JP6637100B2 - ホルムアルデヒドを含有する液体系細胞診用保存剤中検体から核酸を単離する方法 - Google Patents
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Description
本願は、2014年2月28日出願の米国特許仮出願第61/946,637号の非仮出願であり、全ての目的においてその全体が参照として組み込まれる。
(発明の分野)
本発明はバイオテクノロジーの分野に関する。より具体的には、本発明は、ホルムアルデヒド含有液体系細胞診用保存剤中で固定されたサンプルから核酸を単離する方法に関し、単離されたRNAは、核酸増幅法における鋳型として用いるのに好適である。
DNA、RNA及びタンパク質の周知の化学修飾によって、様々な問題が生じる。実際に、Masudaら(Nucleic Acids Res.,27:4436〜4443(1999))は、ホルマリンで固定したサンプルが分子生物学的用途に不十分な材料である理由を調査した。筆者らは、プロテイナーゼKによる処理で固定した組織を可溶化し、RNA抽出を可能にしたが、抽出されたRNAはPCRの鋳型としての使用が限定されることを示した。更なる研究では、4つの塩基全てに対するモノ−メチロール基(−CH2OH)の化学付加、並びに、メチレン架橋によるアデニン二量体形成の証拠が明らかとなった。特定の修飾は、ホルマリンを含まない緩衝液中で温度を上げることによって、リバースすることができた。しかしながら、RNAの不安定性により、高温条件の使用が望ましくなくなる場合がある。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
ホルムアルデヒドを含む液体系細胞診用保存剤に入れられた臨床サンプルを含む検体を処理する方法であって、
(a)前記検体をプロテアーゼ酵素及びホルムアルデヒドスカベンジャーと混合して反応混合物を作る工程と、
(b)前記液体系細胞診用保存剤中のホルムアルデヒドにより、前記検体中に含有され得る核酸の化学修飾をリバースするのに十分な時間にわたり、高温にて前記反応混合物をインキュベートする工程と、
(c)前記インキュベートする工程後に前記反応混合物から核酸を単離する工程と、
(d)前記単離する工程の前記核酸を鋳型として用いる、in vitro増幅反応を実施する工程と、を含む、方法。
(項目2)
前記ホルムアルデヒドスカベンジャーが2−イミダゾリドンである、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記リバースにより、前記検体中のポリペプチドへのホルムアルデヒド誘発性架橋から、前記検体中の核酸が放出される、項目1又は2に記載の方法。
(項目4)
前記プロテアーゼが、前記核酸を前記ホルムアルデヒド誘発性架橋から解放し、2−イミダゾリドンが、前記サンプル中の核酸とポリペプチドとの間への新たな架橋の誘発を阻害する、項目2又は3に記載の方法。
(項目5)
前記サンプルが、工程(a)の実施前に7〜120日間、前記液体系細胞診用保存剤中に入れられている、項目1〜4のいずれか一項に記載の方法。
(項目6)
前記インキュベートする工程が30分以下にわたる、項目1〜5のいずれか一項に記載の方法。
(項目7)
前記インキュベートする工程が約5分〜30分である、項目1〜6のいずれか一項に記載の方法。
(項目8)
前記インキュベートする工程が15分以下にわたる、項目1〜7のいずれか一項に記載の方法。
(項目9)
工程(d)後の増幅された核酸の収量が、プロテイナーゼ又は2−イミダゾリドンのうちいずれかを除いた対照増幅よりも高い、項目1〜8のいずれか一項に記載の方法。
(項目10)
工程(d)後の増幅された核酸の収量が、プロテイナーゼ又は2−イミダゾリドンのうちいずれかを除いた対照増幅よりも少なくとも10%高い、項目1〜9のいずれか一項に記載の方法。
(項目11)
前記サンプル中の核酸分子の少なくとも90%が、前記インキュベートする工程後に架橋を含まない、項目1〜10のいずれか一項に記載の方法。
(項目12)
前記インキュベートする工程前の2−イミダゾリドンの最終濃度が、前記ホルムアルデヒドの最終最高濃度よりも、モルで1〜5倍高い、項目2〜11のいずれか一項に記載の方法。
(項目13)
前記インキュベートする工程前の2−イミダゾリドンの最終濃度が、前記ホルムアルデヒドの最終最高濃度よりも、モルで2〜5倍高い、項目12に記載の方法。
(項目14)
前記プロテイナーゼが、4.3〜43U/mLの濃度で存在するプロテイナーゼKである、項目12又は13に記載の方法。
(項目15)
前記インキュベートする工程の温度が約60〜100℃である、項目1〜14のいずれか一項に記載の方法。
(項目16)
