JP6742796B2 - 硬化性樹脂組成物、ドライフィルム、硬化物およびプリント配線板 - Google Patents
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Description
カルボキシル基含有樹脂が有するカルボキシル基によって、(B)熱硬化成分との熱硬化反応を可能とすることができる。また、カルボキシル基によって、アルカリ現像も可能となる。光硬化性や耐現像性の観点から、カルボキシル基の他に、分子内にエチレン性不飽和結合を有することが好ましいが、エチレン性不飽和二重結合を有さないカルボキシル基含有樹脂のみを使用してもよい。エチレン性不飽和二重結合としては、アクリル酸もしくはメタアクリル酸またはそれらの誘導体由来のものが好ましい。
(B)熱硬化成分としては、(A)カルボキシル基含有樹脂と反応するものであればよく、エポキシ化合物、アミノ樹脂、オキセタン化合物、イソシアネート化合物等が挙げられる。中でも、エポキシ化合物が好ましい。エポキシ化合物としては、分子中にエポキシ基を2個有する2官能性エポキシ樹脂、分子中にエポキシ基を多数有する多官能エポキシ樹脂等が挙げられる。また、耐熱性の観点から、熱硬化成分は液状であることが好ましい。
(1)装置
恒温水槽:
攪拌機、ヒーター、温度計、自動温度調節器(±0.1℃で温度制御が可能なもの)を備えたもので深さ150mm以上のものを用いる。
尚、後述する実施例で用いたエポキシ樹脂の判定では、いずれもヤマト科学社製の低温恒温水槽(型式BU300)と投入式恒温装置サーモメイト(型式BF500)の組み合わせを用い、水道水約22リットルを低温恒温水槽(型式BU300)に入れ、これに組み付けられたサーモメイト(型式BF500)の電源を入れて設定温度(20℃または40℃)に設定し、水温を設定温度±0.1℃にサーモメイト(型式BF500)で微調整したが、同様の調整が可能な装置であればいずれも使用できる。
試験管としては、図1に示すように、内径30mm、高さ120mmの平底円筒型透明ガラス製のもので、管底から55mmおよび85mmの高さのところにそれぞれ標線31、32が付され、試験管の口をゴム栓33aで密閉した液状判定用試験管30aと、同じサイズで同様に標線が付され、中央に温度計を挿入・支持するための孔があけられたゴム栓33bで試験管の口を密閉し、ゴム栓33bに温度計34を挿入した温度測定用試験管30bを用いる。以下、管底から55mmの高さの標線を「A線」、管底から85mmの高さの標線を「B線」という。
温度計34としては、JIS B7410(1982)「石油類試験用ガラス製温度計
」に規定する凝固点測定用のもの(SOP−58目盛範囲20〜50℃)を用いるが、0〜50℃の温度範囲が測定できるものであればよい。
温度20±5℃の大気圧下で24時間以上放置した試料を、図1(a)に示す液状判定用試験管30aと図1(b)に示す温度測定用試験管30bにそれぞれA線まで入れる。2本の試験管30a、30bを低温恒温水槽にB線が水面下になるように直立させて静置する。温度計は、その下端がA線よりも30mm下となるようにする。
試料温度が設定温度±0.1℃に達してから10分間そのままの状態を保持する。10分後、液状判断用試験管30aを低温恒温水槽から取り出し、直ちに水平な試験台の上に水平に倒し、試験管内の液面の先端がA線からB線まで移動した時間をストップウォッチで測定し、記録する。試料は、設定温度において、測定された時聞が90秒以内のものを液状、90秒を超えるものを固体状と判定する。
(B)熱硬化成分としては、メラミンを含むことが好ましい。メラミンと(C)ホウ酸エステル化合物は結合するので、メラミンと(C)ホウ酸エステル化合物の組合せが乾燥管理幅の延長により有効である。
