JP6500550B2 - タイマ補正装置、タイマ補正方法及びタイマ補正プログラム - Google Patents
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Description
本発明の第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態のタイマ補正装置1を示す図である。
Yn+1=Yn*X0/Xn・・・・(1)
この新たな閾値により、以後のタイマ発生部17のカウント数が補正される。この(1)式は、基準となるカウント数であるX0と状態nにおけるカウント数であるXnとの比を求めて、状態nの時の補正タイマ閾値110の値に前述の比を割かけることで、クロックの周波数が変化したことによるカウント数の増減を基準値となるX0に割かけることで、カウント数が一致することになる。従って、最終的にはX0=Xnに調整される。
An+1=An+X0−Xn・・・・(3)
次に、X0とXnとが一致している場合の算出について説明する。
Yn+1=Yn*(X0+An)/Xn・・・・(2)
この(2)式は、X0=Xnに至った後、X0の切り替えタイミングとXnの切り替えタイミングとの差を補正する為にクロック過不足数AnがX0に加算されることでパルス数の補正が行われて、Xnに切替わった後にずれたタイミングの補正を考慮したタイミング補正値を算出する式である。
An+1=An+X0−Xn・・・・(4)
ここでさらに、図1に示したタイマ補正装置1の動作例を、図3A及び図3Bのタイミングチャート図及び図4A及び図4Bのタイマ補正装置1の状態を規定する数値の計算式を示す表を用いてより具体的に説明する。
定常状態において、タイマ発生部17の入力クロックには、低速の第1のクロック発振部10のクロックが選択されているとする(図3A_状態0、図4A_状態0)。この時、タイマ発生部17が出力する割込み信号100と次に割り込み信号100との間に測定される第1のクロック発振部10からのパルス数をクロック測定部13が測定し、その値をX0とする。この低速の第1のクロック発振部10のクロックによりタイマ発生部17のカウントが実行されて割り込み信号100を出力し、タイマ閾値補正部16が、次回の補正タイマ閾値Ynを計算する(図3A_状態1、図4A_状態1)。定常状態(本例では状態0及び状態0以前の状態が相当する)においては、第1のクロック発振部10のパルスとタイマ発生部17に入力するクロックは同一であり、クロック測定部13が測定する割込み信号100と次に割り込み信号100との間のクロックパルス数は、変化しない。また、定常状態ではクロック過不足は存在せず、クロック過不足数A0は0である。次の状態1における補正タイマ閾値Y1は、X0=Xnの条件を成立することから前述の(2)式を適用する。したがって、前の状態0における補正タイマ閾値Y0に対し、Y1=Y0*(X0+A0)/X0=Y0=5となり、前回の補正タイマ閾値と等しい。つまり、定常状態においては、タイマ割込みは第1のクロックパルス数X0の間隔で発生する。なお、クロック過不足累積部15が、クロック過不足数A1を計算して、A1=A0+X0−X0=0を得る。クロック過不足累積部15がA1を記憶する。
状態1の動作を説明する。前述の状態0で計算したタイマ閾値であるY1=5がタイマ発生部17の閾値に設定され、カウントが実行される。
次に、状態2を説明する。入力クロックは高速の第2のクロックが供給されたままであったとする(図3A_状態2〜状態3、図4A_状態2〜状態3)。補正タイマ閾値Y2を基に、割り込み信号100が発生するが、前回はタイマ発生部17の入力クロックが途中から第2のクロック発振部11のクロックに切替わったのに対し、今回は初めから第2のクロック発振部11のクロックで動作している為、前回よりも短い間隔でタイマ割込みが発生する(図3A_状態2の後端の部分、図4A_状態2)。この時に、状態2の期間でクロック測定部13が測定したクロックパルス数をX2とする。前回よりも早く割り込み信号100が発生した為、X2<X1<X0である。X0≠X2の条件である。よって、タイマ閾値補正部16が、前述の(1)式を適用して、次の状態3の補正タイマ閾値Y3を計算して,Y3=Y2*X0/X2=10を得る。これにより、タイマ発生部17に入力するクロックが、第2のクロック11が出力するクロックのままであれば、次の状態3の期間で測定される第1のクロック発振部10からのクロックパルス数は、定常時と同じ値になる。なお、X0≠X2の条件が成立することから、クロック過不足部累積部15が前述の(3)式を適用して、クロック過不足数A3を計算して、A3=A2+X0−X2=3を得る。クロック過不足累積部15がA3を記憶する。
