JPH10226239A - ドアガラスラン - Google Patents
ドアガラスランInfo
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- JPH10226239A JPH10226239A JP9195503A JP19550397A JPH10226239A JP H10226239 A JPH10226239 A JP H10226239A JP 9195503 A JP9195503 A JP 9195503A JP 19550397 A JP19550397 A JP 19550397A JP H10226239 A JPH10226239 A JP H10226239A
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Abstract
シールリップの断面形状が他の部分のシールリップの断
面形状と異なるドアガラスランにおいて、製造工程及び
製造設備の簡略化を図る。 【解決手段】ドアガラスラン15は、縦枠部20、横枠
部18及びこれら18,20を連結し、ドアガラスのコ
ーナー部に対応する位置に配設される連結部19を備え
るとともに、各部18〜20はドアガラスに弾性的に接
触しうるシールリップ23,24,29,30,33,
34を備える。少なくとも縦枠部20のシールリップ2
3,24の断面形状が横枠部18のシールリップ29,
30の断面形状と異なるものとなるよう、縦枠部20、
横枠部18及び連結部19は、押出成形法により一部材
にて連続して形成されている。
Description
とドアガラスとの摺動部分に使用され、そのドアガラス
を案内摺動させるとともに、雨水等をシールするドアガ
ラスランに関するものである。
ガラスランは、図15(a)にその断面形状を示す長尺
状の縦枠部101と、図15(b)に示す断面形状の長
尺状の横枠部102と、縦枠部101及び横枠部102
を連結する連結部(図示略)とからなる。縦枠部101
は長尺状をなし、ドアガラス103の前縁部及び後縁部
の車内側面103aに弾性的に接触する車内側のシール
リップ104と、ドアガラス103の車外側面103b
に弾性的に接触する車外側のシールリップ105とを備
えている。
部分には補助リップ106が形成されている。補助リッ
プ106は、ドアガラス103と車外側のシールリップ
105との間の隙間110における風切り音の発生を抑
制する機能を有する。また、補助リップ106は車外側
のシールリップ105の剛性を高め、ドアガラス103
の昇降にともない同シールリップ105が車外側へ変形
するのを防止する機能も有する。このような縦枠部10
1は押出成形法によって成形され、その断面形状はどの
部分においても同一である。
なし、ドアガラス103の上縁部の車内側面103aに
弾性的に接触する車内側のシールリップ107と、ドア
ガラス103の車外側面103bに弾性的に接触する車
外側のシールリップ108とを備えている。
部分には前述した補助リップ106は形成されていな
い。これは、補助リップ106があると、ドアガラス1
03が上昇して両シールリップ107,108間に進入
する際に、同補助リップ106を巻込むおそれがあるか
らである。車内側のシールリップ107は、縦枠部10
1の車内側のシールリップ104よりも厚肉状に形成さ
れて、剛性が高められている。このシールリップ107
は、ドアガラス103が上昇して両シールリップ10
7,108間に進入する際に、その弾性力でもってドア
ガラス103を図15(b)において二点鎖線で示す所
定の位置へ導く機能を有する。このような横枠部102
も押出成形法によって成形され、その断面形状はどの部
分においても同一である。
ーナー部分に対応し、縦枠部101及び横枠部102を
相互に接続するためのものである。該連結部は、射出成
形等の型成形法によって成形される。
アガラスラン109は、縦枠部101、横枠部102及
び連結部の少なくとも三種類の部材から構成されてい
る。これを製造するには、縦枠部101を成形するため
の押出成形機、横枠部102を成形するための押出成形
機、及び連結部を成形するための射出成形機等の型成形
機が必要となる。また、ドアガラスラン109の製造に
際しては、縦枠部101及び横枠部102をそれぞれ成
形する必要があるとともに、さらに、これら縦枠部10
1及び横枠部102を連結部によって接続する工程が必
要である。このように、従来のドアガラスラン109で
は成形機が少なくとも3種類必要であり、製造設備が大
型で複雑なものとなるばかりでなく、3種類以上の部材
をそれぞれ製造する必要があり製造工数が多くなるとい