(C)ホウ酸エステル化合物としては、公知のホウ酸エステル化合物を用いることができる。例えば、揮発性の低いホウ酸トリフェニルや環状ホウ酸エステル等を挙げることができる。好ましくは環状ホウ酸エステル化合物である。環状ホウ酸エステル化合物とは、ホウ素が環式構造に含まれているものであり、特に、2,2’−オキシビス(5,5’−ジメチル−1,3,2−オキサボリナン)が好ましい。ホウ酸エステル化合物としては、ホウ酸トリフェニルや環状ホウ酸エステル化合物以外には、例えば、ホウ酸トリメチル、ホウ酸トリエチル、ホウ酸トリプロピル、ホウ酸トリブチル等が挙げられるが、これらのホウ酸エステル化合物は揮発性が高いため、特に高温時における組成物の保存安定性に対しては、その効果が十分ではない場合もある。ホウ酸エステル化合物は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
ンBC2、ハイボロンBC3、ハイボロンBCN(これらはいずれもボロンインターナショナル社製)、キュアダクトL−07N(四国化成工業社製)等を挙げることができる。
に対して、0.01〜5質量部であることが好ましく、0.05〜3質量部であることがより好ましい。
本発明の硬化性樹脂組成物は、光重合開始剤を含有してもよい。光重合開始剤は、特に限定されず、公知慣用の光重合開始剤を用いることができる。例えば、ベンゾイン、ベンジル、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインn−プロピルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインn−ブチルエーテル等のベンゾイン類;ベンゾインアルキルエーテル類;ベンゾフェノン、p−メチルベンゾフェノン、ミヒラーズケトン、メチルベンゾフェノン、4,4’−ジクロロベンゾフェノン、4,4’−ビスジエチルアミノベンゾフェノン等のベンゾフェノン類;アセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2,2−ジエトキシ−2−フェニルアセトフェノン、1,1−ジクロロアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−1−プロパノン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1、N,N−ジメチルアミノアセトフェノン等のアセトフェノン類;チオキサントン、2−エチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジイソプロピルチオキサントン等のチオキサントン類;アントラキノン、クロロアントラキノン、2−メチルアントラキノン、2−エチルアントラキノン、2−tert−ブチルアントラキノン、1−クロロアントラキノン、2−アミルアントラキノン、2−アミノアントラキノン等のアントラキノン類;アセトフェノンジメチルケタール、ベンジルジメチルケタール等のケタール類;エチル−4−ジメチルアミノベンゾエート、2−(ジメチルアミノ)エチルベンゾエート、p−ジメチル安息香酸エチルエステル等の安息香酸エステル類;1.2−オクタンジオン,1−[4−(フェニルチオ)−,2−(O−ベンゾイルオキシム)]、エタノン,1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]−,1−(0−アセチルオキシム)等のオキシムエステル類;ビス(η5−2,4−シクロペンタジエン−1−イル)−ビス(2,6−ジフルオロ−3−(1H−ピロール−1−イル)フェニル)チタニウム、ビス(シクロペンタジエニル)−ビス[2,6−ジフルオロ−3−(2−(1−ピル−1−イル)エチル)フェニル]チタニウム等のチタノセン類;2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキサイド、ビス(2,4,6−トリメチルベンゾイル)−フェニルホスフィンオキサイド等のアシルホスフィンオキサイド類;フェニルジスルフィド2−ニトロフルオレン、ブチロイン、アニソインエチルエーテル、アゾビスイソブチロニトリル、テトラメチルチウラムジスルフィド等を挙げることができる。中でも、アセトフェノン類、チオキサントン類、オキシムエステル類(以下、「オキシムエステル系光重合開始剤」とも称する)が好ましい。光重合開始剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
