JP6833593B2 - 経口組成物 - Google Patents
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Description
項1.(A)フェルラ酸及び/又はその薬学的に許容される塩、(B)クルクミノイド、並びに(C)グリセロリン脂質を含有することを特徴とする経口組成物。
項2.前記(C)グリセロリン脂質が、ホスファチジルセリン、及びホスファチジルコリンからなる群より選択される少なくとも一種である、項1に記載の経口組成物。
項3. 前記(A)成分1重量部に対し、前記(B)成分0.1〜1重量部を含有する項1又は2に記載の経口組成物。
項4. 前記(A)成分1重量部に対し、前記(C)成分0.1〜1重量部を含有する項1〜3のいずれかに記載の経口組成物。
項5. 認知症若しくは軽度認知障害の予防又は治療用である、項1〜4のいずれかに記載の経口組成物。
項6. 飲食品である、項1〜5のいずれかに記載の経口組成物。
項7. 医薬品である、項1〜5のいずれかに記載の経口組成物。
本発明の経口組成物は、(A)フェルラ酸及び/又はその薬学的に許容される塩、(B)クルクミノイド、並びに(C)グリセロリン脂質を含有する。
クルクミノイドは、ウコン(ショウガ科ウコン、学名Curcuma longa)の根茎に含まれるポリフェノールの一種であり、クルクミンおよびその類縁体である。本発明におけるクルクミノイドの具体例としては、クルクミン、デメトキシクルクミン、ビスデメトキシクルクミン、ジヒドロクルクミン、ジヒドロデメトキシクルクミン、ジヒドロビスデメトキシクルクミン、テトラヒドロクルクミン、テトラヒドロデメトキシクルクミン、テトラヒドロビスデメトキシクルクミン、ジヒドロキシテトラヒドロクルクミン、ジ−O−デメチルクルクミン、O−デメチルデメトキシクルクミンなどが挙げられる。なかでも、記憶力低下の改善効果をより向上できる点でクルクミン、デメトキシクルクミン、ビスデメトキシクルクミンが好ましい。クルクミノイドは、1種単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて使用してもよい。
クルクミノイドの抽出物としては、例えば、ウコンの根茎の乾燥品(ウコン粉末)からエタノール若しくはプロピレングリコール、ヘキサンまたはアセトンで抽出して調製されるクルクミン等が挙げられる。また、精製品又は粗精製品としては、例えば、前記抽出物を、更にウコン粉末に由来する苦味や辛み、ウコン臭が低減若しくは除去される程度に精製されたクルクミン等が挙げられる。クルクミノイドの市販品としては、例えば、ウコン乾燥エキスF(丸善製薬社製)、ロングヴィーダ(オムニカ社製)、メリーバ(インデナジャパン社製)、セラクルミン(セラバリューズ社製)等が挙げられる。
本発明で使用されるグリセロリン脂質としては、例えば、ホスファチジルコリン、リゾホスファチジルコリン、ホスファチジルセリン、リゾホスファチジルセリン、ホスファチジルエタノールアミン、リゾホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトール、リゾホスファチジルイノシトール、ホスファチジン酸、リゾホスファチジン酸、ホスファチジルグリセロール及びリゾホスファチジルグリセロールなどが挙げられる。これらの中でも、本発明の経口組成物の記憶力低下の改善効果がより向上する点で、ホスファチジルセリン、及びホスファチジルコリンからなる群より選択される少なくとも一種が好ましく、ホスファチジルセリンがより好ましい。
