JP6565731B2 - 複合エステル交換反応システムによる複数の油脂組成物の製造方法 - Google Patents
複合エステル交換反応システムによる複数の油脂組成物の製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6565731B2 JP6565731B2 JP2016029423A JP2016029423A JP6565731B2 JP 6565731 B2 JP6565731 B2 JP 6565731B2 JP 2016029423 A JP2016029423 A JP 2016029423A JP 2016029423 A JP2016029423 A JP 2016029423A JP 6565731 B2 JP6565731 B2 JP 6565731B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fatty acid
- oil
- fat
- raw material
- raw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12P—FERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
- C12P7/00—Preparation of oxygen-containing organic compounds
- C12P7/64—Fats; Fatty oils; Ester-type waxes; Higher fatty acids, i.e. having at least seven carbon atoms in an unbroken chain bound to a carboxyl group; Oxidised oils or fats
- C12P7/6436—Fatty acid esters
- C12P7/6445—Glycerides
- C12P7/6458—Glycerides by transesterification, e.g. interesterification, ester interchange, alcoholysis or acidolysis
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C11—ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
- C11C—FATTY ACIDS FROM FATS, OILS OR WAXES; CANDLES; FATS, OILS OR FATTY ACIDS BY CHEMICAL MODIFICATION OF FATS, OILS, OR FATTY ACIDS OBTAINED THEREFROM
- C11C3/00—Fats, oils, or fatty acids by chemical modification of fats, oils, or fatty acids obtained therefrom
- C11C3/04—Fats, oils, or fatty acids by chemical modification of fats, oils, or fatty acids obtained therefrom by esterification of fats or fatty oils
- C11C3/10—Ester interchange
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12Y—ENZYMES
- C12Y301/00—Hydrolases acting on ester bonds (3.1)
- C12Y301/01—Carboxylic ester hydrolases (3.1.1)
- C12Y301/01003—Triacylglycerol lipase (3.1.1.3)
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Wood Science & Technology (AREA)
- Zoology (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Biotechnology (AREA)
- Microbiology (AREA)
- Fats And Perfumes (AREA)
- Edible Oils And Fats (AREA)
Description
また特に酵素によるエステル交換反応によって製造できる高純度のUSU油脂やSUS油脂(U:C18の不飽和脂肪酸、S:C4〜C24の飽和脂肪酸)は市場からの要望も高いものであり、安価な製造方法が望まれていたが、前記理由による高価格から市場における利用が進んでいなかった。
また本発明者らは上記の基本的な発明に従い、USUを含む油脂及びSUSを含む油脂の新規な製造方法を完成した。すなわちUSUに富む油脂組成物を製造する第一の反応システムとSUSに富む油脂組成物を製造する第二の反応システムにおいて、第一の反応システムの原料油脂に由来して副生するSの脂肪酸エステル等を第二の反応システムのSの原料脂肪酸エステル等に用い、さらに第二の反応システムの原料油脂に由来して副生するUの脂肪酸エステル等を第一の反応システムのUの原料脂肪酸エステル等に用いる複合反応システムにより、上記課題が一挙に解決できるのである。
但し、SはC4〜C24の飽和脂肪酸、UはC18の不飽和脂肪酸、USUは1位及び3位の脂肪酸がUであり、2位の脂肪酸がSであるトリグリセリド、SUSは1位及び3位の脂肪酸がSであり、2位の脂肪酸がUであるトリグリセリドを示す。
(1)構成脂肪酸中Sを80重量%以上含む原料油脂(a)と、Uを主成分とする原料脂肪酸又はその低級アルコールエステル(b)を混合する工程、
(2)工程(1)で得られた原料混合物を1,3位特異性を有するリパーゼを用いてエステル交換反応させる工程、
(3)工程(2)で得られた反応生成物から原料油脂(a)の1,3位に由来し遊離した脂肪酸又はその低級アルコールエステル画分を分離する工程、
(4)構成脂肪酸中Uを50重量%以上含む原料油脂(c)と、Sを主成分とする原料脂肪酸又はその低級アルコールエステル(d)を混合する工程、
(5)工程(4)で得られた原料混合物を1,3位特異性を有するリパーゼを用いてエステル交換反応させる工程、
(6)工程(5)で得られた反応生成物から原料油脂(c)の1,3位に由来し遊離した脂肪酸又はその低級アルコールエステル画分を分離する工程。
本発明の第4は、前記工程(6)において反応生成物からSUSを30重量%以上含有する油脂組成物と未反応の脂肪酸又はその低級アルコールエステル画分を分離することを特徴とする第2又は3記載の複数の油脂組成物の製造方法。
本発明の第5は、前記工程(3)又は工程(6)の分離の一部又は全部に蒸留法を用いる第2乃至4のうち何れか1項に記載の複数の油脂組成物の製造方法。
