JP7284111B2 - 計測システム、診断システム、および検知スイッチ - Google Patents
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Description
本発明の第2の態様によると、診断システムは、診断対象物の近傍に配置された第1の態様の計測システムと、前記計測システムから送信される信号を受信し、前記信号に基づいて前記診断対象物の状態を診断する受信システムと、を備える。
本発明の第3の態様によると、検知スイッチは、音、振動、または変位に応じて電気信号を生成する振動検知部と、前記振動検知部が生成する前記電気信号の出力が、所定値より大きいか、または所定値以下であるかを検知する検知部と、を備える。
以下、図1および図2を参照して第1実施形態の計測システム1について説明する。
図1は、第1実施形態の計測システム1の概略構成を示す図である。計測システム1は、音または振動により発電する振動発電部2と、電源10の電力消費量を制御する電源制御部4と、環境状態量S1を検出する検出部6と、検出部6で検出した環境状態量に関する情報を送信する送信部7、等を備えている。
電源10は、外部から電力の供給を受けず、自己の内部に蓄積されたエネルギーを電気エネルギーとして供給する、電池等の電源である。
電源制御部4は、振動発電部2が発電する電力に基づいて、電源10から検出部6、送信部7、および信号処理部5aへの電力供給を制御し、すなわち、電源10の電力消費量を制御する。
計測システム1はさらに、振動発電部2の出力電圧V0が入力され、電源制御部4に第1制御信号V1を出力する自己保持回路3を備えている。
なお、信号処理は、アナログの第1信号S1をデジタルの第2信号S2にA/D変換する処理も含むものであり、従って、第2信号S2は、第1信号S1を単にA/D変換した信号であっても良い。
なお、電源制御部4が電源10から出力端子OUTへの電力の供給を遮断する際の第1制御信号V1のしきい電圧は、電源制御部4が電源10から出力端子OUTへの電力の供給を開始する際の第1制御信号V1のしきい電圧よりも、低く設定されていても良い。すなわち、電源制御部4による電力の供給および遮断の制御は、第1制御信号V1の値に対して、ヒステリシスを有していても良い。
第1実施形態の計測システム1は、環境状態量である音を検出部6が検出し、その音に関する情報を外部に送信する計測システムである。従って、計測システム1が設置されている環境に計測すべき音が存在しなければ、計測システム1は稼働する必要はなく、省電力の待機状態を維持すればよい。そして、計測システム1が設置されている環境に計測すべき音が発生した場合に、計測システム1は待機状態から稼働状態に切り替われば良い。
入出力部T2は、さらに電源制御部4の制御端子CNTにも接続されており、入出力部T2の電圧は、上述の第1制御信号V1として、電源制御部4の制御端子CNTに入力される。
なお、自己保持回路3においては、出力電圧V0が第2電圧を超えた場合には、第1制御信号V1の電圧が上述の第1電圧より高い電圧となるように、抵抗R2、R3、R4の抵抗値をそれぞれ設定している。
この状態で、振動発電部2の出力電圧V0が第2電圧を下回っても、既に導通しているpnpトランジスタQ1およびnpnトランジスタQ2の導通状態は維持されるので、入出力部T2は第1電圧よりも高い電圧に維持される。
一方、振動発電部2の出力電圧V0が一度でも第2電圧を超えると、その後も第1制御信号V1として第1電圧より高い電圧を出力し続け、計測システム1は稼働状態を維持する。
また、自己保持回路3の構成は、上記の構成に限られるものではなく、他の構成の公知のラッチ回路を用いても良い。また、フォトダイオードを含む自己保持回路であっても良い。
すなわち、1つの集積回路において、所定の部分が電源制御部4を構成し、他の部分が信号処理部5aを構成するものであっても良い。
なお、所定の間隔で計測システム1を稼働状態とする必要がない場合には、タイマー部16を設けなくても良い。
図2は、第2実施形態の計測システム1aを示す図である。第2実施形態の計測システム1aは、多くの構成が上述の第1実施形態の計測システム1と共通する。従って、以下では共通する構成には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
