JP7147468B2 - 赤外線検出器の読み出し回路及びその検査方法 - Google Patents

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Description

本発明は、赤外線検出器の読み出し回路及びその検査方法に関する。
従来技術として、実際に撮像を行うことなく信号処理部の動作確認を行うことができると共に、所望のデータでの動作確認を容易に実現することができる固体撮像素子及びその検査方法が知られている。例えば、マトリクス状に配列された画素と、画素の列毎に配線された垂直信号線と、垂直信号線に接続されて画素から読み出された電気信号を保持する保持部と、保持部を順次選択する選択信号を供給する水平走査部とを備える固体撮像素子が知られている。
この固体撮像素子は、保持部に所定のデータ信号を供給できる水平走査部と、水平走査部により選択された保持部から読み出された電気信号を出力する信号処理部とを備える。このような構成によれば、マトリクス状に配列された画素で撮像を行うことなく、水平走査部から保持部へのデータ信号の入力が可能となる。そのため、マトリクス状に配列された画素で実際に撮像を行うことなく、信号処理部の動作確認を行うことができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2009-77173号公報
しかしながら、従来の技術は、マトリクス状に配列される複数の画素駆動回路を使わずに、それらの複数の画素駆動回路の後段の回路にデータ信号を入力して検査を行う方法である。そのため、従来の技術では、マトリクス状に配列され、赤外線検出器の駆動用回路をそれぞれ有する複数の画素駆動回路を個別に検査できない。
そこで、本開示は、マトリクス状に配列され、赤外線検出器の駆動用回路をそれぞれ有する複数の画素駆動回路を個別に検査可能な構成を備える、赤外線検出器の読み出し回路を提供する。また、本開示は、マトリクス状に配列され、赤外線検出器の駆動用回路をそれぞれ有する複数の画素駆動回路を個別に検査できる、赤外線検出器の読み出し回路の検査方法を提供する。
本開示は、
マトリクス状に配列される複数の画素駆動回路と、
前記複数の画素駆動回路の行ごとに設けられる複数の垂直選択線と、
前記複数の画素駆動回路の列ごとに設けられる複数の水平選択線と、
前記複数の垂直選択線に順番に行選択信号を出力する垂直選択回路と、
前記複数の水平選択線に順番に列選択信号を出力することによって、前記行選択信号により選択された1行分の画素駆動回路から信号を読み出し線に順次読み出す水平選択回路とを備え、
前記複数の画素駆動回路は、それぞれ、
赤外線検出器の駆動用回路と、
前記複数の垂直選択線のうち対応する垂直選択線に出力される前記行選択信号と、前記複数の水平選択線のうち対応する水平選択線に出力される前記列選択信号とに基づいて、外部から供給されるテスト信号を前記駆動用回路に入力するか否かを切り替える切り替え回路とを有し、
前記切り替え回路は、
前記テスト信号を前記駆動用回路に入力するか否かを切り替えるスイッチと、
前記複数の垂直選択線のうち対応する垂直選択線に出力される前記行選択信号と、前記複数の水平選択線のうち対応する水平選択線に出力される前記列選択信号とに基づいて、前記スイッチの切り替え動作を制御するラッチ回路とを有する、赤外線検出器の読み出し回路を提供する。
また、本開示は、
マトリクス状に配列される複数の画素駆動回路と、
前記複数の画素駆動回路の行ごとに設けられる複数の垂直選択線と、
前記複数の画素駆動回路の列ごとに設けられる複数の水平選択線と、
前記複数の垂直選択線に順番に行選択信号を出力する垂直選択回路と、
前記複数の水平選択線に順番に列選択信号を出力することによって、前記行選択信号により選択された1行分の画素駆動回路から信号を読み出し線に順次読み出す水平選択回路とを備え、
前記複数の画素駆動回路は、それぞれ、
赤外線検出器の駆動用回路と、
前記複数の垂直選択線のうち対応する垂直選択線に出力される前記行選択信号と、前記複数の水平選択線のうち対応する水平選択線に出力される前記列選択信号とに基づいて、外部から供給されるテスト信号を前記駆動用回路に入力するか否かを切り替える切り替え回路とを有し、
前記切り替え回路は、
前記テスト信号を前記駆動用回路に入力するか否かを切り替えるスイッチと、
前記複数の垂直選択線のうち対応する垂直選択線に出力される前記行選択信号と、前記複数の水平選択線のうち対応する水平選択線に出力される前記列選択信号とに基づいて、前記スイッチの切り替え動作を制御するラッチ回路とを有する、赤外線検出器の読み出し回路を検査する方法であって、
前記複数の画素駆動回路のそれぞれに前記テスト信号を供給する、赤外線検出器の読み出し回路の検査方法を提供する。
本開示の技術によれば、マトリクス状に配列され、赤外線検出器の駆動用回路をそれぞれ有する複数の画素駆動回路を個別に検査可能な構成を備える、赤外線検出器の読み出し回路を提供できる。また、本開示の技術によれば、マトリクス状に配列され、赤外線検出器の駆動用回路をそれぞれ有する複数の画素駆動回路を個別に検査できる、赤外線検出器の読み出し回路の検査方法を提供できる。
