JP6851216B2 - 環状オレフィン系樹脂組成物、成形体および光学部品 - Google Patents
環状オレフィン系樹脂組成物、成形体および光学部品 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6851216B2 JP6851216B2 JP2017025910A JP2017025910A JP6851216B2 JP 6851216 B2 JP6851216 B2 JP 6851216B2 JP 2017025910 A JP2017025910 A JP 2017025910A JP 2017025910 A JP2017025910 A JP 2017025910A JP 6851216 B2 JP6851216 B2 JP 6851216B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cyclic olefin
- resin composition
- olefin resin
- carbon atoms
- oligomer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Description
近年、撮像レンズ等の光学部品には、小型化および薄型化が求められている。そのため、従来よりも屈折率の高い環状オレフィン系樹脂が求められている。
しかしながら、特許文献1には、高透明で、かつ、高屈折率な環状オレフィン系樹脂とオリゴマーの組み合わせについては記載されていない。
環状オレフィン共重合体(A)と、芳香族環状構造を有するオリゴマー(B)と、を含む光学部品用環状オレフィン系樹脂組成物であって、
上記芳香族環状構造を有するオリゴマー(B)の重量平均分子量(Mw)が500以上5000以下であり、
上記芳香族環状構造を有するオリゴマー(B)の溶解度パラメータが18.0MPa1/2以上21.0MPa1/2以下であり、
上記環状オレフィン系樹脂組成物に含まれる上記環状オレフィン共重合体(A)および上記芳香族環状構造を有するオリゴマー(B)の合計を100質量部としたとき、上記環状オレフィン共重合体(A)の含有量が70質量部以上99質量部以下であり、上記芳香族環状構造を有するオリゴマー(B)の含有量が1質量部以上30質量部以下であり、
前記環状オレフィン共重合体(A)が、
下記一般式(I)で表される少なくとも1種のオレフィン由来の繰り返し単位(a)と、
下記一般式(II)で表される繰り返し単位、下記一般式(III)で表される繰り返し単位および下記一般式(IV)で表される繰り返し単位からなる群から選ばれる少なくとも1種の環状オレフィン由来の繰り返し単位(b)と、を含有する光学部品用環状オレフィン系樹脂組成物(ただし、水素化された芳香族環状構造を有するオリゴマーを含む場合を除く。)。
[2]
上記[1]に記載の光学部品用環状オレフィン系樹脂組成物において、
上記環状オレフィン共重合体(A)中の上記環状オレフィン由来の繰り返し単位(b)が、ビシクロ[2.2.1]−2−ヘプテンおよびテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセンから選ばれる少なくとも一種の化合物に由来する繰り返し単位である光学部品用環状オレフィン系樹脂組成物。
[3]
上記[1]または[2]に記載の光学部品用環状オレフィン系樹脂組成物において、
上記芳香族環状構造を有するオリゴマー(B)がスチレン系化合物およびインデン系化合物から選ばれる少なくとも1種のモノマー由来の繰り返し単位を有する光学部品用環状オレフィン系樹脂組成物。
[4]
上記[1]乃至[3]のいずれか一つに記載の光学部品用環状オレフィン系樹脂組成物において、
当該環状オレフィン系樹脂組成を用いて厚み2mmの試験片を作製したとき、
上記試験片の波長587.6nmにおける屈折率(nd)が1.530以上1.580以下である光学部品用環状オレフィン系樹脂組成物。
[5]
上記[1]乃至[4]のいずれか一つに記載の光学部品用環状オレフィン系樹脂組成物において、
当該環状オレフィン系樹脂組成を用いて厚み2mmの試験片を作製したとき、
上記試験片のアッベ数(νd)と波長587.6nmにおける屈折率(nd)とが以下の式(1)を満たす光学部品用環状オレフィン系樹脂組成物。
nd≧1.619−0.0015×νd (1)
[6]
上記[1]乃至[5]のいずれか一つに記載の光学部品用環状オレフィン系樹脂組成物を含む成形体。