光重合開始剤の配合量は、(A)カルボキシル基含有樹脂100質量部に対して、0.01〜20質量部であることが好ましい。この範囲であると、銅上での光硬化性が十分であり、塗膜の硬化性が良好となり、耐薬品性などの塗膜特性が向上し、また、深部硬化性も向上するからである。より好ましくは、(A)カルボキシル基含有樹脂100質量部に対して0.5〜15質量部である。
本発明の硬化性樹脂組成物は、光硬化成分を含有してもよい。光硬化成分としては、光反応性モノマーを用いることが好ましい。光反応性モノマーは、分子中に1個以上のエチレン性不飽和基を有する化合物である。光反応性モノマーは、活性エネルギー線照射によるカルボキシル基含有樹脂の光硬化を助けるものである。
本発明の硬化性樹脂組成物は、密着性、硬度、耐熱性等の特性を上げる目的で、無機充填剤を含有してもよい。無機充填剤としては、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、フライアッシュ、脱水汚泥、天然シリカ、合成シリカ、カオリン、クレー、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、水酸化カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、水酸化マグネシウム、タルク、マイカ、ハイドロタルサイト、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、焼成タルク、ウォラストナイト、チタン酸カリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム、燐酸マグネシウム、セピオライト、ゾノライト、窒化ホウ素、ホウ酸アルミニウム、シリカバルーン、ガラスフレーク、ガラスバルーン、シリカ、製鉄スラグ、銅、鉄、酸化鉄、カーボンブラック、センダスト、アルニコ磁石、各種フェライト等の磁性粉、セメント、ガラス粉末、ノイブルグ珪土、珪藻土、三酸化アンチモン、マグネシウムオキシサルフェイト、水和アルミニウム、水和石膏、ミョウバン等が挙げられる。そのほか、無機充填剤としては、有機ベントナイト、モンモリロナイト、ガラス繊維、炭素繊維、窒化ホウ素繊維等の繊維強化材等が挙げられる。無機充填剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の硬化性樹脂組成物においては、組成物の粘度を調整するためや、基板やフィルムに塗布するための粘度調整のために、公知慣用の有機溶剤を含んでもよい。例えば、トルエン、キシレン、酢酸エチル、酢酸ブチル、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、イソブチルアルコール、1−ブタノール、ジアセトンアルコール、エチレングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、テルピネオール、メチルエチルケトン、カルビトール、カルビトールアセテート、ブチルカルビトール、ブチルカルビトールアセテート等が挙げられる。有機溶剤は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明の硬化性樹脂組成物には、電子材料の分野において公知慣用の添加剤を配合してもよい。添加剤としては、熱重合禁止剤、紫外線吸収剤、シランカップリング剤、可塑剤、難燃剤、帯電防止剤、老化防止剤、抗菌・防黴剤、消泡剤、レベリング剤、有機充填剤、増粘剤、密着性付与剤、チキソ性付与剤、着色剤、光開始助剤、増感剤等が挙げられる。
(A−1:フェノールノボラック型の構造を有するカルボキシル基含有樹脂の合成)
