JP7209855B2 - データ収集装置、データ収集システムおよびデータ収集方法 - Google Patents

データ収集装置、データ収集システムおよびデータ収集方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数の温度センサのそれぞれから温度データを収集するデータ収集装置、データ収集システムおよびデータ収集方法に関する。
特許文献1には、それぞれが制御対象機器を制御する複数のコントローラが、制御対象機器を制御する際に必要な温度データを無線通信により複数の温度センサの中から取得する無線制御システムの発明が開示されている。
特許文献1に記載の無線制御システムでは、各コントローラが制御対象機器の制御に用いる温度データをどの温度センサから取得するかの設定を、設定動作で制御対象機器を動作させたときに各温度センサから得られる温度データのモニタ結果に基づいて行う。
特開2008-42440号公報
特許文献1に記載の発明では、制御対象機器を動作させたときに各温度センサから得られる温度データのモニタ結果に基づいて、同じエリアに設置されている制御対象機器と温度センサとを対応付ける。
空調機と複数の温度センサが同じ空間内に設置された空気調和システムの場合、空調機が空気調和を行う際にどの温度センサから得られる温度データを用いるかは、固定ではなく、変化する場合が考えられる。空気調和を行う際に用いる温度データは、空気調和の対象エリア内に存在する人に近い位置に設置された温度センサから得られた温度データとすることが望ましいと考えられる。しかしながら、通常、人が存在する位置は一定ではないため、人が存在する位置の変化に応じて、各温度センサから得られる温度データの中のどの温度データを用いるかを変更できることが望まれる。
また、近年、様々なデータを活用して各種サービスを提供する事業者が存在する。このような事業者に住宅内に設置された各温度センサが出力する温度データを提供する場合、人が近くに存在する温度センサが出力する温度データと他の温度データとを区別できるようにすることで、データの利用価値が高まる。例えば、空気調和システムを利用する人の行動パターンを分析することが可能となり、ひいては分析結果に基づく遠隔制御を空調機に対して行えるようになる。すなわち、人が存在する位置の周辺の温度などの調整を優先的に行うよう、空調機を制御できるようになる。また、人が近くに存在する温度センサが出力する温度データの有無を確認することで、空気調和の対象エリア内に人が存在するか否かを遠隔地から知ることができる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の温度センサのそれぞれから得られる温度データのうち、人が近くに存在する温度センサから得られる温度データを特定することが可能なデータ収集装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるデータ収集装置は、空調機が空気調和を行う空間内に設置された複数の温度センサのそれぞれから温度データを取得するデータ取得部と、空調機で検出された温度に基づいて空調機の動作状態を検知する状態検知部と、データ取得部が取得した温度データと空調機の動作状態とを解析して、人が発する熱の影響を受ける温度を検出する温度センサである代表センサを特定するデータ解析部と、を備える。データ解析部は、データ取得部が複数の温度センサのそれぞれから繰り返し取得した温度データと、空調機の動作状態とに基づき、空調機が冷房または暖房のオンとオフとを繰り返したときに複数の温度センサがそれぞれ検出した温度の変化パターンを算出し、算出した各変化パターンの中に、付近に人が存在する温度センサが検出する温度の変化パターンを示す基準パターンと一致または類似する変化パターンが存在するかを判定する。
本発明にかかるデータ収集装置は、複数の温度センサのそれぞれから得られる温度データのうち、人が近くに存在する温度センサから得られる温度データを特定することができる、という効果を奏する。
実施の形態1にかかるデータ収集装置を適用して実現されるデータ収集システムの一例を示す図 実施の形態1にかかるデータ収集装置の構成例を示す図 実施の形態1にかかるデータ収集装置が備えるデータ解析部の動作を説明するための図 実施の形態1にかかるデータ収集装置の動作の一例を示すフローチャート 実施の形態2にかかるデータ収集システムの一例を示す図 実施の形態1,2にかかるデータ収集装置を実現するハードウェアの一例を示す図
