JP6594819B2 - 電動ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、電動ポンプに関する。
従来、電動ポンプとしては、モータの駆動に伴って回転駆動する駆動軸の周方向に複数設けられた作動部を前記駆動軸の回転によって順次往復運動させて、各作動部に連結された各ダイヤフラムが構成する各ポンプ室を順次膨張・収縮させて流体を吸入口から吸入して吐出口から吐出するものがある(例えば、特許文献1参照)。
上記のような電動ポンプは、例えば車両シート内に収容されたブラダーに接続されてブラダーを膨張・収縮させることで、乗員に対して刺激を付与することが可能となっている。
特開2013−133716号公報
ところで、上記のような電動ポンプでは、例えば車両シート内に収容した複数のブラダーを順次膨張・収縮動作させるために、例えばモータの回転を利用したロータリーバルブ部を採用することが考えられる。しかしながら、ロータリーバルブ部は、モータの回転駆動力によって回転駆動されるバルブ本体と、流体を取りこむ吸入口とブラダー側に液体を吐出する複数の流体吐出口とを有するバルブカバーとを有し、バルブ本体の回転駆動に伴ってカバーの吸入口と連通される流体吐出口が切り替えられるように構成される。ところで、ブラダー側に流体を吐出する複数の流体吐出口に対し、前記流体吐出口と対向するバルブ本体側の本体側吐出口とが相対的に回転されて、本体側吐出口と対向する(重なる)ときに吐出口から流体が吐出されるようになっている。ところで、ブラダーを膨張させるためには、ブラダー側に流体を吐出する流体吐出口が本体側吐出口と対向する時間を十分に確保する必要がある。このため、例えば本体側吐出口を円弧状として流体吐出口よりも広くすることで、流体吐出口と本体側吸入口とが対向する時間を確保する方法が考えられる。しかしながら、バルブ本体に対する本体側吐出口の広さには限界があるため、本体側吐出口の広さを十分に確保するためにはバルブ本体自体を大きくしたり、バルブ本体の速度をより減速させるべく減速部を追加する必要があり、大型化の虞がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、大型化を抑えることができる電動ポンプを提供することにある。
上記課題を解決する電動ポンプは、回転駆動するモータ部と、前記モータ部の回転駆動を伝達する伝達部と、前記伝達部によって伝達される回転駆動力によってポンプ室を膨張・収縮させて流体を吸入口から吸入し吐出口から吐出するポンプ部と、前記伝達部によって伝達される回転駆動力によって回転されるバルブ本体、及び、前記ポンプ部から供給される流体を取りこむバルブ側吸入口と外部に吐出する複数の流体吐出口を有するバルブカバーを有し、前記バルブ本体の回転駆動に伴って前記バルブ側吸入口と連通される前記流体吐出口が切り替えられるように構成されるロータリーバルブ部と、を備え、前記バルブ本体は、前記回転駆動力に基づく連続駆動を間欠駆動に変換する間欠駆動機構によって間欠駆動される。
この構成によれば、バルブ本体は、回転駆動力に基づく連続駆動を間欠駆動に変換する間欠駆動機構によって間欠駆動される。即ち、バルブ本体が連続せずに間欠(断続)駆動するため、バルブ本体の停止中においてバルブ本体に設けられてバルブ側吸入口と流体吐出口とを連通させるための本体側吐出口と、液体吐出口とを対向させる時間を稼ぐことができるため、バルブ本体を大きくしたり、更なる減速のために減速部を追加する必要が抑えられるため、ロータリーバルブ部の大型化を抑えることができる。
上記電動ポンプにおいて、前記ロータリーバルブ部は、前記バルブ本体の回転中心を通る直線が、前記モータ部の回転軸と同軸上で一体回転する前記伝達部の伝達軸と直交する態様で設けられる。
