JP6380737B2 - 電子デバイス、電子機器、および移動体 - Google Patents

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Description

本発明は、電子デバイス、電子機器、および移動体に関する。
近年、例えばシリコンMEMS(Micro Electro Mechanical
Systems)技術を用いて、加速度等の物理量を検出する機能素子(物理量センサー)が開発されている。
このような機能素子では、基板に固定された固定電極と、加速度に応じて変位可能な可動部に設けられた可動電極と、の間の静電容量に基づいて加速度を検出することができる。このような機能素子において、可動電極と基板とに電位差が生じ、可動電極が静電力によって支持基板側に引っ張られて、可動電極が支持基板に張り付いてしまうことがある。
例えば特許文献1には、導電膜(ダミー電極)と半導体基板とを、互いに接した状態でガラス基板と半導体基板とを陽極接合することにより、センサー部の可動部分が、ガラス基板に張り付くことを回避できる物理量センサーの製造方法が記載されている。
特開2013−11549号公報 特開2013−167469号公報
ここで特許文献2に記載のような3軸方向の加速度を検出可能な電子デバイスにおいて、例えば可動部が基板に張り付くことを防ぐために、3つの機能素子の各々にダミー電極を設けることがある。このような電子デバイスでは、3つのダミー電極に電位を与えるための端子を3つも設けなくてはならず、電子デバイスの小型化を図ることが困難となる場合がある。
本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、小型化を図ることができる電子デバイスを提供することにある。また、本発明のいくつかの態様に係る目的の1つは、上記電子デバイスを含む電子機器および移動体を提供することにある。
本発明は前述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の態様または適用例として実現することができる。
[適用例1]
本適用例に係る電子デバイスは、
第1軸方向に変位可能な第1可動体、および第1ダミー電極を有する第1機能素子と、
前記第1軸方向と交差する第2軸方向に変位可能な第2可動体、および第2ダミー電極を有する第2機能素子と、
前記第1ダミー電極と前記第2ダミー電極とを接続している第1配線と、
を含む。
このような電子デバイスでは、1つの端子によって、2つのダミー電極に電位を与える
ことができる。したがって、このような電子デバイスでは、2つのダミー電極に電位を与えるために2つの端子を設けた場合に比べて、端子の数を減らすことができる。その結果、このような電子デバイスでは、小型化を図ることができる。
[適用例2]
本適用例に係る電子デバイスにおいて、
前記第1軸方向および前記第2軸方向と交差する第3軸方向に変位可能な第3可動体、および第3ダミー電極を有する第3機能素子と、
前記第2ダミー電極と前記第3ダミー電極とを接続している第2配線と、
を含んでもよい。
このような電子デバイスでは、第1ダミー電極、第2ダミー電極、および第3ダミー電極は、電気的に接続されているので、1つの端子によって、3つのダミー電極に電位を与えることができる。したがって、このような電子デバイスでは、3つのダミー電極に電位を与えるために3つの端子を設けた場合に比べて、端子の数を減らすことができる。
[適用例3]
本適用例に係る電子デバイスにおいて、
前記第1ダミー電極は、前記第1可動体と電気的に接続され、
前記第2ダミー電極は、前記第2可動体と電気的に接続され、
前記第3ダミー電極は、前記第3可動体と電気的に接続されていてもよい。
このような電子デバイスでは、第1可動体、第2可動体、第3可動体、第1ダミー電極、第2ダミー電極、および第3ダミー電極は、1つの端子によって、3つの可動体および3つのダミー電極に電を与えることができる。したがって、このような電子デバイスでは、可動体とダミー電極とに別々の端子によって電位を与える場合に比べて、端子の数を減らすことができる。
なお、本発明に係る記載では、「電気的に接続」という文言を、例えば、「特定の部材(以下「A部材」という)に「電気的に接続」された他の特定の部材(以下「B部材」という)」などと用いている。本発明に係る記載では、この例のような場合に、A部材とB部材とが、直接接して電気的に接続されているような場合と、A部材とB部材とが、他の部材を介して電気的に接続されているような場合とが含まれるものとして、「電気的に接続」という文言を用いている。
[適用例4]
本適用例に係る電子デバイスにおいて、
前記第3機能素子は、第4ダミー電極を有し、
前記第2ダミー電極と前記第4ダミー電極とを接続している第3配線を含んでもよい。
このような電子デバイスでは、第1ダミー電極、第2ダミー電極、第3ダミー電極、および第4ダミー電極は、電気的に接続されているので、1つの端子によって、4つのダミー電極に電位を与えることができる。したがって、このような電子デバイスでは、4つのダミー電極に電位を与えるために4つの端子を設けた場合に比べて、端子の数を減らすことができる。
[適用例5]
本適用例に係る電子デバイスにおいて、
前記第3機能素子は、第5ダミー電極を有し、
前記第1ダミー電極と前記第5ダミー電極とを接続している第4配線を含んでもよい。
このような電子デバイスでは、第1ダミー電極、第2ダミー電極、第3ダミー電極、第4ダミー電極、および第5ダミー電極は、電気的に接続されているので、1つの端子によって、5つのダミー電極に電位を与えることができる。したがって、このような電子デバイスでは、5つのダミー電極に電位を与えるために5つの端子を設けた場合に比べて、端子の数を減らすことができる。
[適用例6]
本適用例に係る電子デバイスにおいて、
前記第2機能素子は、前記第1機能素子の前記第1軸方向側に設けられ、
前記第3機能素子は、前記第1機能素子の前記第1軸方向側であって、前記第2機能素子の前記第2軸方向側に設けられていてもよい。
このような電子デバイスでは、小型化を図ることができる。
[適用例7]
本適用例に係る電子デバイスにおいて、
前記第1機能素子の前記第2軸方向の幅は、前記第1機能素子の前記第1軸方向の幅よりも広く、
前記第2機能素子の前記第1軸方向の幅は、前記第2機能素子の前記第2軸方向の幅よりも広く、
前記第3機能素子の前記第1軸方向の幅は、前記第3機能素子の前記第2軸方向の幅よりも広くてもよい。
このような電子デバイスでは、第2機能素子を、第1機能素子の第1軸方向側に設け、第3機能素子を、第1機能素子の第1軸方向側であって、第2機能素子の第2軸方向側に設けることにより、例えば3つの機能素子が第1軸方向に配列されている場合に比べて、電子デバイスの第1軸方向の幅(大きさ)を狭く(小さく)することができる。
[適用例8]
適用例1ないし7のいずれか1例において、
前記第1ダミー電極および前記第2ダミー電極と電気的に接続されている端子を含んでもよい。
このような電子デバイスでは、小型化を図ることができる。
[適用例9]
適用例1ないし7のいずれか1例において、
前記第1ダミー電極、前記第2ダミー電極、および前記第1配線は、一体に設けられていてもよい。
このような電子デバイスでは、ダミー電極および配線が別部材から構成されている場合に比べて、断線の可能性を小さくすることができる。
[適用例10]
本適用例に係る電子機器は、
上記のいずれかの電子デバイスを含む。
このような電子機器では、上記のいずれかの電子デバイスを含むため、小型化を図ることができる。
[適用例11]
本適用例に係る移動体は、
上記のいずれかの電子デバイスを含む。
このような移動体では、上記のいずれかの電子デバイスを含むため、小型化を図ることができる。