う問題があった。
のであり、その目的は、縦枠部、横枠部及び連結部の少
なくとも一部のシールリップの断面形状が他の部分のシ
ールリップの断面形状と異なるドアガラスランであっ
て、製造工程及び製造設備の簡略化を図ることのできる
ドアガラスランを提供することにある。
に請求項1に記載の発明においては、車両用ドアガラス
の昇降方向に沿って延び、かつ同ドアガラスの車内側面
及び車外側面にそれぞれ弾性的に接触する一対のシール
リップを有する長尺状の縦枠部と、前記昇降方向に対し
交差する方向に沿って延び、かつ前記ドアガラスが上昇
したときにその上縁部の車内側面及び車外側面にそれぞ
れ弾性的に接触するシールリップを有する長尺状の横枠
部と、前記ドアガラスのコーナー部の車内側面及び車外
側面にそれぞれ弾性的に接触するシールリップを有し、
前記縦枠部及び横枠部を連結する連結部とを備え、前記
縦枠部、横枠部及び連結部の少なくとも一部のシールリ
ップの断面形状が他の部分のシールリップの断面形状と
異なるものとなるよう、前記縦枠部、横枠部及び連結部
の少なくとも各シールリップを、押出成形法により連続
して形成したドアガラスランをその要旨としている。
1に記載のドアガラスランにおいて、前記縦枠部の車外
側のシールリップの根元部分には、同シールリップのド
アガラスに対する押圧力を高め、かつ同シールリップと
ドアガラスとの間の隙間への風の侵入を防止するための
補助リップが形成されていることをその要旨としてい
る。
項1又は2に記載のドアガラスランにおいて、前記横枠
部における車内側のシールリップは、縦枠部における車
内側のシールリップよりも厚みが大きくなるよう形成さ
れていることをその要旨としている。
項1から3のいずれかに記載のドアガラスランにおい
て、前記縦枠部、横枠部及び連結部は、押出成形法によ
り一部材にて連続して形成されたものであることをその
要旨としている。
項1から3のいずれかに記載のドアガラスランにおい
て、前記連結部の少なくとも前記シールリップを除く部
分には、型成形により形成された型成形部が設けられて
いることをその要旨としている。
ば、縦枠部、横枠部及び連結部の少なくとも各シールリ
ップが、押出成形法により連続して形成され、縦枠部、
横枠部及び連結部の少なくとも一部のシールリップの断
面形状が他の部分のシールリップの断面形状と異なった
ものとなる。
れぞれ製造する必要があった従来技術とは異なり、本発
明のドアガラスランでは、少なくとも各シールリップが
押出成形法により連続して形成されることとなる。
枠部では補助リップにより、車外側シールリップのドア
ガラスに対する押圧力が高められる。このため、ドアガ
ラスが車外側へ膨らむような軌跡を描きながら上昇する
場合において、そのドアガラスが縦枠部の車外側のシー
ルリップに強く接触しても、同シールリップの車外側へ
の変形が抑制される。また、前記車外側のシールリップ
とドアガラスとの間の隙間に風が侵入すると風切り音を
発するおそれがあるが、その侵入は補助リップによって
遮られる。従って、従来技術と同様な機能を確保しつ
つ、上述の作用が得られることとなる。
横枠部における車内側のシールリップは縦枠部における
車内側のシールリップよりも厚みが大きくなるよう形成
されているため、横枠部における車内側のシールリップ
の剛性は、縦枠部における車内側のシールリップの剛性
よりも高められる。従って、ドアガラスが上昇して横枠
部の溝内へ進入する際に、同ドアガラスの上端縁が車内
側のシールリップの根本部分に当たり、その後同シール
リップに接触しながら所定の位置へ導かれる場合であっ
ても、同シールリップが撓みにくい。ドアガラスはこの
厚肉状のシールリップにより横枠部の溝内の所定の位置
に確実に導かれる。従って、従来技術と同様の機能を確
保しつつ、上述の作用が得られることとなる。
請求項1から3に記載の発明の各作用に加えて、縦枠
部、横枠部及び連結部は、押出成形法により一部材にて
連続して形成される。すなわち、シールリップのみなら
ず、ドアガラスランを構成する全ての部分が押出成形法
により一部材にて連続して形成される。そのため、ドア
ガラスランの製造に際しては、各部材を別々に成形した
り、それらをい繋いだりしなくても済む。
請求項1から3に記載の発明の各作用に加えて、前記連
結部の少なくとも前記シールリップを除く部分には、型
成形により形成された型成形部が設けられる。そのた
め、ドアガラスランの製造に際しては、少なくとも各シ
ールリップを連続的に押出成形する工程と、さらに連結
部の少なくともシールリップを除く部分に型成形を施す
工程の二工程で済む。
除く部分には、型成形により形成された型成形部が設け