この構成によれば、ロータリーバルブ部は、バルブ本体の回転中心を通る軸線が、モータ部の回転軸と同軸上で一体回転する伝達部の伝達軸と直交する態様で設けられる。すなわち、ロータリーバルブ部のバルブ本体の回転中心位置が同回転中心の軸線の延びる方向から視て連結軸上で重なるように配置することができる。そのため、連結軸上をバルブ本体の回転中心位置を通る軸線(中心軸線)が通らない場合と比較して連結軸から逸脱した方向において大型化することを抑えることができる。ここで、バルブ本体の回転中心位置を通る軸線(中心軸線)が連結軸上を通る場合であっても直交以外の交差するような構成とした場合には、バルブ本体が傾斜することとなるため、連結軸と直交する方向においてバルブ本体が飛び出すような構成となる。そのため、前述したようにバルブ本体の回転中心位置を通る軸線(中心軸線)が連結軸と直交するようにバルブ本体を配置することで前述したようなバルブ本体の飛び出しを抑えることができるため、連結軸と直交する方向における大型化を抑えることができる。
上記電動ポンプにおいて、前記間欠駆動機構はゼネバ機構であることが好ましい。
この構成によれば、間欠駆動機構はゼネバ機構で構成することができる。
上記電動ポンプにおいて、前記ゼネバ機構は、連続駆動する駆動ホイールと、該駆動ホイールと係合して間欠駆動する従動ホイールとを備え、前記ロータリーバルブ部を構成するバルブ本体と、前記従動ホイールとが一体的に構成されることが好ましい。
この構成によれば、ロータリーバルブ部を構成するバルブ本体と、従動ホイールとが一体的に構成されるため、従動ホイールとバルブ本体との駆動連結を別途行う必要がない。
上記電動ポンプにおいて、前記駆動ホイールの回転中心を通る軸線と前記バルブ本体の回転中心を通る軸線とが平行であることが好ましい。
この構成によれば、駆動ホイールの回転中心を通る軸線と前記バルブ本体の回転中心を通る軸線とが平行であるため、例えば駆動ホイールとバルブ本体との回転中心を通る軸線が交差(直交)する態様で駆動連結した場合と比較して前記駆動ホイールの回転中心を通る軸線の延びる方向においてバルブ本体が駆動ホイールに対して突出することが抑えられる。
上記電動ポンプにおいて、前記バルブ本体は、前記バルブ側吸入口と対向する本体側吸入口と、前記流体吐出口と対向する本体側吐出口とが円形状であることが好ましい。
この構成によれば、バルブ本体は、前記バルブ側吸入口と対向する本体側吸入口と、前記流体吐出口と対向する本体側吐出口とが円形状であるため、一般的なシール部材(Oリング)を用いて対向する吸入口同士、吐出口同士をシールすることができる。
上記電動ポンプにおいて、前記本体側吸入口と前記本体側吐出口とは同径であることが好ましい。
この構成によれば、本体側吸入口と本体側吐出口とを同径とすることで、同じシール部材(Oリング)を用いることができる。
本発明の電動ポンプによれば、大型化を抑えることができる。
一実施形態における車両シートと電動ポンプの概略構成図である。 同上における電動ポンプの正面図である。 同上における電動ポンプの側面図である。 同上における電動ポンプのモータ部及びポンプ部の分解斜視図である。 同上における電動ポンプのモータ部の一部及びバルブ部の分解斜視図である。 同上における電動ポンプの6−6断面図である。 同上における電動ポンプの7−7断面図である。 同上における電動ポンプの8−8断面図である。 同上における電動ポンプのポンプ部の断面図である。
以下、電動ポンプを有する車両シートの一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態の車両シート10は、シートクッション11と、シートバック12と、ヘッドレスト13とを有する。また、車両シート10の内部又はその近傍に電動ポンプ30が設けられる。
シートクッション11は、使用者が着座可能な座面を形成している。シートクッション11の後端側にはシートバック12が傾動可能に支持されている。
シートバック12は、使用者の背をもたれかけさせることができる背もたれ部を形成している。シートバック12の上端側には使用者の頭部を保護するヘッドレスト13が支持されている。
また、本実施形態の車両シート10は、シートクッション11とシートバック12とのそれぞれに膨縮可能な複数のブラダー21〜26が収容されている。
(ブラダー)
ブラダー21〜26は、着座した乗員に対するリフレッシュ動作を行うリフレッシュ用ブラダー21〜25と、着座した乗員の腰部をサポートするランバー用ブラダー26とで構成される。
図1に示すように、リフレッシュ用ブラダー21〜25は、シートクッション11に収容される第1ブラダー21及び第2ブラダー22と、シートバック12に収容される第3ブラダー23、第4ブラダー24及び第5ブラダー25とで構成される。
