JPH11258062A - バイメタル式温度センサ - Google Patents

バイメタル式温度センサ

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JPH11258062A
JPH11258062A JP6080798A JP6080798A JPH11258062A JP H11258062 A JPH11258062 A JP H11258062A JP 6080798 A JP6080798 A JP 6080798A JP 6080798 A JP6080798 A JP 6080798A JP H11258062 A JPH11258062 A JP H11258062A
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JP
Japan
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bimetal
cap
spring
temperature sensor
case
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Withdrawn
Application number
JP6080798A
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English (en)
Inventor
Kazunobu Mishima
和宜 三嶋
Tsutomu Kotani
勉 小谷
Manabu Hatakeyama
学 畠山
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はバイメタル式温度センサに関し、バイ
メタルとキャップとの接触を確実にとり熱応答特性を改
善し、バイメタル組み込み工程を簡単かつ容易にして作
業性を改善し、安定した良好なセンサ特性が得られるよ
うにする。 【解決手段】ケースと、キャップと、バイメタル35を
備え、バイメタル35がキャップを介して感熱すること
で反転動作を行い、温度を検出するセンサにおいて、バ
ネ性を有し、バイメタル35を反転動作可能な状態で保
持する金具押えバネ30を備え、バイメタル35は金具
押えバネ30により保持されていて、金具押えバネ30
のバネ力により、常に、キャップ方向(m方向)へ押し
つける力が付与されている。また、金具押えバネ30は
バイメタル35の周辺部を複数カ所で保持するための複
数の爪部33と、バイメタル35を複数カ所でキャップ
方向へ押しつけるための複数のバネ部32を備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給湯器、風呂釜、
ガステーブル等に利用され、各種温度の検出を行うバイ
メタル式温度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】以下、図に基づいて従来例を説明する。 §1:従来例1、2の説明・・・図4参照 図4は従来例1、2の説明図であり、A図は従来例1、
B図は従来例2、C図は従来例1、2の一部拡大図であ
る。以下、図4に基づいて従来例1、2を説明する。
【0003】従来例1、2は従来のバイメタル式温度セ
ンサの例であり、給湯器、風呂釜等の温度を検出するた
めに利用されるものである。図4のA図に示した従来例
1では、ケース1内に、バイメタル5と、前記バイメタ
ルの下側に取り付けられたピン3と、前記ピン3により
駆動される接点部と、固定端子6と、可動端子7等を備
えている。
【0004】前記接点部は、前記固定端子6の一端に取
り付けられた接点(固定接点)4と、前記可動端子7に
固着されたバネ9の一端に取り付けられた接点(可動接
点)10とで構成されている。また、前記ケース1の下
側(図の下側)にはカバー8が被せてあり、ケース1の
上側(図の上側)にはキャップ2が被せてある。
【0005】このようにしてキャップ2の内側にバイメ
タル5を配置し、バイメタル5の下側に、該バイメタル
5により駆動されるピン3が設けてある。また、ピン3
の下側に、該ピン3により駆動されるバネ9が設けてあ
り、該バネ9が駆動されることで、接点4と接点10が
開閉駆動(オン/オフ駆動)されるようになっている。
【0006】また、図4のB図に示した従来例2は、固
定端子6と可動端子7の形状、及びカバー8の形状等が
前記従来例1と異なっているが、他の構成は前記従来例
1と実質的に同じである。
【0007】従来例1、2の一部を拡大すると図4のC
図に示した構成となっている。すなわち、従来例1、2
のバイメタル式温度センサは、キャップ2の内側にバイ
メタル5が配置されているが、キャップ2とバイメタル
