JP6721987B2 - 薬剤揮散器 - Google Patents
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Description
図1は薬剤揮散器の正面図である。図1に示すように、本実施形態に係る薬剤揮散器は、薬液を収容する容器1と、この容器1の上部に開口10を塞ぐキャップ2(図5参照)と、を備えている。また、容器1の内部には、薬液を含浸する吸液芯4(図8参照)が収容されており、この吸液芯4は支持体3(図7参照)によりキャップ2に固定されている。さらに、この容器1の上部には、キャップ2を覆うカバー部材5が着脱自在に取り付けられている。以下、各部材について詳細に説明する。
図2は容器の正面図、図3は図2の側面図、図4は図2の平面図、図5はキャップを取り付けた状態の容器の斜視図、図6は図2の一部拡大図である。図2〜図6に示すように、本実施形態に係る容器は、開口10を有する上部11、この上部11と連続し下方へ延びる胴部12、及びこの胴部12の下部を塞ぐ底部13とで構成されており、これらによって薬液を収容する内部空間を形成している。上部11は、キャップ2が取り付けられる円筒状の首部111を有しており、この首部111の上端に円形状の開口10が形成されている。そして、この開口10の周縁には、雄ネジ1115が形成されており、開口10を塞ぐキャップ2を着脱自在に取り付け可能となっている。また、首部111には、径方向の対向する2箇所に、窪み1110が形成されており、これら窪み1110によって、首部111の内部空間には一対の突部が形成されている。両突部の間には、平面視において矩形状の通路が形成され、この通路に上述した吸液芯4が挿通される。
図5に示すように、キャップ2は、円形状の上壁21と、この上壁21の周縁から下方へ延びる周壁22とを有するカップ状に形成されている。周壁22の内壁面には、雌ネジが形成されており、容器1の首部111の雄ネジ1115に螺合するように構成されている。また、上壁21の下面には、突部211が形成されている(図8参照)。
次に、支持体3について、図7及び図8を参照しつつ説明する。図7は支持体の正面図、図8はキャップ及び吸液芯が取り付けられた支持体の側面図である。図7及び図8に示すように、支持体3は、上辺31、一対の側辺32、及び下辺33を有する矩形の枠状に形成されている。上辺31には、キャップ2の突部211が回転自在に嵌まる受け部34が形成されており、これによって、キャップ2は支持体3に対して回転自在となっている。上辺31及び下辺33の長さ、つまり一対の側辺32間の長さは、容器1の開口10(首部111)の内径よりもやや小さく、これによって、支持体3は、容器1の開口10から内部空間へと挿入可能となっている。また、上辺31の下方には、一対の側辺32を連結する梁部35が設けられており、後述するように、吸液芯4を支持するようになっている。さらに、下辺33の両側には、下辺33を延長するように、凸状の抜け止め部36が取付けられている。上記のように下辺33の長さは首部111の内径よりも小さいが、抜け止め部36は、首部111の下方において、首部111を超えて径方向外方へ延びている。これにより、支持体3を引き上げたときには、抜け止め部36が固定台部112の内面に係合するようになっており、支持体3がそれ以上引き上げられないようになっている。
吸液芯4は、薬液を含浸するものであり、帯状に形成されている。そして、吸液芯4は、図8に示すように、支持体3の梁部35と下辺33とに巻き付けられつつ、さらに支持体3の下方へと延びている。また、支持体3に巻き付けられた状態の吸液芯4の厚みは、容器1の首部111に形成された突部間の隙間よりもやや大きく形成されており、これによって、吸液芯4は両突部によって押圧された状態で保持される。また、両突部により、吸液芯4と首部111の内部空間との間の隙間を埋めることができ、これによって、不意に容器1が倒れても薬液が漏れないという利点もある。さらに、液漏れ防止のための中栓が不要になるため、コストダウンにも寄与する。