フェノールノボラック型エポキシ樹脂(日本化薬社製、P−201、エポキシ当量190g/eq)190部(1当量)、カルビトールアセテート140.1部、およびソルベントナフサ60.3部をフラスコに仕込み、90℃に加熱・攪拌し、溶解した。得られた溶液を一旦60℃まで冷却し、アクリル酸72部(1モル)、メチルハイドロキノン0.5部、トリフェニルホスフィン2部を加え、100℃に加熱し、約12時間反応させ、酸価が0.2mgKOH/gの反応物を得た。これにテトラヒドロ無水フタル酸80.6部(0.53モル)を加え、90℃に加熱し、約6時間反応させ、固形分酸価が60mgKOH/g、固形分濃度65.8%の樹脂溶液を得た。以下、ワニスA−1と称する。
クレゾールノボラック型エポキシ樹脂(日本化薬社製、EOCN−104S、エポキシ当量220g/eq)220部(1当量)、カルビトールアセテート140.1部、およびソルベントナフサ60.3部をフラスコに仕込み、90℃に加熱・攪拌し、溶解した。得られた溶液を一旦60℃まで冷却し、アクリル酸72部(1モル)、メチルハイドロキノン0.5部、トリフェニルホスフィン2部を加え、100℃に加熱し、約12時間反応させ、酸価が0.2mgKOH/gの反応物を得た。これにテトラヒドロ無水フタル酸80.6部(0.53モル)を加え、90℃に加熱し、約6時間反応させ、固形分酸価が85mgKOH/g、固形分濃度65.8%の樹脂溶液を得た。以下、ワニスA−2と称する。
ダイセル化学工業社製のサイクロマーP(ACA) Z250(酸価70.0mgKOH/g、固形分濃度45%)を用いた。以下、ワニスA−3と称する。
上記の樹脂溶液(ワニス)を、表1に示す種々の成分とともに表1に示す割合(質量部)にて配合し、攪拌機にて予備混合した後、3本ロールミルで混練し、硬化性樹脂組成物を調製した。
実施例1〜11および比較例1、2の各硬化性樹脂組成物をパターン形成された銅箔基板上にスクリーン印刷で全面塗布し、それぞれフォトマスクを通し365nmの波長の紫外線の照射光量をオーク製作所社製の積算光量計を用い750mJ/cm2照射したものをテストピースとし、80℃、30分間乾燥し、それぞれの現像液で2kg/cm2のスプレー圧で60秒現像を行った後の未露光部の除去された状態を目視判定した。
○:完全に現像ができたもの
×:現像できなかった
実施例1〜11および比較例1、2の各硬化性樹脂組成物を、パターン形成された銅箔基板上にスクリーン印刷で全面塗布し、80℃で30分乾燥し、室温まで放冷する。この基板に高圧水銀灯(ショートアークランプ)搭載の露光装置を用いて最適露光量でソルダーレジストパターンを露光し、30℃の1wt%Na2CO3水溶液をスプレー圧2kg/cm2の条件で60秒間現像を行い、レジストパターンを得た。この基板を、UVコンベア炉にて積算露光量1000mJ/cm2の条件で紫外線照射した後、150℃で60分加熱して硬化した。得られたプリント基板(評価基板)に対して、市販品の無電解ニッケルめっき浴および無電解金めっき浴を用いて、ニッケル0.5μm、金0.03μmの条件でめっきを行い、テープピーリングにより、レジスト層の剥がれの有無やめっきのしみ込みの有無を評価した後、テープピーリングによりレジスト層の剥がれの有無を評価した。
実施例12〜14の各硬化性樹脂組成物については、銅箔基板上にスクリーン印刷で全面塗布した後、150℃で60分加熱して硬化した。このようにして得られたプリント基板(評価基板)を使用した以外は、実施例1と同様にレジスト層の剥がれの有無を評価した。
判定基準は以下のとおりである。
◎:剥がれ無し
○:部分的に剥がれがあるが3箇所以内
△:エッジの部分を中心に剥がれ有り
×:膨れ、剥がれ有り
実施例1〜11および比較例1、2の各硬化性樹脂組成物を基板上にスクリーン印刷で乾燥後の膜厚が20μmとなるように全面塗布し、80℃の熱風循環式乾燥炉で30分間乾燥させた後、室温まで放冷した。この基板を高圧水銀灯搭載露光装置(水銀ショートアークランプ搭載オーク製作所社製露光機)を用いて最適露光量にて露光し、温度:30℃、スプレー圧:0.2MPa、現像液:1質量%炭酸ナトリウム水溶液の条件で60秒間現像を行いパターンを得た。さらに、この基板を、UVコンベア炉にて積算露光量1000mJ/cm2の条件で紫外線照射した後、160℃で60分加熱して硬化した。最適露光量は、露光の際にステップタブレット(Stouffer社製T4105C)を介して露光し、現像後に残存するステップタブレットの段数が8段の時を最適露光量とした。得られたプリント基板(評価基板)について、ロジン系フラックスを塗布し、260℃に設定したはんだ槽に30秒間浸漬した。この試験基板を有機溶剤で洗浄したのち、セロハン粘着テープによるピーリング試験を行い、以下の基準で評価した。