本発明の第7は、原料油脂(a)が構成脂肪酸中C20〜24の飽和脂肪酸を10〜70重量%含む第6記載の複数の油脂組成物の製造方法。
本発明の第8は、原料油脂(a)の一部又は全部にハイエルシン菜種油の極度硬化油、原料脂肪酸又はその低級アルコールエステル(b)にオレイン酸又はその低級アルコールエステル、原料油脂(c)の一部又は全部にハイオレイック油脂、原料脂肪酸又はその低級アルコールエステル(d)にベヘン酸又はその低級アルコールエステルを使用する第7記載の複数の油脂組成物の製造方法。
本発明の第10は、原料油脂(a)の一部又は全部にパーム中融点の極度硬化油、原料脂肪酸又はその低級アルコールエステル(b)にオレイン酸又はその低級アルコールエステル、原料油脂(c)の一部又は全部にハイオレイック油脂、原料脂肪酸又はその低級アルコールエステル(d)にパルミチン酸又はその低級アルコールエステルを使用する第9記載の複数の油脂組成物の製造方法。
本発明の第11は、原料油脂(a)が1,3位にC4〜C14の飽和脂肪酸に富み、2位にステアリン酸に富む油脂、原料脂肪酸又はその低級アルコールエステル(b)にオレイン酸又はその低級アルコールエステル、原料油脂(c)の一部又は全部にハイオレイック油脂、原料脂肪酸又はその低級アルコールエステル(d)にC4〜C14の飽和脂肪酸又はその低級アルコールエステルを使用する第9記載の複数の油脂組成物の製造方法。
本発明の第12は、前記工程(6)で得られたトリグリセリド画分を極度硬化し、前記工程(1)の原料油脂(a)の一部又は全部に使用する第6乃至11のうち何れか1項に記載の複数の油脂組成物の製造方法。
本発明の第14は、原料油脂(a)が構成脂肪酸中パルミチン酸を60重量%以上含む第13記載の複数の油脂組成物の製造方法。
本発明の第15は、原料油脂(a)の一部又は全部にトリパルミチンに富む油脂、原料脂肪酸又はその低級アルコールエステル(b)にオレイン酸又はその低級アルコールエステル、原料油脂(c)の一部又は全部にハイオレイック油脂、原料脂肪酸又はその低級アルコールエステル(d)にパルミチン酸又はその低級アルコールエステルを使用する第14記載の複数の油脂組成物の製造方法に関するものである。
本発明における用語の定義を説明する。本発明において脂肪酸エステル等とは、脂肪酸又はその低級アルコールエステルを指す。エステル交換反応システム又は反応システムとは、原料油脂と原料脂肪酸エステル等とを1,3位特異エステル交換反応し、反応生成物から目的とする油脂組成物及び、脂肪酸エステル等を分離する一連の工程を指す。また複合エステル交換反応システム又は複合反応システムとは複数の反応システム間で副生物を相互に交換する複合システムを指す。
体的な油脂としては、ひまわり油、ハイオレイックひまわり油、サフラワー油、ハイオレ
イックサフラワー油、大豆油、ナタネ油、オリーブ油、パーム油、サル脂、シア脂、ヤシ
油、パーム核油等の植物油、魚油、牛脂、豚脂等の動物油、MCTやトリラウリン等の合成トリグリセリド、1,3位と2位にそれぞれ特定の脂肪酸が結合した構造脂質等から選ばれる1種または2種以上の混合油、それらの加工油脂(硬化、分別及びエステル交換から選択される1種以上の加工工程を含む)が例示でき、脂肪酸エステル等としては酪酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ベヘン酸、DHA,EPAなどC4〜24の脂肪酸及びこれらのメチルまたはエチルエステル等のような低級アルコールのエステルが例示できる。
その意味で工程(1)における混合比率は原料脂肪酸エステル等(b)が多い方が有利であり、原料混合物中の原料脂肪酸エステル等(b)の比率は、好ましくは35重量%以上、より好ましくは50重量%以上、さらに好ましくは60重量%以上である。また逆に原料油脂(a)が少ないと工程(3)で得られるトリグリセリド画分としての油脂組成物の製造量が少なくなり生産効率が劣る。この意味で原料混合物中の原料油脂(a)の比率は、好ましくは5重量%以上、より好ましくは10重量%以上、さらに好ましくは20重量%以上である。
その意味で工程(4)における混合比率は原料油脂(c)が多い方が有利であり、原料混合物中の原料油脂(c)の比率は、好ましくは10重量%以上、より好ましくは20重量%以上、さらに好ましくは25重量%以上である。また逆に原料脂肪酸エステル等(d)が少ないと工程(6)で得られるトリグリセリド画分のSUS含量が低くなり生産効率が劣る。この意味で原料混合物中の原料脂肪酸エステル等(d)の比率は、好ましくは20重量%以上、より好ましくは40重量%以上、さらに好ましくは60重量%以上である。
一方、原料油脂1,3位由来の副生脂肪酸エステル等の画分と未反応脂肪酸エステル等の画分を分離する前記第二の蒸留や精留の条件については分離すべき脂肪酸エステル等の組成により適宜選択される。
工程(1)での原料脂肪酸エステル等の混合比率を上げること又は工程(2)でのエステル交換反応率を高くすることでこのUSU含量は高めることができ、好ましくは40重量%以上、さらに好ましくは50重量%以上、最も好ましくは60重量%以上である。
工程(4)での原料脂肪酸エステル等の混合比率を上げること又は工程(5)でのエステル交換反応率を高くすることでこのSUS含量は高めることができ、好ましくは40重量%以上、さらに好ましくは50重量%以上、最も好ましくは60重量%以上である。
この観点では原料油脂(a)構成脂肪酸中の全C20〜24の飽和脂肪酸の内、80重量%以上が1,3位に存在していることが好ましく、より好ましくは90重量%以上であり、更に好ましくは95重量%以上であり、最も好ましくは98重量%以上である。
この場合の蒸留温度は好ましくは170℃以上、より好ましくは190℃以上、さらに好ましくは200℃以上、最も好ましくは210℃以上である。また好ましくは270℃以下、より好ましくは260℃以下、さらに好ましくは250℃以下である。真空度は好ましくは0.2トール以上、より好ましくは0.5トール以上、さらに好ましくは1トール以上である。また好ましくは10トール以下、より好ましくは7トール以下、さらに好ましくは5トール以下、最も好ましくは3トール以下である。
当該蒸留により、C20〜24の飽和脂肪酸エステル等が高沸点画分に、オレイン酸エステル等が低沸点画分に回収される。
本発明の原料油脂(a)の構成脂肪酸中パルミチン酸が10重量%未満の場合は副生するパルミチン酸エステル等の量が少なく、第二の反応システムの原料脂肪酸エステル等として十分な量が供給できない問題がある。一方パルミチン酸が70重量%を超えると相対的にStの含量が低下するので十分なレベルのUStU油脂生産効率が得られない。
この観点では原料油脂(a)構成脂肪酸中の全パルミチン酸の内、80重量%以上が1,3位に存在していることが好ましく、より好ましくは90重量%以上であり、更に好ましくは95重量%以上であり、最も好ましくは98重量%以上である。かかる原料油脂を使用すれば、エステル交換反応後に副生するパルミチン酸エステル等と未反応のオレイン酸エステル等のそれぞれの沸点の差を利用して、蒸留によって簡単に分離できる。分離によって濃縮されたパルミチン酸エステル等は第二の反応システムの原料脂肪酸エステル等として有効に使用することができる。
