JP6929962B2 - 圧着プレスの第1のツールのクリンパを、圧着プレスの第2のツールのアンビルに対して整列させるための方法、および、圧着プレス装置 - Google Patents

圧着プレスの第1のツールのクリンパを、圧着プレスの第2のツールのアンビルに対して整列させるための方法、および、圧着プレス装置 Download PDF

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Description

本発明は、圧着プレスの第1のツールのクリンパを、圧着プレスの第2のツールのアンビルに対して整列させるための方法、および、圧着プレス装置に関する。
「圧着」により、ワイヤと圧着端子との間の塑性変形による、取外し不可能である、電気的かつ機械的な接続(圧着接続)の作製が理解される。アンビルツール(しばしば、圧着装置の下方部分)と、スタンプツール(しばしば、圧着装置の上方部分)との、2つのツールを各々が有する圧着装置が、通常は、このタイプの圧着接続を作製するために使用される。アンビルツールは、アンビルのように使用され、一方側から、圧着端子と、この圧着端子に接続される、絶縁物が取り除かれたケーブル端部とを支持する目的のために使用され得る。スタンプツールは、接続されるケーブル端部と一緒に圧着端子をアンビルツールに対してプレスし、圧着端子を適切に変形させる目的のために使用される。圧着端子と、ワイヤ、たとえば、絶縁物が取り除かれたストランド、または、銅もしくは鋼の完全導電体との間の圧着接続は、圧着プレスの、第1のツールのクリンパを第2のツールのアンビルに対して移動することによって作製される。2つのツールを有する圧着プレス装置は、欧州特許出願公開第1381123号明細書から既知である。このツールの各々は、取替え可能な部品として実施され、また、ツールの各々は、他のツールとは独立して交換可能である。第1の/上方のツールの一部である、クリンパは、スライドガイドで導入される。ケーブル/ワイヤを圧着端子と、圧着するすなわち接続するか結合するために、圧着装置のクリンパは、圧着装置のアンビルと整列されなければならない。具体的には、クリンパの中心は、アンビルと整列されなければならない。クリンパとアンビルとの間の整列が良好になると、クリンパとアンビルとによって作製される圧着接続の品質が高くなる。特に、圧着接続の品質に関係するのは、圧着端子が圧着装置に供給される、第2の方向でのクリンパとアンビルとの間のオフセットである。ツールの一方または両方を変更する場合、アンビルとクリンパとの間の整列も、やり直さなければならない。
欧州特許出願公開第1381123号明細書
本発明の目的の1つは、
圧着プレスの第1のツールのクリンパを、圧着プレスの第2のツールのアンビルに対して整列させるための方法であって、技術的に容易に、信頼性が高く、かつ迅速に、高精度で実行することができる方法を提供することと、
技術的に容易に、信頼性が高く、かつ迅速に、圧着プレス装置のクリンパを、圧着プレス装置のアンビルに対して整列させることができる、圧着プレス装置を提供することと、である。
この目的は、独立請求項1に記載の、圧着プレスの第1のツールのクリンパを、圧着プレスの第2のツールのアンビルに対して整列させるための方法、および、独立請求項13に記載の圧着プレス装置によって解決される。
具体的には、この目的は、圧着プレスの第1のツールのクリンパを、圧着プレスの第2のツールのアンビルに対して整列させるための方法であって、クリンパとアンビルとが、クリンパをアンビルに対して第1の方向に移動することにより、協同して圧着接続を作製するように構成されており、本方法が、アンビルに対するクリンパの横方向のオフセットを判定することであって、横方向のオフセットが、第2の方向におけるアンビルの中心線に対するクリンパの中心線のオフセットであり、第2の方向が、第1の方向に対して垂直であり、クリンパの中心線が、クリンパの中心を通って、第1の方向に通っており、アンビルの中心線が、アンビルの中心を通って、第1の方向に通っている、判定することと、横方向のオフセットを低減するように、クリンパをアンビルに対して第2の方向に移動することと、を含む、方法によって解決される。
本発明の利点の1つは、通常は、クリンパ(の中心)が、非常に短時間で、アンビル(の中心)に対して整列させることができることである。このため、通常は、クリンパ/第1のツール、および/または、アンビル/第2のツールを設置および/または変更した後に、クリンパを、アンビルに対し、非常に短時間で、再度整列させることができる。さらに、概して、整列は、確実に達成される。さらに、通常は、本方法は、技術的に容易に実施することができる。概して、この方法を適用した後は、アンビルがクリンパの中心にあり、その逆でもある。したがって、通常は、圧着プレスは、本方法を適用した後に、非常に高い品質で、圧着接続を提供することができる。
