JP6749726B2 - 研削方法 - Google Patents

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Description

本発明は、板状ワークを研削する研削方法に関する。
板状ワークを研削する研削装置として、板状ワークの上面に研削水を供給しながら、研削砥石を環状に並べた研削ホイールによって板状ワークの上面を研削するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の研削装置では、板状ワークに対する研削水の供給によって板状ワークの上面から研削屑が洗い流されて、研削屑による研削砥石の目詰まりが防止されている。また、板状ワークに研削水が供給されることで、研削時の摩擦熱による温度上昇が抑えられて、加工温度に伴う研削砥石の目潰れや、砥粒の異常脱落が防止されている。
特開2014−124690号公報
しかしながら、シリコンカーバイドやシリコン等の脆性材料の板状ワークを微細粒径の研削ホイールで仕上げ研削する場合には、研削時の研削水量が多くなると板状ワークの上面で研削砥石の研削面が滑り易くなる。このため、本来脱落すべき砥粒が研削砥石から脱落しなくなることで自生発刃が起こり難くなり、研削砥石が目潰れを起こして板状ワークを良好に研削することができなくなるおそれがあった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、研削砥石の自生発刃を起こさせると共に目詰まりを防止して、板状ワークを良好に研削することができる研削方法を提供することを目的の1つとする。
本発明の一態様の研削方法は、板状ワークを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された板状ワークを研削する研削ホイールが装着されるスピンドル及び該スピンドルを回転駆動するモータを備える研削手段と、該研削手段を該チャックテーブルに対して離間及び接近させる研削送り手段と、該チャックテーブルに保持された板状ワーク上面に研削水を流量調整可能に供給する研削水供給手段と、該研削手段の研削負荷を検出する負荷検出手段と、装置を制御する制御手段と、を備える研削装置を使用して板状ワークを仕上げ厚みまで薄化する研削方法であって、回転駆動する該研削ホイールが該板状ワークに当接し第1の研削水量の研削水を供給しつつ、所定送り速度で研削送りして仕上げ厚みまで該板状ワークを研削する研削ステップを含み、該研削ステップ実施中に、該第1の研削水量よりも低減させた第2の研削水量を供給して研削して該研削ホイールの目代わりを促進させる目代わり促進ステップを、該負荷検出手段で検出された該研削手段の研削負荷が所定の閾値を超えたら所定時間ずつ実施すること、を特徴とする。
この構成によれば、研削ホイールで仕上げ厚みまで板状ワークを研削する際に、研削手段の研削負荷が所定の閾値を超えると、所定時間だけ第1の研削水量から第2の研削水量に研削水量が低減される。板状ワーク上面で研削ホイールが滑り易い第1の研削水量から研削ホイールの滑りを抑えた第2の研削水量に研削水量が低減されるため、研削時に研削ホイールの研削面に自生発刃が生じて目潰れが防止される。このように、研削負荷が所定の閾値を超えるまでは第1の研削水量によって研削時の摩擦熱に伴う面焼けが防止され、研削負荷が所定の閾値を超えると第2の研削水量によって自生発刃が生じて研削ホイールの研削面が良好な状態に維持される。
また、本発明の一態様の研削方法において、該負荷検出手段は、該研削手段の研削負荷として該モータの負荷電流値を検出する。
また、本発明の一態様の研削方法において、該負荷検出手段は、該研削手段の研削負荷として板状ワーク上面に対する垂直荷重を検出する。
本発明によれば、研削手段の研削負荷が所定の閾値を超えると研削水量が低減されることで、研削ホイールの研削面に自生発刃を起こさせると共に目詰まりを防止して、板状ワークを良好に研削することができる。
本実施の形態の研削装置の斜視図である。 本実施の形態の研削手段の側面模式図である。 本実施の形態の研削水の流量制御の説明図である。 本実施の形態の研削方法の説明図である。
以下、添付図面を参照して、本実施の形態の研削装置について説明する。図1は、本実施の形態の研削装置の斜視図である。なお、本実施の形態の研削装置は、図1に示すように研削加工専用の装置構成に限定されず、例えば、研削加工、研磨加工、洗浄加工等の一連の加工が全自動で実施されるフルオートタイプの加工装置に組み込まれてもよい。
