JP6536737B2 - 締結構造および電動過給機 - Google Patents

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Description

本開示は、第1導電部材と第2導電部材とを締結するための締結構造、および、その締結構造を備えた電動過給機に関する。
このような締結構造として、特許文献1に記載された構造が知られている。この構造では、L字状に屈曲した電極板の先端の端子板と、外部電極板とを、ボルトとナットとの螺合により締結している。電極板の屈曲部の内側にはナットホルダが配置されている。このナットホルダには、ナットの回転を防止し得るようにナットを収容する凹陥部が設けられている。ナットホルダの一部は、樹脂成形品に埋設される。ナットホルダと電極板とは、所定の間隔を保って、樹脂成形品にインサート成形されている。
特許第5640871号公報
第1導電部材と第2導電部材とを締結するスペースは、限られた狭小なスペースである場合がある。たとえば、壁部に対して、板状の第1導電部材が一定間隔をもって延在しており、その間隔が狭小であると、ボルトおよびナットを用いた締結は難しい。壁部に対して直接ボルトをねじ込んで締結することも考えられるが、ボルトの長さに相当する厚みを壁部に設けると、壁部が大型化してしまう。狭小なスペースでは、第1導電部材と壁部との間のナットを保持することも難しい。
本開示は、狭小なスペースであっても第1導電部材と第2導電部材とを容易に締結可能な締結構造、および、その締結構造を備えた電動過給機を説明する。
本開示の一態様に係る締結構造は、壁部から離間した位置で第1導電部材と第2導電部材とを締結するための締結構造であって、壁部の表面に対面し、表面との間で一定間隔をもって延在する板状の第1導電部材と、第1導電部材の上記表面とは反対側に配置されて、第1導電部材に締結される第2導電部材と、第1導電部材と壁部との間において、第1導電部材の厚み方向に延びる軸線を中心に配置されたナットと、第1導電部材および第2導電部材を貫通するように軸線に沿って配置され、ナットに螺合するボルトと、ナットと壁部との間に設けられて、ナットの少なくとも壁部側の一部分を収容すると共にナットの回転を規制するナットホルダと、を備え、壁部には、ナットホルダの底部が嵌まる窪みが形成されており、第1導電部材に当接したナットに対してナットホルダが軸線方向に移動可能な長さは、壁部の表面から、窪みに嵌まった底部の底面までの軸線方向の長さよりも小さく、表面に対して窪みが設けられている領域は、ナットホルダの底部よりも大きく、且つ、軸線方向に直交する第1方向において底部よりも長く、ナットホルダは、ナットが第1導電部材と壁部との間になく第1導電部材に干渉しない第1位置で、底部を窪みに嵌めることができ、窪みに嵌まった状態で、ナットが軸線を中心に配置される第2位置にスライド可能である。
本開示の一態様によれば、狭小なスペースであっても、窪みに嵌まるナットホルダと、ナットホルダに収容されるナットとの協働により、第1導電部材と第2導電部材とを容易に締結可能である。
図1は本開示の一実施形態に係る電動過給機を示す断面図である。 図2は図1中の締結構造を示す断面図である。 図3(a)は図2中のナットホルダの平面図、図3(b)はナットホルダの正面図、図3(c)はナットホルダの表面側の斜視図、図3(d)はナットホルダの裏面側の斜視図である。 図4(a)は窪みと底部の大きさ及び形状を示す図、図4(b)は第1位置に置かれたナットホルダを示す図、図4(c)は第2位置に置かれたナットホルダを示す図、図4(d)はボルトによる締結がなされた締結構造を示す図である。 図2の締結構造を拡大して示す断面図である。
本開示の一態様に係る締結構造は、壁部から離間した位置で第1導電部材と第2導電部材とを締結するための締結構造であって、壁部の表面に対面し、表面との間で一定間隔をもって延在する板状の第1導電部材と、第1導電部材の上記表面とは反対側に配置されて、第1導電部材に締結される第2導電部材と、第1導電部材と壁部との間において、第1導電部材の厚み方向に延びる軸線を中心に配置されたナットと、第1導電部材および第2導電部材を貫通するように軸線に沿って配置され、ナットに螺合するボルトと、ナットと壁部との間に設けられて、ナットの少なくとも壁部側の一部分を収容すると共にナットの回転を規制するナットホルダと、を備え、壁部には、ナットホルダの底部が嵌まる窪みが形成されており、第1導電部材に当接したナットに対してナットホルダが軸線方向に移動可能な長さは、壁部の表面から、窪みに嵌まった底部の底面までの軸線方向の長さよりも小さい。
この締結構造によれば、板状の第1導電部材と、壁部の表面との間には一定間隔が存在している。この間隔内に、ナットと、ナットの少なくとも一部分を収容するナットホルダとが設けられる。ナットホルダは、壁部に形成された窪みに嵌まる。これにより、ナットホルダと第1導電部材との間隔が広くなり、ナットを第1導電部材の下側(裏面側すなわち壁部側)に配置し易くなる。ボルトがナットに螺合する際、ナットの回転は、ナットホルダによって規制される。よって、ナット側に工具スペースを確保できない場合でも、締結作業を支障なく行うことができる。ボルトがナットに螺合して第1導電部材と第2導電部材との締結が行われる際、ナットは、第1導電部材側に引き寄せられ、第1導電部材に当接する。この状態で、ナットホルダが軸線方向に移動可能な長さは、ナットホルダの底部が窪みに嵌まり込んだ長さよりも小さいため、ナットホルダの底部は、窪みに嵌まったまま、窪みから抜け出ることができない。これにより、ナットホルダが窪みから外れるのを防止することができる。窪みに嵌まるナットホルダと、ナットホルダに収容されるナットとの協働により、上記の一定間隔が狭小なスペースであっても、第1導電部材と第2導電部材とを容易に締結可能である。
