JP6624809B2 - 圧縮機、及びその圧縮機を備えたヒートポンプ装置 - Google Patents
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Description
本発明に係る圧縮機は、冷媒を圧縮する圧縮部と、前記圧縮部を駆動する電動部と、前記圧縮部及び前記電動部を収容するとともに、潤滑油を貯留する密閉容器と、前記圧縮部の吐出口を覆うように設けられたカップマフラーと、を備え、前記冷媒及び前記潤滑油の少なくとも一方は可燃性を有しており、前記カップマフラーの吐出口には温度検出部が設けられており、前記温度検出部は、前記密閉容器内であって、前記電動部より下方かつ前記圧縮部よりも上方に設けられ、前記温度検出部は、圧縮機を駆動する電気回路の一部を構成する温度ヒューズを有している。
本発明の実施の形態1に係る圧縮機、及びその圧縮機を備えたヒートポンプ装置について説明する。図1は、本実施の形態に係るヒートポンプ装置100の概略構成を示す冷媒回路図である。なお、図1を含む以下の図面では、各構成部材の相対的な寸法の関係や形状等が実際のものとは異なる場合がある。
ヒートポンプ装置100は、空気調和装置、冷蔵庫などの冷凍装置又は給湯機などに用いられる熱源装置として利用されるものである。本実施の形態では、空気調和装置に用いられ、冷房運転と暖房運転とを切替え可能なヒートポンプ装置100を例示している。
第1熱交換器2は、内部を流通する冷媒と外部流体(例えば、室外空気)との間で熱交換を行わせるものである。第1熱交換器2は、暖房運転時には、外部流体から吸熱して冷媒を蒸発させる蒸発器として機能し、冷房運転時には、冷媒から吸熱して外部流体に放熱させる放熱器(例えば、凝縮器)として機能する。第1熱交換器2としては、例えば、互いに並列して設けられた複数のプレートフィンと、複数のプレートフィンを貫通して設けられた複数のチューブと、を有するプレートフィンアンドチューブ型熱交換器が用いられる。第1熱交換器2に設けられた2つの冷媒出入口のうち、一方は冷媒配管9を介して四方弁5に接続されており、他方は冷媒配管9を介して膨張機構3に接続されている。第1熱交換器2は、例えば、室外に設置される室外機に収容されている。室外機には、第1熱交換器2に室外空気を送風し、冷媒と室外空気との熱交換を促進する送風ファン(図示せず)が収容されている。
膨張機構3は、冷媒を減圧、膨張させるものである。膨張機構3に設けられた2つの冷媒出入口のうち、一方は冷媒配管9を介して第1熱交換器2に接続されており、他方は冷媒配管9を介して第2熱交換器4に接続されている。膨張機構3としては、開度を可変に調整できる電子膨張弁などの膨張弁、又はキャピラリチューブなどの固定絞りを用いることができる。
第2熱交換器4は、内部を流通する冷媒と外部流体(例えば、室内空気)との間で熱交換を行わせるものである。第2熱交換器4は、暖房運転時には、冷媒から吸熱して外部流体に放熱させる放熱器(例えば、凝縮器)として機能し、冷房運転時には、外部流体から吸熱して冷媒を蒸発させる蒸発器として機能する。第2熱交換器4は、例えば、プレートフィンアンドチューブ型熱交換器が用いられる。第2熱交換器4に設けられた2つの冷媒出入口のうち、一方は冷媒配管9を介して四方弁5に接続されており、他方は冷媒配管9を介して膨張機構3に接続されている。第2熱交換器4は、例えば、室内に設置される室内機に収容されている。室内機には、第2熱交換器4に室内空気を送風し、冷媒と室内空気との熱交換を促進するとともに空調対象空間に空調空気を供給する送風ファン(図示せず)が収容されている。