図1に示すように、研削装置1は、仕上げ研削装置であって、多数の研削砥石47を環状に並べた研削ホイール46を用いて、チャックテーブル20に保持された板状ワークWを仕上げ厚みまで研削するように構成されている。板状ワークWには事前に粗研削が施されており、板状ワークWが所定の厚みまで薄化された状態で研削装置1に搬入される。また、板状ワークWはシリコンカーバイドやシリコン等の硬質の脆性材料で略円板状に形成されており、板状ワークWの下面に貼着された保護テープTを介してチャックテーブル20に保持されている。
研削装置1の基台10の上面には、X軸方向に延在する矩形状の開口が形成され、この開口はチャックテーブル20と共に移動可能な移動板11及び蛇腹状の防水カバー12に覆われている。防水カバー12の下方には、チャックテーブル20をX軸方向に移動させるボールねじ式の進退手段(不図示)が設けられている。チャックテーブル20は回転手段(不図示)に連結されており、回転手段の駆動によって回転可能に構成されている。また、チャックテーブル20の上面には、多孔質のポーラス材によって板状ワークWを吸引保持する保持面21が形成されている。
基台10上のコラム15には、研削手段40をチャックテーブル20に対して離間及び接近させる研削送り手段30が設けられている。研削送り手段30は、コラム15に配置されたZ軸方向に平行な一対のガイドレール31と、一対のガイドレール31にスライド可能に設置されたモータ駆動のZ軸テーブル32とを有している。Z軸テーブル32の背面側には図示しないナット部が形成され、これらナット部にボールネジ33が螺合されている。ボールネジ33の一端部に連結された駆動モータ34によりボールネジ33が回転駆動されることで、研削手段40がガイドレール31に沿ってZ軸方向に移動される。
研削手段40は、ハウジング41を介してZ軸テーブル32の前面に取り付けられており、研削ホイール46が装着されたスピンドル42をモータ43によって回転駆動させるように構成されている。スピンドル42は、いわゆるエアスピンドルであり、ケーシングの内側で高圧エアを介してスピンドル軸を浮動支持している。研削ホイール46はスピンドル42の先端のマウント45に装着されており、環状のホイール基台に多数の研削砥石47を並べて構成されている。研削砥石47は、例えばダイヤモンド砥粒を結合剤で固めて形成されるが、粗研削の研削砥石と比較して微細粒径のダイヤモンド砥粒が用いられている。
研削手段40には、チャックテーブル20に保持された板状ワークWの上面に研削水を流量調整可能に供給する研削水供給手段50が接続されている。研削水供給手段50は、流量調整バルブ51によって研削水供給源52からの研削水量を調整して研削手段40に供給している。また、基台10の上面にはチャックテーブル20の保持面21及び板状ワークW上の高さを測定する測定手段55が設けられている。測定手段55は、チャックテーブル20の保持面21及び板状ワークWの上面に一対の接触子56、57を接触させ、一対の接触子56、57の接触高さに応じた測定結果を出力している。
また、研削装置1には、一対の接触子56、57の測定結果から板状ワークWの厚みを認識する認識部61と、装置各部を統括制御する制御手段60と、後述する負荷検出手段62とが設けられている。認識部61及び制御手段60は、各種処理を実行するプロセッサやメモリ等により構成される。メモリは、用途に応じてROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の一つ又は複数の記憶媒体で構成される。このように構成された研削装置1では、認識部61で認識した板状ワークWの厚みに基づいて研削手段40を研削送りし、研削水を供給しながら仕上げ厚みまで板状ワークWを研削している。
ところで、通常の粗研削では、板状ワークに対する研削水の供給量が多いほど、板状ワーク上面から研削屑が流されて、研削屑による研削砥石の目詰まり防止に効果的である。また、研削水によって摩擦による温度上昇が効果的に抑えられて、研削による板状ワークの面焼け等が防止されている。しかしながら、本実施の形態のように、シリコンカーバイドやシリコン等の脆性材料の板状ワークWを微細砥粒の研削砥石47で仕上げ研削する際には、板状ワークWに対する研削水の供給量が多くなると、板状ワークWの上面にできた研削水の膜によって研削砥石47が滑り易くなる。