いくつかの態様において、表面に対して窪みが設けられている領域は、ナットホルダの底部よりも大きく、且つ、軸線方向に直交する第1方向において底部よりも長く、ナットホルダは、底部が窪みに嵌まった状態で、ナットが軸線から外れる第1位置と、ナットが軸線を中心に配置される第2位置とにスライド可能である。この構成によれば、ナットと第1導電部材との干渉を避けつつ、ナットホルダを第1位置に設置することができる。ナットホルダの底部が窪みに嵌まったまま、ナットホルダを第2位置に移動させることで、ナットは、第1導電部材の下側において、軸線を中心に配置される。これにより、よりスムーズな締結作業が可能となる。
いくつかの態様において、窪みは、軸線方向と第1方向とに直交する第2方向において、ナットホルダの底部よりも僅かに大きい幅を有しており、窪みの両側で第2方向に対向するように設けられた一対の側面部は、底部の第2方向の移動を規制する。この構成によれば、ナットホルダは、長溝状の窪みによって、第1方向に案内される。よって、上記したスライド動作が確実かつ容易になっている。
いくつかの態様において、第1導電部材は複数設けられており、複数の第1導電部材は、第1方向に互いに離間して並んでいる。この場合、ナットホルダが第1位置にあるときに、隣り合う第1導電部材の間隙にナットを位置させることができる。この間隙を利用して、ナットと第1導電部材との干渉を避けつつ、ナットを設置することができる。
いくつかの態様において、ナットホルダの底部は、ナットホルダを軸線方向に投影したときの外形よりも小さく、ナットホルダは、壁部の表面に対面する平坦面と、平坦面から軸線方向に突出する底部と、を含む。この場合、ナットホルダの底部は、ナットホルダの外形よりも小さいため、壁部に設けられる窪みを小さくすることができる。
ナットホルダには、ナットの外形に対応した形状のナット収容部が設けられている。この場合、ナットの回転を容易に規制することができる。
本開示の一態様に係る電動過給機は、壁部を含むハウジングと、ハウジング内に収納されるステータ部と、上記したいずれかの締結構造と、を備え、第1導電部材は、ハウジングに取り付けられてステータ部に電気的に接続される第1バスバーであり、第2導電部材は、第1バスバーに締結される電源側の第2バスバーである。この電動過給機によれば、ハウジングの壁部上の狭小なスペースにおいても、ステータ部に接続された第1バスバーと、電源側の第2バスバーとを容易に締結することができる。
本開示の別の態様に係る締結構造は、壁部から離間した位置で第1導電部材と第2導電部材とを締結するための締結構造であって、壁部の表面に対面し、表面との間で一定間隔をもって延在する板状の第1導電部材と、第1導電部材の表面とは反対側に配置されて、第1導電部材に締結される第2導電部材と、第1導電部材と壁部との間において、第1導電部材の厚み方向に延びる軸線を中心に配置されたナットと、第1導電部材および第2導電部材を貫通するように軸線に沿って配置され、ナットに螺合するボルトと、ナットと壁部との間に設けられて、ナットの少なくとも壁部側の一部分を収容すると共にナットの外形に対応する非円形のナット収容部を有するナットホルダと、を備え、壁部には、ナットホルダの底部が嵌まる窪みが形成されており、第1導電部材に当接したナットに対してナットホルダが軸線方向に移動可能な長さは、壁部の表面から、窪みに嵌まった底部の底面までの軸線方向の長さよりも小さい。
いくつかの態様において、表面に対して窪みが設けられている領域は、ナットホルダの底部よりも大きく、且つ、軸線方向に直交する第1方向において底部よりも長く、領域の第1方向における長さと、底部の第1方向における長さとの差は、ナットの幅以上である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
図1を参照して、第1実施形態の電動過給機1について説明する。図1に示されるように、電動過給機1は、たとえば車両や船舶の内燃機関に適用されるものである。電動過給機1は、コンプレッサ7を備えている。電動過給機1は、ロータ部13およびステータ部14の相互作用によってコンプレッサインペラ8を回転させ、空気等の流体を圧縮し、圧縮空気を発生させる。
電動過給機1は、ハウジング2内で回転可能に支持された回転軸12と、回転軸12の先端部(一端部)12aに固定されたコンプレッサインペラ8とを備える。ハウジング2は、ロータ部13およびステータ部14を収納するモータハウジング3と、モータハウジング3の他端側(図示右側)の開口を閉鎖するベースハウジング4とを備える。モータハウジング3の一端側(図示左側)には、コンプレッサインペラ8を収納するコンプレッサハウジング6が設けられている。コンプレッサハウジング6は、吸入口9と、スクロール部10と、吐出口11とを含んでいる。
ロータ部13は、回転軸12の軸方向の中央部に固定されており、回転軸12に取り付けられた1または複数の永久磁石(図示せず)を含む。ステータ部14は、ロータ部13を包囲するようにしてモータハウジング3の内面に固定されており、導線14aが巻回されてなるコイル部(図示せず)を含む。導線14aを通じてステータ部14のコイル部に交流電流が流されると、ロータ部13およびステータ部14の相互作用によって、回転軸12とコンプレッサインペラ8とが一体になって回転する。コンプレッサインペラ8が回転すると、コンプレッサインペラ8は、吸入口9を通じて外部の空気を吸入し、スクロール部10を通じて空気を圧縮し、吐出口11から吐出する。吐出口11から吐出された圧縮空気は、前述の内燃機関に供給される。