図9はカバー部材の斜視図、図10はカバー部材の底面図、図11はカバー部材の内壁面の一部を示す図、図12は突出部を示す一部平面図である。図9及び図10に示すように、本実施形態に係るカバー部材5は、円形状の上壁51と、この上壁51の周縁から下方に延びる周壁52と、を備えている。周壁52は、上壁51の周縁の連結される円筒状の本体部521と、この本体部521の下端部に連結され、本体部521よりもやや大径の基台部522と、を備えている。本体部521は、中心角が約90度のパネル53と、このパネル53以外の中心角が約270度の通気領域54と、を備えており、通気領域54には、上下方向に延びる複数のスリット541が形成されている。また、パネル53には、装飾が施されている。なお、このパネル53に通気孔を設けることもできる。
次に、上記のように構成された薬剤揮散器の使用方法について、図13〜図15も参照しつつ説明する。図13は図1のA−A線断面図、図14はカバー部材の取り外しを示す図13の一部断面図、図15は薬剤揮散器の使用方法を示す正面図である。まず、図1の状態からカバー部材5を容器から取り外す。このとき、図13に示すように、カバー部材5の突出部55は、容器1の凹部15に係合しており、この状態から、カバー部材5を周方向に回転する。これにより、図14(a)に示すように、各突出部55の一方の端部(第1部位551の端部553)が凹部15の側辺152に沿って斜め上方に案内される。そして、各突出部55の端部553は、カバー部材5の内壁面から徐々に突出しているため、図14(b)に示すように、各突出部55の端部553が起点となって、凹部15から離脱していく。より詳細には、凹部15の上辺153と側辺152の交点から離脱し、膨出部16の傾斜面162に乗り上げる。そして、図14(c)に示すように、カバー部材5をさらに回転させると、各突出部55の端部553に続いて、第1部位551の本体部554、及び第2部位552がこの順で凹部15から傾斜面162に乗り上げ、傾斜面162に沿って上方へと案内される。こうして、4つの突出部55がすべて凹部15から離脱し、カバー部材5を容器1から取り外すことができる。
以上のように、本実施形態によれば、突出部55の中央付近に位置する第2部位552は、カバー部材5の内壁面からの突出長さが長く形成されているため、この第2部位552において、突出部55は凹部15に対して深く嵌まり込んだ状態となる。そのため、例えば、カバー部材5を把持して容器を持ち上げたときに、カバー部材5から容器1から離脱するのを防止することができる。一方、突出部55の第2部位552の両側にある第1部位551は、突出長さが第1部位551よりも短いため、凹部15には浅く嵌まり込む。そのため、カバー部材5を容器1に対して周方向に回転させれば、第1部位551と凹部15との干渉が小さいため、突出部55のいずれか一方の端部553を起点として、突出部55を凹部15から容易に離脱させることができる。このとき、カバー部材5の回転を続ければ、突出部55の端部553に続いて、突出長さの長い第2部位552も凹部15から容易に離脱させることができる。このように、本実施形態に係る薬剤揮散器では、カバー部材5を容器1に対して強固に固定できるとともに、周方向に回転させることで容器1から容易に取り外すことができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。なお、以下の変形例は、適宜組合わせ可能である。
突出部の構成は、特には限定されず、種々の態様が可能である。また、その数についても特には限定されない。突出部55については、少なくとも、周方向の両端部よりも、中央付近において、カバー部材5からの突出長さが長く形成されていることが必要であるが、この構成の範囲内であれば、種々の変更が可能である。例えば、第1部位551の両端部は、カバー部材5の内壁面から徐々に突出していなくてもよく、図16のようにすることができる。また、第1部位及び第2部位が明確に区別できなくてもよく、図17のように構成することもできる。なお、突出長さが長い「中央付近」とは、厳密な中央でなくてもよく、少なくとも、突出部の両端部に突出長さが短い部分があればよい。
凹部15の構成も特には限定されず、少なくとも突出部55が係合するように窪んでいればよい。したがって、正面視の形状も台形以外でもよく、また隣接する凹部15の間に膨出部16を必ずしも設けなくてもよい。