本方法において、クリンパをアンビルに対して移動することには、アンビルを物理的に移動すること、クリンパを物理的に移動すること、または、アンビルおよびクリンパを物理的に移動することを含むことができる。特に、問題とされるのは、クリンパとアンビルとの間の相対移動である。
本方法の述べられた特徴は、所与の順番で、次々にステップとして実施することができるが、そうでなければならないわけではない。本方法の、いくつかの述べられた特徴は、同時に実施することができる。
具体的には、この目的は、クリンパを備えている第1のツール、および、アンビルを備えている第2のツールを備えた圧着プレスであって、クリンパとアンビルとが、クリンパをアンビルに対して第1の方向に移動することにより、協同して圧着接続を作製するように構成されている、圧着プレスと、クリンパの中心線を、アンビルの中心線と整列させるための整列装置であって、クリンパの中心線が、クリンパの中心を通って、第1の方向に通っており、アンビルの中心線が、アンビルの中心を通って、第1の方向に通っている、整列装置と、を備え、
整列装置が、
アンビルに対するクリンパの横方向のオフセットを判定することであって、横方向のオフセットが、第2の方向におけるアンビルの中心線に対するクリンパの中心線のオフセットであり、第2の方向が、第1の方向に対して垂直である、判定することと、
横方向のオフセットを低減するように、クリンパをアンビルに対して第2の方向に移動することと、
を行うように構成されている、圧着プレス装置によっても解決される。
本発明の利点の1つは、通常は、クリンパ(の中心)が、非常に短時間で、アンビル(の中心)に対して整列させることができることである。このため、通常は、クリンパ/第1のツール、および/または、アンビル/第2のツールを設置および/または変更した後に、クリンパを、アンビルに対し、非常に短時間で、再度整列させることができる。さらに、概して、整列は、確実に達成される。概して、アンビルは、技術的に容易に、クリンパの中心に整列させること、およびその逆が可能である。したがって、通常は、圧着プレスは、非常に高い品質の圧着接続を提供することができる。
クリンパをアンビルに対して移動することには、アンビルを物理的に移動すること、クリンパを物理的に移動すること、または、アンビルおよびクリンパを物理的に移動することを含むことができる。特に、問題とされるのは、クリンパとアンビルとの間の相対移動である。
本発明の実施形態のさらなる特徴および有利な効果は、特に、限定することなく、以下のアイデアおよび発見に基づくものとすることができる。
一実施形態によれば、第2の方向は、圧着端子を圧着プレスに供給するための圧着端子供給装置の方向に対して並行に通っている。これにより、概して、クリンパとアンビルとが、さらに、圧着端子供給装置に対して整列することができる。通常、このことは、圧着の品質、すなわち、圧着接続の品質をさらに向上させる。
一実施形態によれば、本方法は、
アンビルに対するクリンパの横方向のオフセットを再判定することと、
再判定された横方向のオフセットが公差レンジ内にあるか否かを判定するように、再判定された横方向のオフセットを、横方向のオフセットの公差レンジと比較することと、
をさらに含んでいる。
概して、本発明の利点の1つは、クリンパをアンビルに対して移動した後のフィードバック信号が生成されることである。このため、通常は、クリンパをアンビルに対して整列させた後に提供された圧着接続の品質は、確実に評価することができる。
一実施形態によれば、横方向のオフセットを低減するように、第2の方向に、クリンパをアンビルに対して移動する際に、アンビルに対するクリンパの横方向のオフセットを再判定する前に、クリンパが、アンビルに対し、第2の方向に、判定された横方向のオフセットだけ移動する。概して、これにより、アンビルに対するクリンパの移動は、横方向のオフセットの第2の判定とは分けられる。通常、これにより、アンビルに対するクリンパの整列が向上する。さらに、測定/再判定が、通常は、クリンパがアンビルに対して静止している際、すなわち、アンビルが移動していない際に行われることから、横方向のオフセットの測定/判定は、より正確である。このため、通常は、横方向のオフセットは、高い精度で再判定することができる。
一実施形態によれば、本方法は、再判定された横方向のオフセットが、公差レンジ内にないと判定された場合、クリンパをアンビルに対し、第2の方向に、再判定された横方向のオフセットだけ移動することをさらに含む。これにより、横方向のオフセットが、通常はさらに低減される。このため、概して、アンビルとともに、クリンパによって作製された圧着接続の品質は、さらに向上する。