前記インキュベートする工程の温度が85〜95℃である、項目15に記載の方法。
(項目17)
前記インキュベートする工程の温度が91〜95℃である、項目16に記載の方法。
(項目18)
前記温度が約90℃である、項目15に記載の方法。
(項目19)
前記プロテイナーゼ及び前記ホルムアルデヒドスカベンジャーが、前記検体と同時に混合される、項目1〜18のいずれか一項に記載の方法。
(項目20)
前記プロテイナーゼが、ホルムアルデヒドスカベンジャーより前に前記検体と混合される、項目1〜18のいずれか一項に記載の方法。
(項目21)
前記ホルムアルデヒドスカベンジャーが、前記プロテイナーゼより前に前記検体と混合される、項目1に記載の方法。
(項目22)
前記増幅が、転写増幅、単一プライマー核酸増幅、核酸配列ベース増幅、ポリメラーゼ連鎖反応、鎖置換増幅、自家持続配列複製、又はDNAリガーゼ連鎖反応である、項目1〜21のいずれか一項に記載の方法。
(項目23)
前記核酸がDNAを含む、項目1〜22のいずれか一項に記載の方法。
(項目24)
前記核酸がRNAを含む、項目1〜22のいずれか一項に記載の方法。
(項目25)
前記単離された核酸がDNAである、項目23に記載の方法。
(項目26)
前記単離された核酸がRNAである、項目24に記載の方法。
(項目27)
前記核酸が、単離される前記核酸及び固定化プローブにハイブリダイズする、捕捉プローブを用いる捕捉アッセイにより単離される、項目1〜26のいずれか一項に記載の方法。
(項目28)
前記固定化プローブが磁気ビーズに固定化されている、項目27に記載の方法。
(項目29)
工程(d)後の増幅された核酸のアッセイ陽性度が、プロテイナーゼ又はホルムアルデヒドスカベンジャーのうちいずれかを除いた反応混合物から得られた増幅された核酸のアッセイ陽性度よりも高い、項目1〜28のいずれか一項に記載の方法。
(項目30)
工程(d)後の増幅された核酸のアッセイ陽性度が、プロテイナーゼ又は2−イミダゾリドンのうちいずれかを除いた反応混合物から得られた増幅された核酸のアッセイ陽性度より少なくとも約12%高い、項目29に記載の方法。
(項目31)
工程(d)後の増幅された核酸のアッセイ陽性度が、21日後に約95%である、項目29に記載の方法。
(項目32)
前記単離された核酸がヒトパピローマウイルス(HPV)RNA標的核酸である、項目24に記載の方法。
(項目33)
前記検体が子宮頚部細胞検体である、項目32に記載の方法。
(項目34)
組成物であって、
(a)2−イミダゾリドンと、
(b)プロテイナーゼKと、
(c)EDTAと、
(d)pH緩衝液と、を含む、組成物。
(項目35)
ホルムアルデヒドを含む液体系細胞診用保存剤中で保存された検体を処理するためのキットであって、
(a)凍結乾燥されたプロテイナーゼK酵素を含有する第1バイアルと、
(b)前記凍結乾燥されたプロテイナーゼK酵素を再構成するための、再構成用緩衝液を含有する第2バイアルであって、
前記再構成用緩衝液が、一定量のpH緩衝液と、一定量のEDTAと、一定量の2−イミダゾリドンと、を含む、第2バイアルと、を含む、キット。
(項目36)
ホルムアルデヒドを含む液体系細胞診用保存剤中で保存された核酸含有サンプルを処理するためのシステムであって、前記システムの構成要素が、
プログラム可能なコントローラと、
前記プログラム可能なコントローラと通信するピペット装置と、
反応バイアル用第1ホルダーと、
試薬バイアル用第2ホルダーと、
加熱要素と、を備え、
前記プログラム可能なコントローラが、ソフトウェアの命令により、前記試薬バイアルが、ホルムアルデヒドスカベンジャー、プロテイナーゼK、EDTA、及びpH緩衝液を含む溶液を含有するとき、前記ピペット装置によって、前記試薬バイアルから部分量の液体を前記反応バイアルに移動させるように構成されており、
前記プログラム可能なコントローラが、ソフトウェアの命令により、前記加熱要素によって、前記反応バイアルを65℃〜95℃の温度まで加熱させるように構成されている、システム。
(項目37)
前記プログラム可能なコントローラが、ソフトウェアの命令により、前記加熱要素によって、前記反応バイアルを85℃〜95℃の温度まで加熱させるように構成されている、項目36に記載のシステム。
(項目38)
前記反応バイアル中の前記試薬が、前記ホルムアルデヒドスカベンジャーとして2−イミダゾリドンを含む、項目37に記載のシステム。
(項目39)
前記反応バイアル中の前記試薬が、42〜45Uの濃度のプロテイナーゼKを含む、項目38に記載のシステム。
(項目40)
前記プログラム可能なコントローラが、ソフトウェアの命令により、前記加熱要素によって、前記反応バイアルを90℃〜95℃の温度まで加熱させるように構成されている、項目36に記載のシステム。
(項目41)