本実施形態に係る電子デバイスを模式的に示す平面図。 本実施形態に係る電子デバイスの第1機能素子を模式的に示す平面図。 本実施形態に係る電子デバイスの第1機能素子を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る電子デバイスの第2機能素子を模式的に示す平面図。 本実施形態に係る電子デバイスの第3機能素子を模式的に示す平面図。 本実施形態に係る電子デバイスの第3機能素子を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る電子デバイスの製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る電子デバイスの製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る電子デバイスの製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る電子機器を模式的に示す斜視図。 本実施形態に係る電子機器を模式的に示す斜視図。 本実施形態に係る電子機器を模式的に示す斜視図。 本実施形態に係る移動体を模式的に示す斜視図。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に説明する実施形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を不当に限定するものではない。また、以下で説明される構成の全てが本発明の必須構成要件であるとは限らない。
1. 電子デバイス
まず、本実施形態に係る電子デバイスについて、図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態に係る電子デバイス100を模式的に示す平面図である。なお、図1および以下に示す図2〜図6では、互いに直交する3つの軸として、X軸(第1軸)、Y軸(第2軸)、およびZ軸(第3軸)を図示している。
電子デバイス100は、図1に示すように、基板10と、配線81,82,83,84,85と、端子91,92,93,94,95,96,97と、機能素子101,102,103と、蓋体110と、を含む。
なお、便宜上、図1では、蓋体110を透視して図示している。また、図1では、機能素子101,102,103を簡略化して図示している。また、図1では、基板10に設けられる凹部12,14,16および溝部18の図示を省略している。
以下では、機能素子101,102,103が物理量センサーである場合について説明する。具体的には、第1機能素子101が、水平方向(X軸方向(第1軸方向))の加速度を検出する加速度センサー(静電容量型MEMS加速度センサー)であり、第2機能素子102が、水平方向(Y軸方向(第2軸方向))の加速度を検出する加速度センサーであり、第3機能素子103が鉛直方向(Z軸方向(第3軸方向))の加速度を検出する加速度センサーである例について説明する。
基板10の材質は、例えば、ガラス、シリコンである。蓋体110は、基板10上に設けられている。基板10および蓋体110は、パッケージを構成している。基板10および蓋体110は、キャビティー111を形成し(図3および図6参照)、キャビティー111に機能素子101,102,103が収容されている。キャビティー111は、不活性ガス(例えば窒素ガス)雰囲気で密閉されていてもよい。蓋体110の材質は、例えば、シリコン、ガラスである。蓋体110の材質がシリコンであり、基板10の材質がガラスである場合、蓋体110と基板10とは、例えば陽極接合によって接合されている。
第1機能素子101、第2機能素子102、および第3機能素子103は、基板10上に設けられている。図示の例では、第2機能素子102は、第1機能素子101のX軸方向側に設けられている。具体的には、第2機能素子102は、第1機能素子101の−X軸方向側に設けられている。図示の例では、第3機能素子103は、第1機能素子101のX軸方向側であって、第2機能素子102のY軸方向側に設けられている。具体的には、第3機能素子103は、第1機能素子101の−X軸方向側であって、第2機能素子102の+Y軸方向に位置している。例えば、平面視において、第2機能素子102と、端子94,95,96、97と、の間に、第3機能素子103が設けられている。
第1機能素子101のY軸方向の幅(大きさ)W1yは、例えば、第1機能素子101のX軸方向の幅W1x幅よりも広い(大きい)。第2機能素子102のX軸方向の幅W2xは、例えば、第2機能素子102のY軸方向の幅W2yよりも広い。第3機能素子103のX軸方向の幅W3xは、例えば、第3機能素子103のY軸方向の幅W3yよりも広い。
第1機能素子101は、第1ダミー電極70aを有している。第2機能素子102は、第2ダミー電極70bを有している。第3機能素子103は、第3ダミー電極70cと、第4ダミー電極70dと、第5ダミー電極70eと、を有している。図示の例では、第4ダミー電極70dは、第3ダミー電極70cの−X軸方向側に設けられ、第5ダミー電極70eは、第3ダミー電極70cの+X軸方向側に設けられている。
ダミー電極70a,70b,70c,70d,70eの材質は、例えば、ITO(Indium Tin Oxide)、アルミニウム、金、白金、チタン、タングステン、クロムである。
ダミー電極70a,70b,70c,70d,70eの材質がITO等の透明電極材料であると、基板10が透明である場合に、ダミー電極70a,70b,70c,70d,70e上に存在する異物を、基板10の下面側から容易に視認することができる。このことは、配線81,82,83,84,85および端子91,92,93,94,95,96,97の材質が透明電極材料である場合についても、同様である。
第1配線81、第2配線82、第3配線83、第4配線84、および第5配線85は、基板10上に設けられている。第1配線81は、第1ダミー電極70aと第2ダミー電極70bとを接続している。第2配線82は、第2ダミー電極70bと第3ダミー電極70cとを接続している。第3配線83は、第2ダミー電極70bと第4ダミー電極70dとを接続している。第4配線84は、第1ダミー電極70aと第5ダミー電極70eとを接続している。
配線81,82,83,84,85の材質は、ダミー電極70a,70b,70c,70d,70eの材質と同じである。ダミー電極70a,70b,70c,70d,70eおよび配線81,82,83,84,85は、一体に設けられている。例えば、ダミー電極70a,70b,70c,70d,70eおよび配線81,82,83,84,85は
、1つの導電層をパターニングすることによって、同時に形成される。
第1端子91、第2端子92、第3端子93、第4端子94、第5端子95、第6端子96、および第7端子97は、基板10上に設けられている。端子91,92,93,94,95,96,97は、平面視において、蓋体110と重ならないように設けられている。図示の例では、端子91,92,93,94,95,96,97は、この順でX軸方向に並んで設けられている。
第1端子91は、ダミー電極70a,70b,70c,70d,70eと電気的に接続されている。図示の例では、ダミー電極70a,70b,70c,70d,70eは配線81,82,83,84によって電気的に接続されており、第5配線85が第1ダミー電極70aと第1端子91とを接続していることによって、第1端子91は、ダミー電極70a,70b,70c,70d,70eと電気的に接続されている。端子92,93は、例えば、図示せぬ配線によって、第1機能素子102と電気的に接続されている(詳細は後述)。端子94,95は、例えば、図示せぬ配線によって、第3機能素子103と電気的に接続されている(詳細は後述)。端子96,97は、例えば、図示せぬ配線によって、第2機能素子102と電気的に接続されている(詳細は後述)。端子91,92,93,94,95,96,97は、例えば、外部の回路や素子に接続される部分である。端子91,92,93,94,95,96,97の材質は、例えば、ダミー電極70a,70b,70c,70d,70eの材質と同じである。
以下、第1機能素子101、第2機能素子102、および第3機能素子103について、詳細に説明する。
1.1. 第1機能素子
まず、第1機能素子101について説明する。図2は、第1機能素子101を模式的に示す平面図である。図3は、第1機能素子101を模式的に示す図2のIII−III線断面図である。なお、便宜上、図2では、蓋体110の図示を省略している。
第1機能素子101は、図2および図3に示すように、第1可動体20aと、固定部30,32と、弾性部40,44と、可動電極部50,52と、固定電極部60,62,64,66と、第1ダミー電極70aと、を有している。
第1可動体20a、固定部30,32、弾性部40,44、および可動電極部50,5は、基板10に形成された凹部12上に設けられている。図2に示す例では、凹部12の平面形状(Z軸方向から見た形状)は、長方形である。第1可動体20aは、凹部12によって、基板10と接触することなく、可動することができる。なお、図2に示す例では、凹部12を規定する基板10の側面は、基板10の上面に対して垂直であるが、凹部12を規定する基板10の側面は、基板10の上面に対して傾斜していてもよい。