5は接触しておらず、キャップ2とバイメタル5との間
にはギャップ(空隙)g1、g2が存在している。ま
た、従来例1、2のバイメタル5とピン3との間も接触
しておらず、両者の間には所定長のギャップ(空隙)が
存在している。
【0008】§2:従来例3の説明・・・図5参照 図5は従来例3の説明図であり、A図は正面半断面図、
B図はA図の一部拡大断面図である。以下、図5に基づ
いて従来例3を説明する。従来例3はガスコンロ(或い
はガステーブル)用の温度センサ(天ぷら油過熱防止セ
ンサ)の例であり、バイメタルを使用して温度の検出を
行うバイメタル式温度センサを構成している(特開平8
−297058号公報参照)。
【0009】この温度センサは、下部のポスト部11と
上部のヘッド部12からなる。ポスト部11は、ガスコ
ンロ(或いはガステーブル)に取り付けられ、通常、バ
ーナーの中央部に直立するように取り付けられる。ヘッ
ド部12はポスト部11の先端に被さり、バネ13で上
方向へ付勢され、鍋等の調理器具を載せた時、センタ面
がこの調理器具の下面(底面)に押し当てられる。
【0010】ヘッド部12の先端にはキャップ14が被
せられ、このキャップ14の内側にハウジング15が一
体的に形成されている。このキャップ14及びハウジン
グ15は金属等の良熱伝導材より構成されている。そし
て、ハウジング15内にはバイメタル16が収納された
センサ部17が設けてある。
【0011】バイメタル16は皿状であり、温度変化に
より上方へ向かって凸の状態と、下方へ向かって凸の状
態との凹凸反転変形をするものであって、周辺部がハウ
ジング15の底部に形成された凸条18に支持されてい
る。このバイメタル16の中央部にロッド19の上端が
当接し、このロッド19はハウジング15内に嵌合保持
されている案内部材20に案内されて昇降可能となって
いる。そして、ロッド19の下端は弾性板21に当接
し、上方へ付勢されている。
【0012】前記センサ部17は、低温時には可動接点
24が固定接点26と離れてオフとなっており、高温時
には、バイメタル16が凹凸反転し、ロッド19が弾性
板21を押して可動接点24が固定接点26と接してオ
ンになる。この動作により温度の検出を行う。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のも
のにおいては、次のような課題があった。 (1) :従来例1、2のバイメタル式温度センサは風呂釜
や給湯器等に利用されるものであり、バイメタルの反転
動作を利用して接点をオン/オフさせることで温度を検
出している。この場合、キャップ2とバイメタル5との
間にギャップg1、g2が存在している。従って、バイ
メタル5はキャップ2と接触しておらず、両者の間の接
触が確実にとれない。このため、熱応答性が良くない。
【0014】すなわち、バイメタル式温度センサの使用
時にはバイメタル5はキャップ2を介して感熱し、バイ
メタル5が反転した時点で接点をオフにすることで、所
定温度に達したことを検出するが、前記のようにバイメ
タル5がキャップ2に接触していないと、両者の間に空
気層が介在し、熱伝導が悪くなって熱応答性が良くな
い。
【0015】特に、バイメタル5の反転直前では、バイ
メタル5の中央部に徐動変動が起こり、キャップ2と離
れる方向へ変形するので、キャップ2とバイメタル5の
間のギャップが更に大きくなり、その分、キャップ2か
らバイメタル5へ熱伝導が悪くなる。そのため、前記の
ように、従来例1、2のような構成では熱応答性が良く
ない。
【0016】(2) :従来例3では、キャップ14とバイ
メタル16とが直接接触しておらず、バイメタル16が
ハウジング15を介してキャップ14と接触している。
このため、前記従来例1、2と同様な理由により熱応答
性が良くない。すなわち、バイメタル式温度センサの使
用時には、バイメタル16はキャップ14及びハウジン
グ15を介して感熱し、バイメタル16が反転した時点
で所定温度に達したことを検出するが、前記のように、
バイメタル16がキャップ14に直接接触していない
と、両者の間の熱伝導が悪くなり、熱応答性が良くな
い。
【0017】特に、バイメタル16の反転直前ではバイ
メタル16の中央部に徐動変動が起こり、ハウジング1
5の中央部から離れる方向へ変形するので、キャップ1
4とハウジング15との間のギャップは更に大きくな
り、その分、キャップ14からバイメタル16への熱伝
導性が悪くなる。そのため、従来例1、2と同様に熱応
答性が良くない。
【0018】(3) :前記のように、バイメタルがキャッ
プと接触していないために熱応答性が良くないという課
題があり、これを解決するため、従来、バイメタルの中
央部付近を何らかの押し上げ部材(例えば、バネ)によ
り下側からキャップ方向へ押し付けることも考えられて
