JP6517200B2 - 飲料用カプセル及び製造装置と製造方法 - Google Patents

飲料用カプセル及び製造装置と製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、自動ディスペンスマシンにおいて飲料等の製品を用意するためのカプセルや容器に関する。本発明は特に、加圧流体との相互作用によって最終製品となる初期製品を収容し、使い切りとなる密封カプセルに関する。
本発明はさらに、そのようなカプセルを作製するための装置と方法に関する。
ディスペンスマシンで使用される既知のカプセルは、使い切りとなる容器であり、液体や気体を通さないプラスチック製で、ビーカーやカップの形状をした外部ケースを備える。この外部ケースは、飲料を得るために製品を入れる上部開口部を画定する側壁と底壁を備えている。上部開口部は、一般的にアルミニウムシートやプラスチックフィルムなどのカバー部材によって密閉され、それによって容器内の製品を密封する。カバー部材は通常、ケースのフランジ状の端部(ケースの周囲に渡る環状の端部)に固定される。該端部は底壁と対向し、上部開口部の周囲に配置される。
カプセルは穿孔可能であり、孔を開けることで水などの加圧流体が供給されて、飲料が飛び出すようになっている。具体的には、ケースのカバーと底壁がディスペンスマシンの然るべき手段によって穿孔される。それによって、加圧流体を上側から供給し、飲料を下側から抽出する。
図1に模式的に示したように、既知のタイプのディスペンスマシン500は、カプセル550を受け入れ封入するハウジング501を備える。ハウジング501の底部には、穿孔手段502が設けられている。穿孔手段502によって、カプセル550の底壁551を穿孔し、加圧流体を注入したり、またはそこから飲料を抽出するようになっている。装置の使用中、高い作動圧によって流体や飲料がハウジング501から漏れることを防ぐため、カプセル550とハウジング501の間には密閉手段503が配置される必要がある。
一般的に密閉手段503は、エラストマー材料から成る環状のワッシャーを備える。ワッシャーは、カプセル550のフランジ端部552とハウジング501の当接部505の間に配置される。ハウジング501内のカプセル550が閉じられると、穿孔部材504が密閉手段503を圧縮し、流体が密閉される。
このような方法にも欠点がある。使用によってワッシャーが摩耗・劣化した場合、飲料を抽出するたびに、ワッシャーが適切に洗浄されないまま製品や流体と接触することになる。よって、衛生面の観点からは、この方法が最適であるとは言えない。
この欠点を解消するため、可撓性材料(通常、エラストマー材料)から成る密封手段を備えたカプセルが知られている。このようなカプセルでは、それがディスペンスマシン内に配置され圧縮されると、密閉が確保される。このような密閉手段は、密閉手段の無いディスペンスマシンにおいても使用できる。
欧州特許第1654966号は、エラストマー材料から成るカプセルの円周端に弾性密閉部材が固定された飲料用カプセルを記載する。この弾性密閉部材は、カプセルを形成する材料とは違う材料であるシリコーンゴムから形成されており、カプセルのケースの周囲端部、または底壁においてケースに固定される。
しかしながら、このタイプのカプセルは、非常に高価である。というのも、カプセルのケースとシリコーンゴムの密封要素とが結合されなければならず、これが熱溶着では難しいからである。
カプセルは欧州特許第2303077や欧州特許出願2389326からも知られており、それらはカプセルのケースと同じ材料で作製された密封要素を備えている。この場合の密閉部材は、カプセルの端部に同心円状に配置された複数の円周隆起として構成されている。ただこの場合、カプセルがディスペンスマシンに挿入された時に、最適な密閉が得られるようにするには、射出成形などにおいて高い加工精度が必要である。
そのための加工精度が達成されなければ、加圧流体がカプセルに注入されたり、またはカプセルが挿入されたハウジングを満たした場合、望ましくない漏れが発生しうる。
本発明の目的の一つは、既知の飲料用カプセル、特に、カプセルを収容し、かつ密閉して囲むのに適したハウジングを備えた既知のディスペンスマシンで使用可能なカプセルを改善することにある。
他の目的は、既知のディスペンスマシンで使用でき、飲料提供の際に、ハウジングに特別な密封手段を必要とせずに密封を確保できるカプセルを作製することである。
更なる目的は、安価で扱いやすいカプセルを得ることである。
また、そのようなカプセルを製造するための、操作が簡単で信頼性の高い装置、及び生産性が高い製造方法を提供することも目的の一つである。
本発明の第一の態様によれば、添付の請求項1とそれに付随する一つ以上の請求項に記載の飲料用カプセルが提供される。
本発明の第二の態様によれば、添付の請求項14とそれに従属する一つ以上の請求項に記載のカプセル製造装置が提供される。
本発明の第三の態様によれば、添付の請求項23とそれに従属する一つ以上の請求項に記載のカプセル製造方法が提供される。
本発明の実施形態のいくつかを非限定的な例を用いて示した添付の図面を参照することによって、本発明が理解及び実施されよう。
図1は、既知のタイプのディスペンスマシンに関する既知の飲料用カプセルを示す模式断面図である。 図2は、ディスペンスマシンに関する本発明のカプセルを示した模式断面図である。 図3は、本発明によるカプセルの部分前面図であり、ある図示部分は明瞭化のために切断してある。 図4は、図3のカプセルの端部の部分拡大断面図である。 図5は、図3のカプセルの他の実施形態による同端部の部分拡大断面図である。 図6は、予備形成ステップにおける、本発明による形成装置の形成手段の模式前面図である。該ステップでは、第一操作手段と第二操作手段が、シート材料を成形するための形成位置に配置されており、第二操作手段の一部であるパンチが、該シート材料と接触しない休止状態の上げ位置に配置されている。 図7は、図5の形成装置の模式前面図であり、形成ステップの初期操作を示す。該ステップでは、パンチが作動状態の下げ位置に配置され、第一操作手段の座部と協働する。
