JP6574100B2 - キャップ付き収容器 - Google Patents

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Description

本発明は、物品を収容するためのキャップ付き収容器に関する。
例えば、特許文献1に記載の発明では、利用者がキャップを容器本体に締め込む際に、当該キャップの装着完了を容易に感知でき得ることを目的として、容器本体に凸部を設け、キャップに当該凸部が嵌り込む係止用凹部を設けている。
特開2008−137670号公報
容器本体等のボトル部に収容される物品が、例えば薬剤やサプリメント等の場合には、所定以上の気密性を確保した状態でボトル部に設けられた開口部を閉塞する必要がある。
本発明は、上記点に鑑み、気密性を確保した状態でボトル部に設けられた開口部を閉塞することが可能なキャップ付き収容器を提供することを目的とする。
本願では、物品が収納されるボトル部(2)であって、一端側に物品が通過可能な開口部(2A)が設けられたボトル部(2)と、ボトル部(2)のうち開口部(2A)側に設けられた円筒状のボトル側ネジ部(3)であって、円周面(3B)にネジ(3A)を構成する螺旋状の突条又は溝が設けられたボトル側ネジ部(3)と、円周面(3B)に設けられた凹凸部(以下、ボトル側凹凸部(3C)という。)に噛み合う凹凸部(以下、リング側凹凸部(4A)という。)を有する環状のリング部(4)であって、ボトル側凹凸部(3C)にリング側凹凸部(4A)が接触した状態で、円周面(3B)に対して変位可能なリング部(4)と、開口部(2A)を閉塞するためのキャップ部(5)であって、開口部(2A)の閉塞時にボトル側ネジ部(3)と噛み合うキャップ側ネジ部(5A)を有するキャップ部(5)と、開口部(2A)の閉塞時に開口部(2A)の外縁部(2D)及びキャップ部(5)に接触して弾性変形するパッキン(6)と、キャップ部(5)に設けられた接触部(5B)であって、キャップ部(5)がボトル側ネジ部(3)に装着されたときにリング部(4)に接触するとともに、キャップ部(5)が締め込まれてボトル側ネジ部(3)とキャップ側ネジ部(5A)と噛み合い量が増大するほどリング部(4)との接触箇所で発生する摩擦力が増大する接触部(5B)とを備える。
本発明では、キャップ部(5)が締め込まれていくと、パッキン(6)がキャップ部(5)により押圧されるので、開口部(2A)とキャップ部(5)との隙間が閉塞されて気密性が高まるとともに、接触部(5B)とリング部(4)との接触箇所で発生する摩擦力が増大してリング部(4)がキャップ部(5)と共に回転し始める。
そして、リング部(4)がキャップ部(5)と共に回転すると、ボトル側凹凸部(3C)とリング側凹凸部(4A)とが擦れ合うので、振動及び音が発生する。したがって、本発明では、上記の振動及び音が発生するまでキャップ部(5)が締め込まれると、パッキン(6)が押圧された状態となるので、高い気密性を保持した状態で開口部(2A)が閉塞される。
つまり、利用者は、パッキン(6)が十分に押圧されたか否かを考慮することなく、上記の振動及び音が発生するまでキャップ部(5)を締め込むことにより、開口部(2A)を確実に高い気密性で閉塞することができる。
因みに、上記各手段等の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段等との対応関係を示す一例であり、本発明は上記各手段等の括弧内の符号に示された具体的手段等に限定されるものではない。
本発明の実施形態に係る容器1を示す図である。 本発明の実施形態に係る容器1においてキャップ部5を外した図である。 本発明の実施形態に係る容器1を示す分解図である。 本発明の実施形態に係る容器1を示す断面図である。
以下に説明する「発明の実施形態」は実施形態の一例を示すものである。つまり、特許請求の範囲に記載された発明特定事項等は、下記の実施形態に示された具体的手段や構造等に限定されるものではない。
本実施形態は、錠剤等のサプリメント(以下、物品という。)を収容する容器に本発明を適用したものである。各図に付された方向を示す矢印等は、各図相互の関係を理解し易くするために記載したものである。本発明は、各図に付された方向に限定されるものではない。
少なくとも符号を付して説明した部材又は部位は、「複数」や「2つ以上」等の断りをした場合を除き、少なくとも1つ設けられている。以下、本発明の実施形態を図面と共に説明する。
(第1実施形態)
1.キャップ付き収容器の構造
図1に示す容器1は本実施形態に係るキャップ付き収容器である。当該容器1は、ボトル部2、リング部4及びキャップ部5等有して構成されている。
ボトル部2は、図2に示すように、物品が収納される収容空間2C(図4参照)を構成する。ボトル部2は、一端側に物品が通過可能な開口部2Aが設けられ、他端側(以下、閉塞側ともいう。)が閉塞された円筒状の広口容器である。