第2実施形態の計測システム1aにおいては、第1電源制御部4a、第2電源制御部8、第3電源制御部9、および制御信号生成部5bが、第1実施形態の計測システム1における電源制御部4に相当する電源制御部40を構成するともいえる。
信号処理部5aは、第1電源制御部4aから電力の供給を受け稼働状態になると、上述の第1実施形態の計測システム1と同様に、検出部6から出力された第1信号S1を信号処理する。
また、上述の第2期間が終了すると、制御信号生成部5bから第3電源制御部9への第4制御信号V4の出力が終了する。これにより、第3電源制御部9は、送信部7への電源10から供給する電力の量を削減し、あるいは電力の供給を遮断する。
図3は、第3実施形態の計測システム1bを示す図である。第3実施形態の計測システム1bは、多くの構成が上述の第2実施形態の計測システム1aと共通する。従って、以下では共通する構成には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
第3実施形態の計測システム1bにおいては、電源制御部40aは、第1制御信号V1に基づいて、電源10から検出部6、送信部7および信号処理部5aへの電力供給を個別に制御することができる。
例えば、第2電源制御部8および第3電源制御部9の少なくとも一方を使用せず、制御信号生成部5cが、検出部6および送信部7の少なくとも一方への電力の供給を、直接的に制御しても良い。このために、例えば、図3に示した第3実施形態の計測システム1bから第2電源制御部8を除き、制御信号生成部5cの端子P1から出力され第3制御信号V3を、直接、検出部6の検出回路13のVCC端子に入力しても良い。同じく、計測システム1bから第3電源制御部9を除き、制御信号生成部5cの端子P2から出力され第4制御信号V4を、直接、送信部7の通信回路14のVCC端子に入力しても良い。
この場合、電源制御部4、40、40aは、第1制御信号V1が第1電圧以下では、電源10から検出部6、送信部7および信号処理部5aに供給する電力量を、第1制御信号V1が第1電圧を超えている場合の電力量の、例えば1/10以下に削減する。これにより、待機状態における計測システム1、1a、1bの消費電力を一層削減することができる。なお、第1制御信号V1が第1電圧以下の場合の電力量を、さらに1/1000以下に削減しても良い。
振動発電部2として、ピエゾ等の変位(変形)により起電力を発生する変位発電素子を有する発電部を用いることもできる。
図4は、一例として、シート状のピエゾ素子からなる変位発電素子11bを備えた変形例の振動発電部2aを示している。変位発電素子11bの一端は、固定部71により固定され、変位発電素子11bの他端の近傍には、押圧部72が形成されている。押圧部72には、一例として計測システム1の計測対象物73の一部である突起部74が当接している。
変形例の振動発電部2aも、上述の振動発電部2と同様に、待機状態において電源10の電力を消費しない。
上述の第1から第3実施形態の計測システム1、1a、1bは、いずれも自己保持回路3を備えるものとしたが、計測システム1、1a、1bは、必ずしも自己保持回路3を備えなくても良い。
自己保持回路3を備えない場合、振動発電部2から出力される出力電圧V0が、第1制御信号として電源制御部4または第1電源制御部4aに入力される。
また、電力の供給を受けると第1電圧より高い電圧を一定期間出力する電圧出力部は、電源制御部4または第1電源制御部4aに設けても良い。
上述の第1から第3実施形態の計測システム1、1a、1bにおいては、電源10として、自己の内部に蓄積されたエネルギーを電気エネルギーとして供給する電源を使用するものとしたが、電源10として環境発電素子を含む電源を使用することもできる。
蓄電部C3は、コンデンサであっても良く、充電池(2次電池)であっても良い。
さらに、蓄電部C3と並列して電池(1次電池)が設けられていても良い。なお、上述の例のように、電源10が環境発電素子11aを備えている場合には、1次電池は設けられていなくても良い。