赤外線撮像装置の構成の一例を示す図である。 撮像素子の構成の一例を示す図である。 一比較形態における読み出し回路の構成の一例を示す図である。 一比較形態における画素駆動回路の構成の一例を示す図である。 一比較形態におけるテスト入力時の出力波形の一例を示す図である。 検査方式の一例を示す図である。 検査時の出力波形の一例を示す図である。 検査時の出力波形の一例を示す図である。 検査時の出力波形の一例を示す図である。 第1の実施形態における読み出し回路の構成例を示す図である。 第1の実施形態における画素駆動回路の構成の一例を示す図である。 第1の実施形態において、特定の一画素のみにテスト入力するときの駆動パルスの一例を示す図である。 第1の実施形態において、特定の一画素を除いて残りの全画素にテスト入力するときの駆動パルスの一例を示す図である。 第1の実施形態において、特定の一画素のみにテスト入力するときの出力波形の一例を示す図である。 第1の実施形態において、特定の一画素を除いて残りの全画素にテスト入力するときの出力波形の一例を示す図である。 テスト入力選択パルスの生成回路の構成例を示す図である。 検査方法の一例を示す図である。 出力アンプの検査時の出力波形の一例を示す図である。
以下、本開示に係る実施形態について説明する。
図1は、本実施形態における赤外線撮像装置の構成例を示す図である。図1に示す赤外線撮像装置101は、撮像部110と、信号処理回路118と、表示モニタ153とを備える。なお、表示モニタ153は、赤外線撮像装置101の構成に含まれても含まれなくてもよい。
撮像部110には、撮像素子が搭載されている。撮像素子は、イメージセンサとも称される。撮像部110は、撮像素子から出力されるアナログのセンサ出力信号(画素出力信号)をデジタルのセンサ出力信号(赤外線撮像信号)に変換して出力する。信号処理回路118は、撮像部110から出力されるデジタルの赤外線撮像信号に基づいて、表示モニタ153に表示される熱画像を生成するための画像信号を生成する。表示モニタ153は、信号処理回路118から出力される画像信号に基づいて、熱画像を表示する。
図2は、撮像素子の構成の一例を示す図である。図2に示す撮像素子14は、観測対象物の表面温度に応じて当該観測対象物から放射される赤外線を、二次元のアレイ状に配置された複数の赤外線検出器24で検出する。撮像素子14は、当該観測対象物の表面温度分布を示す熱画像を生成するためのアナログのセンサ出力信号(画素出力信号)を読み出し回路113から出力する。
撮像素子14は、複数の赤外線検出器24がマトリクス状に配列されたセンサアレイ12と、センサアレイ12において得られた電気信号を読み出す読み出し回路113が形成された回路基板86とを有する。読み出し回路113は、複数の赤外線検出器24のそれぞれに入射する赤外線の強度に応じた電気信号を読み出して撮像素子14の外部にセンサ出力信号として時系列に出力する。センサアレイ12と読み出し回路113とは、例えばインジウム製の複数のバンプ17により接続されている。
次に、本実施形態における読み出し回路113と比較するため、一比較形態における読み出し回路13の構成例について説明する。
図3は、一比較形態における読み出し回路13の構成の一例を示す図である。読み出し回路13は、複数の画素駆動回路21、複数の垂直バス28、複数の垂直選択線27、複数の水平選択線29、垂直シフトレジスタ22及び水平シフトレジスタ23(23a,23b)を備える。また、読み出し回路13は、読み出し線26(26a,26b)、列選択トランジスタ33(33a,33b)、バイアストランジスタ34(34a,34b)及び出力アンプ84(84a,84b)を備える。
複数の画素駆動回路21は、それぞれ、複数の赤外線検出器のうち対応する赤外線検出器を駆動し、当該対応する赤外線検出器に入射する赤外線に応じた信号をフレームごとに生成する。複数の画素駆動回路21は、複数の垂直選択線27と複数の垂直バス28との各交差部に対応してマトリクス状に配列されている。画素駆動回路21は、複数の赤外線検出器の夫々に対して、設けられている。複数の画素駆動回路21は、互いに同じ構成を有する。
複数の垂直バス28は、複数の画素駆動回路21の列ごとに設けられる垂直読み出し線であり、垂直方向(列方向)に平行に伸びる。
複数の垂直選択線27は、複数の画素駆動回路21の行ごとに設けられるスキャンラインであり、水平方向(行方向)に平行に伸びる。
複数の水平選択線29は、複数の画素駆動回路21の列ごとに設けられるスキャンラインである。
垂直シフトレジスタ22は、複数の垂直選択線27に順番に行選択信号V-Selを出力する垂直選択回路の一例である。行選択信号V-Selは、スキャンパルスとも称される。
水平シフトレジスタ23(23a,23b)は、複数の水平選択線29に順番に列選択信号H-Selを出力する水平選択回路の一例である。列選択信号H-Selは、読み出しパルスとも称される。第1の水平シフトレジスタ23aは、複数の水平選択線29に順番に列選択信号H-Selを出力することによって、行選択信号V-Selにより選択された1行分の画素駆動回路から信号を第1の読み出し線26aに順次読み出す。第2の水平シフトレジスタ23bは、複数の水平選択線29に順番に列選択信号H-Selを出力することによって、行選択信号V-Selにより選択された1行分の画素駆動回路から信号を第2の読み出し線26bに順次読み出す。
複数の列選択トランジスタ33(33a,33b)のそれぞれのゲートは、複数の水平選択線29のうち対応する水平選択線29に接続されている。複数の第1の列選択トランジスタ33aのそれぞれのゲートは、複数の水平選択線29のうち対応する水平選択線29を介して、第1の水平シフトレジスタ23aに接続されている。複数の第2の列選択トランジスタ33bのそれぞれのゲートは、複数の水平選択線29のうち対応する水平選択線29を介して、第2の水平シフトレジスタ23bに接続されている。
