JP6821191B2 - 加熱炉及び加熱方法 - Google Patents
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Description
特許文献2には、加熱炉の内部で、複数の吹き出し口から熱風を被加熱部材に高圧噴射して、被加熱部材を加熱(乾燥)するシステムが開示されている。
加熱した空気を被加熱部材に吹き付けて加熱する加熱炉であって、
空気の流路である第1のダクトと、
空気を前記第1のダクトに送る送風機と、
前記第1のダクト内の空気を加熱するヒーターと、
前記第1のダクトに接続され、加熱された空気を分岐し、加熱された空気を被加熱部材に吹き付けるための吹き出し口を有する複数の第2のダクトと、
前記第1のダクト、前記送風機、複数の前記第2のダクトを内包する筐体と、
を有し、
前記第1のダクトは、それぞれの前記第2のダクトとの接続部分よりも上流側で前記ヒーターよりも下流側の位置に、加熱された空気の一部を、被加熱部材に吹き付けず、前記筐体内に排出する排出口を備える。
第1のダクト、送風機、複数の第2のダクトを内包する筐体の内部で、
前記送風機で空気を前記第1のダクトに送り、
ヒーターで前記第1のダクト内の空気を加熱し、
前記第1のダクトに接続された複数の前記第2のダクトに加熱した空気を分岐し、
前記第1のダクトが備える、それぞれの前記第2のダクトとの接続部分よりも上流側で前記ヒーターよりも下流側の位置の排出口から、加熱した空気の一部を、被加熱部材に吹き付けず、前記筐体内に排出し、
複数の前記第2のダクトが有するそれぞれの吹き出し口から加熱した空気を被加熱部材に吹き付ける。
ダクト内部の加熱した空気は、ダクト内部を吹き出し口に向かって流れる。一般的にダクトはレイアウトの都合上、屈曲部を持つことが多い。その屈曲部では空気の流れが一律では無くなり、停滞部が発生する。
ダクトの壁の温度は、ダクト内部の加熱した空気よりも低い。そのためダクト内部の空気のうちダクトと接する部分の温度は低下する。特に前述の停滞部では、部分的に空気の流速が低下して、より温度が低下しやすい。これによりダクト内部の空気は一定の温度ではなく、ダクトの壁や停滞部に近い部分が低く、ダクトの中心部の温度が高いという温度勾配を有する。
前述の温度勾配を有する空気が、ダクトの壁に連結した複数の分岐ダクトへの分岐口へ流れ込む場合には、まず、ダクトの壁に近いところに存在する、温度の低い空気が先に流れ込む。そして、下流の分岐口になるに従って、順次ダクト内部から、ダクトの壁に近い、温度の低い空気が減少していく。その結果、ダクト内部には温度の高い空気のみが残ることになる。そして、下流の吹き出し口になるほど、分岐ダクトへの分岐口へ流れ込む空気の温度が高くなる。このように、ダクト内部の加熱した空気を分岐して、複数の吹き出し口から吹き出す際には、上流側と下流側において、吹き出す空気に温度差が生じるのである。
(実施の形態)
本実施の形態の加熱炉100は、図1(正面図)、図2(右側面図)、図3(BB断面図)及び図4(AA断面図)に示すように、筐体10、送風機20、加熱ダクト30、ヒーター40、分配ダクト50、分岐ダクト60、吹き出し口70、排気ファン80及び排気管81を主要構成部材とする。加熱ダクト30及び分配ダクト50を第1のダクトとし、分岐ダクト60を第2のダクトとする。
全体の大きさは、幅約1.1m、奥行き約2.2m、高さ約2.4mである。
これらの断面積は、後述する吹き出し口70から吹き出す空気の流量を確保できる大きさである。
分岐ダクト60は、分配ダクト50の片面壁に4本、両面壁で8本配置されている。
筐体10の正面の下方中央部に、四角形の穴12が形成されている。穴12の幅及び高さは、被加熱部材93、載置台92及びベース91が通過できる大きさである。
筐体10の底面内側には、上に凸形状のガイド11が形成されている。ガイド11の幅は、ベース91の内側寸法よりも小さい。
図7は、被加熱部材93を加熱炉100内部に配置した状態を示す斜視図であって、筐体10の側面カバーを表示していないものである。被加熱部材93は、両側の吹き出し口70から吹き出す熱風を吹き付けられる位置に配置されている。