次の状態3も、入力クロックは高速の第2のクロック11からの供給のままであったとする(図3A_状態3、図4A_状態3)。状態3で算出した補正タイマ閾値Y3はY2より大きく、かつ入力クロックに変化がないため、前回よりも長い間隔でタイマ割込みが発生し、定常時と間隔は等しくなる(図3B_状態3の後端の部分、図4B_状態3)。この時にクロック測定部13が測定した、第1のクロック発振部10のクロックパルス数をX3とする。定常時と割り込み信号100が発生する間隔が等しい為、X3=X0である。X3=X0の条件が成立することから、補正タイマ閾値Y4の計算には前述の(2)式を適用する。タイマ閾値補正部16が、次の状態4の補正タイマ閾値Y4を計算して、Y4=Y3*(X0+A3)/X3=16を得る。なお、X3=X0であるため、Y4=Y3*(X0+A3)/X0とも言える。また、X3=X0の条件が成立することから、クロック過不足数A4の計算には前述の(4)式を適用する。クロック過不足累積部15が、クロック過不足数A4を計算して、A4=A3+X0−X3=3を得る。クロック過不足累積部15がA4を記憶する(この場合の過不足数は変化しない)。
次の状態4も、タイマ発生部17に入力するクロックが、高速の第2のクロック11が出力するクロックのままであったとする(図3B_状態4、図4B_状態4)。補正タイマ閾値Y4はY3より大きく、かつ入力クロックに変化がないため、前回よりも長い間隔でタイマ割込みが発生する(図3B_状態4の後端の部分、図4B_状態4)。この時にクロック測定部13が測定した、第1のクロック発振部10のクロックパルス数をX4とする。入力クロックの周波数は前回から変化がなく、また、前回補正された補正タイマ閾値は、クロック過不足数の分のみ増えている為、X4=X3+A3である。X4≠X0の条件が成立することから補正タイマ閾値Y5の計算には前述の(1)式を適用する。タイマ閾値補正部16が、次の状態5の補正タイマ閾値Y5を計算して、Y5=Y4*X0/X4=10を得る。なお、(説明4)で述べたようにY4=Y3*(X0+A3)/X3、X3=X0である為、次回の補正タイマ閾値Y5は前々回の補正タイマ閾値Y3と等しくなる。前々回の補正タイマ閾値Y3は、入力クロックが第2のクロック発振部11のクロックの時、定常時のタイマ割込み発生間隔と等しくなる値である。また、X4≠X0の条件が成立することから、クロック過不足数A5の計算には前述の(3)式を適用する。クロック過不足累積部15が、クロック過不足数A5を計算して、A5=A4+X0−X4=0を得る。クロック過不足累積部15がA5を記憶する。
次の状態5の期間も、入力クロックは高速の第2のクロックのままであったとする(図3B_状態5、図4B_状態5)。前回補正された補正タイマ閾値Y5はY4より小さく、かつ入力クロックに変化がないため、前回よりも短い間隔でタイマ割込みが発生する(図3B_状態5の最後の部分、図4B_状態5)。この時に測定された、クロック測定部13が測定した、第1のクロック発振部10のクロックパルス数をX5とする。入力クロック周波数に変化がなく、また、補正タイマ閾値Y5は前々回の補正タイマ閾値Y3と等しい値であった為、X5=X3=X0となる。X5=X0の条件が成立することから補正タイマ閾値Y6の計算には前述の(2)式を適用する。タイマ閾値補正部16が、次の状態6の補正タイマ閾値Y6を、Y6=Y5*(X0+A5)/X5の式で計算するが、X5=X0、Y5=Y3、A5=0であるため、補正タイマ閾値Y6は補正タイマ閾値Y3と等しく10になる。よって、入力クロック周波数が変更されない限り、タイマ割込み発生間隔は、定常状態のタイマ割込み発生間隔と等しくなる。また、X5=X0の条件が成立することから、クロック過不足数A6の計算には前述の(4)式を適用する。クロック過不足累積部15が、クロック過不足数A6を計算して、A6=A5+X0−X5=0を得る。クロック過不足累積部1がA6を記憶する。
3 第1の記憶部
4 第2の記憶部
5 判断部
10 第1のクロック発振部
11 第2のクロック発振部
12 入力クロック選択部
13 クロック測定部
14 パルス数比率算出部
15 クロック過不足累積部
16 タイマ閾値補正部
17 タイマ発生部
100 割り込み信号
110 補正タイマ閾値
Claims (9)
- 基準となる第1のクロックを出力する第1のクロック発振手段と、
前記第1のクロック発振手段とは異なる基準となる第2のクロックを出力する第2のクロック発振手段と、
自装置の動作中に、前記第1のクロックと前記第2のクロックのいずれかのクロックに切替えて、切替えた前記クロックをタイマ発生部に出力する入力クロック選択部と、
前記クロックでカウントするパルス数を測定する入力クロック測定部と、
前記クロックの切替え前および前記クロックが切替えられた際のそれぞれで、前記入力クロック測定部が、割り込み信号を受け付けた時点から次の割り込み信号を受け付けるまでの期間にカウントする前記クロックの前記パルス数を比較して、前記パルス数の過不足の累積を行うクロック過不足累積部と、
前記入力クロック測定部が測定した各前記期間中の前記パルス数の比と前記過不足を示す差とを算出するパルス数比率算出部と、
前記比と前記差とから前記割り込み信号を出力する条件の閾値を与えるタイマ閾値補正部と、
前記入力クロック選択部からのクロックでカウントするカウンタを有し、前記閾値による前記期間ごとに前記割り込み信号を出力するタイマ発生部と、
を備え、