第1の読み出し線26aとグランドとの間に第1のバイアストランジスタ34aが接続されている。第1のバイアストランジスタ34aのゲートに電源から電圧VRSが供給される。第1のバイアストランジスタ34aは、各々の画素駆動回路21内の後述の増幅トランジスタ31及び行選択トランジスタ32、並びに第1の列選択トランジスタ33aに、バイアス電流を流すための定電流回路として用いられる。
第2の読み出し線26bとグランドとの間に第2のバイアストランジスタ34bが接続されている。第2のバイアストランジスタ34bのゲートに電源から電圧VRSが供給される。第2のバイアストランジスタ34bは、各々の画素駆動回路21内の後述の増幅トランジスタ31及び行選択トランジスタ32、並びに第2の列選択トランジスタ33bに、バイアス電流を流すための定電流回路として用いられる。
図4は、一比較形態における画素駆動回路21の構成の一例を示す図である。画素駆動回路21は、赤外線検出器24の駆動用回路40を備える。駆動用回路40は、赤外線検出器24を駆動し、赤外線検出器24に入射する赤外線に応じた信号をフレームごとに生成する。駆動用回路40は、バンプ17を介して、センサアレイ12に設けられる複数の赤外線検出器24のうち対応する赤外線検出器24に接続される。
赤外線検出器24は、赤外線の入射量に応じて抵抗値が変化する特性を有する光伝導型素子である。赤外線検出器24は、自身に入射した赤外線の入射光量に応じた光電流を発生する受光素子である。つまり、赤外線検出器24は、赤外線の強度を電気信号に変換する光電変換部である。
駆動用回路40は、例えば、駆動トランジスタ35、トランスファーゲート38、積分容量41、保持容量42、第1のリセットトランジスタ36、第2のリセットトランジスタ37、増幅トランジスタ31及び行選択トランジスタ32を有する。
駆動トランジスタ35は、ソースがバンプ17を介して赤外線検出器24の一端に接続される。駆動トランジスタ35のゲートには、撮像素子14外部の不図示のタイミング生成器から供給されるバイアス設定信号BSが印加される。赤外線検出器24の他端は、グランド(GND)に接続されている。駆動トランジスタ35は、例えば、Nチャネル型のMOS(Metal Oxide Semiconductor)トランジスタである。
駆動トランジスタ35は、赤外線検出器24に電流を流す時間(積分容量41から電荷を放電する時間)を制御する。駆動トランジスタ35はバイアス設定信号BSに従って開閉するように設定されている。駆動トランジスタ35が開となるとき、積分容量41から赤外線検出器24に電流を流すことができる。
トランスファーゲート38は、積分容量41と保持容量42との間に設けられるアナログスイッチである。トランスファーゲート38は、サンプルホールドスイッチ回路とも称される。トランスファーゲート38の一端は、駆動トランジスタ35の他端と積分容量41の一端とに接続されている。積分容量41の他端は、グランドに接続されている。トランスファーゲート38の他端は、保持容量42の一端に接続されている。
トランスファーゲート38のゲートには、ゲート駆動信号であるサンプルホールド信号SH及び/SHが印加される。サンプルホールド信号/SHは、サンプルホールド信号SHの反転信号である。サンプルホールド信号SH及び/SHは、上述のタイミング生成器から供給される。
積分容量41は、駆動トランジスタ35とトランスファーゲート38との間に設けられている。例えば、積分容量41の一端は、駆動トランジスタ35の他端のドレインとトランスファーゲート38の一端とを結ぶ電流経路に接続され、積分容量41の他端は、グランドに接続されている。積分容量41の具体例として、静電容量素子が挙げられる。
保持容量42は、積分容量41の一端にトランスファーゲート38を介して接続されている。保持容量42は、サンプルホールド容量とも称される。例えば、保持容量42の一端は、トランスファーゲート38の他端に接続された電流経路に接続され、保持容量42の他端は、グランドに接続されている。保持容量42の具体例として、静電容量素子が挙げられる。
第1のリセットトランジスタ36は、積分容量41の一端と電源線との間に直列に接続されており、上述のタイミング生成器から供給される積分リセット信号RSによってゲートが駆動される。
第2のリセットトランジスタ37は、保持容量42の一端と電源線との間に直列に接続されており、上述のタイミング生成器から供給される保持リセット信号SHRSによってゲートが駆動される。
増幅トランジスタ31は、保持容量42に保持された電圧を増幅して出力する素子である。増幅トランジスタ31のゲートは、保持容量42と第2のリセットトランジスタ37との間に接続される。
行選択トランジスタ32は、増幅トランジスタ31から出力される電圧(保持容量42に保持された電圧に対応する電圧)を、行選択信号V-Selに応じて、複数の垂直バス28のうち対応する垂直バス28に出力する素子である。
次に、図3,4を参照して、読み出し回路13及び画素駆動回路21の動作について説明する。
画素駆動回路21では、リセットゲート用の第1のリセットトランジスタ36に積分リセット信号RSが印加され、第1のリセットトランジスタ36が導通して積分容量41が所定値に充電される。積分リセット信号RSの印加が停止した後、入力ゲート用の駆動トランジスタ35にバイアス設定信号BSが一定期間印加され、赤外線検出器24に赤外線強度に対応した電流が流れ、積分容量41の電圧が赤外線強度に対応した電圧になる。
次に、サンプルホールドリセット用の第2のリセットトランジスタ37は、保持リセット信号SHRSに応じて導通し、保持容量42の電圧レベルを所定値にリセットする。次に、トランスファーゲート38にサンプルホールド信号SHおよび/SHが印加され、積分容量41の電圧が保持容量42に転送され、保持される。サンプルホールド信号/SHは、サンプルホールド信号SHの反転信号である。このような動作が複数の画素駆動回路21でそれぞれ同時に行われるので、各々の赤外線検出器24の赤外線強度に対応した電圧が各々の保持容量42に保持される。