図2を参照すると、本発明による飲料用カプセル1が示されている。カプセル1は後述するディスペンスマシン60で使用可能で、ディスペンスマシン内部に高温の加圧流体Fが注入されることにより、最終製品、特に、コーヒー、麦茶、ハーブティー、お茶、チョコレートなどの温かい飲み物を作り出す。
本発明によるカプセル1は、外部ケース(容器)2を備え、この外部ケース2は、空洞5を画定する底壁3と側壁4とを備えている。空洞5は開放されており、初期製品Pを入れるのに適している。初期製品Pとは例えば、水などの流体と混合されて最終製品を得るための可溶性のまたは濾過可能な食品製品である。底壁3と側壁4によって、カプセル1のほぼビーカー状またはカップ状ボディが形成される。
ケースはさらにフランジ状端部7を備え、この端部7は側壁4に接続され、そこから延在するように空洞5の開口の周囲に配置されている。また端部7は、底壁3に対向し、空洞5に対して外側を向いている。
ケース2は、熱成形可能なプラスチックシート100を成形することで作られる(図6及び図7参照)。プラスチックシート100は、初期製品Pから最終製品を用意するプロセスに適したものであり、例えば、100℃までの温度と5barまでの圧力に変形せずに耐えることができる。
プラスチックシート100の厚さは、15ミクロンから1200ミクロンの間で、特に15ミクロンから700ミクロンの間であり、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリアミド(PA)などのポリオレフィンから作製されてよい。
具体的に説明すると、シート材料は:初期製品Pに接触及び/又は保護するのに特に適した層であり、例えば、湿気を通さないポリプロピレン(PP)で作られる第一層と;初期製品Pと接触せず、特に酸素や、また必要に応じて湿気などの気体を通さない材料で作られており、バリア層とも称される第二層と;外部層となる第三層と;から構成されてよい。
バリア層は、第一層と第二層の間に配置され、特に第一層が時間の経過により酸素を通すようになったとしても、空洞5の外部環境からの完全な隔離を確実なものとする。バリア層の厚さは、2ミクロンから100ミクロンの間で、特に15ミクロンから70ミクロンの間の厚さであり、酸素のみを通さない気体不浸透性のエチレンビニルアルコール(EVOH)、または酸素と湿気の両方を通さない気体不浸透性のポリ塩化ビニリデン(PVDC)によって作られる。
シート材料の第一実施形態によれば(図示せず)、第一層と第三層が、例えばポリプロピレン(PP)などの同一材料で作られ、両層の間にバリア層が配置された状態で結合される。それらの層は、同一の厚さを有してもよいし(例えば共に350ミクロン)、異なる厚さを有してもよい(例えば、第一層が500ミクロンの厚さで、第三層が300ミクロンの厚さ)。
第二の実施形態によれば(図示せず)、第一層はポリプロピレン(PP)から成る保持層であり、第二層はEVOHまたはPVDCから成るバリア層であり、第三層はポリプロピレン(PP)またはポリエチレン(PE)などを使って押出成形した層であり、第三層は15ミクロンの厚さであり、シート材料を作製する過程において第一層及び第二層に結合される。
このように、第一及び第二実施形態によるシート材料は、カプセルに入れられる初期製品Pを湿気や酸素から長期間保護するように選択される。
カプセルはさらに、ケース2の端部7に固定されるカバー部材8を備え、これによって、カプセル1、つまり開口している空洞5を密閉し、製品Pを保護する。カバー部材8は、アルミニウムシート、またはバリア層を有するプラスチック膜から成り、ディスペンスマシン60から最終製品を抽出するための抽出手段によって穿孔可能となっている。
カバー部材8は、熱溶接や超音波溶接、又は接着などによって、ケース2の端部7に固定されるが、以降明らかになるように、熱溶着(ヒートシーリング)でケースに固定されることが好ましい。
カプセルの底壁3は、カプセルの側壁4まで延在する環状端部3aによって囲まれた好ましくは円状の孔をさらに有する。カバー部材25は、カバー部材8と同様に、ディスペンスマシン60のカット手段、およびまたは、流体F注入手段によって穿孔可能であり、底壁3の外側から端部3aに固定される。それによって、前述のカバー部材8の場合と同様、孔が閉じられる。
カバー部材8、およびまたは、カバー部材25の厚さをグラムで表すと、80g/mから90g/mとなる。
カプセルの端部7は密封要素9を備え、この密封要素9は熱成形可能な少なくとも一つの突起10を備えている。突起10は、底壁の方を向き、空気や不活性ガスなどの流体を収容するのに適した少なくとも一つの開口している空洞11を画定する。
この空洞11も、ケース2の端部7に固定されるカバー部材8によって密閉される。これによって、端部7とカバー部材8との間で変形可能なクッションが作られ、これが密封要素9を画定する。
突起10に加え、端部7は、平らな環状端部6をも有する。
図2に示すように、ディスペンスマシン60は、既知のタイプのもので、詳細は省略するが、カプセル1を受け入れるのに適した座部(空間)61と、作動時にカプセル1を空間61の内側にしっかりと固定するためのロック手段62とを備えている。