前記プログラム可能なコントローラが、ソフトウェアの命令により、前記加熱要素によって、前記反応バイアルを、15分〜30分間、90℃〜95℃の温度まで加熱させるように構成されている、項目40に記載のシステム。
(項目42)
前記反応バイアル中の前記試薬が、42〜45Uの濃度のプロテイナーゼKを含む、項目41に記載のシステム。
特に明記しない限り、本明細書で用いられる科学的及び技術的用語は、技術文献、例えば、Dictionary of Microbiology and Molecular Biology,2nd ed.(Singleton et al.,1994,John Wiley & Sons,New York,NY)、又は、その他周知の分子生物学に関する技術刊行物に基づいて、分子生物学分野の当業者に共通して理解されるものと同じ意味を有する。特に明記しない限り、本明細書で利用され、又は想到される手技は、分子生物学の技術分野において周知の標準的な方法である。
本明細書に開示されるのは、ホルムアルデヒドを含有する液体系細胞診用保存剤中に保存された検体から核酸を単離するための、方法、システム、組成物、及びキットである。簡潔に言えば、開示される方法は、部分量のサンプル、つまり、液体保存剤中に入れられた細胞サンプルを、2−イミダゾリドン及びプロテアーゼ酵素の組み合わせと接触させることに基づく。特に好ましい実施形態では、プロテアーゼはプロテイナーゼK酵素である。続いて、混合物を高熱条件下でインキュベートすると、遊離のホルムアルデヒドを不活化し、ホルムアルデヒドに起因する核酸の化学修飾の少なくとも一部をリバースできる。この方法は、有利には、以前の方法と比べて迅速であり、効率的に単離され(例えば、捕捉プローブハイブリダイゼーションにより)、逆転写され(所望により)、かつin vitro増幅され得る、RNAなどの核酸をもたらす。
本明細書に開示される手法は、ホルムアルデヒドを含む液体系細胞診用保存剤中に含まれる生体サンプル中に存在し得る、核酸標的の検出を促進する。かかる生体サンプルは、分析を行う前にかなりの期間(例えば、少なくとも1、2、7、14、30、50、又は100日間、又は7〜120日間)保存できる。保存中、ホルムアルデヒドは、サンプル中の核酸の修飾、特に、サンプル中に存在するポリペプチドとの架橋生成を誘発する場合がある。これらの修飾は、ハイブリダイズする能力(例えば、捕捉プローブへの)、又は増幅能などの、DNAの後続処理を阻害する。架橋などの修飾は、プロテイナーゼKなどのプロテアーゼで処理することによって切断できる。プロテアーゼでの処理により、捕捉及び/又は増幅に利用できる核酸分子が増加し、最終的に、増幅産物をより得る、及び/又は、特定の標的の検出閾値を下げることができる。プロテアーゼのこれら有益な効果は、サンプルを2−イミダゾリドンで同時処理することによって増強される。2−イミダゾリドンは、ホルムアルデヒドスカベンジャーとして作用し、すなわち、核酸とポリペプチドとの間の架橋を誘発できなくするか、又は少なくとも誘発する能力を実質的に減少させるように、ホルムアルデヒドと反応する。2−イミダゾリドンを、後続の説明の大半で例示的かつ好ましいホルムアルデヒドスカベンジャーとして用いたが、文脈が他のものを必要とする場合を除き、特に85℃以上の温度で実施される実施形態では、背景技術において説明したものなど他のホルムアルデヒドスカベンジャーを代わりに使用できる。反応性ホルムアルデヒドを除去することによって、2−イミダゾリドンは、プロテアーゼの作用によって放出されたポリペプチドなどのポリペプチドが、サンプル中の核酸と架橋を形成又は再形成するのを阻害することができる。また2−イミダゾリドンは、ホルムアルデヒドを除去することによって、プロテアーゼの不活化を防ぐこともできる。2−イミダゾリドンは以前よりホルムアルデヒドスカベンジャーであることが報告されているが、プロテアーゼ及び2−イミダゾリドンが供給される前に、サンプルが保存され、架橋が形成され得る長い期間を考慮すると、短時間のインキュベーションでの新たな架橋形成に対する潜在的阻害によって、捕捉、増幅、及び後続の処理に対する核酸の利用能が改善された材料が得られることは、驚くべきことである。一部のイミダゾリンが既知の核酸変性剤であるため、2−イミダゾリドンの存在自体が、捕捉、増幅、又はその他核酸ハイブリダイゼーションを受ける核酸の能力を損なわないことは、更に驚くべきことである。