られるため、全ての部分を押出成形法により一部材にて
連続して形成した場合に比べて、コーナー部に対応させ
て曲げた後に、復元する力が抑制される。そのため、連
結部における曲げた後の復元力による断面形状の歪み等
が生じたりするおそれがない。
実施の形態を図1〜図6に従って説明する。
はドア本体12と、その上部に設けられたドアサッシュ
13と、昇降可能に設けられたドアガラス14とを備え
ている。このサイドドア11においては、ドアサッシュ
13の全体が下方に向かうにつれて車外側へ膨らむよう
に若干湾曲した形状をなしており、ドアガラス14がこ
のドアサッシュ13に沿って昇降するように構成されて
いる。
(エチレン・プロピレン・ジエン共重合物)によって形
成されたドアガラスラン15が装着されている。このド
アガラスラン15はドアサッシュ13に装着される前の
状態ではほぼ直線状をなしているが、装着された状態で
はドアサッシュ13に沿った形状となる。より詳しくは
ドアガラスラン15は、ドアガラス14の昇降方向(図
2の略垂直方向)に沿って延びる前後一対の縦枠部1
6,20と、同昇降方向に対し交差する方向に沿って延
びる一つの横枠部18と、前側の縦枠部16及び横枠部
18前端を連結する連結部17と、後側の縦枠部20及
び横枠部18後端を連結する連結部19とからなる。
はいずれも基部21と、その両側縁部から互いに平行に
突出する一対の支持部22と、各支持部22の先端部か
ら内方かつ基部21へ向けて湾曲しながら突出して、ド
アガラス14の車内側面(以下、内面とする)14a及
び車外側面(以下、外面とする)14bに弾性的に接触
する一対のシールリップ23,24とを備えている。両
シールリップ23,24は先端側ほど細くなるように形
成されている。また、車外側のシールリップ24の根元
部分(支持部22との結合部分)には、基部21から遠
ざかる方向(図3の斜め下方)へ突出する補助リップ2
5が形成されている。補助リップ25は、車外側のシー
ルリップ24の根本部分の剛性を上げてシールリップ2
4のドアガラス14に対する押圧力を高めるとともに、
シールリップ24とドアガラス14との間のV字溝状の
隙間26へ風が侵入するのを遮るためのものである。
と、その両側縁部から互いに平行に突出する一対の支持
部28と、各支持部28の先端部から内方かつ基部27
へ向けて湾曲しながら突出して、ドアガラス14上縁部
の内面14a及び外面14bに弾性的に接触する一対の
シールリップ29,30とを備えている。両シールリッ
プ29,30は先端側ほど細くなるように形成されてい
る。車外側のシールリップ30の根本部分には前述した
補助リップ25は設けられていない。車内側のシールリ
ップ29は、縦枠部16,20における車内側のシール
リップ23よりも厚みが大きくなるよう厚肉状に形成さ
れている。より詳しくは、図4において破線(縦枠部1
6,20の車内側のシールリップ23との対比)で示す
ように、車内側のシールリップ29のドアガラス14側
の面に関し、同リップ29の根本部分から先端部にわた
る広い箇所において厚肉化されている。
部31と、その両側縁部から互いに平行に突出する一対
の支持部32と、各支持部32の先端から内方かつ基部
31へ向けて突出して、ドアガラス14のコーナー部3
6(図2参照)の内面14a及び外面14bに弾性的に
接触する一対のシールリップ33,34とを備えてい
る。
と同様に、車外側のシールリップ34の根元部分に、基
部31から遠ざかる方向へ突出する補助リップ35が形
成されている。ただし、この補助リップ35の支持部3
2からの突出量は部位によって異なっている。より詳し
くは、突出量は連結部19の縦枠部20との境界部分で
最も多く(縦枠部20での突出量と同じであり)、横枠
部18に近づくほど少なくなり、同横枠部18との境界
部分で最も少ない(横枠部18での突出量と同じ、すな
わち零である)。
部位によって異なっている。より詳しくは、この肉厚
は、連結部19の横枠部18との境界部分で最も大きく
(横枠部18での肉厚と同じであり)、縦枠部20に近
づくほど小さくなり、同縦枠部20との境界部分で最も
小さい(縦枠部20での肉厚と同じである)。
連結部19と同様な構造となっており、ここでは説明を
省略する。また、ドアガラス14の昇降時の摺動抵抗を
減少させる目的で、シールリップ23,24,29,3
0,33,34の表面にウレタン、シリコーン等の滑剤
が塗布されている。これらの材料に代えて、ポリエチレ
ン樹脂の滑性層が設けられたり、植毛が施されてもよ
い。
5は全て押出成形法によって成形される。この成形に際
しては、図5,6に示すように、固定ダイ37と、その