垂直シフトレジスタ22は、複数の垂直選択線27を1本ずつ選択する行選択信号V-Selを順次出力する。行選択信号V-Selに応じて、その行選択信号V-Selが出力された垂直選択線27にゲートが接続される行選択トランジスタ32が導通する。導通した行選択トランジスタ32に増幅トランジスタ31を介して接続された画素駆動回路21の保持容量42に保持された電圧が、増幅トランジスタ31および行選択トランジスタ32を介して、対応する垂直バス28に出力される。
水平シフトレジスタ23(23a,23b)は、複数の列選択トランジスタ33(33a,33b)のゲートに接続される複数の水平選択線29に順番に列選択信号H-Selを出力する。
第1の水平シフトレジスタ23aは、複数の水平選択線29に順番に列選択信号H-Selを出力することによって、行選択信号V-Selにより選択された1行分の画素駆動回路から垂直バス28に出力された電圧を、第1の読み出し線26aに順次読み出す。第1の読み出し線26aに順次読み出された電圧は、第1の出力アンプ84aにより順次増幅され、第1の出力アンプ84aから第1の出力線85aにアナログのセンサ出力信号(画素出力信号)として順次出力される。
第2の水平シフトレジスタ23bは、複数の水平選択線29に順番に列選択信号H-Selを出力することによって、行選択信号V-Selにより選択された1行分の画素駆動回路から垂直バス28に出力された電圧を、第2の読み出し線26bに順次読み出す。第2の読み出し線26bに順次読み出された電圧は、第2の出力アンプ84bにより順次増幅され、第2の出力アンプ84bから第2の出力線85bにアナログのセンサ出力信号(画素出力信号)として順次出力される。
すべての垂直バス28の電圧の読み出しが終了すると、垂直シフトレジスタ22が次の垂直選択線27に行選択信号V-Selを出力する。以後、上記の動作を繰り返すことにより、複数の出力線85a,85bに、2次元配置されたすべての赤外線検出器24に入射した赤外線の強度に応じた信号がマルチプレクスされて出力される。
ところで、図4に示されるように、複数の画素駆動回路21には、それぞれ、検査用にテスト配線92が設けられている。テスト配線92は、検査用のテストスイッチ91を介して駆動用回路40に接続され、より具体的には、バンプ17と駆動トランジスタ35との間の電流経路に接続される。読み出し回路13の外部から供給されるテスト入力選択パルスT-Selによってテストスイッチ91のオンオフを切り替えることによって、赤外線検出器24の代わりに読み出し回路13の外部からテスト電圧VTを印加できる。テスト入力選択パルスT-Selは、テスト入力選択信号の一例である。
つまり、図2に示す撮像素子14は、センサアレイ12が読み出し回路13(読み出し回路13が形成される回路基板86)に貼付されている。しかし、テスト配線92及びテストスイッチ91を設けることによって、センサアレイ12が貼付される前の工程で、読み出し回路13(読み出し回路13が形成される回路基板86)を単体で検査できる。
この読み出し回路13の単体検査において、全ての画素駆動回路21に同じテスト電圧VTが印加されると、マルチプレクスされて出力線85a,85bから出力されるアナログの画素出力信号は、ほぼ同じ電圧になる(図5参照)。そのため、以下の(1)(2)のような現象を検出することができない。
(1)出力アンプ84a,84b等の内部アンプの応答速度が不足して、先に読み出された画素の信号が次に読み出される画素の信号に重なる現象。
(2)複数の出力線の間(例えば、出力線85a,85bの間)で生ずるクロストーク現象や、複数の読み出し線の間(例えば、読み出し線26a,26bの間)で生ずるクロストーク現象。
読み出し回路13で生ずるこれらの現象は、赤外線撮像装置のMTF(変調伝達関数:Modulation Transfer Function)の劣化、あるいは撮像画面上のゴースト表示の原因となる場合がある。
一方、赤外線撮像装置のMTF劣化やゴーストは、例えば図6のように、キャビティ黒体炉90を用いた評価系で検査可能である。つまり、読み出し回路が形成された回路基板86とセンサアレイ12とを貼付して形成された撮像素子14を、赤外線撮像装置に組み込んで、キャビティ黒体炉90による点光源の撮像をレンズ11を通して行うことによって、MTF劣化等を検査する方式がある。
読み出し回路によりマルチプレクスされた出力が図7のようであれば、点光源が1画素の信号としてのみ観測できるため、内部アンプの応答速度や出力線間のクロストークに問題がないと判定できる。読み出し回路によりマルチプレクスされた出力が図8のようであれば、内部アンプの応答速度が不足しており、先に読み出された画素の信号が次に読み出される画素の信号に重なっていることが観測できるため、MTF劣化が生ずるおそれがあると判定できる。また、読み出し回路によりマルチプレクスされた出力が図9のようであれば、出力線間のクロストークが観測できるため、撮像画面にゴーストが表示されるおそれがあると判定できる。
しかしながら、図6に示すような評価系で検査する方法は、読み出し回路にセンサアレイを貼付することによって撮像素子14を完成させることだけでなく、赤外線撮像装置における電気系と光学系を調整することが求められるので、検査工程に多くの工数が生ずる。また、検査の結果、読み出し回路の不具合がわかったとしても、既に行われたセンサアレイの貼付は無駄になり、撮像素子そのものの歩留まりが悪くなるという問題がある。