第1ブラダー21は、シートクッション11の幅方向に2つ並設される。
第2ブラダー22は、第1ブラダー21よりも後端側(シートバック12側)であって、シートクッション11の幅方向に2つ並設される。
第3ブラダー23は、シートバック12の上下方向下方寄りにおいて、シートバック12の幅方向に2つ並設される。
第4ブラダー24は、第3ブラダー23よりも上側(ヘッドレスト13側)であって、シートバック12の幅方向に2つ並設される。
第5ブラダー25は、第4ブラダー24よりも上側(ヘッドレスト13側)であって、シートバック12の幅方向に2つ並設される。
即ち、シートバック12に収容される第3〜第5ブラダー23,24,25は、下方から順に第3ブラダー23、第4ブラダー24、第5ブラダー25が上下方向に並ぶようにシートバック12内に収容される。
ランバー用ブラダー26は、シートバック12において下方寄りで左右方向(幅方向)に2つ並ぶようにシートバック12内に収容され、着座した乗員の腰部を主にサポートするものである。なお、ランバー用ブラダー26は、シートバック12に収容される第3ブラダー23と第4ブラダー24との間に設けられる。
各ブラダー21〜26は、後述する電動ポンプ30の駆動によって給排される流体(空気)によって膨縮動作が実施される。
図2及び図3に示すように、電動ポンプ30は、モータ部31と、伝達部としての減速部32と、ロータリーバルブ部33(以下、単にバルブ部33という)と、ポンプ部34とを有する。
図2に示すように、モータ部31は、有底筒状に形成されたヨークハウジング41と、ヨークハウジング41の内周に固定されたマグネット42と、ヨークハウジング41内で回転可能に支持されるロータ43とを有する。ロータ43は、その中心に回転軸43aを備え、回転軸43aの基端部(図2において上端部)は、ヨークハウジング41の底部中央に組み付けられた軸受(図示略)により回転可能に支持されている。また、ロータ43の整流子にはブラシ(共に図示略)が摺接するように構成されており、このブラシにはコネクタCを介して外部から電源が供給され、前記ブラシから整流子に対して電源が供給されるようになっている。ヨークハウジング41には、その開口側に径方向に延びるフランジ部41aが形成されており、このフランジ部41aは後述するギヤハウジング51に対してネジS1にて固定されている。
図2〜図4に示すように、回転軸43aには、減速部32を構成するウォーム軸53とジョイント部材44(図4参照)を介して駆動連結される。ちなみに、図2においてジョイント部材の破線による図示を省略している。
図2、図4及び図5に示すように減速部32は、ギヤハウジング51と、モータ部31から延びる回転軸43aと同一軸線L1上で一体回転するように駆動連結されたウォーム軸53及びウォーム軸53と噛合するウォームホイール54から構成されるウォームギヤ52と、遊星歯車機構55とを有する。
ギヤハウジング51は、前記ヨークハウジング41に連結固定されるとともにウォーム軸53を収容するウォーム収容部51aと、ウォーム収容部51aの中間部の軸線直交方向(図2において右方向)にウォーム収容部51aと連通するギヤ収容部51bとを有する。
ウォームホイール54は、略円盤状に形成され、その外周の歯がウォーム軸53の歯に噛合されている。また、ウォームホイール54には、遊星歯車機構55の一部を構成する太陽歯車55aがネジS2によって固定されている。太陽歯車55aには、その略中心に中心支持軸56が挿通され、その中心支持軸56が前記ギヤハウジング51のギヤ収容部51bに固定される。
遊星歯車機構55は、太陽歯車55aと、遊星歯車55bと、内歯車55cとを有する。
遊星歯車55bは、筒状の外周に歯が形成されてなり、その内周が遊星支持軸57に外嵌されて回転可能に支持されるとともに、外周に形成された歯が前記太陽歯車55a及び内歯車55cに噛合されている。
内歯車55cは、略円環状の内周に歯が形成され、外側にはギヤハウジング51にネジS2固定するための挿通孔58が形成される。
各遊星支持軸57は、後述するバルブ部33を構成する駆動ホイール61と接続されている。詳しくは、後述する駆動ホイール61に形成された3つの係合穴73aに各遊星支持軸57が挿通され、遊星支持軸57(遊星歯車55b)が太陽歯車55aを中心として周囲を公転することに伴って駆動ホイール61が回転されるようになっている。このとき、遊星歯車55bは、遊星支持軸57を中心として回転(自転)するようになっている。
