状組成物を9g設置し、さらに上記の模擬タバコ臭を付着させた布帛を該組成物に触れないように該収納容器内に設置し、4.5時間静置した。その後、収納容器から布帛を取り出した。
また、コントロールとして、収納容器内に悪臭を付着させた布帛のみを設置し、4.5時間静置した後、収納容器から布帛を取り出した。
10名のパネラーにそれぞれの布帛の臭いを嗅いでもらい、快不快度とタバコ臭の臭気強度を下記評価基準に基づき官能評価した。評価結果は10名のパネラーの平均値で求めた。
〔快不快度〕
4:極端に快
3:非常に快
2:快
1:やや快
0:快でも不快でもない
−1:やや不快
−2:不快
−3:非常に不快
−4:極端に不快
〔タバコ臭の臭気強度〕
0:無臭
1:やっと感知できるにおい
2:何のにおいであるか分かるにおい
3:楽に感知できるにおい
4:強いにおい
5:強烈なにおい
JIS染色堅牢度試験用として規定されている布帛(綿、サイズ:10cm×10cm)を準備し、模擬タバコ臭200μLを前記布帛に滴下することにより、布帛に悪臭としてのタバコ臭を付着させた。
スプレー容器に比較例1の溶融混合液を充填し、スプレー剤を準備した。このスプレー剤を上記の模擬タバコ臭を付着させた布帛に噴霧して、布帛に溶融混合液を1.8g浸み込ませた。これを45リットルの容積を有する密閉可能な収納容器内に設置し、4.5時間静置した。その後、収納容器から布帛を取り出した。
また、コントロールとして、収納容器内に悪臭を付着させた布帛のみを設置し、4.5時間静置した後、収納容器から布帛を取り出した。
10名のパネラーにそれぞれの布帛の臭いを嗅いでもらい、快不快度とタバコ臭の臭気強度を上記評価基準に基づき官能評価した。評価結果は10名のパネラーの平均値で求めた。
コントロールの評価点に比べて、快不快度が1.5点以上高くかつ臭気強度が1.5点以上低い場合を悪臭除去効果あり「○」、快不快度と臭気強度のいずれかまたは両方で1.5点以上の改善がみられない場合を「×」と評価した。
(実施例2〜3、比較例2〜3)
表3に示す配合処方に従い、混合釜に精製水、カラギーナン、ローカストビーンガム及び乳酸カルシウムを加えて50〜90℃で加熱混合し、消臭剤及び濃グリセリン、続いて油性芳香成分と界面活性剤(ポリオキシエチレンセカンダリーアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油エーテル)を加えて溶融混合液を得た。その後、溶融混合液を室温で冷却することにより、ゲル状組成物を作製した。
<2−3>ゲル状組成物に対する悪臭除去効果試験
JIS染色堅牢度試験用として規定されている布帛(綿、サイズ:10cm×10cm)を準備し、模擬タバコ臭500μLを前記布帛に滴下することにより、布帛に悪臭としてのタバコ臭を付着させた。
45リットルの容積を有する密閉可能な収納容器内にゲル状組成物を9g設置し、さらに上記の模擬タバコ臭を付着させた布帛を該組成物に触れないように該収納容器内に設置し、4.5時間静置した。その後、収納容器から布帛を取り出した。
また、コントロールとして、収納容器内に悪臭を付着させた布帛のみを設置し、4.5時間静置した後、収納容器から布帛を取り出した。
10名のパネラーにそれぞれの布帛の臭いを嗅いでもらい、快不快度とタバコ臭の臭気強度を下記評価基準に基づき官能評価した。評価結果は10名のパネラーの平均値で求めた。
〔快不快度〕
4:極端に快
3:非常に快
2:快
1:やや快
0:快でも不快でもない
−1:やや不快
−2:不快
−3:非常に不快
−4:極端に不快
〔タバコ臭の臭気強度〕
0:無臭
1:やっと感知できるにおい
2:何のにおいであるか分かるにおい
3:楽に感知できるにおい
4:強いにおい
5:強烈なにおい
(実施例4、比較例4)
表5に示す配合処方に従い、混合釜に精製水、カラギーナン、ローカストビーンガム及び乳酸カルシウムを加えて50〜90℃で加熱混合し、消臭剤及び濃グリセリン、続いて油性芳香成分と界面活性剤(ポリオキシエチレンセカンダリーアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油エーテル)を加えて溶融混合液を得た。その後、溶融混合液を室温で冷却することにより、ゲル状組成物を作製した。
Claims (4)
- 悪臭を除去又は低減するための水中油型ゲル状組成物であって、
油性成分、親水性ゲル化剤及び界面活性剤を含有し、
波長600nmにおける光透過率が10%以下であることを特徴とする水中油型ゲル状組成物。 - 前記界面活性剤の含有量が、組成物中0.1〜2質量%であることを特徴とする請求項1に記載の水中油型ゲル状組成物。
- 前記油性成分が、油性芳香成分であることを特徴とする請求項1又は2に記載の水中油型ゲル状組成物。
- 油性成分、親水性ゲル化剤及び界面活性剤を含有する水中油型ゲル状組成物の、波長600nmにおける光透過率を10%以下とすることを特徴とする水中油型ゲル状組成物の悪臭の除去性を向上させる方法。
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| JP2015226093A JP6283342B2 (ja) | 2015-11-18 | 2015-11-18 | 水中油型ゲル状組成物および水中油型ゲル状組成物の悪臭の除去性を向上させる方法 |
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| JP2015226093A JP6283342B2 (ja) | 2015-11-18 | 2015-11-18 | 水中油型ゲル状組成物および水中油型ゲル状組成物の悪臭の除去性を向上させる方法 |
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| JP2015226093A Active JP6283342B2 (ja) | 2015-11-18 | 2015-11-18 | 水中油型ゲル状組成物および水中油型ゲル状組成物の悪臭の除去性を向上させる方法 |
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