以下に、本発明の実施の形態にかかるデータ収集装置、データ収集システムおよびデータ収集方法を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかるデータ収集装置を適用して実現されるデータ収集システムの一例を示す図である。
本実施の形態にかかるデータ収集システム200は、データ収集装置1と、空調機2と、複数の温度センサ3とを含んで構成される。図1では温度センサ3を3台としているが、2台または4台以上であってもよい。
データ収集装置1は、空調機2および各温度センサ3と無線または有線で接続され、空調機2および各温度センサ3からデータを収集する。図1に示すように、本実施の形態ではデータ収集装置1と空調機2とが有線で接続され、データ収集装置1と各温度センサ3とが無線で接続される。なお、接続形態は図1に示すものに限定されない。データ収集装置1と空調機2とが無線で接続されてもよいし、データ収集装置1と各温度センサ3とが有線で接続されてもよい。また、データ収集装置1と一部の温度センサ3とが無線で接続され、データ収集装置1と残りの温度センサ3とが有線で接続されてもよい。また、データ収集装置1は部屋5に存在する必要は無く、部屋5の外部に存在する形態であってもよい。
また、データ収集装置1は、インターネットなどの外部ネットワーク9に接続され、外部ネットワーク9を介して他の装置と通信することができる。図1では、データ収集装置1が通信する他の装置の一例として、データ収集装置1が収集したデータを必要とするデータ利用者(図示せず)が有するデータ利用者端末8を記載している。
空調機2は、部屋5の温度がユーザにより設定された温度(以下、設定温度とする)に近づくよう、空気調和を行う。例えば、冷房運転では、空調機2は、部屋5の温度が設定温度よりも高く、かつ部屋5の温度と設定温度との差が第1のしきい値以上の場合、冷房を行い、部屋5の温度が設定温度よりも低く、かつ部屋5の温度と設定温度との差が第2のしきい値以上の場合、冷房を停止する。なお、部屋5は、空調機2が空気調和を行う空間である。また、空調機2は、温度センサ21を備える。温度センサ21は、例えば、空調機2の送風口から部屋5へ送り出される空気の温度を検出する。なお、図1では空調機2を1台としているが、2台以上であっても構わない。
複数の温度センサ3は、それぞれ、周囲の温度を定期的に検出して検出した温度を示す温度データを生成し、生成した温度データをデータ収集装置1へ送信する。温度データには、温度データを生成した温度センサ3の識別情報が含まれる、または、温度データには、温度データを生成した温度センサ3の識別情報が付加されているものとする。各温度センサ3は、データ収集装置1から指示を受けた場合に定期的に温度の検出および温度データの送信を行う動作を開始してもよいし、データ収集装置1との通信が可能な状態の場合に定期的に温度の検出および温度データの送信を行う動作を行うようにしてもよい。なお、各温度センサ3は、空調機2に対しても温度データを送信する。温度センサ3が空調機2へ温度データを送信するタイミングは、データ収集装置1へ温度データを送信するタイミングと同じであってもよいし、異なっていてもよい。
図1に示す構成のデータ収集システム200においては、データ収集装置1が、各温度センサ3から温度データを取得するとともに、空調機2の温度センサ21が検出した温度を示す温度データを空調機2から取得し、取得した各温度データを解析して、付近に人が存在する温度センサ3である代表センサを特定する。代表センサが検出する温度は付近に存在する人が発する熱の影響を受ける。すなわち、代表センサは、人が発する熱の影響を受ける温度を検出する。また、データ収集装置1は、代表センサから取得した温度データをデータ利用者端末8へ送信する、または、代表センサを示す情報と、代表センサを含む複数の温度センサ3のそれぞれから取得した温度データとをデータ利用者端末8へ送信する。
図2は、実施の形態1にかかるデータ収集装置1の構成例を示す図である。図2に示すように、データ収集装置1は、観測部10を構成するデータ取得部11および状態検知部12と、データ管理部13と、データ解析部14と、データ送信部15とを備える。