いた。
【0019】このようにすれば、バイメタルとキャッ
プ、或いはバイメタルとハウジングとを常に接触させ、
熱応答性を改善することが可能になると考えられていた
(実際には実現していない)。しかし、このような構成
の場合、組み立て時にバイメタルの姿勢が不安定となっ
て一定しないため、組み立てが難しくなり実現できな
い。
【0020】すなわち、バイメタルの中央部付近を前記
押し上げ部材により下側からキャップ方向へ押し付けた
場合、バイメタルはキャップ、或いはハウジング方向へ
押し上げられてしまう。この場合、バイメタルは前記押
し上げ部材により中央部付近を支持されているだけであ
り、その周辺部は何も支持されていないため、姿勢が不
安定になる。従って、バイメタルの位置決めも難しくな
り、その結果、バイメタルの組み込み工程が難しくな
る。
【0021】また、このような構成では、仮にバイメタ
ルの組み込みが可能になったとしても、バイメタルの姿
勢が不安定なまま組み込まれているので、バイメタルの
繰り返し反転動作により、バイメタルの位置が移動す
る。そして、バイメタルの移動量が大きくなると、バイ
メタルを載せてあるケース等の上に乗り上げてしまうこ
ともあり、安定した特性が得られない。更に、ピンとの
接触も不安定になり、動作不良の原因ともなることがあ
る。
【0022】本発明はこのような従来の課題を解決し、
バイメタルとキャップとの接触を確実にとり、センサと
しての熱応答特性を改善することを目的とする。また、
バイメタルの組み込み工程を簡単、かつ容易にして作業
性を改善すると共に、センサ使用時における動作不良を
防止し、常に安定した良好なセンサ特性が得られるよう
にすることを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明は前記の目的を達
成するため、次のように構成した。 (1) :少なくとも、ケースと、前記ケースに被せるキャ
ップと、前記ケースに収納され、前記キャップの内側に
配置されたバイメタルを備え、前記バイメタルがキャッ
プを介して感熱することで反転動作を行い、温度の検出
を行うバイメタル式温度センサにおいて、バネ性を有
し、前記バイメタルを反転動作可能な状態で保持する金
具押えバネを備え、前記バイメタルは前記金具押えバネ
により保持されていて、該金具押えバネのバネ力によ
り、常に、前記キャップ方向へ押しつける力が付与され
ている。
【0024】(2) :前記(1) のバイメタル式温度センサ
において、前記金具押えバネは、前記バイメタルの周辺
部を複数カ所で保持するための複数の爪部と、前記バイ
メタルを複数カ所でキャップ方向へ押しつけるための複
数のバネ部を備えている。
【0025】(作用)前記構成に基づく本発明の作用を
説明する。 :部品を組み込んだバイメタル式温度センサを温度検
出に使用した場合、バイメタルはキャップを介して感熱
し、徐々に変形してキャップから離れようとする。この
時、金具押えバネのバネ部が常にバイメタルをキャップ
側へ押しつけるようにバネ力を加えているので、バイメ
タルの反転直前でもバイメタルはキャップと良好な接触
を保っている。従って、キャップからバイメタルへの熱
伝導が常に良好に保たれ、従来例と比べて熱応答性が改
善される。
【0026】:バイメタル式温度センサの組み立て工
程において、バイメタルはその周辺部の複数カ所で金具
押えバネの爪部により保持しているので位置決めが確実
にでき、バイメタルがバネ部により内側から押されてい
ても金具押えバネから飛び出すことはなく、また、セラ
ミックケース等のケース上に乗り上げることもない。従
って、安定した組み立てができる。
【0027】:特に、バイメタル式温度センサを天ぷ
ら油過熱防止センサとして使用したような場合、天ぷら
油の量が少ないと、油の温度が急激に上昇することがあ
り、バイメタル式温度センサの応答速度が遅いと、充分
な過熱防止効果が得られない。従って、バイメタル式温
度センサには熱応答性の速さが要求されているが、本発
明では、バネ部が常にバイメタルをキャップ側へ押しつ
けるようにバネ力を加えているので、バイメタルの反転
直前でも、バイメタルはキャップと充分接触している。
従って、センサの熱応答性が改善され、天ぷら油の量が
少ない場合でも充分な過熱防止効果が得られる。
【0028】:バイメタルは、その周辺部の少なくと
も2か所以上を金具押えバネの爪部により保持している
ので、バイメタル式温度センサを使用している時に、バ
イメタルの繰り返し反転動作により、該バイメタルの位
置が移動することもなく、動作不良も起こらない。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、発明の実施の形態を図面に
基づいて詳細に説明する。以下に説明する例は、本発明