開示される、ホルムアルデヒド含有液体系細胞診用保存剤から核酸を調製する手法は、プロテアーゼ酵素及び2−イミダゾリドンを組み合わせて使用することに基づいている。開示される手法は更に、プロテアーゼ酵素を高温で使用することに基づく。好ましい方法では、プロテアーゼ酵素は、最初は、2−イミダゾリドンを含む緩衝化溶液を用いて再構成される、凍結乾燥された形態である。好ましくは、再構成用緩衝液は更にEDTAを含む。一つの特に好ましい実施形態では、プロテアーゼ酵素はプロテイナーゼK酵素であり、pH4.0〜pH12.0の幅広い範囲内で活性を維持することが知られている。しかしながら、プロテアーゼ酵素の再構成に用いられる緩衝液のpHは、好ましくは、約pH7.5〜約pH8.5の範囲内に入る。この範囲によって、強アルカリ条件下で起こる加水分解性開裂から依然としてRNAを保護しながらも、至適酵素活性を可能にする。更により好ましくは、再構成用緩衝液中で使用される緩衝液として、約pH8.0のトリス緩衝液が挙げられる。
増幅反応を開始する前に、まず標的捕捉手法を用いて、標的核酸を濃縮又は単離することが望ましい場合がある。好ましい方法では、2−イミダゾリドン及びプロテイナーゼK酵素を含む試薬を加えた後に高温でインキュベートされる反応混合物の核酸は、上面に固定化プローブが配置された固形担体と接触する。一実施形態によると、EDTA及びpH緩衝液の存在下で高温条件において、2−イミダゾリドン及びプロテアーゼ酵素の組み合わせで処理されている標的核酸は、配列特異的に、固定化捕捉プローブに直接ハイブリダイズする。異なる実施形態では、「標的捕捉プローブ」は、固形担体−固定化捕捉プローブと増幅される標的核酸を架橋する働きをする。この方法の一般的特徴は、Weisburgらによって、米国特許第6,534,273号に開示されており、この開示は参照することによって本明細書に組み込まれる。選択する方法にかかわらず、増幅される標的核酸を含むハイブリダイゼーションは、この手順の本質的な特徴であることは明らかである。
本発明と関連して有用な増幅方法の例として、転写増幅(TMA)、単一プライマー核酸増幅、核酸配列ベース増幅(NASBA)、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)、鎖置換増幅(SDA)、自家持続配列複製(3SR)、DNAリガーゼ連鎖反応(LCR)、及び、自己複製ポリヌクレオチド分子及び複製酵素、例えばMDV−1 RNA及びQβ酵素を用いる増幅方法が挙げられるが、これらに限定されない。これら様々な増幅手法を行う方法は、それぞれ、米国特許第5,399,491号、米国特許出願第11/213,519号、欧州特許出願公開第0 525 882号、米国特許第4,965,188号、同第第5,455,166号、Guatelli et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 87:1874〜1878(1990)、国際公開第89/09835号、米国特許第5,472,840号、及びLizardi et al.,Trends Biotechnol.9:53〜58(1991)に記載されている。核酸増幅反応の実施方法について記載しているこれらの文献の開示は、参照することによって本明細書に組み込まれる。
本発明の方法の実践はメカニズムを理解することに依存しないが、図6は、本方法の基礎となる考えられる反応メカニズムを示す。酸性条件下では、検体中のホルムアルデヒド2は、ヌクレオチド又はポリペプチドのいずれかの求核性官能基と反応できる。次に、水の脱離により反応性イミン4が生じる。続いて、第2のヌクレオチドがイミンと反応し、二量体5を形成できる。セリンプロテアーゼであるプロテイナーゼKは、窒素−メチレンリンカーを加水分解し、開裂する。この開裂により、出発物質であるヌクレオチド及びホルムアルデヒドを再生成できる。ホルムアルデヒドスカベンジャーである2−イミダゾリドンは、2分子のホルムアルデヒドと反応し、イミダゾリドン−メタノール化合物7を生成できる。この反応により、ホルムアルデヒドが、放出されたヌクレオチド又はポリペプチドのいずれかと再度反応するのを効果的に防ぐ。
今記載したような検体のプロテアーゼ及び2−イミダゾリドンによる処理により、サンプル中の核酸上の修飾、特に架橋がより多くリバースされ、より多くの核酸が架橋ポリペプチドから解放され、捕捉された核酸の収量がより高くなり、増幅された核酸の収量がより高くなり、改善されたアッセイ感度(すなわち、標的について存在することが必要とされる標的DNAの閾値が低くなる)をもたらすことができる。かかる改善は、プロテアーゼ又は2−イミダゾリドン又はその両方を除いたこと以外は同等の対照に対して、測定できる。好ましくは、プロテアーゼを除いた対照、及び2イミダゾリドンを除いた対照の両方と比較して、改善が示される。改善とは、典型的な実験的変動(p<0.05)を超える、十分な規模の改善を意味する。例えば、一部の方法では、処理は、架橋から解放された核酸、又は捕捉された核酸、又は増幅された核酸の収量について、少なくとも5%、10%、20%、又は30%の改善をもたらし得る。分子量によって分離するアッセイ、例えば、ゲル電気泳動又は様々な形態のカラムクロマトグラフィーにより、架橋の存在を評価できる。一部の方法では、処理の結果、ハイブリダイゼーション捕捉アッセイ又は増幅に潜在的に供するため、少なくとも50、60、70、80又は90%の核酸分子が、ポリペプチドへの架橋を含まない。一部の方法では、処理の結果、本発明の方法に従って処理した後に、プロテアーゼ又は2−イミダゾリドンのうちいずれかを除いた対照処理よりも、一部のサンプルが陽性の結果(標的核酸が存在する)をもたらすことを意味する、より高いアッセイ陽性度(又はより低い検出閾値)が得られる。