実施例12〜14の各硬化性樹脂組成物については、銅箔基板上にスクリーン印刷で全面塗布した後、150℃で60分加熱して硬化した。このようにして得られたプリント基板(評価基板)を使用した以外は、実施例1と同様にピーリング試験を行った。
◎:剥がれ無し
○:部分的に剥がれがあるが3箇所以内
△:エッジの部分を中心に剥がれ有り
×:膨れ、剥がれ有り
実施例1〜14および比較例1、2の各硬化性樹脂組成物をIPCくし型Bパターンに塗布、上記金めっき耐性評価時と同様に硬化し、90%RH、25〜65℃、DC100Vに印加にて7日間加湿後、DC500Vにて1分後の絶縁抵抗値を観測した。
○:1012Ω以上
△:1011Ω以上1012Ω未満
×:1011Ω未満
実施例1〜11および比較例1、2の各硬化性樹脂組成物を、銅箔の光沢面に全面塗布し、80℃で30分乾燥し、室温まで放冷した。この銅箔上の硬化性樹脂組成物に高圧水銀灯(ショートアークランプ)搭載の露光装置を用いて最適露光量で全面露光した。次に、この銅箔上の硬化性樹脂組成物をUVコンベア炉にて積算露光量1000mJ/cm2の条件で紫外線照射した後、150℃で60分加熱して硬化させて硬化物を得た。
一方、実施例12〜14の各硬化性樹脂組成物を銅箔の光沢面に全面塗布し、180℃で90分硬化させて硬化物を得た。
上記のようにして得られた各硬化物から銅箔を除去し、幅約5mm、長さ約80mmの試験片に切断し、引っ張り試験機(島津製作所社製、オートグラフAGS−100N)を用いて、破断点伸び率を測定した。
測定条件は、サンプル幅約10mm、支点間距離約40mm、引っ張り速度は1.0mm/minとし、破断までの伸び率を破断点伸び率とした。
以下の基準で引っ張り強度を評価した。
◎:7%よりも大きい
○:5%より大きく7%以下
△:3%より大きく5%以下
実施例1〜11および比較例1、2の各硬化性樹脂組成物を、あらかじめ表面処理(メック社製、CZ−8101、エッチング量約1.0μm)を行った銅箔の光沢面に全面塗布し、80℃で30分乾燥し、室温まで放冷した。この銅箔上の硬化性樹脂組成物に高圧水銀灯(ショートアークランプ)搭載の露光装置を用いて最適露光量で全面露光した。次に、この銅箔上の硬化性樹脂組成物をUVコンベア炉にて積算露光量1000mJ/cm2の条件で紫外線照射した後、150℃で60分加熱して硬化させて硬化物を得た。
一方、実施例12〜14の各硬化性樹脂組成物を、あらかじめ表面処理(メック社、CZ−8101、エッチング量約1.0μm)を行った銅箔に全面塗布し180℃で60分硬化させて硬化膜を有する銅箔を作製した。
上記のようにして得られたそれぞれの銅箔上の硬化膜に対して接着剤(アラルダイト)を塗布後、プレス機により圧力0.5MPa及び温度60℃の加圧および加温状態で銅張評価基板を作成した。
得られた銅張評価基板に約10mm×約80mmの寸法で硬化膜に到達する深さで切れ込みをいれ、端部を少々はがしてつかみしろを確保した後に掴み用治具で掴み、引っ張り試験機(島津製作所社製、オートグラフAGS−100N)を用いて、ピール強度を測定した。測定条件は、室温下、引っ張り速度は50mm/minとし、35mm引き剥がした時の平均荷重を測定した。以下の基準でピール強度を評価した。
◎:10Nよりも大きい
○:7Nよりも大きく10N以下
△:5Nよりも大きく7N以下
実施例1〜14および比較例1、2の各硬化樹脂組成物を銅厚18μmのL/S:100μm/100μmのくし型パターンに塗布、上記金めっき耐性評価時と同様に硬化した基板を槽内温度;121℃、湿度;97%に保たれた環境下に投入しDC30Vを印加し、抵抗値;106Ω以下を測定の終点とし接続可能時間を測定した。