容器1の構成も特には限定されず、少なくとも上部に開口10と、凹部15が形成され、内部に薬剤が収容可能であればよい。したがって、キャップ2、支持体3、及び吸液芯4は必ずしも必要ではなく、容器に収容された薬剤が、上部開口10、及びカバー部材5を介して、外部に揮散するようになっていればよい。なお、吸液芯を設ける場合には、その形状は特には限定されず、円筒状など、種々の形状にすることができる。また、吸液芯に加え、揮散体を設け、吸液芯で吸い上げた薬液を、揮散体に保持して揮散させるようにすることもできる。
カバー部材5の構成も特には限定されず、少なくとも容器1の上部を覆い、突出部55が形成されるとともに、薬剤を外部に揮散できるようなスリット、貫通孔などの連通部が設けられていればよい。また、薬剤は、液状でなくてもよく、固形、ゲル状などであってもよい。
10 開口
15 凹部
16 膨出部
5 カバー部材
51 上壁
52 周壁
55 突出部
551 第1部位
552 第2部位
Claims (6)
- 上部に開口を有し、薬剤が収容される容器と、
前記開口を覆うとともに、外部と連通する連通部を有するカバー部材と、
を備え、
前記容器は、前記開口の周囲に、当該開口の径方向の内方に凹む複数の凹部を有しており、
前記カバー部材は、上壁と、当該上壁の周縁から下方へ延びる周壁と、を有し、
前記周壁の内壁面には、前記各凹部に、それぞれ係合し、前記開口の周方向に延びる複数の突出部を有しており、
前記各突出部は、前記周壁の内壁面から突出する第1部位と、当該第1部位の前記周方向の中央付近から突出する第2部位と、を備えている、薬剤揮散器。 - 前記第1部位の前記周方向の両端部は前記第2部位に向かって、前記周壁の内壁面から徐々に突出するように形成されている、請求項1に記載の薬剤揮散器。
- 前記周壁は、平面視円形状に形成されている、請求項1または2に記載の薬剤揮散器。
- 前記周壁には、上下方向に延びる複数のスリットが形成されており、当該複数のスリットが前記連通部を構成する、請求項1から3のいずれかに記載の薬剤揮散器。
- 上部に開口を有し、薬剤が収容される容器と、
前記開口を覆うとともに、外部と連通する連通部を有するカバー部材と、
を備え、
前記容器は、前記開口の周囲に、当該開口の径方向の内方に凹む複数の凹部を有しており、
前記カバー部材は、上壁と、当該上壁の周縁から下方へ延びる周壁と、を有し、
前記周壁の内壁面には、前記各凹部に、それぞれ係合し、前記開口の周方向に延びる複数の突出部を有しており、
前記各突出部の前記内壁面からの突出長さは、前記周方向の両端部よりも、中央付近において長く形成されており、
前記各凹部は正面視矩形状に形成されており、当該各凹部の上辺と各側辺とが鋭角をなすように構成されている、薬剤揮散器。 - 前記容器は、隣接する前記凹部の間に、前記径方向の外方に膨出する膨出部を有している、請求項1から5のいずれかに記載の薬剤揮散器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2016003079A JP6721987B2 (ja) | 2016-01-08 | 2016-01-08 | 薬剤揮散器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016003079A JP6721987B2 (ja) | 2016-01-08 | 2016-01-08 | 薬剤揮散器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
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| JP6721987B2 true JP6721987B2 (ja) | 2020-07-15 |
Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2016003079A Active JP6721987B2 (ja) | 2016-01-08 | 2016-01-08 | 薬剤揮散器 |
Country Status (1)
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-
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- 2016-01-08 JP JP2016003079A patent/JP6721987B2/ja active Active
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