JP6872832B2 - 次亜塩素酸ナトリウム希釈液の生成装置 - Google Patents
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Description
本発明に係る次亜塩素酸ナトリウム希釈液(以下「希釈液」という。)の生成装置1(以下「生成装置1」という。)は、図1〜図4及び図9に示すように、希釈液生成用の容器5を設置する部位の上方に設けられて次亜塩素酸ナトリウム液60を投入して収容する収容室39と、収容室39の底部に取り付けられて次亜塩素酸ナトリウム液60が自然流下して収容されるサブ収容室80と、サブ収容室80から次亜塩素酸ナトリウム液60の所定量を第1開閉弁53により流出させて収容する定量室56と、定量室56から所定量の次亜塩素酸ナトリウム液60を第2開閉弁54により自然流下させて容器5内に注入する注入部45とを有する。
生成装置1は、図1に示すように、底部2と本体部3と上部4とで構成されている。底部2は、容器5を載置する部位であり、容器5載せることができるトレイ21が設けられている。なお、生成装置1を載せる台(テーブル)の上に容器5を載せる場合には、トレイ21はなくてもよい。本体部3には、取って31が右側面と左側面に設けられている。本体部3の内部には、第1〜第3開閉弁(電磁弁)や液面センサー等を駆動制御する回路板38、配線類(図示しない)、コネクタ(図示しない)が設けられている、本体部3には、必要に応じて、ACアダプターやバッテリー等の電源部37が設けられている。上部4には、収容室39、サブ収容室80、定量室56、操作パネル44等、本発明に係る生成装置1の主要な部材が設けられている。これら底部2、本体部3、上部4の材質は特に限定されないが、耐食性に優れた素材で形成されていることが好ましく、そうした素材としては、例えばステンレス鋼や高強度の樹脂素材等を挙げることができる。
トレイ21は、必須の部材ではないが、図1等に示すように、希釈液生成用の容器5を設置する部材として底部2に好ましく設けられている。トレイ21の形状は、特に限定されず各種の形態とすることができるが、図2(A)及び図3(A)に示すように、中央が凹んだ皿状であることが好ましい。トレイ21には、スリットが形成されたスリットプレート22が設けられていることが好ましい。スリットプレート22は、次亜塩素酸ナトリウム液60や生成した希釈液が溢れたりした場合であっても、そのスリットを通過してトレイ21に溜めることができるように機能する部材である。スリットプレート22の形状は特に限定されないが、図1の例では、中央穴23から放射状にスリットが形成されている。スリットプレート22はトレイ21上に配置されるので、中央穴23やコーナー穴24は特に限定されないが、スリットプレート22を取り上げることができるように指で摘まむことができる程度の大きさの穴であることが好ましい。
収容室39は、次亜塩素酸ナトリウム液60を投入して収容する部材であり、生成装置1の上部4に配置され、容器5を設置する部位(好ましくはトレイ21)の上方に設けられている。収容室39の容量は特に限定されないが、一例としては、次亜塩素酸ナトリウム液60の標準容量として多く市販されている500mL又は600mLを一度に収容できる容量とすることが好ましい。そうした容量としては、500mL又は600mLの次亜塩素酸ナトリウム液60を全て投入しても少し余裕がある容量を上限とし、下限は、収容室39の小型化を実現できるという観点から200mL程度とすることができるが、これらに限定されない。
サブ収容室80は、サブタンクとも呼ばれ、図9及び図10に示すように、収容室39の底部に取り付けられて次亜塩素酸ナトリウム液60が収容室39から自然流下して収容されるタンクである。そのサブ収容室80は、定量室56に配管58で接続され、その配管58の途中に設けられた第1開閉弁53により、次亜塩素酸ナトリウム液60の所定量が定量室56に流出する。こうしたサブ収容室80が収容室39の下に設けられているので、収容室内の次亜塩素酸ナトリウム液60が空になっても、サブ収容室内81に次亜塩素酸ナトリウム液60が収容されている。その結果、収容室39が空になって次亜塩素酸ナトリウム液60が補充されるまでの間も、例えば空気が狭い流出経路に巻き込まれることで収容室39から定量室56に次亜塩素酸ナトリウム液60が流出しにくくなる等の問題を起こすことなく次亜塩素酸ナトリウム希釈液を生成することができる。
第1開閉弁53は、図9ではサブ収容室80と定量室56とを連結する配管58の途中に設けられている。一方、図4では、収容室39と定量室56とを連結する配管58の途中に設けられている。この第1開閉弁53は、サブ収容室80又は収容室39から次亜塩素酸ナトリウム液60を流出させ又は流出を止めるための開閉弁である。好ましくは、電磁弁が採用される。第1開閉弁53が開いたとき、次亜塩素酸ナトリウム液60がノズル53aから流出し、配管58、ノズル59を経て定量室56内に収容される。このときの流出は、ポンプを使用せず、大気圧で流出(自然流出)するという意味である。