ディスペンスマシン60はさらに、空間61の底部66に配置され、かつカプセルの底壁3、特にカバー部材25を穿孔するカット手段65を備えている。流体Fを注入するための手段(図示せず)は、加圧流体Fをディスペンスマシン60の座部61に供給するのに適している。供給された流体Fは、カット手段65によってカプセルの底壁3に開けられた孔を通して、カプセルの空洞5内に注入される。
抽出手段(図示せず)は、カバー部材8を穿孔し、カプセル1から最終製品を取り出せるように設けられる。
一つの使用条件においては、カプセル1のフランジ状端部7が、空間61が得られるディスペンスマシン60のロック手段62と支持フレーム67の部分63との間で、固定・圧縮される。
ロック手段62は、例えば、ケース2の端部7に作用する環状プレートを備えている。
フレーム67の支持部63の上には、当接手段64が設けられ、この当接手段64は、カプセル1の密封要素9に当接する一つ以上の環状突起を備えている。密封要素9は、空気や不活性ガスなどの流体によって満たされた変形可能なクッションであるため、作動時にロック手段62が引き起こす接触圧によって、局所的に変形し、おおむね当接手段64の環状突起の形状になる。
このように密封要素9は、圧縮された場合、ディスペンスマシン60の当接手段64と密封係合することができる。
このような変形により、端部7が確実に、フレーム67の支持部63によって最適に密閉される。これによって、抽出操作ステップ時に、加圧流体Fや最終製品の端部7からの漏れを防ぐ。
熱成形によって得ることのできる突起10は、端部7の第一の環状円周領域12(図4参照)に配置される。この突起10もビーカーまたはカップ状であり、カプセル1の底壁3に平行な底壁13と側壁14とを備える。これらは開口している空洞11を画定する。
第一環状領域12は、端部7における突起10の径方向寸法(カプセル1の対称軸Aに対して径方向)によって作成される。つまり、空洞11の開口部の径方向における最大幅として形成される。
このように密封要素9は、第一環状領域12において単一の一続きの環状突起10を備えてよい。この場合空洞11は、対称軸Aに対して空洞5よりも径方向外側に配置された一続きの環状部である。
図示しない他の実施形態においては、密封要素9が、第一環状領域12の異なる部分に配置された複数の突起10を備える。この場合、第一環状領域12において径方向に配置され離間した複数の空洞11が画定される。
さらに他の実施形態においては(図示せず)、それら複数の突起10が、端部7における第一環状領域12と第二環状領域(図示せず)の異なる部分に配置される。この場合、第二環状領域は、対称軸Aに対する径方向において、第一環状領域12より外側に配置される。
第一環状領域12の径方向幅、つまり径方向に測定された幅は、カプセル1がディスペンスマシンの様々なモデルに対応し、ディスペンスマシン60の当接手段64が径方向にどのように配置されていても当接手段64に当接できるように選択される。任意ではあるが、突起10が同心円状の異なる環状領域に配置され、第一環状領域12と第二環状領域が存在する場合、下記に示す径方向幅の測定値は、第一環状領域12と第二環状領域の両方を含む径方向幅に対しても、本発明の範囲から逸脱することはないと見做されることがわかる。
図4に示すように、第一環状領域12の径方向幅は、1.50mmから2.8mmの間で、特に好ましくは、1.60mmから2.50mmの間で、特に好ましくは1.67mmである。
さらにカプセル1の側壁4から第一環状領域12までの距離15は、1.20mmより小さく、特に好ましくは0.75mmである。
なお、図4に示すカプセル1において、距離15はゼロとはならない。というのも、おおむね環状の空間16が、カプセルの側壁4と突起10の側壁14との間に配置され、それによって突起10がカプセル1の側壁4から離間されるからである。
図5に示す他の実施形態によるカプセルでは、カプセルの側壁4と突起10の側壁14は共通の起点を有しており、それらによって鋭い頂角17が形成されているので、環状空間16が存在せず、突起10とカプセル1の側壁4との間の距離はほぼゼロである。
以降明らかになるように、平らな環状端部6の寸法も密封要素9の形成に寄与する。平らな環状端部6の径方向幅23は、好ましくは1.2mmから1.5mmの間で、好ましくは1.42mmである。
他方、対称軸Aと平行な軸における寸法を見ると、突起10の縦方向寸法18(つまり高さ)は、カプセル1の底壁3の方を向いた平らな環状端部6の面6aから突起10の底壁13にかけて、0.6mmから0.80mmである。突起10の底壁13がカプセル1の底壁3と平行である場合、縦方向寸法18は一定であり、好ましくは0.75mmである。
しかしながら、熱成形が平らな環状端部6よりも深い端部7の箇所で行われた場合、突起10の縦方向全寸法は、ケース2の厚さと縦方向寸法18の合計よりも大きくてよい。例としては、図5のように、カプセルの頂点17が、端部7の平らな環状端部6の面6bで、面6aと反対の面と同じ高さにない場合が挙げられる。
端部7におけるケース2の厚さに関しては、以下の場合に、密封要素の変形が効果的であると実験によって確かめられた。端部7において、ケースの厚さが0.10mmから0.60mmの間であるとき。特に、突起10において、ケース2の第一厚さ19が0.10mmから0.60mmの間であるとき(特に好ましくは、0.15mmから0.55mmの間、特により好ましくは0.15mmから0.40mmの間、特に好ましくは0.15mmから0.20mmの間のとき)。また、平らな環状端部6が、0.10mmから0.60mmの間の第二厚さ20を有するとき(特に好ましくは、0.15mmから0.55mmの間、特により好ましくは0.15mmから0.40mmの間、特に好ましくは0.20mmから0.25mmの間のとき)。