電動過給機1は、回転軸12に圧入されて、ハウジング2に対して回転軸12を回転可能に支持する2個の軸受20を備える。軸受20は、回転軸12を両持ちで支持している。一方の軸受20は、モータハウジング3のコンプレッサインペラ8側の端部に設けられている。他方の軸受20は、ベースハウジング4から回転軸12の軸方向に突出する支持壁部23に設けられている。
ベースハウジング4には、ステータ部14に駆動電流を供給するための機構が備わっている。ベースハウジング4は、モータハウジング3の他端側の開口を閉鎖する円板状の端壁部21と、端壁部21の外周部とモータハウジング3とを接続する周壁部22とを含む。周壁部22内には、ステータ部14に接続される導線14aが収容されている。上記した支持壁部23は、端壁部21の中央から回転軸12の軸方向の内部側に突出している。端壁部21は、たとえばアルミ製である。
端壁部21の外部側(図示右側)には、インバータ等の制御部品を収容するモジュール30が固定されている。ハウジング2内において、上記の導線14aには、第1バスバー(第1導電部材)31が電気的に接続されている。第1バスバー31は、端壁部21の貫通孔21b(図2参照)を通り、端壁部21の外部側に突出している。一方、モジュール30から第1バスバー31に向けて、第2バスバー(第2導電部材)32が延び出ている。これらの第1バスバー31および第2バスバー32は、たとえば、銅製である。第1バスバー31および第2バスバー32は、駆動電流を供給するための導電部材である。第1バスバー31は、モータ側の導電部材であり、第2バスバー32は、モジュール30側(電源側)の導電部材である。
電動過給機1では、3本の第1バスバー31と3本の第2バスバー32とが設けられている(図4(d)参照)。3本の第1バスバー31は、互いに平行に延在している。3本の第2バスバー32は、互いに平行に延在している。3対の第1バスバー31および第2バスバー32は、ある所定の方向(第1方向)に互いに離間して並んでいる。この離間距離は、後述のナット37の大きさに基づいて決定され得る。第1方向は、端壁部21の表面21aに平行な方向である。3対の第1バスバー31および第2バスバー32は、本実施形態の締結構造Aによって締結されている。なお、第1バスバー31および第2バスバー32の本数は、モータの形式に応じて変更され得る。たとえば、1本のみの第1バスバー31と1本のみの第2バスバー32とが設けられてもよい。
第1バスバー31および第2バスバー32は、いずれも、長尺な板状をなしている。第1バスバー31の厚みは、第2バスバー32の厚みよりも大きい。なお、第1バスバー31および第2バスバー32の厚みは、特に限定されず、種々の態様が採られ得る。3対の第1バスバー31および第2バスバー32は、端壁部21から回転軸12の軸方向に離間した位置で、締結構造Aによって締結されている。この締結構造Aでは、第1バスバー31および第2バスバー32を締結・固定するための床板部として、端壁部21を利用している。端壁部21の厚みは、軽量化や薄型化などを目的として非常に薄くなっている。そのような端壁部21に対しても、締結構造Aは、後述する構成により、第1バスバー31と第2バスバー32との締結を好適に実現している。
図2に示されるように、端壁部21から垂直に突出した第1バスバー31は、L字状に屈曲している。第1バスバー31の平板状の先端部31aは、端壁部21の平坦な表面21aに対面している。この先端部31aは、端壁部21の表面21aに略平行であり、表面21aとの間で一定間隔をもって延在している。第1バスバー31と端壁部21との間には、樹脂製のスリーブ部33が設けられている。このスリーブ部33とスリーブ部33の一端に設けられた固定部34とにより、端壁部21に対して、第1バスバー31が固定されている。スリーブ部33は、アルミ製の端壁部21に対し、第1バスバー31を絶縁している。
第2バスバー32は、たとえば一直線状に延びており、端壁部21の表面21aに対面している。第2バスバー32は、端壁部21の表面21aに略平行であり、表面21aとの間で一定間隔をもって延在している。第2バスバー32は、第1バスバー31に関し、端壁部21の表面21aとは反対側に配置されている。平板状の先端部32aは先端部31aの上面側に重なっている。第1バスバー31の先端部31aには貫通孔31bが設けられ、第2バスバー32の先端部32aには貫通孔32bが設けられている。貫通孔31bおよび貫通孔32bは、重なり合って、連続している。
貫通孔31bおよび貫通孔32bには、ボルト36の軸部36bが挿通されている。言い換えれば、ボルト36の軸部36bは、第1バスバー31の先端部31aおよび第2バスバー32の先端部32aを貫通するように配置されている。また、先端部31aと端壁部21との間には、ナット37が配置されている。第1バスバー31の貫通孔31b、第2バスバー32の貫通孔32b、ナット37、およびボルト36の軸部36bは、いずれも軸線Lを中心に配置されている。ナット37の雌ねじ部に、軸部36bの雄ねじ部が螺合している。軸部36bは、ナット37に螺合し、その先端をナット37から突出させる。