データ取得部11は、複数の温度センサ3のそれぞれから温度データを取得する。
状態検知部12は、空調機2の動作状態を検知する。具体的には、状態検知部12は、空調機2の温度センサ21から温度データを取得し、取得した温度データ、すなわち、空調機2の温度センサ21が検出した温度に基づいて、空調機2の動作状態を検知する。状態検知部12は、例えば、温度センサ21が検出する温度を周期的に監視し、温度センサ21が検出する温度の一定時間あたりの低下幅が定められたしきい値未満の状態からしきい値以上の状態に変化した場合、空調機2が冷房動作を開始したと判断する。温度の一定時間あたりの低下幅が定められたしきい値未満の状態には、温度が一定の状態および温度が上昇中の状態が含まれる。また、これとは逆に、状態検知部12は、温度センサ21が検出する温度の一定時間あたりの温度の上昇幅が定められたしきい値未満の状態からしきい値以上の状態に変化した場合、空調機2が冷房動作を終了したと判断する。
なお、本実施の形態において、状態検知部12は、空調機2の温度センサ21が検出した温度に基づいて空調機2の動作状態を検知することとしたが、動作状態を検知する方法はこれに限定されない。状態検知部12は、どのような方法で空調機2の動作状態を検知しても構わない。例えば、状態検知部12は、空調機2の動作状態を示す情報を空調機2から取得して動作状態を把握してもよい。
データ管理部13は、データ取得部11が取得した温度データを、温度データを取得した時刻を示す第1の時刻データと対応付けて保持する。データ管理部13は、また、状態検知部12による検知結果、すなわち、空調機2の動作状態を示す動作状態データを、状態検知部12が検知を行った時刻を示す第2の時刻データと対応付けて保持する。なお、データ取得部11が取得した温度データに時刻データが含まれるようにしてもよい。すなわち、各温度センサ3が、温度を検出した時刻を示す時刻データを含む温度データを生成するようにしてもよい。この場合、データ管理部13は、温度データに上記の第1の時刻データを対応付けて保持する必要はない。
データ解析部14は、データ管理部13が保持する温度データ、第1の時刻データ、動作状態データおよび第2の時刻データのそれぞれを解析し、付近に人が存在する温度センサ3である代表センサを特定する。
データ送信部15は、データ解析部14による解析結果、すなわち、特定した代表センサの情報と、データ管理部13が保持するデータの一部または全てとを、外部ネットワーク9を介してデータ利用者端末8へ送信する。
つづいて、データ解析部14が代表センサを特定する動作の詳細について、図3を参照しながら説明する。図3は、実施の形態1にかかるデータ収集装置1が備えるデータ解析部14の動作を説明するための図である。図3では、空調機2が冷房のONとOFFを繰り返した場合に3つの温度センサ3が検出する温度の変化パターンの例を示している。変化パターンをD1~D3とする。
図3に示すように、空調機2が空調を行う部屋5の中に設置された温度センサ3のそれぞれが検出する温度の変化パターンD1~D3は、それぞれ異なる。変化パターンに差異が生じる要因としては、空調機2と各温度センサ3との位置関係、熱源の有無などが考えられる。一般的には、空調機2に近い温度センサ3が検出する温度の時間当たりの変化は、より大きい、すなわち、変化がより急峻になる。また、空調機2が送風を行う方向に位置する温度センサ3が検出する温度の変化は、他の温度センサ3が検出する温度の変化よりも大きくなる。また、直射日光が入り込む窓に近い温度センサ3が検出する温度の変化、人などの熱源に近い温度センサ3が検出する温度の変化は、他の温度センサ3が検出する温度の変化よりも小さくなる。よって、人が近くに存在する温度センサ3が検出する温度の変化パターンは、人が近くに存在しない温度センサ3が検出する温度の変化パターンとは異なる。これは、熱源である人に近い温度センサ3が検出する温度は、人が発する熱すなわち体温の影響を受けるためである。したがって、温度の変化パターンを解析することで、変化パターンに対応する温度センサ3の近くに人が存在するか否かを判別することが可能である。