以下の実施例は、ホルムアルデヒド含有液体系細胞診用保存剤中の検体を、2−イミダゾリドン及びプロテイナーゼK酵素の組み合わせを用いて高温にて処理することの有益性を示すために行われた、実験手順を開示する。好ましい実施形態では、この組み合わせを、トリス緩衝液及びEDTAの存在下で使用する。全ての場合において、SUREPATH液体系細胞診用保存剤は、ホルムアルデヒドを含有するモデル液体系保存剤として働いた。以下の説明において、「脱修飾溶液」は、EDTA(500mM)及び2−イミダゾリドン(740mM〜750mMの範囲内)を含むpH緩衝化溶液(pH8.0)を指す。脱修飾溶液中で使用するのに好ましい緩衝液として、トリス緩衝液が挙げられる。本明細書で使用されるとき、「検体輸送培地」(STM)は、細胞の溶解に加えて、検査を受けるサンプル中で活性であり得るRNase活性を阻害することにより、放出されたRNAを保護する、リン酸緩衝界面活性剤溶液を指す。STM中で使用できる好ましい界面活性剤として、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)及びラウリル硫酸リチウム(LLS)が挙げられ、LLSがわずかにより好ましい。ホルムアルデヒドを含有する液体系細胞診用保存剤のサンプルが、脱修飾溶液及びプロテイナーゼK酵素と混合されるとき、凍結乾燥された酵素を脱修飾溶液で再構成するのが都合が良い場合があり、部分量の再構成した酵素溶液を液体系細胞診用保存剤を含む反応容器に加えてもよい。
合成転写物を用いるHPVアッセイの分析感度の確立
In vitro合成転写物を、HPV RNAの増幅及び検出のための、APTIMA(登録商標)HPV遺伝子プローブアッセイを用いて行われた従来のTMA反応中の増幅の鋳型として使用した。異なるHPV型それぞれについて用いた転写物のコピー数は、THINPREP液体系細胞診用保存剤(すなわち、ホルムアルデヒドを含有しないモデル保存剤)中に保存された検体を用いる予備手順において確立されていた、APTIMA HPV遺伝子プローブアッセイの検出限界(LOD)に対応した。LODは、検査した検体全てについて、少なくとも95%の最小陽性度をもたらすコピーレベルである。この場合、in vitro転写物を全て、必要に応じて20〜600コピー/1反応で使用した。
HPVを含むヒト細胞株を用いるHPVアッセイの分析感度の確立
HPVを含むヒト細胞株を、25℃で7日間保存された、SUREPATH液体系細胞診用保存剤の検体プールに添加し、続いて、脱修飾溶液及びプロテイナーゼKの組み合わせで90℃ 15分間、又は、プロテイナーゼK単独で65℃ 2時間処理した後、ハーフログ希釈(3〜30細胞/1反応)で検査した。実施例1のように、脱修飾溶液及びプロテイナーゼKの組み合わせは、凍結乾燥されたプロテイナーゼKを脱修飾溶液で再構成することによって、1回の部分量として便利に送達できた。当然のことながら、試薬をこのように混合するのに要件はない。この手順で使用した細胞は、(1)SiHa細胞(HPV16を発現)、(2)HeLa細胞(HPV18を発現)、及び(3)MS751細胞(HPV45を発現)とした。ここでも、APTIMA HPV遺伝子プローブアッセイを製造業者の指示に従って用いて、HPV核酸を捕捉し、増幅し、検出した。2つの条件下で処理されたサンプルについて、陽性度を比較した。
ホルムアルデヒドを含有する液体系細胞診用保存剤中に保存された細胞検体からの、増幅可能なmRNA回収の強化
臨床検体を模倣するため、APTIMA HPV遺伝子プローブアッセイを用いて、予めHPV陰性と判定されたSUREPATH液体系細胞診用保存剤中の残留検体プール10個を半分に分け、SiHa又はHeLa細胞を添加した。全てのチューブを、そのまま25℃で最大42日間保存した。各プールの部分量を、検査各日において、1:2.9のSUREPATH:STMマトリックスで希釈して最終細胞濃度を細胞30および100個/1反応にした。サンプルを、プロテイナーゼK単独で65℃ 2時間、又は、脱修飾溶液及びプロテイナーゼKの組み合わせ(この組み合わせは、脱修飾溶液で再構成されたプロテイナーゼKの1回部分量として送達される)で90℃ 15分間でのいずれかによって処理した。ここでも、APTIMA HPV遺伝子プローブアッセイを製造業者の指示に従って用いて、HPV核酸を捕捉し、増幅し、検出した。