四方弁5は、圧縮機1から吐出された高圧冷媒の流路を、第1熱交換器2に向かう流路又は第2熱交換器4に向かう流路に切り替えるものである。四方弁5は、暖房運転時には、圧縮機1から吐出された高圧冷媒が第2熱交換器4に供給されるように流路が切り替えられ、冷房運転時には、圧縮機1から吐出された高圧冷媒が第1熱交換器2に供給されるように流路が切り替えられる。なお、図1では、冷房運転時の流路を示している。
マフラー6は、圧縮機1と四方弁5との間の吐出冷媒配管9Aに設けられている。マフラー6は、圧縮機1から吐出された冷媒の脈動を低減させるものである。マフラー6は、冷媒流れ方向の上流側が圧縮機1の吐出側に接続されており、冷媒流れ方向の下流側が四方弁5に接続されている。
アキュムレータ7は、四方弁5と圧縮機1との間の吸入冷媒配管9Bに設けられている。アキュムレータ7は、余剰冷媒を貯留する冷媒貯留機能と、蒸発器(第1熱交換器2又は第2熱交換器4)から流出した低圧冷媒を液冷媒とガス冷媒とに分離し、圧縮機1に液冷媒が吸入されるのを防止する気液分離機能と、を有している。
図2は、本実施の形態に係る圧縮機1の概略構成を示す縦断面図である。本実施の形態では、縦置き型の圧縮機1を例示している。図2に示すように、圧縮機1は、冷媒を圧縮する圧縮部15と、圧縮部15を駆動する電動部13と、圧縮部15及び電動部13を収容する密閉容器11と、を有している。電動部13と圧縮部15との間は、回転軸14によって接続されている。
密閉容器11は、圧縮機1の外郭を構成するものである。密閉容器11の内壁面には、圧縮部15と、圧縮部15の上方に配置された電動部13の固定子16と、が固定されている。密閉容器11には、開口部である吐出口11a及び吸入口11bが形成されている。密閉容器11の吐出口11aには、圧縮部15で圧縮された高圧冷媒を密閉容器11内から外部に吐出する吐出冷媒配管9Aが接続されている。また、密閉容器11の吸入口11bには、圧縮部15に低圧冷媒を供給する吸入冷媒配管9Bが接続されている。本例では、密閉容器11の内部空間の圧力は吐出圧となる。
電動部13は、密閉容器11に対して固定された固定子16と、固定子16の内周側に配置された回転子17と、を有している。固定子16は、積層鉄心19に複数相の巻線21が装着された構成を有している。積層鉄心19には、軸方向に貫通した複数の油戻し孔18(図2では、1つの油戻し孔18のみを示している)が形成されている。固定子16の外周面は、密閉容器11の内周面に固定されている。回転子17の外周面と固定子16の内周面とは、所定の間隙を介して対向している。回転子17の内周側には、回転軸14が同軸に固定されている。不図示の電源から固定子16に電力が供給されると、回転子17が回転する。この回転駆動力は、回転軸14を介して圧縮部15に伝達される。圧縮部15では、伝達された回転駆動力によって冷媒が圧縮される。
圧縮部15は、密閉容器11内に吸入された冷媒を圧縮するものである。圧縮部15としては、種々の圧縮機構(例えば、ロータリー式、スクロール式、ベーン式など)を採用することができる。ここでは、ロータリー式の圧縮機構を例に挙げて説明する。
温度検出部10は、カップマフラー31の吐出口31aにおける温度(例えば、吐出口31aから吐出される高圧冷媒の温度)を検出するものである。また、温度検出部10は、後述する火炎の発熱による温度上昇を検出することも可能である。温度検出部10としては、例えば、起電力を検出する熱電対や、電気抵抗を検出する測温抵抗体などが用いられる。熱電対は、2種類の異なる金属線の両端を接続して閉回路を作ったものである。両端に温度差が生じると、ゼーベック効果により金属固有の熱起電力が発生し、閉回路中に電流が流れる。2種類の金属線の組合せにより、様々な種類の熱電対がある。2種類の金属線の周囲を絶縁材と保護管とで覆ったシース型熱電対は、取扱いが容易である。測温抵抗体は、金属の電気抵抗が温度によって変化する特性を利用したものである。測温抵抗体にも、抵抗素子の周囲を絶縁材と保護管とで覆ったシース型のものがある。