上記の軸線Lは、第1バスバー31および第2バスバー32の厚み方向に延びている。すなわち、軸線Lは、端壁部21(表面21a)に略直交しており、回転軸12の軸方向に平行である。ボルト36の軸部36bは、軸線Lに沿って配置されている。第2バスバー32のナット37とは反対側に、ボルト36の頭部36aが位置している。そして、ボルト36およびナット37により、第1バスバー31の先端部31aと第2バスバー32の先端部32aとが締結されている。この締結状態で、ナット37は、ナット37の雌ねじ部に軸部36bの雄ねじ部が螺合することによって先端部31a側に引き寄せられ、先端部31aに当接している。締結構造Aにおいて、同じ構造の3つの締結部が設けられている。各締結部は、第1バスバー31の先端部31a、第2バスバー32の先端部32a、ナット37、およびボルト36を含む。締結構造Aは、3つの第1バスバー31が並ぶ第1方向(図2の紙面垂直方向であり、図3(a)の左右方向)に並ぶ、平行な3本の軸線Lを備える。第1方向は、各軸線Lに直交している。
締結構造Aは、ナット37を保持するためのナットホルダ40を備えている。ナットホルダ40は、ナット37と端壁部21との間に設けられている。1つのナットホルダ40が、複数の(締結構造Aでは3つの)締結部に対して共通に設けられる。ナットホルダ40は、特に締結構造Aの組立て時において、各ナット37を保持する。以下、図2および図3(a)〜図3(d)を参照して、ナットホルダ40について詳細に説明する。
図3(a)〜図3(d)に示されるように、ナットホルダ40は、全体として扁平なブロック状をなす。ナットホルダ40は、扁平な板状をなす本体部41と、本体部41から軸線L方向に突出する突出部(底部)46とを含む。ナットホルダ40は、たとえば樹脂製であり、一体成形により形成され得る。ナットホルダ40は、ベースハウジング4の端壁部21を、各第1バスバー31(若しくは各ナット37または各ボルト36)から絶縁し得る。ナットホルダ40は、金属製であり、その表面に絶縁性材料がコーティングされたものであってもよい。ナットホルダ40は、セラミック製等であってもよい。
本体部41は、第1方向に長い矩形状であり、例えばその4つの角部は丸みを帯びている。本体部41は、第1バスバー31の先端部31aに対面する平坦な表面41aと、表面21aに対面する平坦な裏面(平坦面)41bとを含む。本体部41には、表面41a側に形成された3つのナット収容部44と、裏面41b側に形成された3つの貫通孔42とが設けられている。各ナット収容部44と各貫通孔42とは、軸線L方向を中心に形成されており、互いに連通している。ナット収容部44および貫通孔42は、3本の第1バスバー31に対応して、第1方向に等間隔に離間している。
ナット収容部44は、ナット37の少なくとも一部分を収容する。より詳しくは、ナット収容部44は、ナット37の端壁部21側の半分程度の部分を収容する(図2参照)。図3(a)および図3(c)に示されるように、ナット収容部44は、ナット37の外形に対応し、例えば六角形状をなしている。言い換えれば、ナット収容部44は六角柱状であり、ナット収容部44の周囲には、六角形状の係合壁面43が設けられている。一方、貫通孔42は円柱状をなしており、その径方向において、ナット収容部44よりも小さい。貫通孔42は、ボルト36の軸部36bの直径よりも大きく、ナット37から突出する軸部36bの先端を収容可能である(図2参照)。ナット収容部44と貫通孔42との間には、円環状の段部48(図5参照)が形成されている。なお、本体部41に貫通孔42が設けられる場合に限られず、ナット収容部44に連通する有底の穴部が、本体部41に設けられてもよい。この場合、穴部は、ナット37から突出する軸部36bの先端を収容可能であってもよい。
ナット37は、その一部分がナット収容部44に収容され、締結構造Aの組立て時において、上記した円環状の段部48に載置される。ナット収容部44はナット37よりも僅かに大きいことにより、係合壁面43とナット37との間には僅かな隙間が形成される。係合壁面43は、ナット37の回転方向の移動を僅かに許容するが、ナット37が当接した後には、更なるナット37の回転を規制する。このようなナット収容部44、貫通孔42、および係合壁面43により、ナット37がナットホルダ40に収容され、ナット37にボルト36が螺合される際、ナット37の回転は規制される。ナット37を固定するような工具を差し込めない狭小なスペースであっても、ナット37の回転を防止し、ナット37に対するボルト36の螺合を好適に行うことができる。
突出部46は、長細い薄板状であり、その第1方向の端部は丸みを帯びている。図3(b)に示されるように、突出部46は、本体部41の裏面41bから軸線L方向に突出する。突出部46の厚みは、本体部41の厚みに比べて小さい。突出部46は、本体部41よりも一回り小さい。すなわち、突出部46は、ナットホルダ40(本体部41)を軸線L方向に投影したときの外形よりも小さい。
図3(d)に示されるように、突出部46は、第1方向における丸みを帯びた端部46b,46bと、端部46b,46bの間を接続する直線状の側辺部46a,46aとを含む。対向する側辺部46a,46aは、互いに平行である。突出部46は、第1方向において、3つの貫通孔42のうち中央の貫通孔42にのみオーバーラップしている。言い換えれば、突出部46の端部46b,46bは、第1方向の両端に位置する2つの貫通孔42には達していない。突出部46は、第1方向に直交し且つ軸線Lに直交する第2方向において、本体部41の幅よりも小さい。言い換えれば、突出部46の側辺部46a,46aは、本体部41の平行な一対の長辺よりも内側に形成されている(図5参照)。