第1可動体20a、固定部30,32、弾性部40,44、および可動電極部50,52は、一体に設けられている。第1可動体20a、固定部30,32、弾性部40,44、および可動電極部50,52は、例えば1つの基板(シリコン基板6、図8参照)をパターニングすることによって一体的に形成されている。そのため、第1可動体20a、固定部30,32、弾性部40,44、および可動電極部50,52は、1つの構造体(シリコン構造体)2を構成している。構造体2の材質は、例えば、リン、ボロン等の不純物がドープされることにより導電性が付与されたシリコンである。
第1可動体20aは、X軸方向に変位可能である。具体的には、第1可動体20aは、X軸方向の加速度に応じて、弾性部40,44を弾性変形させながら、X軸方向に変位す
る。このような変位に伴って、可動電極部50,52と固定電極部60,62,64,66との間の隙間の大きさが変化する。すなわち、このような変位に伴って、可動電極部50,52と固定電極部60,62,64,66との間の静電容量の大きさが変化する。これらの静電容量に基づいて、第1機能素子101は、X軸方向の加速度を検出する。図1に示す例では、第1可動体20aの平面形状は、X軸に沿った長辺を有する長方形である。
第1固定部30および第2固定部32は、基板10に接合されて固定されている。第1固定部30は、平面視において(Z軸方向から見て)、凹部12の+X軸方向側に位置している。第2固定部32は、平面視において、凹部12の−X軸方向側に位置している。固定部30,32は、凹部12の外縁を跨いで設けられている。基板10の材質がガラスであり、固定部30,32の材質がシリコンである場合、基板10と固定部30,32(構造体2)とは、例えば陽極接合によって接合されている。
第1弾性部40は、第1可動体20aと第1固定部30とを連結している。第2弾性部44は、第1可動体20aと第2固定部32とを連結している。弾性部40,44は、所定のばね定数を持ち、X軸方向に第1可動体20aを変位し得るように構成されている。図示の例では、第1弾性部40は、Y軸方向に往復しながらX軸方向に延出する形状をなす梁41,42によって構成されている。第2弾性部44は、Y軸方向に往復しながらX軸方向に延出する形状をなす梁45,46によって構成されている。
第1可動電極部50および第2可動電極部52は、Y軸に沿って、第1可動体20aから互いに反対方向に延出している。具体的には、第1可動電極部50は、第1可動体20aから−Y軸方向に延出している。第2可動電極部52は、第1可動体20aから+Y軸方向に延出している。可動電極部50,52の各々は、X軸方向に複数並んで設けられている。図示の例では、可動電極部50,52の平面形状は、Y軸に沿った長辺を有する長方形である。可動電極部50,52は、第1可動体20aの変位に伴い、X軸に沿って変位可能である。
第1固定電極部60および第2固定電極部62は、第1可動電極部50と対向して設けられている。具体的には、第1固定電極部60は、第1可動電極部50の一方側(+X軸方向側)に、第1可動電極部50と対向して設けられている。第2固定電極部62は、第1可動電極部50の他方側(−X軸方向側)に、第1可動電極部50と対向して設けられている。固定電極部60,62は、基板10に固定されている。固定電極部60,62の平面形状は、Y軸に沿った長辺を有する長方形である。固定電極部60,62の材質は、第1可動体20aの材質と同じである。
第3固定電極部64および第4固定電極部66は、第2可動電極部52と対向して設けられている。具体的には、第3固定電極部64は、第2可動電極部52の一方側(+X軸方向側)に、第2可動電極部52と対向して設けられている。第4固定電極部66は、第2可動電極部52の他方側(−X軸方向側)に、第2可動電極部52と対向して設けられている。固定電極部64,66は、基板10に固定されている。固定電極部64,66の平面形状は、Y軸に沿った長辺を有する長方形である。固定電極部64,66の材質は、第1可動体20aの材質と同じである。
第1ダミー電極70aは、基板10上に設けられている。第1ダミー電極70aは、凹部12の底面(凹部12を規定する基板10の面)12aに設けられている。第1ダミー電極70aは、第1可動体20a、弾性部40,44、可動電極部50,52、および固定電極60,62,64,66と対向して配置されている。すなわち、第1ダミー電極70aは、平面視において、第1可動体20a、弾性部40,44、可動電極部50,52
、および固定電極60,62,64,66と重なっている。
第1ダミー電極70aには、配線81,84,85が接続されている。図示の例では、配線81,84,85は、基板10に形成された溝部18に設けられている。第1ダミー電極70aは、第1可動体20aと電気的に接続されている。図示の例では、配線81,84は、コンタクト部8を介して第2固定部32と電気的に接続されている。そのため、第1ダミー電極70aは、配線81,84、コンタクト部8、第2固定部32、および第2弾性部44を介して、第1可動体20aと電気的に接続されている。さらに、図示の例では、第5配線85がコンタクト部8を介して第1固定部30と電気的に接続されている。そのため、第1ダミー電極70aは、第5配線85、コンタクト部8、第1固定部30、および第1弾性部40を介して、第1可動体20aと電気的に接続されている。
第1ダミー電極70aは、第5配線85を介して、第1端子91と電気的に接続されている。したがって、第1可動体20aは、第1端子91と電気的に接続されている。
第1ダミー電極70aは、第1可動体20a(構造体2)と基板10との間に生じる静電力を抑制して、構造体2が基板10に張り付くことを低減することができる。したがって、例えば電子デバイス100を製造する際に、構造体2と基板10とに電位差が生じ、構造体2が静電力によって基板10側に引っ張られて、構造体2が基板10に張り付いてしまうという問題を生じさせないことができる。同様に、第1ダミー電極70aは、固定電極60,62,64,66と底面12aとの間に生じる静電力を抑制して、固定電極60,62,64,66が底面12aに張り付くことを低減することができる。したがって、例えば電子デバイス100を製造する際に、固定電極60,62,64,66と底面12aとに電位差が生じ、構造体2が静電力によって底面12a側に引っ張られて、構造体2が底面12aに張り付いてしまうという問題を生じさせないことができる。
第1機能素子101では、第1固定電極部60と第3固定電極部64とは、図示せぬ配線によって、電気的に接続されており、該配線は、例えば、第2端子92に接続されている。第2固定電極部62と第4固定電極部66とは、図示せぬ配線によって、電気的に接続されており、該配線は、例えば、第3端子93に接続されている。
第1機能素子101では、例えば端子91,92によって、第1可動電極部50と第1固定電極部60との間の静電容量、および第2可動電極部52と第3固定電極部64との間の静電容量を測定することができる。さらに、第1機能素子101では、例えば端子91,93によって、第1可動電極部50と第2固定電極部62との間の静電容量、および第2可動電極部52と第4固定電極部66との間の静電容量を測定することができる。このように第1機能素子101では、可動電極部50,52と固定電極部60,64との間の静電容量、および可動電極部50,52と固定電極部62,66との間の静電容量を別々に測定し、差動検出することにより(いわゆる差動検出方式を用いて)、加速度を検出することができる。
なお、図2に示すように、第1機能素子101のX軸方向の幅W1xは、例えば、第1固定部30の+X軸方向の端と、第2固定部32の−X軸方向の端と、の間の距離である。第1機能素子101のY軸方向の幅W1yは、例えば、第1固定電極部60の−Y軸方向の端と、第3固定電極部64の+Y軸方向の端と、の間の距離である。
1.2. 第2機能素子
次に、第2機能素子102について説明する。図4は、第2機能素子102を模式的に示す平面図である。なお、便宜上、図4では、蓋体110の図示を省略している。
第2機能素子102は、図4に示すように、第2可動体20bと、固定部30,32と、弾性部40,44と、可動電極部50,52と、固定電極部60,62,64,66と、第2ダミー電極70bと、を有している。
第2機能素子102は、第1機能素子101を、Z軸に平行な軸まわりに90°回転させた形状を有している。