このような問題に鑑み、本開示は、撮像素子としての完成を待たずに、読み出し回路だけの簡単な検査で不具合を検出可能にする技術を提供するものである。
図10は、本開示に係る第1の実施形態における読み出し回路113の構成例を示す図である。上述の一比較形態と同様の点については、上述の説明を援用することで、その説明を省略する。読み出し回路113は、複数の画素駆動回路121、複数の垂直バス28、複数の垂直選択線27、複数の水平選択線29、垂直シフトレジスタ22及び水平シフトレジスタ23(23a,23b)を備える。
複数の画素駆動回路121は、それぞれ、複数の赤外線検出器のうち対応する赤外線検出器を駆動し、当該対応する赤外線検出器に入射する赤外線に応じた信号をフレームごとに生成する。複数の画素駆動回路121は、複数の垂直選択線27と複数の垂直バス28との各交差部に対応してマトリクス状に配列されている。画素駆動回路121は、複数の赤外線検出器の夫々に対して、設けられている。複数の画素駆動回路121は、互いに同じ構成を有する。
複数の水平選択線29は、複数の画素駆動回路121の列ごとに設けられるスキャンラインであり、複数の画素駆動回路121の各々に垂直方向(列方向)に平行に伸びる。
図11は、第1の実施形態における読み出し回路113内に設けられる画素駆動回路121の構成例を示す図である。画素駆動回路121は、赤外線検出器24の駆動用回路40と、外部から供給されるテスト電圧VTを駆動用回路40に入力するか否かを切り替える切り替え回路98とを有する。テスト電圧VTは、テスト信号の一例である。
切り替え回路98は、複数の垂直選択線27のうち対応する垂直選択線27に出力される行選択信号V-Selと、複数の水平選択線29のうち対応する水平選択線29に出力される列選択信号H-Selとに基づいて、テスト電圧VTの入力可否を切り替える。テスト電圧VTが入力可であれば、テスト電圧VTは駆動用回路40に入力され、テスト電圧VTが入力不可であれば、テスト電圧VTは駆動用回路40に入力されない。
対応する垂直選択線27に出力される行選択信号V-Selと、対応する水平選択線29に出力される列選択信号H-Selとを利用することによって、複数の画素駆動回路121のうち任意の一又は複数の画素駆動回路121を選択することができる。
例えば、任意の一の画素駆動回路121の駆動用回路40のみにテスト電圧VTを入力でき、残りの画素駆動回路121の駆動用回路40にはテスト電圧VTが入力されないように設定できる。ただし、図10のように、水平シフトレジスタが複数に分かれている場合には、水平シフトレジスタ毎に別のテスト入力選択パルスT-Selが与えられる。それによって、1チップ中で1つの画素だけが選択される。
このように、行選択信号V-Selと列選択信号H-Selとに基づき、テスト電圧VTを駆動用回路40に入力するか否かを切り替えることによって、テスト電圧VTの入力により任意の一又は複数の画素駆動回路121を個別に検査できる。
切り替え回路98は、例えば、テスト電圧VTを駆動用回路40に入力するか否かを切り替えるテストスイッチ91と、テストスイッチ91の切り替え動作を制御するラッチ回路93とを有する。テストスイッチ91は、例えば、トランジスタである。ラッチ回路93は、複数の垂直選択線27のうち対応する垂直選択線27に出力される行選択信号V-Selと、複数の水平選択線29のうち対応する水平選択線29に出力される列選択信号H-Selとに基づいて、テストスイッチ91の切り替え動作を制御する。ラッチ回路93を用いることによって、複数の画素駆動回路121の中から画素駆動回路121を選択又は非選択することが容易になる。
切り替え回路98は、複数の垂直選択線27のうち対応する垂直選択線27に出力される行選択信号V-Selと、複数の水平選択線29のうち対応する水平選択線29に出力される列選択信号H-Selとの論理積を生成する論理積回路94を有する。論理積回路94は、生成した論理積をラッチ回路93に入力する。論理積回路94を用いることによって、複数の画素駆動回路121の中から画素駆動回路121を選択又は非選択することが容易になる。
例えば、切り替え回路98は、入力されるテスト入力選択パルスT-Selに従って、テスト電圧VTを駆動用回路40に入力するか否かを切り替える。例えば、ラッチ回路93は入力される論理積をクロックとし、入力されるテスト入力選択パルスT-SelをラッチするD型フリップフロップである。
図12は、テスト入力選択パルスT-Selを特定の1つの画素駆動回路だけに入力してテスト電圧VTをその特定の一つの画素駆動回路121の駆動用回路40に入力したときの各波形を例示するタイミングチャートである。1フレームに1回だけテスト入力選択パルスT-Selが与えられる。次のフレームでテスト入力選択パルスT-Selがラッチ回路93に与えられなければ、テスト電圧VTの入力はテストスイッチ91のオフによって遮断される。フレームごとに同位相でテスト入力選択パルスT-Selをラッチ回路93に与えれば、連続的にテスト電圧VTを駆動用回路40に入力できる。
したがって、本開示の構成によれば、図6に示す評価系でMTFの劣化やゴーストの有無を検査しなくても(光学系を使わなくても)、読み出し回路113のみで評価(検査)できる。
図13は、図12とは逆に、任意の一の画素駆動回路のみにテスト入力選択パルスT-Selの入力が無く、その一の画素駆動回路に隣接する画素駆動回路を含めた他の画素駆動回路にはテスト入力選択パルスT-Selが入力される設定を示す図である。