突出部46は、さらに、軸線L方向の端面である平坦な底面46cを含む。底面46cは、本体部41の表面41aに平行であり、裏面41bに平行である。
図4(a)および図5に示されるように、ベースハウジング4の端壁部21には、ナットホルダ40の突出部46が嵌まる溝(窪み)26が形成されている。溝26は、表面21aよりも軸線L方向に凹んでいる。溝26は、第1方向における丸みを帯びた第1および第2の端部26b,26bと、第1および第2の端部26b,26bの間を接続する直線状の一対の側面部26a,26aとを含む。対向する側面部26a,26aは、互いに平行である。
表面21aに対して溝26が設けられている領域は、ナットホルダ40の突出部46よりも大きい。当該領域は、第1方向において、突出部46よりも長い。より詳しくは、溝26の第1方向における第1および第2の端部26b,26b間の長さ(図4(a)の幅W2)は、突出部46の端部46b,46bの間の長さ(図4(a)の幅W1)よりも大きい。半円状の端部46b,46bは、半円状の端部26b,26bに当接可能になっている。幅W2と幅W1との差は、たとえば、ナット37の幅以上になっている。ここで、ナット37の幅とは、たとえば六角形状のナットの場合、対向する二面間の距離(二面幅)である。多角形状のナット37の場合、ナット37の幅は、二面幅とすることができるが、二面幅に限られず、対角距離であってもよい。円形のナット37の場合、ナット37の幅は直径である。幅W2と幅W1との差は、第1方向におけるナットホルダ40の可動域に相当する。
一方、溝26は、第2方向(図4(a)の上下方向)において、ナットホルダ40の突出部46よりも僅かに大きい幅を有している。より詳しくは、溝26の第2方向における側面部26a,26a間の長さは、突出部46の側辺部46a,46aの間の長さよりも僅かに大きい。溝26の両側で第2方向に対向するように設けられた一対の側面部26a,26aは、突出部46の側辺部46a,46aに当接することにより、突出部46ひいてはナットホルダ40の第2方向の移動を規制する。
上記構成により、ナットホルダ40は、突出部46が溝26に嵌まった状態で、第1方向に移動可能である。溝26は、ナットホルダ40の第2方向への移動を規制しつつ、ナットホルダ40を第1方向に案内する。ナットホルダ40は、第1の端部26bに第1の端部46bが当接する第1位置と、第2の端部26bに第2の端部46bが当接する第2位置とに移動可能である。ナットホルダ40が第1位置にあるとき、ナット収容部44に収容されるナット37は、軸線Lから外れて先端部31aの間に位置する(図4(b)参照)。ナットホルダ40が第2位置にあるとき、ナット収容部44に収容されるナット37は、軸線Lを中心に配置されて先端部31aの下側に位置する(図4(c)参照)。このように、ナットホルダ40は、溝26によって案内されて、第1位置と第2位置とに移動可能である。第1または第2の端部46bが第1または第2の端部26bに当接した際にナットが所望の位置にあると、締結構造Aの組立作業性が向上する。
なお、第1位置は、第1の端部26bに第1の端部46bが当接するときのナットホルダ40の位置に限られない。第1の端部46bが第1の端部26bから離れているときにナットホルダ40が第1位置にあり、ナット37が軸線Lから外れて先端部31aの間に位置してもよい。第2位置は、第2の端部26bに第2の端部46bが当接するときのナットホルダ40の位置に限られない。第2の端部46bが第2の端部26bから離れているときにナットホルダ40が第2位置にあり、ナット37が軸線Lを中心に配置されて先端部31aの下側に位置してもよい。
図5に示されるように、第1バスバー31の先端部31aと第2バスバー32の先端部32aとが締結された締結状態で、ナット37は、ナット37の雌ねじ部に軸部36bの雄ねじ部が螺合することによって先端部31a側に引き寄せられ、先端部31aに当接する。また、ナットホルダ40の裏面41bは、端壁部21の表面21aに当接可能になっている。突出部46は溝26内に嵌まっているが、突出部46の底面46cは、溝26の底面26cから離間している。ナットホルダ40は、どこにも固定されておらず、ナット37と表面21aとの間で軸線L方向に移動可能になっている。
ここで、ナットホルダ40が軸線L方向に移動可能な長さは、ナットホルダ40の突出部46が溝26に嵌まり込んだ長さよりも小さくなっている。より詳しくは、第1バスバー31に当接したナット37に対してナットホルダ40が軸線L方向に移動可能な長さ(図5に示す高さH1に相当)は、端壁部21の表面21aから、溝26に嵌まった突出部46の底面46cまでの軸線L方向の長さ(図5に示す高さH2に相当)よりも小さい。この高さ関係により、ナットホルダ40が抜け落ちないようになっている。
次に、図4(a)〜図4(d)を参照して、締結構造Aの組立方法について説明する。まず、図4(b)に示されるように、組立状態とされた3本の第1バスバー31が、導線14aに接続され、貫通孔21bを通った状態で、端壁部21に対して予め固定されている。この状態で、貫通孔31bと端壁部21の表面21aとの間隔は、限られた狭い間隔となっている。ナット37と第1バスバー31の先端部31aが干渉しない位置で、ナットホルダ40を溝26に嵌める。このとき、ナットホルダ40は上記の第1位置にあるので、先端部31a間の間隙を利用してナット37を設置できる。このとき、まずナットホルダ40を設置し、その後にナット37を嵌めてもよいし、ナットホルダ40にナット37を嵌めた状態で、これらを設置してもよい。