上述の第1から第3実施形態の計測システム1、1a、1bにおいては、送信部7は無線通信より外部に情報を送信するものとしたが、送信部7は、有線通信により情報を送信するものであっても良い。
上述の第1から第3実施形態の計測システム1、1a、1bにおいては、検出部6は環境状態量として音を検出するものとしたが、検出部6が検出する環境状態量は音に限られるものではない。
例えば、検出部6は、環境状態量として、振動、光量、計測システム1、1a、1bに加わる重力加速度を含む加速度等を検出するものであっても良い。また、計測システム1、1a、1bの周囲の状況を画像情報として検出するものであっても良い。
図6を参照して、第1から第3実施形態の計測システムの変形例5について説明する。変形例5の計測システムでは、振動発電部2の近傍に振動発生部20が設けられている点が、上述の第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態、および各変形例の計測システム1、1a、1bとは異なる。しかし、それ以外については、上述の第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態、および各変形例の計測システム1、1a、1bと共通する。
従って、図6においては、計測システム全体の図示は省略し、振動発電部2と振動発生部20とを示している。
振動発生部20は、ケース21、キャップ22、およびガイド23等からなる筐体を有し、筐体内に振動発電部2と、温度変化により形状が変動し音または振動を発生する部材の一例としての円板形状のバイメタル(バイメタルディスク)24を有している。バイメタル24は、キャップ22とガイド23とが形成する空洞内に設置されている。
その後、振動発生部20の周囲の温度が低下すると、バイメタル24の形状は図6(a)に示したように上に凸に反った状態に戻る。しかし、この場合には、バネ部材26に設けられているハンマー27は上方に移動し、振動発電部2を叩くことはなく、振動発電部2が発電を行うこともない。
変形例5においては、図1から図3に示した計測システム1、1a、1bの検出部6が備えるセンサ12を、温度を検出する温度センサとしても良い。
図7を参照して、第1実施形態および第2実施形態の計測システムの変形例6について説明する。変形例6の大部分は、上述の変形例5の構成と共通する。従って、以下では、特に変形例5との相違点について説明し、共通する構成については適宜説明を省略する。
その後、バネ部材26に設けられたハンマー27は、バネ部材26の復元力により振動発電部2から離れ、振動発電部2から離れた位置で静止する。
なお、変形例6においても、バイメタル24の上下を上記の例とは反転して配置することにより、温度が低下するとハンマー27が振動発電部2を叩き、振動発電部2が発電を行う構成としても良い。
図8を参照して、第1実施形態および第2実施形態の計測システムの変形例7について説明する。変形例7の構成の大部分は、上述の変形例5および変形例6の構成と共通する。従って、以下では、特に変形例5、変形例6との相違点について説明し、共通する構成については適宜説明を省略する。
振動発生部20bの周囲の温度が所定の温度以上に上昇すると、バイメタル24は、上に凸となる形状に急減に変形する。その結果、作動ピン25はバイメタル24により上方に急激に移動させられ、作動ピン25が振動発電部2を叩く。これにより生じる振動または音により、振動発電部2が発電する。
一方、変形例5および変形例6の構成は、振動発生部20、20aの向きを重力方向に関係なく配置できるという効果がある。
図9を参照して、第1から第3実施形態の計測システムの変形例8について説明する。変形例8の計測システムの構成は、多くの部分が、上述の変形例7の計測システムの構成と共通する。以下では、特に変形例7との相違点について説明し、共通する構成については適宜説明を省略する。
振動発生部20cは、変形例7の振動発生部20bと同様に、ケース21、キャップ22、およびガイド41等からなる筐体を有し、筐体内に振動発電部2と、圧力隔壁42とを有している。
この変形により、作動ピン25が上方に押し上げられて振動発電部2に衝突し、振動発電部2は振動する。