◎:200時間以上
〇:150時間以上200時間未満
△:100時間以上150時間未満
×:100時間未満
上記金めっき耐性評価で無電解金めっきした評価基板をプラズマ(ガスAr/O2:出力:350W、真空度:300mTorr)にて処理を60秒行い、アンダーフィル(DENA TITE R3003iEX ナガセケムテックス社製)を塗布し、160℃1h硬化し、さらには260℃ピークのリフローを3回、さらに121℃、2気圧、100%の湿度下で100hプレッシャークッカーを行った後、アンダーフィルとレジスト層の密着性をプッシュゲージにより測定し評価を下記の基準で行った。
◎:100N以上
〇:80N以上100N未満
△:60N以上80N未満
×:60N未満
*2:クレゾールノボラック型の骨格を有する感光性カルボキシル基含有樹脂(CN(クレゾールノボラック型エポキシ樹脂)/AA(アクリル酸)/THPA(テトラヒドロフタル酸無水物))
*3:カルボキシル基含有共重合樹脂(ダイセル化学工業社製のサイクロマーP(ACA)Z250)
*4:BASFジャパン社製イルガキュア907(2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン)
*5:日本化薬社製DETX−S(2,4−ジエチルチオキサントン)
*6:BASFジャパン社製イルガキュアOXE02(エタノン,1−[9−エチル−6−(2−メチルベンゾイル)−9H−カルバゾール−3−イル]−,1−(0−アセチルオキシム))
*7:堺化学社製B−30
*8:アドマテックス社製SO−E2
*9:2,2’−オキシビス(5,5’−ジメチル−1,3,2−オキサボリナン)
*10:ジエチレングリコールモノエチルエーテルアセテート
*11:芳香族炭化水素(ソルベッソ150)
*12:DIC社製N−730A(フェノ−ルノボラック型エポキシ樹脂、液状エポキシ樹脂)
*13:三菱化学社製jER828(ビスフェノールA型エポキシ樹脂、液状エポキシ樹脂)
*14:DIC社製N−770(フェノ−ルノボラック型エポキシ樹脂、固形エポキシ樹脂)
*15:四国化成社製2PHZ(2−フェニル−4,5−ジヒドロキシメチルイミダゾール)
*16:ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート(共栄社化学社製)
*17:トリメチロールプロパントリアクリレート(日本化薬社製)
Claims (7)
- (A)カルボキシル基含有樹脂、
(B)熱硬化成分、および、
(C)ホウ酸エステル化合物を含む硬化性樹脂組成物であって、
前記(A)カルボキシル基含有樹脂が、フェノールノボラック型、ビスフェノールノボラック型およびクレゾールノボラック型の構造の少なくとも何れかを有し、
前記(B)熱硬化成分が、前記(A)カルボキシル基含有樹脂と反応する化合物と、メラミンとを含み、
前記(C)ホウ酸エステル化合物が、ホウ酸トリフェニル及び/又は環状ホウ酸エステルであることを特徴とするアルカリ現像型硬化性樹脂組成物。 - 前記(B)熱硬化成分として、液状エポキシ樹脂を含むことを特徴とする請求項1記載のアルカリ現像型硬化性樹脂組成物。
- さらに、光重合開始剤を含むことを特徴とする請求項1または2記載のアルカリ現像型硬化性樹脂組成物。
- ソルダーレジスト、カバーレイまたは層間絶縁材の形成用であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のアルカリ現像型硬化性樹脂組成物。
- 請求項1〜4のいずれか1項記載のアルカリ現像型硬化性樹脂組成物を、フィルムに塗布、乾燥して得られる樹脂層を有することを特徴とするドライフィルム。
- 請求項1〜4のいずれか1項記載のアルカリ現像型硬化性樹脂組成物または請求項5記載のドライフィルムの樹脂層を、硬化して得られることを特徴とする硬化物。
- 請求項6記載の硬化物を有することを特徴とするプリント配線板。
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