前側に配設された第1可動ダイ38及び第2可動ダイ3
9と、各可動ダイ38,39を垂直方向へ往復動させる
駆動装置(図示略)とが用いられる。固定ダイ37には
ドアガラスラン15の基部21,27,31、両支持部
22,28,32、両シールリップ23,24,29,
30,33,34及び補助リップ25,35に対応した
形状の開口部40が透設されている。開口部40におい
て車内側のシールリップ23,29,33を成形するた
めの成形部分41は、それらのうちの最も断面形状の大
きなもの、すなわち肉厚の大きくされた横枠部18での
車内側のシールリップ29に対応した形状となってい
る。
1と車外側のシールリップ24,30,34を成形する
ための成形部分56との間隔が、目的とするドアガラス
ラン15における車内側のシールリップ23,29,3
3と車外側のシールリップ24,30,34との間隔よ
りも広くなっているのは、開口部40から押し出された
直後の車内側のシールリップ23,29,33と車外側
のシールリップ24,30,34とが互いに付着してし
まうのを防止するためである。
補助リップ25,35を成形するための成形部分42の
近傍において垂直方向へ延びる一対のガイド部材43
と、両ガイド部材43間に配置されたシャッタ44と、
駆動装置及びシャッタ44を繋ぐシャフト45とを備え
ている。シャッタ44は成形部分42を開放する開放位
置(図5参照)と、同成形部分42を閉鎖する閉鎖位置
(図6参照)との間で固定ダイ37の前面に接した状態
で往復動可能である。第2可動ダイ39は、前記成形部
分41のうち厚みを増した部分(以下「増厚部分」とい
う)41aの近傍において垂直方向へ延びる一対のガイ
ド部材46と、両ガイド部材46間に配置されたシャッ
タ47と、駆動装置及びシャッタ47を繋ぐシャフト4
8とを備えている。シャッタ47は、増厚部分41aを
開放する開放位置(図6参照)と、同増厚部分41aを
閉鎖する閉鎖位置(図5参照)との間で固定ダイ37の
前面に接した状態で往復動可能である。
(図示略)から供給されたゴム材料が前記固定ダイ37
の開口部40から押し出されることによって連続的に成
形される。そして、可動ダイ38,39が各々開放位置
と閉鎖位置との間で往復動することにより、開口部40
の形状が変えられる。ゴム材料がこの開口部40から押
し出される際に、互いに断面形状の異なる縦枠部16,
20、横枠部18及び連結部17,19に賦形される。
0、後側の連結部19、横枠部18、前側の連結部17
及び前側の縦枠部16の順に賦形されるものとする。こ
れらは具体的には次にようにして成形される。
すように第1可動ダイ38のシャッタ44が開放位置に
保持され、第2可動ダイ39のシャッタ47が閉鎖位置
に保持される。すると、開口部40の成形部分42が開
放されて、ここからもゴム材料が押し出される。開口部
40の増厚部分41aが閉鎖されて、ここからのゴム材
料の押し出しが制限される。従って、ゴム材料が開口部
40を通過することで、図3に示すように根本部分に補
助リップ25を備えた車外側のシールリップ24と、厚
肉状となっていない車内側のシールリップ23とを有す
る縦枠部20が得られる。
ダイ38のシャッタ44が開放位置から閉鎖位置へ向け
て徐々に移動(下動)させられ、これと連動して第2可
動ダイ39のシャッタ47が閉鎖位置から開放位置へ向
けて徐々に移動(上動)させられる。すると、開口部4
0の成形部分42が徐々に閉鎖されて、シャッタ44に
よるゴム材料の押し出しの制限量が徐々に増加してゆ
く。増厚部分41aが徐々に開放されて、シャッタ47
によるゴム材料の押し出しの制限量が徐々に減少してゆ
く。従って、押し出し時間の経過に従い、補助リップ3
5の支持部32からの突出量が減少し、かつ車内側のシ
ールリップ33の肉厚が大きくなる連結部19が得られ
る。
イ38及び第2可動ダイ39の移動が終了し、図6に示
すように第1可動ダイ38のシャッタ44が閉鎖位置に
保持され、第2可動ダイ39のシャッタ47が開放位置
に保持される。すると、開口部40の成形部分42が閉
鎖されて、ここからのゴム材料の通過が制限される。増
厚部分41aが開放されて、ここからのゴム材料の押し
出しが許容される。従って、ゴム材料が開口部40を通
過することで、図4に示すように根本部分に補助リップ
25,35のない車外側のシールリップ30と、厚肉状
となっている車内側のシールリップ29とを有する横枠
部18が得られる。
ダイ38のシャッタ44が閉鎖位置から開放位置へ向け
て徐々に移動(上動)させられ、これと連動して第2可
動ダイ39のシャッタ47が開放位置から閉鎖位置へ向
