JP6464458B2 - 表面電位測定装置 - Google Patents
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Description
具体的には、上記検出電極の近傍に設け周期的に開閉する振動子を備え、この振動子の開閉によって検出電極が受ける電界を周期的に変化させ、検出電極からアースへ流れる変位電流を信号として検出するものである。
上記のように、振動子の動作不良が発生したとき、それに気づかなければ、測定対象の表面電位が異常になっても気づかないで、異常帯電を見逃がしてしまい、静電気トラブルの原因になることもある。
このような問題に対処するため、上記振動子の動作不良を自動的に検出して、その検出結果を表示できる特許文献1に示す表面電位測定装置が知られている。
そこで、上記従来の装置では、振動回路から取り出した台形波を振幅の閾値と比較して、正常、異常、故障の3段階の判定を行なっていた。
そのため、上記の表面電位測定装置は、測定精度が要求される表面電位測定では、有効に利用できなかった。
また、上記台形波に基づいて異常が検出されても、その異常レベルと、表面電位の検出値との関係が不明なので、出力された表面電位値をどの程度信頼できるのかも分からない。そこで、それほど測定精度が要求さない場合には、振動子の状態として異常と判定されても、そのまま測定装置を使用し続けて、突然、振動子が動作しない故障状態になってしまうようなこともあった。
第1の発明は、上記の表面電位測定装置を前提とし、上記振動子と振動子駆動回路とからなる振動回路から正弦波の発振信号を取り出し、あらかじめ設定された基準値と対比して上記発振信号のレベルを特定し、この特定した発振信号のレベルに対応する表面電位の検出感度レベルを出力するレベル判定部を備えたことを特徴とする。
また、出力された検出感度レベルに応じて、正確な表面電位の値を算出することも可能になる。
すなわち、上記検出感度レベルを、メンテナンスを実行するタイミングの目安とすることができる。その結果、適切なタイミングで振動子のメンテナンスを実行できるようになり、必要以上にメンテナンスを行なわなくてもよくなる。
特に、この表面電位測定装置で検出された表面電位の信号に基づいて警報装置を動作させたり、別の装置を制御したりするような場合に、振動子の動作不良が発生していても、真の表面電位値が出力されることは有用である。
この装置は、図示しないセンサケース内に設けられた検出電極1と振動子2とからなる検出部3に、上記検出電極1から出力される電位検出信号の極性を判別する極性判別回路4が接続されている。この極性判別回路4には電位補正部5が接続され、さらに、電位補正部5には、この表面電位装置で測定された測定対象の表面電位値が表示される電位表示部6を接続している。
この振動回路8には増幅回路9を介してレベル判定部10が接続され、このレベル判定部10には、レベル判定部10で判定した検出感度レベルが表示される感度レベル表示部11が接続されている。
なお、この実施形態では、上記振動子駆動回路7は検出部3を収容したセンサケースの外部に設けられているが、振動子駆動回路7を、上記検出部3とともに上記センサケース内に収容してもよい。
上記振動子駆動回路7によって振動子2を動作させると、上記検出電極1には、図示しない測定対象の表面電位に応じた交流電界が作用し、電位検出信号が出力される。この電位検出信号は極性判別回路4で正負の極性を判別され、正負それぞれにつき直流電圧に変換される。
そして、上記直流電圧に変換された電位検出信号は、後で説明するように、電位補正部5で補正され、補正された正負の表面電位値が、電位表示部6に表示される。
ただし、上記極性判別回路4には、上記振動回路8から台形波を取り出して入力するようにしてもよい。上記極性判別回路4は、台形波に基づいて上記振動子2の開閉タイミングを検出し、電位検出信号の極性を判別することもできる。
また、上記レベル判定部10は、入力された発振信号の振幅を、あらかじめ設定された基準値と対比してそのレベルを特定する。
上記基準値とは、振動子2が正常に動作しているときに上記振動回路8から出力される発振信号の振幅Aである。この基準値である振幅Aの発振信号である正弦波を図2に実線で示しているが、振動子2が正常に動作している間は、この実線で示した発振信号が振動回路8から出力される。
このように振幅が小さくなった発振信号が入力されたら、レベル判定部10はその振幅Bと上記基準値の振幅Aとを対比して、振幅Bのレベルを特定する。この実施形態では、振幅Aに対する振幅Bの割合〔%〕で示した数値を発振信号のレベルとし、これを検出感度レベルとして感度レベル表示部11に表示させる。
その理由は、次のとおりである。
この実施形態の表面電位測定装置では、振動する振動子2の開閉動作によって、測定対象に対する検出電極1の露出面積を変化させている。