バルブ部33は、ロータリーバルブであって、駆動ホイール61と、バルブベース62と、バルブ本体63と、バルブカバー64とを有する。
図5及び図6に示すように、駆動ホイール61は、略円盤状に形成される本体71と、本体71の一面側に一体形成されるカム部72とを有する。駆動ホイール61の本体71には、カム部72が形成される面とは反対側に遊星支持軸57が挿通される係合穴73aが3箇所形成されている。また、駆動ホイール61にはその略中心に、前記中心支持軸56が挿通可能な中心穴73bが形成されている。駆動ホイール61のカム部72は、駆動ホイール61の回転中心である中心支持軸56の延びる方向(軸方向)から視て三日月状をなし、各遊星支持軸57を中心とした円弧形状をなすように形成されたよりなる凸状外周面72aと、中心支持軸56側に凹状の円弧形状をなすように形成された凹状外周面72bとを有する。また、駆動ホイール61のカム部72が形成される面には突起74が形成される。より詳しくは、突起74は前記凹状外周面72bが面する位置に形成される。
バルブベース62は、駆動ホイール61を内挿する貫通孔76と、バルブ本体63を載置可能なベース部77とを有する。バルブベース62は、前記内歯車55cとともにネジS2によってギヤハウジング51に固定される。
バルブ本体63は、略円盤状に形成され、バルブカバー64との対向面側に2つの通気口78,79が形成されている。
図8に示すように通気口78,79は、バルブ本体63の内部において連通するようになっている。通気口78,79は、バルブ本体63の中心において開口する中心通気口78と、中心通気口78の外側において開口する外側通気口79とで構成される。
図7に示すように、中心通気口78の周囲であって前記外側通気口79を除いた部分が、前記通気口78,79の開口方向に凹状をなすように窪み部80が形成される。この窪み部80は、その範囲が中心通気口78の周囲であって前記外側通気口79を除いた部分が凹状をなすため、通気口78,79の開口方向から視て略円弧状をなすように形成される。
図5及び図6に示すように、バルブ本体63には、駆動ホイール61と係合する従動ホイール65が一体形成されている。
ここで、前述した駆動ホイール61と従動ホイール65とで、所謂ゼネバ機構が構成され、駆動ホイール61が連続駆動し、従動ホイール65が間欠駆動するようになっている。
図6に示すように、従動ホイール65は、同一形状の弧状の凹部81と、径方向外側に向かって開口する同一形状のU字状に切り欠かれた溝部82とが、回転方向(周方向)に沿って所定ピッチで5箇所ずつ交互に形成されている。従動ホイール65の中心部には、ベース部77に形成された筒部77aが挿通されて支持される係合孔65aが形成される。ちなみに、前記筒部77aには、スプリングSPが内挿され、スプリングSPによって前記従動ホイール65をベース部77から離間する方向(バルブカバー64側に近接する)方向に付勢されている。
各溝部82は、駆動ホイール61の回転に伴って回転される突起74と順番に係合するようになっている。つまり、駆動ホイール61が回転されることで、突起74が各溝部82に入り込んで係合し、係合状態を維持したまま駆動ホイール61が回転されることで、突起74と溝部82とが係合している間、従動ホイール65(バルブ本体63)が回転されるようになっている。
このとき、カム部72の凹状外周面72bが従動ホイール65側を通るため、駆動ホイール61のカム部72と従動ホイール65との接触が回避されるようになっている。そして、突起74と溝部82との係合状態が解除(突起74が溝部82から離脱)すると、従動ホイール65は停止される。このとき、駆動ホイール61の回転駆動が継続されるため、凸状外周面72aが凹部81の円弧面に沿って相対移動される。このようにして、連続駆動を間欠駆動に切り替えるようになっている。
また、図8に示すように、駆動ホイール61の回転駆動によって回転されるバルブ本体63は、その回転中心軸線L2がウォーム軸53と直交するように設けられる。より詳しくは、モータ部31の回転軸43aと同一軸線L1上で回転される伝達軸としてのウォーム軸53上であってその軸線L1からややずれた位置(駆動ホイール61寄りの位置)を回転中心軸線L2が通り、軸線L1及び軸線L2と直交する方向から視た時に各軸線L1,L2同士が直交する態様でバルブ本体63が設けられる。
