JP6871090B2 - 穿孔方法および穿孔治具 - Google Patents
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Description
<ドアアウターウェザーストリップ>
まず、図1を参照して、本発明の第一の実施形態に係る製造方法によって製造される、ドアアウターウェザーストリップ1について説明する。図1の(a)は、ドアアウターウェザーストリップ1が取付けられた自動車100の、自動車のフロントドア101の概略構成を示す側面図である。図1の(b)は、ドアアウターウェザーストリップ1の押出成形部1aの概略構成を示す断面図である。
次に、図2の(a)および(b)、図3、図4、図5を参照して、押出成形部1a(シール部材)の製造方法について説明する。図2の(a)は、ゴムを材料として押出成形部1aを製造するラインの概略図である。成形材料が熱可塑性エラストマー、または熱可塑性樹脂である場合は、図2の(b)に示す製造ラインで製造する。図3の(a)〜(c)は、穿孔治具90を各方向から見た図である。図4の(a)〜(d)は、上記製造方法における、穿孔治具90の設置状態または穿孔状態の説明図である。図5の(a)および(b)は、上記製造方法における穿孔の一過程を詳細に説明した図である。
ゴムを成形材料として押出成形部1aを製造する場合、図2の(a)に示すように、押出成形部1aは、押出機810、加硫炉820および回転ローラ830により構成される製造ライン(製造装置)で製造される。具体的には、以下の(1)〜(3)の各工程を踏むことによって押出成形部1aが製造される。
(1) まず、EPDM等のゴム材料に各副資材を混練し、調製したゴム配合物を、押出機810を用いて所定形状(図1の(b)参照)に押出成形し、塑性変形が可能な未加硫ゴム状の押出成形部1a(押出品)を加硫炉820に向けて押出す。押出機810の口金811には、押出成形部1aが口金811を出た所で穿孔治具90が取付けられており、塑性変形が可能な未加硫ゴム状の押出成形部1aが押出機810の口金811を出た所で、穿孔治具90の針状部91(図3・図4参照)によって当該押出成形部1aの中空部15の穿孔部位15aに孔20が開けられる(詳細は後述)。
(2) 次に、中空部15の穿孔部位15aに孔20が開けられた未加硫ゴム状の押出成形部1aは、加硫炉820を通過する。加硫炉820では、マイクロ波等の高周波や、熱風による加硫が行われ、弾性変形が可能な状態となる。
(3) 次に、加硫炉820を通過した押出成形部1aを、回転する回転ローラ830で挟み引き取る。この後、図示しない両面テープの貼付け工程などを経て押出成形部1aが完成する。
図3の(a)に示すように、押出機810の口金811における、押出成形部1a(未加硫ゴム状)の押出口811aの近傍には、針状部91、保持部92および回動軸部93を備えている穿孔治具90が取付けられている。穿孔治具90全体は保持部92を介して設置され、また、回動軸部93および針状部91は、上記空間S内に挿入できる程度の大きさ・太さとなっている。
上述のように、工程(1)において、未硫化ゴム状の押出成形部1aにおける中空部15の穿孔部位15aに、針状部91によって孔20を開ける。具体的には、以下の(i)〜(iii)の各工程を踏むことによって穿孔部位に孔20が開けられる。
(i) 図3および図4、特に図4の(b)に示すように、押出成形部1aが押出機810の押出口811aから押出され穿孔治具90の設置場所まで搬送されると、穿孔治具90の回動軸部93および針状部91で形成される平面が中空部15の穿孔部位15aの穿孔面(表面)に対して略平行な状態で、回動軸部93の一部および針状部91の全体を、保持部92を介して、中空部15の穿孔部位15aと取付部16とで形成される空間Sの開口部から当該空間S内に差し込み、穿孔待機状態となる(穿孔待機工程)。
(ii) 次に、押出成形部1aの押出しがさらに進んで、中空部15の穿孔部位15aにおける孔形成予定箇所が穿孔待機状態の針状部91の直上を通過する直前に、制御装置による駆動部の制御によって針状部91の回動が開始される。具体的には、孔形成予定箇所における成形材料の押出方向側の先端が針状部91の先端の直上を通過する直前に、針状部91の回動が開始される。
(iii) 次に、中空部15の穿孔部位15aに孔20を開けた後、図4の(c)に示すように、制御装置による駆動部の制御により、針状部91を工程(ii)での回動方向と反対の方向に回動させる。そして、針状部91の尖った側(他端側)が中空部15内から中空部15の外部に出て再び押出方向を向いた状態で中空部15の穿孔部位15aに対して略平行な状態になり、再び穿孔待機状態になる。
図2の(c)、図6および図7を参照して、本発明の第二の実施形態に係る製造方法によって製造される、ドアアウターウェザーストリップ2(自動車用ドアウェザーストリップ)について説明する。図2の(c)は、本発明の第二の実施形態に係る押出工程である。図6は、ドアアウターウェザーストリップ2の押出成形部2aの断面図である。図7は、本発明の第二の実施形態に係る穿孔方法における連続押出工程において、穿孔治具90の針状部91が中空部25の穿孔部位25aに侵入した状態を示す図である。
図8を参照して、本発明の一態様に係る製造方法を適用可能な製品の他の自動車用シール部材の例について説明する。いずれも、中空部の穿孔部位に、同シール部材を構成する一部が穿孔障害体として覆い被さっている。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示す範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
3:ドアインナーウェザーストリップ(シール部材、自動車用ドアウェザーストリップ)
4:ベルトラインインナーウェザーストリップ(シール部材、自動車用ドアウェザーストリップ)
5、6、7:グラスラン(シール部材) 15、25:中空部
15a、25a:穿孔部位 16:取付部(穿孔障害体) 20:孔