一実施形態によれば、第2の方向における、アンビルに対するクリンパの移動の間、横方向のオフセットは繰り返し再判定され、アンビルに対するクリンパの移動は、再判定された横方向のオフセットが公差レンジ内に入ったすぐ後に停止される。この方法で、通常は、公差レンジを達成することが完全に必要である限り、クリンパがアンビルのみに対して移動する。このため、通常は、整列は、非常に短時間で実施することができる。
一実施形態によれば、アンビルに対するクリンパの横方向のオフセットは、光学機器を介して、特に、デジタルカメラでデジタル画像を取得し、取得したデジタル画像を、分析装置を介して分析することを介して、判定される。これにより、通常は、横方向のオフセットが、非常に正確に判定される。さらに、通常は、横方向のオフセットの測定/判定は、アンビルおよび/またはクリンパの位置に影響/変更しない。このため、概して、測定/判定によっては、アンビルに対するクリンパの横方向のオフセットは変更されない。通常、これにより、整列の精度、そしてひいては、アンビルに対するクリンパの整列の後に作製される圧着接続の品質が向上する。
一実施形態によれば、光学機器の光軸が、第1の方向に対して垂直かつ第2の方向に対して垂直な第3の方向に対し、5度から30度、好ましくは10度から20度、特に約15度の角度を含み、光軸が、アンビルに向けて傾斜している。概して、水平方向において、圧着端子のためのサポート支持部は、しばしば、アンビルの後方に配置される。通常、圧着端子のための支持部のこの位置は、特定の状況下で、アンビルとクリンパとの間の横方向のオフセットの測定/判定に負の影響を与え得る。通常、光学機器の光軸の傾斜は、この負の影響を低減するか、改善する。このため、概して、圧着接続の品質は、さらに向上する。
一実施形態によれば、アンビルに対するクリンパの横方向のオフセットは、測定プローブを介して判定される。概して、これにより、横方向のオフセットが、非常に正確に判定され得る。このため、通常は、横方向のオフセットを、非常に効率的に低減することができる。
一実施形態によれば、アンビルに対するクリンパの移動は、ウエッジを介して第1のツールを移動することによって達成される。本発明の利点の1つは、通常は、クリンパを、非常に正確にアンビルに対して移動させることができることである。このため、概して、横方向のオフセットを、非常に効率的に低減することができる。
一実施形態によれば、アンビルに対するクリンパの移動は、スピンドル駆動装置を介して第2のツールを移動することによって達成される。本発明の利点の1つは、通常は、クリンパを、非常に正確にアンビルに対して移動させることができることである。このため、概して、横方向のオフセットを、非常に効率的に低減することができる。
一実施形態によれば、アンビルに対するクリンパの移動は、アンビルのみを移動することによって達成される。この方法で、通常は、アンビルの質量が概して非常に小さいことから、整列は、非常に短時間で実施することができる。
一実施形態によれば、整列装置は、
アンビルに対するクリンパの横方向のオフセットを判定することと、
再判定された横方向のオフセットが公差レンジ内にあるか否かを判定するように、再判定された横方向のオフセットを、横方向のオフセットの公差レンジと比較することと、
を行うようにさらに構成されている。
通常は、本発明の利点の1つは、クリンパをアンビルに対して移動した後のフィードバック信号が生成され得ることである。このため、概して、クリンパをアンビルに対して整列させた後に提供された圧着接続の品質は、確実に評価されることができる。
一実施形態によれば、整列装置は、横方向のオフセットを判定するための光学機器を備えており、特に、整列装置が、デジタル画像を取得するためのデジタルカメラ、および、横方向のオフセットを判定するように、取得されたデジタル画像を分析するための分析装置を備えている。通常は、これにより、横方向のオフセットが、非常に正確に判定され得る。さらに、概して、横方向のオフセットの測定/判定は、アンビルおよび/またはクリンパの位置に影響/変更しない。このため、通常は、測定/判定によっては、アンビルに対するクリンパの横方向のオフセットが変更されない。通常は、これにより、整列の品質、そしてひいては、圧着プレスによって作製される圧着接続の品質がさらに向上する。
一実施形態によれば、整列装置は、横方向のオフセットを低減するように、第2の方向にクリンパをアンビルに対して移動する際に、アンビルに対するクリンパの横方向のオフセットを再判定する前に、クリンパを、アンビルに対し、第2の方向に、判定されたオフセットだけ移動させるように構成されている。通常は、これにより、アンビルに対するクリンパの移動は、横方向のオフセットの第2の測定とは分けられる。さらに、概して、測定が、通常は、クリンパがアンビルに対して静止している際、すなわち、アンビルが移動していない際に行われることから、測定は、より正確である。このため、通常は、横方向のオフセットは、高い精度で再判定することができる。