組み合わせ処理は、長い保存期間にわたり臨床サンプルのRNAの効率的な回収を可能にする
参照集団から入手した、SUREPATH液体系細胞診用保存剤中の30種類の検証済みHPV陽性臨床検体をこの試験で評価した。各検体の部分量(0.5mL)を2.9mLのSTMに加え、次に、0.5:2.9のSP:STMマトリックスで1:10及び1:100に希釈した。希釈液を4℃で保存し、続いて、120日間の様々なタイムポイントにおいて、APTIMA HPV遺伝子プローブアッセイにて検査した(各サンプルN=4、タイムポイント当たりの総複製数120)。検査各日に、1mL部分量のサンプルを、2.9mLのSTM及び0.3mLの試薬(脱修飾溶液中に再構成され、プロテイナーゼKの最終濃度を143U/mLとしたプロテイナーゼKを含む)と混合した。混合物を90℃にて15分間インキュベートし、標的捕捉法によって核酸を単離するように処理し、自動検査装置でのAPTIMA HPV遺伝子プローブアッセイによって試験した。
温度依存性
標的調製:HPV18を感染させたHeLa細胞を含むチューブを37℃で解凍し、1本のチューブに貯蔵した。リン酸緩衝生理食塩水をチューブに加え、チューブを1100rcfにて遠心分離器中で回転させ、細胞ペレットを形成させた。ピペッティングによって上清を除去した。細胞ペレット由来のHPV陰性SurePath(登録商標)臨床検体のプール(NCPP)を加え、SurePath臨床検体をシミュレートした。HeLa細胞及びNCPPを含むチューブを反転してペレットをバラバラにし、25℃でインキュベートした(濃度:細胞1000個/mL)。0、7、及び14日後、チューブから部分量を取り出し、STMを加え、希釈を行って、最終濃度を細胞10個/1反応とした(NCPP:STMの最終比は1:2.9)。チューブを処理し(次段参照)、APTIMA(登録商標)HPVキットを製造業者の指示に従って用いて検査した。
ホルムアルデヒドスカベンジャー、プロテイナーゼK、及び高温
上記実施例5に実質的に記載されるように、標的を調製した。簡潔に言えば、HeLa細胞株(HPV−18+)、SiHa細胞株(HPV−16+)、MS751細胞株(HPV−45+)及びトリコモナス細胞株(トリコモナス+)を、7日間SurePath溶液中でインキュベートした。7日後、部分量の各SurePath細胞サンプルを、続いて、表2に示す条件で混合した。
** 1×及び2×は、溶液中の2−イミダゾリドンのモル濃度を指す。1×は、モル濃度が、溶液中のホルムアルデヒドとほぼ等量であることを意味し、2×は、ホルムアルデヒドの濃度の2倍を意味する。
以下のアッセイを行って、SurePath(登録商標)試薬で7日間処理されたサンプルからのRNAの回収率を測定したが、このサンプルは、プロテイナーゼKによって15分間、色々な高温において処理された。実施例6に実質的に記載されるように、サンプルを調製した。簡潔に言えば、HeLa細胞株(HPV−18+)及びSiHa細胞株(HPV−16+)を、7日間25℃においてSurepath(登録商標)中でインキュベートした。7日後、部分量の各SurePath(登録商標)細胞サンプルを、続いて、上記表2に示す条件3で混合した。次に、表8に示されるように、混合した溶液を色々な温度で15分間インキュベートし、HPV検出キット(カタログ番号303585、Gen−Probe Incorporated)を用いてアッセイした。
ホルムアルデヒドを含む液体系細胞診用保存剤中に保存された検体の処理を含む作業の流れ
実施例8は、臨床サンプル処理における典型的な作業の流れについて記載する。スワブデバイスを用いて得られた臨床サンプルを、ホルムアルデヒドを含む液体系細胞診用保存剤を含有するバイアルに導入し、バイアルの蓋をしっかりと閉める。SUREPATH液体系細胞診用保存剤を、液体系細胞診用保存剤として使用してよい。バイアルの液体内容物中に分散された細胞材料を、核酸の分子解析などの検査のために、臨床検査室に移す。臨床検査室において、バイアルの部分量を、緩衝化界面活性剤溶液などの希釈剤の部分量と混合する。リン酸緩衝界面活性剤溶液は、好ましい希釈剤の一例である。この用途で使用される界面活性剤は、好ましくは、ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)又はラウリル硫酸リチウム(LLS)などのアニオン性界面活性剤である。この混合物を更に、2−イミダゾリドン及びプロテアーゼと混合する。この目的で使用されるプロテアーゼは、プロテイナーゼK酵素であってよい。