定量室56は、図9ではサブ収容室80(図4では収容室39)から次亜塩素酸ナトリウム液60の所定量を第1開閉弁53により流出(自然流出)させて収容する部材である。定量室56から次亜塩素酸ナトリウム液60が容器5に注入される際には、定量室56内の圧力が大気圧と同じにしている。こうすることにより、定量室56内に収容された所定量の次亜塩素酸ナトリウム液60を容易に容器5内に注入させることができる。容器5に注入した後の定量室56には次亜塩素酸ナトリウム液60は残っていないので、次亜塩素酸ナトリウム液60の揮発や臭いの問題が小さい。大気圧と同じにする手段としては、常時大気圧とする配管57が設けられていてもよいし、第2開閉弁54が開くのと同時に開く第4開閉弁(図示しない)を備えていてもよい。
注入部45は、定量室56から所定量の次亜塩素酸ナトリウム液60を第2開閉弁54により流下(自然流下)させて容器5内に注入する部材である。注入部45は、容器5内に次亜塩素酸ナトリウム液60を注入する注入ノズル(図示しない)を有している。その注入ノズルは、予め容器5内に入れてある水の中まで入る長さに設計されている。こうすることにより、注入ノズルの先端には、次亜塩素酸ナトリウム液60は残っておらず、水で希釈された希釈液が残っているだけである。その結果、注入ノズルの先端から垂れることがある液体は、濃度が薄い希釈された液なので、その液に触れた場合であっても大きな影響が生じない。注入ノズルの形状は特に限定されないが、同一径のパイプであってもよいし、先端が細くなったパイプであってもよい。なお、注入部45と第2開閉弁54との間には、図2(B)に示すように、必要に応じて接続配管54bが設けられている。
生成装置1の上部4の手前側前面は、図1に示すように、操作パネル面41、前面部42、傾斜部43で構成されている。操作パネル44は、液晶表示パネルであることが好ましく、操作パネル面41に埋め込まれている。こうした操作パネル44での操作は、少なくとも希釈液の濃度設定を行うが、それ以外の表示を行うことができる。そうした表示としては、容器センサー35による容器5の有無の表示、収容室39への次亜塩素酸ナトリウム液60の補充の表示や残量の表示、チャイルドロックの選択表示、配管異常の表示、電源異常の表示、バッテリー残量の表示、時刻表示、情報データの送信表示、等の機能の中から任意に選択した装置とすることができる。なお、現実には、コストを考慮して設計される。
図6は、生成装置1の操作工程を説明するフロー図である。以下、フロー順に説明する。先ず、電源を投入し、イニシャル情報を設定してスタートさせる。次に、容器センサー35で、水が入った容器5が設置されているかを検知する。水が入った容器5が設置されている場合には、濃度を設定する。図6の例では、200ppmと1000ppmのいずれかの濃度を選択する。濃度を選択した後、第1開閉弁(電磁弁)53と第3開閉弁(電磁弁)55とが開かれ、図9ではサブ収容室80(図4では収容室39)から定量室56に次亜塩素酸ナトリウム液60が流入する。このとき、第2開閉弁(電磁弁)54は閉じている。定量室56での定量は、上側の一対の第1液面センサー66a,66bがONになり、第1液面センサー66a,66bで液が検知されると、第1開閉弁53が閉じて第2開閉弁54が開く。第2開閉弁54が開くことで、定量室56から容器内に次亜塩素酸ナトリウム液60が注入される。第2開閉弁54は、第2液面センサー67a,67bで液が検知されなくなることによって閉じる。これと同時に、第3開閉弁55も閉じる。なお、濃度が1000ppmを設定したときは、この操作を5回繰り返す。こうして希釈水を生成することができる。
本発明に係る生成装置1では、容器5内に次亜塩素酸ナトリウム液60を注入して希釈水を生成できるが、得られた希釈水は、そのままではアルカリ性を示している。アルカリ性の希釈液は、もちろん菌、殺菌、感染予防、消臭、洗浄、掃除、消臭等に有効ではあるが、中和して中性にすることにより、その活用の幅を広げることができる。中性にした希釈水は、大気中に噴霧することができ、また、アルカリに反応して変色しやすい素材に対して問題なく利用することができる。
2 底部
3 本体部
4 上部
5 容器
21 トレイ
22 スリットプレート
23 中央穴
24 コーナー穴
31 取って
32 センサー窓
33 上蓋
34 つまみ
35 容器センサー
37 電源部
38 回路板
39 収容室
40 投入口
41a 雄ねじ口
41b 雌ねじキャップ
41 操作パネル面
42 前面部
43 傾斜部
44 操作パネル
45 注入部
51 液面計収容部
52 液面計観察部
53 第1開閉弁(第1電磁弁)
53a ノズル