一実施形態によれば、圧着プレス装置は、クリンパを移動するための可動ウエッジをさらに備えている。本発明の利点の1つは、概して、クリンパを、非常に正確にアンビルに対して移動させることができることである。このため、通常は、横方向のオフセットを、非常に効率的に低減することができる。
一実施形態によれば、圧着プレス装置は、アンビルを移動するためのスピンドル駆動装置をさらに備えている。移動するためのウエッジの上方では、クリンパは、前記スピンドル駆動装置によって駆動することができる。概して、本発明の利点の1つは、クリンパを、非常に正確にアンビルに対して移動させることができることである。このため、通常は、横方向のオフセットを、非常に効率的に低減することができる。
圧着プレス装置の一実施形態によれば、光学機器の光軸が、第1の方向に対して垂直かつ第2の方向に対して垂直な第3の方向に対し、5度から30度、好ましくは10度から20度、特に約15度の角度を含み、光軸が、アンビルに向けて傾斜している。水平方向において、圧着端子のための支持部は、しばしば、アンビルの後方に配置される。通常、このことは、特定の状況下で、横方向のオフセットの測定/判定に負の影響を与え得る。概して、光軸の傾斜は、この負の影響を低減するか、改善する。このため、通常は、整列の品質、および、提供される圧着接続の品質が向上する。
一実施形態によれば、圧着プレス装置は、アンビルに対するクリンパの横方向のオフセットを判定するための測定プローブをさらに備えている。通常は、これにより、横方向のオフセットが、非常に正確に判定され得る。このため、概して、横方向のオフセットを、非常に効率的に低減することができる。
本発明の実施形態の可能である特徴および/または利益が、圧着プレスの第2のツールのアンビルに対して、また、部分的に圧着プレス装置に対して、圧着プレスの第1のツールのクリンパを整列するための方法に関し、部分的に本明細書に記載されていることが、留意され得る。当業者は、圧着プレスの第1のツールのクリンパを、圧着プレスの第2のツールのアンビルに対して整列させるための方法の実施形態に関して記載した特徴が、同様に、本発明による圧着プレス装置の実施形態に適用される場合があり、また、その逆もあることを理解するであろう。さらに、当業者は、様々な実施形態の特徴が、他の実施形態の特徴と組み合わせられるか、他の実施形態の特徴によって置き換えられる場合があること、および/または、本発明のさらなる実施形態とするために、変更され得ることを、理解するであろう。
以下では、本発明の実施形態が、包含された図面を参照して、本明細書に記載される。しかし、図面も記載も、本発明を限定するものとしては解釈されないものとする。
本発明による圧着プレス装置の第1の実施形態の斜視図である。 図1の圧着プレス装置の断面図である。 整列前の、図1の圧着プレスの、クリンパとアンビルとの側面図である。 整列後の、図1の圧着プレスの、クリンパとアンビルとの側面図である。 本発明による圧着プレス装置の第2の実施形態の斜視図である。 本発明による圧着プレス装置の第3の実施形態の断面図である。
図面は、概略的表示に過ぎず、縮尺されていない。同じ参照符号は、同じであるか類似の特徴を示している。
図1は、本発明による圧着プレス装置10の第1の実施形態の斜視図である。図2は、図1の圧着プレス装置10の断面図である。図3は、整列前の、図1の圧着プレス装置10の、クリンパ32とアンビル42との側面図である。図4は、整列後の、図1の圧着プレス装置10の、クリンパ32とアンビル42との側面図である。
圧着プレス装置10は、圧着プレス20と整列装置とを備えている。圧着プレス20は、圧着端子と、ワイヤ/ケーブルとの間に圧着接続を作製/構築する。圧着端子は、圧着端子供給装置100を介して、図2、図3、および図4の右または左から供給される。高品質の圧着接続のために、アンビル42の中心は、クリンパ32に対して、または、クリンパ32の中心に整列されていなければならない。アンビル42の中心は、アンビル42の中心線45にある。クリンパ32の中心は、クリンパ32の中心線35にある。
クリンパ32を有する第1のツール30は、上下に移動できるプレス往復台22に配置されている。第2のツール40は、アンビル42を備えている。
クリンパ32は、キャビティを備えている。このキャビティ内には、クリンパ32およびアンビル42が圧着位置にある際に、アンビル42の一部が配置される。