図14は、図12の設定で出力線85a,85bから出力される波形の一例を示す図である。図15は、図13の設定で出力線85a,85bから出力される波形の一例を示す図である。図14,15を比較すると、1画素のみにテスト入力が無く他の画素には入力される設定(図13の設定)のほうが、図12の設定に比べて、出力波形の立ち上がりと立ち下りの様子がわかり易いため、波形の誤検出の防止効果が高い。
図16は、テスト入力選択パルスT-Selを生成する生成回路95の構成例を示す。読み出し回路113は、テスト入力選択パルスT-Selをチップ内で発生させる生成回路95を備えてもよい(つまり、読み出し回路113が形成される回路基板86に生成回路95も形成されてもよい)。あるいは、生成回路95は、読み出し回路113の外部(例えば、読み出し回路113を検査する検査装置)に設けられてもよい。
読み出し回路113が生成回路95を備えることにより、読み出し回路113を検査する検査装置からテスト入力選択パルスT-Selを各々の画素駆動回路121に供給することが不要になる。つまり、テスト入力選択パルスT-Selを外部から入力するための入力電極を回路基板86に設けることが不要になるので、回路基板86の小型化、ひいては撮像素子14の小型化が可能となる。
例えば、切り替え回路98は、メモリ回路96に記憶されたテストパターンに基づいて、テスト電圧VTを駆動用回路40に入力するか否かを切り替える。予め記憶されたテストパターンを利用することにより、読み出し回路113の検査の効率が向上する。
生成回路95は、例えば、テストスイッチ91のオンオフタイミング等を規定するテストパターンを記憶するメモリ回路96と、メモリ回路96に記憶されたテストパターンに基づいて、テスト入力選択パルスT-Selを発生させる発生回路97とを有する。
テストパターンは、例えば、行選択信号V-Sel、列選択信号H-Sel及びテスト入力選択パルスT-Sel等の出力タイミング情報が規定される。また、テストパターンは、例えば、バイアス設定信号BSや積分リセット信号RS等の駆動用回路40を動作させる信号の出力タイミング情報が規定される。
発生回路97は、2種類のテスト入力選択パルスT-Selを発生させる。第1のテスト入力選択パルスT-Selは、第1の水平シフトレジスタ23aにより信号が読み出される複数の画素駆動回路121のそれぞれに供給される。第2のテスト入力選択パルスT-Selは、第2の水平シフトレジスタ23bにより信号が読み出される複数の画素駆動回路121のそれぞれに供給される。
図17は、読み出し回路を検査する検査装置が行う検査方法の一例を示すフローチャートであり、出力アンプ84a,84b等の内部アンプの応答速度を検査する方法の一例を示す。図18は、図17に示す方法で出力アンプ84a,84b等の内部アンプの応答速度を検査する時の出力波形の一例を示す図である。図18において、“赤外線センサ出力”とは、第1の出力線85a又は第2の出力線85bにおける出力波形を示す。
行選択信号V-Sel及び列選択信号H-Selにより画素駆動回路121から信号が読み出されるタイミングで、テスト入力選択パルスT-Selがアクティブ(この場合、ハイレベル)な画素駆動回路21の駆動用回路40には、テスト電圧VTが入力される。テスト電圧VTが入力された駆動用回路40の出力レベルは、テスト電圧VTが入力されない他の画素駆動回路121の駆動用回路40の出力レベルと異なる。よって、検査装置は、出力線85に出力される信号の電圧をモニタすることによって、出力アンプ84等の内部アンプの応答速度を精度良く検査できる。
次に、図17の各ステップについて説明する。
ステップS10にて、検査装置は、テストパターンに基づき、複数の画素駆動回路121のうちテスト入力選択パルスT-Selを入力する画素駆動回路121を選択して、テスト入力選択パルスT-Selの出力を開始させる。
ステップS20にて、検査装置は、テスト入力選択パルスT-Selが入力される画素駆動回路121から読み出されて出力アンプ84等から出力される信号を測定する。
ステップS30にて、検査装置は、読み出し線26に読み出されて出力線85に出力される信号の電圧を測定し、その電圧測定値と期待値とを比較する。検査装置は、その電圧測定値と期待値とを比較することで、出力アンプ84の応答速度が不足しているか否かを判定し、その比較結果(その判定結果)をモニタ等に出力する。
検査装置は、電圧測定値と期待値との差が所定の閾値未満であれば、出力アンプ84の応答速度に不足は無く、読み出し回路113は合格と判定する(ステップS40)。一方、検査装置は、電圧測定値と期待値との差が所定の閾値以上であれば、出力アンプ84の応答速度に不足があり、読み出し回路113は不合格と判定する(ステップS50)。
検査装置は、読み出し回路113の合否判定後、テスト入力選択パルスT-Selの出力を停止させる(ステップS60)。
したがって、本実施形態における読み出し回路によれば、その検査の際、任意の画素駆動回路の駆動用回路40だけにテスト信号を入力し、他の画素駆動回路の駆動用回路40にはテスト信号の入力が無いという状態を設定できる。検査装置は、この状態で読み出し回路113を動作させてその出力波形を観測することで、一の画素駆動回路の出力が別の画素駆動回路の出力に重なってMTFの劣化を起こしていないかなどを検査できる。
また、読み出し回路だけを用いて検査できるので、光学系などの調整が要求されず、検査に必要な時間が少なくなる。また、撮像素子の完成が要求されず、赤外線検出器の接続(貼付)前に検査できるので、検査コストの縮小や検査時間の短縮を実現できる。また、赤外線検出器の接続(貼付)前に、読み出し回路を予め検査できるので、良品の読み出し回路だけを用いて撮像素子を製作でき、歩留まり向上が期待できる。