第一厚さ19及び第二厚さ20は、密封要素9がディスペンスマシン60の当接手段64によって圧縮された場合、それが屈曲・変形するように適切に選択される。
カバー部材8は、特に熱溶着によってカプセル1の端部7に結合される。その場合、第一環状領域12に対して少なくとも径方向内側の第一環状結合部21と、径方向外側の第二環状結合部22を介して結合される。
第一結合部21の径方向幅は、0.3mmから0.6mmの間で、好ましくは0.4mmである。
第二結合部22の径方向幅は、1mmから1.8mmの間で、好ましくは1.42mmである。第二結合部22は、平らな端部6におおむね沿って延在する。
カプセル1が複数の突起10を備え、それらが端部7の第一環状領域12や第二環状領域の異なる箇所に配置された場合、第一結合部21や第二結合部22を超えた先には、第三結合部が配置される。第三結合部は、第二環状領域に対して径方向外側に位置する。そして、特に熱溶着によるカバー部材8とカプセル1の端部7との結合の際には、第三結合部も使われる。
この場合、第一結合部21と第二結合部22の径方向幅は、0.3mmから0.6mmの間で、好ましくは0.4mmである。他方、第三結合部の径方向幅は、それが平らな環状端部6の全面において延在する限りは、1mmから1.8mmの間で、好ましくは1.42mmである。
第一結合部21、第二結合部22、任意の第三結合部は、とりわけ熱溶着によって得られる場合、遮断機能を有する。というのも、それらによって、カプセルが初期製品Pを理想的な状態で長期間保存することが可能になると同時に、ディスペンスマシン60の当接手段64によって密封要素9が屈曲・変形した場合でも、密封要素9は不変のまま維持されるためである。つまり、結合部が圧力を受けた場合でも、結合部自体は変形せず、密封要素9が完全な状態でケース2に結合されたままになる。
よって、本発明のカプセル1は、抽出ステップの際にディスペンスマシン内で最適な密封を確保することができる。その際、ディスペンスマシン、およびまたは、カプセルに関連する特別なワッシャーを使用しなくともよい。
上記のように、抽出手順においては最適な衛生環境が確保され、また、カプセルがプラスチックシートの熱成形によって迅速かつ容易に得られることから、カプセルの製造コストも下げることができる。また、端部7とカバー部材8との間に変形可能なクッションを設け密封要素9を画定したことにより、カプセルがディスペンスマシン60の様々なタイプの当接手段64に対応することができ、ディスペンスマシンの型の種類ごとに端部7の形状を変更する必要もない。
よって、本発明のカプセル1は、ディスペンスマシン60の様々なモデルに対応することができる。
なお、密封要素9の変形性は、それ自体が変形可能であるシート材料のタイプによって確保されるが、特に、熱成形で得られる、カプセル1の端部7におけるケース2の厚さによるところが大きい。
特に、エアクッションの変形性と屈曲性、及び密封要素9としての突起10の効果は、突起10における熱成形されたケース2の厚さ19によって確保される。また、実験によって、平らな環状端部6の適切な厚さ20と径方向幅23を選択することが重要であると認められた。平らな環状端部6も、効果的な密封に寄与するからである。
実際のところ、端部7の平らな環状端部6は変形し、径方向幅23の全体に渡ってディスペンスマシンの当接手段の形状にあわせることができ、それによって、望ましくない液体流出が阻止される。
熱成形によるカプセル製造の容易さ、及び突起10の2つの側に配置した第一結合部21と第二結合部22に単一のカバー部材8を被せることによって、変形可能なクッションが容易に作製され、製造コストを大幅に減らすことができる。
熱成形シート材料100を成形することによってカプセル1を作製する形成装置は、図6及び図7に見られる、カプセルのケース2を形成するための形成手段を備えており、その形成手段は図示しない形成ステーションに関わるものである。ケース2は、空洞5を画定する底壁3及び側壁4と、側壁4から延在する端部7とを備えている。
形成装置はさらに、該形成ステーションの上流または下流に配置された複数のワークステーション(図示せず)を備えている。それは例えば、形成ステーションの上流に配置される加熱ステーションがある。加熱ステーションでは、以降のステーションでシート材料100を軟化させ変形させるために、シート材料100を高温に加熱する。形成ステーションの下流にはさらにカットステーションが配置され、そこでは、適切なカット手段を使ってケース2に孔を開ける。孔を開ける部分はカプセルの底壁3であり、孔を形成することによって環状端部3aが形成される。さらに、第一結合ステーションが設けられ、そこでは特に熱溶着によって、カバー部材25を底壁3の端部3aに結合し、開けられた孔を外部から閉じる。カット手段はさらに、シート材料100から熱成形によって得られたケース2を、このシート材料100から切り離す。第一結合ステーションは、カットステーションの上流または下流に配置されてよく、カプセルの底壁3を熱成形されたケース2で閉じてもよい。この場合、熱成形されたケース2は、すでに切り離されている場合もあるし、シート材料100に連結したままの場合もある。
ケース2の空洞5を製品Pで満たすための充填ステーションは、カットステーションの上流または下流に配置されてよい。この理由は、充填工程と形成工程は一つのラインで行われないため、熱成形されたケース2は、シート材料100につながっているが充填できる(カバー部材25が底壁3に結合され孔が閉じられた状態)場合もあるし、個々にカットされ互いに切り離されて充填可能な場合があるからである。さらに、第二結合ステーションが設けられ、これによって第一結合部21、第二結合部22、そして任意ではあるが第三結合部において、カバー部材8をケース2の端部7に特に熱溶着で結合する。