そのため、本実施の形態にかかるデータ解析部14は、空調機2が冷房をオンオフさせたときの、人が近くに存在する温度センサ3が検出する温度の変化パターンのデータを保持しておき、保持しているデータが示す温度の変化パターンである基準パターンに一致または類似する変化パターンとなる温度を検出する温度センサ3を代表センサとする。基準パターンのデータは、例えば、温度センサ3と同様の温度センサと、空調機2と同様の空調機とを使用し、温度センサの近くに人が存在する状態で空調機による冷房をオンオフさせたときに温度センサが検出する温度の変化パターンを観測し、作成する。基準パターンのデータを作成する際には、人が近くに存在する温度センサと空調機との位置関係を変化させながら、温度センサが検出する温度の変化パターンの観測を複数回にわたって行い、観測した複数の変化パターンの平均を基準パターンとする。
データ解析部14は、予め定められた条件を満たすと、まず、データ管理部13が保持する温度データ、第1の時刻データ、動作状態データおよび第2の時刻データを解析し、各温度センサ3が検出した温度の変化パターンを算出する。上記の予め定められた条件の例は、代表センサを特定する動作を前回行ってから定められた時間が経過した場合である。また、他の例として、代表センサを特定する動作を前回行った後にデータ管理部13に新たに蓄積された温度データの数が、定められた数に達した場合、などが該当する。
データ解析部14は、各温度センサ3が検出した温度の変化パターンを算出すると、次に、算出した変化パターンのそれぞれについて、基準パターンと一致または類似するかを判定する。ここでの判定は、パターンマッチングによって行う。データ解析部14は、例えば、冷房オフの状態から冷房オンの状態に変化した後の、基準パターンにおける温度変化の傾きと、算出した変化パターンにおける温度変化の傾きとを比較し、また、冷房オンの状態から冷房オフの状態に変化した後の、基準パターンにおける温度変化の傾きと、算出した変化パターンにおける温度変化の傾きとを比較し、比較結果から、算出した変化パターンが基準パターンと一致または類似するかを判定する。なお、データ解析部14は、算出した変化パターンと基準パターンとの相関値を求め、相関値が予め定められたしきい値以上の場合に、算出した変化パターンが基準パターンと類似すると判定してもよい。
つづいて、データ収集装置1の全体動作について、図4を用いて説明する。図4は、実施の形態1にかかるデータ収集装置1の動作の一例を示すフローチャートである。
図4のフローチャートが示す動作は、空調機2の冷房がオフ(OFF)の状態から開始される。
データ収集装置1は、まず、各温度センサ、具体的には、各温度センサ3および空調機2の温度センサ21から温度データを取得する(ステップS1)。データ収集装置1は、その後、一定時間が経過後に各温度センサ(各温度センサ3,温度センサ21)から温度データを取得する(ステップS2)。
データ収集装置1は、次に、冷房ONか否か、すなわち、冷房がオンの状態に変化したか否かを確認する(ステップS3)。冷房ONか否かは、状態検知部12が、空調機2の温度センサ21から取得した温度データに基づいて判定する。冷房ONではない場合(ステップS3:No)、データ収集装置1は、ステップS2に戻り動作を続ける。
冷房ONの場合(ステップS3:Yes)、データ収集装置1は、冷房ON状態を記憶する、すなわち、冷房がオフ状態からオン状態に変化したことを記憶する(ステップS4)。このステップS4では、冷房がオフ状態からオン状態に変化したことを示す動作状態データを状態検知部12が生成し、この動作状態データを、上述した第2の時刻データに相当する現在時刻データと対応付けて、データ管理部13が保持する。
データ収集装置1は、その後、一定時間が経過後に各温度センサ(各温度センサ3,温度センサ21)から温度データを取得する(ステップS5)。
データ収集装置1は、次に、冷房OFFか否か、すなわち、冷房がオフの状態に変化したか否かを確認する(ステップS6)。冷房OFFか否かは、状態検知部12が、空調機2の温度センサ21から取得した温度データに基づいて判定する。冷房OFFではない場合(ステップS6:No)、データ収集装置1は、ステップS5に戻り動作を続ける。
冷房OFFの場合(ステップS6:Yes)、データ収集装置1は、冷房OFF状態を記憶する、すなわち、冷房がオン状態からオフ状態に変化したことを記憶する(ステップS7)。このステップS7では、冷房がオン状態からオフ状態に変化したことを示す動作状態データを状態検知部12が生成し、この動作状態データを、上述した第2の時刻データに相当する現在時刻データと対応付けて、データ管理部13が保持する。
