JP6380980B2 - 塗料組成物 - Google Patents
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Description
該酸化チタン被覆合成雲母(A)が、下記条件を満たす光輝性顔料であることを特徴とする塗料組成物に関する。
さらにその上にクリヤ塗料を硬化時のクリヤ塗膜の膜厚が35μmとなるように塗布して硬化させた複層塗膜が、
多角度分光光度計(商品名「MA−68II」、ビデオジェット・エックスライト社製)で測定したときに、
ハイライトのL値(L*25値)が92〜100、
HG値が5〜40、
FF(フリップフロップ)値が0.5〜0.9、
ハイライトのa値(a*25値)が−1.5〜−0.5、
シェードのb値(b*75値)が3.5〜6.5
である。
酸化チタン被覆合成雲母(A)
酸化チタン被覆合成雲母(A)とは、合成雲母薄片の表面に酸化チタンを被覆したものである。
KMg3(AlSi3O10)F2 カリウム金雲母、
KMg2 1/2(Si4O10)F2 カリ四ケイ素雲母、
KMg2Li(Si4O10)F2 カリウムテニオライト、
NaMg3(AlSi3O10)F2 ナトリウム金雲母、
NaMg2Li(Si4O10)F2 ナトリウムテニオライト、
NaMg2 1/2(Si4O10)F2 ナトリウム四ケイ素雲母、
Na1/3Mg2 2/3Li1/3(Si4O10)F2 ナトリウムヘクトライト。
酸化チタン被覆合成雲母(A)を特徴付けるための塗膜形成条件
ビヒクル形成樹脂(B)100質量部を基準として、酸化チタン被覆合成雲母(A)10質量部のみを着色材として含んでなる塗料組成物を、L*a*b*表色系における明度L*15が88である金属板表面に、硬化塗膜の膜厚が10μmとなるように塗布し、
さらにその上にクリヤ塗料を硬化時のクリヤ塗膜の膜厚が35μmとなるように塗布して硬化させることによって得る。
酸化チタン被覆合成雲母(A)を特徴付けるための塗膜測色方法と測色値
上記のようにして得られた塗膜は
多角度分光光度計(商品名「MA−68II」、ビデオジェット・エックスライト社製)で測定したときに、
ハイライトのL値(L*25値)が92〜100、好ましくは94〜99、
HG値が5〜40、好ましくは10〜35、
FF(フリップフロップ)値が0.5〜0.9、好ましくは0.6〜0.8、
ハイライトのa値(a*25値)が−1.5〜−0.5、好ましくは−1.3〜−0.8、
シェードのb値(b*75値)が3.5〜6.5、好ましくは4.0〜6.0、
である。
FF値=[2×(Y15−Y45)]/(Y15+Y45) (1)
酸化チタン被覆合成雲母(A)は、得られる塗膜の明度、光輝感、緻密感等の観点から以下の体積平均粒子径と厚みを持つことが好適である。
体積平均粒子径D90は10〜20μm、好ましくは12〜18μm、であり、かつ、
体積平均粒子径D50は5〜15μm、好ましくは6〜12μm、であり、かつ、
厚みは0.2〜0.5μm、好ましくは0.2〜0.4μm、である。
ビヒクル形成樹脂(B)
本発明の塗料組成物に使用されるビヒクル形成樹脂(B)としては、熱硬化性樹脂が好ましく、具体的には、例えば、水酸基などの架橋性官能基を有する、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキド樹脂、ウレタン樹脂などの基体樹脂と、メラミン樹脂、尿素樹脂、ポリイソシアネート化合物(ブロック体も含む)などの架橋剤とを併用したものが挙げられ、これらは有機溶剤及び/又は水などの溶媒に溶解または分散させて使用することができる。
鱗片状干渉性光輝性顔料(C)
本発明の塗料組成物は、得られる塗膜の明度、光輝感、陰影感から、さらに(A)以外の鱗片状干渉性光輝性顔料(C)を含有することができる。
体積平均粒子径D90が30〜50μm、好ましくは35〜45μmであり、かつ、