けて徐々に移動(下動)させられる。すると、開口部4
0の成形部分42が徐々に開放されて、シャッタ44に
よるゴム材料の押し出しの制限量が徐々に減少してゆ
く。増厚部分41aが徐々に閉鎖されて、シャッタ47
によるゴム材料の押し出しの制限量が徐々に増加してゆ
く。従って、押し出し時間の経過に従い、補助リップ3
5の支持部32からの突出量が増加し、車内側のシール
リップ23の肉厚が減少する連結部17が得られる。
の縦枠部20と同様にして得られる。なお、このとき、
第1可動ダイ38及び第2可動ダイ39の移動は終了し
ており、初期の位置に戻っている。
16,20、横枠部18及び連結部17,19の断面形
状がそれぞれ異なっているものの、ドアガラスラン15
全体が一部材によって形成されている。しかも、このド
アガラスラン15は、縦枠部16,20、横枠部18及
び連結部17,19が連続して延びるように押出成形法
によって形成されている。従って、ドアガラスラン15
の製造に際しては、従来技術とは異なり、縦枠部16,
20、横枠部18及び連結部17,19を別々に成形
し、それらを繋がなくてもすむ。このため、製造工程及
び製造設備の簡略化を図ることができる。
サッシュ13に装着された車両においては、同ガラスラ
ン15が次のように作用する。縦枠部16,20では、
補助リップ25により車外側のシールリップ24のドア
ガラス14に対する押圧力が高められる。このため、ド
アガラス14が車外側のシールリップ24に強く当たっ
た状態で昇降しても、同シールリップ24の車外側への
変形が抑制される。また、ドアガラス14が最上位置ま
で上昇して全閉となった状態では、縦枠部16,20に
おける車外側のシールリップ24とドアガラス14との
間にV字溝状の隙間26が生ずる。車両の走行中に横風
が吹いて隙間26に侵入すると風切り音を発することが
ある。しかし、車外側のシールリップ24の根本部分に
設けられた補助リップ25が前記隙間26を塞ぎ、風の
侵入を遮る。そのため、隙間26への風の侵入にともな
う風切り音の発生を抑制することができる。
プ29が縦枠部16,20の車内側のシールリップ23
よりも厚肉状に形成されて剛性が高められている。この
ため、ドアガラス14が横枠部18のシールリップ2
9,30間へ進入する際に、同ドアガラス14の上端縁
がまず最初に車内側のシールリップ29の根本部分に当
たり、その後同シールリップ29の先端部分に接触して
も、同先端部分が撓みにくい。ドアガラス14はこの厚
肉状の車内側のシールリップ29に接触しながら上昇す
ることにより横枠部18内の所定の位置に確実に導かれ
る。ドアガラス14が上昇してその上端が横枠部18の
シールリップ29,30間に進入するとき、補助リップ
25,35がないのでこれらにドアガラス14が触れて
巻き込むことはない。
つ、一種類の押出成形機によってドアガラスラン15が
製造可能となる。本実施の形態は前述した事項以外にも
次に示す特徴を有する。
3種類の部材から構成している従来技術では、連結部と
縦枠部101との境界部分や連結部と横枠部102との
境界部分に段差が生じたり、境界線が現れたりして見栄
えが損なわれるおそれがある。特に、シールリップ間で
段差があると、それらのシールリップのドアガラス63
に対する押圧力が部位によって異なり、シール性にばら
つきが生ずる。これらの不具合を解消するには後加工等
を施して段差を小さくする必要がある。これに対し本実
施の形態では、ドアガラスラン15が押出成形法に従い
一部材によって連続的に構成されているので、前記段差
が生じることがなく、また、境界線については全く現れ
ないので、見栄えが損なわれたりシール性がばらついた
りすることがない。このため、前述したような後加工は
不要であり、製造工程の簡略化を図るうえで有効であ
る。
れぞれ押出成形法によって成形し、連結部を型成形法に
よって成形する従来技術では、シールリップ104,1
05,107,108の表面の滑性を高めるためのポリ
ウレタン等の滑剤の塗布作業が、縦枠部101、横枠部
102及び連結部に対し別々になされる。これに対し、
縦枠部16,20、横枠部18及び連結部17,19を
全て同一の押出成形機によって成形する本実施の形態で
は、一連の押出工程の中でシールリップ23,24,2
9,30,33,34へのポリウレタン等の塗布が可能
である。従って、製造工数を減らす上でさらに有利であ
る。
化した第2の実施の形態を図7〜図9に従って説明す
る。本実施の形態のドアガラスラン15に関しては、横
枠部18の車内側のシールリップ29の剛性を高める手
段として、図7に示すように同シールリップ29の根本
部分の内側を厚肉化している点が第1の実施の形態と異