また、バルブ本体63は、その回転中心軸線L2が駆動ホイール61の回転中心を通る軸線L3と平行となるように設けられる。
図5に示すように、バルブカバー64は、バルブベース62に対してネジS3によって取り付けられるものである。このため、バルブベース62をギヤハウジング51に取り付けた状態でバルブカバー64をバルブベース62に取り付けることで、駆動ホイール61及びバルブ本体63が収容されることとなる。
バルブカバー64は、バルブ本体63を収容するバルブ本体収容部83を有する。バルブ本体収容部83は、有底円筒状に形成され、その底部83aには、複数の孔84,85,86が形成される。複数の孔84,85,86は、円形状の底部83aの中心に形成されるとともにノズルN1が取付可能な中心取付孔84と、中心取付孔84の外側であって排気用に用いる5つの排気孔85と、排気孔85の更に外側であってノズルN2が取付可能な外側取付孔86とで構成される。
図5に示すように、中心取付孔84には、ノズルN1が取り付けられる。中心取付孔84に取り付けられたノズルN1は、ポンプ部34と接続されるホース(図示略)が接続されるようになっている。
図8に示すように、中心取付孔84は、組み付け状態においてバルブ本体63の通気口78と対向し連通するようになっている。
図7及び図8に示すように、中心取付孔84と通気口78との間に隙間を生じさせないようにOリング78aが設けられている。
各外側取付孔86にはノズルN2が取り付けられる。各外側取付孔86に取り付けられたノズルN2は、それぞれリフレッシュ用ブラダー21〜25と接続されるホース(図示略)が接続されるようになっている。
図8に示すように、外側取付孔86は、従動ホイール65が停止中において複数ある内の1つが例えばバルブ本体63の外側通気口79と対向し、連通されるようになっている。これにより、中心取付孔84、中心通気口78、外側通気口79および外側取付孔86が連通した状態となっている。
図7及び図8に示すように、外側取付孔86と通気口79とが対向する際に、その間に隙間を生じさせないようにOリング79aが設けられている。
排気孔85は、例えば1つの外側取付孔86が従動ホイール65停止中において外側通気口79と対向するとき、窪み部80と対向する。このため、排気孔85同士は連通した状態となる。さらに、外側通気口79と対向しない外側取付孔86も窪み部80と対向するため、外側通気口79と対向しない外側取付孔86、窪み部80及び排気孔85が連通した状態となる。
図9に示すように、ポンプ部34は、ポンプハウジング91と、カバー92と、ダイヤフラム部材93と、シール材94と、ノズル取付用板95と、ノズルN3とを有する。
ポンプハウジング91は、ギヤハウジング51と一体形成される略有底四角筒状の本体部101と、本体部101に組み付けられるとともにダイヤフラム部材93を保持する略四角筒状の筒部102とを有する。
本体部101は、その底部(図9中、上部)の軸中心には軸挿通孔101aが形成される。
筒部102は、周方向に等角度(90°)間隔で4つの貫通孔102aが形成されている。なお、図9では、2つの貫通孔102aのみが図示されている。
ダイヤフラム部材93は、4つの前記貫通孔102aに対応した位置であって、周方向に並ぶ4つのダイヤフラム103を有する。
ダイヤフラム103は、カップ状に形成されポンプ室Pを形成するポンプ室形成部103aと、ポンプ室形成部103aの底部から突出した充実体である断面略台形の操作部103bと、操作部103bの底部から突出した被保持部103cとを有する。
図9に示すように、各ダイヤフラム103は、ポンプ室形成部103aの開口部が連結板状部103dにて連結されて1つのダイヤフラム部材93とされ、各ダイヤフラム103が貫通孔102aを介して筒部102内に配置されるとともに連結板状部103dが筒部102とカバー92とにより挟持されて保持されている。