ケース2の形成手段は、第一操作手段202と第二操作手段203を備える。これらは互いに対向する側に、例えば、供給されるシート材料100の下側と上側に、それぞれ配置され、シート材料100が供給される離間位置(図示せず)とシート材料100が成形されカプセルのケース2が形成される形成位置(図6及び図7参照)との間を形成軸に沿って移動可能である。
既知の手法によって、第一操作手段202には、おおむね平坦で、形成時にシート材料を支持するための支持面204が備え付けられている。第一操作手段202はさらに、ケース2の底壁3と側壁4を形成するのに適した底壁207と側壁206を有する座部205を有している。座部205は、カプセルのボディを形成するため、おおむねカップ状である。
第一操作手段202はさらに、座部205の口部209と連通する空間208を備えている。この空間208の寸法は、平面図で見た場合、座部205より大きい。また、空間208は、座部205を囲む当接壁210を備えている。当接壁210は、支持面204から離間しており、かつ支持面204に対してほぼ平行である。当接壁210が支持面204から離間している理由は、以降詳しく説明される。
第一操作手段202はさらに、シート材料を急速に冷やすのに適した流体が流れる導管(図示せず)を備えている。シート材料の冷却は、最終形成ステップにおいて、シート材料が第一操作手段202の座部205内で変形された時に行われる。それによって、熱成形後、カプセル1のボディは適度な剛性を備える。
第二操作手段203には、既知の手法によって、閉空間212を囲むベル211が備え付けられている。閉空間212内では、第一操作手段202と第二操作手段203が形成位置にあるとき、カプセル1のケースが形成される。
第二操作手段203はさらに、ベル211内で移動可能なパンチ218を備えている。パンチ218は、休止状態の上げ位置と作動状態の下げ位置との間を移動する。上げ位置とは、予備形成ステップにおいて、パンチ218が休止状態でシート材料と接触しない位置(図6参照)であり、下げ位置とは、少なくとも第一形成操作ステップにおいて、パンチ218が座部205と協働して、座部205に対してシート材料100を押し付けるためにシート材料100を捕える位置(図7参照)である。
第二操作手段203はさらに、カプセル1の形成時にシート材料を支持面204に対してロックするプレート手段213と、空間214とを備えている。空間214は、空間208と共にチャンバー215を画定するのに適している。チャンバー215は、第一形成ステップにおいてパンチ218に捕えられるシート材料の成形部216を囲む。
第二操作手段203はさらに、圧縮空気217を供給するための手段を備えている。該手段は、最終形成ステップ(図示せず)において、圧縮空気217をチャンバー215内に供給し、シート材料100を座部205の底壁207と側壁206、及び当接壁210に対して押し付ける。これにより、カプセルのケース2の底壁3、側壁4、端部7が形成される。
これを可能にするため、プレート手段213には孔223が取り付けられ、このことによって、パンチ218と圧縮空気がチャンバー215内に進入し、さらに第一操作手段202の方向へ進むことができる。
本発明によれば、第一操作手段202はさらに少なくとも1つの座部219を備えている。座部219は、口部220を介して空間208に連通する。
座部219は、形成軸Bに対して座部205より径方向外側に配置されており、最終形成ステップにおいて、チャンバー215内に供給される圧縮空気を利用して、ケース2の端部7に空洞11を形成するのに適している。その際、同時に対応する突起10も形成される。
座部219は、形成軸Bに対して径方向に位置する、当接壁210の第一環状部221において得られる。第一環状部221は、形成されたカプセル1における端部7の第一環状領域12に相当し、第一環状領域12内には上述のように突起10が配置される。第一環状部221は、ケース2の端部7に第一環状領域12を形成するのに適している。
座部219は、座部205の底壁207とほぼ平行な底壁222を備える。
座部219が第一環状部221に配置された一続きの環状溝である場合、形成手段201によって得られるケース2の、つまり、完成したカプセルの突起10も一続きの環状突起となる。
他方、第一操作手段202が、第一環状部221の異なる部分に配置された複数の溝(図示せず)を備える場合、形成手段202と203によって形成されるカプセル1は、複数の突起10を備える。
本発明による他の実施形態(図示せず)では、第一操作手段202が、第一環状部221と第二環状部の異なる箇所に配置された複数の溝を備えてよい。この場合、第二環状部は、第一環状部221よりも径方向外側に配置される。この実施形態によれば、第一環状領域12と第二環状領域に沿って配置された突起を有するケース2、つまりカプセルが得られる。
上述のように形成装置は、形成後のシート材料をカットするためのカット手段を備え、このカット手段によって、端部7と底壁3及び側壁4から作られたカップボディとを有する形成されたケース2が得られる。カット手段は、仕上がったカプセルに所望の寸法の環状端部6を形成するため、第一環状部221の外側で221から距離を置いてシート材料をカットするよう配置される。