簡略化法では、凍結乾燥されたプロテイナーゼKを、pH緩衝液、EDTA、及び2−イミダゾリドンを含む溶液中に再構成する。pH緩衝液はトリス緩衝液であってよく、再構成された酵素溶液は約8.0のpHを有していてよい。希釈臨床サンプル、2−イミダゾリドン、及びプロテアーゼ酵素を含む最終混合物を、次に高温まで5分〜30分間加熱する。混合物は、好ましくは約90℃まで約15分間加熱される。サンプル中の核酸は、精製およびin vitro増幅反応における鋳型としての使用に好適となる。例えば、RNAは、例えば固定化核酸鎖への配列特異的ハイブリダイゼーションを用いて、固形担体上に捕捉されることによって精製され、続いて、核酸増幅反応において増幅される。核酸増幅反応は転写増幅(TMA)反応であってよい。増幅産物を、配列特異的ハイブリダイゼーションプローブと接触させ、特定の標的配列の有無を判定する。特定の標的配列は、HPV標的配列であってよい。この作業の流れを図5に示す。
Claims (39)
- ホルムアルデヒドを含む液体系細胞診用保存剤に入れられた臨床サンプルを含む検体を処理する方法であって、
(a)前記検体をプロテイナーゼK酵素及びホルムアルデヒドスカベンジャーと混合して反応混合物を作る工程であって、前記ホルムアルデヒドスカベンジャーが、2−イミダゾリドンまたはコハク酸ジヒドラジドである、工程と、
(b)前記液体系細胞診用保存剤中のホルムアルデヒドにより、前記検体中に含有され得る核酸の化学修飾をリバースするのに十分な時間にわたり、85〜100℃の間で前記反応混合物をインキュベートする工程と、
(c)前記インキュベートする工程後に前記反応混合物から核酸を単離する工程と、
(d)前記単離する工程の前記核酸を鋳型として用いる、in vitro増幅反応を実施する工程と、を含む、方法。 - 前記インキュベートする工程において、前記反応混合物が85〜98℃の間でインキュベートされる、請求項1に記載の方法。
- 前記インキュベートする工程において、前記反応混合物が85〜95℃の間でインキュベートされ、前記ホルムアルデヒドスカベンジャーが、コハク酸ジヒドラジドである、請求項1又は2に記載の方法。
- 前記インキュベートする工程において、前記反応混合物が91〜95℃の間でインキュベートされ、前記ホルムアルデヒドスカベンジャーが、コハク酸ジヒドラジドである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
- 前記インキュベートする工程において、前記反応混合物が95℃でインキュベートされる、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
- 前記ホルムアルデヒドスカベンジャーが2−イミダゾリドンである、請求項1又は2に記載の方法。
- 前記リバースにより、前記検体中のポリペプチドへのホルムアルデヒド誘発性架橋から、前記検体中の核酸が放出される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
- 前記プロテイナーゼKが、前記核酸を前記ホルムアルデヒド誘発性架橋から解放し、ホルムアルデヒドスカベンジャーが、前記サンプル中の核酸とポリペプチドとの間への新たな架橋の誘発を阻害する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
- 前記サンプルが、工程(a)の実施前に7〜120日間、前記液体系細胞診用保存剤中に入れられている、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
- 前記インキュベートする工程が30分以下にわたる、請求項1〜9のいずれか一項に記載の方法。
- 前記インキュベートする工程が5分〜30分である、請求項1〜10のいずれか一項に記載の方法。
- 前記インキュベートする工程が15分以下にわたる、請求項1〜11のいずれか一項に記載の方法。
- 工程(d)後の増幅された核酸の収量が、プロテイナーゼK又はホルムアルデヒドスカベンジャーのうちいずれかを除いた対照増幅よりも高い、請求項1〜12のいずれか一項に記載の方法。
- 工程(d)後の増幅された核酸の収量が、プロテイナーゼK又はホルムアルデヒドスカベンジャーのうちいずれかを除いた対照増幅よりも少なくとも10%高い、請求項1〜13のいずれか一項に記載の方法。
- 前記サンプル中の核酸分子の少なくとも90%が、前記インキュベートする工程後に架橋を含まない、請求項1〜14のいずれか一項に記載の方法。
- 前記インキュベートする工程前の2−イミダゾリドンの最終濃度が、前記ホルムアルデヒドの最終最高濃度よりも、モルで1〜5倍高い、請求項6〜10のいずれか一項に記載の方法。