なっている。
置に関しては、図8,9に示すように、固定ダイ37に
おける開口部40の形状と、第2可動ダイ89の構成と
が第1の実施の形態と異なっている。より詳しくは、開
口部40には前述した増厚部分41aがなく、その代わ
りに根本厚肉部49を成形するための成形部分50が設
けられている。第2可動ダイ89は前記成形部分50に
前後方向への往復動可能に配置されたシャッタ51と、
駆動装置及びシャッタ51を繋ぐシャフト52とを備え
ている。シャッタ51は、駆動装置の作動にともない、
成形部分50を開放する開放位置(図9参照)と、同成
形部分50を閉鎖する閉鎖位置との間で往復動する。シ
ャッタ51が閉鎖位置へ移動したとき、その前面は固定
ダイ37の前面と同一平面上に位置する。
ッタ51が開放位置と閉鎖位置との間で往復動すること
により決定される。詳しくは、前側及び後側の縦枠部1
6,20の成形時には、シャッタ51が閉鎖位置に保持
される。すると、このシャッタ51で成形部分50のな
い開口部40が形成され、前述した図3と同様の断面形
状を有する、すなわち、根本厚肉部49のない縦枠部1
6,20が成形される。
51が閉鎖位置から開放位置へ向けて徐々に移動(後
退)させられる。すると、シャッタ51によるゴム材料
の押し出し量が、押し出し時間の経過に従い徐々に増加
してゆく。従って、長さ方向に沿って徐々に根本厚肉部
49が現出する車内側のシールリップ33を有する連結
部19が得られる。なお、詳しい説明は省略するが、前
側の連結部17の成形時には、シャッタ51は上述した
後側の連結部19とは逆の動作を行う。その結果、長さ
方向に沿って徐々に根本厚肉部49が減少する車内側の
シールリップ33を有する連結部17が得られる。
放位置に保持され、成形部分50が成形される。これ
は、ゴム材料が開口部40を通過する途中で、その一部
が成形部分50にも入り込む。その結果、根本厚肉部4
9を備えた車内側のシールリップ29を有する横枠部1
8が得られる。
縦枠部16,20及び横枠部18の断面形状が互いに異
なっているものの、縦枠部16,20、横枠部18及び
連結部17,19が一部材にて連続して延びるように押
出成形法によって形成される。従って、第1の実施の形
態と同様にして製造工程及び製造設備の簡略化を図るこ
とができる。
3に装着された車両においては、同ガラスラン15が第
1の実施の形態と同様に作用する。すなわち、縦枠部1
6,20では、補助リップ25によりドアガラス14昇
降時の車外側のシールリップ24の車外側への変形が抑
制されるとともに、風切り音の発生が抑制される。ま
た、横枠部18では車内側のシールリップ29の根本部
分が厚肉化されていることから、同シールリップ29の
剛性が縦枠部16,20における車内側のシールリップ
23の剛性よりも高くなっている。すなわち、車内側の
シールリップ29が撓みにくくなっている。このため、
ドアガラス14は車内側のシールリップ29に接触しな
がら上昇し、横枠部18内の所定の位置に確実に導かれ
る。
と同様な機能を確保しつつ、一種類の押出成形機によっ
て、異なった断面形状を有して一部材にて連続したドア
ガラスラン15の製造が可能となる。
の実施の形態を図10、図11に従って説明する。本実
施の形態のドアガラスラン15では、横枠部18及び縦
枠部16,20における車内側のシールリップ23,2
9は、いずれも前述した第1の実施の形態の、図4にお
いて破線との対比て示したように、同シールリップ2
3,29の根本部分から先端部にわたる広い箇所におい
て厚肉化されている。この厚肉化により横枠部18にお
ける車内側のシールリップ29の高い剛性が確保されて
いる。これに加え、縦枠部16,20では図10に示す
ように、車内側のシールリップ23のドアガラス14に
接触しない側の面23aにノッチ53が形成されてお
り、車内側のシールリップ23のノッチ53よりも先端
の部分が撓みやすくなっている。
有するドアガラスラン15の成形には図11に示す装置
が用いられる。この装置では第2可動ダイ99の構成が
第1の実施の形態と異なっている。第2可動ダイ99は
正面J字状をなすシャッタ54と、駆動装置(図示略)
及びシャッタ54を繋ぐシャフト55とを備えている。
シャッタ54は、駆動装置の作動にともない、開口部4
0の成形部分41へ突出する突出位置(図11参照)
と、同成形部分41に突出しない後退位置との間で固定
ダイ37の前面に接した状態で垂直方向へ往復動する。
置と後退位置との間で往復動することにより形成され
る。詳しくは、前側及び後側の縦枠部16,20の成形
時には、シャッタ54が突出位置に保持される。する