当該蒸留により、パルミチン酸エステル等が低沸点画分に回収され、オレイン酸エステル等が高沸点画分に回収される。
本発明の原料油脂(a)の構成脂肪酸中C4〜C14の飽和脂肪酸が10重量%未満の場合は副生するC4〜C14の飽和脂肪酸エステル等の量が少なく、第二の反応システムの原料脂肪酸エステル等として十分な量が供給できない問題がある。一方C4〜C14の飽和脂肪酸が70重量%を超えると相対的にStの含量が低下するので十分なレベルのUStU油脂生産効率が得られない。
前記態様4の第二の反応システムではPOPに富む油脂が生産される。この場合POPの含量は30重量%以上、好ましくは40重量%以上、さらに好ましくは50重量%以上、最も好ましくは60重量%以上である。またさらに分別を行うことで分別高融点部にPOP含量が向上した油脂組成物を得ることができ、副生する分別低融点部は工程(4)の原料油脂(c)の一部として循環再使用できる。加えて、それぞれの反応システムで得られた未反応脂肪酸エステル等の画分は、当該反応システムの原料脂肪酸エステル等に循環再使用できる。
なお下記実施例1は前記態様1の、下記実施例2は前記態様2の、下記実施例3は前記態様3の、下記実施例4は前記態様4のそれぞれの一例である。
(実施例1)
第一の反応システム
原料油脂(a)としてハイエルシン酸菜種極度硬化油(図2−201参照)(構成脂肪酸中Sが99重量%、C20〜24の飽和脂肪酸が56重量%、1,3位のC20〜24の飽和脂肪酸が82.7%)30部と、原料脂肪酸エステル等(b)としてオレイン酸エチルエステル(図2−202参照)(オレイン酸エチルエステル含量81重量%)70部を混合した原料混合物を既知の方法にて脱色・脱水を実施したのちに、1,3位特異性リパーゼを用いてエステル交換反応を実施した。エステル交換反応は原料混合物の水分含量90ppm、反応時間24時間、反応温度53℃、固定化リパーゼ量を対原料混合物1%とした回分反応にて実施した。
反応後、得られた反応生成物をトリグリセリド画分と脂肪酸エチルエステル画分に蒸留により分離した。蒸留条件は温度245〜250℃、真空度0.5〜1.0torrであった。得られたトリグリセリド画分(図2−203参照)のUSU含量は45重量%であったが、さらにN−ヘキサンを用いて溶剤分別を実施することにより低融点部としてUSUを87重量%、OStOを58重量%、OBOを1重量%含有する油脂組成物(OStO脂)を得た。また副生成物として高融点部油脂を得た。この高融点部油脂は前記原料混合物の一部として循環再使用した。一方前記蒸留にて得られた脂肪酸エチルエステル画分は、続く精留工程で、低沸点画分と高沸点画分に分離した。精留の条件は温度238〜241℃真空度1.1〜1.3torrであった。得られた低沸点画分(図2−204参照)はオレイン酸エチルエステル含量が83重量%であり、オレイン酸エチル含量が81重量%の前記原料脂肪酸エステル等(b)とほぼ同等な品質として次回のエステル交換反応の原料脂肪酸エステル等(b)の一部に置換して循環再使用できた。一方得られた高沸点画分(図2−205参照)は原料油脂1,3位由来副生脂肪酸エステル等であり、ベヘン酸エチルエステルを83重量%含有しており、第二の反応システムの原料脂肪酸エステル等(d)とほぼ同等な品質として(d)の一部に使用できた。(図2−206参照)
原料油脂(c)としてハイオレイックひまわり油(図2−207参照)(構成脂肪酸中オレイン酸含量88重量%、U含量91重量%)30部と、原料脂肪酸エステル等(d)としてベヘン酸エチルエステル(図2−208参照)(ベヘン酸エチルエステル含量91重量%、S含量99重量%)70部を混合した原料混合物を既知の方法にて脱色・脱水を実施したのちに、1,3位特異性リパーゼを用いてエステル交換反応を実施した。エステル交換反応は原料混合物の水分含量90ppm、反応時間24時間、反応温度53℃、固定化リパーゼ量を対原料混合物1%とした回分反応にて実施した。
反応後、得られた反応生成物をトリグリセリド画分と脂肪酸エチルエステル画分に蒸留により分離した。蒸留条件は温度245〜250℃、真空度0.5〜1.0torrであった。得られたトリグリセリド画分(図2−209参照)のSUS含量は45重量%であったが、さらにN−ヘキサンを用いて溶剤分別を実施することにより高融点部としてSUSを87重量%、BOBを66重量%含有する油脂組成物(BOB脂)を得た。また副生成物として低融点部を得た。この低融点部は前記原料混合物の一部として循環再使用した。一方前記蒸留にて得られた脂肪酸エチルエステル画分は、続く精留工程で、低沸点画分と高沸点画分に分離した。精留の条件は温度238〜241℃、真空度1.1〜1.3torrであった。得られた低沸点画分(図2−211参照)は原料油脂1,3位由来副生脂肪酸エステル等であり、オレイン酸エチルエステル含量が83重量%であり、オレイン酸エチル含量が81重量%の第一の反応システムの原料脂肪酸エステル等(b)とほぼ同等な品質として(b)の一部に置換して使用できた。(図2−212参照)一方得られた高沸点画分(図2−210参照)はベヘン酸エチルエステルを83重量%含有しており、原料脂肪酸エステル等(d)とほぼ同等な品質として(d)の一部に循環再使用できた。
(実施例2)
第一の反応システム
原料油脂(a)としてパーム中融点部極度硬化油(図3−301参照)(構成脂肪酸中S含量が99重量%、パルミチン酸含量が57重量%、1,3位のパルミチン酸含量82.7%)30部と、原料脂肪酸エステル等(b)としてオレイン酸エチルエステル(図3−302参照)(オレイン酸エチルエステル含量81重量%)70部を混合した原料混合物を既知の方法にて脱色・脱水を実施したのちに、1,3位特異性リパーゼを用いてエステル交換反応を実施した。エステル交換反応は原料混合物の水分含量90ppm、反応時間24時間、反応温度53℃、固定化リパーゼ量を対原料混合物1%とした回分反応にて実施した。
反応後、得られた反応生成物をトリグリセリド画分と脂肪酸エチルエステル画分に蒸留により分離した。蒸留条件は温度235〜240℃、真空度0.5〜1.0torrであった。得られたトリグリセリド画分(図3−303参照)のUSU含量は43重量%であったが、さらにN−ヘキサンを用いて溶剤分別を実施することにより低融点部としてUSUを87重量%、OStOを67重量%含有する油脂組成物(OStO脂)を得た。また副生成物として高融点部を得た。この高融点部は前記原料混合物の一部として循環再使用した。一方前記蒸留にて得られた脂肪酸エチルエステル画分は続く精留工程で、低沸点画分と高沸点画分に分離した。精留の条件は温度218〜221℃真空度1.1〜1.3torrであった。得られた高沸点画分(図3−304参照)はオレイン酸エチルエステルを83重量%含有しており、オレイン酸エチル含量が81重量%の前記原料脂肪酸エステル等(b)とほぼ同等な品質として次回のエステル交換反応の原料脂肪酸エステル等(b)の一部に置換して循環再使用できた。一方得られた低沸点画分(図3−305参照)は原料油脂1,3位由来副生脂肪酸エステル等であり、パルミチン酸エチルエステル含量を88重量%含有しており、第二の反応システムの原料脂肪酸エステル等(d)とほぼ同等な品質として(d)の一部に使用できた。(図3−306参照)