54 第2開閉弁(第2電磁弁)
54a 流下ノズル
54b 接続配管
55 第3開閉弁(第3電磁弁)
55a 空気流入口
56 定量室
57 配管
58 配管
59 ノズル
60 次亜塩素酸ナトリウム液
61 透明パイプ
62 下部フランジ
63 上部フランジ
65 フランジ部
66a,66b 第1液面センサー
67a,67b 第2液面センサー
80 サブ収容室
80a 上部材
80b 下部材
81 サブ収容室の内部
82 ノズル
83 流出部
84 取付部(取付ネジ部)
85 フランジ部
86 連結部
87 Oリング
88 凹部
89 押しネジ
90 酸収容キャップ
91 胴体部
91a 滑り防止部
91b 酸収容部接続部
91c 先端蓋部当接部
92 酸収容部
92a 回転部
92b 筒部
93 先端蓋部
93a 蓋外周部
93b 蓋内周部
93c 蓋嵌め込み部
Claims (12)
- 希釈液生成用の容器を設置する部位の上方に設けられて次亜塩素酸ナトリウム液を投入して収容する収容室と、前記収容室の底部に取り付けられて前記次亜塩素酸ナトリウム液が自然流下して収容されるサブ収容室と、前記サブ収容室から前記次亜塩素酸ナトリウム液の所定量を第1開閉弁により流出させて収容する定量室と、前記定量室から前記所定量の次亜塩素酸ナトリウム液を第2開閉弁により流下させて前記容器内に注入する注入部と、を有する、ことを特徴とする次亜塩素酸ナトリウム希釈液の生成装置。
- 前記第1開閉弁及び第2開閉弁が電磁弁であり、前記第1開閉弁が開いたとき、前記第2開閉弁は閉じたままで前記次亜塩素酸ナトリウム液の所定量が前記定量室内に収容され、前記所定量が収容されたとき、前記第1開閉弁が閉じるとともに前記第2開閉弁が開いて前記次亜塩素酸ナトリウム液の所定量が前記容器内に注入される、請求項1に記載の次亜塩素酸ナトリウム希釈液の生成装置。
- 前記サブ収容室が、前記定量室と隣接した位置に設けられ、前記サブ収容室の底部の流出部から前記定量室の底部の流入部に前記次亜塩素酸ナトリウム液が流入する配管が設けられ、前記第1開閉弁が前記配管の途中に設けられている、請求項1又は2に記載の次亜塩素酸ナトリウム希釈液の生成装置。
- 前記サブ収容室を設けずに、前記収容室と前記定量室とを前記配管で連結し、前記第1開閉弁が前記配管の途中に設けられている、請求項3に記載の次亜塩素酸ナトリウム希釈液の生成装置。
- 前記サブ収容室は上部材と下部材とが接続されてなり、前記上部材の上部は前記収容室の底部に取り付ける取付部を備え、前記上部材の下部は前記下部材の内周面に隙間なく嵌め込まれる連結部を備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の次亜塩素酸ナトリウム希釈液の生成装置。
- 前記収容室は、該収容室内の圧力を大気圧と同じにするための第3開閉弁を有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の次亜塩素酸ナトリウム希釈液の生成装置。
- 前記定量室は、該定量室から前記次亜塩素酸ナトリウム液が前記容器に注入される際に、該定量室内の圧力が大気圧と同じにする、請求項1〜6のいずれか1項に記載の次亜塩素酸ナトリウム希釈液の生成装置。
- 前記注入部は、前記容器内に前記次亜塩素酸ナトリウム液を注入する注入ノズルを有し、該注入ノズルは、予め前記容器内に入れてある水の中まで入る長さに設計されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載の次亜塩素酸ナトリウム希釈液の生成装置。
- 前記定量室は、前記所定量に至った前記次亜塩素酸ナトリウム液を検知する第1液面センサーと、前記所定量の前記次亜塩素酸ナトリウム液が前記容器に注出し終わったことを検知する第2液面センサーとを備えている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の次亜塩素酸ナトリウム希釈液の生成装置。
- 前記容器の口部に装着して、前記容器内で生成した次亜塩素酸ナトリウム希釈液のpHを調整するための酸収容キャップを備える、請求項1〜9のいずれか1項に記載の次亜塩素酸ナトリウム希釈液の生成装置。
- 前記定量室には、該定量室内から前記容器に向けて前記次亜塩素酸ナトリウム液を流下させる流下ノズルを有し、該流下ノズルは、前記定量室内側にフランジ部を有し、前記フランジ部の大きさを変えて前記定量室内に収容する前記次亜塩素酸ナトリウム液の量を微調整する、請求項1〜10のいずれか1項に記載の次亜塩素酸ナトリウム希釈液の生成装置。
- 前記希釈液生成用の容器を設置する部位には、前記容器を載置するトレイが設けられている。請求項1〜11のいずれか1項に記載の次亜塩素酸ナトリウム希釈液の生成装置。
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