また、前記カバー92において、各ポンプ室形成部103a(ポンプ室P)と対応した位置には、吸入口92aと吐出口92bとが形成されている。また、カバー92において、吸入口92aには、ポンプ室Pが外部に比べて、負圧となった際に開状態となり正圧となった際に閉状態となるアンブレラ弁104が設けられ、吐出口92bには、ポンプ室Pが外部に比べて、負圧となった際に閉状態となり正圧となった際に開状態となるアンブレラ弁105が設けられている。
シール材94は、吸入口92aと対応した位置には、吸入口92aを連通させるべく孔が形成され、吐出口92bと対応した位置には、吐出口92bを連通させるべく孔が形成されている。
ノズル取付用板95は、略四角形板状をなすように形成され、ネジS4によって筒部102、ダイヤフラム部材93、カバー92及びシール材94を介在した状態で本体部101と組み付けられる。
ここで、ウォーム軸53の先端には、連結部材106が固定され、連結部材106において軸線L1上からずれた位置には、軸線L1上に向かって傾斜する傾斜軸106aが固定されている。そして、傾斜軸106aには、ウォーム軸53の回転によってウォーム軸53側に傾斜した方向に順次往復運動する周方向に複数(本実施形態では4つ)の作動部107aを有した作動部材107が装着されている。そして、各作動部107aには、保持孔107bが形成され、各保持孔107bには前記ダイヤフラム103の被保持部103cが嵌入されて保持されている。
図1に示すように、本実施形態では、リフレッシュ用ブラダー21〜25に供給される場合と、ランバー用ブラダー26に供給される場合とで、ポンプ部34から供給される流体の流路を選択可能とする切替バルブB1が設けられる。切替バルブB1の下流側において、ランバー用ブラダー26と接続される流路中にバルブB2が設けられる。このバルブB2は、ランバー用ブラダー26への給気と、ランバー用ブラダー26内の流体の排気とで切り替えられるようになっている。
図1に示すように、切替バルブB1の下流側において、リフレッシュ用ブラダー21〜25と接続される流路中にエキゾーストバルブB3が設けられる。より具体的には、エキゾーストバルブB3は電動ポンプ30のバルブ部33の上流側に設けられている。エキゾーストバルブB3は、例えば、ポンプ部34から流体(例えば空気)が給気された場合には、その圧力でバルブ部33側の流路が開いて流体が供給され、ポンプ部34(電動ポンプ30)の駆動が停止されると、ポンプ部34とバルブ部33との流路が閉じられ、バルブ部33が排気可能な流路が開く構造をなしている。
次に、上記のように構成された電動ポンプ30の作用について説明する。
モータ部31が駆動されて回転軸43aが回転すると、ウォーム軸53が回転する。これによって、ポンプ部34の傾斜軸106aが傾斜した状態で回転し、それによって作動部材107の作動部107aがウォーム軸53側に傾斜した方向に順次往復運動される。すると、各作動部107aに連結された各ダイヤフラム103が構成する各ポンプ室Pが順次膨張・収縮されて流体(本実施形態では空気)が吸入口92aから吸入されてノズルN3から吐出される。
一方、ウォーム軸53が回転すると、ウォーム軸53と噛合されるウォームホイール54が回転する。これにより、遊星歯車機構55の太陽歯車55aが回転し、それに伴って太陽歯車55aの周囲を遊星歯車55bが自転しながら公転する。遊星歯車55bが公転することで、遊星歯車55bの遊星支持軸57が挿通される駆動ホイール61が回転する。そして、駆動ホイール61が回転すると、駆動ホイール61の突起74が周期的に従動ホイール65の溝部82と係合することで、従動ホイール65が間欠駆動する。駆動ホイール61が回転中であって従動ホイール65が停止している際は、従動ホイール65と一体形成されたバルブ本体63の外側通気口79がバルブカバー64の複数の外側取付孔86の1つと対向するようになっている。
ここで、例えば、切替バルブB1においてリフレッシュ用ブラダー21〜25側への流路が選択されている場合、ポンプ部34から吐出される流体は、前記ホース、切替バルブB1、エキゾーストバルブB3を介してバルブ部33の中心取付孔84(ノズルN1)からバルブ部33内に流入される。そして、流入された流体は、中心取付孔84、中心通気口78、外側通気口79、及び外側通気口79と対向する外側取付孔86を通ってリフレッシュ用ブラダー21〜25側に供給される。このとき、外側通気口79と対向しない外側取付孔86は前述したように窪み部80と対向するため、外側通気口79と対向しない外側取付孔86(ノズルN2)と接続されたリフレッシュ用ブラダー21〜25内の流体を排出することが可能となっている。