原料油脂(c)としてハイオレイックひまわり油(図3−307参照)(構成脂肪酸中オレイン酸含量88重量%、U含量91重量%)30部と、原料脂肪酸エステル等(d)としてパルミチン酸エチルエステル(図3−308参照)(パルミチン酸エチルエステル含量88重量%、S含量93重量%)70部を混合した原料混合物を既知の方法にて脱色・脱水を実施したのちに、1,3位特異性リパーゼを用いてエステル交換反応を実施した。エステル交換反応は原料混合物の水分含量90ppm、反応時間24時間、反応温度43℃、固定化リパーゼ量を対原料混合物1%とした回分反応にて実施した。
反応後、得られた反応生成物をトリグリセリド画分と脂肪酸エチルエステル画分に蒸留により分離した。蒸留条件は温度235〜240℃、真空度0.5〜1.0torrであった。得られたトリグリセリド画分(図3−309参照)のSUS含量は48重量%であったが、さらにN−ヘキサンを用いて溶剤分別を実施することにより高融点部としてSUSを87重量%、POPを77重量%含有する油脂組成物(POP脂)を得た。また副生成物として低融点部を得た。この低融点部は前記原料混合物の一部として循環再使用した。一方前記蒸留にて得られた脂肪酸エチルエステル画分は、続く精留工程で、低沸点画分と高沸点画分に分離した。精留の条件は温度218〜221℃真空度1.1〜1.3torrであった。得られた低沸点画分(図3−310参照)はパルミチン酸エチルエステル含量を88重量%含有しており、前記原料脂肪酸エステル等(d)とほぼ同等な品質として(d)の一部に循環再使用できた。一方得られた高沸点画分(図3−311参照)は原料油脂1,3位由来副生脂肪酸エステル等であり、オレイン酸エチルエステルを83重量%含有し、オレイン酸エチル含量が81重量%の前記第一の反応システムの原料脂肪酸エステル等(b)とほぼ同等な品質として(b)の一部に使用できた。(図3−312参照)
(実施例3)
第二の反応システム
原料油脂(c)としてハイオレイックひまわり油(図4−407参照)(構成脂肪酸中オレイン酸含量88重量%、U含量91重量%)30部と、原料脂肪酸エステル等(d)としてカプリル酸エチルエステル(図4−408参照)(以下「C8エチルエステル」という。C8エチルエステル含量99重量%)70部を混合した原料混合物を既知の方法にて脱色・脱水を実施したのちに、1,3位特異性リパーゼを用いてエステル交換反応を実施した。エステル交換反応は原料混合物の水分含量90ppm、反応時間24時間、反応温度43℃、固定化リパーゼ量を対原料混合物1%とした回分反応にて実施した。
反応後、得られた反応生成物をトリグリセリド画分と脂肪酸エチルエステル画分に蒸留により分離した。蒸留条件は温度235〜240℃、真空度0.5〜1.0torrであった。得られたトリグリセリド画分(図4−409参照)のSUS含量は73重量%であったが、さらにN−ヘキサンを用いて溶剤分別を実施することにより高融点部としてSUSを95重量%、C8OC8を92重量%含有する油脂組成物(C8OC8脂)を得た。この高融点部は、既知の方法にて極度硬化を実施し、C8StC8に富む油脂を得た。(図4−413参照)一方前記蒸留にて得られた脂肪酸エチルエステル画分は続く精留工程で、低沸点画分と高沸点画分に分離した。精留の条件は温度90〜130℃真空度1.1〜1.3torrであった。得られた高沸点画分(図4−411参照)は原料油脂1,3位由来副生脂肪酸エステル等であり、オレイン酸エチルエステルを86重量%含有しており、第一の反応システムの原料脂肪酸エステル等(b)とほぼ同等な品質として(b)の一部に使用できた。(図4−412参照)一方得られた低沸点画分はC8エチルエステル含量を99重量%含有しており、前記原料脂肪酸エステル等(d)とほぼ同等な品質として次回のエステル交換反応の原料脂肪酸エステル等(d)の一部に置換して循環再使用できた。また前記溶剤分別での副生成物として得られた低融点部は前記原料混合物の一部として循環再使用した。
第二の反応システムで得られたC8StC8に富む油脂(図4−401参照)(構成脂肪酸中S含量が99重量%、C8の飽和脂肪酸含量が49重量%、St含量が51重量%)を原料油脂(a)として30部、原料脂肪酸エステル等(b)としてオレイン酸エチルエステル(図4−402参照)(オレイン酸エチルエステル含量87重量%)70部を混合した原料混合物を既知の方法にて脱色・脱水を実施したのちに、1,3位特異性リパーゼを用いてエステル交換反応を実施した。エステル交換反応は原料混合物の水分含量90ppm、反応時間24時間、反応温度53℃、固定化リパーゼ量を対原料混合物1%とした回分反応にて実施した。
反応後、得られた反応生成物をトリグリセリド画分と脂肪酸エチルエステル画分に蒸留により分離した。蒸留条件は温度235〜240℃、真空度0.5〜1.0torrであった。得られたトリグリセリド画分(図4−403参照)のUSU含量は43重量%であったが、さらにN−ヘキサンを用いて溶剤分別を実施することにより低融点部としてUSUを87重量%、OStOを80重量%含有する油脂組成物(OStO脂)を得た。一方前記蒸留にて得られた脂肪酸エチルエステル画分は続く精留工程で、低沸点画分と高沸点画分に分離した。精留の条件は温度90〜130℃真空度1.1〜1.3torrであった。得られた高沸点画分(図4−404参照)はオレイン酸エチルエステルを86重量%含有しており、オレイン酸エチル含量が87重量%の前記原料脂肪酸エステル等(b)とほぼ同等な品質として次回のエステル交換反応の(b)の一部に置換して循環再使用できた。一方得られた低沸点画分(図4−405参照)は原料油脂1,3位由来副生脂肪酸エステル等であり、C8エチルエステル含量を99重量%含有しており、第二の反応システムの原料脂肪酸エステル等(d)とほぼ同等な品質として(d)の一部に使用できた。(図4−406参照)また前記溶剤分別での副生成物として得られた高融点部は前記原料混合物の一部として循環再使用した。
(実施例4)
第一の反応システム
原料油脂(a)としてパーム分別高融点部(図5−501参照)(構成脂肪酸中S含量が88重量%、パルミチン酸含量が83重量%)30部と、原料脂肪酸エステル等(b)としてオレイン酸エチルエステル(図5−502参照)(オレイン酸エチルエステル含量86重量%)70部を混合した原料混合物を既知の方法にて脱色・脱水を実施したのちに、1,3位特異性リパーゼを用いてエステル交換反応を実施した。エステル交換反応は原料混合物の水分含量90ppm、反応時間24時間、反応温度53℃、固定化リパーゼ量を対原料混合物1%とした回分反応にて実施した。
反応後、得られた反応生成物をトリグリセリド画分と脂肪酸エチルエステル画分に蒸留により分離した。蒸留条件は温度235〜240℃、真空度0.5〜1.0torrであった。得られたトリグリセリド画分(図5−503参照)のUSU含量は38重量%であったが、さらにN−ヘキサンを用いて溶剤分別を実施することにより低融点部としてUSUを60重量%、OPOを52重量%含有する油脂組成物(OPO脂)を得た。