第2可動体20b、固定部30,32、弾性部40,44、および可動電極部50,5は、基板10に形成された凹部14上に設けられている。図2に示す例では、凹部14の平面形状は、長方形である。第2可動体20bは、凹部14によって、基板10と接触することなく、可動することができる。
第2可動体20b、固定部30,32、弾性部40,44、および可動電極部50,52は、一体に設けられている。第2可動体20b、固定部30,32、弾性部40,44、および可動電極部50,52は、例えば1つの基板(シリコン基板6、図8参照)をパターニングすることによって一体的に形成されている。そのため、第2可動体20b、固定部30,32、弾性部40,44、および可動電極部50,52は、1つの構造体(シリコン構造体)3を構成している。構造体3の材質は、例えば、リン、ボロン等の不純物がドープされることにより導電性が付与されたシリコンである。
第2可動体20bは、Y軸方向に変位可能である。具体的には、第2可動体20bは、Y軸方向の加速度に応じて、弾性部40,44を弾性変形させながら、Y軸方向に変位する。このような変位に伴って、可動電極部50,52と固定電極部60,62,64,66との間の隙間の大きさが変化する。すなわち、このような変位に伴って、可動電極部50,52と固定電極部60,62,64,66との間の静電容量の大きさが変化する。これらの静電容量に基づいて、第2機能素子102は、Y軸方向の加速度を検出する。
第2ダミー電極70bは、基板10上に設けられている。第2ダミー電極70bは、凹部14の底面(凹部14を規定する基板10の面)14aに設けられている。第2ダミー電極70bは、第2可動体20b、弾性部40,44、可動電極部50,52、および固定電極60,62,64,66と対向して配置されている。すなわち、第2ダミー電極70bは、平面視において、第2可動体20b、弾性部40,44、可動電極部50,52、および固定電極60,62,64,66と重なっている。
第2ダミー電極70bには、配線81,82,83が接続されている。図示の例では、配線81,82,83は、基板10に形成された溝部18に設けられている。第2ダミー電極70bは、第2可動体20bと電気的に接続されている。図示の例では、配線82,83がコンタクト部8を介して第1固定部30と電気的に接続されている。そのため、第2ダミー電極70bは、配線82,83、コンタクト部8、第1固定部30、および第1弾性部40を介して、第2可動体20bと電気的に接続されている。
第2ダミー電極70bは、図1に示すように、第1配線81、第1ダミー電極70a、第5配線85を介して、第1端子91と電気的に接続されている。したがって、第2可動体20bは、第1端子91と電気的に接続されている。
第2ダミー電極70bは、第2可動体20b(構造体3)と基板10との間に生じる静電力を抑制して、構造体3が基板10に張り付くことを低減することができる。したがって、例えば電子デバイス100を製造する際に、構造体3と基板10とに電位差が生じ、構造体3が静電力によって基板10側に引っ張られて、構造体3が基板10に張り付いてしまうという問題を生じさせないことができる。同様に、第2ダミー電極70bは、固定
電極60,62,64,66と底面14aとの間に生じる静電力を抑制して、固定電極60,62,64,66が底面14aに張り付くことを低減することができる。したがって、例えば電子デバイス100を製造する際に、固定電極60,62,64,66と底面14aとに電位差が生じ、固定電極60,62,64,66が静電力によって底面14a側に引っ張られて、固定電極60,62,64,66が底面14aに張り付いてしまうという問題を生じさせないことができる。
第2機能素子102では、第1固定電極部60と第3固定電極部64とは、図示せぬ配線によって、電気的に接続されており、該配線は、例えば、第6端子96に接続されている。第2固定電極部62と第4固定電極部66とは、図示せぬ配線によって、電気的に接続されており、該配線は、例えば、第7端子97に接続されている。
第2機能素子102では、例えば端子91,96によって、第1可動電極部50と第1固定電極部60との間の静電容量、および第2可動電極部52と第3固定電極部64との間の静電容量を測定することができる。さらに、第2機能素子102では、例えば端子91,97によって、第1可動電極部50と第2固定電極部62との間の静電容量、および第2可動電極部52と第4固定電極部66との間の静電容量を測定することができる。このように第2機能素子102では、可動電極部50,52と固定電極部60,64との間の静電容量、および可動電極部50,52と固定電極部62,66との間の静電容量を別々に測定し、差動検出することにより、加速度を検出することができる。
なお、図4に示すように、第2機能素子102のX軸方向の幅W2xは、例えば、第1固定電極部60の+X軸方向の端と、第3固定電極部64の−X軸方向の端と、の間の距離である。第2機能素子102のY軸方向の幅W2yは、例えば、第1固定部30の+Y軸方向の端と、第2固定部32の−Y軸方向の端と、の間の距離である。
1.3. 第3機能素子
次に、第3機能素子103について説明する。図5は、第3機能素子103を模式的に示す平面図である。図6は、第3機能素子103を模式的に示す図5のVI−VI線断面図である。なお、便宜上、図5では、蓋体110の図示を省略している。
第3機能素子103は、図5および図6に示すように、第3可動体20cと、支持部130,132と、固定部140と、固定電極部150,152と、ダミー電極70c,70d,70eと、を含む。
第3可動体20cは、基板10に形成された凹部16上に設けられている。図2に示す例では、凹部16の平面形状は、長方形である。凹部16の底面(凹部16を規定する基板10の面)16aには、ポスト部17が設けられている。ポスト部17は、底面16aよりも上方(+Z軸方向)に突出している。ポスト部17の高さと凹部16の深さとは、例えば、等しい。第3可動体20cは、凹部16によって、基板10と接触することなく、可動することができる。第3可動体20cは、支持部130,132を介して、基板10に固定された固定部140に接続されている。
第3可動体20cは、支持軸Qまわりに変位可能である。具体的には、第3可動体20cは、鉛直方向(Z軸方向)の加速度が加わると、支持部130,132によって決定される支持軸Qを回転軸(揺動軸)としてシーソー揺動し、Z軸方向に変位する。このように、第3可動体20cは、Z軸方向に変位可能である。支持軸Qは、図示の例では、Y軸に平行である。第3可動体20cの平面形状は、例えば、長方形である。可動体20の厚さ(Z軸方向の大きさ)は、例えば、一定である。
第3可動体20cは、第1シーソー片(第1部分)120aと、第2シーソー片(第2部分)120bと、を有している。第1シーソー片120aは、平面視において、支持軸Qによって区分された第3可動体20cの2つの部分のうちの一方(図示の例では支持軸Qの−X軸方向側に位置する部分)である。第2シーソー片120bは、平面視において、支持軸Qによって区分された第3可動体20cの2つの部分のうちの他方(図示の例では支持軸Qの+X軸方向側に位置する部分)である。すなわち、第3可動体20cは、支持軸Qを境に第1シーソー片120aおよび第2シーソー片120bに区分けされている。
例えば、鉛直方向の加速度(例えば重力加速度)が第3可動体20cに加わった場合、第1シーソー片120aと第2シーソー片120bの各々に回転モーメント(力のモーメント)が生じる。ここで、第1シーソー片120aの回転モーメント(例えば反時計回りの回転モーメント)と第2シーソー片120bの回転モーメント(例えば時計回りの回転モーメント)が均衡した場合には、第3可動体20cの傾きに変化が生じず、加速度を検出することができない。したがって、鉛直方向の加速度が加わったときに、第1シーソー片120aの回転モーメントと、第2シーソー片120bの回転モーメントとが均衡せず、第3可動体20cに所定の傾きが生じるように、第3可動体20cが設計される。
第3機能素子103では、第1シーソー片120aの質量と第2シーソー片120bの質量を異ならせることによって、鉛直方向の加速度が加わったときに、第1シーソー片120aの回転モーメントと第2シーソー片120bの回転モーメントとを均衡させず、第3可動体20cに所定の傾きを生じさせている。すなわち、第3機能素子103では、支持軸Qが第3可動体20cの重心から外れた位置に配置されている。図示の例では、平面視において、第1シーソー片120aの端面123aと支持軸Qとの間の距離を、第2シーソー片120bの端面123bと支持軸Qとの間の距離よりも大きくし、かつ、第1シーソー片120aの厚さと第2シーソー片120bの厚さとを等しくしている。これにより、第1シーソー片120aの質量を、第2シーソー片120bの質量よりも大きくして、第1シーソー片120aの質量と第2シーソー片120bの質量を異ならせている。