- 前記インキュベートする工程前の2−イミダゾリドンの最終濃度が、前記ホルムアルデヒドの最終最高濃度よりも、モルで2〜5倍高い、請求項16に記載の方法。
- 前記プロテイナーゼKが、4.3〜43U/mLの濃度で存在する、請求項1又は17に記載の方法。
- 前記プロテイナーゼK及び前記ホルムアルデヒドスカベンジャーが、前記検体と同時に混合される、請求項1〜18のいずれか一項に記載の方法。
- 前記プロテイナーゼKが、ホルムアルデヒドスカベンジャーより前に前記検体と混合される、請求項1〜19のいずれか一項に記載の方法。
- 前記ホルムアルデヒドスカベンジャーが、前記プロテイナーゼKより前に前記検体と混合される、請求項1に記載の方法。
- 前記増幅が、転写増幅、単一プライマー核酸増幅、核酸配列ベース増幅、ポリメラーゼ連鎖反応、鎖置換増幅、自家持続配列複製、又はDNAリガーゼ連鎖反応である、請求項1〜21のいずれか一項に記載の方法。
- 前記核酸がDNAを含む、請求項1〜22のいずれか一項に記載の方法。
- 前記単離された核酸がDNAである、請求項23に記載の方法。
- 前記核酸が、単離される前記核酸及び固定化プローブにハイブリダイズする、捕捉プローブを用いる捕捉アッセイにより単離される、請求項1〜24のいずれか一項に記載の方法。
- 前記固定化プローブが磁気ビーズに固定化されている、請求項25に記載の方法。
- 工程(d)後の増幅された核酸のアッセイ陽性度が、プロテイナーゼK又はホルムアルデヒドスカベンジャーのうちいずれかを除いた反応混合物から得られた増幅された核酸のアッセイ陽性度よりも高い、請求項1〜26のいずれか一項に記載の方法。
- 工程(d)後の増幅された核酸のアッセイ陽性度が、プロテイナーゼK又はホルムアルデヒドスカベンジャーのうちいずれかを除いた反応混合物から得られた増幅された核酸のアッセイ陽性度より少なくとも12%高い、請求項27に記載の方法。
- 工程(d)後の増幅された核酸のアッセイ陽性度が、21日後に95%である、請求項28に記載の方法。
- 前記検体が子宮頚部細胞検体である、請求項1〜22のいずれか一項に記載の方法。
- ホルムアルデヒドを含む液体系細胞診用保存剤中で保存された核酸含有サンプルを処理するためのシステムであって、前記システムの構成要素が、
プログラム可能なコントローラと、
前記プログラム可能なコントローラと通信するピペット装置と、
反応バイアル用第1ホルダーと、
試薬バイアル用第2ホルダーと、
加熱要素と、を備え、
前記プログラム可能なコントローラが、ソフトウェアの命令により、前記試薬バイアルが、ホルムアルデヒドスカベンジャー、プロテイナーゼK、EDTA、及びpH緩衝液を含む溶液を含有するとき、前記ピペット装置によって、前記試薬バイアルから部分量の液体を前記反応バイアルに移動させるように構成されており、
前記プログラム可能なコントローラが、ソフトウェアの命令により、前記加熱要素によって、前記反応バイアルを85℃〜100℃の温度まで加熱させるように構成されており、
前記ホルムアルデヒドスカベンジャーが、2−イミダゾリドンまたはコハク酸ジヒドラジドである、
システム。 - 前記プログラム可能なコントローラが、ソフトウェアの命令により、前記加熱要素によって、前記反応バイアルを85℃〜98℃の温度まで加熱させるように構成されている、請求項31に記載のシステム。
- 前記プログラム可能なコントローラが、ソフトウェアの命令により、前記加熱要素によって、前記反応バイアルを85℃〜95℃の温度まで加熱させるように構成されており、前記ホルムアルデヒドスカベンジャーが、コハク酸ジヒドラジドである、請求項31又は32に記載のシステム。
- 前記プログラム可能なコントローラが、ソフトウェアの命令により、前記加熱要素によって、前記反応バイアルを91℃〜95℃の温度まで加熱させるように構成されており、前記ホルムアルデヒドスカベンジャーが、コハク酸ジヒドラジドである、請求項31〜33のいずれか一項に記載のシステム。
- 前記プログラム可能なコントローラが、ソフトウェアの命令により、前記加熱要素によって、前記反応バイアルを95℃の温度まで加熱させるように構成されている、請求項31〜34のいずれか一項に記載のシステム。
- 前記反応バイアル中の前記試薬が、前記ホルムアルデヒドスカベンジャーとして2−イミダゾリドンを含む、請求項31又は32に記載のシステム。
- 前記反応バイアル中の前記試薬が、42〜45Uの濃度のプロテイナーゼKを含む、請求項31〜36のいずれか一項に記載のシステム。
- 前記臨床サンプルが子宮頚部細胞検体である、請求項1に記載の方法。
- 前記核酸含有サンプルが子宮頚部細胞検体である、請求項31に記載のシステム。
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