データ収集装置1は、その後、一定時間が経過後に各温度センサ(各温度センサ3,温度センサ21)から温度データを取得する(ステップS8)。
データ収集装置1は、次に、冷房ONか否か、すなわち、冷房がオンの状態に変化したか否かを確認する(ステップS9)。このステップS9は上述したステップS3と同様の処理である。冷房ONではない場合(ステップS9:No)、データ収集装置1は、ステップS8に戻り動作を続ける。
冷房ONの場合(ステップS9:Yes)、データ収集装置1は、一定回数観測を実施したか、すなわち、冷房ONおよび冷房OFFの観測回数が予め定められた一定の値に達したかを確認する(ステップS10)。データ収集装置1は、一定回数観測を実施していない場合(ステップS10:No)、ステップS4に戻り動作を続ける。
データ収集装置1は、一定回数観測を実施した場合(ステップS10:Yes)、保持しているデータ、すなわち、上記のステップS1~S10を実行することで得られた温度データ、第1の時刻データ、動作状態データおよび第2の時刻データを解析して、代表の温度センサを特定する(ステップS11)。このステップS11では、データ解析部14が、データ管理部13が保持している各データを使用し、上述した方法で、各温度センサ3が検出した温度の変化パターンを算出し、さらに、算出した各変化パターンの中から基準パターンと一致または類似する変化パターンを探し出し、該当する変化パターンとなる温度を検出した温度センサ3を代表センサ(代表の温度センサ)とする。なお、データ解析部14は、基準パターンと一致または類似する変化パターンが複数存在する場合、それぞれの変化パターンに対応する各温度センサ3を代表センサとする。一方、データ解析部14は、基準パターンと一致または類似する変化パターンが存在しない場合、代表センサが存在しないと判断する。
データ収集装置1は、次に、代表の温度センサ3から取得した温度データを、外部ネットワーク9を介してデータ利用者端末8へ送信する(ステップS12)。ステップS12において、データ収集装置1は、代表の温度センサ3から過去のある時から現在までの間に取得して保持している温度データと温度データに関連するデータとをデータ利用者端末8に向けて送信する。温度データに関連するデータには、上述した第1の時刻データ、代表の温度センサ3の識別情報などが該当する。なお、図4に示すステップS12では、代表の温度センサ3から取得した温度データおよびこれに関連するデータをデータ利用者端末8へ送信することとしたがこれに限定されない。ステップS12において、データ収集装置1は、代表ではない温度センサ3から取得した温度データおよびこれに関連するデータについても、代表の温度センサ3から取得した温度データなどと一緒に送信するようにしてもよい。例えば、データ収集装置1のデータ送信部15は、代表の温度センサ3を含む全ての温度センサ3から取得した温度データと、代表の温度センサ3の情報とをデータ利用者端末8へ送信してもよい。代表の温度センサ3の情報は、データ利用者端末8が代表の温度センサ3を知ることができる情報であればよく、例えば、代表の温度センサ3の識別情報が該当する。また、データ収集装置1は、ステップS12で温度データ等を送信する相手を空調機2としてもよい。この場合、空調機2は、代表の温度センサ3が検出する温度が、設定温度に近づくよう冷房を行い、代表の温度センサ3の近くに存在するユーザの快適性を向上させることができる。
なお、データ収集装置1は、ステップS12を実行した後、ステップS4に戻り動作を続けてもよい。
以上のように、本実施の形態にかかるデータ収集システム200のデータ収集装置1は、複数の温度センサ3のそれぞれから取得した温度データと、空調機2の動作状態を示す動作状態データとに基づいて、各温度センサ3が検出する温度の変化パターンを算出し、算出した変化パターンに基づいて、人の近くに存在する温度センサ3である代表センサを特定する。データ収集装置1によれば、複数の温度センサ3のそれぞれから得られる温度データのうち、人が近くに存在する温度センサである代表センサから得られる温度データを特定することができる。
実施の形態2.