なお、図示はしないが、平面視において第1シーソー片120aの端面123aと支持軸Qとの間の距離と第2シーソー片120bの端面123bと支持軸Qとの間の距離とを等しくし、かつ、シーソー片120a,120bの厚さを互いに異ならせることによって、シーソー片120a,120bが互いに異なる質量を有するようにしてもよい。このような場合であっても、鉛直方向の加速度が加わったときに、第3可動体20cに所定の傾きを生じさせることができる。
第3可動体20cは、支持軸Qを境にして設けられた第1可動電極部121および第2可動電極部122を備えている。第1可動電極部121は、第1シーソー片120aに設けられている。第2可動電極部122は、第2シーソー片120bに設けられている。
第1可動電極部121は、第3可動体20cのうち、平面視において第1固定電極部150と重なる部分である。第2可動電極部122は、第3可動体20cのうち、平面視において第2固定電極部152と重なる部分である。第3機能素子103では、第3可動体20cが導電性材料(不純物がドープされたシリコン)で構成されることによって、可動電極部121,122が設けられている。すなわち、第1シーソー片120aが第1可動電極部121として機能し、第2シーソー片120bが第2可動電極部122として機能している。第1可動電極部121および第2可動電極部122(第3可動体20c)には、所定の電位が与えられる。
第3可動体20cには、第3可動体20cを貫通するスリット部126が設けられてい
る。スリット部126は、複数設けられている。スリット部126は、第1シーソー片120aおよび第2シーソー片120bの両方に設けられている。図示の例では、スリット部126の平面形状は、例えば、Y軸に沿った長辺を有する長方形である。第3可動体20cにスリット部126を設けることにより、気体の粘性により生じるダンピング(質量体の動きを止めようとする働き、流動抵抗)を低減することができる。
第3可動体20cには、支持部130,132および固定部140が配置される貫通孔128が設けられている。
支持部130,132は、第3可動体20cを支持軸Qまわりに変位可能に支持している。支持部130,132は、トーションバネ(捻りバネ)として機能する。そのため、第3可動体20cがシーソー揺動することにより支持部130,132に生じるねじり変形に対して強い復元力を有することができる。
支持部130,132は、平面視において、支持軸Q上に配置されている。支持部130,132は、支持軸Qに沿って延在している。支持部130は、固定部140から第3可動体20cまで+Y軸方向に延出している。支持部132は、固定部140から第3可動体20cまで−Y軸方向に延出している。支持部130,132は、固定部140と第3可動体20cとを接続している。
固定部140は、貫通孔128に配置されている。固定部140は、平面視において、支持軸Q上に設けられている。固定部140は、基板10のポスト部17に接合されている。
第3可動体20c、支持部130,132、および固定部140は、一体に設けられている。第3可動体20c、支持部130,132、および固定部140は、例えば1つの基板(シリコン基板6、図8参照)をパターニングすることによって一体的に設けられる。そのため、第3可動体20c、支持部130,132、および固定部140は、1つの構造体(シリコン構造体)4を構成している。構造体4の材質は、例えば、リン、ボロン等の不純物がドープされることにより導電性が付与されたシリコンである。基板10の材質がガラスであり、構造体3の材質がシリコンである場合、基板10と固定部140(構造体4)とは、例えば陽極接合によって接合される。
構造体4は、1つの固定部140によって基板10に固定されている。すなわち、構造体4は、基板10に1点で支持されている。したがって、例えば構造体4が基板10に2点で支持されている場合(2つの固定部によって基板に固定されている場合)と比べて、基板10の熱膨張率と構造体4の熱膨張率との差によって生じる応力や、実装時に装置に加わる応力等が、支持部130,132に与える影響を低減することができる。
第1固定電極部150は、基板10上に設けられている。第1固定電極部150は、凹部16の底面16aに設けられている。第1固定電極部150は、第1シーソー片120a(第1可動電極部121)に対向して配置されている。すなわち、平面視において、第1固定電極部150と第1シーソー片120a(第1可動電極部121)とは重なっている。第1固定電極部150と第1シーソー片120a(第1可動電極部121)との間には間隙が設けられている。第1固定電極部150は、例えば、図示せぬ配線を介して、第5端子95と電気的に接続されている。
第2固定電極部152は、基板10上に設けられている。第2固定電極部152は、凹部16の底面16aに設けられている。第1固定電極部150と第2固定電極部152との間には第3ダミー電極70cが設けられている。第2固定電極部152は、第2シーソ
ー片120b(第2可動電極部122)に対向して配置されている。すなわち、平面視において、第2固定電極部152と第2シーソー片120b(第2可動電極部122)とは重なっている。第2固定電極部152と第2シーソー片120b(第2可動電極部122)との間には間隙が設けられている。第2固定電極部152は、例えば、図示せぬ配線を介して、第4端子94と電気的に接続されている。
第3機能素子103では、例えば、平面視で第1固定電極部150が第3可動体20cと重なる部分の形状と、平面視で第2固定電極部152が第3可動体20cと重なる部分の形状とが、支持軸Qに関して対称である。すなわち、平面視で第1固定電極部150が第3可動体20cと重なる部分の面積と、平面視で第2固定電極部152が第3可動体20cと重なる部分の面積とは、等しい。
第1固定電極部150と第1可動電極部121によって、静電容量C1が形成される。また、第2固定電極部152と第2可動電極部122によって、静電容量C2が形成される。静電容量C1および静電容量C2は、例えば、図6に示す第3可動体20cが水平な状態で、等しくなるように構成されている。可動電極部121,122は、第3可動体20cの動きに応じて位置が変化し、この可動電極部121,122の位置に応じて、静電容量C1,C2が変化する。
第3ダミー電極70cは、基板10上に設けられている。第3ダミー電極70cは、凹部16の底面16aに設けられている。第3ダミー電極70cは、第1固定電極部150と第2固定電極部152との間に設けられている。第3ダミー電極70cは、第1シーソー片120aの一部、第2シーソー片120bの一部、および支持部130,132に対向して配置されている。すなわち、第3ダミー電極70cは、平面視において、第1シーソー片120aの一部、第2シーソー片120bの一部、および支持部130,132と重なっている。
第3ダミー電極70cは、第3可動体20cと電気的に接続されている。第3ダミー電極70cは、例えば、ポスト部17の表面に設けられた配線(図示せず)、固定部140、および支持部130,132を介して、第3可動体20cと電気的に接続されている。第3ダミー電極70cは、図1に示すように、第2配線82、第2ダミー電極70b、第1配線81、第1ダミー電極70a、および第5配線85を介して、第1端子91と電気的に接続されている。したがって、第3可動体20cは、第1端子91と電気的に接続されている。可動体20a,20b,20cは、電気的に接続されている。
第4ダミー電極70dは、図6に示すように、基板10上に設けられている。第4ダミー電極70dは、凹部16の底面16aに設けられている。第4ダミー電極70dは、第1固定部電極部150の、第3ダミー電極70cとは反対側に設けられている。図示の例では、第4ダミー電極70dは、第1固定電極部150の−X軸方向側に設けられている。第4ダミー電極70dは、第1シーソー片120aに対向して配置されている。すなわち、平面視において、第4ダミー電極70dと第1シーソー片120aとは重なっている。