通常は、上または下に移動可能なパーツ/ツールであるクリンパ32は、圧着接続が作製される位置へと下げられる。この方向は、第1の方向102とも呼ばれる。第1の方向102は、図2、図3、および図4では、上から下に通っている。
第2の方向103は、図2、図3、および図4、ならびに、図6では、左から右に通っている(またはその逆である)。第2の方向103は、第1の方向102に対して垂直とすることができる。第2の方向103が、第1の方向102に対して垂直ではなくすることも可能である。
クリンパ32をアンビル42に対して移動することには、アンビル42を物理的に移動すること、クリンパ32を物理的に移動すること、または、アンビル42およびクリンパ32を物理的に移動することを含むことができる。問題とされるのは、クリンパ32とアンビル42との間の相対移動である。
クリンパ32とアンビル42との間の横方向のオフセット50は、第2の方向103における、アンビル42の中心線45の、クリンパ32の中心線35に対するオフセットである。横方向のオフセット50は、クリンパ32の中心線35と、アンビル42の中心線45との間のもっとも短い距離に対応する。クリンパ32の中心線35は、キャビティの中心を通り、かつ、第2の方向103、すなわち、図3および図4において上から下に通っている。アンビル42の中心線45は、アンビル42の中心を通り、かつ、第2の方向103、すなわち、図3および図4において上から下に通っている。
2つの中心線35と中心線45との、第2の方向103(図3および図4では、左から右に通っている)における互いに対する距離は、クリンパ32とアンビル42との間の、横方向のオフセット50である。
整列装置は、光学機器を備えている。光学機器は、デジタルカメラ65と、分析装置、たとえば、CPU/コンピュータとを備えることができる。光学機器は、クリンパ32およびアンビル42の画像を取得する。画像は、第1の方向102に対して垂直であるかほぼ垂直であり、かつ、第2の方向103に対して垂直な方向で取得することができる。特にクリンパ32の、クリンプ顎部の縁部と、アンビル42とが取得される。取得された画像は、図3および図4に概略的に示されている。デジタルカメラ65は、圧着プレス20の、2つの垂直な側板間に配置されている。
デジタルカメラ65の光軸は、水平面に対して傾斜されることができる。光学機器の光軸は、第1の方向102に対して垂直かつ、第2の方向103に対して垂直な第3の方向に対し、約5度から約30度、好ましくは約10度から約20度、特に約15度の角度を含むことができる。デジタルカメラ65の光軸は、アンビル42に対して傾斜している。すなわち、カメラは、図1において(わずかに)下方に/クリンパ32から離れて見える。
取得された画像は、分析され、第2の方向103における、クリンパ32の中心線35と、アンビル42の中心線45との間の横方向のオフセット50が判定される。クリンパ32の一方側の縁部、および、アンビル42の一方側の縁部のみが、デジタルカメラ65によって取得されることから、取得された画像の分析では、多くの情報源は取得されない。CPU/コンピュータは、低価格のCPU/コンピュータとすることができる。
横方向のオフセット50が判定されている場合、クリンパ32は、第2の方向103に移動し、それにより、アンビル42の中心線45と、クリンパ32の中心線35との間の横方向のオフセット50が低減されるようになっている。移動は、図3に示す位置から、図4に示す位置へと行われる。図3に示すような横方向のオフセット50が存在する場合、アンビル42が左に移動するか、クリンパ32が右に移動するか、両方の移動が組み合わされる。
クリンパ32を備えた第1のツール30は、ウエッジ78を介して移動されることができる。ウエッジ78は、クリンパ32を、第2の方向103(図2では右から左)に、カウンタボルト80に対して押圧する。ウエッジ78が図2の下方にさらに移動されると、クリンパ32は、左にさらに移動され、カウンタボルト80に対してさらに押し付けられる。ウエッジ78が図2の上方にさらに移動されると、クリンパ32は、図2における右に移動される。クランプボルト70は、第1のツール30のハウジング72上に、上方から押圧する。クランプボルト70は、第1のツール30をプレス往復台22に締結する。プレス往復台22は、第1のツール30を、クリンパ32とともに上下に移動させるように、上下に移動されることができる。
ウエッジ78は、スピンドル74を介して移動されることができる。この方法で、クリンパ32は、非常に正確に移動されることができる。ウエッジ78は、一方側(図2の左側)で第1のツール30のハウジング72と接触しており、他方側(図2の右側)で、圧着プレス本体の傾斜した表面と接触している。