90:穿孔治具 91:針状部 92:保持部 93:回動軸部
810:押出機 811:口金 860:回転ローラ(穿孔障害体)
S、S1、S2、S3、S4、S5、S6、S7:空間
Claims (7)
- 中空部を有するシール部材を連続押出工法で製造する際に前記中空部に穿孔する穿孔方法であって、
前記シール部材の成形材料が押出機の口金を出た後の押出品が搬送される経路上に穿孔治具が設置され、
前記経路上の少なくとも前記穿孔治具の設置範囲で、前記中空部の穿孔部位の前記中空部外側に前記穿孔部位から離間して、穿孔するための穿孔器具を長手方向へ直線往復運動させて穿孔する装置を仮想的に設置する場合の最小設置可能範囲内に、穿孔障害体が覆い被さっており、前記穿孔部位と前記穿孔障害体とで形成される空間には開口部があり、
前記穿孔治具は、保持部、回動軸部および針状部を備えており、
前記穿孔治具の全体は、前記保持部を介して前記経路上に設置され、
前記回動軸部は、前記保持部上に保持されており、前記回動軸部の長手方向を回動の中心軸として、前記保持部上に保持された状態で回動運動が可能であり、
前記針状部は、前記中心軸の延伸方向に対して交差するように前記針状部の一端が固定され、前記針状部の他端は尖っており、前記回動軸部が回動することで、前記針状部の前記他端側が前記中心軸を円の中心とした円周上を移動する回動運動が可能であり、
前記回動軸部および前記針状部で形成される平面が、前記穿孔部位の表面と対向した状態で、前記回動軸部の少なくとも一部および前記針状部の全体を、前記開口部から前記空間内に差し込んで穿孔待機状態で設置し、前記回動軸部が回動運動することで前記針状部の前記他端側が前記中空部内に侵入し穿孔することを特徴とする穿孔方法。 - 前記シール部材の少なくとも前記穿孔部位は、加硫ゴム、熱可塑性エラストマー、または熱可塑性樹脂のいずれかによって形成されており、
前記穿孔は、前記成形材料が前記口金を出た後の、前記成形材料が塑性変形可能な状態で行なわれることを特徴とする請求項1に記載の穿孔方法。 - 前記回動軸部の少なくとも一部および前記針状部の全体を前記空間内に差し込んで設置する際、前記針状部の長手方向は前記成形材料の押出方向に対して平行であることを特徴とする請求項1または2に記載の穿孔方法。
- 前記回動軸部が回動運動して前記針状部の前記他端側が前記中空部内に侵入し、前記穿孔した後、前記回動軸部がさらに回動運動して前記他端側が前記中空部内から前記中空部の外部に出て、前記回動軸部および前記針状部で形成される前記平面が前記穿孔部位の表面と対向した状態になって再び前記穿孔待機状態になり、この工程を繰り返すことで、前記中空部への前記穿孔が間欠的に連続して行なわれることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の穿孔方法。
- 前記シール部材は、自動車用ドアウェザーストリップであり、
前記穿孔障害体は、前記シール部材の一部を構成する、自動車用ドアへの取付部であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の穿孔方法。 - 前記穿孔障害体は、前記連続押出工法によって前記シール部材を製造する製造装置の一部を構成することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の穿孔方法。
- 中空部を有するシール部材を連続押出工法で製造する際に、前記シール部材の成形材料が押出機の口金を出た後の押出品が搬送される経路上に設置される穿孔治具であって、
前記経路上の少なくとも前記穿孔治具の設置範囲で、前記中空部の穿孔部位の前記中空部外側に前記穿孔部位から離間して、穿孔するための穿孔器具を長手方向へ直線往復運動させて穿孔する装置を仮想的に設置する場合の最小設置可能範囲内に、穿孔障害体が覆い被さっており、前記穿孔部位と前記穿孔障害体とで形成される空間には開口部があり、
穿孔治具は、保持部、回動軸部および針状部を備えており、
前記穿孔治具の全体は、前記保持部を介して前記経路上に設置され、
前記回動軸部は、前記保持部上に保持されており、前記回動軸部の長手方向を回動の中心軸として、前記保持部上に保持された状態で回動運動が可能であり、
前記針状部は、前記中心軸の延伸方向に対して交差するように前記針状部の一端が固定され、前記針状部の他端は尖っており、前記回動軸部が回動することで、前記針状部の前記他端側が前記中心軸を円の中心とした円周上を移動する回動運動が可能であり、
前記回動軸部および前記針状部で形成される平面が、前記穿孔部位の表面と対向した状態で、前記回動軸部の少なくとも一部および前記針状部の全体を、前記開口部から前記空間内に差し込んで穿孔待機状態で設置し、前記回動軸部が回動運動することで前記針状部の前記他端側が中空部内に侵入し穿孔することを特徴とする穿孔治具。
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| JP2017134137A JP6871090B2 (ja) | 2017-07-07 | 2017-07-07 | 穿孔方法および穿孔治具 |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2017134137A JP6871090B2 (ja) | 2017-07-07 | 2017-07-07 | 穿孔方法および穿孔治具 |
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| JP2019014024A JP2019014024A (ja) | 2019-01-31 |
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| CN117261143B (zh) * | 2023-10-09 | 2026-04-14 | 凤阳加松新型材料科技有限公司 | 一种纳米级耐高温陶瓷化硅胶套制备方法及设备 |
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