次に、本実施形態の効果を記載する。
(1)バルブ本体63は、回転駆動力に基づく連続駆動を間欠駆動に変換する間欠駆動機構としてのゼネバ機構を構成する駆動ホイール61と従動ホイール65によって間欠駆動される。即ち、バルブ本体63が連続せずに間欠(断続)駆動するため、バルブ本体63の停止中においてバルブ本体63に設けられてバルブ側吸入口としての中心取付孔84と流体吐出口としての外側取付孔86とを連通させるための外側通気口79と、外側取付孔86とを対向させる時間を稼ぐことができるため、バルブ本体63を大きくしたり、更なる減速のために減速部を追加する必要が抑えられるため、装置全体としての大型化を抑えることができる。
(2)ロータリーバルブ部33は、バルブ本体63の回転中心を通る軸線L2が、モータ部31の回転軸43aと同軸上で一体回転するウォーム軸53と直交する態様で設けられる。すなわち、ロータリーバルブ部33のバルブ本体63の回転中心位置が同回転中心の軸線L2の延びる方向から視てウォーム軸53上で重なるように配置することができる。そのため、ウォーム軸53上をバルブ本体63の回転中心位置を通る軸線L2が通らない場合と比較してウォーム軸53から逸脱した方向において大型化することを抑えることができる。ここで、バルブ本体63の回転中心位置を通る軸線L2がウォーム軸53上を通る場合であっても直交以外の交差するような構成とした場合には、バルブ本体63が傾斜することとなるため、ウォーム軸53と直交する方向(軸線L2の延びる方向)においてバルブ本体63が飛び出すような構成となる。そのため、前述したようにバルブ本体63の回転中心位置を通る軸線L2がウォーム軸53と直交するようにバルブ本体63を配置することで前述したようなバルブ本体の飛び出しを抑えることができるため、ウォーム軸53と直交する方向(軸線L2の延びる方向)における大型化を抑えることができる。
(3)バルブ本体63は、その回転中心軸線L2が軸線L1よりも駆動ホイール61寄りを通る、すなわち駆動ホイール61側に寄せて配置している。これによって、バルブ本体63が軸線L1から反駆動ホイール61側に飛び出す量を抑えることができる。
(4)間欠駆動機構はゼネバ機構で構成することができる。
(5)ロータリーバルブ部33を構成するバルブ本体63と、従動ホイール65とが一体的に構成されるため、従動ホイール65とバルブ本体63との駆動連結を別途行う必要がない。
(6)駆動ホイール61の回転中心を通る軸線L3とバルブ本体63の回転中心軸線L2とが平行であるため、例えば駆動ホイール61とバルブ本体63との回転中心を通る軸線L2,L3が交差(直交)する態様で駆動連結した場合と比較してバルブ本体63が駆動ホイール61の回転中心を通る軸線L2の延びる方向において駆動ホイールに対して突出することが抑えられる。
(7)バルブ本体63は、前記ポンプ部34から流体を吸入する中心通気口78と、外側通気口79とが円形状であるため、一般的なOリング78a,79aを用いてシールすることができる。
(7)中心通気口78と外側通気口79とを同径とすることで、同じOリング78a,79aを用いることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、中心通気口78と外側通気口79とを同径としたが、これに限らず、径を異ならせてもよい。
・上記実施形態では、外側通気口79を円形状としたが、円弧状に形成してもよい。
・上記実施形態では、バルブ本体63と従動ホイール65とを一体形成したが、別体であってもよい。
・上記実施形態では、減速部32の一部としてウォーム軸53及びウォームホイール54を用いる構成としたが、これに限らない。例えば遊星歯車機構55を多段で利用することでモータ部31(回転軸43a)の回転駆動力を減速させる構成を採用してもよい。
・上記実施形態では、軸線L1からややずれた位置において、ウォーム軸53上を軸線L2が直交するようにバルブ本体63を設けたが、軸線L1と軸線L2とが直交するようにウォーム軸53に対してバルブ本体63を設ける構成を採用してもよい。