形成装置はさらに結合手段を備え、この結合手段(図示せず)の第一結合部と第二結合部において、カバー部材8を熱成形されたケース2に熱溶着できる。それによって、第一環状結合部21と第二環状結合部22においてカバー部材8が結合されたケース2を有する仕上がったカプセルが得られる。
このように、カバー部材8は空洞5と空洞11を密閉することができ、その際空洞11には空気が閉じ込められるので、変形可能なクッションが形成され、それが密封要素9を画定する。密封要素9は圧縮された場合変形し、ディスペンスマシンの当接手段64と密封係合する。代替的に、かつ本発明の範囲を限定せずに、空気以外の流体、例えば窒素などの不活性ガスを既知の手法により供給し、カプセル内の製品Pの完全性を保ってもよい。
上記の装置を用いて本発明のカプセル1を形成するため、カプセルのケース2を形成する方法を提供する。該形成方法は、予備形成ステップにおいて、形成軸Bに沿って互いに接近及び離間可能な第一操作手段202と第二操作手段203を、接触した状態で形成位置に配置するステップと、第二操作手段のパンチ218を、それが休止状態となる上げ位置に配置するステップとを備える。
形成方法はさらに、シート材料を支持し、第一操作手段202の座部205によって、カプセルのケース2の底壁3と側壁4を形成するステップと、座部205の口部209と連通し、平面図で見た場合、座部205より寸法が大きい空間208を設けるステップとを有する。
形成方法はさらに、空間208と第二操作手段203の空間214との間でチャンバー215を画定し、シート材料100の成形部(成形される部分)216を囲むステップと、少なくとも、第二操作手段203のパンチ218が成形部216を捕らえ、それを座部205に対して押し付ける第一形成ステップにおいて、シート材料をロックするステップとを備える。
第一形成ステップにおいては、図7に示すように、パンチ218が下げられることにより、成形部216の中央部216aが捕らえられ、中央部216aが座部205に対して押される。
なお、当接壁210はシート材料が支持され移動する支持面204から離間しているため、成形部216には、チャンバー215内でプレート手段213によって吊り上げられる、中央部216aからロック箇所に渡る側部216bが存在する。言い換えれば、縦の形成軸Bを基準に考えると、座部205と座部219は支持面204よりも下に位置するということでもある。そのような吊り上げられた側部216bによって、シート材料が最適な熱成形温度を保つことができ、シート材料がケース2の最終的な形状になる前に、座部205の冷却された壁と接触して不必要に冷却されることを防ぐ。
また、このようにして、シート材料100がさらに縦方向に引き伸ばされた場合、特にロック箇所におけるプラスチックの蓄積を防ぐことができる。
パンチ218が下げ位置に配置され、シート材料を捕らえたら、最終形成ステップにおいて圧縮空気がチャンバー215に供給され、シート材料が座部205と、座部205を囲む空間208内の当接壁210に対して押し付けられる。このようにして、ケース2の側壁4から延在する端部7が形成される。座部219も空間208と連通し、座部よりも径方向外側に配置されているため、最終形成ステップにおいて圧縮空気がシート材料を座部219の底壁222と側壁に対して押し付けると、空洞5と同時に、空洞11もケース2の端部7に形成される。
なお、ケース2の形成は、最終形成ステップにおいて圧縮空気が供給されることによって終了する。
側部216bが吊り上げられたことによって、シート材料において理想的な成形温度よりも低い領域がなくなる。よって、ケース2が圧縮空気によって第一操作手段202の冷却された面に対して押し付けられて固定されても、不正確に形成された領域が無い、規定の、正確な最終形状になる。
形成後、特に熱成形後は、ケースの底壁3がカットされ、以降行われる空洞5への充填を可能にするため、カバー部材25が底壁3に結合される。
空洞5が初期製品Pで満たされたら、熱溶着でカバー部材8をケース2の端部7に結合し、ケース2を密閉する。それによって、空洞5には初期製品Pが入れられ、空洞11には流体、空気、不活性ガスが入れられた状態になる。
本発明の装置と方法によれば、密封要素9が熱成形によって容易かつ安価に作製でき、それと同時に、座部205と座部219によって、ケース2の空洞5とその端部7における空洞11が形成できる。
また、空洞5と空洞11を同一のカバー部材8で密閉し、単に空気を空洞1に、または、不活性ガスなどの異なる加圧流体を空洞11に対して供給することで、変形可能なクッションが形成される。クッションは、圧縮されると変形し、かつディスペンスマシンの当接手段64と密封係合するカプセルの密封要素9を画定する。

Claims (21)

  1. 最終製品を得るために流体(F)と混合される初期製品(P)を収容するのに適した空洞(5)を画定する底壁(3)及び側壁(4)と、前記側壁(4)から延在する端部(7)とを具備するケース(2)を備えた飲料用のカプセルであって、前記カプセルが前記端部(7)に結合されて前記空洞(5)を密閉するカバー部材(8)をさらに備え、前記カバー部材(8)が、前記カプセルが使用可能なディスペンスマシン(60)の抽出手段によって穿孔可能であるものにおいて、前記ケース(2)が熱成形可能なプラスチックシートによって形成され、前記端部(7)が、前記底壁(3)の方を向いた少なくとも1つの突起(10)であって、前記端部(7)の第一環状円周領域(12)に配置されている、前記形成によって得られた少なくとも1つの前記突起(10)を具備する密封要素(9)を備え、前記突起(10)は空気や不活性ガスなどの流体を収容するための少なくとも1つの空洞(11)を画定し、前記カバー部材(8)が前記空洞(11)をも密閉するよう固定されて、前記端部(7)と前記カバー部材(8)との間で変形可能なクッションを形成し、前記クッションが、圧縮されたときに前記ディスペンスマシン(60)の当接手段(64)と密封係合する前記密封要素(9)を画定し、前記カバー部材(8)が、前記第一環状円周領域(12)の径方向内側に配置される第一環状結合部(21)と、前記第一環状円周領域(12)の径方向外側に配置される第二環状結合部(22)において、熱溶着で前記カプセル(1)の前記端部(7)に結合されていることを特徴とする飲料用カプセル。