一方、大気圧が所定の値より下がると、開放空間45側の気圧が下がり、圧力隔壁42は、元の気密空間44側が凹形状となる形状に変形する。
図10を参照して、第1から第3実施形態の計測システムの変形例9について説明する。変形例8の計測システムの構成は、多くの部分が、上述の変形例7の計測システムの構成と共通する。以下では、特に変形例7との相違点について説明し、共通する構成については適宜説明を省略する。
振動発生部20dは、変形例7の振動発生部20bと同様に、ケース21、およびガイド51等からなる筐体を有し、筐体内に振動発電部2と曲板52とを有している。曲板52の端部は支持部53によりガイド51の内壁に固定されている。曲板52は、一例として作動ピン25側が凹形状である金属板である。
この変形により、作動ピン25が上方に押し上げられて振動発電部2に衝突し、振動発電部2は振動する。
(1)上述の各実施形態および各変形例の計測システム1、1a、1bは、音、振動、または変位により発電する振動発電部2、2aと、振動発電部2、2aが発電する電力(出力電圧V0)に基づいて電源10の電力消費量を制御する電源制御部4、40と、電源制御部4、40により供給される電力で駆動され、環境状態量を検出する検出部6と、電源制御部4、40により供給される電力で駆動され、検出部6で検出した環境状態量に関する情報を送信する送信部7と、を備えている。
この構成においては、計測システム1、1a、1bを待機状態から稼働状態に切り替えるためのイベントセンサとして機能する振動発電部2、2aは、待機状態において電源10からの電力を消費しない。従って、計測システム1、1a、1bの待機状態における消費電力を大幅に削減することができる。これにより、計測システム1、1a、1bの電源10の寿命を延長させ、電源10の交換に関するメンテナンスの頻度を低減することができる。この結果、メンテナンスコストが低減された計測システム1、1a、1bを実現することができる。
この構成においては、制御信号生成部5b等により、電源10から検出部6および送信部7に電力を供給および遮断または削減するタイミングを、より高度に制御することができる。このため、計測システム1aの消費電力を一層削減することができる。
(5)さらに、電源制御部4、40は、第1制御信号V1に基づいて、検出部6、送信部7および信号処理部5aの電力消費量を個別に制御する構成としても良く、これにより、検出部6、送信部7または信号処理部5aのいずれかについては、待機状態において、省電力のいわゆるスリープモードで待機させることができる。
(10)さらに、計測システム1、1a、1bの検出部6は、環境状態量として音を検出する音検出部であり、振動発電部2は環境状態量として検出する音により振動して発電する構成とすることができる。この構成により、計測システム1、1a、1bが検出すべき音に対して、振動発電部2のイベントセンサとしての検出感度を高めることができる。
図11は、一実施形態の診断システム100を示す図である。診断システム100は、一例として、診断対象物として踏切警報機30の作動状態を診断するシステムである。多くの踏切は遠隔地に設置されている。また、多くの踏切においては、診断システムは、踏切または踏切に供給される電力線から比較的低電圧でかつ安定な電力の供給を受けることが難しいという問題がある。そこで、踏切の作動状態を診断するシステムとして、電池等の電源を備え、かつ、電源による限られた電力で、長期間に渡って診断を継続可能なシステムが求められている。
図12において、踏切の遮断機35の遮断桿36に設置されている計測システム1cは、上述の変形例4の計測システムであり、環境状態量として計測システム1cの姿勢を計測して、姿勢に関する情報を送信する。
列車がさらに接近すると、遮断桿36が回転機構37を中心として回転し、遮断桿36が降ろされて、計測システム1cの姿勢が変化する。図12の遮断桿36は、降ろされて、踏切が遮断されている状態を示している。
計測システム1cからの情報を受信した受信システム70は、計測システム1cから送信された計測システム1cの姿勢に関する情報に基づいて、遮断機35の遮断桿36が適正な角度回転したか否かを診断する。