体積平均粒子径D50が15〜25μm、好ましくは16〜23μmである。
鱗片状干渉性光輝性顔料(C)を特徴付けるための塗膜形成条件
ビヒクル形成樹脂(B)100質量部を基準として、鱗片状干渉性光輝性顔料(C)10質量部のみを着色材として含んでなる塗料組成物を、L*a*b*表色系における明度L*15が88である金属板表面に、硬化塗膜の膜厚が10μmとなるように塗布し、
さらにその上にクリヤ塗料を硬化時のクリヤ塗膜の膜厚が35μmとなるように塗布して硬化させることによって得る。
鱗片状干渉性光輝性顔料(C)を特徴付けるための塗膜測色方法と測色値
上記のようにして得られた塗膜は
多角度分光光度計(商品名「MA−68II」)で測定したときに
ハイライトのL値(L*25値)が88〜100、好ましくは90〜99、
HG値が5〜75、好ましくは10〜70、
FF(フリップフロップ)値が0.50〜0.98、好ましくは0.60〜0.95、
ハイライトのa値(a*25値)が−1.8〜−0.5、好ましくは−1.5〜−0.8、
シェードのb値(b*75値)が3.5〜7.5、好ましくは4.0〜6.5、
である。
複層塗膜形成方法
本発明方法は、被塗物に前述の塗料組成物を塗装して得られた塗膜上に、さらにトップクリヤー塗料を塗装する複層塗膜形成方法である。
本発明方法において、被塗物としては、鉄、亜鉛、アルミニウム等の金属やこれら金属の合金、及びこれらの金属によるメッキまたは蒸着が施された成型物、ならびに、ガラス、プラスチックや発泡体などによる成型物等の素材を挙げることができる。これら素材は脱脂処理や表面処理を施されていてもよい。
(1)電着塗膜の上に、L*a*b*表色系における明度L*15が55〜90である中塗り塗料および、L*a*b*表色系における明度L*15が80〜95であるホワイトカラーベース塗料を順次塗装して得られた塗膜。
(2)電着塗膜の上に、L*a*b*表色系における明度L*15が70〜95であるホワイトカラーベース塗料を塗装して得られた塗膜。
本発明方法においては、本発明の塗料組成物を塗装して得られた塗膜上にトップクリヤー塗料が塗装される。本発明の塗料組成物を塗装して得られた塗膜は加熱硬化させた塗膜であってもよいが未硬化であってもよい。
ハイライトのL値(L*25値)が92〜98、好ましくは93〜97、
HG値が5〜55、好ましくは10〜50、
FF(フリップフロップ)値が0.5〜0.9、好ましくは0.6〜0.9、
ハイライトのa値(a*25値)が−1.5〜−0.5、好ましくは−1.3〜−0.8、
シェードのb値(b*75値)が3.5〜7.0、好ましくは4.0〜6.5
であることが望ましい。
上記各パラメータは、多角度分光光度計(商品名「MA−68II」)を用いて得られた値である。
実施例、比較例に使用した酸化チタン被覆合成雲母(A)及び鱗片状干渉性光輝性顔料(C)を特徴付けるための塗膜形成条件と塗膜測色値
水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価100、数平均分子量20000)75部及びメラミン樹脂25部からなるビヒクル形成樹脂組成物100質量部あたり10部となるように各酸化チタン被覆合成雲母(A)又は鱗片状干渉性光輝性顔料(C)を配合して攪拌混合し、有機溶剤型塗料を調整した。
実施例1〜3及び比較例1〜6
水酸基含有アクリル樹脂(水酸基価100、数平均分子量20000)75部及びメラミン樹脂25部からなるビヒクル形成樹脂組成物100質量部あたり、光輝材及び必要に応じて着色顔料を固形分として表2に示す比率で配合して攪拌混合し、有機溶剤型塗料を調整し、各実施例及び比較例に使用するメタリックベース塗料を作成した。
製造例1(被塗物1)
脱脂及びりん酸亜鉛処理した鋼板(JISG3141、大きさ400×300×0.8mm)にカチオン電着塗料「エレクロン9400HB」(商品名:関西ペイント株式会社製、アミン変性エポキシ樹脂系カチオン樹脂に硬化剤としてブロックポリイソシアネート化合物を使用したもの)を硬化塗膜に基づいて膜厚20μmになるように電着塗装し、170℃で20分加熱して架橋硬化させて電着塗膜を得た。