のバイメタル式温度センサを天ぷら油過熱防止センサに
適用した例である。なお、この天ぷら油過熱防止センサ
はガステーブルに取り付けて使用するものである。
【0030】§1:バイメタル式温度センサと金具押え
バネの説明・・・図1参照 図1は、金具押えバネとバイメタルの説明図であり、A
図は金具押えバネを示した図、B図はA図のX−Y線断
面図、C図は金具押えバネとバイメタルの組立図であ
る。以下、図1に基づいて、バイメタル式温度センサと
金具押えバネについて説明する。
【0031】この例では、バイメタル式温度センサは円
筒形の金具ケースの鍔部上にセラミックケースを載せ、
前記セラミックケース上にバイメタルを載せると共に、
該バイメタルの上側から有底円筒形のキャップを被せ、
該キャップを前記金具ケースに固着したものである。な
お、前記バイメタルの平面形状は円形であり、その周辺
部をセラミックケースの一端(金具ケースと反対側)に
設けた段部上に載せてある(詳細は後述する)。
【0032】図1に示したように、バイメタル式温度セ
ンサに組み込まれるバイメタル35は、金具押えバネ3
0に挟んで使用する。以下、この金具押えバネ30とバ
イメタル35について詳細に説明する。金具押えバネ3
0は、バネ性を有する金属板を加工して製作されるもの
であり、平面形状はバイメタル35の形状に合わせて円
形になっている。
【0033】この金具押えバネ30は、バイメタル35
の外周に合わせて環状(リング状)に形成された本体部
(板状体)31と、前記本体部31と一体的に形成した
複数のバネ部(板バネ部)32と、前記本体部31と一
体的に形成した複数の爪部33とで構成されている。
【0034】前記バネ部32は、一端が本体部31と一
体的に形成され、他端部が解放端となっていて、本体部
31に対し所定の角度で曲げられている。このようにバ
ネ部32を曲げるのは、前記バネ部32の解放端側でバ
イメタル35を上方向へ押すバネ力を付与するためであ
る。また、爪部33はバイメタル35の周辺部が金具押
えバネ30から外れないように保持するものであり、本
体部31の周辺部に、該本体部31に対し、バネ部32
の曲げ方向と同じ方向へ曲げて形成する。
【0035】この場合、バネ部32の数と爪部33の数
は2以上ならば任意の数で良いが、この例では3個であ
る。また、バネ部32及び爪部33の形成する位置は、
異なる位置でも良いし、同じ位置でも良いが、その間隔
は等間隔が望ましい。
【0036】金具押えバネ30にバイメタル35を挟む
と、図1のC図のようになる。この場合、皿状のバイメ
タル35を金具押えバネ30のバネ部32及び爪部33
が折り曲げてある方の上側に載せ、バイメタル35の周
辺部を金具押えバネ30の爪部33の中に挿入する。こ
のようにすれば、バイメタル35を金具押えバネ30に
挟んだバイメタル組立体が製作できる。この場合、バイ
メタル35は金具押えバネ30に保持された状態で、図
示矢印m−n方向に移動可能になっている。
【0037】前記のようにしてバイメタルを金具押えバ
ネ30で保持した構成のバイメタル組立体では、バネ部
32のバネ力により、常にバイメタル35を図示矢印m
方向へ押す力が発生する。その場合、バイメタル35は
図示矢印m方向へ押されるが、バイメタル35の周辺部
は爪部33により保持されており、金具押えバネ30か
ら外れることはない。
【0038】また、バイメタルをバイメタル式温度セン
サに組み込んで使用した状態では、バイメタル35が反
転動作を行う。この時、バイメタル35は図示矢印m−
n方向に移動し、それに合わせて金具押えバネ30のバ
ネ部32も図示矢印p−q方向に移動する。しかし、こ
のようにバイメタル35の移動によっても、バイメタル
35は爪部33に保持されているので、金具押えバネ3
0から外れることはない。
【0039】§2:組立状態及び動作状態の説明・・・
図2参照 図2は、組立状態及び動作状態の説明図であり、A図は
組立状態を示した図、B図はバイメタル反転直前の状態
を示した図、C図はバイメタル反転後の状態を示した図
である。以下、図2に基づいて、前記バイメタル組立体
の組立状態及び動作状態を説明する。
【0040】前記バイメタル組立体(図1のC図参照)
は、バイメタル式温度センサに組み込まれるが、この場
合、図2のA図に示したように、セラミックケース37
の一端部に形成した段部43の上に前記バイメタル組立
体を載せ、その上から金具キャップ36を被せる。ま
た、金具ケース内にはバイメタル35の反転動作により
スイッチをオン/オフするためのアクチュエータ41が
前記バイメタル35の内側に配置される。
【0041】この状態で、バイメタル35は金具キャッ
プ36の内側に配置され、金具押えバネ30のバネ部3
2がバイメタル35を内側から図示矢印m方向へ向けて