例えば、防災用のサイレン、防災用のスピーカー、ダムの緊急放水に関する警報機等、各種の社会インフラの装置を診断対象とすることもできる。
また、上述のように、計測システム1、1a~1cは、所定の間隔で、稼働履歴等の情報を受信システム70に送信しても良い。
1つの受信システム70に情報を送信する計測システム1、1a~1cは、1つであっても良い。
(11)一実施形態および変形例の診断システム100は、診断対象物(踏切警報機30、遮断機35)の近傍に配置された、各実施形態および各変形例の計測システム1、1a~1cと、計測システム1、1a~1cから送信される信号を受信し、受信した信号に基づいて診断対象物の状態を診断する受信システム70と、を備えている。
この構成により、計測システム1、1a~1cの待機時の消費電力を抑え、計測システム1、1a~1cの電源10の電力消費を抑え、長期間にわたって安定して稼働する診断システム100を実現することができる。
以下では、検知スイッチの各実施形態および各変形例について、説明する。
後述するように、検知スイッチの各実施形態および各変形例は、既に説明した上述の各実施形態および各変形例の計測システムに含まれている。
そこで、検知スイッチの実施形態および各変形例について説明する前に、これらに共通する検知スイッチの概要について、図13を参照して説明する。
なお、図3に示したように、電源制御部4、すなわち検知部401および出力制御部402は、制御部5に含まれていても良い。同様に、電源制御部4、すなわち検知部401および出力制御部402は、信号処理部5aに含まれていても良い。
また、検知スイッチ90は、必ずしも出力制御部402を有している必要は無く、検知部401が検知した結果を外部に出力するものであっても良い。その場合、検知スイッチ90に含まれない外部の装置(例えば、信号処理部5aや送信部7)が、検知部401が検知した結果に従って電源10から供給される電力量を制御すれば良い。
検知スイッチの実施形態は、既に説明した上述の第1実施形態の計測システム1に含まれているので、以下では、第1実施形態の計測システム1を参照して、検知スイッチの実施形態について説明する。
上述したように、環境に存在する音や振動等が微弱であり、振動発電部2が所定値以上の電力を発電しない場合には、電源制御部4の制御端子CNTには、しきい電圧である第1電圧以下の電圧の第1制御信号V1が入力される。このとき、電源制御部4は出力端子OUTへの電力の供給を遮断する。
さらに、電源制御部4は、検知部401が検知した検知結果に基づいて、電源が供給する電力量を制御する出力制御部402(図13参照)を有している。
図2に示した上述の第2実施形態の計測システム1aのうちの、振動発電部2、自己保持回路3、および第1電源制御部4aに含まれる検知部401(図13参照)も、図1に示した上述の第1実施形態の計測システム1と同様に、第2実施形態の検知スイッチ(2、3、4a)を構成している。その理由は、上述の第1実施形態の検知スイッチ(2、3、4)における理由と同じであるため、説明を省略する。
検知スイッチの各種の変形例は、上述の第1実施形態および第2実施形態の計測システムの変形例5から変形例9までのいずれかに含まれているので、以下では、変形例5から変形例9までを参照して、検知スイッチの各変形例について説明する。
変形例1の検知スイッチは、図1、図2および図6を参照して説明した上述の計測システムの変形例5に含まれている。すなわち、変形例1の検知スイッチは、振動発電部2の近傍に環境状態量としての温度の変化により形状が変動し、音または振動を発生する振動発生部20が設けられている点が、上述の第1実施形態、第2実施形態の検知スイッチ(2、3、4、4a)とは異なる。しかし、それ以外については、上述の第1実施形態、第2実施形態の検知スイッチ(2、3、4、4a)と共通する。
上述したとおり、環境状態量としての温度が上昇または下降(変化)して概ね所定の温度に達すると、振動発生部20を構成するバイメタル24が図6(a)に示した状態から図6(b)に示した状態に変形(反転)する。バイメタル24の反転に伴う衝撃力が、上述したように振動発電部2に伝わり、その際に生じる振動または音により、振動発電部2は発電を行う。そして、上述したように、図1または図2に示した計測システム1、1aの電源制御部4または第1電源制御部4aの中の検知部401(図13参照)は、振動発電部2により発電された電力である電気信号の出力が、所定値より大きいか、または所定値以下であるかを検知する。電気信号の出力が所定値より大きいとの検知結果であれば、この検知結果に基づいて、電源制御部4または第1電源制御部4aに含まれる出力制御部402(図13参照)は、出力端子OUTからの電力の供給を開始する。