  2. 請求項に記載のカプセルであって、前記突起(10)が前記第一環状円周領域(12)に配置された単一の一続きの環状突起を備えることを特徴とするカプセル。
  3. 請求項に記載のカプセルであって、前記密封要素(9)が前記第一環状円周領域(12)の異なる部分に配置された複数の突起を備えることを特徴とするカプセル。
  4. 請求項に記載のカプセルであって、前記複数の突起が、前記端部の前記第一環状円周領域(12)と第二環状円周領域の異なる部分に配置され、前記第二環状円周領域が前記第一環状円周領域(12)よりも径方向外側に配置されていることを特徴とするカプセル。
  5. 請求項乃至のいずれか一項に記載のカプセルであって、前記第一環状円周領域(12)の径方向幅が1.50mmから2.8mmの間、特に好ましくは1.60mmから2.50mmの間、特に好ましくは1.67mmであることを特徴とするカプセル。
  6. 請求項乃至のいずれか一項に記載のカプセルであって、前記第一環状円周領域(12)の前記側壁(4)からの距離(15)が1.20mmより小さく、好ましくは0.75mmであることを特徴とするカプセル。
  7. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のカプセルであって、前記突起(10)の縦方向寸法(18)が0.6mmから0.80mmの間で、前記縦方向寸法(18)は、前記カプセルの対称軸Aに平行な軸に沿って、前記カプセルの前記底壁(3)の方を向いた前記端部(7)の平らな環状端部(6)の面(6a)から前記突起(10)底壁(13)まで測定した値であり、前記突起(10)の前記底壁(13)が前記カプセル(1)の前記底壁(3)に平行な場合、特に、前記縦方向寸法(18)が一定で、かつ0.75mmであることを特徴とするカプセル。
  8. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のカプセルであって、前記端部(7)において、前記ケース(2)の厚さが0.10mmから0.60mmの間であり、特に突起(10)において、前記ケース(2)の第一厚さ(19)が0.10mmから0.60mmの間で、特に好ましくは0.15mmから0.55mmの間で、特にさらに好ましくは0.15mmから0.40mmの間で、特に好ましくは0.15mmから0.20mmの間であって、前記端部(7)の平らな環状端部(6)において、前記ケース(2)の第二厚さ(20)が0.10mmから0.60mmの間で、特に好ましくは0.15mmから0.55mmの間で、特にさらに好ましくは0.15mmから0.40mmの間で、特に好ましくは0.20mmから0.25mmの間であり、前記密封要素(9)が圧縮されると、前記ディスペンスマシン(60)の前記当接手段(64)によって前記密封要素(9)が屈曲・変形するような前記第一厚さ(19)及び前記第二厚さ(20)であることを特徴とするカプセル。
  9. 請求項1乃至のいずれか一項に記載のカプセルであって、前記端部(7)が、1.2mmから1.5mmの間の、好ましくは1.42mmの径方向幅(23)を有する平らな環状端部(6)を備えることを特徴とするカプセル。
  10. 請求項に従属する請求項5乃至9のいずれか一項に記載のカプセルであって、前記第二環状円周領域の前記径方向外側に配置された第三結合部を備え、前記カバー部材(8)が、前記第三結合部においても、特に熱溶着で前記カプセルの前記端部(7)に結合されることを特徴とするカプセル。
  11. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載のカプセルであって、前記熱成形可能なプラスチックシートが、前記初期製品(P)に接触及び/又は保護する少なくとも1つの第一層と、特に酸素を通さない材料で作製された第二層とを備えることを特徴とするカプセル。
  12. 空洞(5)を画定する底壁(3)及び側壁(4)と、前記側壁(4)から延在する端部(7)とを備えるケース(2)を備えるカプセルを、熱成形可能なプラスチックからなるシート材料(100)を成形することによって作製する形成装置において、前記形成装置は前記ケース(2)の形成手段(202、203)を備え、前記形成手段は、前記シート材料(100)を支持する支持面(204)と、前記ケース(2)の前記底壁(3)及び前記側壁(4)を成形するための座部(205)と、前記座部(205)の口部(209)に連通し、平面図で見た場合、前記座部(205)よりも大きい寸法の空間(208)と、を有する第一操作手段(202)と、前記シート材料(100)の成形部(216)を囲むチャンバー(215)を前記空間(208)と共に画定する空間(214)を備えるプレート手段(213)と、少なくとも第一形成ステップにおいて、前記座部(205)と協働し、前記成形部(216)を捕らえるパンチ(218)とを備える第二操作手段(203)と、を備え、前記プレート手段(213)が前記シート材料(100)を前記支持面(204)に対してロックし、前記第二操作手段(203)がさらに、最終形成ステップにおいて圧縮空気(217)を前記チャンバー(215)に供給し、前記シート材料(100)を前記座部(205)及び前記座部(205)を囲む前記空間(208)の当接壁(210)に押し付け、前記ケース(2)の前記底壁(3)と前記側壁(4)と前記端部(7)とを形成する手段を備え、前記第一操作手段(202)及び前記第二操作手段(203)が、形成軸(B)に沿って離間位置と形成位置との間で移動可能である前記形成装置において、