第4ダミー電極70dは、図1に示すように、第3配線83、第2ダミー電極70b、第1配線81、第1ダミー電極70a、および第5配線85を介して、第1端子91と電気的に接続されている。
第3ダミー電極70cおよび第4ダミー電極70dは、第3可動体20c(構造体4)と基板10との間に生じる静電力を抑制して、構造体4が基板10に張り付くことを低減することができる。したがって、例えば電子デバイス100を製造する際に、構造体4と
基板10とに電位差が生じ、構造体4が静電力によって基板10側に引っ張られて、構造体4が基板10に張り付いてしまうという問題を生じさせないことができる。
第5ダミー電極70eは、図6に示すように、基板10上に設けられている。第5ダミー電極70eは、凹部16の底面16aに設けられている。第5ダミー電極70eは、第2固定電極部152の、第3ダミー電極70cとは反対側に設けられている。図示の例では、第5ダミー電極70eは、第2固定電極部152の+X軸方向側に設けられている。第5ダミー電極70eは、第3可動体20cと対向していない。すなわち、第5ダミー電極70eは、平面視において、例えば、第3可動体20cと重なっていない。
第5ダミー電極70eは、図1に示すように、第4配線84、第1ダミー電極70a、および第5配線85を介して、第1端子91と電気的に接続されている。
第3ダミー電極70cと第1固定電極部150との間の距離、第3ダミー電極70cと第2固定電極部152との間の距離、第4ダミー電極70dと第1固定電極部150との間の距離、第5ダミー電極70eと第2固定電極部152との間の距離は、例えば、互いに等しい。
第5ダミー電極70eを設けることにより、第1固定電極部150に隣り合うダミー電極の数と、第2固定電極部152に隣り合うダミー電極の数と、を等しくすることができる。そのため、第1固定電極部150と、第1固定電極部150に隣り合うダミー電極70c,70dと、の間の寄生容量、および第2固定電極部152と、第2固定電極部152に隣り合うダミー電極70c,70eと、の間の寄生容量を、例えば、互いに等しくすることができる。これにより、第3機能素子103は、差動検出方式を用いて、より正確に加速度を検出することができる。
なお、図5に示すように、第3機能素子103のX軸方向の幅W3xは、例えば、第4ダミー電極70dの−X軸方向の端と、第5ダミー電極70eの+X軸方向の端と、の間の距離である。第3機能素子103のY軸方向の幅W3yは、例えば、第5ダミー電極70eの+Y軸方向の端と、第5ダミー電極70eの−Y軸方向の端と、の間の距離である。
次に、第3機能素子103の動作について説明する。
第3機能素子103では、加速度、角速度等の物理量に応じて、第3可動体20cが支持軸Qまわりに揺動する。この第3可動体20cの動きに伴って、第1可動電極部121と第1固定電極部150との間の距離、および第2可動電極部122と第2固定電極部152との間の距離が変化する。
具体的には、鉛直上向き(+Z軸方向)の加速度が第3機能素子103に加わると、第3可動体20cは反時計回りに回転し、第1可動電極部121と第1固定電極部150との間の距離が小さくなり、第2可動電極部122と第2固定電極部152との間の距離が大きくなる。この結果、静電容量C1が大きくなり、静電容量C2が小さくなる。
また、鉛直下向き(−Z軸方向)の加速度が第3機能素子103に加わると、第3可動体20cは時計回りに回転し、第1可動電極部121と第1固定電極部150との間の距離が大きくなり、第2可動電極部122と第2固定電極部152との間の距離が小さくなる。この結果、静電容量C1が小さくなり、静電容量C2が大きくなる。
したがって、第3機能素子103では、例えば、端子91,95によって静電容量C1を測定し、端子91,94によって静電容量C2を測定し、静電容量C1と静電容量C2
との差に基づいて(いわゆる差動検出方式により)、加速度や角速度等の向きや大きさ等の物理量を検出することができる。
なお、機能素子101,102,103の配置は、特に限定されない。例えば、図1において、第1機能素子101が設けられている位置に第2機能素子102が設けられ、第2機能素子102が設けられている位置に第1機能素子101が設けられてもよい。
電子デバイス100は、例えば、以下の特徴を有する。
電子デバイス100では、第1ダミー電極70aと第2ダミー電極70bとを接続している第1配線81を含む。そのため、電子デバイス100では、例えば、第1端子91と第1ダミー電極70aとを第5配線85で接続することにより、第1端子91によって2つのダミー電極70a,70bに電位を与えることができる。このように、電子デバイス100では、1つの端子91によって、2つのダミー電極70a,70bに電位を与えることができる。したがって、電子デバイス100では、2つのダミー電極に電位を与えるために2つの端子を設けた場合に比べて、端子の数を減らすことができる。その結果、電子デバイス100では、小型化を図ることができる。
ここで、例えば、第1機能素子の第1ダミー電極と第1端子とを第1配線で接続し、第2機能素子の第2ダミー電極と第2端子とを第2配線で接続する場合において、平面視において第2機能素子と第2端子との間に第3機能素子が設けられていると、第2配線は第3機能素子を回避するように引き回されて、第2配線の長くなり、配線抵抗が高くなる場合がある。
しかしながら、電子デバイス100では、第1ダミー電極70aと第2ダミー電極70bとを接続している配線81を含むため、第2ダミー電極70bと端子とを接続する長い配線を設ける必要がない。したがって、電子デバイス100では、例えば効率のよい配線レイアウトが可能となり、より小型化を図ることができる。さらに、電子デバイス100では、配線抵抗を低くして、より正確に加速度を検出することができる。
電子デバイス100では、第2ダミー電極70bと第3ダミー電極70cとを接続している第2配線82を含む。そのため、電子デバイス100では、ダミー電極70a,70b,70cは、電気的に接続されているので、1つの端子91によって、3つのダミー電極70a,70b,70cに電位を与えることができる。したがって、電子デバイス100では、3つのダミー電極に電位を与えるために3つの端子を設けた場合に比べて、端子の数を減らすことができる。
電子デバイス100では、第1ダミー電極70aは、第1可動体20aと電気的に接続され、第2ダミー電極70bは、第2可動体20bと電気的に接続され、第3ダミー電極70cは、第3可動体20cと電気的に接続されている。そのため、電子デバイス100では、可動体20a,20b,20cおよびダミー電極70a,70b,70cは、電気的に接続されているので、1つの端子91によって、可動体20a,20b,20cおよびダミー電極70a,70b,70cに電を与えることができる。したがって、電子デバイス100では、可動体とダミー電極とに別々の端子によって電位を与える場合に比べて、端子の数を減らすことができる。
電子デバイス100では、第2ダミー電極70bと第4ダミー電極70dとを接続している第3配線83を含む。そのため、電子デバイス100では、ダミー電極70a,70b,70c,70dは、電気的に接続されているので、1つの端子91によって、4つのダミー電極70a,70b,70c,70dに電位を与えることができる。したがって、
電子デバイス100では、4つのダミー電極に電位を与えるために4つの端子を設けた場合に比べて、端子の数を減らすことができる。
電子デバイス100では、第1ダミー電極70aと第5ダミー電極70eとを接続している第4配線84を含む。そのため、電子デバイス100では、ダミー電極70a,70b,70c,70d,70eは、電気的に接続されているので、1つの端子91によって、5つのダミー電極70a,70b,70c,70d,70eに電位を与えることができる。したがって、電子デバイス100では、5つのダミー電極に電位を与えるために5つの端子を設けた場合に比べて、端子の数を減らすことができる。
電子デバイス100では、第2機能素子102は、第1機能素子101のX軸方向側に設けられ、第3機能素子103は、第1機能素子101のX軸方向側であって、第2機能素子102のY軸方向側に設けられている。さらに、電子デバイス100では、例えば、第1機能素子101のY軸方向の幅W1yは、第1機能素子101のX軸方向の幅W1xよりも広く、第2機能素子102のX軸方向の幅W2xは、第2機能素子102のY軸方向の幅W2yよりも広く、第3機能素子103のX軸方向の幅W3xは、第3機能素子103のY軸方向の幅W3yよりも広い。そのため、電子デバイス100では、例えば3つの機能素子がX軸方向に配列されている場合に比べて、電子デバイス100のX軸方向の幅(大きさ)を狭く(小さく)することができる。