[7]
上記[6]に記載の成形体を含む光学部品。
[8]
上記[7]に記載の光学部品において、
fθレンズ、撮像レンズ、センサーレンズ、プリズムまたは導光板である光学部品。
まず、本発明に係る実施形態の環状オレフィン系樹脂組成物について説明する。
本実施形態に係る環状オレフィン系樹脂組成物は、環状オレフィン共重合体(A)と、芳香族環状構造を有するオリゴマー(B)と、を含む。そして、芳香族環状構造を有するオリゴマー(B)の重量平均分子量(Mw)が500以上5000以下であり、芳香族環状構造を有するオリゴマー(B)の溶解度パラメータが18.0MPa1/2以上21.0MPa1/2以下である。さらに、環状オレフィン系樹脂組成物に含まれる環状オレフィン共重合体(A)および芳香族環状構造を有するオリゴマー(B)の合計を100質量部としたとき、環状オレフィン共重合体(A)の含有量が70質量部以上99質量部以下であり、芳香族環状構造を有するオリゴマー(B)の含有量が1質量部以上30質量部以下である。
また、芳香族環状構造を有するオリゴマー(B)の含有量が1質量部以上30質量部以下であるが、得られる成形体の透明性および屈折率の性能バランスをより向上させる観点から、5質量部以上25質量部以下が好ましく、10質量部以上20質量部以下がより好ましい。
また、アッベ数(νd)と屈折率(nd)とが以下の式(1)の関係を満たすと、得られる光学部品の光学特性を良好に保ちつつ、厚みをより薄くすることができる。
nd≧1.619−0.0015×νd (1)
本実施形態に係る環状オレフィン共重合体(A)は、環状オレフィンに由来する繰り返し単位を必須構成単位とする共重合体である。
本実施形態に係る環状オレフィン共重合体(A)を構成する環状オレフィン化合物は特に限定はされないが、例えば、国際公開第2006/0118261号の段落0037〜0063に記載の環状オレフィンモノマーを挙げることができる。
本実施形態に係る環状オレフィン共重合体(A)の共重合原料の一つであるオレフィンモノマーは付加共重合して上記一般式(I)で表される構成単位を形成するものである。具体的には上記一般式(I)に対応する下記一般式(Ia)で表されたオレフィンモノマーが用いられる。
本実施形態に係る環状オレフィン共重合体(A)を構成する構成単位の全体を100モル%としたとき、オレフィン由来の繰り返し単位(a)の割合が、好ましくは5モル%以上95モル%以下、より好ましくは20モル%以上90モル%以下、さらに好ましくは40モル%以上85モル%以下、特に好ましくは50モル%以上80モル%以下である。
なお、オレフィン由来の繰り返し単位(a)の割合は、13C−NMRによって測定することができる。
本実施形態に係る環状オレフィン共重合体(A)の共重合原料の一つである環状オレフィンモノマー(b)は付加共重合して上記一般式(II)、上記一般式(III)または上記一般式(IV)で表される環状オレフィン由来の繰り返し単位(b)を形成するものである。具体的には、上記一般式(II)、上記一般式(III)、および上記一般式(IV)にそれぞれ対応する一般式(IIa)、(IIIa)、および(IVa)で表される環状オレフィンモノマー(b)が用いられる。
分子量が上記下限値以上であると、成形体の機械的強度を向上させることができる。また、分子量が上記上限値以下であると、成形性を向上させることができる。
芳香族環状構造を有するオリゴマー(B)の重量平均分子量(Mw)は500以上5000以下であるが、得られる成形体の透明性および屈折率の性能バランスをより向上させる観点から、800以上4000以下が好ましく、1000以上3500以下がより好ましく、1500以上3000以下が特に好ましい。
ここで、芳香族環状構造を有するオリゴマー(B)の重量平均分子量(Mw)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)で測定されるポリスチレン換算の値である。
本実施形態において、溶解度パラメータはMaterials StudioのSynthiaモジュールを用いて計算したFedorsのパラメータである。