以上、赤外線検出器の読み出し回路及び赤外線検出器の読み出し回路の検査方法を実施形態により説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。他の実施形態の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
マトリクス状に配列される複数の画素駆動回路と、
前記複数の画素駆動回路の行ごとに設けられる複数の垂直選択線と、
前記複数の画素駆動回路の列ごとに設けられる複数の水平選択線と、
前記複数の垂直選択線に順番に行選択信号を出力する垂直選択回路と、
前記複数の水平選択線に順番に列選択信号を出力することによって、前記行選択信号により選択された1行分の画素駆動回路から信号を読み出し線に順次読み出す水平選択回路とを備え、
前記複数の画素駆動回路は、それぞれ、
赤外線検出器の駆動用回路と、
前記複数の垂直選択線のうち対応する垂直選択線に出力される前記行選択信号と、前記複数の水平選択線のうち対応する水平選択線に出力される前記列選択信号とに基づいて、外部から供給されるテスト信号を前記駆動用回路に入力するか否かを切り替える切り替え回路とを有する、赤外検出器の読み出し回路。
(付記2)
前記切り替え回路は、
前記テスト信号を前記駆動用回路に入力するか否かを切り替えるスイッチと、
前記複数の垂直選択線のうち対応する垂直選択線に出力される前記行選択信号と、前記複数の水平選択線のうち対応する水平選択線に出力される前記列選択信号とに基づいて、前記スイッチの切り替え動作を制御するラッチ回路とを有する、付記1に記載の赤外検出器の読み出し回路。
(付記3)
前記切り替え回路は、
前記複数の垂直選択線のうち対応する垂直選択線に出力される前記行選択信号と前記複数の水平選択線のうち対応する水平選択線に出力される前記列選択信号との論理積を前記ラッチ回路に入力する論理積回路を有する、付記2に記載の赤外線検出器の読み出し回路。
(付記4)
前記ラッチ回路は、入力される前記論理積をクロックとし、入力されるテスト入力選択パルスをラッチする、付記3に記載の赤外線検出器の読み出し回路。
(付記5)
前記テスト入力選択パルスを生成する生成回路を備える、付記4に記載の赤外線検出器の読み出し回路。
(付記6)
前記生成回路は、テストパターンを記憶するメモリ回路と、前記メモリ回路に記憶された前記テストパターンに基づいて、前記テスト入力選択パルスを発生させる発生回路とを有する、付記5に記載の赤外線検出器の読み出し回路。
(付記7)
テストパターンを記憶するメモリ回路を備え、
前記切り替え回路は、前記メモリ回路に記憶された前記テストパターンに基づいて、前記テスト信号を前記駆動用回路に入力するか否かを切り替える、付記1から5のいずれか一項に記載の赤外線検出器の読み出し回路。
(付記8)
前記切り替え回路は、入力されるテスト入力選択パルスに従って、前記テスト信号を前記駆動用回路に入力するか否かを切り替える、付記1から3のいずれか一項に記載の赤外線検出器の読み出し回路。
(付記9)
マトリクス状に配列される複数の画素駆動回路と、
前記複数の画素駆動回路の行ごとに設けられる複数の垂直選択線と、
前記複数の画素駆動回路の列ごとに設けられる複数の水平選択線と、
前記複数の垂直選択線に順番に行選択信号を出力する垂直選択回路と、
前記複数の水平選択線に順番に列選択信号を出力することによって、前記行選択信号により選択された1行分の画素駆動回路から信号を読み出し線に順次読み出す水平選択回路とを備え、
前記複数の画素駆動回路は、それぞれ、
赤外線検出器の駆動用回路と、
前記複数の垂直選択線のうち対応する垂直選択線に出力される前記行選択信号と、前記複数の水平選択線のうち対応する水平選択線に出力される前記列選択信号とに基づいて、外部から供給されるテスト信号を前記駆動用回路に入力するか否かを切り替える切り替え回路とを有する、赤外線検出器の読み出し回路を検査する方法であって、
前記複数の画素駆動回路のそれぞれに前記テスト信号を供給する、赤外線検出器の読み出し回路の検査方法。
(付記10)
前記切り替え回路は、
前記テスト信号を前記駆動用回路に入力するか否かを切り替えるスイッチと、
前記複数の垂直選択線のうち対応する垂直選択線に出力される前記行選択信号と、前記複数の水平選択線のうち対応する水平選択線に出力される前記列選択信号とに基づいて、前記スイッチの切り替え動作を制御するラッチ回路とを有する、付記9に記載の赤外検出器の読み出し回路の検査方法。
(付記11)
前記切り替え回路は、
前記複数の垂直選択線のうち対応する垂直選択線に出力される前記行選択信号と前記複数の水平選択線のうち対応する水平選択線に出力される前記列選択信号との論理積を前記ラッチ回路に入力する論理積回路を有する、付記10に記載の赤外線検出器の読み出し回路の検査方法。
(付記12)
前記ラッチ回路は、入力される前記論理積をクロックとし、入力されるテスト入力選択パルスをラッチする、付記11に記載の赤外線検出器の読み出し回路の検査方法。
(付記13)
前記テスト入力選択パルスを生成する生成回路を備える、付記12に記載の赤外線検出器の読み出し回路の検査方法。
(付記14)
前記生成回路は、テストパターンを記憶するメモリ回路と、前記メモリ回路に記憶された前記テストパターンに基づいて、前記テスト入力選択パルスを発生させる発生回路とを有する、付記13に記載の赤外線検出器の読み出し回路の検査方法。
(付記15)
テストパターンを記憶するメモリ回路を備え、
前記切り替え回路は、前記メモリ回路に記憶された前記テストパターンに基づいて、前記テスト信号を前記駆動用回路に入力するか否かを切り替える、付記9から13のいずれか一項に記載の赤外線検出器の読み出し回路の検出方法。