また副生成物として高融点部を得た。この高融点部は前記原料混合物の一部として循環再使用した。一方前記蒸留にて得られた脂肪酸エチルエステル画分は続く精留工程で、低沸点画分と高沸点画分に分離した。精留の条件は温度218〜221℃真空度1.1〜1.3torrであった。得られた高沸点画分(図5−504参照)はオレイン酸エチルエステルを83重量%であり、オレイン酸エチル含量が81重量%の前記原料脂肪酸エステル等(b)とほぼ同等な品質として次回のエステル交換反応の原料脂肪酸エステル等(b)の一部に置換して循環再使用できた。一方得られた低沸点画分(図5−505参照)は原料油脂1,3位由来副生脂肪酸エステル等であり、パルミチン酸エチルエステル含量を88重量%含有しており、第二の反応システムの原料脂肪酸エステル等(d)とほぼ同等な品質として(d)の一部に使用できた。(図5−506参照)
原料油脂(c)としてハイオレイックひまわり油(図5−507参照)(構成脂肪酸中オレイン酸含量88重量%、U含量91重量%)30部と、原料脂肪酸エステル等(d)としてパルミチン酸エチルエステル(図5−508参照)(パルミチン酸エチルエステル含量88重量%、S含量93重量%)70部を混合した原料混合物を既知の方法にて脱色・脱水を実施したのちに、1,3位特異性リパーゼを用いてエステル交換反応を実施した。エステル交換反応は原料混合物の水分含量90ppm、反応時間24時間、反応温度43℃、固定化リパーゼ量を対原料混合物1%とした回分反応にて実施した。
反応後、得られた反応生成物をトリグリセリド画分と脂肪酸エチルエステル画分に蒸留により分離した。蒸留条件は温度235〜240℃、真空度0.5〜1.0torrであった。得られたトリグリセリド画分(図5−509参照)のSUS含量は48重量%であったが、さらにN−ヘキサンを用いて溶剤分別を実施することにより高融点部としてSUSを87重量%、POPを77重量%含有する油脂組成物(POP脂)を得た。また副生成物として低融点部を得た。この低融点部は前記原料混合物の一部として循環再使用した。一方前記蒸留にて得られた脂肪酸エチルエステル画分は、続く精留工程で、低沸点画分と高沸点画分に分離した。精留の条件は温度218〜221℃真空度1.1〜1.3torrであった。得られた低沸点画分(図5−510参照)はパルミチン酸エチルエステル含量を88重量%含有しており、前記原料脂肪酸エステル等(d)とほぼ同等な品質として(d)の一部に循環再使用できた。一方得られた高沸点画分(図5−511参照)は原料油脂1,3位由来副生脂肪酸エステル等であり、オレイン酸エチルエステルを83重量%含有し、オレイン酸エチル含量が81重量%の前記第一の反応システムの原料脂肪酸エステル等(b)とほぼ同等な品質として(b)の一部に使用できた。(図5−512参照)
(実施例5)
原料油脂(a)として菜種極度硬化油(構成脂肪酸中S含量が99重量%、C20〜24の飽和脂肪酸含量が2.2重量%)30部と、原料脂肪酸エステル等(b)としてオレイン酸エチルエステル(オレイン酸エチルエステル含量81重量%)70部を混合した原料混合物を既知の方法にて脱色・脱水を実施したのちに、1,3位特異性リパーゼを用いてエステル交換反応を実施した。エステル交換反応は原料混合物の水分含量90ppm、反応時間24時間、反応温度53℃、固定化リパーゼ量を対原料混合物1%とした回分反応にて実施した。
反応後、得られた反応生成物をトリグリセリド画分と脂肪酸エチルエステル画分に蒸留により分離した。蒸留条件は温度235〜240℃、真空度0.5〜1.0torrであった。得られたトリグリセリド画分のUSU含量は43重量%であったが、さらにN−ヘキサンを用いて溶剤分別を実施することにより低融点部としてUSUを87重量%、OStOを67重量%、OBOを0重量%含有する油脂組成物(OStO脂)を得た。また副生成物として高融点部を得た。この高融点部は前記原料混合物の一部として循環再使用した。一方前記蒸留にて得られた脂肪酸エチルエステル画分は20℃で冷却し、濾別により高融点画分としてS含量が84重量%の脂肪酸エステル等の画分と、オレイン酸エチルエステルを96重量%含む低融点画分を得た。この内低融点画分はオレイン酸エチル含量が81重量%の前記原料脂肪酸エステル等(b)とほぼ同等な品質として次回のエステル交換反応の原料脂肪酸エステル等(b)の一部に置換して再使用できた。すなわち未反応のオレイン酸エチルを循環再使用することにより、OStO脂の製造コスト低減が可能であった。一方得られた高融点画分は第二の反応システムの原料脂肪酸エステル等(d)とほぼ同等な品質として(d)の一部に置換して使用できた。
原料油脂(c)としてハイオレイックひまわり油(構成脂肪酸中オレイン酸含量88重量%、U含量91重量%)30部と、原料脂肪酸エステル等(d)としてステアリン酸エチルエステル(ステアリン酸エチルエステル含量92重量%、S含量99重量%)70部を混合した原料混合物を既知の方法にて脱色・脱水を実施したのちに、1,3位特異性リパーゼを用いてエステル交換反応を実施した。エステル交換反応は原料混合物の水分含量90ppm、反応時間24時間、反応温度43℃、固定化リパーゼ量を対原料混合物1%とした回分反応にて実施した。
反応後、得られた反応生成物をトリグリセリド画分と脂肪酸エチルエステル画分に蒸留により分離した。蒸留条件は温度235〜240℃、真空度0.5〜1.0torrであった。得られたトリグリセリド画分のSUS含量は45重量%であったが、さらにN−ヘキサンを用いて溶剤分別を実施することにより高融点部としてSUSを87重量%、StOStを77重量%含有する油脂組成物(StOSt脂)を得た。また副生成物として低融点部を得た。この低融点部は前記原料混合物の一部として循環再使用した。一方前記蒸留にて得られた脂肪酸エチルエステル画分は20℃で冷却し、濾別により高融点画分としてS含量が92重量%の脂肪酸エステル等の画分と、オレイン酸エチルエステルを89重量%含む低融点画分を得た。この内高融点画分はS含量が99重量%の前記原料脂肪酸エステル等(d)とほぼ同等な品質として次回のエステル交換反応の原料脂肪酸エステル等(d)の一部に置換して循環再使用できた。一方得られた低融点画分は第二の反応システムの原料脂肪酸エステル等(d)とほぼ同等な品質として(d)の一部に置換して使用できた。
図1−102 Uを主成分とする脂肪酸エステル等
図1−103 USU含有油脂組成物
図1−104 Uを主成分とする脂肪酸エステル等
図1−105 Sを主成分とする脂肪酸エステル等
図1−106 第二の反応システムの原料脂肪酸エステル等(d)に使用
図1−107 UUUに富む油脂である原料油脂(c)
図1−108 Sを主成分とする原料脂肪酸エステル等(d)
図1−109 SUS含有油脂組成物
図1−110 Sを主成分とする脂肪酸エステル等
図1−111 Uを主成分とする脂肪酸エステル等
図1−112 第一の反応システムの原料脂肪酸エステル等(b)に使用
図2−201 ハイエルシン酸菜種極度硬化油
図2−202 オレイン酸エチルエステル
図2−203 OStO含有油脂組成物