    前記第一操作手段(202)がさらに、口部(220)を介して前記空間(208)に連通する少なくとも1つの座部(219)を備え、前記座部(219)が前記形成軸(B)に対して前記座部(205)よりも径方向外側に配置されて、前記最終形成ステップにおいては前記圧縮空気(217)を利用して前記ケース(2)の前記端部(7)に空洞(11)を形成することを特徴とする形成装置。
  13. 請求項12に記載の形成装置であって、前記当接壁(210)の第一環状円周部(221)に前記座部(219)を得ることによって、対応する第一環状円周領域(12)を前記ケース(2)の前記端部(7)に形成することを特徴とする形成装置。
  14. 請求項13に記載の形成装置であって、前記座部(219)が前記第一環状円周部(221)に配置された一続きの環状溝であることを特徴とする形成装置。
  15. 請求項13に記載の形成装置であって、前記第一操作手段(202)が前記第一環状円周部(221)の異なる部分に配置された複数の溝を備えることを特徴とする形成装置。
  16. 請求項15に記載の形成装置であって、前記第一操作手段(202)が、前記当接壁(210)の前記第一環状円周部(221)と第二環状円周部の異なる部分に配置された複数の溝を備え、前記第二環状円周部が前記第一環状円周部(221)よりも径方向外側に配置されることを特徴とする形成装置。
  17. 請求項12乃至16のいずれか一項に記載の形成装置であって、前記座部(205)と前記座部(219)がそれぞれ底壁を備え、前記座部(205)の前記底壁(207)が前記座部(219)の前記底壁(222)とほぼ平行であることを特徴とする形成装置。
  18. 請求項12乃至17のいずれか一項に記載の形成装置であって、前記プレート手段(213)が孔(223)を備え、それによって前記圧縮空気(217)及び前記パンチ(218)が前記チャンバー(215)を通って、前記第一操作手段(202)の方へと向かうことを特徴とする形成装置。
  19. 請求項13乃至16のいずれか一項、または請求項13に従属する請求項17または18に記載の形成装置であって、前記第一環状円周部(221)の外側で前記シート材料(100)をカットするためのカット手段をさらに備え、前記カット手段が、前記シート材料(100)の進行方向に対して前記形成手段(202、203)よりも下流に配置されることを特徴とする形成装置。
  20. 請求項13乃至16のいずれか一項、または請求項13に従属する請求項17乃至19のいずれか一項に記載の形成装置であって、前記形成装置は、前記カプセルの前記空洞(5)を初期製品(P)で満たした後、少なくとも前記第一環状円周領域(12)の径方向内側に配置された第一環状結合部(21)と前記第一環状円周領域(12)の径方向外側に配置された第二環状結合部(22)において、カバー部材(8)を前記ケース(2)の前記端部(7)に特に熱溶着で結合するための結合手段をさらに備え、それによって、前記初期製品を収容する前記空洞(5)、及び、特に、空気や不活性ガスなどの流体を収容する前記空洞(11)を密閉して前記カプセルを完成させ、かつ、前記端部(7)と前記カバー部材(8)との間でエアクッションを形成し、前記エアクッションは、圧縮されると変形し、かつディスペンスマシン(60)の当接手段(64)と密封係合する前記カプセルの密封要素(9)を画定することを特徴とする形成装置。
  21. 熱成形可能なプラスチックからなるシート材料(100)を成形することによってカプセルのケース(2)を作製する形成方法であって、第一操作手段(202)によって前記シート材料(100)を支持するステップと、前記ケース(2)の底壁(3)と側壁(4)を形成するための座部(205)を設けるここと、前記第一操作手段(202)内に、前記座部(205)の口部(209)と連通し、平面図で見た場合、前記座部(205)よりも寸法の大きい空間(208)を設けることと、第二操作手段(203)内に空間(214)を設けて、前記空間(208)と前記空間(214)との間でチャンバー(215)を画定し、それによって前記シート材料(100)の成形部(216)を囲むことと、少なくとも、前記第二操作手段(203)のパンチ(218)が前記成形部(216)を捕らえ、それを座部205に対して押し付ける第一形成ステップにおいて、前記シート材料(100)をロックすることと、最終形成ステップにおいて圧縮空気(217)を供給し、それによって前記座部(205)と前記座部(205)を囲む前記空間(208)の当接壁(210)に対して前記シート材料(100)を押し付け、前記側壁(4)から延在する前記ケース(2)の端部(7)を形成することと、を備える方法において、
    前記方法は、前記座部(205)よりも径方向外側に配置された前記空間(208)と連通する少なくとも1つの座部(219)を設けて、前記最終形成ステップにおいて、前記圧縮空気(217)を利用して前記シート材料(100)を前記座部(219)に押し付けることで、前記ケース(2)の前記端部(7)に空洞(11)を形成するステップをさらに有することを特徴とする方法。
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