押し上げる状態となっており、バイメタル35は常に金
具キャップ36に接触する状態となっている。すなわ
ち、金具キャップ36とバイメタル35との間にギャッ
プが存在しない状態にしてバイメタル式温度センサが製
作できる。
【0042】次に、前記のように部品を組み込んだバイ
メタル式温度センサを、例えば、ガステーブルに取り付
けて使用したとすると、金具キャップ36は鍋等の調理
器具の底と接触することで感熱する。この時、バイメタ
ル35は金具キャップ36を介して感熱し、徐々に変形
して金具キャップ36から離れようとする。しかし、バ
ネ部32が常にバイメタル35を金具キャップ36側へ
押しつけるようにバネ力を加えているので、図2のB図
に示したように、バイメタル35の反転直前でも、バイ
メタル35は金具キャップ36と接触している。従っ
て、金具キャップ36からバイメタル35への熱伝導が
常に良好な状態に保たれるから、従来例と比べて熱応答
性が改善される。
【0043】その後、バイメタル35が反転すると、図
2のC図に示したような状態となる。この状態では、バ
イメタル35は反転により図示矢印t方向へ移動し、ア
クチュエータ41を駆動し、スイッチをオフにする。ま
た、バネ部32も図示矢印t方向へ移動する。
【0044】§3:バイメタル式温度センサの説明・・
・図3参照 図3はバイメタル式温度センサの説明図であり、A図は
内部の平面図、B図は内部の側面図(一部のみ図示)で
ある。以下、図3に基づいて、前記バイメタル組立体を
使用したバイメタル式温度センサについて説明する。
【0045】バイメタル式温度センサを組み立てる場
合、前記バイメタル組立体及び他の部品を用意し、次の
ようにして組み立てを行う。先ず、セラミックケース3
7の一端に形成されている段部43上に、前記バイメタ
ル組立体(図1のC図参照)を載せて取り付ける。ま
た、金具ケース38内には、バイメタル35の反転動作
により駆動され、その先端付近にマグネット39を取り
付けたアクチュエータ41と、該アクチュエータ41に
よりオン/オフ駆動されるリードスイッチ40等の部品
を取り付ける。
【0046】そして、金具ケース38の端部をセラミッ
クケース37の鍔部42に押しつけ、金具キャップ36
をバイメタル35側から取り付け、カーリングかしめ加
工により金具ケース38に固着する。このようにしてバ
イメタル式温度センサが製作できる。
【0047】前記のような組み立て工程において、バイ
メタル35は、その周辺部の3か所で金具押えバネ30
の爪部33により保持しているので、バイメタル35が
バネ部32により下側(内側)から押されていても金具
押えバネ30から飛び出すことはなく、また、セラミッ
クケース37の上に乗り上げることもない。従って、安
定した組み立てができる。
【0048】前記のようにして組み立てられたバイメタ
ル式温度センサは、天ぷら油の過熱を防止する目的でガ
ステーブルに取り付けられる。そして、バイメタル式温
度センサがガステーブルに取り付けられて使用された場
合は、ガステーブルに載せた調理器具の底が金具キャッ
プ36と接触する。このため、バイメタル35は、調理
器具の熱を金具キャップ36を介して感熱し、予め決め
た温度になると反転し、アクチュエータ41を図示矢印
w方向へ駆動する。
【0049】この時、アクチュエータ41に取り付けら
れているマグネット39も移動するため、リードスイッ
チ40をオン状態に維持していたマグネット39の磁束
を遮断し、リードスイッチ40をオフにすることで、外
部の回路をオフにし、ガスの供給を停止させる。このよ
うにして天ぷら油の過熱を防止する。
【0050】この場合、特に、天ぷら油の量が少ない
と、油の温度が急激に上昇することがあり、バイメタル
式温度センサの応答速度が遅いと、充分な過熱防止効果
が得られない。従って、バイメタル式温度センサには熱
応答性の速さが要求されているが、前記のように、バネ
部32が常にバイメタル35を金具キャップ36側へ押
しつけるようにバネ力を加えているので、バイメタル3
5の反転直前でも、バイメタル35は金具キャップ36
と充分接触している。従って、熱応答性が改善され、充
分な過熱防止効果が得られる。
【0051】また、バイメタル35は、その周辺部の少
なくとも2か所以上(前記の例では3か所)を金具押え
バネ30の爪部33により保持しているので、バイメタ
ル式温度センサを使用している時に、バイメタル35の
繰り返し反転動作により、該バイメタル35の位置が移
動し、セラミックケース37の上に乗り上げる、という
事態になることも防止でき、動作不良も起こらない。
【0052】§4:その他の説明 (1) :前記の例では、バイメタル式温度センサを天ぷら
油過熱防止センサに適用した例について説明したが、本