と、この突出部分が開口部40内でのゴム材料の流れの
妨げとなり、図10に示すように車内側のシールリップ
23にノッチ53を有する縦枠部16,20が成形され
る。
54が突出位置から後退位置へ向けて徐々に移動(下
動)させられる。すると、シャッタ54によるゴム材料
の押し出しの制限量が徐々に減少してゆく。従って、押
し出し時間の経過に従い浅くなるノッチ53を含む車内
側のシールリップ33を有する連結部19が得られる。
なお、詳しい説明は省略するが、前側の連結部17の成
形時には、シャッタ54は上述した後側の連結部19と
は逆の動作を行う。
退位置に保持され、開口部40でのゴム材料の流通を遮
るものがなくなる。従って、ゴム材料が開口部40を通
過することで、ノッチ53のない車内側のシールリップ
29を有する横枠部18が得られる。
部16,20及び横枠部18の断面形状が相互に異なっ
ているものの、同縦枠部16,20、横枠部18及び連
結部17,19が連続して延びるように押出成形法によ
って形成される。従って、第1の実施の形態と同様にし
て製造工程及び製造設備の簡略化を図ることができる。
3に装着された車両においては、同ガラスラン15が第
1の実施の形態と同様に作用する。すなわち、縦枠部1
6,20においては車内側のシールリップ23が全体的
に厚肉状となっているものの、ノッチ53を有してい
る。このため、シールリップ23の先端部分は横枠部1
8の車内側のシールリップ29よりも撓みやすく、ドア
ガラス14に対する押圧力が小さい。従って、同車内側
のシールリップ23のドアガラス14に対する摺動抵抗
を小さくすることができる。また、横枠部18において
は車内側のシールリップ29にノッチ53が形成されて
いないので、縦枠部16,20の車内側のシールリップ
23よりも剛性が高く、撓みにくい。このため、ドアガ
ラス14は車内側のシールリップ29に接触しながら上
昇し、横枠部18内の所定の位置に確実に導かれる。
化した第4の実施の形態を図12、図13に従って説明
する。
ては、全てが押出成形法によって製造されていないとい
う点で上記第1から第3実施の形態とは異なっている。
すなわち、図12,13に示すように、ドアガラスラン
61は、例えば縦枠部62と横枠部63とそれらを連結
する連結部64とを備えている。縦枠部62及び横枠部
63は、それぞれ第1の実施の形態と同様、基部65,
66、支持部67,68及びシールリップ71,72,
73,74を備えている。また、連結部64も、基部7
5、支持部76及びシールリップ78,79を備えてい
る。
除いては、基本的には上記第1の実施の形態と同様押出
成形法により成形されている。つまり、縦枠部62、連
結部64のシールリップ78,79及び支持部76の一
部、並びに、横枠部63が連続的に一部材により成形さ
れる。これは、一般的には、上記第1の実施の形態と同
様のものを押出成形法で成形した上で、図12の網掛け
部分を切除することにより得られる。そして、当該切除
された部分(図12の網掛け部分)、すなわち、連結部
64の基部75、及び支持部76の一部については、金
型成形法により別途成形されている。
て説明する。 (a)基本的には、上記第1から第3の実施の形態と同
様の作用効果が奏される。すなわち、ドアガラスラン6
1全体では、一部材によって形成されてはいないもの
の、縦枠部62、連結部64のシールリップ78,79
及び支持部76の一部、並びに、横枠部63が連続的に
一部材により成形され、さらに金型成形法により残りの
部分が成形されることから合計2部材でドアガラスラン
61を構成することが可能となる。従って、3部材以上
で構成していた従来技術と比較して、製造工程及び製造
設備の簡略化を図ることができる。
支持部76の一部については、金型成形法により別途型
成形部が成形されるため、全ての部分を押出成形法によ
り一部材にて連続して形成して、コーナー部に対応させ
て曲げて装着した場合に比べて、復元力が型成形部で規
制され、断面形状に歪みが生じたりするおそれがない。
その結果、当初予定していた通りの断面形状をいずれの
部位においても確保することができる。
るものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で構成の
一部を適宜に変更して次のように実施することもでき
る。 (1)上記第4の実施の形態では、連結部64の基部7
5、及び支持部76の一部を長手方向に連続的に型成形
することとしたが、例えば図14に示すように、連結部
64に対応する部分に対し、押出成形後において断続的
に複数の切欠き部を設け、当該部分(図の網掛け部分)
を別途金型成形法により型成形部を成形するようにして