(付記16)
前記切り替え回路は、入力されるテスト入力選択パルスに従って、前記テスト信号を前記駆動用回路に入力するか否かを切り替える、付記9から11のいずれか一項に記載の赤外線検出器の読み出し回路の検査方法。
(付記17)
前記読み出し線に読み出されて出力される信号を測定し、その測定値と期待値との比較結果を出力する、付記9から16のいずれか一項に記載の赤外線検出器の読み出し回路の検出方法。
(付記18)
前記読み出し回路が前記赤外線検出器に接続される前に行われる、付記9から17のいずれか一項に記載の赤外線検出器の読み出し回路の検出方法。
12 センサアレイ
13,113 読み出し回路
14 撮像素子
17 バンプ
24 赤外線検出器
26a,26b 読み出し線
27 垂直選択線
28 垂直バス
29 水平選択線
40 駆動用回路
41 積分容量
42 保持容量
90 キャビティ黒体炉
91 テストスイッチ
92 テスト配線
93 ラッチ回路
94 論理積回路
95 テスト用パルス生成回路
96 メモリ回路
97 テストパターン発生回路
98 切り替え回路
101 赤外線撮像装置

Claims (9)

  1. マトリクス状に配列される複数の画素駆動回路と、
    前記複数の画素駆動回路の行ごとに設けられる複数の垂直選択線と、
    前記複数の画素駆動回路の列ごとに設けられる複数の水平選択線と、
    前記複数の垂直選択線に順番に行選択信号を出力する垂直選択回路と、
    前記複数の水平選択線に順番に列選択信号を出力することによって、前記行選択信号により選択された1行分の画素駆動回路から信号を読み出し線に順次読み出す水平選択回路とを備え、
    前記複数の画素駆動回路は、それぞれ、
    赤外線検出器の駆動用回路と、
    前記複数の垂直選択線のうち対応する垂直選択線に出力される前記行選択信号と、前記複数の水平選択線のうち対応する水平選択線に出力される前記列選択信号とに基づいて、外部から供給されるテスト信号を前記駆動用回路に入力するか否かを切り替える切り替え回路とを有し、
    前記切り替え回路は、
    前記テスト信号を前記駆動用回路に入力するか否かを切り替えるスイッチと、
    前記複数の垂直選択線のうち対応する垂直選択線に出力される前記行選択信号と、前記複数の水平選択線のうち対応する水平選択線に出力される前記列選択信号とに基づいて、前記スイッチの切り替え動作を制御するラッチ回路とを有する、赤外線検出器の読み出し回路。
  2. 前記切り替え回路は、
    前記複数の垂直選択線のうち対応する垂直選択線に出力される前記行選択信号と前記複数の水平選択線のうち対応する水平選択線に出力される前記列選択信号との論理積を前記ラッチ回路に入力する論理積回路を有する、請求項に記載の赤外線検出器の読み出し回路。
  3. 前記ラッチ回路は、入力される前記論理積をクロックとし、入力されるテスト入力選択パルスをラッチする、請求項に記載の赤外線検出器の読み出し回路。
  4. 前記テスト入力選択パルスを生成する生成回路を備える、請求項に記載の赤外線検出器の読み出し回路。
  5. 前記生成回路は、テストパターンを記憶するメモリ回路と、前記メモリ回路に記憶された前記テストパターンに基づいて、前記テスト入力選択パルスを発生させる発生回路とを有する、請求項に記載の赤外線検出器の読み出し回路。
  6. テストパターンを記憶するメモリ回路を備え、
    前記切り替え回路は、前記メモリ回路に記憶された前記テストパターンに基づいて、前記テスト信号を前記駆動用回路に入力するか否かを切り替える、請求項1からのいずれか一項に記載の赤外線検出器の読み出し回路。
  7. 前記切り替え回路は、入力されるテスト入力選択パルスに従って、前記テスト信号を前記駆動用回路に入力するか否かを切り替える、請求項1又は2に記載の赤外線検出器の読み出し回路。
  8. マトリクス状に配列される複数の画素駆動回路と、
    前記複数の画素駆動回路の行ごとに設けられる複数の垂直選択線と、
    前記複数の画素駆動回路の列ごとに設けられる複数の水平選択線と、
    前記複数の垂直選択線に順番に行選択信号を出力する垂直選択回路と、
    前記複数の水平選択線に順番に列選択信号を出力することによって、前記行選択信号により選択された1行分の画素駆動回路から信号を読み出し線に順次読み出す水平選択回路とを備え、
    前記複数の画素駆動回路は、それぞれ、
    赤外線検出器の駆動用回路と、
    前記複数の垂直選択線のうち対応する垂直選択線に出力される前記行選択信号と、前記複数の水平選択線のうち対応する水平選択線に出力される前記列選択信号とに基づいて、外部から供給されるテスト信号を前記駆動用回路に入力するか否かを切り替える切り替え回路とを有し、
    前記切り替え回路は、
    前記テスト信号を前記駆動用回路に入力するか否かを切り替えるスイッチと、
    前記複数の垂直選択線のうち対応する垂直選択線に出力される前記行選択信号と、前記複数の水平選択線のうち対応する水平選択線に出力される前記列選択信号とに基づいて、前記スイッチの切り替え動作を制御するラッチ回路とを有する、赤外線検出器の読み出し回路を検査する方法であって、
    前記複数の画素駆動回路のそれぞれに前記テスト信号を供給する、赤外線検出器の読み出し回路の検査方法。
  9. 前記読み出し線に読み出されて出力される信号を測定し、その測定値と期待値との比較結果を出力する、請求項に記載の赤外線検出器の読み出し回路の検査方法。
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