製造例2(被塗物2)
脱脂及びりん酸亜鉛処理した鋼板(JISG3141、大きさ400×300×0.8mm)にカチオン電着塗料「エレクロン9400HB」(商品名:関西ペイント株式会社製、アミン変性エポキシ樹脂系カチオン樹脂に硬化剤としてブロックポリイソシアネート化合物を使用したもの)を硬化塗膜に基づいて膜厚20μmになるように電着塗装し、170℃で20分加熱して架橋硬化させて電着塗膜を得た。
試験板の作成
被塗物1上に、前述のように作成したメタリックベース塗料を有機溶媒で希釈して固形分25質量%に調整し、小型スプレーガン(アネスト岩田株式会社製W−101)を用いて、ブース温度20℃、湿度75%、吐出圧力2.5kgf/cm2、ガン距離20cmの条件で、硬化塗膜として、10μmとなるように塗装した。その後、室温にて15分間放置し、ついで、これらの未硬化塗面に、トップクリヤー塗料「マジクロン7100」(商品名:関西ペイント株式会社、アクリル・メラミン系溶剤塗料)を小型スプレーガン(アネスト岩田株式会社製W−101)を用いて、ブース温度20℃、湿度75%の条件で硬化塗膜として、25〜35μmとなるように塗装した。塗装後、室温にて15分間放置した後に、熱風循環式乾燥炉内を使用して、140℃で30分間加熱し、複層塗膜を同時に乾燥硬化せしめて試験板とした。
その後、室温にて15分間放置し、ついで、これらの未硬化塗面に、トップクリヤー塗料「マジクロン7100」を小型スプレーガン(アネスト岩田株式会社製W−101)を用いて、ブース温度20℃、湿度75%、吐出圧力2.5kgf/cm2、ガン距離20cmの条件で、硬化塗膜として、35μmとなるように手吹き塗装した。塗装後、室温にて15分間放置した後に、熱風循環式乾燥炉内を使用して、140℃で30分間加熱し、複層塗膜を同時に乾燥硬化せしめて試験板とした。
評価試験
上記で得られた試験板について、それぞれMA−68II(商品名、多角度分光光度計、ビデオジェット・エックスライト社製)にて測色して各測色値、具体的には、ハイライトのL値(L*25値)、HG値、FF(フリップフロップ)値、ハイライトのa値(a*25値)、シェードのb値(b*75値)を得た。表2にその結果を示した。
Claims (2)
- 電着塗膜の上に、
L*a*b*表色系における明度L*15値が55〜93である中塗り塗料および、
L*a*b*表色系における明度L*15値が80〜95であるカラーベース塗料を順次塗装して得られた塗膜を有する被塗物に、
酸化チタン被覆合成雲母(A)及びビヒクル形成樹脂(B)を含む塗料組成物であって、
ビヒクル形成樹脂(B)100質量部を基準として酸化チタン被覆合成雲母(A)を、5〜20質量部含有し、
該酸化チタン被覆合成雲母(A)が、下記条件を満たす光輝性顔料であり、
ビヒクル形成樹脂(B)100質量部を基準として、酸化チタン被覆合成雲母(A)10質量部のみを着色材として含んでなる塗料組成物を、L*a*b*表色系における明度L*15が88である金属板表面に、硬化塗膜の膜厚が10μmとなるように塗布し、
さらにその上にクリヤ塗料を硬化時のクリヤ塗膜の膜厚が35μmとなるように塗布して硬化させた複層塗膜が、
多角度分光光度計で測定したときに
ハイライトのL値(L*25値)が92〜100、
HG値が5〜40、
FF(フリップフロップ)値が0.5〜0.9、
ハイライトのa値(a*25値)が−1.5〜−0.5、
シェードのb値(b*75値)が3.5〜6.5
である塗料組成物を塗装して得られた塗膜上に、さらにトップクリヤー塗料を塗装する複層塗膜形成方法。 - 請求項1に記載の複層塗膜形成方法によって得られる塗装物品。
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