もよい。このような構成としても、上記第4の実施の形
態と同等の作用効果(コーナー部に対応した湾曲形状の
安定化)が奏される。
M等のゴム以外に、TPE(熱可塑性エラストマー)、
軟質のポリ塩化ビニル、ポリブレンド等のゴム状弾性を
有する材料によって形成されてもよい。
よい。 (4)横枠部18,63においては、両シールリップ2
9,30,73,74の先端をつなげて、全体を中空状
としたシール部としてもよい。
したが、各形態から把握できる請求項以外の技術的思想
について、以下にそれらの効果とともに記載する。 (イ)請求項1から5のいずれかに記載のドアガラスラ
ンにおいて、前記横枠部における車内側のシールリッ
プ、及び前記縦枠部における車内側のシールリップはい
ずれも厚肉状に形成され、さらに同縦枠部における車内
側のシールリップにはノッチが形成されているドアガラ
スラン。
では車内側のシールリップのドアガラスとの摺動抵抗を
さらに下げてドアガラスの昇降のしやすさを向上でき
る。横枠部ではその車内側のシールリップの剛性を高め
ドアガラスを横枠部の所定位置へ確実に導くことができ
る。
縦枠部、横枠部及び連結部の少なくとも一部のシールリ
ップの断面形状が他の部分のシールリップの断面形状と
異なるドアガラスランにおいて、製造工程及び製造設備
の簡略化を図ることができるという優れた効果を奏す
る。
側の連結部等を示す斜視図。
イドドアの側面図。
位置関係を示す部分正面図。
位置関係を示す部分正面図。
枠部を示す拡大断面図。
位置関係を示す正面図。
視図。
縦枠部を示す拡大断面図。
の位置関係を示す正面図。
連結部等を示す斜視図。
結部等を示す斜視図。
(a)は縦枠部の断面図、(b)は横枠部の断面図。
面、16,20,62…縦枠部、17,19,64…連
結部、18,63…横枠部、23,24,29,30,
33,34,71,72,73,74,78,79…シ
ールリップ、25…補助リップ、26…隙間、36…コ
ーナー部。
Claims (5)
- 【請求項1】 車両用ドアガラス(14)の昇降方向に
沿って延び、かつ同ドアガラス(14)の車内側面(1
4a)及び車外側面(14b)にそれぞれ弾性的に接触
する一対のシールリップ(23,24,71,72)を
有する長尺状の縦枠部(16,20,62)と、 前記昇降方向に対し交差する方向に沿って延び、かつ前
記ドアガラス(14)が上昇したときにその上縁部の車
内側面(14a)及び車外側面(14b)にそれぞれ弾
性的に接触するシールリップ(29,30,73,7
4)を有する長尺状の横枠部(18,63)と、 前記ドアガラス(14)のコーナー部(36)の車内側
面(14a)及び車外側面(14b)にそれぞれ弾性的
に接触するシールリップ(33,34,78,79)を
有し、前記縦枠部(16,20,62)及び横枠部(1
8,63)を連結する連結部(17,19,64)とを
備え、前記縦枠部(16,20,62)、横枠部(1
8,63)及び連結部(17,19,64)の少なくと
も一部のシールリップの断面形状が他の部分のシールリ
ップの断面形状と異なるものとなるよう、前記縦枠部
(16,20,62)、横枠部(18,63)及び連結
部(17,19,64)の少なくとも各シールリップ
(23,24,29,30,33,34,71,72,
73,74,78,79)を、押出成形法により連続し
て形成したことを特徴とするドアガラスラン。 - 【請求項2】 前記縦枠部(16,20)の車外側のシ
ールリップ(24)の根元部分には、同シールリップ
(24)のドアガラス(14)に対する押圧力を高め、
かつ同シールリップ(24)とドアガラス(14)との
間の隙間(26)への風の侵入を防止するための補助リ
ップ(25)が形成されていることを特徴とする請求項
1に記載のドアガラスラン。 - 【請求項3】 前記横枠部(18)における車内側のシ
ールリップ(29)は、縦枠部(16,20)における
車内側のシールリップ(23)よりも厚みが大きくなる
よう形成されていることを特徴とする請求項1又は2に
記載のドアガラスラン。 - 【請求項4】 前記縦枠部(16,20)、横枠部(1
8)及び連結部(17,19)は、押出成形法により一
部材にて連続して形成されたものであることを特徴とす
る請求項1から3のいずれかに記載のドアガラスラン。 - 【請求項5】 前記連結部(64)の少なくとも前記シ
ールリップ(78,79)を除く部分には、型成形によ
り形成された型成形部が設けられていることを特徴とす
る請求項1から3のいずれかに記載のドアガラスラン。
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