図2−204 オレイン酸エチルエステル
図2−205 ベヘン酸エチルエステル
図2−206 第二の反応システムのベヘン酸エチルエステルに使用
図2−207 ハイオレイックひまわり油
図2−208 ベヘン酸エチルエステル
図2−209 BOB含有油脂組成物
図2−210 ベヘン酸エチルエステル
図2−211 オレイン酸エチルエステル
図2−212 第一の反応システムのオレイン酸エチルエステルに使用
図3−301 パーム中融点極度硬化油
図3−302 オレイン酸エチルエステル
図3−303 OStO含有油脂組成物
図3−304 オレイン酸エチルエステル
図3−305 パルミチン酸エチルエステル
図3−306 第二の反応システムのパルミチン酸エチルエステルに使用
図3−307 ハイオレイックひまわり油
図3−308 パルミチン酸エチルエステル
図3−309 POP含有油脂組成物
図3−310 パルミチン酸エチルエステル
図3−311 オレイン酸エチルエステル
図3−312 第一の反応システムのオレイン酸エチルエステルに使用
図4−401 C8StC8油脂
図4−402 オレイン酸エチルエステル
図4−403 OStO含有油脂組成物
図4−404 オレイン酸エチルエステル
図4−405 C8エチルエステル
図4−406 第二の反応システムのC8エチルエステルに使用
図4−407 ハイオレイックひまわり油
図4−408 C8エチルエステル
図4−409 C8OC8含有油脂組成物
図4−410 C8エチルエステル
図4−411 オレイン酸エチルエステル
図4−412 第一の反応システムのオレイン酸エチルエステルに使用
図4−413 分別、硬化後、第一の反応システムのC8StC8油脂に使用
図5−501 パーム分別高融点部
図5−502 オレイン酸エチルエステル
図5−503 OPO含有油脂組成物
図5−504 オレイン酸エチルエステル
図5−505 パルミチン酸エチルエステル
図5−506 第二の反応システムのパルミチン酸エチルエステルに使用
図5−507 ハイオレイックひまわり油
図5−508 パルミチン酸エチルエステル
図5−509 POP含有油脂組成物
図5−510 パルミチン酸エチルエステル
図5−511 オレイン酸エチルエステル
図5−512 第一の反応システムのオレイン酸エチルエステルに使用
Claims (13)
- 原料油脂と原料脂肪酸又はその低級アルコールエステルとを1,3位特異エステル交換反応することで目的とする油脂組成物を製造する反応システムを、二つ含む複合反応システムにおいて、それぞれの反応システムの1,3位特異エステル交換反応後の反応生成物から、原料油脂の1,3位に由来し遊離した脂肪酸又はその低級アルコールエステル画分を蒸留により分離し、当該画分を相互に別の反応システムの原料脂肪酸又はその低級アルコールエステルの一部又は全部として用いることを特徴とする複合反応システムによる複数の油脂組成物の製造方法。
- USUに富む油脂組成物を製造する第一の反応システムとSUSに富む油脂組成物を製造する第二の反応システムからなる複合反応システムであって、第一の反応システムが下記工程(1)乃至(3)を含み、第二の反応システムが下記工程(4)乃至(6)を含み、工程(6)で得られた画分を、工程(1)の原料脂肪酸又はその低級アルコールエステル(b)の一部又は全部に使用し、工程(3)で得られた画分を、工程(4)の原料脂肪酸又はその低級アルコールエステル(d)の一部又は全部に使用することを特徴とする請求項1に記載の複数の油脂組成物の製造方法。但し、SはC4〜C24の飽和脂肪酸、UはC18の不飽和脂肪酸、USUは1位及び3位の脂肪酸がUであり、2位の脂肪酸がSであるトリグリセリド、SUSは1位及び3位の脂肪酸がSであり、2位の脂肪酸がUであるトリグリセリドを示す。
(1)構成脂肪酸中Sを80重量%以上含む原料油脂(a)と、Uを主成分とする原料脂肪酸又はその低級アルコールエステル(b)を混合する工程、
(2)工程(1)で得られた原料混合物を1,3位特異性を有するリパーゼを用いてエステル交換反応させる工程、
(3)工程(2)で得られた反応生成物から原料油脂(a)の1,3位に由来し遊離した脂肪酸又はその低級アルコールエステル画分を蒸留により分離する工程、
(4)構成脂肪酸中Uを50重量%以上含む原料油脂(c)と、Sを主成分とする原料脂肪酸又はその低級アルコールエステル(d)を混合する工程、
(5)工程(4)で得られた原料混合物を1,3位特異性を有するリパーゼを用いてエステル交換反応させる工程、
(6)工程(5)で得られた反応生成物から原料油脂(c)の1,3位に由来し遊離した脂肪酸又はその低級アルコールエステル画分を蒸留により分離する工程。 - 前記工程(3)において反応生成物からUSUを30重量%以上含有する油脂組成物と未反応の脂肪酸又はその低級アルコールエステル画分を分離することを特徴とする請求項2に記載の複数の油脂組成物の製造方法。
- 前記工程(6)において反応生成物からSUSを30重量%以上含有する油脂組成物と未反応の脂肪酸又はその低級アルコールエステル画分を分離することを特徴とする請求項2又は3に記載の複数の油脂組成物の製造方法。
- 前記USUの2位の脂肪酸がステアリン酸(St)を主成分とし、UStU/USU比が0.5以上である請求項2乃至4のうち何れか1項に記載の複数の油脂組成物の製造方法。
- 原料油脂(a)が構成脂肪酸中C20〜24の飽和脂肪酸を10〜70重量%含む請求項5に記載の複数の油脂組成物の製造方法。
- 原料油脂(a)の一部又は全部にハイエルシン菜種油の極度硬化油、原料脂肪酸又はその低級アルコールエステル(b)にオレイン酸、原料油脂(c)の一部又は全部にハイオレイック油脂、原料脂肪酸又はその低級アルコールエステル(d)にベヘン酸を使用する請求項6に記載の複数の油脂組成物の製造方法。
- 原料油脂(a)が構成脂肪酸中C4〜16の飽和脂肪酸を10〜70重量%含む請求項5に記載の複数の油脂組成物の製造方法。
- 原料油脂(a)の一部又は全部にパーム中融点の極度硬化油、原料脂肪酸又はその低級アルコールエステル(b)にオレイン酸、原料油脂(c)の一部又は全部にハイオレイック油脂、原料脂肪酸又はその低級アルコールエステル(d)にパルミチン酸を使用する請求項8に記載の複数の油脂組成物の製造方法。
- 前記工程(6)で得られたトリグリセリド画分を極度硬化し、前記工程(1)の原料油脂(a)の一部又は全部に使用する請求項5乃至9のうち何れか1項に記載の複数の油脂組成物の製造方法。
- 前記USUの2位の脂肪酸がパルミチン酸(P)を主成分とし、UPU/USU比が0.5以上である請求項2乃至4のうち何れか1項に記載の複数の油脂組成物の製造方法。
- 原料油脂(a)が構成脂肪酸中パルミチン酸を60重量%以上含む請求項11に記載の複数の油脂組成物の製造方法。
- 原料油脂(a)の一部又は全部にトリパルミチンに富む油脂、原料脂肪酸又はその低級アルコールエステル(b)にオレイン酸、原料油脂(c)の一部又は全部にハイオレイック油脂、原料脂肪酸又はその低級アルコールエステル(d)にパルミチン酸を使用する請求項12に記載の複数の油脂組成物の製造方法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016029423A JP6565731B2 (ja) | 2016-02-19 | 2016-02-19 | 複合エステル交換反応システムによる複数の油脂組成物の製造方法 |