次に、図4(c)に示されるように、ナットホルダ40をスライドさせる。ナットホルダ40が第2位置に移動すると、ナット37は先端部31aの下側において、軸線L上に配置される。なお、このとき、ナット37の位置を厳密に調整する必要はない。ナット37の孔が貫通孔31bおよび貫通孔32bに概ね重なり、ボルト36を挿入して組み付けができる程度の位置精度で十分である。すなわち、ナット37が軸線Lを中心に配置されるように、ナットホルダ40を第2位置に厳密に合わせなくてもよい。
次に、図4(d)に示されるように、第2バスバー32の先端部32aを先端部31aに重ね、ボルト36をナット37に螺合させる。このとき、ナット37はナットホルダ40によって回転方向に固定されており、ナットホルダ40も回転方向に固定されているので、ボルト36を回転させていくと、ナット37は浮き上がっていく。締結が完了することで、締結構造Aが完成する。図5に示されるように、ボルト36が締め込まれた状態では、ナット37の浮代(うきしろ)の分(高さH1)だけ、ナットホルダ40は浮くことができるが、浮代は突出部46の嵌まる深さ(高さH2)よりも小さく設定されているので、ナットホルダ40はベースハウジング4から外れることはない。
本実施形態の締結構造Aによれば、板状の第1バスバー31と、端壁部21の表面21aとの間には、一定間隔が存在している。この間隔内に、ナット37と、ナット37の少なくとも一部分を収容するナットホルダ40とが設けられる。ナットホルダ40は、端壁部21に形成された溝26に嵌まる。これにより、ナットホルダ40と第1バスバー31との間隔が広くなり、ナット37を第1バスバー31の下側(裏面側すなわち端壁部21側)に配置し易くなっている。ボルト36がナット37に螺合する際、ナット37の回転は、ナットホルダ40によって規制される。よって、ナット37側に工具スペースを確保できない場合でも、締結作業を支障なく行うことができる。ボルト36がナット37に螺合して第1バスバー31と第2バスバー32との締結が行われる際、ナット37は、ナット37の雌ねじ部に軸部36bの雄ねじ部が螺合することによって第1バスバー31側に引き寄せられ、第1バスバー31に当接する。この状態で、ナットホルダ40が軸線L方向に移動可能な高さH1は、ナットホルダ40の突出部46が溝26に嵌まり込んだ高さH2よりも小さいため、ナットホルダ40の突出部46は、溝26に嵌まったまま、溝26から抜け出せなくなっている。これにより、ナットホルダ40が溝26から外れることが防止されている。溝26に嵌まるナットホルダ40と、ナットホルダ40に収容されるナット37との協働により、上記の一定間隔が狭小なスペースであっても、第1バスバー31と第2バスバー32とを容易に締結可能となっている。この締結構造Aは、端壁部21に僅かな深さの溝26を設けるだけでよいので、電動過給機1のように、端壁部21の厚みを確保できない場合には特に有効である。その結果として、端壁部21の薄型化にも貢献し得る。本実施形態のように、第1バスバー31に対面する端壁部21が存在し、その間のスペースが限られている場合には、締結構造Aは特に有効である。しかも、第1バスバー31の組立構造が既に端壁部21に対して固定されており、スペースを広げることは難しい。しかし、締結構造Aによれば、ナットホルダ40およびナット37を後付けで順次組み付けることにより、容易に第1バスバー31と第2バスバー32との締結を行うことができる。ボルト36は、広いスペース側から挿入されるので、組立作業も容易である。
上記したように、ナットホルダ40の可動域(幅W2と幅W1との差)は、ナット37の幅以上である。ナットホルダ40は、突出部46が溝26に嵌まった状態で、ナット37が軸線Lから外れる第1位置と、ナット37が軸線Lを中心に配置される第2位置とにスライド可能である。ナットホルダ40がスライドすることにより、ナット37は、ナット37自体の幅に相当する長さ以上を移動する。よって、第2位置においてナット37と第1バスバー31との干渉を避けつつ、ナットホルダ40を第1位置に設置することができる。ナットホルダ40の突出部46が溝26に嵌まったまま、ナットホルダ40を第2位置に移動させることで、ナット37は、第1バスバー31の下側において、軸線Lを中心に配置される。これにより、よりスムーズな締結作業が可能となる。
溝26の一対の側面部26a,26aは、突出部46の第2方向の移動を規制するので、ナットホルダ40は、細長い溝26によって、第1方向に案内される。よって、上記したスライド動作が確実かつ容易になっている。
複数の第1バスバー31は、第1方向に互いに離間して並んでいるので、ナットホルダ40が第1位置にあるときに、隣り合う第1バスバー31の間隙にナット37を位置させることができる。この間隙を利用して、ナット37と第1バスバー31との干渉を避けつつ、ナット37を設置することができる。
ナットホルダ40は、底部として突出部46を含んでいる。この突出部46は、ナットホルダ40の外形よりも小さいため、端壁部21に設けられる溝26は小さくて済む。この構成は、端壁部21の面積が限られている場合には、特に有効である。
ナットホルダ40には、ナット37の外形に対応した形状のナット収容部44が設けられているので、ナット37の回転を容易に規制することができる。