横方向のオフセット50は、光学機器を介して、再判定されることができる。再判定された横方向のオフセット50は、公差レンジと比較されることができる。公差レンジは、10μmとすることができる。すなわち、クリンパ32とアンビル42との間の、10μm以下の横方向のオフセット50が、許容可能である/許容され得る。公差レンジは、5μmまたは1μmとすることができる。再判定された横方向のオフセット50は、公差レンジと比較される。再判定された横方向のオフセット50が、公差レンジ内/公差レンジ未満である場合、比較の正の結果が与えられる。この正の結果は、(デジタル)電子信号とすることができ、かつ/または、圧着プレス20において緑色の光で示すことができる。圧着端子は、圧着端子供給装置100を介して、クリンパ32およびアンビル42に供給される。
再判定された横方向のオフセット50が、公差レンジより大である場合(たとえば、公差レンジが10μmである場合の、12μm)、比較の負の結果が与えられる。この負の結果は、(デジタル)電子信号とすることができ、かつ/または、圧着プレス20において赤色または黄色の光で示すことができる。
再判定された横方向のオフセット50が、公差レンジ内にない場合、クリンパ32は、再判定された横方向のオフセット50だけ、アンビル42に対してふたたび移動されることができる。この第2の移動の後に、さらなる再判定および公差レンジとの比較が行われ、横方向のオフセット50が公差レンジ未満/公差レンジ内にあるかを判定することができる。新たな比較の結果は、デジタル電子信号とすることができ、かつ/または、圧着プレス20において緑色または黄色/赤色の光を介して示され得る。
横方向のオフセット50の再判定は、クリンパ32が、判定された横方向のオフセット50だけ、アンビル42に対して移動された後に、行われることができる。代替的には、横方向のオフセット50は、アンビル42に対するクリンパ32の移動の間に再判定されることができる。この移動は、第1の場合において、クリンパ32が、判定されたオフセットだけ、アンビル42に対して移動された場合に、停止されることができる。後者の場合(移動の間に横方向のオフセット50を再判定する場合)には、アンビル42に対するクリンパ32の移動は、再判定された横方向のオフセット50が公差レンジ内に入るとすぐに停止される。たとえば、公差レンジが10μmである場合、アンビル42に対するクリンパ32の移動は、再判定された横方向のオフセット50が公差レンジ内に入った場合には、アンビル42の中心線45に対する、クリンパ32の中心線35の横方向のオフセット50が10μm以下になるとすぐに停止される。
光学機器に対して代替的または追加的に、横方向のオフセット50は、測定プローブを介して判定および/または再判定されることができる。測定プローブは、3D測定プローブとすることができる。
圧着プレス20のすべての測定公差、具体的には、アンビル42およびクリンパ32の測定公差が、記載の整列方法により、考慮される。
クリンパ32の代わりに、または追加的に、アンビル42を物理的に移動することができる。例として、アンビル42の移動は、クリンパ32に関して前述したように、ウエッジ(ここでは図示せず)を介して達成されることができる。
第1のツール30を変更するために、クランプボルト70およびカウンタボルト80は、(たとえば空気圧によって)後退されることができる。
図5は、本発明による圧着プレス装置10の第2の実施形態の斜視図である。
第1の実施形態と第2の実施形態との間の主要な差異は、第1の実施形態において、クリンパ32が第2の方向103に移動され得る一方、第2の実施形態では、アンビル42が、第2の方向103に物理的に移動され得ることである。
第2のツール40は、スライドガイド84/レセプタクル82内に導入される。第2のツール40は、アンビル42を含み、全体として、スピンドル駆動装置76を介して移動される。
図6は、本発明による圧着プレス装置10の第3の実施形態の断面図である。第3の実施形態では、アンビル42のみが移動される。すなわち、第2のツール40は、全体として移動されない。
アンビル42は、可動端部ストップ90により、圧縮バネ92に対して押圧される。第2のツール40に対するアンビル42の移動は、ピン94によって制限されている。このピン94は、第2のツール40をレセプタクル82と接続している。可動端部ストップ90は、第2のツール40/アンビル42を交換され得るように、図6の右側に後退され得る。
3つの実施形態すべてにおいて、本方法は、以下のように実施され得る。
最初に、クリンパ32を有する上方ツールが、第1の方向102に、第2のツール40/アンビル42に向かって移動され、それにより、アンビル42とクリンパ32との間の物理的/機械的な接触が生じていないことを確実にしつつ、光学機器が、アンビル42およびクリンパ32を取得するようになっている。