| US16/077,761 US10590443B2 (en) | 2016-02-19 | 2016-02-23 | Method for producing multiple oil/fat compositions by complex transesterification reaction system |
| SG11201806903RA SG11201806903RA (en) | 2016-02-19 | 2016-02-23 | Method for producing multiple oil/fat compositions by complex transesterification reaction system |
| MYPI2018702785A MY178320A (en) | 2016-02-19 | 2016-02-23 | Method for producing multiple oil/fat compositions by complex transesterification reaction system |
| PCT/JP2016/055253 WO2017141448A1 (ja) | 2016-02-19 | 2016-02-23 | 複合エステル交換反応システムによる複数の油脂組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016029423A JP6565731B2 (ja) | 2016-02-19 | 2016-02-19 | 複合エステル交換反応システムによる複数の油脂組成物の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017145349A JP2017145349A (ja) | 2017-08-24 |
| JP6565731B2 true JP6565731B2 (ja) | 2019-08-28 |
Family
ID=59624956
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016029423A Active JP6565731B2 (ja) | 2016-02-19 | 2016-02-19 | 複合エステル交換反応システムによる複数の油脂組成物の製造方法 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US10590443B2 (ja) |
| JP (1) | JP6565731B2 (ja) |
| MY (1) | MY178320A (ja) |
| SG (1) | SG11201806903RA (ja) |
| WO (1) | WO2017141448A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2021181931A1 (ja) * | 2020-03-11 | 2021-09-16 | 不二製油グループ本社株式会社 | 複合菓子に適するチョコレート類用油脂 |
| WO2022045953A1 (en) * | 2020-08-31 | 2022-03-03 | Aak Ab (Publ) | A process for production of a vegetable oil composition having at least 50% palmitic acid present in the sn2-position out of total palmitic acid in the triglycerides of the vegetable oil composition |
Family Cites Families (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2178752B (en) | 1985-07-12 | 1989-10-11 | Unilever Plc | Substitute milk fat |
| JPS63240745A (ja) | 1986-11-11 | 1988-10-06 | Meiji Seika Kaisha Ltd | チョコレート添加剤 |
| US4877636A (en) | 1986-11-11 | 1989-10-31 | Meiji Seika Kaisha, Ltd. | Chocolate and chocolate additive |
| JPH0695879B2 (ja) | 1987-05-29 | 1994-11-30 | 不二製油株式会社 | テンパリング促進剤及びチョコレート類の製造法 |
| US4910037A (en) | 1987-05-29 | 1990-03-20 | Fuji Oil Company, Limited | Tempering accelerator and use thereof in chocolate |
| JPH07108185B2 (ja) | 1987-12-14 | 1995-11-22 | 不二製油株式会社 | チョコレート類用ショートニング及びチョコレートの製造法 |
| GB8925352D0 (en) * | 1989-11-09 | 1989-12-28 | Unilever Plc | Fats |
| JP2655745B2 (ja) | 1990-09-28 | 1997-09-24 | 明治製菓株式会社 | カカオ代用脂、これを含有する油脂性菓子及びその油脂性菓子の製造方法 |
| AT399336B (de) | 1993-07-14 | 1995-04-25 | Martin Mag Dr Mittelbach | Verfahren zur herstellung von fettsäurealkylestern |
| JP3853552B2 (ja) * | 1999-12-17 | 2006-12-06 | 花王株式会社 | ジグリセリドの製造方法 |
| JP3464646B2 (ja) | 2000-09-01 | 2003-11-10 | 旭電化工業株式会社 | 油脂組成物及びこれを用いて製造されたチョコレート複合菓子類 |
| JP2003081915A (ja) * | 2001-09-11 | 2003-03-19 | Nippon Shokubai Co Ltd | カルボン酸のベンジルエステル類の製造方法 |
| KR101126305B1 (ko) | 2005-09-08 | 2012-03-19 | 로더스 크로클란 비.브이. | 디올레오일 팔미토일 글리세리드 제조 방법 |
| EP1928989B1 (en) * | 2005-09-08 | 2011-11-09 | Loders Croklaan B.V. | Process for producing triglycerides |