ボトル部2のうち開口部2A側にはネジ部3(以下、ボトル側ネジ部3という。)が設けられている。ボトル側ネジ部3は、開口部2Aから閉塞側に延びる円筒状の部位であって、円周面3Bにネジ3Aを構成する螺旋状の突条又は溝(本実施形態では、突条)が設けられている。
円周面3Bは、図3に示すように、凹凸部3C(以下、ボトル側凹凸部3Cという。)が設けられている。本実施形態に係るボトル側凹凸部3Cは、ボトル側ネジ部3の外側外周面のうちネジ3Aより閉塞側に設けられている。
ボトル側凹凸部3Cは、凸部の先端が鋭角状に形成されたものである。そして、ボトル部2、ボトル側ネジ部3(突条も含む。)及びボトル側凹凸部3Cは、樹脂にて一体成形されている。
リング部4は、ボトル側凹凸部3Cに噛み合い可能な凹凸部4A(以下、リング側凹凸部4Aという。)を有する環状の部材である。当該リング部4は、ボトル部2と独立した別部材であって、ボトル側凹凸部3Cにリング側凹凸部4Aが接触した状態で、円周面3Bに対して回転変位可能である。
つまり、リング部4は、ボトル側ネジ部3に挿入装着可能な環状部材であって、その内周面にリング側凹凸部4Aが形成されている。リング側凹凸部4Aは、凸部の先端が丸みを帯びた形状に形成されたものであって、リング部4と共に樹脂にて一体成形されている。
キャップ部5は、図4に示すように、開口部2Aを閉塞するため部材であって、一端側が閉塞された円筒状の部材である。キャップ部5には、図2に示すように、開口部2Aの閉塞時にボトル側ネジ部3と噛み合うネジ部5A(以下、キャップ側ネジ部5Aという。)が設けられている。
キャップ側ネジ部5Aは、キャップ部5の内周面に設けられた螺旋状の突条又は溝(本実施形態では、突条)であって、キャップ部5と共に樹脂にて一体成形されている。なお、少なくともキャップ部5とボトル部2とは同種の樹脂にて構成されている。
パッキン6は、開口部2Aがキャップ部5により閉塞されたときに、ボトル部2内の気密性を高めるための部材である。すなわち、パッキン6は、環状に形成された弾性部材であって、キャップ部5の閉塞端側に配設されている。
そして、パッキン6は、図4に示すように、開口部2Aの閉塞時に、開口部2Aの外縁部2D及びキャップ部5に接触して弾性変形する。つまり、パッキン6は、円筒状に形成されたボトル側ネジ部3の上端とキャップ部5の閉塞側との間に挟み込まれた状態で、その厚みが縮小するように圧縮変形することにより、ボトル部2の気密性を向上させる。
キャップ部5には接触部5Bが設けられている。接触部5Bは、キャップ側ネジ部5Aとボトル側ネジ部3とが噛み合ったときに、リング部4に接触する部位である。本実施形態に係る接触部5Bは、キャップ部5の先端側内周面に設けられ、リング部31Bの外周面(以下、被接触部4Bという。)に接触する。
そして、接触部5Bは、キャップ部5が締め込まれてボトル側ネジ部3とキャップ側ネジ部5Aと噛み合い量が増大するほど被接触部4Bで発生する摩擦力が増大するように構成されている。
具体的には、被接触部4B及び接触部5Bのうち少なくとも一方(本実施形態では両方)には、テーパ面5C、4Cが設けられている。テーパ面5C、4Cは、開口部2Aに近づくほど中心軸線Loに近づくように円錐状に傾いた曲面である。
ボトル部2には規制部2Bが設けられている。規制部2Bは、中心軸線Loと平行な方向にリング部4が所定寸法以上変位することを規制する部位である。本実施形態に係る規制部2Bは、第1規制部2E及び第2規制部2Fにて構成されている。
第1規制部2Eは、リング部4(ボトル側凹凸部3C)より開口部2A(パッキン6)側に設けられたフランジ状の突起部である。第2規制部2Fは、リング部4(ボトル側凹凸部3C)より閉塞側に設けられた段付き部である。なお、第1規制部2E及び第2規制部2Fは、ボトル部2と共に樹脂にて一体成形されている。
2.本実施形態に係るキャップ付き収容器の特徴
本実施形態では、キャップ部5が締め込まれていくと、パッキン6がキャップ部5により押圧されるので、開口部2Aとキャップ部5との隙間が閉塞されて気密性が高まるとともに、被接触部4Bと接触部5Bとの接触箇所で発生する摩擦力が増大してリング部4がキャップ部5と共に回転し始める。
そして、リング部4がキャップ部5と共に回転すると、ボトル側凹凸部3Cとリング側凹凸部4Aとが擦れ合うので、振動及び音が発生する。したがって、本実施形態では、上記の振動及び音が発生するまでキャップ部5が締め込まれると、パッキン6が押圧された状態となるので、高い気密性を保持した状態で開口部2Aが閉塞される。
つまり、利用者は、パッキン6が十分に押圧されたか否かを考慮することなく、上記の振動及び音が発生するまでキャップ部5を締め込むことにより、開口部2Aを確実に高い気密性で閉塞することができる。
本実施形態では、リング部4が所定寸法以上に変位することを規制する規制部2Bが設けられている。これにより、キャップ部5を着脱する度に、リング部4がボトル側凹凸部3Cと接触可能な位置からずれてしまうことを抑制できる。したがって、上記作用・効果を安定的に得ることが可能となる。