締結構造Aを備える電動過給機1によれば、ベースハウジング4の端壁部21上の狭小なスペースにおいても、ステータ部14に接続された第1バスバー31と、電源側の第2バスバー32とを容易に締結することができる。
以上、本開示の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られない。たとえば、頭部36aと軸部36bとを有するボルト36を用いる場合に限られず、棒状のボルト(スタッドボルト)と、複数のナットとによって締結を行ってもよい。この場合、第2バスバー32上にはボルト36の頭部36aではなく、更なるナットが配置される。
ナットホルダ40には、ナット37の外形に対応した形状として、六角形状のナット収容部44が設けられる例を示したが、これに限定されない。ナット収容部44は、例えば三角・四角・星形形状などの多角形や楕円形状などの非円形にすることができる。
また例えば、ナット収容部44とナット37のどちらか一方に、ナット37の回転時に接触可能な突起を設けてもよい。また、ナット収容部44とナット37の一方にピン等の突起を設け、他方に突起に係合する溝を設けてもよい。この場合、ナット37の回転時に突起側面と溝側面とが接触する。
また、ボルト36がナット37に螺合する際に、ナットホルダ40は所定の締結トルクに耐える程度にナット37の回転を規制できればよい。ナットホルダ40は、ナット37の外形に対応した形状でなくてもよい。例えば、ナットホルダ40を円形状、ナット37を非円形状または多角形として、この最小隙間にピンなどの規制部材を別に設けてもよい。
上記実施形態では第1バスバー31が第1方向に並ぶ形状を示したが、ナットホルダ40がスライドして、ボルト36をナット37に挿入して組み付けができる程度の位置精度を確保できれば、第1バスバー31は一直線上に配置されなくてもよい。また第1バスバー31の先端部の貫通孔31bとナット37の配置が対応していれば、例えば、ナットホルダ40の大きさを調整することで、折れ線状や多角形の頂点位置など、第1方向に互いにずれて配置されてもよい。
複数の締結部の並び方(ナット収容部44の配置)とナットホルダ40のスライド方向は、適宜変更可能である。ナットホルダ40に設けられる複数のナット収容部44は、折れ線状や多角形の頂点位置などに配置されてもよい。この場合、ナットホルダ40は第1方向にスライド可能である。複数のナット収容部44は、円弧に沿って配置されてもよい。この場合、ナットホルダ40は円弧方向にスライド可能である。
溝26が延びる方向は、どのような向きでもよい。上記の溝26とは異なり、第2方向に延びる溝であってもよい。また、直線方向ではなく、例えば第2方向側に中心をもつ円弧に沿った曲線方向に延びる溝でもよい。突出部46に代えて、ナットホルダ40の両端部に設けられた2個の円柱状の突起であってもよい。ナットホルダ40に凸部や突起が設けられず、ナットホルダ40の底部全体が窪みに嵌まってもよい。
端壁部21には、長く延びる溝26に代えて、円柱状または多角柱状の窪みが設けられてもよい。ナットホルダ40の回り止めの機構が設けられる方がよいが、設けられなくてもよい。
ナットホルダ40がスライドする場合に限られず、ナットホルダは不動であって、ナットホルダに対して、ナットが移動(挿入)可能な長い溝が設けられてもよい。
本発明の締結構造は、電動過給機1に限られず、壁部に近接した位置で、導電部材同士を電気的に接続する構造であれば何に適用されてもよい。たとえば、電池に採用されてもよい。また、駆動電流を供給する部分に限られず、電気信号を伝達するような導電部に採用することもできる。
本開示のいくつかの態様によれば、狭小なスペースであっても、窪みに嵌まるナットホルダと、ナットホルダに収容されるナットとの協働により、第1導電部材と第2導電部材とを容易に締結可能である。
1 電動過給機
2 ハウジング
3 モータハウジング
4 ベースハウジング
6 コンプレッサハウジング
7 コンプレッサ
8 コンプレッサインペラ
14 ステータ部
21 端壁部(壁部)
21a 表面
26 溝(窪み)
26a 側面部
31 第1バスバー(第1導電部材)
32 第2バスバー(第2導電部材)
36 ボルト
37 ナット
40 ナットホルダ
41 本体部
41a 表面
41b 裏面(平坦面)
43 係合壁面
44 ナット収容部
46 突出部(底部)
46c 底面
A 締結構造
H1 高さ(長さ)
H2 高さ(長さ)
L 軸線

Claims (9)

  1. 壁部から離間した位置で第1導電部材と第2導電部材とを締結するための締結構造であって、
    前記壁部の表面に対面し、前記表面との間で一定間隔をもって延在する板状の前記第1導電部材と、
    前記第1導電部材の前記表面とは反対側に配置されて、前記第1導電部材に締結される前記第2導電部材と、
    前記第1導電部材と前記壁部との間において、前記第1導電部材の厚み方向に延びる軸線を中心に配置されたナットと、
    前記第1導電部材および前記第2導電部材を貫通するように前記軸線に沿って配置され、前記ナットに螺合するボルトと、
    前記ナットと前記壁部との間に設けられて、前記ナットの少なくとも前記壁部側の一部分を収容すると共に前記ナットの回転を規制するナットホルダと、を備え、
    前記壁部には、前記ナットホルダの底部が嵌まる窪みが形成されており、
    前記第1導電部材に当接した前記ナットに対して前記ナットホルダが前記軸線方向に移動可能な長さは、前記壁部の前記表面から、前記窪みに嵌まった前記底部の底面までの前記軸線方向の長さよりも小さく、