| JP2007176973A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Lion Corp | 軽油代替燃料用の脂肪酸低級アルキルエステルの製造方法 |
| ES2671172T3 (es) | 2007-02-28 | 2018-06-05 | Loders Croklaan B.V. | Proceso para producir una composición de glicérido |
| US8496986B2 (en) * | 2009-03-25 | 2013-07-30 | Fuji Oil Company Limited | Method for producing hard butter composition |
| US10385369B2 (en) * | 2015-02-26 | 2019-08-20 | Fuji Oil Holdings Inc. | Production method for oil and fat |
-
2016
- 2016-02-19 JP JP2016029423A patent/JP6565731B2/ja active Active
- 2016-02-23 WO PCT/JP2016/055253 patent/WO2017141448A1/ja not_active Ceased
- 2016-02-23 MY MYPI2018702785A patent/MY178320A/en unknown
- 2016-02-23 SG SG11201806903RA patent/SG11201806903RA/en unknown
- 2016-02-23 US US16/077,761 patent/US10590443B2/en active Active
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| SG11201806903RA (en) | 2018-09-27 |
| WO2017141448A1 (ja) | 2017-08-24 |
| US20190048370A1 (en) | 2019-02-14 |
| JP2017145349A (ja) | 2017-08-24 |
| US10590443B2 (en) | 2020-03-17 |
| MY178320A (en) | 2020-10-08 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US10385369B2 (en) | Production method for oil and fat | |
| JP4290162B2 (ja) | 対称型トリグリセリドの製造方法 | |
| US20150264956A1 (en) | Process for production of cocoa butter equivalent | |
| RU2528954C2 (ru) | Способ производства триглицеридной композиции | |
| JP2016047062A (ja) | ココアバターと類似のハードバターの製造方法 | |
| JP5090356B2 (ja) | トリグリセリドの製造方法 | |
| JP4894975B2 (ja) | 可塑性油脂用改質剤 | |
| JP5736706B2 (ja) | 可塑性油脂用改質剤 | |
| US6090598A (en) | Enzymatic process for interesterification of fats and oils using distillation | |
| CN102421884A (zh) | 油脂的制造方法 | |
| JPWO2010110260A1 (ja) | ハードバター組成物の製造法 | |
| KR101344491B1 (ko) | 카카오 버터 대용지 또는 카카오 버터 특성 향상제용 유지조성물의 제조방법 | |
| RU2635696C2 (ru) | 1,3-селективная переэтерификация | |
| KR101050437B1 (ko) | 낮은 트랜스-지방산 함량을 가진 지방산의 제조 방법 | |
| JP2017145349A (ja) | 複合エステル交換反応システムによる複数の油脂組成物の製造方法 | |
| JP4335306B2 (ja) | 油脂のエステル交換方法 | |
| JPWO2019167331A1 (ja) | 2位がパルミチン酸に富む油脂組成物の製造方法 | |
| KR102520377B1 (ko) | 단경로 증류 또는 습식 분별을 이용하여 고순도의 트리글리세리드를 제조하는 방법 | |
| JP6818226B2 (ja) | 油脂の製造方法 | |
| JP6194908B2 (ja) | 油脂の製造方法 | |
| KR102411079B1 (ko) | 미세조류 오일을 이용한 바이오 디젤 및 지방산의 제조방법 | |
| JPWO1996010643A1 (ja) | 油脂のエステル交換方法 | |
| JPH0730352B2 (ja) | 酵素による油脂の精製法 | |
| KR102862613B1 (ko) | 용매 혼합물을 사용한 습식 분별을 통하여 트리글리세리드를 고수율로 제조하는 방법 | |
| JP2010081834A (ja) | ハードバター組成物の製造法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180723 |
|
| A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20180723 |
|
| A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20180830 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180905 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181101 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190205 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190405 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190702 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190715 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6565731 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |