JP6871027B2 - 衛星通信車および衛星通信車用の設備ユニット - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、衛星通信車および衛星通信車用の設備ユニットに関する。
衛星通信設備を備えることで、事件や事故、災害時に現地の映像や音声といった情報素材を衛星通信経由で送受信可能な衛星通信車が知られている。このような衛星通信車は、情報素材の編集に用いられる制作設備と、前記制作設備を用いて編集された情報素材を衛星通信経由で送受信する伝送設備と、前記制作設備や前記伝送設備に電源を供給する電源設備とを備えている。
ところで、衛星通信車の車内には、乗員が乗り込む制作設備周囲の空間と、伝送設備および電源設備の周囲の空間との間を仕切る仕切り壁が設けられている。そして、制作設備周囲の空間は、空調機から吐出される冷却風により冷却が行われる。一方で、伝送設備および電源設備の周囲の空間は、車体の外部に開口した吸気孔から車内に取り込まれる外気により冷却が行われる。
しかしながら、伝送設備および電源設備の周囲の空間に取り込まれる外気の温度は、季節による変動がある。このため、外気の温度が高い場合、伝送設備および電源設備の冷却効率が低下する場合がある。また、事件や事故、災害時に現地へ派遣される衛星通信車は、空気中に塵埃が多い環境に滞在する場合もある。このような場合、外気とともに車内に流入する塵埃が伝送設備または電源設備の故障の原因となり、これら設備の信頼性が低下する場合がある。
特開平3−156997号公報
本発明が解決しようとする課題は、冷却効率の向上を図るとともに、信頼性のさらなる向上を図ることができる衛星通信車および衛星通信車用の設備ユニットを提供することである。
実施形態の衛星通信車は、車体と、空調機と、車室内構造体とを持つ。前記車体は、制作設備配置部と、前記制作設備配置部よりも車両後方にそれぞれ位置した伝送設備配置部および電源設備配置部とを含む車室を形成している。前記空調機は、前記制作設備配置部の上方に設けられている。前記車室内構造体は、前記空調機から前記制作設備配置部に吐出された空気の一部を前記伝送設備配置部および前記電源設備配置部の少なくとも一方に導くとともに、前記伝送設備配置部および前記電源設備配置部の少なくとも一方を通過した空気を前記空調機に向けて導く。前記車体は、車両幅方向に分かれた一対の側壁として、第1側壁と、前記第1側壁とは反対側に位置した第2側壁とを有する。前記制作設備配置部は、前記制作設備配置部に配置される制作設備と前記第1側壁との間に規定される第1空間と、前記制作設備と前記第2側壁との間に規定される第2空間とを含む。前記空調機は、前記第1空間に少なくとも一部が配置された吸込口を通じて前記車室内から空気を吸い込み、前記第2空間に配置された吐出口から前記車室内に空気を吐出する。前記車室内構造体は、前記伝送設備配置部および前記電源設備配置部の少なくとも一方を通過した空気を前記第1空間に向けて導く第1空気流れガイドを含む。前記第1空気流れガイドの出口の少なくとも一部は、前記車両幅方向において、前記吸込口と比べて前記第1側壁の近くに位置する。

第1の実施形態の衛星通信車の外観を示す図。 図1中に示された衛星通信車のF2−F2線に沿う断面図。 図1中に示された衛星通信車を一部断面で示す背面図。 図2中に示された衛星通信車のF4−F4線に沿う断面図。 第1の実施形態の車室内構造体の作用を示す断面図。 第1の実施形態の車室内構造体の作用を示す断面図。 第2の実施形態の衛星通信車を示す断面図。 第3の実施形態の衛星通信車を示す断面図。 図8中に示された衛星通信車のF9−F9線に沿う断面図。
以下、実施形態の衛星通信車および衛星通信車用の設備ユニットを、図面を参照して説明する。なお以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。また、実施形態で言う「前」、「後」、「左」、「右」は、それぞれ車両の進行方向を基準とした方向である。
(第1の実施形態)
図1から図6を参照し、第1の実施形態の衛星通信車1について説明する。
図1は、本実施形態の衛星通信車1の外観を示す図である。
図1に示すように、衛星通信車1は、車体5と、車体5に搭載される設備ユニット6とを有する。設備ユニット6は、空調機11と、車室内構造体12(図2参照)とを含む。
まず、車体5について説明する。
車体5は、天井壁5a、前壁5b、右側壁5c、左側壁5d、および後壁5eを含む。天井壁5a、前壁5b、右側壁5c、左側壁5d、および後壁5eは、それぞれ車体5の外郭の一部を形成している。右側壁5cは、「第1側壁」の一例である。左側壁5dは、「第2側壁」の一例であり、車体5のなかで右側壁5cとは反対側に位置する。例えば、左側壁5dには、乗降用のドアDが設けられている。
前壁5b、右側壁5c、左側壁5d、および後壁5eの間には、車室Rが形成されている。ここで言う「車室」とは、車体5内に形成される空間を広く意味する。すなわち、「車室」とは、乗員が乗車する居室に限定されず、各種機器が収納される収納室や荷物室も含む意味で用いられている。
次に、車体5の内部について説明する。
図2は、図1中に示された衛星通信車1のF2−F2線に沿う断面図である。
図2に示すように、車室R内は、少なくとも、制作設備配置部21、伝送設備配置部31、および電源設備配置部41に大きく分かれている。伝送設備配置部31および電源設備配置部41は、制作設備配置部21よりも車両後方に設けられている。以下、これら設備配置部について述べる。
まず、制作設備配置部21について説明する。
制作設備配置部(制作室)21は、制作設備22が配置されるとともに、制作設備22を操作する乗員が作業を行う領域である。制作設備22は、衛星通信車1の派遣先で取得された映像や音声などの情報素材を収録し、それら情報素材の編集に用いられる設備である。例えば、制作設備22は、複数の制作設備ラック22aと、制作設備ラック22aに収納された複数の制作機器22bとを含む。制作機器22bは、例えば、情報素材の記録装置や、編集装置、モニターなどである。本実施形態では、複数の制作設備ラック22a(複数の制作機器22b)は、車両幅方向における車室Rの中心に対して車体5の右側壁5cに寄った位置に配置されている。複数の制作設備ラック22a(複数の制作機器22b)は、右側壁5cに沿って、車両前後方向に並べられている。
ここで、制作設備配置部21は、制作設備22を基準として区分けされる、第1空間S1と、第2空間S2とを含む。第1空間S1は、右側壁5cと制作設備22との間に規定される空間である。第1空間S1は、例えば、右側壁5cと制作設備22との間に形成される通気用および配線用の隙間である。一方で、第2空間S2は、左側壁5dと制作設備22との間に規定される空間である。第2空間S2は、制作設備22を操作する乗員が作業を行う空間である。第2空間S2は、第1空間S1に比べて広い。
次に、空調機11と制作設備配置部21との位置関係を説明する。
空調機11は、車体5の天井壁5aに取り付けられ、制作設備配置部21の上方に設けられている(図1参照)。車体5の天井壁5aには、吸込口51と、吐出口52とが設けられている。空調機11は、吸込口51を通じて制作設備配置部21から空気を吸い込むとともに、吸い込んだ空気を冷却し、吐出口52を通じて制作設備配置部21に冷たい空気を吐出する。空調機11は、車室R内から吸い込んだ空気を車室R内に戻す内気循環式の空調機である。
ここで、吸込口51は、第2空間S2よりも第1空間S1の近くに位置する。本実施形態では、吸込口51の少なくとも一部は、車体5の平面視において、第1空間S1に重なる。例えば、吸込口51は、車体5の平面視において、第2空間S2には重ならない。
一方で、吐出口52は、第1空間S1よりも第2空間S2の近くに位置する。本実施形態では、吐出口52は、車体5の平面視において、第2空間S2に重なっている。例えば、吐出口52は、車体5の平面視において、第1空間S1には重ならない。本実施形態では、吐出口52は、車両前方に向けて空気を吐出する第1吐出孔52a、車両後方に向けて空気を吐出する第2吐出孔52b、および車体5の右側壁5cまたは左側壁5dに向けて空気を吐出する複数の第3吐出孔52cを含む。
次に、伝送設備配置部31について説明する。
伝送設備配置部31は、車体5の後部に設けられている。伝送設備配置部31は、車両幅方向において車体5の略中央部に位置する。伝送設備配置部31は、伝送設備32が配置される領域である。伝送設備32は、衛星通信車1に搭載される図示しないアンテナ(例えばパラボラアンテナ)に接続されるとともに、ケーブル61を介して制作設備22に接続されている。伝送設備32は、制作設備22で編集された映像や音声などの情報素材を、衛星通信を経由して局へ送受信する設備である。伝送設備32は、伝送設備ラック32aと、伝送設備ラック32aに収納された伝送機器32bとを含む。伝送機器32bは、例えば、映像や音声などの情報素材を無線送信可能な信号に変換する変換機である。伝送設備32(伝送機器32b)は、例えば電源設備42よりも発熱量が大きい。伝送設備32は、空調機11の第2吐出孔52bから車両後方に真っ直ぐ進んだところにある。
本実施形態では、伝送設備32は、伝送設備配置部31の中央部に対して、車両前方に寄った位置に設けられている。言い換えると、伝送設備32は、車体5の後壁5eに対してよりも、制作設備配置部21と伝送設備配置部31との間に設けられた仕切り壁71(後述)の近くに配置されている。これにより、伝送設備32と車体5の後壁5eとの間には、複数のケーブル61,62が通される十分に広い通線スペースCSが確保されている。例えば、複数のケーブル61,62は、多くのケーブルが束ねられたケーブル束ではなく、比較的ばらした状態で通線スペースCSに設けられる。
次に、電源設備配置部41について説明する。
電源設備配置部(電源収納庫)41は、車体5の後部に設けられている。電源設備配置部41は、伝送設備配置部31と左側壁5dとの間に設けられている。電源設備配置部41は、電源設備42が配置される領域である。電源設備42は、ケーブル62を介して制作設備22および伝送設備32に接続されている。電源設備42は、制作設備22および伝送設備32など車両内の設備に電源を供給する設備である。電源設備42は、複数の電源機器42a(例えばバッテリ)を含む。
ここで、図3は、本実施形態の衛星通信車1を一部断面で示す背面図である。
図3に示すように、伝送設備配置部31および電源設備配置部41は、衛星通信車1に搭載される発電機Gの上方に設けられ、車体5のなかで比較的高い領域に位置する。伝送設備配置部31および電源設備配置部41は、互いに略同じ高さに配置されている。
次に、図2に戻り、車室Rに設けられた車室内構造体12について説明する。
本実施形態の車室内構造体12は、少なくとも1つの空気流れガイドを含み、空調機11から制作設備配置部21に吐出された空気の一部を伝送設備配置部31および電源設備配置部41に導くとともに、伝送設備配置部31および電源設備配置部41を通過した空気を空調機11に向けて導く。例えば、車室内構造体12は、空調機11から伝送設備配置部31および電源設備配置部41に向かう空気の流れ経路とは異なる経路で、伝送設備配置部31および電源設備配置部41を通過した空気を空調機11に向けて戻す。
図2に示すように、車室内構造体12は、第1仕切り壁71、第2仕切り壁72、第1ダクト部材73、第1ファン74、第1蓋75、第2蓋76、第2ファン77、および第2ダクト部材78を含む。
第1仕切り壁71は、制作設備配置部21と、伝送設備配置部31および電源設備配置部41の少なくとも一方との間に設けられている。本実施形態では、第1仕切り壁71は、制作設備配置部21と伝送設備配置部31との間、および制作設備配置部21と電源設備配置部41との間の両方に設けられている。第1仕切り壁71は、制作設備配置部21と伝送設備配置部31との間、および制作設備配置部21と電源設備配置部41との間を仕切っている。これにより、伝送設備32および電源設備42が、乗員が乗車する制作設備配置部21には直接露出しないようになっている。なお、ここで言う「仕切る」および「仕切り板」は、車室R内の空間を完全に仕切る場合に限定されず、少なくとも部分的に仕切っていればよい。
ここで、図4は、図2中に示された衛星通信車1のF4−F4線に沿う断面図である。
図4に示すように、第1仕切り壁71は、固定壁81、第1脱着アクリル板82、着脱式仕切り壁83、および第2脱着アクリル板84を含む。
固定壁81は、車体5に対して固定されている。固定壁81は、第1開口部81aと、第2開口部81bとを有する。第1開口部81aは、制作設備配置部21と伝送設備配置部31との間に設けられている。第2開口部81bは、制作設備配置部21と電源設備配置部41との間に設けられている。
第1脱着アクリル板82は、第1開口部81aに着脱可能に取り付けられている。第1脱着アクリル板82は、例えば透明部材であるが、これに限定されない。第1脱着アクリル板82は、制作設備配置部21と伝送設備配置部31とを連通させる複数の第1通風孔82aを有する。
着脱式仕切り壁83は、第2開口部81bに着脱可能に取り付けられている。乗員は、着脱式仕切り壁83を固定壁81から取り外すことで、例えばアンテナの下部を確認することができる。着脱式仕切り壁83は、第3開口部83aを有する。
第2脱着アクリル板84は、第3開口部83aに着脱可能に取り付けられている。第2脱着アクリル板84は、例えば透明部材であるが、これに限定されない。第2脱着アクリル板84は、制作設備配置部21と電源設備配置部41とを連通させる複数の第2通風孔84aを有する。
図2に示すように、第1通風孔82aおよび第2通風孔84aは、制作設備配置部21の第2空間S2に露出している。第1通風孔82aは、制作設備配置部21の第2空間S2を流れる空気の一部を伝送設備配置部31に向けて通す。一方で、第2通風孔84aは、制作設備配置部21の第2空間S2を流れる空気の一部を電源設備配置部41に向けて通す。なお、図2は、説明の便宜上、図4中のA−A線に沿う断面で切断された断面図である。
第2仕切り壁72は、伝送設備配置部31と電源設備配置部41との間に設けられている。第2仕切り壁72は、伝送設備配置部31と電源設備配置部41との間を部分的に仕切っている。なお、伝送設備配置部31と電源設備配置部41とは、第2仕切り壁72と車体5の後壁5eとの間の隙間gを通じて互いに連通している。
第1ダクト部材73は、伝送設備配置部31から制作設備配置部21に向けて延びている。第1ダクト部材73は、伝送設備配置部31に開口した第1端部73aと、制作設備配置部21に開口した第2端部73bとを有する。本実施形態では、第1ダクト部材73は、この第1ダクト部材73の内部に設けられたダクト内仕切り73cを有する(図2および図4参照)。第1ダクト部材73の内部は、ダクト内仕切り73cによって、排風ダクト91と、通線ダクト92とに仕切られている。
排風ダクト91は、第1ダクト部材73の第1端部73aと第2端部73bとに亘って設けられている。すなわち、排風ダクト91は、伝送設備配置部31から制作設備配置部21に向けて延びている。排風ダクト91は、伝送設備配置部31に開口した入口91aと、制作設備配置部21に開口した出口91bとを有する。排風ダクト91は、伝送設備配置部31および電源設備配置部41を通過した空気を、制作設備配置部21の第1空間S1に向けて導く。排風ダクト91は、「ダクト」の一例であり、且つ、「第1空気流れガイド」の一例である。
なお、ここで言う「空気流れガイド」とは、空気の流れを案内するように車室R内に少なくとも部分的に設けられた部材を広く意味し、例えば車室R内の一部に設けられた板材や仕切りなどでもよい。また、「ダクト」とは、完全に筒状に密閉された部材に限定されない。「ダクト」は、例えば、互いに間に隙間を空けて配置された複数の部材によって空気の通り道が実質的に規定される場合、それら複数の部材が「ダクト」に該当する。
本実施形態では、排風ダクト91は、通線ダクト92に比べて、車体5の右側壁5cの近くに配置されている。排風ダクト91の少なくとも一部(例えば出口91bを含む下流側の端部)は、車体5の右側壁5cに沿って車両前後方向に延びている。排風ダクト91の出口91bは、第2空間S2に比べて第1空間S1の近くに位置する。排風ダクト91の出口91bは、第1空間S1に向けて開口している。
本実施形態では、排風ダクト91は、制作設備22の近傍まで延びている。例えば、排風ダクト91の出口91bは、第1空間S1と伝送設備配置部31との間の中間点よりも第1空間S1の近くに位置する。例えば、排風ダクト91の出口91bと第1空間S1との間の距離dは、車両幅方向における第1空間S1の幅Wよりも短い。
通線ダクト92は、排風ダクト91に隣り合いながら、第1ダクト部材73の第1端部73aと第2端部73bとに亘って設けられている。すなわち、排風ダクト91は、伝送設備配置部31から制作設備配置部21に向けて延びている。通線ダクト92には、例えば、制作設備22と伝送設備32とを接続するケーブル61、および制作設備22と電源設備42とを接続するケーブル62が通されている。
以上説明したように、本実施形態では、1つのダクト部材73の内部がダクト内仕切り73cによって仕切られることで排風ダクト91と通線ダクト92とが形成されている。ただし、これに代えて、排風ダクト91および通線ダクト92は、互いに独立した複数のダクト部材によって形成されてもよい。
第1ファン(内気循環用ファン)74は、排風ダクト91の入口91aに設けられている。第1ファン74は、伝送設備配置部31内の空気を排風ダクト91の内部に流入させる。これにより、第1ファン74は、伝送設備配置部31および電源設備配置部41を通過した空気を、制作設備配置部21の第1空間S1に向けて導く。なお、第1ファン74は、排風ダクト91の入口91aに代えて、排風ダクト91の出口91bや、排風ダクト91の内部に設けられてもよい。
次に、第1蓋75、第2蓋76、第2ファン77、および第2ダクト部材78について説明する。
図2に示すように、車体5は、第1仕切り壁71と車体5の後壁5eとの間に形成される空間BSを車体5の外部にそれぞれ連通させる吸気孔101および排気孔102を有する。吸気孔101は、例えば吸気ガラリである。本実施形態では、吸気孔101は、車体5の左側壁5dに設けられている。すなわち、吸気孔101は、伝送設備配置部31よりも電源設備配置部41の近くに位置する。一方で、排気孔102は、車体5の後壁5eに設けられている。なお、ここで言う「後壁に設けられる」とは、後壁5eに設けられた後面扉に設けられる場合も含む。排気孔102は、電源設備配置部41よりも伝送設備配置部31の近くに位置する。
第1蓋75は、車体5に取り付けられ、吸気孔101を着脱可能に閉じている。同様に、第2蓋76は、車体5に取り付けられ、排気孔102を着脱可能に閉じている。第1蓋75および第2蓋76は、例えば、空調機11または第1ファン74の故障発生時のような不具合発生時に取り外される。なお、第1蓋75および第2蓋76は、図2では説明の便宜上、車体5の内側から車体5に取り付けられている例を示すが、これに代えて、車体5の外側から車体5に取り付けられてもよい。
第2ファン77は、排気孔102に対応して配置されている。第2ファン77は、第2蓋76が取り外された場合に、伝送設備配置部31内の空気を、排気孔102を通じて車体5の外部に排気する。
第2ダクト部材78は、吸気孔101の近傍から伝送設備配置部31に向けて延びている。例えば、第2ダクト部材78は、電源設備42の上方を通って延びている(図3参照)。第2ダクト部材78は、吸気孔101に隣り合う入口78aと、伝送設備配置部31に開口した出口78bとを有する。例えば、出口78bは、第2ダクト部材78が第2仕切り壁72を貫通することで、伝送設備配置部31に開口している。第2ダクト部材78は、第1蓋75が取り外れた場合に、吸気孔101から車室R内に流入する空気の一部を、伝送設備配置部31に向けて導く。第2ダクト部材78は、「第2空気流れガイド」の一例である。なお、第2空気流れガイドは、第1空気流れガイドと同様に、ダクトに限定されず、例えば車室R内の一部に設けられた板材や仕切りなどでもよい。
次に、本実施形態の車室内構造体12の作用について説明する。
図5は、衛星通信車1の通常時における車室内構造体12の作用を示す断面図である。
図5に示すように、衛星通信車1の通常時では、吸込口51を通じて制作設備配置部21から空調機11の内部に吸い込まれた空気が空調機11によって冷却され、吐出口52を通じて制作設備配置部21の第2空間S2に冷たい空気が吐出される。
吐出口52から制作設備配置部21の第2空間S2に吐出された空気の一部は、制作設備22に向けて流れ、制作設備22の周囲を流れることで制作設備22を冷却する。制作設備22の周囲を通過して例えば第1空間S1に達した空気は、吸込口51から空調機11の内部に再び取り込まれる。
本実施形態では、吐出口52から制作設備配置部21の第2空間S2に吐出された空気の別の一部(例えば、第2吐出孔52bから吐出された空気)は、空調機11から伝送設備配置部31に向けて流れる。そして、空調機11から伝送設備配置部31に向けて流れた空気の一部は、第1仕切り壁71の第1通風孔82aを通じて伝送設備配置部31に流入する。伝送設備配置部31に流入した空気は、伝送設備32の周囲を流れることで伝送設備32を冷却する。伝送設備32の周囲を通過した空気は、第1ファン74によって排風ダクト91の内部に送られる。排風ダクト91の内部に送られた空気は、排風ダクト91の内部を流れ、排風ダクト91の出口91bから制作設備22の第1空間S1に流入する。第1空間S1に流入した空気は、制作設備22の背面に放出される排熱を冷却しつつ、吸込口51から空調機11の内部に再び取り込まれる。
さらに本実施形態では、吐出口52から制作設備配置部21の第2空間S2に吐出された空気のさらに別の一部は、空調機11から電源設備配置部41に向けて流れる。そして、空調機11から電源設備配置部41に向けて流れた空気の一部は、第1仕切り壁71の第2通風孔84aを通じて電源設備配置部41に流入する。電源設備配置部41に流入した空気は、電源設備42の周囲を流れることで電源設備42を冷却する。電源設備42の周囲を通過した空気は、第2仕切り壁72と車体5の後壁5eとの間の隙間gを通じて伝送設備配置部31に流入する。そして、この空気は、上述した伝送設備32の周囲を通過した空気と合流し、第1ファン74によって排風ダクト91の内部に送られる。電源設備42の周囲を通過した空気のその後の流れは、上述した伝送設備32の周囲を通過した空気と同様である。
次に、空調機11または第1ファン74の故障時(以下、「空調機11等の故障時」と称する)における車室内構造体12の作用について説明する。
図6は、空調機11等の故障時における車室内構造体12の作用を示す断面図である。
図6に示すように、空調機11等の故障時には、第1蓋75および第2蓋76が取り外される。これにより、伝送設備配置部31および電源設備配置部41は、車体5に設けられた吸気孔101および排気孔102を通じて車体5の外部に連通する。
そして、第2ファン77が駆動されると、吸気孔101を通じて外気が車室R内に流入する。吸気孔101から車室R内に流入した空気の一部は、電源設備42の周囲を流れることで電源設備42を冷却する。電源設備42の周囲を通過した空気は、第2仕切り壁72と車体5の後壁5eとの間の隙間gを通じて伝送設備配置部31に流入する。伝送設備配置部31に流入した空気は、第2ファン77によって、排気孔102から車体5の外部に排気される。
本実施形態では、吸気孔101から車室R内に流入した空気の別の一部は、第2ダクト部材78によって伝送設備配置部31に直接に導かれる。伝送設備配置部31に導かれた空気は、伝送設備32の周囲を流れることで伝送設備32を冷却する。伝送設備32の周囲を通過した空気は、電源設備配置部41から伝送設備配置部31に流入する空気と合流するとともに、第2ファン77によって、排気孔102から車体5の外部に排気される。
以上のような構成によれば、冷却効率の向上を図るとともに、信頼性のさらなる向上を図ることができる衛星通信車1を提供することができる。すなわち、本実施形態の衛星通信車1は、空調機11から制作設備配置部21に吐出された空気の一部を伝送設備配置部31および電源設備配置部41の少なくとも一方に導くとともに、伝送設備配置部31および電源設備配置部41の少なくとも一方を通過した空気を空調機11に向けて導く車室内構造体12を備えている。このよう構成によれば、空調機11から吐出される冷却風により伝送設備32および電源設備42を冷却することができる。これにより、季節によって温度が変わる外気により伝送設備32および電源設備42の冷却が行われる場合に比べて、伝送設備32および電源設備42の冷却効率を高めることができる。また、上記構成によれば、伝送設備配置部31および電源設備配置部41に対しても内気循環方式の冷却構造が実現される。このため、伝送設備配置部31および電源設備配置部41に外気が流入することを少なくすることができる。このため、空気中に塵埃が多い環境(例えば、災害現場、事故現場、荒天時の現場、火山噴火現場、または黄砂のような浮遊物が多い環境など)に衛星通信車1が滞在する場合であっても、空気中の塵埃が伝送設備32および電源設備42に付着する可能性を低減することができる。これにより、伝送設備32および電源設備42の故障発生を抑制し、これら設備および衛星通信車1の信頼性を高めることができる。
本実施形態では、車室Rは、制作設備22と車体5の右側壁5cとの間に規定される第1空間S1と、制作設備22と車体5の左側壁5dとの間に規定される第2空間S2とを含む。空調機11は、第2空間S2よりも第1空間S1の近くに配置された吸込口51を通じて車室R内から空気を吸い込むとともに、第1空間S1よりも第2空間S2の近くに配置された吐出口52を通じて車室R内に空気を吐出する。排風ダクト91は、伝送設備配置部31および電源設備配置部41を通過した空気を第1空間S1に向けて導く排風ダクト91を含む。このよう構成によれば、伝送設備配置部31および電源設備配置部41を通過した空気を吸込口51の近くに効率的に移動させることができ、車室R内での空気(冷却風)の循環性を高めることができる。これにより、衛星通信車1の冷却効率をさらに高めることができる。
本実施形態では、排風ダクト91の出口91bは、第2空間S2よりも第1空間S1の近くに位置する。このような構成によれば、伝送設備配置部31および電源設備配置部41を通過した空気を吸込口51の近くにより効率的に移動させることができる。これにより、衛星通信車1の冷却効率をさらに高めることができる。
本実施形態では、1つのダクト部材73の内部がダクト内仕切り73cによって仕切られることで、排風ダクト91と通線ダクト92とが形成されている。このような構成によれば、それぞれが別のダクト部材によって形成される場合に比べて車体5に対する設置作業を単純化することができる。また、ダクト部材73の内部がダクト内仕切り73cによって仕切られることで、排風ダクト91および通線ダクト92の両方の機能が阻害されることなく実現される。
本実施形態では、車室内構造体12は、伝送設備配置部31および電源設備配置部41の少なくとも一方を通過した空気を第1空間S1に向けて送る第1ファン74を含む。このよう構成によれば、車室R内での空気の循環性をさらに高めることができる。これにより、衛星通信車1の冷却効率をさらに高めることができる。
本実施形態では、車室内構造体12は、制作設備配置部21と、伝送設備配置部31および電源設備配置部41の少なくとも一方との間に設けられた第1仕切り壁71を含む。第1仕切り壁71は、制作設備配置部21の第2空間S2を流れる空気の一部を伝送設備配置部31および電源設備配置部41に向けて通す通風孔82a,84aを有する。このような構成によれば、制作設備配置部21と、伝送設備配置部31および電源設備配置部41の少なくとも一方との間に第1仕切り壁71が設けられる場合であっても、空調機11から吐出された空気により伝送設備配置部31および電源設備配置部41の少なくとも一方の冷却を行うことができる。制作設備配置部21と、伝送設備配置部31および電源設備配置部41の少なくとも一方との間に第1仕切り壁71が設けられると、乗員が乗車する制作設備配置部21に対して伝送設備32や電源設備42が直接に露出しなくなり、車室R内の見栄えや安全性を高めることができる。
本実施形態では、電源設備42に比べて発熱量が大きな伝送設備32が車両幅方向における車体5の略中央部に配置されている。言い換えると、伝送設備配置部31は、吐出口52の第2吐出孔52bから車両後方に向けて吐出された空気が真っ直ぐ流れることで到達することができる位置に設けられている。このような構成によれば、より多くの空気により伝送設備32を冷却することができる。これにより、衛星通信車1の冷却効率の向上をさらに図ることができる。
また別の観点で見ると、電源設備配置部41を通過した空気は、さらに伝送設備配置部31を通過した後に第1ファン74によって排風ダクト91に送られる。すなわち、伝送設備32は、第1通風孔82aから流入する空気だけでなく、電源設備配置部41から流入する空気によっても冷却される。これにより、衛星通信車1の冷却効率の向上をさらに図ることができる。
本実施形態では、伝送設備32の設置面積は、電源設備42の設置面積に比べて小さい(図2参照)。ここで「設置面積」とは、平面視における設備の投影面積を意味する。すなわち、本実施形態では、設置面積が相対的に小さい伝送設備32が、電源設備42と通線ダクト92との間に配置されている。これにより、電源設備42が車両幅方向における車体5の略中央部に配置される場合に比べて、通線ダクト92に繋がる通線スペースCSを大きく確保することができる。通線スペースCSを大きく確保することができると、複数のケーブル61,62をばらして並べることで、ケーブル束による通風抵抗を低減することができる。これにより、衛星通信車1の冷却効率の向上をさらに図ることができる。
本実施形態では、通線スペースCSは、伝送設備32と車体5の後壁5eとの間に設けられている。このため、第1仕切り壁71の脱着アクリル板82,84が透明部材で形成された場合であっても、制作設備配置部21からでは通線スペースCSに配置されたケーブル61,62は見えづらい。このため、車室R内の見栄えの向上を図ることができる。
本実施形態では、車体5は、それぞれ第1仕切り壁71と車体5の後壁5eとの間の空間BSを車体5の外部に連通させるとともに蓋75,76によって開閉可能に閉じられた吸気孔101および排気孔102を有する。車室内構造体12は、蓋75,76が取り外れた場合に、吸気孔101から車室R内に流入する空気の一部を、伝送設備配置部31および電源設備配置部41のうち吸気孔101から遠い方の設備配置部(本実施形態では、伝送設備配置部31)に向けて導く第2ダクト部材78を含む。このような構成によれば、伝送設備配置部31および電源設備配置部41のうち吸気孔101から遠い方の設備配置部に対しても、外気の一部を直接に送ることができる。例えば本実施形態では、電源設備配置部41を通過することで温められた空気ではなく、外気温に近い空気を伝送設備配置部31に送ることができる。これにより、衛星通信車1の冷却効率の向上をさらに図ることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態の衛星通信車1について説明する。
本実施形態では、伝送設備配置部31と電源設備配置部41の位置が第1の実施形態に対して逆である点などで第1の実施形態とは異なる。なお、以下に説明する以外の構成は、第1の実施形態の構成と同様である。
図7は、本実施形態の衛星通信車1を示す断面図である。
図7に示すように、本実施形態では、電源設備配置部41は、車両幅方向において車体5の略中央部に位置する。一方で、伝送設備配置部31は、電源設備配置部41と車体5の左側壁5dとの間に設けられている。
本実施形態では、電源設備42は、電源設備配置部41の中央部に対して、伝送設備配置部31に寄った位置に配置されている。これにより、電源設備42に対して伝送設備配置部31とは反対側にも比較的大きな通線スペースCSが確保されている。また、本実施形態では、第1ダクト部材73は、電源設備配置部41から制作設備配置部21に向けて延びている。
図7に示すように、本実施形態では、車室内構造体12は、第2ダクト部材78に代えて、通風仕切板111を備える。通風仕切板111は、車体5の左側壁5dに取り付けられている。通風仕切板111の一部は、車両幅方向において吸気孔101に面する。通風仕切板111は、吸気孔101から車室R内に流入する空気の向きを、第2仕切り壁72と車体5の後壁5eとの間の隙間gとは反外側(すなわち車両前方)に向けて変える。これにより、吸気孔101から車室R内に流入する空気は、比較的長い流れ経路で伝送設備配置部31を移動することで、伝送設備配置部31に長く滞在し、伝送設備32を効果的に冷却する。なお、図7中の2点鎖線Fは、本実施形態の空調機11等の故障時における空気の流れ経路の一例を示す。
このような構成によれば、第1の実施形態と同様に、冷却効率の向上を図るとともに、信頼性のさらなる向上を図ることができる衛星通信車1を提供することができる。また本実施形態によれば、第2ダクト部材78を省略することができるので、車室内構造体12のコスト削減を図ることができる。なお、第1の実施形態において、第2ダクト部材78の代わりに通風仕切板111が設けられてもよい。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態の衛星通信車1について説明する。
本実施形態では、制作設備配置部21と電源設備配置部41との間に第2通風孔84aが設けられていない点で第2の実施形態とは異なる。なお、以下に説明する以外の構成は、第2の実施形態の構成と同様である。
図8は、本実施形態の衛星通信車1を示す断面図である。図9は、図8中に示された衛星通信車1のF9−F9線に沿う断面図である。
図8および図9に示すように、本実施形態では、電源設備配置部41と制作設備配置部21との間には、着脱式仕切り壁83が設けられている。本実施形態では、着脱式仕切り壁83には、第2通風孔84aを有する脱着式アクリル板84は取り付けられていない。着脱式仕切り壁83は、通風孔を有しない壁状に形成されている。
一方で、制作設備配置部21と伝送設備配置部31との間には、第1通風孔82aが設けられている。本実施形態では、第2空間S2を流れる空気の一部は、第1通風孔82aを通じて伝送設備配置部31に流入する。伝送設備配置部31に流入した空気は、伝送設備32の周囲を追加することで伝送設備32を冷却する。伝送設備配置部31を通過した空気は、第2仕切り壁72と車体5の後壁5eとの間の隙間gを通じて電源設備配置部41に流入する。電源設備配置部41に流入した空気は、電源設備42の周囲を追加することで電源設備42を冷却する。そして、電源設備配置部41を通過した空気は、第1ファン74によって排風ダクト91の内部に送られる。
このような構成によれば、第1の実施形態と同様に、冷却効率の向上を図るとともに、信頼性の向上を図ることができる衛星通信車1を提供することができる。
以上、いくつかの実施形態の衛星通信車1について説明した。ただし、実施形態は、上記例に限定されない。例えば、車室内構造体12は、伝送設備配置部31および電源設備配置部41の少なくとも一方を通過した空気を空調機11に向けて導く空気流れガイドとして、複数の空気流れガイドを有してもよい。また、第1および第2の実施形態において、第1通風孔82aおよび第2通風孔84aのいずれか一方が省略されてもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、空調機から制作設備配置部に吐出された空気の一部を伝送設備配置部および電源設備配置部の少なくとも一方に導くとともに、伝送設備配置部および電源設備配置部の少なくとも一方を通過した空気を前記空調機に向けて導く車室内構造体を持つことにより、冷却効率の向上を図るとともに、信頼性のさらなる向上を図ることができる衛星通信車および衛星通信車用の設備ユニットを提供することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…衛星通信車、5…車体、5c…右側壁(第1側壁)、5d…左側壁(第2側壁)、5e…後壁、6…設備ユニット、11…空調機、12…車室内構造体、21…制作設備配置部、22…制作設備、31…伝送設備配置部、41…電源設備配置部、51…吸込口、52…吐出口、71…第1仕切り壁、74…第1ファン、75…第1蓋、76…第2蓋、82a…第1通風孔、84a…第2通風孔、91…排風ダクト、91a…入口、91b…出口、101…吸気孔、102…排気孔、R…車室、S1…第1空間、S2…第2空間。

Claims (8)

  1. 制作設備配置部と、前記制作設備配置部よりも車両後方にそれぞれ位置した伝送設備配置部および電源設備配置部とを含む車室を形成した車体と、
    前記制作設備配置部の上方に設けられた空調機と、
    記空調機から前記制作設備配置部に吐出された空気の一部を前記伝送設備配置部および前記電源設備配置部の少なくとも一方に導くとともに、前記伝送設備配置部および前記電源設備配置部の少なくとも一方を通過した空気を前記空調機に向けて導く車室内構造体と、
    を備え
    前記車体は、車両幅方向に分かれた一対の側壁として、第1側壁と、前記第1側壁とは反対側に位置した第2側壁とを有し、
    前記制作設備配置部は、前記制作設備配置部に配置される制作設備と前記第1側壁との間に規定される第1空間と、前記制作設備と前記第2側壁との間に規定される第2空間とを含み、
    前記空調機は、前記第1空間に少なくとも一部が配置された吸込口を通じて前記車室内から空気を吸い込み、前記第2空間に配置された吐出口から前記車室内に空気を吐出し、
    前記車室内構造体は、前記伝送設備配置部および前記電源設備配置部の少なくとも一方を通過した空気を前記第1空間に向けて導く第1空気流れガイドを含み、
    前記第1空気流れガイドの出口の少なくとも一部は、前記車両幅方向において、前記吸込口と比べて前記第1側壁の近くに位置した、
    星通信車。
  2. 前記伝送設備配置部または前記電源設備配置部から前記制作設備配置部に向けて延びたダクトを備え、
    前記ダクトは、当該ダクトの内部を、前記第1空気流れガイドである排風ダクトと、ケーブルが通される通線ダクトとに仕切るダクト内仕切りを有し、
    前記排風ダクトは、前記通線ダクトと比べて、前記第1側壁の近くに位置した、
    請求項1に記載の衛星通信車。
  3. 前記第1空気流れガイドは、前記伝送設備配置部または前記電源設備配置部から前記制作設備配置部に向けて延びたダクトである、
    請求項に記載の衛星通信車。
  4. 前記車室内構造体は、前記伝送設備配置部および前記電源設備配置部の少なくとも一方を通過した空気を前記第1空間に向けて送るファンを含む、
    請求項から請求項のいずれか1項に記載の衛星通信車。
  5. 前記車室内構造体は、前記制作設備配置部と、前記伝送設備配置部および前記電源設備配置部の少なくとも一方との間に設けられた仕切り壁を含み、
    前記仕切り壁は、前記第2空間を流れる空気の一部を前記伝送設備配置部および前記電源設備配置部の少なくとも一方に向けて通す通風孔を有した、
    請求項から請求項のいずれか1項に記載の衛星通信車。
  6. 前記車体は、後壁と、それぞれ前記仕切り壁と前記後壁との間の空間を前記車体の外部に連通させるとともに蓋によって開閉可能に閉じられた吸気孔および排気孔を有し、
    前記車室内構造体は、前記蓋が取り外れた場合に、前記吸気孔から前記車室内に流入する空気の一部を、前記伝送設備配置部および前記電源設備配置部のうち前記吸気孔から遠い方の設備配置部に向けて導く第2空気流れガイドを含む、
    請求項に記載の衛星通信車。
  7. 制作設備配置部と、前記制作設備配置部よりも車両後方にそれぞれ位置した伝送設備配置部および電源設備配置部とを含む衛星通信車に設置される設備ユニットであって、
    前記制作設備配置部の上方に設けられた空調機と、
    記空調機から前記制作設備配置部に吐出された空気の一部を前記伝送設備配置部および前記電源設備配置部の少なくとも一方に導くとともに、前記伝送設備配置部および前記電源設備配置部の少なくとも一方を通過した空気を前記空調機に向けて導く車室内構造体と、
    を備え、
    前記衛星通信車は、車両幅方向に分かれた一対の側壁として、第1側壁と、前記第1側壁とは反対側に位置した第2側壁とを有し、
    前記制作設備配置部は、前記制作設備配置部に配置される制作設備と前記第1側壁との間に規定される第1空間と、前記制作設備と前記第2側壁との間に規定される第2空間とを含み、
    前記空調機は、前記第1空間に少なくとも一部が配置された吸込口を通じて前記車室内から空気を吸い込み、前記第2空間に配置された吐出口から前記車室内に空気を吐出し、
    前記車室内構造体は、前記伝送設備配置部および前記電源設備配置部の少なくとも一方を通過した空気を前記第1空間に向けて導く第1空気流れガイドを含み、
    前記第1空気流れガイドの出口の少なくとも一部は、前記車両幅方向において、前記吸込口と比べて前記第1側壁の近くに位置した、
    星通信車用の設備ユニット。
  8. 前記伝送設備配置部または前記電源設備配置部から前記制作設備配置部に向けて延びたダクトを備え、
    前記ダクトは、当該ダクトの内部を、前記第1空気流れガイドである排風ダクトと、ケーブルが通される通線ダクトとに仕切るダクト内仕切りを有し、
    前記排風ダクトは、前記通線ダクトと比べて、前記第1側壁の近くに位置した、
    請求項7に記載の衛星通信車用の設備ユニット。
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