研削砥石47が板状ワークWの上面を滑ることで、研削砥石47から磨滅した砥粒が脱落し難くなると共に微小破砕が起こり難くなって研削砥石47が目潰れを起こし易くなる。このように、脆性材料の板状ワークWを仕上げ研削する場合には、研削水の供給量が多くなるほど研削砥石47が目潰れを起こし易くなって板状ワークWを良好に研削できなくなる。研削水の供給量を減らすことで、板状ワークWの上面で研削砥石47の滑りを抑えて研削砥石47の目潰れを防止できるが、研削時の摩擦熱に対する冷却効果が抑えられて板状ワークWが面焼けするおそれがある。
このように、脆性材料の板状ワークWの仕上げ研削では、研削水の増加による研削砥石47の目潰れと、研削水の減少による板状ワークWの面焼けとがトレードオフの関係になっている。そこで、本実施の形態では負荷検出手段62によって研削手段40の研削負荷を検出して、研削負荷に応じて研削水の供給量を調整するようにしている。すなわち、研削負荷が小さな間は研削性能が良好であるとして、研削水量を多くして板状ワークWの面焼けを抑え、研削負荷が大きくなった時点で研削性能が悪化しているとして、研削水量を減らして自生発刃を起こさせて研削砥石47の目潰れを抑えている。
以下、図2及び図3を参照して、研削手段について説明する。図2は、本実施の形態の研削手段の側面模式図である。図3は、本実施の形態の研削水の流量制御の説明図である。
図2に示すように、研削手段40のスピンドル42は、ケーシング48内で高圧エアを介してスピンドル軸49を回転可能に支持している。ケーシング48の下方にはケーシング48から突出したスピンドル軸49にマウント45を介して研削ホイール46が装着され、ケーシング48の上部にはスピンドル軸49を回転させるモータ43が設けられている。モータ43は、スピンドル軸49の上部に設けられたロータと、ケーシング48の内側にロータを囲むように設けられたステータとを有している。ロータには複数の磁石が設けられ、ステータには複数の磁石に僅かな隙間を空けて対向するようにコイル巻線等が設けられている。
モータ43が加工条件として設定された一定の回転数で回転し続けるように、制御手段60によってモータ43に供給される電流が制御されている。この場合、研削手段40の研削負荷が大きくなるのに伴って、モータ43の回転数を一定に維持するために必要な負荷電流の供給量が大きくなる。モータ43には負荷検出手段62が接続されており、負荷検出手段62によって研削手段40の研削負荷としてモータ43に流れる負荷電流値が検出される。負荷電流値は負荷検出手段62から制御手段60に出力され、負荷電流値に応じて制御手段60によって板状ワークWに対する研削水の供給量が調整される。
この場合、制御手段60には予め閾値が設定されており、負荷電流値が閾値未満の間は面焼けを抑制する第1の研削水量になるように流量調整バルブ51の流路が広げられる。また、負荷電流値が閾値を超えると、第1の研削水量よりも流量を低減させた自生発刃が起こる第2の研削水量になるように所定時間だけ流量調整バルブ51の流路が狭められる。なお、第1、第2の研削水量、閾値、所定時間の各パラメータは、実際に研削水の調整しながら研削を繰り返すことで最適な値に設定される。また、これら各パラメータは上記のように実験的に求められた値に限らず、経験的又は理論的に求められた値でもよい。
具体的には、図3に示すように、第1の研削水量(例えば、3.0[ml/s])に研削水量が調整されて研削が開始される。第1の研削水量に調整されることで板状ワークWの上面に研削水の膜が形成されているが、研削開始時は研削砥石47の良好な研削面によって板状ワークWの上面が研削されている。板状ワークWの上面の研削水の膜で研削砥石47が滑り易くなっているため、研削開始時から時間が経過するのに伴って研削砥石47に目潰れが起こり始める。第1の研削水量では板状ワークWが十分に冷却されて面焼けが防止されるが、研削砥石47の研削面が徐々に悪化してモータ43の負荷電流値が増加する。
モータ43の負荷電流値が所定の閾値Thを超えると、第1の研削水量から第2の研削水量(例えば、1.0[ml/s])に研削水量が減少される。第2の研削水量に調整されることで板状ワークWの上面の研削水の膜が薄くなり、目潰れを起こし始めた研削砥石47が板状ワークWの上面で滑り難くなる。これにより、板状ワークWの研削によって研削砥石47から不要な砥粒が脱落して研削砥石47の自生発刃が起こり、研削砥石47の研削面が良好な状態に戻されてモータ43の負荷電流値が減少する。そして、所定期間tの経過後に、再び第2の研削水量から第1の研削水量に研削水量が増加される。