このようなスチレン系化合物としては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、α−エチルスチレン、α−プロピルスチレン、α−イソプロピルスチレン、α−t−ブチルスチレン、2−メチルスチレン、3−メチルスチレン、4−メチルスチレン、2,4−ジイソプロピルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、4−t−ブチルスチレン、5−t−ブチル−2−メチルスチレン、4−イソプロペニルトルエン、モノクロロスチレン、ジクロロスチレン、モノフルオロスチレン、4−フェニルスチレン等が挙げられる。
このようなインデン系化合物としては、例えば、インデン、メチルインデン、エチルインデン、プロピルインデン、ブチルインデン等が挙げられる。
本実施形態に係る芳香族環状構造を有するオリゴマー(B)は、前述のスチレン系化合物またはインデン系化合物と共重合可能な他の単量体由来の繰り返し単位をさらに有していてもよい。
芳香族ビニル化合物の重合方法には格別な制限はなく、公知の方法に従って行なうことができる。
本実施形態に係る環状オレフィン系樹脂組成物には、必要に応じて、耐候安定剤、耐熱安定剤、酸化防止剤、金属不活性化剤、塩酸吸収剤、帯電防止剤、難燃剤、スリップ剤、アンチブロッキング剤、防曇剤、滑剤、天然油、合成油、ワックス、有機または無機の充填剤等を本発明の目的を損なわない程度に配合することができ、その配合割合は適宜量である。
次に、本発明に係る実施形態の成形体について説明する。
本実施形態に係る成形体は本実施形態に係る環状オレフィン系樹脂組成物を含んでいる。
本実施形態に係る成形体は本実施形態に係る環状オレフィン系樹脂組成物を含むため、透明性および屈折率の性能バランスに優れている。そのため像を高精度に識別する必要がある光学系において、光学部品として好適に用いることができる。光学部品とは光学系機器等に使用される部品であり、具体的には、fθレンズ、撮像レンズ、センサーレンズ、プリズム、導光板等が挙げられる。
なお、光学部品として用いる場合、公知の反射防止膜を表面に設けることにより、光線透過率をさらに向上させることができる。
本実施形態に係る環状オレフィン系樹脂組成物を成型して成形体を得る方法としては特に限定されるものではなく、公知の方法を用いることができる。その用途および形状にもよるが、例えば、押出成形、射出成形、インフレーション成形、ブロー成形、押出ブロー成形、射出ブロー成形、プレス成形、真空成形、パウダースラッシュ成形、カレンダー成形、発泡成形等が適用可能である。これらの中でも、成形性、生産性の観点から射出成形法が好ましい。また、成形条件は使用目的、または成形方法により適宜選択されるが、例えば射出成形における樹脂温度は、通常150℃〜400℃、好ましくは200℃〜350℃、より好ましくは230℃〜330℃の範囲で適宜選択される。
また、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
各実施例および比較例において、各種物性は下記の方法によって測定または評価し、得られた結果を表1に示した。
[樹脂組成物の調製]
各成分を表1の配合量で東洋積製作所製ラボプラストミルを用いて溶融混練し、環状オレフィン樹脂組成物を得た。
プレス成形機を用いて、上記で得られた樹脂組成物を成形し、試験片を作製した。
得られた厚み0.5mmの試験片の内部ヘイズを測定し、以下の基準で透明性をそれぞれ評価した。
内部ヘイズは、ヘイズ計(日本電色工業社製NDH−20D)を用い、ベンジルアルコール中でそれぞれ測定した。
◎:内部ヘイズが1.0%未満
〇:内部ヘイズが1.0%以上3.0%未満
×:目視で試験片が白濁しているもの、または内部ヘイズが3.0%以上
屈折率計(島津製作所社製KPR−200)を用いて、厚み2mmの試験片の波長587.6nm、25℃における屈折率(nd)を測定した。
ASTM D542に準拠して、アッベ屈折計を用いて、厚み2mmの試験片の25℃におけるアッベ数(νd)を測定した。
A−1:エチレンと環状オレフィン(テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン)との共重合体(エチレン含量:65mol%、テトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセン含量:35mol%、極限粘度[η]:0.46dl/g)
ここで、上記の環状オレフィン共重合体(A))は、国際公開第2008/068897号の実施例に記載の合成例に準じた方法により合成した。
A−2:環状オレフィンの単独重合体(日本ゼオン社製、ZeonexE48R)
B−1:芳香族環状構造含有オリゴマー(重量平均分子量:2000、溶解度パラメータ:19.3MPa1/2)