従って、変形例1の検知スイッチ(2、3、4、4a、20)は、環境状態量としての温度の変化により形状が変動し音または振動を発生する振動発生部20を備えている。そして、電源制御部4内に、振動発生部20により発生した音または振動により振動発電部2が発電した電力に基づく電気信号の出力が、所定値より大きいか、または所定値以下であるかを検知する検知部401(図13参照)を備えている。さらに、電源制御部4、4a内の出力制御部402(図13参照)は、検知部401が検知した検知結果に基づいて、電源10が供給する電力量を制御する。
変形例2の検知スイッチは、図1、図2および図7を参照して説明した上述の計測システムの変形例6に含まれている。すなわち、変形例2の検知スイッチは、図6に示した振動発生部20が図7に示した振動発生部20aに置き換わった以外は、上述の変形例1の検知スイッチと同様である。なお、振動発生部20aについては既に説明済であるため、説明を省略する。
変形例3の検知スイッチは、図1、図2および図8を参照して説明した上述の計測システムの変形例7に含まれている。すなわち、変形例3の検知スイッチは、図6に示した振動発生部20が図8に示した振動発生部20bに置き換わった以外は、上述の変形例1の検知スイッチと同様である。なお、振動発生部20bについては既に説明済であるため、説明を省略する。
変形例4の検知スイッチは、図1、図2および図9を参照して説明した上述の計測システムの変形例8に含まれている。すなわち、変形例4の検知スイッチは、振動発電部2の近傍に環境状態量としての大気圧等の圧力に応じて音または振動を発生する振動発生部20cが設けられている点が、上述の第1実施形態、第2実施形態の検知スイッチ(2、3、4、4a)とは異なる。しかし、それ以外については、上述の第1実施形態、第2実施形態の検知スイッチ(2、3、4、4a)と共通する。
上述したとおり、環境状態量としての圧力が概ね所定の値より上がると、圧力隔壁42は気密空間44側が凸形状となるように急激に変形する。そして、この変形により振動発電部2は振動し、その振動または振動により発生する音により振動発電部2は発電する。そして、上述したとおり、振動発電部2により発電された電力に基づいて、図1または図2に示した計測システム1、1aの中の電源制御部4または第1電源制御部4aは、出力端子OUTからの電力の供給を開始する。
従って、変形例4の検知スイッチ(2、3、4、4a、20c)は、環境状態量としての圧力の変化により形状が変動し音または振動を発生する振動発生部20cを備えている。そして、電源制御部4、4a内に、振動発生部20cにより発生した音または振動により振動発電部2が発電した電力に基づく電気信号の出力が、所定値より大きいか、または所定値以下であるかを検知する検知部401(図13参照)を備えている。さらに、電源制御部4,4a内の出力制御部402(図13参照)は、検知部401が検知した検知した検知結果に基づいて、電源10が供給する電力量を制御する。
変形例5の検知スイッチは、図1、図2および図10を参照して説明した上述の計測システムの変形例9に含まれている。すなわち、変形例5の検知スイッチは、振動発電部2の近傍に環境状態量としての流量の変化により形状が変動し、音または振動を発生する振動発生部20dが設けられている点が、上述の第1実施形態、第2実施形態の検知スイッチ(2、3、4、4a)とは異なる。しかし、それ以外については、上述の第1実施形態、第2実施形態の検知スイッチ(2、3、4、4a)と共通する。
上述したとおり、環境状態量としての、配管60の内部を流れる流体61の流量が概ね所定の値以上になると、曲板52の形状が作動ピン25側に凸形状となるように急激に変形し、作動ピン25が振動発電部2に衝突する。その際に生じる振動または音により、振動発電部2は発電を行う。