そのため、振動子2の動作不良が発生して、振動子2が開ききらない場合には、測定対象に対向する検出電極1の面積が小さくなって、検出電極に誘起される電流が少なくなる。つまり、上記振動子2の動作不良が発生して発振信号のレベルが落ちれば、電位検出信号の絶対値も小さくなるはずである。したがって、上記レベル判定部10が特定した発振信号のレベルを、電位の検出感度レベルとして出力することができる。このように上記発振信号のレベルと、検出感度レベルとが相関することは実験でも確認している。
また、振動子2の動作不良が発生してその開きが小さくなると、上記正弦波の発振信号の振幅が小さくなり、この振幅と振動子2の動作状況とが相関することも実験で確認している。
また、上記検出感度レベルの下がり具合がそれほど大きくなければ、その装置をしばらくそのまま使い続け、さらに検出感度レベルが下がったらメンテナンスをするというように、上記検出感度レベルを、メンテナンスのタイミングを決める目安にすることもできる。
そして、上記電位補正部5には、上記極性判別回路4から電位検出信号が入力されるとともに、上記レベル判定部10から上記検出感度レベルが入力される。
例えば、上記レベル判定部10に入力された発振信号が、図2に示す破線のように、その振幅Bが基準値である振幅Aの60〔%〕の場合には、上記電位検出信号の絶対値が、振動子2の動作に全く問題がないときと比べて60〔%〕になっている。そこで、上記電位補正部5では、上記60〔%〕の信号の値を100〔%〕に補正して、その表面電位値を電位表示部6に表示させる。
このようにすれば、振動子2の動作不良が発生して、電位の検出感度が低下したとしても、電位表示部6には補正された正しい表面電位値が表示されることになる。
その場合、上記振動子2の動作不良のレベルによって、電位表示部6に、真の値よりも絶対値が小さい表面電位値が表示されることになるが、上記のように、感度レベル表示部11に検出感度レベルが表示されていれば、上記電位表示部6に表示されている表面電位値が、真の表面電位値よりも小さいことが分かる。そのため、表示された表面電位値をどの程度信用すべきかを判断することもできる。
さらに、感度レベル表示部11に表示された検出感度レベルに基づいて、真の表面電位値を予測することも可能である。
さらに、測定対象の表面電位値に基づいて制御される他の装置に、上記電位補正部5から補正された表面電位値を入力するようにすれば、上記振動子2の動作不良が発生したとしても、真の表面電位値に基づいた制御ができる。
なお、上記レベル判定部10には、レベル判定部10から出力される検出感度レベルを閾値と比較して、例えば、従来の正常、異常、故障のように大まかに分類して、それを上記検出感度レベルと共に表示させるようにしてもよい。また、上記大まかな分類に基づいて、警報を発したり、注意ランプを点灯させたりすることもできる。
2 振動子
5 電位補正部
6 電位表示部
7 振動子駆動回路
8 振動回路
10 レベル判定部
11 感度レベル表示部
Claims (2)
- 検出電極と、
この検出電極と測定対象との間の電界をチョッピングする振動子と、
上記振動子を振動させる振動子駆動回路とを備え、
上記検出電極に生ずる変位電流から測定対象の表面電位を検出する表面電位検出装置において、
上記振動子と振動子駆動回路とからなる振動回路から正弦波の発振信号を取り出し、あらかじめ設定された基準値と対比して上記発振信号のレベルを特定し、この特定した発振信号のレベルに対応する表面電位の検出感度レベルを出力するレベル判定部を備えた表面電位測定装置。 - 上記検出電極に生ずる変位電流に基づいて特定された表面電位を、上記レベル判定部で特定された検出感度レベルに応じて補正し、その補正値を出力する電位補正部を備えた請求項1に記載の表面電位測定装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2015132910A JP6464458B2 (ja) | 2015-07-01 | 2015-07-01 | 表面電位測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015132910A JP6464458B2 (ja) | 2015-07-01 | 2015-07-01 | 表面電位測定装置 |
Publications (2)
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| JP2017015575A JP2017015575A (ja) | 2017-01-19 |
| JP6464458B2 true JP6464458B2 (ja) | 2019-02-06 |
Family
ID=57827866
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2015132910A Active JP6464458B2 (ja) | 2015-07-01 | 2015-07-01 | 表面電位測定装置 |
Country Status (1)
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2015
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