図1に戻り、温度検出部10は、配線51を介して制御部50に接続されている。制御部50は、CPU、ROM、RAM、入出力ポート等を備えたマイクロコンピュータを有している。制御部50は、温度検出部10の起電力や電気抵抗から検出温度の情報を取得するものである。本例の制御部50は、圧縮機1及びそれを含むヒートポンプ装置100の動作を制御する制御装置を兼ねている。
以上のように構成されたヒートポンプ装置100の冷房運転時の動作について説明する。冷房運転時には、図1に示した冷媒流路が形成されるように四方弁5が切り替えられる。圧縮機1で圧縮された高温高圧のガス冷媒は、吐出冷媒配管9Aに吐出され、マフラー6及び四方弁5を経て第1熱交換器2に流入する。冷房運転時には、第1熱交換器2は凝縮器として機能する。すなわち、第1熱交換器2では、内部を流通する冷媒と送風ファンにより送風される室外空気との熱交換が行われ、冷媒の凝縮熱が室外空気に放熱される。これにより、第1熱交換器2に流入した冷媒は、凝縮して高圧の液冷媒となる。高圧の液冷媒は、膨張機構3に流入し、減圧されて低圧の二相冷媒となる。
本発明は、上記実施の形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施の形態では、冷媒及び潤滑油の双方が可燃性を有する構成を例に挙げたが、本発明は、冷媒又は潤滑油の少なくとも一方が可燃性を有する構成に適用可能である。
Claims (8)
- 圧縮機と、前記圧縮機を制御する制御部と、を備え、
前記圧縮機は、
冷媒を圧縮する圧縮部と、
前記圧縮部を駆動する電動部と、
前記圧縮部及び前記電動部を収容するとともに、潤滑油を貯留する密閉容器と、
前記圧縮部の吐出口を覆うように設けられたカップマフラーと、
を有しており、
前記冷媒及び前記潤滑油の少なくとも一方は可燃性を有しており、
前記カップマフラーの吐出口には温度検出部が設けられており、
前記温度検出部は、前記密閉容器内であって、前記電動部より下方かつ前記圧縮部よりも上方に設けられ、
前記制御部は、前記温度検出部で検出された検出温度の情報を取得し、前記検出温度が予め設定された設定値よりも高い場合に前記電動部を停止させるように構成されているヒートポンプ装置。 - 前記制御部は、前記電動部を停止させた場合に前記電動部の再作動を禁止するように構成されている請求項1に記載のヒートポンプ装置。
- 前記温度検出部は、シース型熱電対を有している請求項1又は請求項2に記載のヒートポンプ装置。
- 前記温度検出部は、裸線の熱電対を有している請求項1又は請求項2に記載のヒートポンプ装置。
- 前記熱電対は、R熱電対又はS熱電対である請求項4に記載のヒートポンプ装置。
- 前記冷媒は組成として、イソブタン、プロパン及びR32のうちの少なくとも1つを含む請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載のヒートポンプ装置。
- 冷媒を圧縮する圧縮部と、
前記圧縮部を駆動する電動部と、
前記圧縮部及び前記電動部を収容するとともに、潤滑油を貯留する密閉容器と、
前記圧縮部の吐出口を覆うように設けられたカップマフラーと、
を備え、
前記冷媒及び前記潤滑油の少なくとも一方は可燃性を有しており、
前記カップマフラーの吐出口には温度検出部が設けられており、
前記温度検出部は、前記密閉容器内であって、前記電動部より下方かつ前記圧縮部よりも上方に設けられ、
前記温度検出部は、圧縮機を駆動する電気回路の一部を構成する温度ヒューズを有している圧縮機。 - 請求項7に記載の圧縮機を備えたヒートポンプ装置。
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