発明はこのような例に限らず、風呂釜、給湯器等の温度
検出用、或いは過熱防止用など、他の任意のバイメタル
式温度センサに適用可能である。
【0053】(2) :金具押えバネ30に設けたバネ部3
2、及び爪部33の個数は、3個に限らず、2箇以上
(複数)であれば、任意の数で実施可能である。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば次
のような効果がある。 :部品を組み込んだバイメタル式温度センサを温度検
出に使用した場合、バイメタルはキャップを介して感熱
し、徐々に変形してキャップから離れようとする。この
時、金具押えバネのバネ部が常にバイメタルをキャップ
側へ押しつけるようにバネ力を加えているので、バイメ
タルの反転直前でもバイメタルはキャップと良好な接触
を保っている。従って、キャップからバイメタルへの熱
伝導が常に良好に保たれ、従来例と比べて熱応答性が改
善される。
【0055】:バイメタル式温度センサの組み立て工
程において、バイメタルはその周辺部の複数カ所で金具
押えバネの爪部により保持しているので位置決めが確実
にでき、バイメタルがバネ部により内側から押されてい
ても金具押えバネから飛び出すことはなく、また、セラ
ミックケース等のケース上に乗り上げることもない。従
って、安定した組み立てができる。
【0056】:特に、バイメタル式温度センサを天ぷ
ら油過熱防止センサとして使用したような場合、天ぷら
油の量が少ないと、油の温度が急激に上昇することがあ
り、バイメタル式温度センサの応答速度が遅いと、充分
な過熱防止効果が得られない。従って、バイメタル式温
度センサには熱応答性の速さが要求されているが、本発
明では、バネ部が常にバイメタルをキャップ側へ押しつ
けるようにバネ力を加えているので、バイメタルの反転
直前でも、バイメタルはキャップと充分接触している。
従って、センサの熱応答性が改善され、天ぷら油の量が
少ない場合でも充分な過熱防止効果が得られる。
【0057】:バイメタルは、その周辺部の少なくと
も2か所以上を金具押えバネの爪部により保持している
ので、バイメタル式温度センサを使用している時に、バ
イメタルの繰り返し反転動作により、該バイメタルの位
置が移動することもなく、動作不良も起こらない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における金具押えバネとバ
イメタルの説明図である。
【図2】本発明の実施の形態における組立状態及び動作
状態説明図である。
【図3】本発明の実施の形態におけるバイメタル式温度
センサの説明図である。
【図4】従来例1、2の説明図である。
【図5】従来例3の説明図である。
【符号の説明】
30 金具押えバネ 31 本体部 32 バネ部 33 爪部 35 バイメタル 36 金具キャップ 37 セラミックケース 38 金具ケース 39 マグネット 40 リードスイッチ 41 アクチュエータ 42 鍔部 43 段部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも、ケースと、前記ケースに被せ
    るキャップと、前記ケースに収納され、前記キャップの
    内側に配置されたバイメタルを備え、前記バイメタルが
    キャップを介して感熱することで反転動作を行い、温度
    の検出を行うバイメタル式温度センサにおいて、 バネ性を有し、前記バイメタルを反転動作可能な状態で
    保持する金具押えバネを備え、 前記バイメタルは前記金具押えバネにより保持されてい
    て、該金具押えバネのバネ力により、常に、前記キャッ
    プ方向へ押しつける力が付与されていることを特徴とし
    たバイメタル式温度センサ。
  2. 【請求項2】前記金具押えバネは、前記バイメタルの周
    辺部を複数カ所で保持するための複数の爪部と、前記バ
    イメタルを複数カ所でキャップ方向へ押しつけるための
    複数のバネ部を備えていることを特徴とした請求項1記
    載のバイメタル式温度センサ。
JP6080798A 1998-03-12 1998-03-12 バイメタル式温度センサ Withdrawn JPH11258062A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021112241A1 (ja) * 2019-12-06 2021-06-10 株式会社鷺宮製作所 計測システム、診断システム、および検知スイッチ
JP2021092524A (ja) * 2019-12-06 2021-06-17 株式会社鷺宮製作所 計測システム、診断システム、および検知スイッチ

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