このように、モータ43の負荷電流値が所定の閾値Thを超える度に、所定期間tが経過するまで第1の研削水量から第2の研削水量に研削水量が減少される。所定期間tの間に研削砥石47の研削面に新たな砥粒が突出されて研削性能が回復されて、再び第2の研削水量から第1の研削水量に研削水量が戻されて板状ワークWが研削される。第1、第2の研削水量を切り替えながら研削を継続することで、第1の研削水量で板状ワークWの面焼けを抑え、第2の研削水量で研削砥石47の目潰れを抑えながら板状ワークWを良好に研削することが可能になっている。
なお、本実施の形態の板状ワークWの研削方法は、脆性材料の板状ワークWを微細砥粒の研削砥石47で仕上げ研削する際に効果が顕著である。この場合、微細砥粒の平均粒径は、第1の研削水量(例えば、3.0[ml/s])で板状ワークWを良好に研削可能であり、研削砥石47の研削面が悪化した時点で第2の研削水量(例えば、1.0[ml/s])に水量が減らされることで自生発刃が起こり易くなるような大きさであればよい。例えば、微細粒径の平均粒径は20[μm]以下が好ましく、10[μm]以下がさらに好ましい。
続いて、図4を参照して、研削装置を用いた板状ワークの研削方法について説明する。図4は、本実施の形態の研削方法の説明図である。なお、図4Aは研削ステップの一例、図4Bは目代わり促進ステップの一例をそれぞれ示している。
図4Aに示すように、先ず研削ステップが実施される。研削ステップでは、チャックテーブル20に板状ワークWが載置され、保持面21の吸引力によって板状ワークWが保持される。また、チャックテーブル20が研削手段40の下方に位置付けられ、チャックテーブル20が回転されると共に研削手段40の研削ホイール46が高速回転される。そして、回転駆動する研削ホイール46が板状ワークWに当接され、第1の研削水量で研削水が供給されつつ所定送り速度で研削送りされて仕上げ厚みまで板状ワークWが研削される。これにより、板状ワークWの面焼けを抑えた状態で研削手段40によって板状ワークWが研削される。
図4Bに示すように、研削ステップ実施中には目代わり促進ステップが実施される。第1の研削水量で研削が継続されると、研削水の膜によって研削砥石47が板状ワークWを滑って目潰れが起こり始めて研削負荷が徐々に大きくなる。このとき、負荷検出手段62によって研削手段40の研削負荷がモータ43の負荷電流値として検出されており、負荷検出手段62から制御手段60に負荷電流値が出力されている。負荷検出手段62で検出された負荷電流値が所定の閾値を超えると、研削ホイールの目代わりを促進させる目代わり促進ステップが所定時間ずつ実施される。
目代わり促進ステップでは、第1の研削水量よりも研削水量を低減させた第2の研削水量が板状ワークWに供給される。これにより、板状ワークWの上面の研削水の膜が薄くなって板状ワークWに対する研削砥石47の滑りが抑えられ、研削に寄与しない磨滅した砥粒が脱落して研削砥石47の研削面から新たな砥粒が表出される。このとき、研削水量が減った分だけ研削時に生じる摩擦熱が上昇するが、所定時間の経過後に第2の研削水量から第1の研削水量に戻されて摩擦熱が冷却されるため、板状ワークWが摩擦熱によって面焼けすることがない。
以上のように、本実施の形態の研削方法によれば、研削ホイール46で仕上げ厚みまで板状ワークWを研削する際に、研削手段40の研削負荷が所定の閾値を超えると、所定時間だけ第1の研削水量から第2の研削水量に研削水量が低減される。板状ワークWの上面で研削ホイール46が滑り易い第1の研削水量から研削ホイール46の滑りを抑えた第2の研削水量に研削水量が低減されるため、研削時に研削砥石47の自生発刃が生じて目潰れが防止される。このように、研削負荷が所定の閾値を超えるまでは第1の研削水量によって研削時の摩擦熱に伴う面焼けが防止され、研削負荷が所定の閾値を超えると第2の研削水量によって自生発刃が生じて研削ホイール46の研削面が良好な状態に維持される。
なお、本実施の形態では、負荷検出手段62が研削手段40の研削負荷としてモータ43の負荷電流値を検出する構成にしたが、この構成に限定されない。負荷検出手段62は研削手段40の研削負荷を検出可能であればよく、例えば研削手段40の研削負荷として板状ワークWの上面に対する垂直荷重を検出する構成にしてもよい。この場合、負荷検出手段62は、スピンドル42を支持している箇所や、チャックテーブル20を支持している箇所に設けられたロードセル等の重量センサで、板状ワークWの上面に対する垂直荷重を検出してもよい。また、負荷検出手段62は、スピンドル42内の圧縮エアの圧力を検出可能な圧力センサ等で板状ワークWの上面に対する垂直荷重を検出してもよい。