B−2:芳香族環状構造含有オリゴマー(重量平均分子量:2105、溶解度パラメータ:19.6MPa1/2)
B−3:芳香族環状構造含有オリゴマー(重量平均分子量:2590、溶解度パラメータ:19.7MPa1/2)
B−4:ポリスチレン(重量平均分子量:35000、溶解度パラメータ:20.1MPa1/2)
攪拌翼を備えた実容量1270mlのオートクレーブに、α−メチルスチレンおよび脱水精製したトルエンの混合物(容量比:モノマーの合計/トルエン=1/1)と、脱水精製したトルエンで10倍希釈したボロントリフロライドフェノラート錯体(フェノール1.7倍当量)とを連続的に供給し、反応温度を5℃で重合反応させた。このとき、触媒量は全モノマーに対し0.20wt%の割合とし、モノマーの供給量が1.0リットル/時間となるように原料を供給した。引き続き、この反応混合物を2段目のオートクレーブに移送し、5℃で重合反応を続けさせた後、1段目と2段目のオートクレーブ中での合計滞留時間が2時間になった所で、連続的に反応混合物を排出し、滞留時間の3倍となった所で1リットルの反応混合物を採取し、重合反応を終了させた。重合終了後、採取した反応混合物に1規定のNaOH水溶液を添加し、触媒残さを脱灰した。更に得られた反応混合物を多量の水で5回洗浄した後、エバポレーターで溶媒および未反応モノマーを減圧留去して、芳香族環状構造含有オリゴマー(B−1)を得た。得られた芳香族環状構造含有オリゴマー(B−1)は、重量平均分子量Mw=2000であった。
攪拌翼を備えた実容量1270mlのオートクレーブに、イソプロペニルトルエン、インデンおよび脱水精製したトルエンの混合物(容量比:モノマーの合計/トルエン=1/1)と、脱水精製したトルエンで10倍希釈したボロントリフロライドフェノラート錯体(フェノール1.7倍当量)とを連続的に供給し、反応温度を5℃で重合反応させた。このとき、イソプロペニルトルエンとインデンの重量比は50/50、触媒量は全モノマーに対し0.20wt%の割合とし、モノマーの供給量が1.0リットル/時間となるように原料を供給した。引き続き、この反応混合物を2段目のオートクレーブに移送し、5℃で重合反応を続けさせた後、1段目と2段目のオートクレーブ中での合計滞留時間が2時間になった所で、連続的に反応混合物を排出し、滞留時間の3倍となった所で1リットルの反応混合物を採取し、重合反応を終了させた。重合終了後、採取した反応混合物に1規定のNaOH水溶液を添加し、触媒残さを脱灰した。更に得られた反応混合物を多量の水で5回洗浄した後、エバポレーターで溶媒および未反応モノマーを減圧留去して、芳香族環状構造含有オリゴマー(B−2)を得た。得られた芳香族環状構造含有オリゴマー(B−2)は、重量平均分子量Mw=2105であった。
攪拌翼を備えた実容量1270mlのオートクレーブに、α−メチルスチレン、スチレンおよび脱水精製したトルエンの混合物(容量比:モノマーの合計/トルエン=1/1)と、脱水精製したトルエンで10倍希釈したボロントリフロライドフェノラート錯体(フェノール1.7倍当量)とを連続的に供給し、反応温度を5℃で重合反応させた。このとき、α−メチルスチレンとスチレンの重量比は63/37、触媒量は全モノマーに対し0.11wt%の割合とし、モノマーの供給量が1.0リットル/時間となるように原料を供給した。引き続き、この反応混合物を2段目のオートクレーブに移送し、5℃で重合反応を続けさせた後、1段目と2段目のオートクレーブ中での合計滞留時間が2時間になった所で、連続的に反応混合物を排出し、滞留時間の3倍となった所で1リットルの反応混合物を採取し、重合反応を終了させた。重合終了後、採取した反応混合物に1規定のNaOH水溶液を添加し、触媒残さを脱灰した。更に得られた反応混合物を多量の水で5回洗浄した後、エバポレーターで溶媒および未反応モノマーを減圧留去して、芳香族環状構造含有オリゴマー(B−3)を得た。得られた芳香族環状構造含有オリゴマー(B−3)は、重量平均分子量Mw=2590であった。
ここで、環状オレフィン系重合体以外の成分の重量平均分子量は、GPC測定により測定し、標準ポリスチレン換算値として求めた。GPC測定は以下の条件で行った。
装置:GPC HLC−8320(東ソー株式会社製)
溶剤:テトラヒドロフラン
カラム:TSKgel G7000×1、TSKgel G4000×2、TSKgel G2000×1(何れも東ソー社製)
流速:1.0ml/分