一方、流量が概ね所定の値に達する前は、振動発電部2により発電される電力は微弱なため、電源制御部4または第1電源制御部4aは、出力端子OUTからの電力の供給を遮断している。
第2電源としては、1次電池、2次電池、あるいは2次電池と振動発電素子との組み合わせたものを使用しても良い。
なお、振動発電部2も、音、振動、または変位に応じて電気信号を生成するものであるため、振動検知部の一形態に含まれる。
(12)上述した各実施形態および各変形例の検知スイッチは、音、振動、または変位に応じて電気信号を生成する振動検知部(2)と、振動検知部(2)が生成する電気信号の出力が、所定値より大きいか、または所定値以下であるかを検知する検知部401と、を備えている。
この構成により、状態量である音、振動、または変位が変動しない状態における消費電力を低減した検知スイッチを実現することができる。
Claims (12)
- 音、振動、または変位により発電する振動発電部と、
前記振動発電部が発電する電力に基づいて電源の電力消費量を制御する電源制御部と、
前記電源制御部により供給される電力で駆動され、環境状態量を検出する検出部と、
前記電源制御部により供給される電力で駆動され、前記検出部で検出した前記環境状態量に関する情報を送信する送信部と、
前記環境状態量に応じて音または振動を発生する振動発生部と、
を備え、
前記振動発電部は、振動発生部により発生した音または振動により発電する、計測システム。 - 請求項1に記載の計測システムにおいて、
前記環境状態量は温度、圧力、または流量のいずれか一つ以上であり、
前記振動発生部は、温度、圧力、または流量の変化により形状が変動し、音または振動を発生する部材を含む、計測システム。 - 請求項1または請求項2に記載の計測システムにおいて、
前記電源は環境発電装置を含む、計測システム。 - 請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の計測システムにおいて、
前記電源は、環境発電装置により構成される、計測システム。 - 診断対象物の近傍に配置された、請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載の計測システムと、
前記計測システムから送信される信号を受信し、前記信号に基づいて前記診断対象物の状態を診断する受信システムと、
を備える診断システム。 - 音、振動、または変位に応じて電気信号を生成する振動検知部と、
前記振動検知部が生成する前記電気信号の出力が、所定値より大きいか、または所定値以下であるかを検知する検知部と、
環境状態量の変化に応じて音または振動を発生する振動発生部と、
を備え、
前記検知部は、前記振動発生部により発生した音または振動により前記振動検知部が生成した電気信号の出力が、前記所定値より大きいか、または前記所定値以下であるかを検知する、検知スイッチ。 - 請求項6に記載の検知スイッチにおいて、
前記振動検知部は、音、振動、または変位により発電する振動発電部である、検知スイッチ。 - 請求項6または請求項7に記載の検知スイッチにおいて、
前記検知部が検知した検知結果に基づいて電源が供給する電力量を制御する電源制御部を、さらに備える検知スイッチ。 - 請求項8に記載の検知スイッチにおいて、
前記電源制御部は、前記振動検知部が生成した前記電気信号を前記検知部が検知した検知結果に基づいて、前記電源が供給する電力を出力端子に出力するか、または前記出力端子への出力を遮断するかを制御する、検知スイッチ。 - 請求項6に記載の検知スイッチにおいて、
前記環境状態量は温度であり、前記振動発生部は温度変化により形状が変動し音または振動を発生する、検知スイッチ。 - 請求項6に記載の検知スイッチにおいて、
前記環境状態量は圧力であり、前記振動発生部は圧力変化により形状が変動し音または振動を発生する、検知スイッチ。 - 請求項6に記載の検知スイッチにおいて、
前記環境状態量は流量であり、前記振動発生部は流量変化により形状が変動し音または振動を発生する、検知スイッチ。
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