また、本実施の形態では、板状ワークWとしてシリコンカーバイド、シリコン等の脆性材料を例示して説明したが、この構成に限定されない。本発明の研削方法は、仕上げ研削時に研削水によって研削砥石47が滑る材質で形成された板状ワークWに有効である。
また、本実施の形態では、研削ホイール46が複数の研削砥石47を備える構成にしたが、この構成に限定されない。研削ホイール46は、板状ワークWを研削可能であればよく、環状に形成された単一の研削砥石47を備える構成にしてもよい。
また、本実施の形態では、研削水供給手段50が研削水供給源52からの研削水の流量を流量調整バルブ51で調整する構成にしたが、この構成に限定されない。研削水供給手段50は、板状ワークWの上面に研削水を流量調整可能に供給すればよく、例えば、研削水供給源52からの吐出し量を調整するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、第2の研削水量は第1の研削水量よりも研削水量が低減されていればよく、例えば、第2の研削水量は0[ml/s]に調整されてもよい。すなわち、第1の研削水量よりも低減させた第2の研削水量とは、研削水量を停止させた状態も含んでいる。
また、本実施の形態及び変形例を説明したが、本発明の他の実施の形態として、上記実施の形態及び変形例を全体的又は部分的に組み合わせたものでもよい。
また、本発明の実施の形態は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。さらには、技術の進歩又は派生する別技術によって、本発明の技術的思想を別の仕方で実現することができれば、その方法を用いて実施されてもよい。したがって、特許請求の範囲は、本発明の技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施形態をカバーしている。
また、本実施の形態では、本発明を脆性材料の仕上げ研削に適用した構成について説明したが、研削砥石の自生発刃を起こさせると共に目詰まりを防止できる他の板状ワークの研削加工に適用することも可能である。
以上説明したように、本発明は、研削砥石の自生発刃を起こさせると共に目詰まりを防止して、板状ワークを良好に研削することができるという効果を有し、特に、シリコンカーバイドやシリコン等の板状ワークを研削する研削装置に有用である。
1 研削装置
20 チャックテーブル
30 研削送り手段
40 研削手段
42 スピンドル
43 モータ
46 研削ホイール
47 研削砥石
50 研削水供給手段
60 制御手段
62 負荷検出手段
W 板状ワーク

Claims (3)

  1. 板状ワークを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持された板状ワークを研削する研削ホイールが装着されるスピンドル及び該スピンドルを回転駆動するモータを備える研削手段と、該研削手段を該チャックテーブルに対して離間及び接近させる研削送り手段と、該チャックテーブルに保持された板状ワーク上面に研削水を流量調整可能に供給する研削水供給手段と、該研削手段の研削負荷を検出する負荷検出手段と、装置を制御する制御手段と、を備える研削装置を使用して板状ワークを仕上げ厚みまで薄化する研削方法であって、
    回転駆動する該研削ホイールが該板状ワークに当接し第1の研削水量の研削水を供給しつつ、所定送り速度で研削送りして仕上げ厚みまで該板状ワークを研削する研削ステップを含み、
    該研削ステップ実施中に、該第1の研削水量よりも低減させた第2の研削水量を供給して研削して該研削ホイールの目代わりを促進させる目代わり促進ステップを、該負荷検出手段で検出された該研削手段の研削負荷が所定の閾値を超えたら所定時間ずつ実施すること、を特徴とする研削方法。
  2. 該負荷検出手段は、該研削手段の研削負荷として該モータの負荷電流値を検出する請求項1に記載の研削方法。
  3. 該負荷検出手段は、該研削手段の研削負荷として板状ワーク上面に対する垂直荷重を検出する請求項1に記載の研削方法。
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