試料:20mg/mL テトラヒドロフラン溶液
温度:室温
[溶解度パラメータ]
環状オレフィン系重合体以外の成分の溶解度パラメータは、Materials StudioのSynthiaモジュールを用いて計算したFedorsのパラメータを採用した。
Claims (8)
- 環状オレフィン共重合体(A)と、芳香族環状構造を有するオリゴマー(B)と、を含む光学部品用環状オレフィン系樹脂組成物であって、
前記芳香族環状構造を有するオリゴマー(B)の重量平均分子量(Mw)が500以上5000以下であり、
前記芳香族環状構造を有するオリゴマー(B)の溶解度パラメータが18.0MPa1/2以上21.0MPa1/2以下であり、
前記光学部品用環状オレフィン系樹脂組成物に含まれる前記環状オレフィン共重合体(A)および前記芳香族環状構造を有するオリゴマー(B)の合計を100質量部としたとき、前記環状オレフィン共重合体(A)の含有量が70質量部以上99質量部以下であり、前記芳香族環状構造を有するオリゴマー(B)の含有量が1質量部以上30質量部以下であり、
前記環状オレフィン共重合体(A)が、
下記一般式(I)で表される少なくとも1種のオレフィン由来の繰り返し単位(a)と、
下記一般式(II)で表される繰り返し単位、下記一般式(III)で表される繰り返し単位および下記一般式(IV)で表される繰り返し単位からなる群から選ばれる少なくとも1種の環状オレフィン由来の繰り返し単位(b)と、を含有する光学部品用環状オレフィン系樹脂組成物(ただし、水素化された芳香族環状構造を有するオリゴマーを含む場合を除く。)。
(上記一般式(I)において、R 300 は水素原子又は炭素原子数1〜29の直鎖状または分岐状の炭化水素基を示す。)
(上記一般式(II)において、uは0または1であり、vは0または正の整数であり、wは0または1であり、R 61 〜R 78 ならびにR a1 およびR b1 は、互いに同一でも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子数1〜20のハロゲン化アルキル基、炭素原子数3〜15のシクロアルキル基または炭素原子数6〜20の芳香族炭化水素基であり、R 75 〜R 78 は、互いに結合して単環または多環を形成していてもよい。)
(上記一般式(III)において、xおよびdは0または1以上の整数であり、yおよびzは0、1または2であり、R 81 〜R 99 は、互いに同一でも異なっていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、炭素原子数1〜20のアルキル基若しくは炭素原子数3〜15のシクロアルキル基である脂肪族炭化水素基、炭素原子数6〜20の芳香族炭化水素基またはアルコキシ基であり、R 89 およびR 90 が結合している炭素原子と、R 93 が結合している炭素原子またはR 91 が結合している炭素原子とは、直接あるいは炭素原子数1〜3のアルキレン基を介して結合していてもよく、またy=z=0のとき、R 95 とR 92 またはR 95 とR 99 とは互いに結合して単環または多環の芳香族環を形成していてもよい。)
(上記一般式(IV)において、R 100 、R 101 は、互いに同一でも異なっていてもよく、水素原子または炭素原子数1〜5の炭化水素基を示し、fは1≦f≦18である。) - 請求項1に記載の光学部品用環状オレフィン系樹脂組成物において、
前記環状オレフィン共重合体(A)中の前記環状オレフィン由来の繰り返し単位(b)が、ビシクロ[2.2.1]−2−ヘプテンおよびテトラシクロ[4.4.0.12,5.17,10]−3−ドデセンから選ばれる少なくとも一種の化合物に由来する繰り返し単位である光学部品用環状オレフィン系樹脂組成物。 - 請求項1または2に記載の光学部品用環状オレフィン系樹脂組成物において、
前記芳香族環状構造を有するオリゴマー(B)がスチレン系化合物およびインデン系化合物から選ばれる少なくとも1種のモノマー由来の繰り返し単位を有する光学部品用環状オレフィン系樹脂組成物。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の光学部品用環状オレフィン系樹脂組成物において、
当該環状オレフィン系樹脂組成を用いて厚み2mmの試験片を作製したとき、
前記試験片の波長587.6nmにおける屈折率(nd)が1.530以上1.580以下である光学部品用環状オレフィン系樹脂組成物。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光学部品用環状オレフィン系樹脂組成物において、
当該環状オレフィン系樹脂組成を用いて厚み2mmの試験片を作製したとき、
前記試験片のアッベ数(νd)と波長587.6nmにおける屈折率(nd)とが以下の式(1)を満たす光学部品用環状オレフィン系樹脂組成物。
nd≧1.619−0.0015×νd (1) - 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の光学部品用環状オレフィン系樹脂組成物を含む成形体。
- 請求項6に記載の成形体を含む光学部品。
- 請求項7に記載の光学部品において、
fθレンズ、撮像レンズ、センサーレンズ、プリズムまたは導光板である光学部品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017025910A JP6851216B2 (ja) | 2017-02-15 | 2017-02-15 | 環状オレフィン系樹脂組成物、成形体および光学部品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2017025910A JP6851216B2 (ja) | 2017-02-15 | 2017-02-15 | 環状オレフィン系樹脂組成物、成形体および光学部品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2018131528A JP2018131528A (ja) | 2018-08-23 |
| JP6851216B2 true JP6851216B2 (ja) | 2021-03-31 |
Family
ID=63248905
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2017025910A Active JP6851216B2 (ja) | 2017-02-15 | 2017-02-15 | 環状オレフィン系樹脂組成物、成形体および光学部品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP6851216B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019218118A (ja) * | 2018-06-21 | 2019-12-26 | 三井化学株式会社 | 医療用容器および医療用容器用環状オレフィン系樹脂組成物 |
Family Cites Families (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3341954B2 (ja) * | 1994-09-26 | 2002-11-05 | 三井化学株式会社 | 樹脂組成物 |
| WO2009104372A1 (ja) * | 2008-02-20 | 2009-08-27 | ユニチカ株式会社 | 樹脂組成物、それを用いた積層体、その積層体を用いた成形体 |
| JP5512091B2 (ja) * | 2008-03-13 | 2014-06-04 | AzエレクトロニックマテリアルズIp株式会社 | 高精細印刷用インキ組成物およびそれを用いた高精細パターンの形成方法 |
| JP5077042B2 (ja) * | 2008-04-18 | 2012-11-21 | Jsr株式会社 | 射出成形体形成用樹脂組成物および射出成形体 |
| JP2011215193A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Nippon Zeon Co Ltd | 光学素子 |
| JP2013124310A (ja) * | 2011-12-15 | 2013-06-24 | Nippon Zeon Co Ltd | 脂環構造含有重合体組成物及びその利用 |
| WO2016121805A1 (ja) * | 2015-01-30 | 2016-08-04 | 積水メディカル株式会社 | 貼付剤 |
-
2017
- 2017-02-15 JP JP2017025910A patent/JP6851216B2/ja active Active