図5は、実施の形態2にかかるデータ収集システムの一例を示す図である。図5において、実施の形態1で説明したデータ収集システム200と同じ構成要素には、データ収集システム200と同一の符号を付している。
実施の形態1にかかるデータ収集システム200は、空調機2および複数の温度センサ3が設置された部屋5の中にデータ収集装置1が設けられ、データ収集装置1は、空調機2および複数の温度センサ3から温度データを直接取得する構成としていた。これに対して、実施の形態2にかかるデータ収集システム200aは、データ収集装置1が、中継装置4および外部ネットワーク9を介して温度データを取得する構成である。データ収集システム200aのデータ収集装置1の構成は、データ収集システム200のデータ収集装置1と同一である。
中継装置4は、空調機2および各温度センサ3と無線または有線で接続され、空調機2および各温度センサ3からデータを受信すると、受信したデータをデータ収集装置1へ転送する。また、中継装置4は、データ収集装置1から空調機2に宛てた信号を受信した場合は空調機2へ転送し、データ収集装置1から温度センサ3に宛てた信号を受信した場合は温度センサ3へ転送する。
このように、データ収集装置1が、外部ネットワーク9を介して、空調機2および温度センサ3が出力するデータを取得する構成のデータ収集システム200aとすることも可能である。なお、図5では、データ収集装置1とデータ利用者端末8とが直接接続された構成としているが、外部ネットワーク9を介して接続された構成でもよい。
実施の形態1,2では、空調機2が冷房を行う場合に代表センサを特定する動作について説明したが、データ収集装置1は、空調機2が暖房を行う場合も同様の方法で代表センサを特定することが可能である。
つづいて、データ収集装置1のハードウェア構成について説明する。図6は、実施の形態1,2にかかるデータ収集装置1を実現するハードウェアの一例を示す図である。データ収集装置1は、例えば、図6に示すプロセッサ101、メモリ102および通信装置103を含んだハードウェアにより実現される。プロセッサ101は、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、DSP(Digital Signal Processor)ともいう)、システムLSI(Large Scale Integration)などである。また、メモリ102は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリー、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable Programmable ROM)などである。
データ収集装置1のデータ取得部11、状態検知部12、データ管理部13、データ解析部14およびデータ送信部15は、プロセッサ101およびメモリ102により実現される。具体的には、データ取得部11、状態検知部12、データ管理部13、データ解析部14およびデータ送信部15として動作するためのプログラムをメモリ102に格納しておき、メモリ102に格納されているプログラムをプロセッサ101が読み出して実行することにより、データ取得部11、状態検知部12、データ管理部13、データ解析部14およびデータ送信部15が実現される。
なお、通信装置103は、データ取得部11が各温度センサ3から温度データを取得する場合、状態検知部12が空調機2の温度センサ21から温度データを取得する場合、データ送信部15が外部ネットワーク9へデータを送信する場合などに利用される。
図6は、汎用のプロセッサ101およびメモリ102と通信装置103とを組み合わせてデータ収集装置1を実現する場合のハードウェア構成の例を示したものであるが、プロセッサ101およびメモリ102に相当する回路を専用の処理回路で実現してもよい。すなわち、データ取得部11、状態検知部12、データ管理部13、データ解析部14およびデータ送信部15を専用の処理回路で実現するようにしてもよい。この場合、専用の処理回路としては、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものが該当する。
また、データ取得部11、状態検知部12、データ管理部13、データ解析部14およびデータ送信部15の一部を専用の処理回路で実現し、残りを図6に示すプロセッサ101およびメモリ102で実現してもよい。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 データ収集装置、2 空調機、3,21 温度センサ、4 中継装置、5 部屋、8 データ利用者端末、9 外部ネットワーク、10 観測部、11 データ取得部、12 状態検知部、13 データ管理部、14 データ解析部、15 データ送信部、200,200a データ収集システム。

