JP6564246B2 - 管理システム及びパレット - Google Patents

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本発明は、ダンボールの運搬等に使用される管理システム及びパレットに関するものである。
パレットは、物品の搬送等を行う際に、物品を載置したり区分したりするものとして用いられている(例えば、特許文献1)。
このパレットは、ダンボールの運搬にも用いられている。しかしながら、ダンボールという物品は頑丈であり低価格であるから、パレットの扱いが丁寧なものではない。
また、ダンボールという梱包材や入れ物を扱う点から、ダンボールを購入する購入者は、パレットも使用できる容器と見なし、ダンボール業者に対して、パレットを返却しない場合が多いという特段の事情があった。
このような状況を鑑み、ダンボール業者は、パレットの回収を確認できるように、従来技術に基づきICタグを用いた管理を行おうとした(例えば、特許文献2)。
しかしながら、ダンボール用パレットの扱いは、丁寧とは言いがたいものであり、ICタグの故障などが発生し、容易に採用できるものではなかった。
特許第5336866号 公報
特許第4841817号 公報
そこでこの発明は、パレットの未返却が多いにもかかわらずICチップの採用が難しいダンボール業界において、コンピューター管理を可能とする管理システム及びパレットを提供するものである。
上記目的を達成するために本件発明は以下の手段を用いた。
(請求項1記載の発明)
請求項1記載の発明は、ダンボールをパレットに載置し、対応する顧客へ出庫した後、前記パレットを回収するための管理システムであって、ダンボールは商品情報を有する棚札を備え、パレットはID情報を有するタグ及びバーコードを備えるものであり、管理システムは、商品情報読取手段と、タグ読取無線手段と、バーコード読取手段と、顧客情報入力手段と、情報関連付け手段と、情報記憶手段と、管理手段とを備え、商品情報読取手段は、ダンボールの商品情報を読み取る手段であり、タグ読取無線手段及び/又はバーコード読取手段は、パレットのID情報を読み取る手段であり、顧客情報入力手段は、使用者が顧客情報を入力する手段であり、情報関連付け手段は、商品情報とID情報と顧客情報のそれぞれを関連付ける手段であり、情報記憶手段は、商品情報とID情報と顧客情報と関連付け情報とパレットIDそれぞれの出庫と回収状態とを記憶する手段であり、管理手段は、ダンボールを関連付けられた顧客への出荷情報を管理すると共に、ダンボールの載置に利用した出庫パレットのIDを確認する出庫ステップと、顧客から回収したパレットのIDを確認する回収ステップと、出庫パレットIDと回収パレットIDを照合する照合ステップと、照合の結果未回収のパレットIDを知らせる未回収確認ステップと、未回収パレットIDに関連付けられた顧客情報を知らせる顧客情報連絡ステップと在庫パレット情報とダンボールの商品情報に基づき行う在庫調整ステップとを備える手段であり、在庫調整ステップは、少なくとも在庫生産したダンボールシートの棚札および在庫生産したダンボールケースの棚札を在庫出荷製品の棚札に付け替える工程を備えることを特徴とする
(請求項2記載の発明)
請求項2記載の発明は請求項1記載の発明において、タグ読取無線手段及び/又はバーコード読取手段が、回収時に積み重ねられたパレットを、少なくとも2つ以上まとめて読みとることを特徴とする。
(請求項3記載の発明)
請求項3記載の発明は請求項2に記載された管理システムに用いられるパレットであって、少なくとも1つの側面にタグ及びバーコードを備えていることを特徴とする。
(請求項4記載の発明)
請求項4記載の発明は請求項3に記載されたパレットであって、前記タグが、取付面と視認面とを備えており、前記視認面に前記バーコードを設けたことを特徴とする。
(請求項5記載の発明)
請求項5記載の発明は請求項4に記載されたパレットであって、タグには樹脂加工が施され、防水性を備えていることを特徴とする。
(請求項6記載の発明)
請求項6記載の発明は請求項5に記載されたパレットであって、前記パレットが略直方体であり2組の対向する側面を備え、1組目の対向する両側面にタグを備え、2組目の対向する側面の少なくとも一方に手書き箇所を設けたことを特徴とする。
(請求項1記載の発明の効果)
請求項1記載の発明を用いると、段ボールに用いたパレットの未回収(紛失)を防ぐことができ、追加購入の費用を抑制することができると共に、パレット上のダンボールをトレースすることができ、在庫調整することができる。パレットからパレットへの製品の積み替えや製造工程でのパレット上の製品を把握することができる。
(請求項2記載の発明の効果)
請求項2記載の発明を用いると、積み重なったパレットのタグ及びバーコードを、RFスキャナ及びハンディーターミナルを用いて、順々に読み込み、回収確認ができる。
(請求項3記載の発明の効果)
請求項3記載の発明を用いると、一度に複数の積み重なったパレット側面を読み込むことができる。
(請求項4記載の発明の効果)
請求項4記載の発明を用いると、パレットに取り付けるタグ表面にバーコードを設けることによって、パレットIDの入れ違いなどのミスが減るものとなる。また、パレットが使用寿命となったら、取り換えが簡単なものとなる。
(請求項5記載の発明の効果)
請求項5記載の発明を用いると、雨の日などにおいてもタグの故障などが発生しないものとなる。
(請求項6記載の発明の効果)
請求項6記載の発明を用いると、パレットに手書き欄を設けるものとなりタグとバーコードが同時に使えなくなる場合に対応することができる。
図1は、ダンボール業界のパレットの移動を示す説明図である。 図2は、パレットの全体斜視図である。 図3は、ダンボールを載置したパレットの全体斜視図である。 図4は、パレットを移動させるフォークリフト側面図である。 図5は、パレットを運送するトラックの側面図である。 図6は、管理システムの管理装置の機能一覧図である。 図7は、管理システムの表示画面及び入力画面図である。 図8は、在庫調整の流れを示す図面である。
以下にこの発明の管理システム及びパレットを実施例として示す各図と共に説明する。
〔1.管理システムの基本目的について〕
図1はダンボール業界のパレット1の移動を示す説明図であり、図2はパレット1の全体斜視図である。図3は、ダンボール2を載置したパレットの全体斜視図である。
図1に示すようにダンボール業界において、各ダンボール業者Dは、ダンボール2をパレット1に載置し、顧客Cへ往路トラックT1などを用いて移動し納品し、その後パレット1は復路トラックT2などを用いて回収される。前述の納品及び回収において、往路トラックT1へパレット1及びダンボール2を積み込む方法として、往路フォークリフトF1を用いることを例示することができる。同様に、復路トラックT2からパレット1を下す方法として、復路フォークリフトF2を用いることが例示できる。フォークリフト(F1又はF2)を用いず作業者がパレット1を移動させてもよい。
これらのパレット1とダンボール2の管理するために、ダンボール2は商品情報を有する棚札20を備え、パレット1はID情報を有するタグ3及びバーコード5を備え、管理システムは、商品情報読取手段と、タグ読取無線手段と、バーコード読取手段と、顧客情報入力手段と、情報関連付け手段と、情報記憶手段と、管理手段とを備える。
〔2.パレット1について〕
パレット1は、図2に示すように略直方体であり2組の対向する側面10,11,12,13を備え、1組目の対向する両側面10,11にタグ3を備え、2組目の対向する側面12,13の少なくとも一方に手書き箇所4を設けている。少なくとも1つの側面10にタグ3及びバーコード5を備えたものとしても良いが、側面10,11の両方にタグ3及びバーコード5を備えるのが好ましい。タグ3及びバーコード5は、パレット1のID情報を記録し示すものである。このID情報を手書き箇所4にスプレー等で手書き記載することもできる。
パレット1の寸法は、代表的なT11型(1100mm×1100mm×144mm)パレットを例示することができるが、各国、各業界、各業種の企画に合わせた寸法とすることができる。パレット1の材質は、合成樹脂(ポリプロピレン、ポリエチレン)製、木製、金属製、紙製を例示することができる。パレット1は、タグ3の電磁波を吸収せず耐久性のある合成樹脂製とするのが好ましい。
〔3.タグ3について〕
図2に示すように、タグ3は、少なくとも1つの側面10に設けられるものであり、取付面と視認面30とネジ孔31とを備えている。ネジ孔31を用いてネジ止めされたタグ3の取付面は側面10と接触する面であり、視認面30は取付面の裏面である。タグ3の視認面30にバーコード5を設けるのが好ましい。バーコード5を二次元コードとするとより大きいデータを使用することができる。
視認面30にバーコード5を備えICチップを内蔵したタグ3として、株式会社サトーのEV212R−RFIDプリンタで作成したタグ3を例示することができる。
また、タグ3は、樹脂加工が施され防水性を備えているものが好ましく、ポリアセタール樹脂で防水加工されたタグ3として、サトーマテリアル株式会社のLOGIBASIC(登録商標)を例示することができる。この防水タグ3のサイズは、62.0mm×90.0mm×4.3mmである。防水タグ3の視認面30にバーコード5を貼着することもできる。
防水タグ3とすると、定期的にパレット1の洗浄を行ったとしても、タグ3の情報が消去しにくいものとなる。
より過酷な状況下で用いる場合、アルミニウムのプレートにバーコード5を印字しバーコード認識のみのタグ3とすることもできる。アルミニウムのプレートにバーコード5を刻印しても良い。
〔4.商品情報読取手段について〕
図3に示すように、パレット1に載置されたダンボール2は、棚札20を備えている。棚札20には、ダンボール2の商品情報がバーコード(パレット1のバーコード5とは異なる情報)で示されている。
したがって、商品情報読取手段とは、棚札20示された商品情報を読み取る、RFスキャナ6又はハンディーターミナル7であり、読み取られた情報は、情報関連付け手段によってパレット1のID情報と共に関連付けられ情報記憶手段に記憶される。
〔5.タグ読取無線手段とバーコード読取手段について。その1。〕
図4はパレットを移動させるフォークリフト側面図である。
図4に示すように、積み重ねられたパレット1の側面は、連続してタグ3とバーコード5を配置するものとなる。このように、パレット1がフォークリフトF(F1、F2)に重ねられている態様で作業者が読み取り作業を行うと、パレット1のID情報の示された複数のタグ3と複数のバーコード5とを、タグ読取無線手段となるRFスキャナ6及び/又はバーコード読取手段となるハンディーターミナル7でまとめて読み取ることができる。読み取られた情報は、情報記憶手段に記憶される。
図4に示すハンディーターミナル7は、バーコード専用のものであってもよいし、スマートフォンのカメラ機能を用いたものであってもよい。タグ読取無線手段となるRFスキャナ6及びバーコード読取手段となるハンディーターミナル7の双方で読み取る態様とするのが好ましい。このようにすると、タグ3のデータ破損や、バーコード5の汚れによる読み取り不可があったとしても、いずれか一方のデータを読み取ることができる。
タグ3とバーコード5両方の読み取りが不可能な場合であっても、手書き箇所4を目視することにより、作業者が入力することも可能である。
〔6.タグ読取無線手段とバーコード読取手段について。その2。〕
図5はパレットを運送するトラックの側面図である。
トラックT(T1,T2)にパレット1を載置した場合であっても、フォークリフトF(F1,F2)載置の場合と同様にパレット1のID情報を読み取ることができる。
フォークリフトF(F1,F2)は、パレット1にダンボール2が載置され重量が大きい出荷時(図1のフォークリフトF1)に使用されることが多いが、パレット1のみとなった回収時(図1のフォークリフトF2)に使用されないことが多い。このような場合であっても、タグ読取無線手段であるRFスキャナ6及び/又はバーコード読取手段であるハンディーターミナル7は、回収時に積み重ねられたパレット1を、少なくとも2つ以上まとめて読み取ることができる。
〔7.管理システムのソフトウェア及びハードウェアについて〕
管理システムは、データベース管理ソフトウェアと共に、以下に述べるハードウェアを用いて成り立つものである。データベース管理ソフトウェア(後述する管理手段の一部)として、Microsoft Office Access(登録商標)、Oracle Darabase(登録商標)、ALTIBASE(登録商標)などの関係データベース管理システムを用いることができる。
管理システムの管理装置の機能一覧を図6に示し、具体的な表示画面及び入力画面を図7に示す。
〔8.顧客情報入力手段について〕
顧客情報入力手段は、管理システムの情報記憶手段内のデータベースに、使用者が顧客情報を入力する手段である。顧客情報入力手段として具体的には、キーボードでの手打ち入力や、名刺の光学スキャンによる自動入力などを例示することができる。
〔9.情報関連付け手段について〕
情報関連付け手段は、商品情報とID情報と顧客情報のそれぞれを関連付ける手段であり、データベースソフトの各入力内容に関する関連付けである。
具体的には、図7に示すように、パレットIDとなるNO(ナンバー)とパレットの種類、出庫日、入庫日、届け先、ダンボール2の商品情報などが関連付けられている。
〔10.情報記憶手段について〕
情報記憶手段は商品情報とID情報と顧客情報と関連付け情報とを記憶する手段であり、具体的には磁気ディスクやフラッシュメモリを例示することができる。
情報記憶手段は、パレットIDそれぞれの出庫と回収状態を記憶するのが好ましい。
〔11.管理手段について〕
管理手段は、ダンボール2を関連付けられた顧客Cへの出荷情報を管理すると共に、ダンボール2の載置に利用した出庫パレット1のIDを確認する出庫ステップと、顧客Cから回収したパレット1のIDを確認する回収ステップと、出庫パレットIDと回収パレットIDを照合する照合ステップと、照合の結果未回収のパレットIDを知らせる未回収確認ステップと、未回収パレットIDに関連付けられた顧客情報を知らせる顧客情報連絡ステップとを備える。
具体的に管理手段は、棚札20に記載され商品情報読み取り手段で読み取られた内容とその商品(ダンボール2)が載置されたパレット1のIDの内容とキーボードなどの顧客情報入力手段で入力された内容とを関連付けて管理している。
出庫ステップは、図1に示す出庫時にタグ読取無線手段とバーコード読取手段を用いて図4又は図5に示す態様で出庫したパレット1のIDを確認し、データベースに入力する。
回収ステップは、図1に示す回収時にタグ読取無線手段とバーコード読取手段を用いて図4又は図5に示す態様で回収したパレット1のIDを確認し、データベースに入力する。
照合ステップは、データベースに入力された出庫したパレット1と回収したパレット1とが同じものか否かを照合する。
未回収確認ステップは、前述の照合ステップにおいて出庫と回収のパレットが同じものではない場合、未回収パレットの情報を出力する。
顧客情報連絡ステップは、未回収確認があった場合、図7に示すパレット1の届出先に対して、連絡するための情報を出力する。この連絡についてメール送信や葉書・封筒の書面作成を自動化することもできる。
〔12.在庫調整ステップについて〕
情報記憶手段は、パレットIDそれぞれの出庫と回収状態を記憶し、前記管理手段は、在庫パレット情報とダンボールの商品情報に基づき行う在庫調整ステップを備える管理システムとすることもできる。
具体的には、パレットIDと棚札20の商品情報とを関連づけることにより、棚卸などの在庫調整を簡単に行うことが可能となる。図8に在庫調整の具体的な流れを示す。
C 顧客
D ダンボール業者
F フォークリフト (F1 往路 F2 復路)
T トラック (T1 往路 T2 復路)
1 パレット
10 側面
11 側面
12 2組目側面
13 2組目側面
2 ダンボール
20 棚札
3 タグ
30 視認面
31 ネジ孔
4 手書き箇所
5 バーコード
6 RFスキャナ
7 ハンディーターミナル

Claims (6)

  1. ダンボール(2)をパレット(1)に載置し、対応する顧客(C)へ出庫した後、前記パレット(1)を回収するための管理システムであって、
    ダンボール(2)は商品情報を有する棚札(20)を備え、パレット(1)はID情報を有するタグ(3)及びバーコード(5)を備えるものであり、
    管理システムは、商品情報読取手段と、タグ読取無線手段と、バーコード読取手段と、顧客情報入力手段と、情報関連付け手段と、情報記憶手段と、管理手段とを備え、
    商品情報読取手段は、ダンボール(2)の商品情報を読み取る手段であり、
    タグ読取無線手段及び/又はバーコード読取手段は、パレット(1)のID情報を読み取る手段であり、
    顧客情報入力手段は、使用者が顧客情報を入力する手段であり、
    情報関連付け手段は、商品情報とID情報と顧客情報のそれぞれを関連付ける手段であり、
    情報記憶手段は、商品情報とID情報と顧客情報と関連付け情報とパレットIDそれぞれの出庫と回収状態とを記憶する手段であり、
    管理手段は、ダンボール(2)を関連付けられた顧客(C)への出荷情報を管理すると共に、
    ダンボール(2)の載置に利用した出庫パレット(1)のIDを確認する出庫ステップと、
    顧客(C)から回収したパレット(1)のIDを確認する回収ステップと、
    出庫パレットIDと回収パレットIDを照合する照合ステップと、
    照合の結果未回収のパレットIDを知らせる未回収確認ステップと、
    未回収パレットIDに関連付けられた顧客情報を知らせる顧客情報連絡ステップと
    在庫パレット情報とダンボールの商品情報に基づき行う在庫調整ステップと
    を備える手段であり、
    在庫調整ステップは、少なくとも
    在庫生産したダンボールシートの棚札および在庫生産したダンボールケースの棚札を
    在庫出荷製品の棚札に付け替える工程を備える
    ことを特徴とする管理システム。
  2. タグ読取無線手段及び/又はバーコード読取手段は、回収時に積み重ねられたパレット(1)を、少なくとも2つ以上まとめて読みとることを特徴とする請求項1記載の管理システム。
  3. 請求項2に記載された管理システムに用いられるパレット(1)であって、少なくとも1つの側面にタグ(3)及びバーコード(5)を備えていることを特徴とするパレット。
  4. 前記タグ(3)は、取付面と視認面(30)とを備えており、前記視認面(30)に前記バーコード(5)を設けたことを特徴とする請求項3記載のパレット。
  5. 前記タグ(3)には樹脂加工が施され、防水性を備えていることを特徴とする請求項4記載のパレット。
  6. 前記パレット(1)は略直方体であり2組の対向する側面(10、11、12、13)を備え、1組目の対向する両側面(10、11)にタグ(3)を備え、2組目の対向する側面(12、13)の少なくとも一方に手書き箇所(4)を設けたことを特徴とする請求項5記載のパレット。
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