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019218118A (ja) * | 2018-06-21 | 2019-12-26 | 三井化学株式会社 | 医療用容器および医療用容器用環状オレフィン系樹脂組成物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2018131528A (ja) | 2018-08-23 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR101850169B1 (ko) | 환상 올레핀 개환 중합체, 그의 수소화체 및 상기 수소화체 조성물, 및 트리시클로펜타디엔 | |
| TWI599591B (zh) | 環烯烴類開環共聚物 | |
| TW201641584A (zh) | 樹脂組成物及光學鏡片 | |
| JP7269332B2 (ja) | 環状オレフィン系樹脂組成物、成形体および光学部品 | |
| JP6851216B2 (ja) | 環状オレフィン系樹脂組成物、成形体および光学部品 | |
| JP6863800B2 (ja) | 環状オレフィン系樹脂組成物、成形体および光学部品 | |
| JP6986986B2 (ja) | フッ素含有環状オレフィン系共重合体および成形体 | |
| JP2024117739A (ja) | 環状オレフィン系樹脂組成物、成形体および光学部品 | |
| JP7133997B2 (ja) | 医療用容器および医療用容器用環状オレフィン系樹脂組成物 | |
| KR102940668B1 (ko) | 환상 올레핀계 수지 조성물 및 성형체 | |
| CN107663245B (zh) | 嵌段共聚物氢化物 | |
| JP7451570B2 (ja) | 光学部品 | |
| JP2010184955A (ja) | 樹脂組成物、ペンタエリスリトール誘導体組成物およびその製造方法 | |
| JP2002012624A (ja) | 環状オレフィン系(共)重合体及び光学材料 | |
| JP7028961B2 (ja) | 光学レンズ | |
| TWI918620B (zh) | 光學零件 | |
| JP2020152745A (ja) | 環状オレフィン系共重合体ペレット、成形体、及び、環状オレフィン系共重合体ペレットの製造方法 | |
| JP7792502B2 (ja) | 環状オレフィン系共重合体、環状オレフィン系共重合体組成物、成形体及び光学部品 | |
| JP5366740B2 (ja) | 含エーテル環状構造含有ポリマー、光学材料用樹脂組成物、並びにその成形体、光学部品及びレンズ | |
| JP7576494B2 (ja) | 光学部品 | |
| TWI819173B (zh) | 光學零件用環狀烯烴共聚合物、光學零件用環狀烯烴共聚合物組成物及成形體 | |
| JP2023138332A (ja) | 環状オレフィン系樹脂組成物、成形体及び光学部品 | |
| JP2023051362A (ja) | 容器用樹脂組成物 | |
| JPH03207755A (ja) | ポリ(フェニレンエーテル)系樹脂組成物 | |
| JP2015184449A (ja) | プラスチックレンズ |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191122 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201026 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201104 |
|
| A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20210104 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210106 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210224 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210309 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6851216 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