本発明の経口組成物は、前記(A)〜(C)成分の他に、必要に応じて、他の栄養成分や薬理成分を含有していてもよい。このような栄養成分や薬理成分としては、飲食品や医薬品に使用可能なものであれば特に制限されないが、例えば、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、リコペン等のビタミン類;塩酸ベタイン、塩化カルニチン、塩化ベタネコール等の健胃剤;カルシウム、イオウ、マグネシウム、亜鉛、セレン、鉄等のミネラル類;大豆タンパク、卵白粉末、乳清タンパク等のタンパク質;グリシン、アラニン、アルギニン、アスパラギン酸、シスチン、フェニルアラニン、タウリン、トリプトファン等のアミノ酸;リノール酸、γ−リノレン酸、α−リノレン酸、ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸等の脂肪酸類;カラメル色素、クチナシ色素、アントシアニン色素、アナトー色素、パプリカ色素、紅花色素、紅麹色素、フラボノイド色素、コチニール色素、アマランス、エリスロシン、アルラレッドAC、ニューコクシン、フロキシン、ローズベンガル、アシッドレッド、タートラジン、サンセットイエローFCF、ファストグリーンFCF、ブリリアントブルーFCF、インジゴカルミン等の色素;各種フルーツのフレーバーやエッセンス等の香料;クエン酸及びその塩、リンゴ酸及びその塩、酒石酸及びその塩、酢酸及びその塩、乳酸及びその塩、食塩、グルタミン酸及びその塩、みりん、食酢、天然果汁、植物抽出エキス、果実・海産物等の裁断物又は粉末化物等の調味剤;アガリクス、シイタケエキス、レイシ、ヤマブシタケ等のキノコ類又はそのエキス;食物繊維、ローヤルゼリー、プロポリス、ハチミツ、コンドロイチン硫酸、グルコサミン、セラミド、ヒアルロン酸等のその他機能性素材等が挙げられる。これらの添加成分は、1種単独で使用してもよく、また2種以上を組み合わせて使用してもよい。また、これらの添加成分の含有量については、使用する添加成分の種類や経口組成物の用途等に応じて適宜設定される。
本発明の経口組成物の剤型については、経口摂取又は経口投与が可能であることを限度として特に制限されず、固体状、半固体状、又は液体状のいずれであってもよく、該経口組成物の種類や用途に応じて適宜設定すればよい。
なお、本実施例において各成分として、具体的には下記のものを使用した。
フェルラ酸:商品名「フェルラ酸」(築野食品工業社製)
クルクミン:商品名「ロングヴィーダ」(オムニカ社製)
ホスファチジルセリン:商品名「ニチユPS30」(日油社製)
ホスファチジルコリン:商品名「L−α−ホスファチジルコリン」(ナカライテスク社製)
1.実験動物の作製
老化促進モデルマウス(SAMP8)の雄マウス(6〜7ヵ月齢、体重25〜35g)を1群6匹に群分けし、表1及び2に示す所定の配合割合(重量%)となるようにフェルラ酸、クルクミン、及びホスファチジルセリン又はホスファチジルコリンを食餌中に配合してマウスに与えた。食餌はMF飼料(オリエンタル酵母社製)を用いた。投与期間は2か月間とした。2か月間の1日平均摂餌量は2.8g/日であった。2か月間投与後、マウスをY字迷路試験に供した。
実験装置としてY字型迷路を用いた。具体的には、一本のアームの高さが25cm、幅が10cm、長さが35cmの3本のアームが、それぞれの120度の角度で接続されたY字型の迷路を使用した。
マウスをY字迷路のいずれかのアームの先端に入れて、自由に8分間探索させた際に移動したアームの順を記録した。マウスが各アームに進入した回数の合計を総進入回数とし、この中で3回連続して異なるアームを選択し進入した回数を求め、以下の式に従って、交替行動率を算出した。そして各群(6匹)における平均値を算出した。
判定基準
◎:交替行動率60%以上
○:交替行動率55%以上60%未満
×:交替行動率55%未満
1.実験動物の作製
老化促進モデルマウス(SAMP8)の雄マウス(6〜7ヵ月齢、体重25〜35g)を1群6匹に群分けし、表3及び4に示す所定の配合割合(重量%)となるようにフェルラ酸、クルクミン、及びホスファチジルセリンを食餌中に配合してマウスに与えた。食餌はMF飼料(オリエンタル酵母社製)を用いた。投与期間は2か月間とした。2か月間の1日平均摂餌量は2.8g/日であった。2か月間投与後、マウスをモーリス水迷路試験に供した。