光学機器は、アンビル42およびクリンパ32の1つまたはいくつかの画像/ビデオを取得する。そのような画像の例が、図3に示されている。分析用のソフトウェア/ハードウェアは、取得された画像(複数の場合もある)および/またはビデオを分析し、アンビル42の中心線45と、クリンパ32の中心線35との間の、第2の方向103における横方向のオフセット50を判定する。通常、第2の方向103は、水平に通っている。横方向のオフセット50は、クリンパ32が、アンビル42に対してどの距離に移動されなければならないかを判定する。
クリンパ32は、アンビル42に対して(またはその逆に)移動され、横方向のオフセット50を低減する。クリンパ32をアンビル42に対し、判定された横方向のオフセット50だけ移動した後、または、クリンパ32をアンビル42に対して移動する間、横方向のオフセット50が再判定される。このことは、光学機器を介して行うことができる。クリンパ32をアンビル42に対して移動した後の、そのような画像の例が、図4に示されている。
再判定された横方向のオフセット50が公差レンジ内にある場合、アンビル42に対するクリンパ32の移動は停止される。再判定された横方向のオフセット50が、公差レンジ内にない場合、クリンパ32は、横方向のオフセット50を低減/低下させるように、アンビル42に対してふたたび移動されることができる。代替的には、エラー信号を、提供および/または表示することができる。
横方向のオフセット50を、アンビル42に対するクリンパ32の移動の間に再判定されることも可能である。移動は、再判定された横方向のオフセット50が公差レンジ内に入るとすぐに停止される。
このため、再判定および第2の移動を実施しないことが、可能である。
さらに、再判定された横方向のオフセット50が、公差レンジ未満ではない/公差レンジ内にない場合、記録された画像の精度が向上するように、第1の方向102に、さらに下、すなわち、アンビル42に近づくように、第1のツール30/上方ツール/クリンパ32は移動されることができる。このことは、クリンパ32がアンビル42に対し、判定された横方向のオフセット50だけ移動した後、または、この移動の一部の後に、行われ得る。
アンビル42がクリンパ32に対して整列されている(またはその逆の)場合、すなわち、横方向のオフセット50が公差レンジ内にある場合、第1のツール30/クリンパ32が、開始位置において、アンビル42から離れるように移動される。次いで、圧着端子がクリンパ32に供給される。ここで、圧着プレス20は、圧着プロセスを実施するための準備がされる。
最後に、「comprising」などの用語は、他の要素またはステップを除外せず、また、「a」または「an」は、複数であることを除外しないことに留意されたい。また、異なる実施形態に関連して記載された要素は、組み合わされる場合がある。特許請求の範囲における参照符号は、特許請求の範囲を限定するものとは解釈されるべきではないことにも、留意されたい。

Claims (15)

  1. 圧着プレス(20)の第1のツール(30)のクリンパ(32)を、圧着プレス(20)の第2のツール(40)のアンビル(42)に対して整列させるための方法であって、クリンパ(32)とアンビル(42)とが、クリンパ(32)をアンビル(42)に対して第1の方向(102)に移動することにより、協同して圧着接続を作製するように構成されており、
    本方法には、
    アンビル(42)に対するクリンパ(32)の横方向のオフセット(50)が判定されることが含まれ、横方向のオフセット(50)は、第2の方向(103)におけるアンビル(42)の中心線(45)に対するクリンパ(32)の中心線(35)のオフセットであり、第2の方向(103)は、第1の方向(102)に対して垂直であり、クリンパ(32)の中心線(35)は、クリンパ(32)の中心を第1の方向(102)に延びており、アンビル(42)の中心線(45)は、アンビル(42)の中心を第1の方向(102)に延びており、
    本方法には、横方向のオフセット(50)を低減するように、クリンパ(32)がアンビル(42)に対して第2の方向(103)に移動されることが含まれる
    法。
  2. 第2の方向(103)が、圧着端子を圧着プレス(20)に供給するための圧着端子供給装置の方向に対して並行に通っている、請求項1に記載の方法。
  3. アンビル(42)に対するクリンパ(32)の横方向のオフセット(50)を再判定することと、
    再判定された横方向のオフセット(50)が公差レンジ内にあるか否かを判定するように、再判定された横方向のオフセット(50)を、横方向のオフセット(50)の公差レンジと比較することと、
    をさらに含む、請求項1または2に記載の方法。
