JP6565414B2 - 車載照明灯の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載される照明灯を制御する車載照明灯の制御装置に関する。
従来の車載照明灯の制御装置としては、例えば、特許文献1に開示されており、このような車載照明灯の制御装置は、車載照明灯としての方向指示灯を駆動する駆動手段と、駆動手段と方向指示灯との間に配設される抵抗素子と、この抵抗素子の両端の電圧を検出する検出手段とを有し、検出手段により検出された電圧により方向指示灯の断線及び短絡を判定するものであった。
また、特許文献2に示すように、方向指示灯の操作や作動を検出して、これに同期して音や計器内のインジケータを駆動制御するものがあった。
特開2009−40285号公報 実開平4−136948号公報
このような車載照明灯(方向指示灯)の制御装置を計器に搭載し、かつ車載照明灯の断線等の異常状態に応じてインジケータを駆動させる場合、例えば特許文献1のように、入力情報を得るために、操作状態を検出するための配線と、異常状態を検出するための配線とが必要になるなど、該計器に接続する配線やこれらの接続端子が多くなってしまうという問題があった。
そこで本発明の目的は、上述した課題に着目し、配線が少なくても、車載照明灯の状態に応じた最適なインジケータ駆動ができる車載照明灯の制御装置を提供することにある。
本発明の車載照明灯の制御装置は、
車載照明灯に接続する配線を通じて前記車載照明灯が点灯するための電力を駆動信号として出力する駆動回路と、
前記駆動信号の出力状態を検出するとともに、前記駆動回路による電力供給の有無を切り替える制御信号を出力する制御手段と、
前記制御手段の制御により点消灯することで、前記車載照明灯の作動状態を示すインジケータ用の光源と、
一端側が前記配線に接続され、他端側が接地接続されるコンデンサと、
を備え、
前記駆動回路は、前記駆動信号の電流値に応じた信号を状態信号として前記制御手段に出力し、
前記制御手段は、前記状態信号と前記制御信号の出力状態とに基づいて、前記車載照明灯の消灯状態を判定する消灯判定処理を行い、この判定結果に応じて前記光源を消灯する
ことを特徴とする。
また、前記駆動回路は、前記配線を介して、前記車載照明灯と、この車載照明灯の点消灯を切り替え操作するための操作スイッチとが直列に接続されることを特徴とする。
本発明の車載照明灯の制御装置によれば、配線が少なくても、車載照明灯の状態に応じた最適なインジケータ駆動ができる。
本発明の実施形態による制御装置の電気回路構成を示すブロック図。 同上実施形態におけるインジケータの車載計器実装例を示す図。 同上実施形態における車載照明灯の制御処理手順を示すフロー図。 同上実施形態における光源の制御処理手順を示すフロー図。 同上実施形態における各信号や駆動状態の一例を示すタイムチャート。
以下、本発明の車載照明灯の制御装置の実施の形態として、オートバイ用の車載計器(制御装置)に適用したものを例に挙げて図面を用いて説明する。
図1は、本発明に関する車載計器Aの電気的な構成について一例を示すものであり、本実施形態における車載計器Aは、駆動回路1と、制御手段2と、光源3、コンデンサ4と、を備える。
車載計器Aには、車両に搭載されるバッテリの電源が接続されており、この電源から供給される電力により車載計器A内の光源3や駆動回路1、制御手段2等の電子部品を駆動させ、また、車載計器Aは、この電源に接続する電源回路Bと配線Cとの通電状態(通電/非通電)を切り替えて、車載照明灯Dを点滅駆動できる。
また、本実施形態における車載照明灯の制御装置は、車載計器Aの筐体40(図2に示す)内に設けられる構成であり、各電子部品は、筐体40内に収納された回路基板に実装される。つまり、本実施形態の車載計器Aは、メータパネル内に設けられたインジケータ等の制御装置と、車両の外郭側に配設された車載照明灯Dと、が配線Cを介して電気的に接続された構成である。
車載照明灯Dは、例えば、フィラメントを用いた電球(白熱電球)、またはLED(発光ダイオード)などの発光素子であり、この場合、方向指示灯として適用し、車両の外側の前後左右の4箇所にそれぞれ配設される。また、車載照明灯Dは、前方用光源と後方用光源とが並列接続され、駆動回路1を介して電流供給される。なお、車載照明灯Dは、一方側が接地され前方用と後方用とが並列接続された右側用の一組と、左側用の一組とが、操作スイッチEによって選択できるように設けられる。また、左右共通の駆動回路1と制御手段2に接続される。