実験装置として円形プール(直径152cm、高さ90cm)を用いた。プール内の水位は30cmとし、水面下5cmとなるように直径9.5cmの円柱状の逃避台をプールに設置した。マウスは逃避台から離れた場所で入水させ、2分間以内に逃避台に到達できるかどうかを観察した。試験は、連続した5日間かつ明期に行った。実験期間5日間のうち1日目は順応期間とし、1日2回試行した。実験期間5日目に逃避台に到達できたマウスの数を計測し、以下の基準に基づいて、長期記憶力を判定した。結果を表3及び表4に示す。なお、表3及び4に示すフェルラ酸、クルクミン、及びホスファチジルセリンの配合割合は、使用した各商品の配合割合ではなく、フェルラ酸、クルクミン、及びホスファチジルセリン自体の実質的な配合割合である。
判定基準
◎:逃避台に到達したマウス数6
○:逃避台に到達したマウス数4又は5
×:逃避台に到達したマウス数3以下
1.被験者
30〜50歳の日常的な物忘れが気になる20名(各群5名)の健常者を被験者とした。
表5に示す組成の試験用製剤(1錠あたり200mgの錠剤)を調製した。被験者に、調製した試験用製剤(1000mg(5錠))を1回服用させ、摂取前及び摂取2時間後に作業記憶の検査を行った。
検査はSerial three and serial seven subtraction tasksの方法を改良して、実施した。具体的には、最初に試験員が、800から999の間にある1つの数字を披験者に口頭で提示し、被験者は与えられた数字から7を暗算で引き続け、引いて得られた値を順に試験員に報告した。試験員は2分間における正解数を記録した。以下の式に基づき、記憶力改善効果を算出し、各群における平均値を算出した。
α化デンプン:商品名「アミコールC」(日澱化學社製)
結晶セルロース:商品名「セオラスKG」(旭化成ケミカルズ社製)
下記表の組成に従って、常法により各経口組成物を作製した。
(錠剤)
表6及び7の組成に従って、錠剤を作製した。なお、表6及び7に示す組成は1錠(200mg)あたりの配合量である。1日量は5錠である。
表8の組成に従って、液剤を作製した。処方例11の1日量は計1000000mgであり、処方例12の1日量は計100000mgである。
精製魚油(EPA−28):日本水産株式会社製(エイコサペンタエン酸26.74重量%及びドコサヘキサエン酸11.8重量%含有)
精製動植物油(DDオイルDHA46):日本水産株式会社製(エイコサペンタエン酸5.12重量%及びドコサヘキサエン酸41.56重量%含有)
Claims (7)
- (A)フェルラ酸及び/又はその薬学的に許容される塩、
(B)クルクミノイド、並びに
(C)グリセロリン脂質
を含有することを特徴とする経口組成物。 - 前記(C)グリセロリン脂質が、ホスファチジルセリン、及びホスファチジルコリンからなる群より選択される少なくとも一種である、請求項1に記載の経口組成物。
- 前記(A)成分1重量部に対し、前記(B)成分0.1〜1重量部を含有する請求項1又は2に記載の経口組成物。
- 前記(A)成分1重量部に対し、前記(C)成分0.1〜1重量部を含有する請求項1〜3のいずれかに記載の経口組成物。
- 認知症若しくは軽度認知障害の予防又は治療用である、請求項1〜4のいずれかに記載の経口組成物。
- 飲食品である、請求項1〜5のいずれかに記載の経口組成物。
- 医薬品である、請求項1〜5のいずれかに記載の経口組成物。
Applications Claiming Priority (2)
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| JP2017072538A Active JP6833593B2 (ja) | 2016-03-31 | 2017-03-31 | 経口組成物 |
Country Status (1)
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| JP6818331B2 (ja) * | 2019-04-24 | 2021-01-20 | 株式会社Hbcフナト | 軽度認知障害を治療又は予防するための組成物 |
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