Claims (7)

  1. 空調機が空気調和を行う空間内に設置された複数の温度センサのそれぞれから温度データを取得するデータ取得部と、
    前記空調機で検出された温度に基づいて前記空調機の動作状態を検知する状態検知部と、
    前記データ取得部が取得した温度データと前記空調機の動作状態とを解析して、人が発する熱の影響を受ける温度を検出する温度センサである代表センサを特定するデータ解析部と、
    を備え
    前記データ解析部は、前記データ取得部が複数の前記温度センサのそれぞれから繰り返し取得した温度データと、前記空調機の動作状態とに基づき、前記空調機が冷房または暖房のオンとオフとを繰り返したときに複数の前記温度センサがそれぞれ検出した温度の変化パターンを算出し、算出した各変化パターンの中に、付近に人が存在する温度センサが検出する温度の変化パターンを示す基準パターンと一致または類似する変化パターンが存在するかを判定する、
    データ収集装置。
  2. 前記データ取得部が前記代表センサから取得した温度データを外部ネットワークへ送信するデータ送信部、
    を備える請求項1に記載のデータ収集装置。
  3. 前記データ取得部が取得した温度データと、前記代表センサの情報とを外部ネットワークへ送信するデータ送信部、
    を備える請求項1に記載のデータ収集装置。
  4. 前記状態検知部は、前記空調機が備える温度センサで検出された温度の一定時間当たりの変動量に基づいて、前記空調機の動作状態を判定する、
    請求項1からのいずれか一つに記載のデータ収集装置。
  5. 空調機と、
    前記空調機が空気調和を行う空間内に設置された複数の温度センサと、
    複数の前記温度センサのそれぞれから温度データを収集するデータ収集装置と、
    を備え、
    前記データ収集装置は、
    複数の前記温度センサのそれぞれから温度データを取得するデータ取得部と、
    前記空調機で検出された温度に基づいて前記空調機の動作状態を検知する状態検知部と、
    前記データ取得部が取得した温度データと前記空調機の動作状態とを解析して、人が発する熱の影響を受ける温度を検出する温度センサである代表センサを特定するデータ解析部と、
    を備え
    前記データ解析部は、前記データ取得部が複数の前記温度センサのそれぞれから繰り返し取得した温度データと、前記空調機の動作状態とに基づき、前記空調機が冷房または暖房のオンとオフとを繰り返したときに複数の前記温度センサがそれぞれ検出した温度の変化パターンを算出し、算出した各変化パターンの中に、付近に人が存在する温度センサが検出する温度の変化パターンを示す基準パターンと一致または類似する変化パターンが存在するかを判定する、
    データ収集システム。
  6. 前記データ取得部は、ネットワークを介して前記温度データを取得する、
    請求項に記載のデータ収集システム。
  7. 空調機が空気調和を行う空間内に設置された複数の温度センサからデータ収集装置がデータを収集するデータ収集方法であって、
    複数の前記温度センサのそれぞれから温度データを取得する第1ステップと、
    前記空調機で検出された温度のデータを取得する第2ステップと、
    前記空調機で検出された温度に基づいて前記空調機の動作状態を検知する第3ステップと、
    複数の前記温度センサのそれぞれから取得した温度データと前記空調機の動作状態とを解析して、人が発する熱の影響を受ける温度を検出する温度センサである代表センサを特定する第4ステップと、
    を含み、
    前記第4ステップでは、前記第1ステップで複数の前記温度センサのそれぞれから繰り返し取得した温度データと、前記空調機の動作状態とに基づき、前記空調機が冷房または暖房のオンとオフとを繰り返したときに複数の前記温度センサがそれぞれ検出した温度の変化パターンを算出し、算出した各変化パターンの中に、付近に人が存在する温度センサが検出する温度の変化パターンを示す基準パターンと一致または類似する変化パターンが存在するかを判定する、
    データ収集方法。
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