    前記表面に対して前記窪みが設けられている領域は、前記ナットホルダの前記底部よりも大きく、且つ、前記軸線方向に直交する第1方向において前記底部よりも長く、
    前記ナットホルダは、前記ナットが前記第1導電部材と前記壁部との間になく前記第1導電部材に干渉しない第1位置で、前記底部を前記窪みに嵌めることができ、前記窪みに嵌まった状態で、前記ナットが前記軸線を中心に配置される第2位置にスライド可能である、締結構造。
  2. 前記窪みは、前記軸線方向と前記第1方向とに直交する第2方向において、前記ナットホルダの前記底部よりも僅かに大きい幅を有しており、前記窪みの両側で前記第2方向に対向するように設けられた一対の側面部は、前記底部の前記第2方向の移動を規制する、請求項に記載の締結構造。
  3. 前記第1導電部材は複数設けられており、
    複数の前記第1導電部材は、前記第1方向に互いに離間して並んでいる、請求項またはに記載の締結構造。
  4. 前記ナットホルダの前記底部は、前記ナットホルダを前記軸線方向に投影したときの外形よりも小さく、
    前記ナットホルダは、前記壁部の前記表面に対面する平坦面と、前記平坦面から前記軸線方向に突出する前記底部と、を含む、請求項1〜のいずれか一項に記載の締結構造。
  5. 前記ナットホルダには、前記ナットの外形に対応した形状のナット収容部が設けられている、請求項1〜のいずれか一項に記載の締結構造。
  6. 前記壁部を含むハウジングと、
    前記ハウジング内に収納されるステータ部と、
    請求項1〜のいずれか一項に記載の締結構造と、を備え、
    前記第1導電部材は、前記ハウジングに取り付けられて前記ステータ部に電気的に接続される第1バスバーであり、
    前記第2導電部材は、前記第1バスバーに締結される電源側の第2バスバーである、電動過給機。
  7. 壁部から離間した位置で第1導電部材と第2導電部材とを締結するための締結構造であって、
    前記壁部の表面に対面し、前記表面との間で一定間隔をもって延在する板状の前記第1導電部材と、
    前記第1導電部材の前記表面とは反対側に配置されて、前記第1導電部材に締結される前記第2導電部材と、
    前記第1導電部材と前記壁部との間において、前記第1導電部材の厚み方向に延びる軸線を中心に配置されたナットと、
    前記第1導電部材および前記第2導電部材を貫通するように前記軸線に沿って配置され、前記ナットに螺合するボルトと、
    前記ナットと前記壁部との間に設けられて、前記ナットの少なくとも前記壁部側の一部分を収容すると共に前記ナットの回転を規制するナットホルダと、を備え、
    前記壁部には、前記ナットホルダの底部が嵌まる窪みが形成されており、
    前記第1導電部材に当接した前記ナットに対して前記ナットホルダが前記軸線方向に移動可能な長さは、前記壁部の前記表面から、前記窪みに嵌まった前記底部の底面までの前記軸線方向の長さよりも小さく、
    前記表面に対して前記窪みが設けられている領域は、前記ナットホルダの前記底部よりも大きく、且つ、前記軸線方向に直交する第1方向において前記底部よりも長く、
    前記ナットホルダは、前記底部が前記窪みに嵌まった状態で、前記ナットが前記軸線から外れる第1位置と、前記ナットが前記軸線を中心に配置される第2位置とにスライド可能であり、
    前記第1導電部材は複数設けられており、
    複数の前記第1導電部材は、前記第1方向に互いに離間して並んでいる、締結構造。
  8. 壁部から離間した位置で第1導電部材と第2導電部材とを締結するための締結構造であって、
    前記壁部の表面に対面し、前記表面との間で一定間隔をもって延在する板状の前記第1導電部材と、
    前記第1導電部材の前記表面とは反対側に配置されて、前記第1導電部材に締結される前記第2導電部材と、
    前記第1導電部材と前記壁部との間において、前記第1導電部材の厚み方向に延びる軸線を中心に配置されたナットと、
    前記第1導電部材および前記第2導電部材を貫通するように前記軸線に沿って配置され、前記ナットに螺合するボルトと、
    前記ナットと前記壁部との間に設けられて、前記ナットの少なくとも前記壁部側の一部分を収容すると共に前記ナットの外形に対応する非円形のナット収容部を有するナットホルダと、を備え、
    前記壁部には、前記ナットホルダの底部が嵌まる窪みが形成されており、
    前記第1導電部材に当接した前記ナットに対して前記ナットホルダが前記軸線方向に移動可能な長さは、前記壁部の前記表面から、前記窪みに嵌まった前記底部の底面までの前記軸線方向の長さよりも小さく、
    前記表面に対して前記窪みが設けられている領域は、前記ナットホルダの前記底部よりも大きく、且つ、前記軸線方向に直交する第1方向において前記底部よりも長く、
    前記ナットホルダは、前記ナットが前記第1導電部材と前記壁部との間になく前記第1導電部材に干渉しない位置で、前記底部を前記窪みに嵌めることができ、前記窪みに嵌まった状態で、前記ナットが前記軸線を中心に配置される位置にスライド可能である、締結構造。
  9. 前記表面に対して前記窪みが設けられている領域は、前記ナットホルダの前記底部よりも大きく、且つ、前記軸線方向に直交する第1方向において前記底部よりも長く、
    前記領域の前記第1方向における長さと、前記底部の前記第1方向における長さとの差は、前記ナットの幅以上である、請求項8に記載の締結構造。
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