・上記実施形態では、バルブ本体63の回転中心軸線L2と駆動ホイール61の軸線L3とが平行となるような構成としたが、これに限らない。バルブ本体63の回転中心軸線L2と駆動ホイール61の軸線L3とが直交配置して駆動力が伝達可能な構成としてもよい。この場合、例えば2つのヘリカルギアを用いて駆動力を直交変換することでバルブ本体63と駆動ホイール61(従動ホイール65)との間において駆動力を伝達することが可能である。
・上記実施形態では、ブラダーとしてリフレッシュ用ブラダー21〜25とランバー用ブラダー26とを用いる構成としたが、これに限らない。例えば、ランバー用ブラダー26を省略する構成や、ランバー用ブラダー26の数を変更する構成を採用してもよい。
・上記実施形態では、リフレッシュ用ブラダー21〜25の数を10個(5組)としたが、これに限らない。バルブ部33の切替によって複数のブラダーの膨張・収縮動作を個別に行うことができれば良く、例えばブラダーを2つ以上とすれば任意に変更してもよい。
・上記実施形態では、間欠駆動部として駆動ホイール61と従動ホイール65からなるゼネバ機構を用いる構成としたが、パラレルインデックスカム機構などの他の間欠駆動機構を用いる構成を採用してもよい。
・上記実施形態並びに各変形例は適宜組み合わせてもよい。
30…電動ポンプ、31…モータ部、32…減速部(伝達部)、33…ロータリーバルブ部(バルブ部)、34…ポンプ部、52…ウォームギヤ、53…ウォーム軸(伝達軸)、54…ウォームホイール、55…遊星歯車機構、55a…太陽歯車、61…ゼネバ機構を構成する駆動ホイール、63…バルブ本体、64…バルブカバー、65…ゼネバ機構を構成する従動ホイール、78…中心通気口(本体側吸入口)、79…外側通気口(本体側吐出口)、84…中心取付孔(バルブ側吸入口)、86…外側取付孔(流体吐出口)、92a…吸入口、92b…吐出口、L1〜L3…軸線、P…ポンプ室。

Claims (7)

  1. 回転駆動するモータ部と、
    前記モータ部の回転駆動を伝達する伝達部と、
    前記伝達部によって伝達される回転駆動力によってポンプ室を膨張・収縮させて流体を吸入口から吸入し吐出口から吐出するポンプ部と、
    前記伝達部によって伝達される回転駆動力によって回転されるバルブ本体、及び、前記ポンプ部から供給される流体を取りこむバルブ側吸入口と外部に吐出する複数の流体吐出口を有するバルブカバーを有し、前記バルブ本体の回転駆動に伴って前記吸入口と連通される前記流体吐出口が切り替えられるように構成されるロータリーバルブ部と、
    を備え、
    前記バルブ本体は、前記回転駆動力に基づく連続駆動を間欠駆動に変換する間欠駆動機構によって間欠駆動されることを特徴とする電動ポンプ。
  2. 請求項1に記載の電動ポンプにおいて、
    前記ロータリーバルブ部は、前記バルブ本体の回転中心を通る軸線が、前記モータ部の回転軸と同軸上で一体回転する前記伝達部の伝達軸と直交する態様で設けられることを特徴とする電動ポンプ。
  3. 請求項1又は2に記載の電動ポンプにおいて、
    前記間欠駆動機構はゼネバ機構であることを特徴とする電動ポンプ。
  4. 請求項3に記載の電動ポンプにおいて、
    前記ゼネバ機構は、連続駆動する駆動ホイールと、該駆動ホイールと係合して間欠駆動する従動ホイールとを備え、
    前記ロータリーバルブ部を構成する前記バルブ本体と、前記従動ホイールとが一体的に構成されることを特徴とする電動ポンプ。
  5. 請求項4に記載の電動ポンプにおいて、
    前記駆動ホイールの回転中心を通る軸線と前記バルブ本体の回転中心を通る軸線とが平行であることを特徴とする電動ポンプ。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の電動ポンプにおいて、
    前記バルブ本体は、前記バルブ側吸入口と対向する本体側吸入口と、前記流体吐出口と対向する本体側吐出口とが円形状であることを特徴とする電動ポンプ。
  7. 請求項6に記載の電動ポンプにおいて、
    前記本体側吸入口と前記本体側吐出口とは同径であることを特徴とする電動ポンプ。
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