電子デバイス100では、ダミー電極70a,70b,70c,70d,70eおよび配線81,82,83,84,85は、一体に設けられている。そのため、ダミー電極および配線が別部材から構成されている場合に比べて、断線の可能性を小さくすることができる。
2. 電子デバイスの製造方法
次に、本実施形態に係る電子デバイスの製造方法について、図面を参照しながら説明する。図7〜図9は、本実施形態に係る電子デバイス100の製造工程を模式的に示す断面図である。なお、図7〜図9において、(A)は、図3に対応しており、(B)は、図6に対応している。
図7に示すように、例えばガラス基板をパターニングして(具体的には、フォトリソグラフィーおよびエッチングによりパターニングして)、凹部12,14,16、ポスト部17、および溝部18を形成する。本工程により、凹部12,14,16、ポスト部17、および溝部18が形成された基板10を得ることができる。
次に、凹部12の底面12aに第1ダミー電極70aを形成し、凹部14の底面14aに第2ダミー電極70bを形成し、凹部16の底面16aにダミー電極70c,70d,70eおよび固定電極部150,152を形成する。ダミー電極70a,70b,70c,70d,70eおよび配線81,82,83,84,85は、図示せぬ導電層をスパッタ法やCVD(Chemical Vapor Deposition)法により形成し、該導電層をパターニングすることによって形成される。これにより、ダミー電極70a,70b,70c,70d,70eおよび配線81,82,83,84,85を、一体的に形成することができる。
次に、配線81,82,83,84,85上にコンタクト部8を形成する。次に、基板10上に端子91,92,93,94,95,96,97を形成する。コンタクト部8および端子91,92,93,94,95,96,97は、スパッタ法やCVD法による成膜、およびパターニングにより形成される。コンタクト部8を形成する工程と、端子91,92,93,94,95,96,97を形成する工程とは、その順序を問わない。
なお、コンタクト部8は、基板10の上面よりも上方に突出するように形成されることが好ましい。これにより、コンタクト部8を、後述するシリコン基板6と確実に接触させることができる。この場合、コンタクト部8は、例えば、基板10にシリコン基板6を接合する工程において潰れる。
図8に示すように、基板10に、例えばシリコン基板6を接合する。基板10とシリコン基板6との接合は、例えば、陽極接合によって行われる。これにより、基板10とシリコン基板6とを強固に接合することができる。
図9に示すように、シリコン基板6を、例えば研削機によって研削して薄膜化した後、所定の形状にパターニングして、機能素子101,102,103を形成する。本工程におけるパターニングのエッチングは、ボッシュ(Bosch)法により行われてもよい。
図3および図6に示すように、基板10に蓋体110を接合して、基板10および蓋体110によって形成されるキャビティー111に、機能素子101,102,103を収容する。基板10と蓋体110との接合は、例えば、陽極接合によって行われる。これにより、基板10と蓋体110とを強固に接合することができる。本工程を、不活性ガス雰囲気で行うことにより、キャビティー111に不活性ガスを充填することができる。
本工程において、基板10に蓋体110を接合する際の陽極接合により、可動体20a,20b,20c(構造体2,3,4)と基板10との間には、大きな電位差が生じる。しかし、ダミー電極70a,70b,70c,70dによって、構造体2,3,4と基板10との間に働く静電力を抑制することができる。したがって、構造体2,3,4が基板10に張り付くことを低減することができる。同様に、固定電極60,62,64,66が底面12a,14a,16aに張り付くことを低減することができる。
以上の工程により、電子デバイス100を製造することができる。
3. 電子機器
次に、本実施形態に係る電子機器について、図面を参照しながら説明する。本実施形態に係る電子機器は、本発明に係る電子デバイスを含む。以下では、本発明に係る電子デバイスとして、電子デバイス100を含む電子機器について、説明する。
図10は、本実施形態に係る電子機器として、モバイル型(またはノート型)のパーソナルコンピューター1100を模式的に示す斜視図である。
図10に示すように、パーソナルコンピューター1100は、キーボード1102を備えた本体部1104と、表示部1108を有する表示ユニット1106と、により構成され、表示ユニット1106は、本体部1104に対しヒンジ構造部を介して回動可能に支持されている。
このようなパーソナルコンピューター1100には、電子デバイス100が内蔵されている。
図11は、本実施形態に係る電子機器として、携帯電話機(PHSも含む)1200を模式的に示す斜視図である。
図11に示すように、携帯電話機1200は、複数の操作ボタン1202、受話口1204および送話口1206を備え、操作ボタン1202と受話口1204との間には、表
示部1208が配置されている。
このような携帯電話機1200には、電子デバイス100が内蔵されている。
図12は、本実施形態に係る電子機器として、デジタルスチルカメラ1300を模式的に示す斜視図である。なお、図12には、外部機器との接続についても簡易的に示している。
ここで、通常のカメラは、被写体の光像により銀塩写真フィルムを感光するのに対し、デジタルスチルカメラ1300は、被写体の光像をCCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により光電変換して撮像信号(画像信号)を生成する。
デジタルスチルカメラ1300におけるケース(ボディー)1302の背面には、表示部1310が設けられ、CCDによる撮像信号に基づいて表示を行う構成になっており、表示部1310は、被写体を電子画像として表示するファインダーとして機能する。
また、ケース1302の正面側(図中裏面側)には、光学レンズ(撮像光学系)やCCDなどを含む受光ユニット1304が設けられている。
撮影者が表示部1310に表示された被写体像を確認し、シャッターボタン1306を押下すると、その時点におけるCCDの撮像信号が、メモリー1308に転送・格納される。
また、このデジタルスチルカメラ1300においては、ケース1302の側面に、ビデオ信号出力端子1312と、データ通信用の入出力端子1314とが設けられている。そして、ビデオ信号出力端子1312には、テレビモニター1430が、データ通信用の入出力端子1314には、パーソナルコンピューター1440が、それぞれ必要に応じて接続される。さらに、所定の操作により、メモリー1308に格納された撮像信号が、テレビモニター1430や、パーソナルコンピューター1440に出力される構成になっている。
このようなデジタルスチルカメラ1300には、電子デバイス100が内蔵されている。
以上のような電子機器1100,1200,1300は、電子デバイス100を含むため、小型化を図ることができる。
なお、電子デバイス100を備えた電子機器は、図10に示すパーソナルコンピューター(モバイル型パーソナルコンピューター)、図11に示す携帯電話機、図12に示すデジタルスチルカメラの他にも、例えば、インクジェット式吐出装置(例えばインクジェットプリンター)、ラップトップ型パーソナルコンピューター、テレビ、ビデオカメラ、ビデオテープレコーダー、各種ナビゲーション装置、ページャー、電子手帳(通信機能付も含む)、電子辞書、電卓、電子ゲーム機器、ヘッドマウントディスプレイ、ワードプロセッサー、ワークステーション、テレビ電話、防犯用テレビモニター、電子双眼鏡、POS端末、医療機器(例えば電子体温計、血圧計、血糖計、心電図計測装置、超音波診断装置、電子内視鏡)、魚群探知機、各種測定機器、計器類(例えば、車両、航空機、ロケット、船舶の計器類)、ロボットや人体などの姿勢制御、フライトシミュレーターなどに適用することができる。
4. 移動体
次に、本実施形態に係る移動体について、図面を参照しながら説明する。本実施形態に係る移動体は、本発明に係る電子デバイスを含む。以下では、本発明に係る電子デバイスとして、電子デバイス100を含む移動体について、説明する。
図13は、本実施形態に係る移動体として、自動車1500を模式的に示す斜視図である。