  4. 横方向のオフセット(50)を低減するように、第2の方向(103)に、クリンパ(32)をアンビル(42)に対して移動する際に、アンビル(42)に対するクリンパ(32)の横方向のオフセット(50)を再判定する前に、クリンパ(32)が、アンビル(42)に対し、第2の方向(103)に、判定された横方向のオフセット(50)だけ移動される、請求項3に記載の方法。
  5. 再判定された横方向のオフセット(50)が、公差レンジ内にないと判定される場合、クリンパ(32)をアンビル(42)に対し、第2の方向(103)に、再判定された横方向のオフセット(50)だけ移動することをさらに含む、請求項3または4に記載の方法。
  6. 第2の方向(103)における、アンビル(42)に対するクリンパ(32)の移動の間、横方向のオフセット(50)が繰り返し再判定され、アンビル(42)に対するクリンパ(32)の移動が、再判定された横方向のオフセット(50)が公差レンジ内に入るとすぐに、停止される、請求項3に記載の方法。
  7. アンビル(42)に対するクリンパ(32)の横方向のオフセット(50)が、光学機器を介して、判定される、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 光学機器の光軸は、第1の方向(102)に対して垂直な第3の方向であってかつ第2の方向(103)に対して垂直な当該第3の方向と、5度から30度の角度をなし、前記光軸は、アンビル(42)に向けて傾斜されている、請求項7に記載の方法。
  9. アンビル(42)に対するクリンパ(32)の横方向のオフセット(50)が、測定プローブを介して判定される、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  10. アンビル(42)に対するクリンパ(32)の移動が、ウエッジ(78)を介して第1のツール(30)を移動することによって達成される、請求項1から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. アンビル(42)に対するクリンパ(32)の移動が、スピンドル駆動装置(76)を介して第2のツール(40)を移動することによって達成される、請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. アンビル(42)に対するクリンパ(32)の移動が、アンビル(42)のみを移動することによって達成される、請求項1から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 圧着プレス装置(10)であって、
    クリンパ(32)を備えている第1のツール(30)、および、アンビル(42)を備えている第2のツール(40)を有する、圧着プレス(20)であって、クリンパ(32)とアンビル(42)とが、クリンパ(32)をアンビル(42)に対して第1の方向(102)に移動することにより、協同して圧着接続を作製するように構成されている、圧着プレス(20)と、
    クリンパ(32)の中心線(35)を、アンビル(42)の中心線(45)と整列させるための整列装置であって、クリンパ(32)の中心線(35)が、クリンパ(32)の中心を通って、第1の方向(102)に通っており、アンビル(42)の中心線(45)が、アンビル(42)の中心を通って、第1の方向(102)に通っている、整列装置と、を備え、
    整列装置は、
    アンビル(42)に対するクリンパ(32)の横方向のオフセット(50)が判定されるように構成されており、横方向のオフセット(50)は、第2の方向(103)におけるアンビル(42)の中心線(45)に対するクリンパ(32)の中心線(35)のオフセットであり、第2の方向(103)は、第1の方向(102)に対して垂直であり、
    整列装置は、横方向のオフセット(50)を低減するように、クリンパ(32)をアンビル(42)に対して第2の方向(103)に移動されるように構成されている、
    着プレス装置(10)。
  14. 整列装置が、
    アンビル(42)に対するクリンパ(32)の横方向のオフセット(50)を再判定することと、
    再判定された横方向のオフセット(50)が公差レンジ内にあるか否かを判定するように、再判定された横方向のオフセット(50)を、横方向のオフセット(50)の公差レンジと比較することと、
    を行うようにさらに構成されている、請求項13に記載の圧着プレス装置(10)。
  15. 整列装置が、横方向のオフセット(50)を判定するための光学機器を備えている、請求項13または14に記載の圧着プレス装置(10)。
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