あらかじめ加熱炉100の内部を加熱しておくと、被加熱部材93を加熱する時間を短縮できるので、この予熱方法について説明する。
加熱炉100の加熱方法は、すでに加熱した筐体10内部の空気を循環して加熱して、被加熱部材93に吹き付ける方法である。この方法は、外気を加熱して被加熱部材93に吹き付ける加熱方法よりも、消費エネルギーを低減することができて、効率的に筐体10内部を予熱することが出来る。
吹き出し口70から吹き出した空気の温度は熱電対71でそれぞれが測定される。その測定結果から、その中で最も温度の低い空気を吹き出す吹き出し口70を特定する。例えば最も温度の低い空気を吹き出す吹き出し口が、最も奥側(図2及び図4において右側)に配置された吹き出し口70であったとする。当該吹き出し口70を有する分岐ダクト60は、分配ダクト50の最も奥側(図2及び図4において右側)の分岐口51から空気を分岐させるものである。
全ての吹き出し口70から吹き出す空気の温度が所定の範囲内になれば、調整は完了する。
前述の実施の形態では、それぞれの吹き出し口から放出する空気の温度を一定にするために、該当箇所の開口面積を手動で調整していたが、排出口の開口面積を自動で調節する機構を採用してもよい。
前述の実施の形態では、被加熱部材を外気温よりも高くする方法について説明したが、本発明の構成は部材を冷却することにも使用出来る。
ヒーター40の代わりに、冷却器を加熱ダクト30の内部に配置して空気を冷却し、前述のように吹き出し口70から吹き出す冷却した空気の温度を一定にし、被冷却部材に冷却した空気を吹き付けることで、被冷却部材を均等に冷却することも可能である。
20 送風機
30 加熱ダクト
40 ヒーター
50 分配ダクト
60 分岐ダクト
70 吹き出し口
80 排気ファン
90 置き台
100 加熱炉
Claims (3)
- 加熱した空気を被加熱部材に吹き付けて加熱する加熱炉であって、
空気の流路である第1のダクトと、
空気を前記第1のダクトに送る送風機と、
前記第1のダクト内の空気を加熱するヒーターと、
前記第1のダクトに接続され、加熱された空気を分岐し、加熱された空気を被加熱部材に吹き付けるための吹き出し口を有する複数の第2のダクトと、
前記第1のダクト、前記送風機、複数の前記第2のダクトを内包する筐体と、
を有し、
前記第1のダクトは、それぞれの前記第2のダクトとの接続部分よりも上流側で前記ヒーターよりも下流側の位置に、加熱された空気の一部を、被加熱部材に吹き付けず、前記筐体内に排出する排出口を備える、
加熱炉。 - 前記排出口は、前記排出口を覆う蓋を有し、前記排出口の開口面積は、前記蓋の位置が移動されることで、調節される、
請求項1記載の加熱炉。 - 第1のダクト、送風機、複数の第2のダクトを内包する筐体の内部で、
前記送風機で空気を前記第1のダクトに送り、
ヒーターで前記第1のダクト内の空気を加熱し、
前記第1のダクトに接続された複数の前記第2のダクトに加熱した空気を分岐し、
前記第1のダクトが備える、それぞれの前記第2のダクトとの接続部分よりも上流側で前記ヒーターよりも下流側の位置の排出口から、加熱した空気の一部を、被加熱部材に吹き付けず、前記筐体内に排出し、
複数の前記第2のダクトが有するそれぞれの吹き出し口から加熱した空気を被加熱部材に吹き付ける、
加熱した空気を被加熱部材に吹き付けて加熱する方法。
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Applications Claiming Priority (1)
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| JP2017245016A JP6821191B2 (ja) | 2017-12-21 | 2017-12-21 | 加熱炉及び加熱方法 |
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| JP2017245016A Active JP6821191B2 (ja) | 2017-12-21 | 2017-12-21 | 加熱炉及び加熱方法 |
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