自動車1500には、電子デバイス100が内蔵されている。具体的には、図13に示すように、自動車1500の車体1502には、自動車1500の加速度を検知する電子デバイス100を内蔵してエンジンの出力を制御する電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)1504が搭載されている。また、電子デバイス100は、他にも、車体姿勢制御ユニット、アンチロックブレーキシステム(ABS)、エアバック、タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム(TPMS:Tire Pressure Monitoring System)、に広く適用することができる。
自動車1500は、電子デバイス100を含むため、小型化を図ることができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。
例えば、上記の実施形態では、機能素子が加速度センサー(物理量センサー)である場合について説明したが、本発明に係る機能素子は、加速度センサーに限定されず、例えば、角速度を検出するジャイロセンサーであってもよい。また、本発明に係る機能素子は、加速度センサーや角速度センサー等のセンサー以外の素子であってもよく、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)振動子などであってもよい。
また、上記の実施形態では、第1軸、第2軸、および第3軸を互い直交する3軸として説明したが、第1軸、第2軸、および第3軸は、互いに直交せずに、互いに交差している3軸であってもよい。
また、上記の実施形態では、第1端子91が、可動体20a,20b,20cおよびダミー電極70a,70b,70c,70d,70eと電気的に接続されている例について説明したが、ダミー電極70a,70b,70c,70d,70eは、第1端子91と電気的に接続され、可動体20a,20b,20cは、第1端子91とは別の端子(図示せず)と電気的に接続されていてもよい。そして、ダミー電極70a,70b,70c,70d,70eと、可動体20a,20b,20cとは、例えば等しい電位が与えられてもよい。ただし、電子デバイス100の小型化を考慮すると、上記の例のように、可動体20a,20b,20cとダミー電極70a,70b,70c,70d,70eとに電位を与えるための端子を1つとすることが好ましい。
また、上記の実施形態では、図5に示すように、第3機能素子103の第3可動体20cは、1つの固定部140によって基板10に固定されていた。本発明に係る第3機能素子は、これに限定されず、例えば、2つの固定部によって基板に固定されていてもよい。例えば、平面視において、可動体の両側に固定部を設け、各固定部と可動体とを支持部で接続することによって可動体を支持してもよい。
上述した実施形態および変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例
えば、各実施形態および各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
本発明は、実施の形態で説明した構成と実質的に同一の構成(例えば、機能、方法および結果が同一の構成、あるいは目的および効果が同一の構成)を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成の本質的でない部分を置き換えた構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成と同一の作用効果を奏する構成または同一の目的を達成することができる構成を含む。また、本発明は、実施の形態で説明した構成に公知技術を付加した構成を含む。
2,3,4…構造体、6…シリコン基板、8…コンタクト部、10…基板、12…凹部、12a…底面、14…凹部、14a…底面、16…凹部、16a…底面、17…ポスト部、18…溝部、20a…第1可動体、20b…第2可動体、20c…第3可動体、30…第1固定部、32…第2固定部、40…第1弾性部、41,42…梁、44…第2弾性部、45,46…梁、50…第1可動電極部、52…第2可動電極部、60…第1固定電極部、62…第2固定電極部、64…第3固定電極部、66…第4固定電極部、70a…第1ダミー電極、70b…第2ダミー電極、70c…第3ダミー電極、70d…第4ダミー電極、70e…第5ダミー電極、81…第1配線、82…第2配線、83…第3配線、84…第4配線、85…第5配線、91…第1端子、92…第2端子、93…第3端子、94…第4端子、95…第5端子、96…第6端子、97…第7端子、100…電子デバイス、101…第1機能素子、102…第2機能素子、103…第3機能素子、110…蓋体、111…キャビティー、120a…第1シーソー片、120b…第2シーソー片、121…第1可動電極部、122…第2可動電極部、123a,123b…端面、124…開口部、126…スリット部、128…貫通孔、130,132…支持部、140…固定部、150…第1固定電極部、152…第2固定電極部、1100…パーソナルコンピューター、1102…キーボード、1104…本体部、1106…表示ユニット、1108…表示部、1200…携帯電話機、1202…操作ボタン、1204…受話口、1206…送話口、1208…表示部、1300…デジタルスチルカメラ、1302…ケース、1304…受光ユニット、1306…シャッターボタン、1308…メモリー、1310…表示部、1312…ビデオ信号出力端子、1314…入出力端子、1430…テレビモニター、1440…パーソナルコンピューター、1500…自動車、1502…車体、1504…電子制御ユニット

Claims (10)

  1. 第1軸方向に変位可能な第1可動体、および第1ダミー電極を有する第1機能素子と、
    前記第1軸方向と交差する第2軸方向に変位可能な第2可動体、および第2ダミー電極を有する第2機能素子と、
    前記第1ダミー電極と前記第2ダミー電極とを接続している第1配線と、
    前記第1軸方向および前記第2軸方向と交差する第3軸方向に変位可能な第3可動体、および第3ダミー電極を有する第3機能素子と、
    前記第2ダミー電極と前記第3ダミー電極とを接続している第2配線と、
    を含む、電子デバイス。
  2. 請求項において、
    前記第1ダミー電極は、前記第1可動体と電気的に接続され、
    前記第2ダミー電極は、前記第2可動体と電気的に接続され、
    前記第3ダミー電極は、前記第3可動体と電気的に接続されている、電子デバイス。
  3. 請求項またはにおいて、
    前記第3機能素子は、第4ダミー電極を有し、
    前記第2ダミー電極と前記第4ダミー電極とを接続している第3配線を含む、電子デバイス。
  4. 請求項ないしのいずれか1項において、
    前記第3機能素子は、第5ダミー電極を有し、
    前記第1ダミー電極と前記第5ダミー電極とを接続している第4配線を含む、電子デバイス。
  5. 請求項ないしのいずれか1項において、
    前記第2機能素子は、前記第1機能素子の前記第1軸方向側に設けられ、
    前記第3機能素子は、前記第1機能素子の前記第1軸方向側であって、前記第2機能素子の前記第2軸方向側に設けられている、電子デバイス。
  6. 請求項において、
    前記第1機能素子の前記第2軸方向の幅は、前記第1機能素子の前記第1軸方向の幅よりも広く、
    前記第2機能素子の前記第1軸方向の幅は、前記第2機能素子の前記第2軸方向の幅よりも広く、
    前記第3機能素子の前記第1軸方向の幅は、前記第3機能素子の前記第2軸方向の幅よりも広い、電子デバイス。
  7. 請求項1ないしのいずれか1項において、
    前記第1ダミー電極および前記第2ダミー電極と電気的に接続されている端子を含む、電子デバイス。
  8. 請求項1ないしのいずれか1項において、
    前記第1ダミー電極、前記第2ダミー電極、および前記第1配線は、一体に設けられている、電子デバイス。
  9. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の電子デバイスを含む、電子機器。
  10. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の電子デバイスを含む、移動体。
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