前記入力クロック測定部は、前記クロックを受け取り、前記タイマ発生部が出力した第1の割り込み信号と次の周期である第2の割り込み信号との前記期間に受け取った前記クロックのパルス数を計側して第1の測定値とし、前記第1の測定値を測定した後の次の期間の測定値を第2の測定値として、前記第1の測定値と前記第2の測定値とを前記パルス数比率算出部に出力し、
前記クロック過不足累積部は、前記第1の測定値と前記第2の測定値との差に、前の期間で得られた第1の累積値を加算して第2の累積値を求め、次の前記期間の加算で、前記第1の累積値に前記第2の累積値を代入して再帰的に算出した前記第2の累積値をクロック過不足数として前記タイマ閾値補正部に出力し、
前記パルス数比率算出部は、さらに前記第1の測定値と前記第2の測定値が一致するか否かの判断情報と、前記第1の測定値と前記第2の測定値との前記比と、を前記タイマ閾値補正部に出力する判断部
を含み、
前記タイマ閾値補正部は、前記判断部から、前記判断情報と前記比の情報を受け取り、前記カウンタの前記閾値を算出して当該閾値を記憶し、当該閾値を前記タイマ発生部に出力し、
前記タイマ発生部は、前記カウンタのカウント値を前記タイマ閾値補正部が出力した前記閾値に設定して前記カウンタを、前記クロックでカウントダウンさせて、前記カウント値が0になった時に、前記タイマ発生部から、前記第1の割り込み信号及び前記第2の割り込み信号を前記入力クロック測定部に出力する、
タイマ補正装置。 - ソフトウエアにより、前記比を求める複数の計算式の中から、何れか一つの計算式を選択して計算する請求項1に記載のタイマ補正装置。
- 前記第2のクロック発振手段は、プログラムにより、周波数を任意に変更することを特徴とした請求項1または請求項2に記載のタイマ補正装置。
- 基準となる第1のクロックを発振させ、
前記第1のクロックとは異なる基準となる第2のクロックを発振させ、
自装置の動作中に、前記第1のクロックと前記第2のクロックのいずれかのクロックに切替えて、切替えた前記クロックをカウントするカウンタを有するタイマ発生部に出力し、
前記クロックを受け取り、第1の割り込み信号と次の周期である第2の割り込み信号との期間に受け取った前記クロックのパルス数を測定して第1の測定値とし、前記第1の測定値を測定した後の次の期間の測定値を第2の測定値として、前記第1の測定値と前記第2の測定値とを出力し、
前記第1の測定値と前記第2の測定値との差に、前の期間で得られた第1の累積値を加算して第2の累積値を求め、次の前記期間の加算で、前記第1の累積値に前記第2の累積値を代入して再帰的に算出した前記第2の累積値を出力し、
前記第1の測定値と前記第2の測定値が一致するか否かの判断情報と、前記第1の測定値と前記第2の測定値との比を出力し、
前記判断情報と前記比の情報を受け取り、前記カウンタの閾値を算出して当該閾値を記憶し、当該閾値を出力し、
前記カウンタのカウント値を前記出力した前記閾値に設定して前記カウンタを、前記クロックでカウントダウンさせて、カウント値が0になった時に、前記タイマ発生部から、前記第1の割り込み信号及び前記第2の割り込み信号を出力する、タイマ補正方法。 - 前記比を求める複数の計算式の中から、何れか一つの前記計算式を選択する請求項4に記載のタイマ補正方法。
- 前記第2のクロックの周波数を任意に変更することを特徴とした請求項4または請求項5に記載のタイマ補正方法。
- 基準となる第1のクロックを発振させ、
前記第1のクロックとは異なる基準となる第2のクロックを発振させ、
自装置の動作中に、前記第1のクロックと前記第2のクロックのいずれかのクロックに切替えて、切替えた前記クロックをカウントするカウンタを有するタイマ発生部に出力し、
前記クロックを受け取り、第1の割り込み信号と次の周期である第2の割り込み信号との間に受け取った前記クロックのパルス数を測定して第1の測定値とし、前記第1の測定値を測定した後の次の期間の測定値を第2の測定値として、前記第1の測定値と前記第2の測定値とを出力し、
前記第1の測定値と前記第2の測定値との差に、前の期間で得られた第1の累積値を加算して第2の累積値を求め、次の前記期間の加算で、前記第1の累積値に前記第2の累積値を代入して再帰的に算出した前記第2の累積値を出力し、
前記第1の測定値と前記第2の測定値が一致するか否かの判断情報と、前記第1の測定値と前記第2の測定値との比を出力し、
前記判断情報と前記比の情報を受け取り、前記カウンタの閾値を算出して当該閾値を記憶し、当該閾値を出力し、
前記カウンタのカウント値を前記出力した前記閾値に設定して前記カウンタを、前記クロックでカウントダウンさせて、カウント値が0になった時に、タイマ発生部から、前記第1の割り込み信号及び前記第2の割り込み信号を出力する処理をコンピュータに実行させるタイマ補正プログラム。 - 前記比を求める複数の計算式の中から、何れか一つの前記計算式を選択する処理を行う請求項7に記載のタイマ補正プログラム。
- 前記第2のクロックの周波数を任意に変更する処理を行う請求項7または請求項8に記載のタイマ補正プログラム。
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