本実施形態では、リング部4がボトル部2及びキャップ部5と別部材にて構成されているので、例えば、収容する物品の種類に応じてリング部4を着色等することが可能となる。
そして、物品の種類に応じてリング部4の色等の形態が異なっていれば、利用者は、リング部4の色等を通じて物品の種類を想起でき得る。したがって、同種の容器1が同一箇所に並べられた場合であっても、利用者が意図した物品と異なる物品を選択してしまうことを抑制でき得る。
(その他の実施形態)
上述の実施形態では、規制部2B(第1規制部2E及び第2規制部2F)を設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、第1規制部2E及び第2規制部2Fのうち少なくとも一方を廃止してもよい。
上述の実施形態では、接触部5B及び被接触部4Bそれぞれにテーパ面5C、4Cを設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、いずれか一方のみテーパ面を設ける、又はいずれにもテーパ面を設けない構成としてもよい。
上述の実施形態では、ボトル側凹凸部3C及びリング側凹凸部4Aは全周に亘って設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ボトル側凹凸部3C及びリング側凹凸部4Aのうちいずれか一方の凹凸部を、全周ではなく一部のみに設けてもよい。
また、本発明は、特許請求の範囲に記載された発明の趣旨に合致するものであればよく、上述の実施形態に限定されるものではない。
1… 容器 2… ボトル部 2C… 収容空間 2A… 開口部
2D… 外縁部 2B… 規制部 2E… 第1規制部
2F… 第2規制部 3B… 円周面 3A… ネジ 3D… 突条
3C… ボトル側凹凸部 3… ボトル側ネジ部 4… リング部
4A… リング側凹凸部 4B… 被接触部 5… キャップ部
5A… キャップ側ネジ部 5B… 接触部 5C… テーパ面
6… パッキン 31B… リング部

Claims (4)

  1. 物品を収容するためのキャップ付き収容器において、
    物品が収納されるボトル部であって、一端側に前記物品が通過可能な開口部が設けられたボトル部と、
    前記ボトル部のうち前記開口部側に設けられた円筒状のボトル側ネジ部であって、円周面にネジを構成する螺旋状の突条又は溝が設けられたボトル側ネジ部と、
    前記円周面に設けられた凹凸部(以下、ボトル側凹凸部という。)に噛み合い可能な凹凸部(以下、リング側凹凸部という。)を有する環状のリング部であって、前記ボトル側凹凸部に前記リング側凹凸部が接触した状態で、前記円周面に対して変位可能なリング部と、
    前記開口部を閉塞するためのキャップ部であって、前記開口部の閉塞時に前記ボトル側ネジ部と噛み合うキャップ側ネジ部を有するキャップ部と、
    前記開口部の閉塞時に前記開口部の外縁部及び前記キャップ部に接触して弾性変形するパッキンと、
    前記キャップ部に設けられた接触部であって、前記キャップ部が前記ボトル側ネジ部に装着されたときに前記リング部に接触するとともに、前記キャップ部が締め込まれて前記ボトル側ネジ部と前記キャップ側ネジ部と噛み合い量が増大するほど前記リング部との接触箇所で発生する摩擦力が増大する接触部とを備え
    前記キャップ部が締め込まれていくと、前記パッキンが当該キャップ部により押圧されて前記開口部と当該キャップ部との隙間が閉塞されて気密性が高まるとともに、前記接触部と前記リング部との接触箇所で発生する摩擦力が増大して当該リング部が当該キャップ部と共に回転し始め、
    さらに、前記リング部が前記キャップ部と共に回転すると、前記ボトル側凹凸部と前記リング側凹凸部とが擦れ合って振動及び音が発生することを特徴とするキャップ付き収容器。
  2. 前記ボトル側凹凸部は、前記ボトル側ネジ部の外側円周面に設けられ、
    前記接触部は前記キャップ部の先端側内周面に設けられ、
    前記パッキンは前記キャップ部の閉塞端側に配設されていることを特徴とする請求項1に記載のキャップ付き収容器。
  3. 前記リング部のうち前記接触部と接触する被接触部及び前記接触部のうち少なくとも一方には、前記ボトル側ネジ部の中心軸線に対して傾斜したテーパ面が設けられており、
    前記テーパ面は、前記開口部に近づくほど前記中心軸線に近づくように円錐状に傾いた曲面であることを特徴とする請求項2に記載のキャップ付き収容器。
  4. 前記ボトル部に設けられた規制部であって、前記ボトル側ネジ部の中心軸線と平行な方向に前記リング部が所定寸法以上変位することを規制する規制部を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のキャップ付き収容器。
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