操作スイッチEは、車両利用者が、方向指示するための車載照明灯Dへの通電/非通電状態をオンオフして切り替えるための操作手段であり、図示しないハンドルに設けられる。このため操作スイッチEは、車載照明灯Dと直列に設けられ、一端側が車載計器Aの駆動回路1に配線Cを介して接続し、他端側が車体を介して接地される。この場合、操作スイッチEは、車両利用者による左折指示(通電)/右折指示(通電)/指示なし(非通電)の選択に応じて、通電状態を切り替えることができる。
駆動回路1は、FET(電界効果トランジスタ)などの半導体素子で構成されるスイッチング素子を用いた半導体(例えば、ハイサイドドライバ)を適用でき、電源回路Bと、車載照明灯Dと、制御手段2とに電気的に接続される。駆動回路1は、制御手段2からの制御信号(オンまたはオフ)に基づいて、接続された車載照明灯Dへ電源回路Bからの電流(駆動信号)を供給または停止し、車載照明灯Dを所定の周期で点滅(点消灯)させる。
また、駆動回路1は、車載照明灯Dを駆動する駆動信号を配線Cを通じて出力し、この駆動信号の電流値に応じた状態信号を、制御手段2に出力する。制御手段2は、この状態信号に基づいて、後述のように光源3を点消灯させて、車載照明灯Dの動作状態をインジケータ表示させる。
制御手段2は、CPUやメモリ及びインターフェース回路などを含むマイクロコンピュータ等の電子制御ユニットを適用でき、駆動回路1や光源3に接続される。また、制御手段2は、駆動回路1が出力する駆動信号について監視するための入力ポートが用意されており、駆動信号の電流値に応じた状態信号を駆動回路1を介して入力できる。また、制御手段2は、駆動信号の電圧値(電位)に応じた検出信号を入力できるように回路接続される。
また、制御手段2は、各信号の入力状態と、予めメモリに格納されたプログラムとに基づいて、演算処理を行い、演算結果に応じた出力として、図2に示すインジケータ10用に光源3を点消灯制御する信号や、駆動回路1を制御するための制御信号を発する出力ポートを備える。なお、制御手段2は、車両情報を入力し、車載計器Aの指針20や液晶表示素子30などを制御するための演算処理手段として、兼用される。
光源3は、車載計器A内に設けられる車載照明灯Dの動作状態を示すインジケータ10を背面側(内側)から透過照明する照明手段であり、筐体40に収納される回路基板に実装される発光ダイオードを適用できる。インジケータ10は、透光性の部材にて矢印形状に形成され、右折または左折用の方向指示中であることを示す。光源3は、制御手段2からの出力信号に基づいて、点灯/消灯状態が切り替えられる。
コンデンサ4は、一端側が配線Cに接続され、他端側が接地接続される。コンデンサ4によって、ノイズを吸収し、安定した駆動信号を伝達できる。また、コンデンサ4と同様に、一端側が配線Cに接続され、他端側が接地接続される抵抗素子5を備え、駆動回路1の誤動作防止用に作用する。
次に、図3乃至5を用いて、車載照明灯Dや光源3の駆動例について説明する。図3は、車載照明灯Dの制御に関する制御手段2の処理手順を示し、図4は、光源3の制御に関する制御手段2の処理手順を示す。また、図5は、各信号や状態の一例を示すタイムチャートである。
まず、制御手段2は、制御信号としてオン(「H」なる信号)出力する(ステップS1)。この制御信号により、駆動回路1は、電源回路Bと配線Cとを通電状態にする。
次に、制御手段2は、状態信号を入力し、駆動回路1から電流が流れたか否かを判定する通電開始判定処理(ステップS2)を行う。なお、制御手段2は、所定しきい値を超えるか否かでこの判定を行ってもよいし、状態信号の波形から立ち上がり部分を検出することで判定することもできる。
制御手段2は、この通電開始判定処理の条件を満たさない場合に、車両利用者による操作スイッチEの操作がなされていない、または、車載照明灯Dが全て断線状態であるため、非通電状態であるとして、制御信号を「H」のまま待機する。
また、制御手段2は、上記通電開始判定処理の条件を満たした場合に、車両利用者によって操作スイッチEがオン操作(例えば、右折指示操作)され、電源回路Bの電力が配線C側へ流れているものとして、検出信号を入力し、駆動回路1から出力される駆動信号の電圧値(配線Cの電位)が、所定の電圧値以上であるか否か(「H」/「L」)を判定する電圧判定処理を行う(ステップS3)。
次に制御手段2は、ステップS2で検出した通電開始から一定時間T1後(例えば、100ミリ秒後)に、突入電流から安定状態となった状態信号(駆動信号の電流値に応じた信号)を読み取り、異常値でないか否かを判定する状態判定処理を行う(ステップS4)。
制御手段2は、この状態判定処理によって異常値でないと判定した場合に、以下のように、通常の点滅駆動を行う。まず、制御手段2は、駆動回路1への制御信号について、「H」なる信号の出力することによって、駆動回路1を介して車載照明灯Dを点灯状態とし、この状態を保持させたまま所定点灯時間(例えば、1秒間)T2経過するまで待機する(ステップS5)。
その後、制御手段2は、制御信号について「L」なる信号を出力し、車載照明灯Dの消灯を促す(ステップS6)。次に、制御手段2は、所定消灯時間(例えば、1秒間)T3経過するまで、これら消灯状態を保持させたまま待機する(ステップS7)。これらステップS3からステップS7までの処理により、車載照明灯Dは、一周期分の点滅が行われる。
また、制御手段2は、ステップS3の電圧判定処理の条件を満たしていないと判定した場合、または、ステップS4の状態判定処理によって異常値であると判定した場合、何らかの異常状態とみなして、例えば、制御信号「L」を出力し(ステップS8)、これら制御状態を所定時間(例えば、2.5秒間)経過するまで維持する(ステップS9)。
なお、制御手段2は、ステップS8,S9の処理によって、制御信号「L」を所定時間維持することで、仮に、配線Cや車載照明灯D側で短絡が生じたことによる異常状態であった場合に、駆動回路1の通電(特に、電源回路Bと配線Cとの間の通電)による発熱時間を低減できる。即ち、制御手段2は、異常状態時に、定期的に駆動信号を出力させてこの反応に対して電圧判定処理を行うことで、異常状態が再現するか否かを判別できる。この際、正常な状態に復帰した場合に備えた、発熱の少ない監視状態となる。
これら処理を繰り返すことによって、操作スイッチEの操作を判別する専用の信号線を設けなくとも、車載計器Aが車載照明灯Dを点滅駆動できるとともに、駆動信号を監視することで違和感のないインジケータ10の点滅表示を行うことができる。
また、制御手段2は、上述のように車載照明灯Dを制御する他に、図4に示すように、光源3を制御する処理を行う。
制御手段2は、制御手段2から出力している制御信号が「H」であるか否かを判定(ステップS11)する。
このステップS11の判定で条件を満たす場合に、操作スイッチEがオン操作されている可能性があるため、制御手段2は、ステップS3と同様な、電圧判定処理を行い、駆動回路1から出力される駆動信号の電圧値(配線Cの電位)が、所定の電圧値以上であるか否か(「H」/「L」)を判定する(ステップS12)。
また、このステップS12の電圧判定処理によって、駆動信号の電圧値が正常な値(「H」なる信号)であることを判定した場合、制御手段2は、駆動回路1からの状態信号を読み取り、駆動信号が車載照明灯Dへ伝達されたか否かを判別する通電判定処理(ステップS13)を行う。
このステップS13の通電判定処理の条件を満たす場合には、制御手段2は、光源3が点灯するように制御する(ステップS14)。この処理により、車載照明灯Dの点灯開始に同期させて、光源3を点灯させることができる。
また、ステップS11乃至S13の処理において、いずれかの条件を満たさない場合には、操作スイッチEの操作、または異常状態によって、車載照明灯Dが点灯していないとして、光源3を消灯させる制御を行う(ステップS15)。
これらステップS11乃至S15の処理を繰り返すことによって、車載照明灯Dの点消灯に同期して、光源3を点消灯させることができる。また、図5に示すように、車載照明灯Dが点灯状態から消灯状態へ移行してから、フィルタ回路等の影響により、状態信号が「0」側に達するまでに時間を要しても、ステップS11の判定処理を含めて行うことで、車載照明灯Dの消灯開始に近い時間で光源3を消灯させることができ、余計な光源3の点灯を低減できる。また、異常状態に応じた光源3の消灯処理も併せて行うことができる。また、車載照明灯Dが点灯中に操作スイッチEをオン状態からオフ操作した場合であっても、車載照明灯Dの消灯開始に迅速に反応して光源3を消灯できるため有利である。
また、上述処理によって、車載照明灯Dの点灯開始から迅速に車載計器Aの光源3を点灯開始させることができるため、反応が良好で違和感のないインジケータ10の点滅表示を車両利用者に視認させることができる。
なお、制御手段2は、状態判定処理S4のしきい値判別によって、前後の車載照明灯Dのうち一方側が球切れするなどで断線状態となったことも判定でき、この場合には、光源3の点滅周期を複数倍にするなどして車両利用者に知らせることもできる。
斯かる車載照明灯Dの制御装置となる車載計器Aは、車載照明灯Dに接続する配線Cを通じて車載照明灯Dが点灯するための電力を駆動信号として出力する駆動回路1と、前記駆動信号の出力状態を検出するとともに、駆動回路1による電力供給の有無を切り替える制御信号を出力する制御手段2と、制御手段2の制御により点消灯することで、車載照明灯Dの作動状態を示すインジケータ10用の光源3と、を備え、駆動回路1は、前記駆動信号の電流値に応じた信号を状態信号として制御手段2に出力し、制御手段2は、前記状態信号に基づいて、光源3を点消灯させる。
したがって、制御手段2は、車載照明灯Dへ出力する制御信号と、駆動回路1から入力する状態信号とによって、車載照明灯Dや操作スイッチEの状態を判別できる。即ち、駆動回路1の入出力から判別することで、配線が少なくても、各状態に応じてインジケータ10用の光源3を最適に駆動できる。
配線Cには、コンデンサ4が接続され、制御手段2は、前記状態信号と前記制御信号の出力状態とに基づいて、車載照明灯Dの消灯状態を判定する消灯判定処理を行い、この判定結果に応じて光源3を消灯することによって、コンデンサ4などの回路構成によって、状態信号や検出信号の変化が緩やかであっても、余計な光源3の点灯状態の継続を抑止できる。
駆動回路1は、配線Cを介して、車載照明灯Dと、この車載照明灯Dの点消灯を切り替え操作するための操作スイッチEとが直列に接続されることによって、配線Cや駆動回路1への入出力を監視することで、車載照明灯Dの点消灯駆動、および異常状態の検出、操作スイッチEの操作状態の検出を行うことができ、車載計器Aに接続される配線ケーブルおよびこの配線ケーブルの接続端子を少なく構成できる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施の形態に適用可能である。
例えば、上述実施の形態では、車載照明灯Dとして方向指示灯に適用したものを例に挙げて説明したが、車幅灯やブレーキランプ、前照灯、ハイビームライトなどに適用することもでき、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
本発明は、車載照明灯の制御装置に関し、例えば、自動車やオートバイ、あるいは農業機械や建設機械を備えた移動体に搭載される車載計器として好適である。
1 駆動回路
2 制御手段
3 光源
4 コンデンサ
10 インジケータ
20 指針
30 液晶表示素子
40 筐体
A 車載計器
B 電源回路
C 配線
D 車載照明灯
E 操作スイッチ

Claims (2)

  1. 車載照明灯に接続する配線を通じて前記車載照明灯が点灯するための電力を駆動信号として出力する駆動回路と、
    前記駆動信号の出力状態を検出するとともに、前記駆動回路による電力供給の有無を切り替える制御信号を出力する制御手段と、
    前記制御手段の制御により点消灯することで、前記車載照明灯の作動状態を示すインジケータ用の光源と、
    一端側が前記配線に接続され、他端側が接地接続されるコンデンサと、
    を備え、
    前記駆動回路は、前記駆動信号の電流値に応じた信号を状態信号として前記制御手段に出力し、
    前記制御手段は、前記状態信号と前記制御信号の出力状態とに基づいて、前記車載照明灯の消灯状態を判定する消灯判定処理を行い、この判定結果に応じて前記光源を消灯する
    ことを特徴とする車載照明灯の制御装置。
  2. 前記駆動回路は、前記配線を介して、前記車載照明灯と、この車載照明灯の点消灯を切り替え操作するための操作スイッチとが直列に接続されることを特徴とする請求項1に記載の車載照明灯の制御装置。
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